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  2. #11『野坂昭如』研究について
2022-06-09 05:27

#11『野坂昭如』研究について

#11『野坂昭如』研究について

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この番組は、本が好きな人たちが集まり、本から始まる様々な思い、広がりを記録してつないでいく番組です。
大阪でどれだけ砲弾を受けて亡くなられた方々とか、それはロシアもウクライナも双方ともだと思うんですけれども、
それ以上に起こっている危機として、やっぱり飢餓みたいな問題がある中で、
それを、野坂がホタルの墓を通じて描いているということを、自分としては知ってもらいたいなという中で、
今、野坂の作品を読むにあたって重要なのが、飢餓と一緒にありますのが、カニバリズムの問題。
なので、カニバリズム論ということで、食人ということに関してのタグをどう捉えるかということを、今、本問に読み込んでおります。
野坂明之というのは、たくさんあるじゃないですか、タレントとしての皆様、歌手などに、
軽いエッサーとかもすごく面白い。たくさんある中で、野坂明之の特徴とか、
その人はこういうスペースも面白いよ、みたいなのがありますかね。どこから入っていたのでしょうか。
そうですね、野坂といえば、
好奇心旺盛ですよね、たぶん。
そうですね。
何々主義というのもありそうでないですよね。
そうですね、ないですね。
俗っぽいこととそういう何かがあると、その盛り上がりもないですよね。
そうですね。
その辺の曖昧性、その辺の混沌みたいなものが彼の魅力でもあるでしょうし、何よりも、おそらく全て。
野坂はよく評価されますけれども、野坂を積極的に評価する方にとっては、
人から抜けば全て人間というのは、こういう混沌を抱えているよというのを、作品全てにおいて描いているということが、
一番の魅力であるほうし、そういうのをどう思うかということの、
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独称というか、作品に触れずにはそういう入り口が一番いいのかなと思います。
ただちょっと疲労な、わいざつなものが多いのも実際ですけれども。
そこから入ってもいいわけですね。
もちろん、どこから入っても。
そういうのって別に悪いことではないですよね。
研究団者でちょっと新しめな感じがして、先行研究みたいなのも多いんですか、野坂さんは。
ほとんどないです。
世代的にも新しいというのと、あと対象者として、文学者というよりも何だろう、
英字を使って、なんかもうくくるね。
だからこそ新しい人が研究するのが面白そう。
なんか読んでみたらですね、まとまったものを。
いいふうに言っていただくとそういうことでありましょうし、
悪いふうに言うと、今また吉直樹を研究しますかと言われても、
もうあまり研究がというのも、まだ彼は芥川賞だからいいものの、
野坂直樹賞なので、どうしてもエンターテインメントでしかないだろうということで研究され、
やっぱり文学研究の中で言われるのは、研究対象とならないだけの人間であるということも、
また研究されないということはそういうことだ、研究価値がないということだというふうに言われるので、
そこを何とかひっくり返せたらなというのが自分の目標ですね。
なので今一番当たりやすい本文移動みたいなことを中心に彼の研究をしているところです。
すみません、本日ちょっと忘れたんですけれども、論文の抜きずりがこの間届いたので、
野坂の受体旅行についてのお話できればよかったなと思うんですが、
サイニーというサイトに野坂あきゆきってやれば、
3本か4本は今載っているので。
それは読んでもらっていいですか?
すみません、宣伝で申し訳ございません。
ご視聴ありがとうございました。
次回をお楽しみに。大阪ブックラジオ。
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