1. 俺思 | 週刊漫画家と装丁デザイナーのPodcast
  2. #30 リテイクってどうしてる?
2024-02-18 1:05:14

#30 リテイクってどうしてる?

spotify youtube

リテイクが好きな漫画家、マジで0人説。いやほんとに。

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00:00
えー、俺はそうは思わない30回目、お願いします。
お願いしまーす。
このラジオは何かと、俺はそうは思わないと言いがちな2人が日常で気になったことについて
各々の偏見を交えながら、さも正論家のように再定義していくラジオです。
はい。
よろしくお願いします。
お願いします。
はい。
根本です。
あんぼです。
最近、再定義って言葉結構個人的に…
よく聞くわ。
最近の自分のバズワードですね。
自分の赤い…
再定義?
再定義です。
再定義捉え直し。
なるほどね。
キャッチコピーのやりすぎ。
まあ大事なことだ。
そう。
今回30回目、ちょっと珍しくあんぼの家に来て収録しているんですけども。
今日は工芸大っていう、僕とあんぼが、あんぼも一時期通ってた。
1年間ね。
1年間だけね。
通ってて、まあね、ちょっといなくなっちゃったんですけど。
いなくなりました。トロップアウトってやつね。
それの卒典を見てきて、その後、僕の名刺をちょっと噛み通しようかみたいな話とか。
結構いろいろなんかクリエイティブな日だったな。
そうだね。
それ見て、帰ってきて、ここであんぼ家で今収録してるって感じだったんですけど。
どうでしたか?卒典。
後輩たちの。
レベル高い。
バズ、ずっと言ってた。
レベル高え。
工芸大ってこんなかって思った、ちょっと。
すごかったね、やっぱなんかね。
ゴビ大展とか行ったらもっと玉下じゃん、今。
行ったことないけど。
スケールが違うんだろうなって感じするわ。
ブースのとかさ。
枠が決まってないだろうし、もっと。
工芸大で結構こんなに玉下ると思ってなかったの。
すごい工芸大を下に見てるけど。
卒業生だから。
工芸大クオリティこんな高いんだって思って。
デザイン領域っていうのかな?分野?
専攻は良かったね。
大が卒業した漫画学科っていう点ではあんまピンとこなかったけど、
グラフィックデザイン学科とか、
そういうデザイン学科系、デザイン専攻系の展示は面白いものが。
手作家の子たちすごい良かった。
イラストレーションか。
絵がね、すごかったね。
抜群に上手い人が。
今時の学生ってみんな作家性あるんだなと思った。
感性してた。
自己表現の。
こういう絵を描いていくんだなというか。
俺はこういう作家ですっていうのが全部ほとばしってて、
良いなぁと思って。
面白かった。
そう。
良い回でしたね。
そんなお便りが届いております。
ありがとうございます。
ラジオネームしいちきんさん。
しいちきんさん、初めまして。
初めまして。
ありがたい。このラジオね、珍しい。
初投稿も珍しい。
ねもとさま、あんぼさま、初めまして。
初めまして。
この方どっちにもさまつけてるんで。
これが正しい姿です。
03:00
ありがたい。
おたえるの正しい姿です。
ありがとうございます。
いつも通勤の車の中で楽しくラジオを拝聴させていただいております。
車の中ですね。
普段通勤ではApple Musicランキングを流しているのですが、
最近誰の車に乗ってもランキングを流している人が多く、
同じ曲を聴くのに飽き飽きしていました。
曲の順番で、
あ、これランキング流してるなぁと、
なんとなくわかってしまうのが自分の中のあるあるになっています。
そうなんだ。
あるある。
そうなんだ。
車あるあるな。
なるほど。
そんな中、ポッドキャストという自分の中の運転時に聴ける新しいジャンルとして、
大変重宝しております。
さて、話は変わりますが、
C1グランプリ受賞おめでとうございます。
ありがとうございます。
次回のキャッチコピーのグランプリも取れるようにお二人とも頑張ってください。
そこで前回の放送でありました、
次のキャッチコピーのテーマ、
不死が実現した後のキャッチコピーについて、
自分も一つ考えましたので、
お二人に評価していただきたいです。
ほう、考えてみましたこの方。
すごい。
自分が考えたテーマとは、
そうだ、また京都行こう、です。
どうでしょうか、お二人の意見をお聞かせください。
なるほど。
ちちきさん、ありがとうございました。
ありがとうございます。
初の、初というか、初めての。
28、34歳。
ありがとう、同世代かな。
同世代か、同世代の男性ですね。
ありがたいですね。
ありがとうございます。
まあ、キャッチコピー。
うん。
そうだね、この前提として、
大はキャッチコピー、グランプリ選ばれて、
でも僕は何にもファイナリストにもなれなかったんで、
その、まあプロではないと。
プロじゃないですね。
評価する立場ではないけど、
まあ本当個人的にね、感想として言っていいなら、
言うけどって感じで。
はい。
そうだな、やっぱなんかこういうラジオとかにさ、
どうですか?って、
こう、意見を求めてくれる人に、
まあ、なんて言うか。
いいものはいい、好きなものは好き、嫌いなものは嫌い。
というか、っていうなんだろうな、
忖度の部分がね、あると思うんだけど、
まあ個人的に、個人的に、
オマージュはあんま好きじゃないんですよね。
オマージュだもんな、そう、京都行こうのオマージュ。
そうだ、京都。
そうだ、京都に行こうかな?
京都に?
そうだ、京都行こう。
また京都行こうか、そう。
そうだね。
オマージュになってる。
のオマージュ。
として、コピー書いてもらって、
まあ、しいちきんさんの意図としては、
その、思い立つ回数とか、
なんか思い立っていくような場所を、
まあ不死っていうことで、
まあ何度でも思い返せるとかね、
06:00
いいとこにもう一回行ってみよう、
また行こう、また行こう、っていうその、
何回でも、その人生の限られた時間がない中で、
一生行き続けられるから、またあそこ行こうっていうことを、
まあ一体コピーなのかなっていう。
不死が実現した世界っていうことを、
これで表現して、
そうそうそうそう。
まあそれをちょっと文字った感じ。
JRの、そうだ、京都行こうね。
そうだね。
まあ、俺はあんまいいと思わないかな。
いやーそうだね、これ難しいね。
えっとね、チャンピオンの、
チャンピオンの意見をください。
友達70億人できるかなよりはいい。
間違いない。
それよりはいい。
それよりはいいよ。
とりあえずは友達70億人できるかな、
マジ意味わかんないから。
そうだね。
これはね、難しかったですよね。
いや俺もまだ考えてる途中なんですよ、これ。
あのー月末なんで、締め切りが。
ちょっと全力で考えてるんですけど、
そもそも、そうだ、京都行こうって、
JRが出したコピーだと思うんですけど、
京都が身近に感じられるようにとか、
思い立ったらすぐ行ける場所っていうところを、
明確化するための文章だったんだよね、あれって。
なるほどね。
のために作ったと思う。
そういう意図があって。
なんか、そうだっていう時間があったら京都行けるよね、みたいな。
っていう、JRさんの意図みたいなのが、
ちゃんとあってできたコピーなので、
今回の不死のコピーで、
これを果たして使うのか、
どこまで審査員に響くかは分からない。
そこがね。
分からない部分がね、あるけどね。
これ、その前回不死、次のコピーのテーマは不死ですって言って、
その時に、なんか良かったら考えてくださいって言った、
俺らの説明不足ってのもあるけど、
審査員というか、このキャッチコピーの提案してる側の人たちが、
不死の世界っていうことに対してのこのキャッチコピーで、
あなたの思想とか、思考を見てみたいですみたいな説明文というかね、もあって、
で、このコピーを選びましたみたいなの、コピーのテーマを選びましたって書いてあったから、
そこを俺らが説明してなかったからあれだけど、
多分その、そうだ、また京都行こうは、
あの、しーちきんさんの思想ではないかなと。
この死後の世界を、自分のなりに考えて、
その世界、こういう世界だからこういうコピーがあるよね、っていうとこを、
あの、なんだ?キャッチコピー、なんだっけ?キャッチコピー会社じゃなくて。
TCC。
TCC側はそこを求めてるみたいなのかなと思うから、
そこには即してないかもしれない。
でも、そういう個人的な意見を言った上で、
09:04
でもやっぱ大衆を意識することはすごい重要なことだと思ってて、
ここでなんか俺らが、俺が変にこねくりまして、
自分の考えを出したコピーを、
まあ聞いてる人とかに伝えるのと、
今この、もう誰もが知ってるようなコピーを、
オマージュして作ったしーちきんさんのこのコピー。
どっちの方が、その見た人の理解度が高いかって言ったら、
まあしーちきんさんのこの、そうだまた京都に行こうの方が高い可能性は全然ある。
狭口が広いからね、そもそも見てる側ね。
そもそも知ってるから。
じゃあもうこの意味を含んでるんだってもう分かってもらえてるから、
だからそれで言うと、別に悪いコピーじゃないのかなとか思ったり。
分かりやすい点で言ったらそっちの方が伝わるだろうし、
だからオマージュが一概に悪いとも言えないっていうのがあるね。
不死の世界のコピーってむずいっすよね。
2週して結局、2週ぐらいして結構これ、
2週ってなんだね。
深いんですよ。ずっと。ずっと深みまで潜って、
不死ってやっぱ美しくない部分だなみたいなところまで。
最初はやっぱ思うんすけど、何回か回ってそこまで行って、
結局そんな世界で信じられるコピーってなんだろうみたいな考え方になってくと思うんで。
そのね、深みに行くの結構、これ今考えてる人みんな大変な作業だなと思う。
僕も考えてるんですけど今ずっと。
でもとはいえ、もうそもそもの話になるんですけど、
このラジオ聞いてこれ挑戦しようと思ってくれたことがすごい。それは。
なんかずるくない?
すごくない?
いやすごいめちゃくちゃありがたい。
それってすごくない?
いやちょっとでもその、お前のそのなんか。
やることがすごい。
なんか今ちーちきんさんはコピーの感想どうですかって言ってる質問に対して、
なんかいや挑戦してきてくれたことがすごい嬉しいっていうなんか。
王者のセリフすぎる。
違う評価軸変えて、なんか前者に行こうとしてる、
いい人ぶってる感じがちょっと根本大っぽいですね。
あーちょっといい人ぶっちゃう、根本大っぽいね確かに。
そうやって言ったらあんま俺好きじゃないって言ったら俺だけが悪者みたいな。
いや今のこれ聞いてる人どうなんですかね。
今、目の当たり、目の当たりというかもう目の当たりにしたはず今。
完全になんか手のひらを返して前者に立った根本大。
いやでもとはいえ本当に思ってるよ。
心の中だから。
12:01
挑戦するのはすごくないか。
俺は思ってないみたいになるけど、俺は俺も思ってるよ。
俺もそう思ってる。
俺も思ってるけど、Q&Aとして成立してないから。
どうでしょうか、意見を聞かせてくださいって言うもんね。
そう。
意見を言った上で、ありだよそれは。
でも究極どうでしょうか、意見をお聞かせくださいのQ&Aって、
頑張った根が正解なことっていっぱいあるから世の中。
なるほど。
それはある。
まあ。
そういうことか。
別にそれはしちきんさんのことを見下してるとかではなく、
今回がそうとかじゃなくてってことね。
そう、そういうケースってあるから。
Q&Aとして。
なるほど。
なんだお前なんか大人ぶりやがって。
まあまあわかるよ。
そのケースってあるから。
確かにそれはそうだ。
それも正解かも。
でもまあ。
確かに。
これはちょっと考えてるんで、ちゃんと出します僕らも。
ああ、そうだね。
同じ目線でちゃんと出します。
あの、挑戦してるんで今。
なんかあんまり作品を出してないのに、
アドポートっていうの違うじゃん。
それはナンセンスすぎだよ。
全然違うんで出します。
OK。
まあ。
結論は。
最後に一言だけ言うとしたら、
お便りくれてありがとう。
ありがとうございます。
あと車の中で聞いてくれてありがとうございます。
ぜひ、今回5個投稿できるから、
5分の1として投稿してほしいです。
そうだね。
それで一緒に。
C4グランプリを戦いましょう。
一緒に頑張ってるっていうね。
ちょっとやる気出るね、我々も。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
なんかこれで俺のこと悪い人みたいに思わないでほしい。
しーちきんさん。
あんばつじゃねえ。
結構正直に評価をするとか。
ものごと。
思ったことを言うタイプなので。
今日もありましたね。
その。
なんだ。
卒業制作見に行って。
その作成した本人がね。
はい。
展示の横に立って説明してくれるっていう子もいて。
いましたね。
で、その一人の子が。
チラシ?
何あれ。
あのポストカードみたいなね。
配ってたね。
そう配って。
よかったらどうぞ。
まあダイはやっぱ優しいからね。
あ、ありがとうございますって言って。
もらって。
まあもちろん断りましたね。
そうなんだよ。
目の前で断るやんみたいな。
すごいやん。
いらないかもね。
強いやんそれ。
全然無理なんだけどそのムーブ俺。
いやまあもうだってね。
持って帰ってもね。
いや。
これだから。
どっちがいい人かっていうのはちょっと話それるけど。
うんうん。
まあその時に受け取る。
はい。
受け取りました。
まあ確かにその場はいい人と映るかもしれないけど。
家帰ってその子が頑張って作ったそのDM捨てますよね。
捨てる。
間違いなく。
その一生懸命作ったものを家のゴミ箱に捨てるためにもらう人と。
15:04
捨てるためにもらってるわけじゃない。
いやでも結果としてもらったものを捨てるやつとそれが分かってるからその作品とかそのDMポストカードとか無駄にしないためにもらわないという選択肢を取る俺。
いや俺の方が正義じゃないか。
違うな。
でもポストカードを配りたいっていうあの子の欲求を俺は叶えている。
もうその時点で俺の方が好感度高いし正義。
なるほど。
配りたいの時点で終わってるのよ。配りたいもらいましたで終わってて。
そのカード自体がどうなるかは問題じゃないと。
ティッシュ配りの人ってティッシュをどうなろうと知ったことじゃないけど配りたいの一瞬で配ってて。
なるほど。
受け取ってくれた人は全員正義になってます。
でもそうやって資源を。
資源の話?
資源をやっぱ捨ててしまうことに問題があるんじゃないでしょうか。
それはじゃあ吸った人が悪い。そうなってくると思う。
それを生み出してしまった人が悪い。
なるほどな。そうなってくるのか。
皆さんはどう思いますか?
卒典で配られたチラシの話でこんなにバチると思われる。
もらわないでしょ。だっていらないんだから。
そんなにこれ受け取ってくださいって言われたら俺無理よ。
面倒向かってこれよかったらって言われたら。
ごめんカバンないんでって答えました。
カバンないんでってあるじゃん。返し。ずるいよ。
しばもんのがないんだもん。
だってカバンある俺もらわないといけなくなるからさ。
ああそういうこと?
それやられた時点で俺もらうやんってなったもん。
ああそういうことね。
あの時の3人の空気感はそうだったもん。
じゃああなたはもらってくれますよねっていう。
だから俺回避不能だったもん。
それじゃあちょっと俺にも原因があったら。
あの学生さんからチラシをもらうのは無理だ。回避できないから。
ああそういうことね。
これは正解なの。
まあそういうことにしといてあげるよ。
なんか今日バチってますけども。
今日のテーマですね。何ですかね。
リテイクについてです。
修正。
はいリテイクについて。
これは全クリエイター切っても切り離せない内容ですね。
そうだね。
もちろんそうだよね。
リテイク。
まあこれね聞いてる人がどういう職種の方か。
まあちょっと分かりきらない部分があるからあれだけど。
どんな仕事でもやっぱ自分のやり方とかやった上でそれを評価してくれる上司の人だったりクライアントだったりがいるわけで。
いますね。
でそうなったらその評価に対してより良い方向に修正していくっていうのは多分クリエイター関わらずね。
どんな仕事でも人付き合いでもあるだろうし。
リテイクっていうのはリテイクを重ねれば重ねるほど人としての厚みというかは出てくるかなと思いつつ果たして。
18:04
果たしてリテイクを重ねることに意味があるのか。
どういうリテイクを重ねることに意味があるのかみたいな。
っていう話をしたいですね。
ことだよね。
じゃあまあ漫画家とデザイナーのリテイクはやっぱり大きく違う。
違うかな違うね。
違うね本当に。
結構違う部分があって。
そうだななんだろうね一番の差は。
基本的にデザイナーのリテイクってデザインのリテイクもあれば後は見せ方のリテイクがあって。
デザインなり見せ方のリテイクはクライアント、編集者、俺の場合出版社から依頼いただいてそれを作るわけで。
そのクライアントの出版社編集者の方からここはもっと見せたいんですとか。
この文言はもっと目を引くようにしたいですっていう修正リテイクもらってこっちがリテイクでその修正をしていくのが一個。
相手の要望ありきってことね。
あとはその見せ方がちゃんと正しいのかこれを大きくするとか大きく綺麗に見せられてるかデザインの整合性が取れてるか美しいかを見てもらうのが
うちの場合だと上司だったり社長だったり見てもらってそこでもっとここはこうしなさいとか。
見せ方の問題、デザイン性の問題でリテイクするっていう2個が2種類のリテイクがあるかな。
うちの会社の場合、会社によって違うと思うけど。
漫画家のリテイクっていうのはですね。
リテイクってそもそもレイヤーがあるじゃん。
例えばそもそも面白くないみたいな。
企画がそもそも面白くないとか、演出滑ってるねとか、キャラクター変えた方がいいねとか。
セリフの微修正っていうところも結構いろんな段階があるんだけど。
確かに01の修正が大変だもんな漫画家は。
企画自体やめようみたいなのが最悪のリテイクというか。
そこまでいくともう全没だなみたいな感じになるんだけど。
漫画のリテイクでデザイナーさんとか他のクリエイターさん、会社に属してクリエイターさんと一番違うなって話してて思ったのが
決定権が全部自分にあること。
やるかやらないかは。
やるかやらないかもそうだし、編集さんが言ってきた例えばのアイディア。
例えばここでこいつを出すのはどうですかとか。
こいつにこういうこと言わせるのどうですか。
こいつ殺すのどうですかみたいなアイディアを全部すっ飛ばしてもっと面白いの描けばいいみたいな。
21:02
究極ね。
そんなの全部振る虫してそれよりこれがこうだからつまらないんですね。
じゃあこうしますみたいなことを自分でひっくり返せるのが漫画家のリテイクのいいところ。
全部自分の判断でできる。本当は。
でも編集者さん目線だとこのままだと人気取れないよね。
このままだと数字取れないよね。打ち切りコースだよねみたいな。
商業的理由というかね。
これだと分かりにくいよねみたいなところからリテイクって始まるので結局面白くすればいいみたいな。
結局分かりやすくもっと分かりやすく面白くその編集さんが指摘したところを超えていけばとりあえずは成立するんだけど
まずすごい根本の話するとリテイクして面白くなるとあんまり思ってないです。
なるほど。
良くはならないということですか?
リテイクは悪。結構悪。漫画においてはね。
それはなんだろう。でもやっぱさ編集的にはそのリテイクするのはやっぱりより良くしていくためにリテイクするわけじゃん。
でもそうはなってないって大を感じるわけでしょ。
初行の方が面白い。
それはなんでですか。
なんでだろうね。
好みとかじゃなくて。
やっぱね。なんか漫画ってほんと生き物みたいな感じで勢いってリテイクを重ねるたびに失われていくんでどうしてもなんか。
確かに。
1行目にあったその言葉の鋭さとかなんか表情とかネームのきらめきみたいなこうキャラクターが持ってる勢いみたいなのがなぜか失われることって結構あって。
ネーム直しって5回ぐらい超えると消滅するんですよ大体。企画自体。経験上。
もう5回以上超えると消えるな。漫画はね。
なるほどね。
これなんなんだと。
それはなんなんだ。
これはなんなんだと。
なんなんですか。
これ恐ろしいですね。
これだからデザイナーはないね。
めっちゃある。漫画は。
そう。
袋工事になる。
デザインで言うとまあうちの会社とかまあその人によってやり方は違うからあれだけど。
あのうちのパターンというか修正するたびにアルファベットが進んでいくみたいな。
A案からB案C案とでどんどん直していって。
だからすごい多い時だとZ超えて。
Z超える。
ZAだからもう2週目とか。
28個以上ってこと?Z行くってこと?
そう。ZB、ZC、ZDとかになっていくっていうことも。
恐ろしい。
俺はでもまだそこまでね2桁というかZ何まで行ったことはない。
まだマックスね俺Vとかだね。
マックスV案とかまでしか経験したことないけどやっぱ物によってはそういうのがあったりして。
24:03
でもやっぱその中で初行の方が一番良かった。
ともやっぱあんまり。
あんま思わない?
そうだね。やっぱりその結局クライアントありきだから。
クライアントが作りたいものというかを本心でクライアントが作りたいものを形にするのがやっぱデザイナー。
それを探っていく作業だからね。
そうだったりするから。
リテイクはしょうがないんだ。
リテイクしていくことでしていかないと見えないこととか。
もともと例えば先方はこのフォント使ってやってほしいですとかって言ってたとして、そのフォントを使ってデザインしてたとしても。
いやこれこのフォントが使いたいんじゃなくて、このフォントが先方的にはこの感情を一番強く感じるからこれを言ってるだけで。
その伝えたい感情を表現するんだったら絶対もっとこっちの方が正解なんじゃないかっていうのが見えてそれを提案することで
ようやく汲み取れた。
これすごいかもしれない、これすごくいいかもしれませんとかなったり。
クライアントもクライアント側で完全にアウトプットしたい形とかを見え切ってる人っていない?
最初からは見えないよね。
見え切ってたら自分でやればいいし、デザイナーに頼む人も薄れてくるから、自分でそこまで想像できてたら。
だからやっぱ完全に想像できてないものをお互い協力して作っていくわけだから、やっぱり進んでいくことでどんどん解像度が上がっていったり、
これってじゃあつまりこういうことなんじゃないかとか見えてくるものがあるから、やっぱりその相手のリテイク繰り返せば繰り返すほど相手の意図は理解できない。情報増えるから。
だからこっちもより深い提案できたりするから、いいリテイクというかね、的確なリテイクを繰り返してたらよりいいものができていってる。
その正解に近い。自分が好き嫌いとかではなくて、先方が求めてるものを作るっていうのをゴールだとした時に正解に近づいていってるなっていうのはあるね。
だからやっぱりリテイクは必要。
デザイナー相談だろうね。深みにいく作業だもんね。相手の要望の。
だから漫画家は自分が描きたいものをまず初行というか第一行で100%描ききれてると感じるやん。
だって描きたくて描いてるんだもん初行って。
それが最強の鮮度じゃん。
そうなんですよ。
だからそれなかなかこっちのデザイナーの第一行でそれってないからね。デザイナー側としてはバチバチにかっこよく決まったとかはあるけど、
27:04
別にそれがね。
相手からしたことじゃないからな。
っていう話だから。
確かに。
頼まれてというか、相手の意思、意向を形にするのと自分の意思、意向を形にするっていうその初行のスタートがまず違うよね。
確かに。漫画って初行を描いてる時って、まずそもそも作家がすごく描きたくて描いてるのが強いっていうのと、
まず描き上げられてる時点で自分の中で明確な正解だったりするんだよね、実は。
だって正解じゃないと描き上がんないですよ、漫画って。
どんなにつまんないものだとしてもね、他者が見て。
でも描き上がってる時点でそいつの中でめちゃめちゃホットなんですよ、それが。
だけど、まあ分かりにくかったりとかで修正が入っていく過程で、たぶん順度が薄れるんだよ。
一番最初に持ってた初期衝動みたいなのが薄れて、「あれ?何描きたかったんだっけ?」みたいになるケースってある。
それがじゃあ5、6回くらいなの。
あれ?これ何描いてんだ?みたいに匂いがしてくるのが5、6回目。
起きる。本当に起きる。
で、まあそれが起きないケースもあって、
まあ端的に言うと企画の意図っていうかそのコンセプトの部分。
自分が描きたいって思ってる部分が編集者とちゃんと共有されていて、
で、もう直しが分かりにくいからここ直そうぐらいのレベルのとき。
ああ、なるほどね。
レイヤーが結構高い。
一文字削るというか。
ここの言い回し分かりにくいから。
98を98.5、99にするぐらいな。
そのときはうまくいく。
そのリテイクは全然問題ない。
そうだね。
分かりにくいを分かりやすいにするだけの作業だから。
そうだね。リテイクにもそれがあるよな。
段階がね。
01リテイクなのか、1、10リテイクなのか。
98を100にするリテイクなのかみたいな。
そう、リテイクなのがあるよな。
ありますから。
じゃあその01というか大きい部分のリテイクを5回ぐらいかましてきてたらもう。
もうやめた方がいい経験上。
その企画そんな引っ張るもんじゃないよね。
そんなにもその段階で悩むようなことはちょっと力ないなみたいな。
これちょっと友達の話になっちゃうんですけど。
俺とアンボンの知り合いの友達がある雑誌に読み切り会議に出しましたと。
俺もアンボンも書庫を見てたんですよ。
書庫を書きたいことを明確に分かったので面白かったと。
でも結構直しがあったらしくて。
何度か編集屋さんとの直しのやり取りをして、それが9回ぐらいに上ったらしいんだよね。
30:00
リテイクが。
リテイクね。
9回直し入った作品を見せてもらったんだけど。
実はそんなに何が直ってるか分かんなかった。客観的に見て。
その9回直ったやつ俺は見てないんだよね。
あんまり?
分かんなかった。
どこがどう変わったのか分かんないけど、でももしかしたら勢いが失われてるかもしれないぐらいのことを感じたんですよ。
なるほどね。
結果その友達その会議は落ちちゃったんだけど。
これって不幸だよなみたいな。漫画業界においてはめっちゃ不幸なことだよなって。
何が良かったかは結果論でしかないから分かんないけど、もしかしたら初行の方がいったんじゃないか。
まだ可能性あったかもみたいなね。
9回の工程あったら初行出して落ちてもう一回チャレンジするためのリテイク作業入れたんじゃないかとかね。
うん。
ありますし。
そうだなー。
リテイクって言葉はね本当に嫌い?俺嫌いだよ結構。
いや普通に。
結構嫌い。
なんか作り直しは嫌い。
あーそうだね。
やっぱあのー。
0-1が嫌いってこと?
根本から覆されるときあんのよ。
例えばそのデザインやってて、本だと帯があるじゃないですか。で帯に煽り文句があるわけだけど、
もうメインテキスト変わりますとか。
え?もうこの文字数だからこの組で成立してたものが文字数倍になっちゃったらもう無理じゃんこれは。
ってなったら作り直さないといけない。とかってなると、おいおいとは。
これはもうどうしようもない。やっぱ起きちゃうことはしょうがないから、そこは我慢せざるを得ない部分になっちゃうから、
それはなんか作り直しはしんどいなぁと思うよね。せっかくなんかどうしてもあのー、2番先陣なんだよねそれ。
あーなるね。
そう1個目これでバチッときて、この文字数、文字数例えば4文字、漢字が熟語バンバンバン入る。
めっちゃかっこよくできたな。でごめんなさいテキストちょっと修正で文字数倍になりました。
その倍の文字を使って書法のイメージを目指すわけよ。
あー2番先陣になるわ。もうだから薄れるわ。
もう違うじゃん。濁るもん。そうっていうのはある。
前提が覆される系にてきついな。それはクレーンとありきだもんな。
でもそのね、前提というかテキスト外は先方的にはこうした方が必ず売れると思ってやってることだから、そこに文句はないんだけど、
まあ変わってきちゃうよっていう。話変わらんけどね。
伝えないなというか、何かやっぱその漫画家でいうリテイクで鮮度失われるじゃないけど、やっぱそうなってくるよなーっていうのはあるね。
33:03
なんかそれをクライアントとデザイナーもそうだし、漫画家と編集者もそうなんだけど、
それをお互いのリテイクの言語を担保するための言葉が多分コンセプトなんだろうなって最近気づき始めた。
今新霊祭の準備中なんですけど、なんかやっぱり今3話4話とかを書くときに結構ブレるのよ毎回。
打ち合わせ中。結構お互いがってこと?お互いの意見が?
その漫画対自分たちってこと?
そう。漫画と自分たちの距離がブレるときがあって。
やっぱその度にこの漫画ってどういう漫画だっけみたいなコンセプトをしっかりお互いに言語化しながら打ち合わせを重ねるんだけど。
これはこれだからこの方向。コンセプトはこれ。描きたいのはこれだから、今回このやろうとしてることは間違ってるかもしれないとか。
あ、いやこれで合ってるとかっていう指針がね。
これがめちゃめちゃ必要なんだなみたいな。
デザイナーさんってなんか基本的にコンセプトって言葉結構多様すると思うんだけど。
でも社外で会うクライアントさんは使ってこなかったりする。
そうだね。
それを探り合うところから始めるときついんだろうね。
なんかやっぱ同じ文字同じ言葉でも使ってる意味違うことはめちゃくちゃあるからな。
打ち合わせあるあるそれ。
それあるよね。やっぱ会社独自の使い方してる言葉ってあるよ。
そうだね。でもそう考えた漫画家ってちょっと名前優しいな。
例えばだけど、うちの会社だと入稿って言ったらもうデザイン完成して入稿っていう話なんだけど、
例えば先方の入稿、入稿いついつまでです、入稿いつですっていうその入稿が素材入れますとか。
そのレベル。
あっち側の入稿って言うの?
俺らは印刷所に入れる入稿。
あっちはなんかその作家からもらう入稿だったりとかも違ったりするし。
そこもあるね。
そうそう。
あとやっぱコンセプトも細分化できるというかさ、作品のコンセプトだったりそれに対するデザインコンセプトだったりとか。
ありますね。
あるからなかなかその一概にコンセプトはこれですとか言っても。
しかもコンセプトって言葉がそもそも。
概念っぽいしな。
そもそもお互い分かり合ってないことあるよね。
そうそうそう。
どういう意味で使ってますかみたいな。
なんかやっぱ自分で物を作ってると自分なりのコンセプト、自分が思うコンセプトが存在してくるじゃない。
ある、そうだね。
あれ?これ言ってることってコンセプトなのか?相手が言ってるやつはとか。
とかあるな。
コンセプトね。
そう。
でもやっぱりなんかどっちにしろ違う意味だとしてもコンセプトをちゃんと持ってる人とのやり取りの方がやりやすいというかやりやすい結局。
36:10
何を言いたいか分かるから。
そうだね。
この人俺と思ってるコンセプトは違う概念として思ってるけどこの人の相手の中でこれ○○っていうコンセプトがある。
これはだからもう○○っていうだけコンセプトとかそういうテーマとかいろんな言葉じゃなくて思考の基準としてこれがあるっていうのが明確に一個言語化されてるだけでやりやすい。
絶対そうだよな。
なんかなんとなくこういう経営売れたい本作りたいんですっていう方が難しい。
ふわっとしてるからね。
でもやっぱ。
やりたいこと明確に持ってきてくれる人の方がね。
そうなんだけどそうデザイナーとしては多分嬉しいと思うんだけど。
みんながみんなそうじゃないもんな。
でもそのさっきあのコピーの話で言ったけどやっぱ大衆っていうところを意識しないといけない。
やっぱ編集者さんは売らないといけないから。
で大衆を意識した時まあうちはラノベとかコミックス主にやってて。
まあラノベだとやっぱり売れるコンテンツ売れるテーマ売れるジャンルがあるのよ。
でそこってやっぱりタイトルの部分だったり共通言語ね。
なんとか悪役霊嬢とか。
あーそれは絶対必要だよ。
ざまぁとかなんかそういう部分の表現はそのコンセプト動向より同じような見た目化なんだよ。
大衆に乗ってるかってことね。
そうそうこれってだからそのコンセプトとかではなくてもうそのジャンルに即しているかどうかみたいな感じに。
でもやっぱそれ売れるんだよねやっぱ。
やっぱまあ起源としては01でその悪役霊嬢系を流行らせたいくつかの作品があってその人たちはそのちゃんとコンセプトがあった上で悪役霊嬢っていうのを打ち出して作ったんだけど。
そのデカすぎるジャンルを作ってしまったが故にそれがルール化というか。
その市場に乗ってるかどうかが正義になっちゃう。
になっちゃって基準にそれに似たデザインにしてください。
でもやっぱそれが売れるんだよね。手に取る。
その内容をいちいち裏拍子読んでこういう内容なんだ興味あるなーって買う人がみんなじゃない。
なんかパッと手に取ってこれいいかなーとか思って取る人ももちろん多いわけで。
そうか。似たラノベのタイトルと似たような想定がありふれてるのってそれが理由だったんだね。
やっぱだから。
みんなそれがいいというもう先入観というか。
市場がそうだから。
オマージュまでいかないけどそのジャンルのビジュアルがあるんだよねやっぱ。
39:00
なんかそれにその雰囲気で作ってくださいはもちろんあってでもそれに俺らは答えないといけないから。
ある種正解なんだろう。
そうある種正解なんだよな。
だからなかなか絶対的コンセプトが必要かっていうといい作品を作るためには必要なんだけど
売れる作品を作るためにはちょっと違うのかなとか思ったりする。売れるデザインかな。
売れる作品はやっぱコンセプトって絶対重要だと思うけど内容の面白さ的にはね。
でもまず手に取ってもらうデザインにするためにはやっぱり枠組み的ビジュアルというかが必要で。
でもまあなんかまあもちろんそれも正義っていうのはわかってるけどちょっとテンション下がったりする。
まあまあやり手としてはね。
まあでもまあ。
仕事だから。
重要ではなっていう。重要度は理解してるから。
だから手は抜かないんだけど。
センドとかではもう見たよこのデザインってさ多くない?
いや多い。あの客観的に見ると。
多いやん。
まあそこの界隈で購入してる人たちはそれを楽しんで買うんだろうね。
そうなんだよ。4,50代っつってたかな。
もう結構上の方たちが。
あんま新しいこととかやれないんだ。あんまり。
そう。もう打ち立てられた金字塔におこぼれというか。
もうそれに沿ったものを作っていく。
それがティアワンなんだね。
結果売れたりするからね。すごいけど。そうなんですよ。
最近コピーも考えてて。
コピーもだいぶ書き直してとかいろんな書き方しようみたいな。
まあそれこそリテイク作業でね。
自分が書いたコピーをいろんな言い回しに変えたりとかしながら考えてるんですけど。
なんかやっていく最中にいろんな切り口見つけようみたいなことが目的になり始める瞬間があって。
リテイクをやりすぎて。
コピーって切り口を探す作業なんだけどちょっとそれ違うなみたいな。
いやそうだな。
それで本質見失ってるな今みたいなのに気づいた瞬間があって。
それもコンセプトなんだけど。
自分が例えば不死のコピーだったら不死の世界において自分が今何を本当に信じてるかみたいな。
最初に考えたところ。
なんか絶対にぶらさない方がいい言葉出るんだろうなみたいな。
なるほどな。難しいね。
そうなんだよな。で漫画も同じだと思ってて。
なんかいろんなキャラクターの見せ方の切り口とかいっぱいあるしリテイクの方も死ぬほどあるんだけど。
本質見失った瞬間に破綻するというかは本当に起きていて。
そのキャラの存在意義自体というか。
そうそうそう。
なんかでもどうしても役割とかを考えちゃうよね。
そのキャラはこのキャラの魅力とかじゃなくてこのキャラはこういう役だからこうした方がいいとかになっていくとちょっと深みが欠けていったり。
42:07
機能的になりすぎる。
そうだよね。
なんかだんだんこう失われてくるなんかがあるんだよね最近思う。
じゃあでもそれはさリテイクしてるからこそ気づくってことなんじゃない?
いやまあある。リテイクしてるからこそ気づくもあるんだよ本当にこれ。
じゃあリテイクワークじゃないじゃん。
いや漫画においては。
一番は鮮度。
鮮度大事。
優先順位で。
鮮度大事だと思ってるしえっとねまあサイコミっていう漫画アプリでやってるんですけども。
サイコミの編集長だったりサイコミの事業部長だったり石橋さんって人も結構同じ考え。
なのでその考え浸透しちゃった自分にも。
なるほどね。
結構リテイクすればいいってもんじゃないよねみたいな。
価値観でサイコミは作ってる。
ああそういうことか。
じゃあやっぱ勢いとかなんか熱量とか。
でもあるよねその漫画読んでさ。
なんかああ綿密に作り込まれてるなって思う漫画と初期衝動というか。
そう初期衝動をすごい大事にしてる漫画ってある。
なんかすごいこの人これ描きたかったんだなぁを感じる漫画って結構なんかその感じ方は別々というかさ。
なんかなんだろうな俺の感覚だとあのオバタオーバーペアあのデスノートとかの2人が描かれてる漫画は精密だなと思う。
精密緻密だね本当に。
やっぱあれはなんか作者の描きたいとかより売れる漫画とか面白い漫画を作るっていうのに時間をかけてるんだなって感じるけど。
そこに打ち合わせ重ねてそうだよね。
そうそうそうとか思うけど。
最近あの俺が読んで一番というか今面白いなと思ってるあのスーパースターを歌ってるっていう先生の名前ちょっと忘れちゃったけどの漫画は
作者これ描きたいんだなっていう。
初期衝動のまま描いてる。
作者がやっぱ透けて見える感じ。
するのはじゃあもしかしたらリテイクが少ないやつなのかもね。
かもね構数が。
初期衝動がちゃんと残って。
はいはい。
で多分担当編集もそれを理解してる状態だよね。
確かにだからそれを理解した上のリテイクと。
してないリテイクがきつい。
違うもんね。
こうした方が面白いようなリテイクが一番きつい。
そうだな。
それはありますよね。
確かに。
だから書く漫画の種類にもよるんだろうな。
大はやっぱスポコンだったり熱量のある漫画を書く人間じゃん。
そうだね。
だからそれってやっぱ緻密とか精密よりやっぱり勢いとか
45:00
衝動のまま。
衝動を読者に伝えた方が面白い結果、結果面白くなるっていうのが
間違いない。
分かってるその共通認識が編集の方もあるから
リテイクそんな重ねだからっていいわけじゃないよねの思考が
共有できてるんだろうね。
そうだね。
なるほどね。
じゃあやっぱリテイクは。
漫画界に多いだよね。
ああまあそうだね。
リテイクはね。
書く作品によっても違うわけだ。
描く。
そう。
何を伝えたらいいのか。
そんなような気もする。
まあまあそもそもこれじゃ載せられねえよレベルの作品はもう無理なんだけど最初から。
そうだね。
結構そういう作品もいっぱい書いてきたし。
これじゃ載せられねえよのボツは結構食らってるから。
そうだよね。
じゃあその編集の人がさそれを理解してくれているかというかさ。
はい。
そのまあ友達の漫画をよく見る機会が俺も大もあるんだけど。
うん。
やっぱねその感想とか感じ方とか読み方やっぱり大上手いなと思うんですよ。
まだまあ別に俺はその漫画を書いて生活してるわけじゃない食ってるわけじゃないから。
あのまだまあ読者として読む感じが大きいというかって思うんだけど。
やっぱりまあ大は作り手として読むわけで。
読む姿勢が違うじゃん。
うん。
その俺と大とじゃあ多分。
うん確かに。
だからそうなった時に編集の人はこの漫画は何が面白くてどう直していったらいいのかとかを考えて読むわけじゃん。
うんそうだと思う。
その力を養うのって大変だよね。
大変だね。
その力をつける編集の方をさ判断するのって分かんないじゃん。
分かんない。
こっち側はあんまり分かんない。
作家側からはさまあそのやりとりしていくうちにそれがどうかは分かるけどね最初これから2人で頑張りましょうってなる場面では分かんないじゃん。
分かんない。
運だよね。
結果運。
話し合う運もそうなんだけど結局話し合って共通言語作っていくしかないその編集さんと。
もしあんまりそういう感じがなかったとしてもそこから2人でその感覚を作っていくと。
まあその途中でこいつ無理だなってなったらお別れするしかないけど。
まあそれは売れるためにはねシビアな判断も必要ですから。
編集部変えたりするしかないけど。
なるほどね。
その点では今ちょっと割と幸せにはやれてるかな担当さんと。
いやそうだよなそのなんかデザインもやっぱり上手い人に見てもらわないとやっぱり意味ないというか。
それそうだな。
48:00
そうなんだよね。
で今まあちょっと俺ももう何3年目4年目わかんないけどになってその人のデザインを見て修正するとか社内で修正してもらうってことがちょくちょくあるんだけど
やっぱ漫画と一緒でその好みじゃなくこれは正しいのかどうかを判断するのがやっぱり結構難しいなと思う。
安保が判断することあんの?
社内でね俺がクライアントに出すものででも作業は他の方にやってもらってて
でまあ自分が見てこれだったら出せるっていうのを判断してクライアントに出すっていうこともあるんだけど
そうなった時に自分じゃないからさ自分の中の正解とやってもらってる作業してくれてるデザイナーの正解は違うから
じゃあその時まあやっぱ仕上がりは自分が作ったものとは違うものが生まれるわけじゃん
同じ要素だったり同じ素材使って同じ文言同じコンセプトでやっても違うものが生まれる
でもじゃあ違うものが間違いかはそうではない
じゃあ何を基準にこのデザインは正解かとかを自分の好みで言うのは違うじゃん
違う好みは違う
これはあんまこうじゃないと思うからこうなんじゃない?は好みだから意味わかんない
だから言われる側も意味わかんないしそのクライアントとしてもなんか
まあ別にクライアント気づかないから別にいい部分ではあるんだけどまあお互いのためではないよね
っていうので何を良しとして何を悪として修正してもらうのかが
内部難しいなぁと思うことが結構あって
だから自分がリテイク出す側だよねになった時結構
確かにその立場になったらどうするんだろう
自分がねダイオーだから編集になって編集というか大先生になって
アシスタントとかの漫画を見て直しをしていくわけよ
ってなった時に結構自分がやってることをちゃんとそれこそ言語化していかないと
まあそうだね
ちゃんと自分がやってることを理解しないとダメなんだなっていう
相手にも伝えられないし良し悪しの判断ができなくできないなっていうので
なかなかこれは俺は今ちゃんとリテイクできているのかって思ったりするね
まあでも良し悪しの判断基準って
51:03
やっぱ究極クライアントの本質に沿っているかいないかが
正しい間違ってるの判断基準で合ってる
だと思うんだけど
だって合うよね普通に考えて
そうだからここは好みなのかとかその
でも基本的に本質デザインの何だろうな
記事ページだとしてADとか広告だとして週刊誌とかの週刊漫画とかの間に入ってるさ
こんな新連載始まりますとか次号はこういう企画ありますのページとかじゃん
ああいうのってやっぱりそんなにコンセプトもないし
情報が伝わればいいとか見やすくとかっていうものに対しての修正は
そこまでしっかりしたコンセプトもないから
結構好みとかが出ちゃったりするんだけど
やっぱりこっちはこの方が見やすいよねなのか
でもその作ってくれてるデザイナー的には
いやこれの方が私はいいと思うんですって
言われちゃったらそうかと
そうか
その俺はこっちの方がいいと思うんだけどなと思ってても
果たしてでも俺がこっちの方がいいと思うが100%正解かって言われたら
別にそうじゃないと思うしなと思うから
いやもうすごいその話抽象的で難しいんだけど
もうそこまで悩んだら俺はもう
お互いの仕事ってクリエイティブって社会との架け橋になる仕事だと思ってるんですよ
もうどっちが社会のためになるかっていうでかい見方をする
そこまでいったら
なるほどね
そこまで悩んだらね
基本的に
社会として
なんか俺がリテイクしてもらうときとかは
基本的にそれこそ諸行が崩さない派なの
決定的にアウトな部分がない限りそれでいいと思ってる派
だから俺はこここうした方がいいと思うけど
でもまあこうした方がいいと思ってやってる
だったらこれはいいんじゃないかなと思って
俺はそういうとこは直さなかったりするんだけど
なんか明らかに文字がちょっとずれてるとか
意図してない何かがあったら言うんだけど
意図してるものは基本的に全部まあよしとしちゃう
だからでもその何だろう
なんか自分が作ったもののクオリティと
他の人が作ってくれたもののクオリティの差みたいなのって
見えるよね
そうそうそう
見える
それがなんか自分そのデザインを
54:03
自分が良しとするクオリティまでの持っていき方みたいな
のが難しい
自分だったらこういう部分のズレがあったら
こう直していってこう直していってってあるけど
ルールが違うわけじゃん
作られてる
なるほどな
それでその人のデザイン制度化を損ねることなく
自分が出すものと同じものまでのクオリティに上げるって
それって編集さんそういう気持ちなんだ
いやいやそうでしょ
なんか
多分編集の人もそうじゃんその相手のルールの上で
自分が求めてる商業的に売れるクオリティまで
理想としてるクオリティまでそれを持ってくって
いやむずい
でも具体的に作品でコンセプトがあったら
面白いとはあると思うんだけど
デザインってなるとなんかなんだろう
好き嫌いで言えないもんね
表現の仕方がいっぱいありすぎるというか
柱立てづらいというか
えー
それは数なんだろうなと思うんだけどね結局
数こなしてもっと自分の中での
デザインを作る際の段階っていうのかな
今まずはこれはここを直す段階だとかさ
あるじゃん
それをちゃんと理解してってフェーズごとにやってって
徐々にクオリティ上げていくのが
その人のためにとってはいいよね
なのかなと思うんだけど
聞きむずだね
デザインってやっぱり締め切りがあるからさ
まあまあ確かに
そうも言ってられなくてみたいな
短時間でどうやってクオリティを上げるかっていう
リテイクがすげー難しいなって思う
えー
そう
それをできるためにはもっと複合的な能力が必要で
結構前に話した伝える力とかね
伝える力もそう
聞き取り手にどう自分の意図を伝えるかとかも
伝える力
そう重要になって
編集の人って結構難しいなって思うね
編集は特殊技能だと思うよほんとあれ
あれも一つの
すごいよね
その能力欲しいもん今結構
伝える力と見失わない力が結構必要だからね
作る側じゃないのにそれやらないといけないって
作る側の
そしてなんかね作る側のメンタル気にしないといけないんだよね
あー作らせきるためのってこと?
そう
あー確かに
まあやっぱねリテイクって漫画が嫌いだからみんな
それやるたびにもうメンタルゲージ削れてくから大体
そこまで気にできる編集さん
もう描かないっていうのになっちゃう
57:00
なっちゃう
それをメンタルゲージも気にしながら
ここまではいけるって尻を叩く
尻を叩く能力みたいな
むず
ところまでできる人はもうプロフェッショナル
すっごいじゃん
すごい
リテイクって心削れない?
俺削れるよ
あーでも削れるリテイクはある
確かに
そのメンタルゲージの管理あるから
なるほどね
いやーそうだね
リテイク
リテイクは
どうなんだろう皆さんリテイク好きですか?
いやリテイク俺嫌いだな
断然嫌い
本当に
でもその前洗練って話したけど
やっぱリテイクって洗練していく作業じゃん
そうだね
俺そんな嫌いじゃないね
えー
俺は
ポジティブだな
あと先輩から的確なリテイクはもちろん
めっちゃ勉強になるなと思うことの方が多い俺は
ここはこうするのが正解なんだというか
一個の正解なんだとか
こここうする発想あんだとかっていうリテイクは
やっぱそれがあってこそやっぱ
自分のデザイン力がついてきたなって思うから
そうだねデザインに関してのリテイクは
俺はむしろって感じ
言われなくなった方が終わりだなと思うね
確かに
いい目を持ってる人に見てもらうってことは
やっぱ必ず重要だからね
まあでも漫画に関しては本当に書庫の方が
書庫の方が面白いじゃんって思っちゃうんだけどね
書き手としてはね
01リテイクが死んだらいいな
俺らだって0からスタートすることないから
まあありきだからね
基本的に
その01があった上で
俺らはその1をどれだけ100に近づけられるかのリテイクだから
リテイクのそもそもの根本が誰と違うからね
確かにでも01を否定され続けてたらきついだろうなって思う
そうそれはね漫画家
しゃあない
しゃあないけどね
まあキャッチコピーの話にちょっとまた戻るけど
全部雪のせいだってあるじゃん
あれのなんか生み出された話を最近読んで
生み出された人の記事みたいなのを読んで
あれってJRスキーのね
2013年だか14年だかのコピーなんだけど
目的が若者にももう一度スキーに行ってもらおうよみたいな
で新幹線に乗ってスキーに行ってもらうよみたいな
その共通認識のもとできたコピーなんだけど
それだけを考えると新幹線で雪山へ行こうみたいな
そういう系のコピーばっかになっちゃう
その目的を考えると
まあ説明してるのはそれだよね
そうそうでJRのね
でもなんかこれの本質ってそこじゃねえなみたいな
結局移動手段は何でもいいけど
1:00:00
スキーに行ってもらわないと
そもそもね
そもそも若者たちにスキーに興味を持たせないとダメだと
でそのための手段としてJRって存在してるんだよっていうアピールの仕方しないと
これ食いついてくれねえなみたいな
そもそもじゃあ我々はどういう存在なのかっていうところから
たぶん新幹線でスキーへ行こう系だと
これ食いついてこねえっていうことに
なんかその本質を見抜き始めてその人ある時から
じゃあどうするってなった時に出たのが
全部雪のせいだっていう
それで全部雪のせいで出すのも意味わかんないけど
でもスキーには行きたくなるじゃんみたいな
どんな手段であれ
で下にJRスキーってちゃんと書いてある
すごい
若者はきっと夜行バスでも何でも使っていきましたよきっと
だって高いもん
新幹線って高いんだよ
夜行バス乗ったわ
俺も夜行バス乗ったよ
一緒に行ったよね
行ったよね一回
隣同士だったな誰と隣りすぎるやつ
男だけで行ったな
だからなんかね
社会との接点みたいな部分をめっちゃその人考えてて
自分たちの立ち位置っていうかね
冷静に考えたら新幹線って学生にとっては高えよなみたいな
無理あるよな
だったら新幹線に乗ってスキーに行こうじゃなくて
スキーに行きたいと思わせた方が良くねみたいな
スキー人口をまず増やそうと
その方が社会にとってプラスじゃねみたいな
ソーシャルグッドを考え始めてあのコピーが出たっていうことが
いやもう一つのこれ正解だなみたいな
すごいね
本質すぎるみたいな思って
すげーな
その考えのもと
だってJRスキーのコピーになったわけだから結果
JRスキーもウィンウィンだし
本当に新幹線で行った子もいるだろうしあれを見て
意義のあるコピーだもんな
社会的意義みたいなのをすごい考えて
クライアント以上の何かを見てるよね
確かになんか
分かんないけど俺ら大学生になったらスキー行くもんだと思ってる
思ってるよね
あれのせいで
その時代を作ったのはそのコピーなのかもしれない
そのコピーのせいだと思う
マジで
そもそもなんでだろうね
なんで大学生大学1,2年生になったら
スノボ行くみたいな
スノボ行ってロッチで酒飲みたいなのが
なんかその大学生あるある行事になったのか
謎だよね
でもあれのせいな気ぃするけど
すげー
全部ユキのせいだな気ぃするけど
世界変えてるやん
だから我々あの時代に大学1年生経験してるから
あのコピーめっちゃ進化化してるところあるんだけど
世代だからね
そうかそうか
1:03:01
いやでもその世代ごとにあるだろう
世代を変えたコピーってあるだろう
そうそう絶対進化化してるコピーあると思うその世代の
なんで
うんだからさっき言ってた
マジで困ったら社会との接点考えるみたいな
ほんとに
出ていくの行き着く先は
世界との繋がり
どこに本質あったっけこれみたいなところを
最終的に考える
リテイクもうつらっってなった時は
そのリテイクには
そのリテイクがこの社会と自分を繋ぐためなんだとか
そう思い出して
本質見抜いて頑張りましょう
やっぱり本質ですね
本質って言うとちょっと浅く聞こえるからやだけど
俺が言い過ぎてるから
本質ラジオなんだよ
本質ダサ
激ダサラジオだろ
本質ラジオ
最低限ラジオなんで
最低限ね
最低限の方がいいですね
リテイクは社会との接点を見つける
見つめ直す作業だと思って
最低限じゃない
クリエイターは頑張りましょう
本当に苦しかったこれを
全部ユキのせいで思い出して
いいね
きっといっぱい悩んだんですよあの人も
そうだよね
悩むのはね
これじゃあ学生乗らんやろみたいな
絶対思ったはずだから
そうだな
新幹線乗るわけなくねそもそもみたいな
結晶化の瞬間があるんだよな
ある
いいですね
いい回じゃないですか
いっぱい喋ったので
いっぱい喋ったね
はい
リテイクの回こんな感じで
はい
それでは皆さんからのお便りなど
引き続きお待ちしております
お待ちしてます
はいお願いします
では第30回
30回
これはそうは思わない
今回もパーソナリティはねもっと
アンボでした
それでは皆さんありがとうございました
ありがとうございました
01:05:14

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