1. 俺思 | 週刊漫画家と装丁デザイナーのPodcast
  2. #38 【ゲスト回】イララモモ..
2024-04-14 35:11

#38 【ゲスト回】イララモモイ先生の創作欲求/前編

spotify youtube

イララモモイ先生はガチのマジで天才なのでみんな「付き合えなくていいのに」を読んでね!!!

イララモモイ先生、ゲスト来ていただいて本当にありがとうございました!!


【イララモモイ先生】https://twitter.com/iroiro_kangae

【お便り📮】https://onl.la/R6BtCwu

【Twitter】https://twitter.com/oreha_omowanai

【根本】https://twitter.com/mone_blossom

【安保】https://twitter.com/ambo__atsushi

00:00
【ゲスト回】イララモモイ先生の創作欲求、おもしれえ女、呼びました。
はい、どういうことでしょう。
はい、サイコミっていう、僕、もともとサイコミっていうところで連載してて、まあ今もやってるんですけれども、
はい。
そこで、あの連載されてる、サイコミの作家さんがついに来ました。我がラジオに。
ありがとうございます。
ありがとうございます。では、ちょっとご紹介をお願いします。
こんにちは、サイコミで付き合えなくていいのにという漫画を連載しております。イララモモイと申します。よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
お誘いいただいてありがとうございます。
最初、テンション半分ぐらいになってました、今。第2の導入が滑りすぎて。
やめて。やめて。
ひんやりしちゃった。
俺、頑張ってるんだから。
ちなみにこれ。
先生連れてきて。
はい。ちなみに今の最初の入りはテイク2だったんですけど。
だっすね。あの、1回滑った時の空気感たまんなかったですね。
たまんないっすね。
たしかに。
ゲスト来てさ、怖いねん最近。もうラジオがさ、怖いんだよ。
なんかでもそのなんか。
なんかしないとみたいな。
一生懸命さ、がむしゃらさはちょっと先生に伝わったんじゃないでしょうか。
そうですね、すごいひたむきというかなんか真摯にね、ラジオに向き合ってるのが伝わってきて。
なんかしないと。
胸を打たれた。
胸を打たれちゃった。
今回はみらら先生のその創作欲求みたいなところをめちゃめちゃこう深掘っていきたいなっていう風に思っているんですけども。
はいはい。
いったいタイトルコールしますか。
あーそうですね。
はい。
第38回、俺はそうは思わない。
今回、ゲスト来ていただいているのでぜひ聞いてください。お願いします。
お願いします。
ねもとです。
え?
あんぼです。
大嘘?
ねもとです。
はい、お願いします。
お願いします。
お願いします。
では、みらら先生のちょっと創作について聞いていきたいんですけど。
はいはい。
あの、漫画っていつから描き始めたんでしょうか。
なんか漫画で言うと定かじゃないというか、本当にたぶん小学生かそんぐらいの時に適当に描いてたなって思うんですけど。
はいはいはい。
なんですかね、創作?物語を作ること自体は本当に物心つくぐらいからやってて。
えー。
はい。
えー。
なんか、私双子なんですよ。
え?
あー。
で、ほんと一覧性の双子で。
はいはい。
自分の姉とですね、なんかこう、ほんとだから、なんていうのかな、絵とかも全然描けないような時期から2人でおしゃべりの中で物語を作るみたいな。
お話しする中で描くようなキャラクター作って、そのキャラクター同士の、なんかあれですね、人間関係みたいなのとかを創作で2人で作り上げてたっていうのがたぶん最後の創作で。
03:04
はいはい。
そうなんですよ。もうその当時からほんと自分たちが作る物語にドハマりしてって。
なるほど。
その自分たちが作る物語を、なんか日々生み出すのが、なんか一番の遊びみたいな感じだったので。
え、それって何歳ぐらいの頃から?
え、だからほんと幼稚園ぐらいの時からやってましたね。もう記憶があるかないかぐらいの頃からやってた記憶があるので。
えー。
え、これ双子の質問していいですか?
あ、どうぞどうぞ。
僕、あの、僕娘双子なんですよ。
え、てか娘さんいらっしゃるんだ。
そうだね。
あ、そうなんです。娘いるんですよ。
はい。
ニジノ。
すごい。はいはい。
今、今まだ2歳なんですけど。
かわいい。
12月に2歳になったんですけど。
うん。
で、まぁ双子って特殊じゃないですか?その。
うんうん。
生まれた瞬間からもう1人いるわけじゃないですか。
そうですね。
はいはいはい。
だからまぁ2歳ながらにして、2人でやっぱ、なんか外から見たらわからないコミュニケーションみたいなの撮ってたりするんですよ。
あー。
うん。
それって。
そうなんだ。
そうそうそう。それってなんか双子同士で、まぁその、物語を作るもそうだと思うんですけど。
うん。
なんだろう。まぁ例えば友達とはできない共有、共通する感覚みたいな。
あー。
特別な感覚みたいなのって感じたりします?
そうですね。うん。さすがに友達よりも全然、っていうかまぁ多分この世で一番誰よりも分かり合えてるというか。
はい。
そういう感覚はありますし。
はいはいはい。
本当だから、なんていうんですかね、私たちの場合仲が良すぎて、小学校に上がるときぐらいまで本当2人の仲が密接すぎて、そこだけのなんていうんですかね、世界観。
あー。
みたいなところでずっと遊んじゃってたから、むしろこう、そうですね、小学校の時とか全然友達いなくて、そういう意味でちょっと人間関係で遅れたみたいな側面すらあったかもしれないですね。
じゃあ双子がもう一番の理解者であって分かり合う。
そうですね。そこで話してるのが一番楽しいしみたいな感じでしたね。
え、もうなんか結構な創作の根源来てる。
すごい。
え、それでもなんでお話を作るとかってなったんですかね。
なんか、一緒におママ事とかしてたりするんですよ、うちの娘も。
うん。
そういう中でなんかそこのなんとなくおもちゃとかの設定があって、そっからなんかストーリー作り始めたみたいな。
あ、でも本当そうだと思います。ぬいぐるみめちゃめちゃ好きだったから、そのぬいぐるみに名前つけて、そのぬいぐるみたちが魔法使いだっていうことにして、なんかこう冒険をするみたいな物語とかをめちゃめちゃやってたような記憶とかもあるんで。
へー。
最初はそういうきっかけっていうか、物語の厳選みたいなのを二人で作ってるうちに、なんかこうどんどん物語が膨らんでいったっていう感じだったと思いますね。
06:11
あ、でもなんかそのおママ事とかの。
そうですね。
現状みたいな感じってことですよね。
それではちょっと設定も凝りすぎてたし、内容もドロドロだったみたいな記憶なんですけど。
ドロドロ。
そうですね。結構やっぱ当時からドロドロな人間関係が好きだったから。
物心ついた時から。当時から。物心ついた時からドロドロな関係が好きだったんですね。
そうですね。好きだったし。やっぱ結構、あんまりなんていうんですかね、こうハッピーエンドではないというか、なんかちょっと加害性強めの話とか好きでよく作ってました。記憶があります。
じゃあなんか兄弟で好きな作品とか、まあその時当時見てたアニメとか。
犬やシャトが好きでした。めっちゃ。
あー。まあ確かにちょっと。そんなにドロドロしたんですかね。
全然普通にみんな見てた。
どこからドロドロが生まれてくるんですかね。
不思議っすよね。
いや本当にそうなんだよな。
なんで?って思うんですけど。そうでしたね。
えー。本とかですか?
本はめっちゃ読んでましたね。あとなんか、そういう作、漫画を全然読めない環境だったから飢えすぎて、母親の子育て本とか読んでましたね。めちゃくちゃ。
母親子育て本。
子育て本好きで、めっちゃ買ってたんですよ。自分の母が。
はいはいはい。
子育てハッピーアドバイスっていう。
確かに。
そうですね。やつがあって。
双子だとむずく。あれですか、あの、ご兄弟いるんですか他に。
どうだろう。双子以外。
あ、弟がいますね。
あ、じゃあでも最初、最初の子がやっぱ双子だと、いろいろわかんないこと多いですもんね。
本を書いてくなる気持ちわかりますね。親御さん。
やっぱ差し入れでめっちゃ漫画とか書いてあるんですよね。子育て本。
確かに。
それが面白くて。
はいはいはい。
何度も読みましたね。
すごい。やっぱ制限した方が。
いやそれね、結構あるかもしれない。なんかわかんないけど、制限とかこうなんかできないモヤモヤみたいなのとかがあればあるほど。
確かに。
作家さんって書きたくなるみたいなイメージありますね、勝手に。
なるほど。
わかんないな。
やっぱ人間、そうっすよね。制限、書くなって言われたら書きたくなるし。
そうそうそう。
っていう。
めっちゃあるな。
天の尺だから、そうなんすよね。書けって言われると書きたくなくなりますもんね。
そんな感じだったかもしれないですね。
その双子感で、なんかなんだろう、今で言う作家と編集みたいな感じ、関係性とかってあったんですか?
09:01
どっちの方が、先生の方が設定をよく思い浮かんだな、でもお話の方はお姉ちゃんだったな、みたいな。
どうだったんですか?
でも本当に、設定とか、こういう、今度こういう話やろうよみたいなのは、同じぐらいの比率で出してたから。
すごい。
だったっすね。本当たぶんパワーバランスと同じだったと思います。めちゃめちゃ。
ちなみにお姉ちゃんって今何されてます?
姉は今医学生ですね。
お茶頭良くて。
すごい頭良くて。
すごいんですよ。
医学生が、医学生物心つくときドロドロした物語つくって。
そんなことはないですよ。
全然ちゃんと。
姉の倫理観が今おかしいとかじゃ全然ないんですけど。
ちゃんとしっかり本当にね、真剣に医学を学んでて、めちゃめちゃ。
そうなんですよ。本当私姉が自慢でしかないんですけど、めっちゃ優秀で。
なんかテストの結果とかもすごい良いらしくて、頑張ってて。
自慢の姉ですね。
それでもじゃあ、どこかで二人の創作が分け隔たれるというか、タイミングがあったっていうことですか?
ありましたね。
何ですかそれは?
中学校まではもう本当二人同じような感じだったんですけど、中学入ったあたりから姉はどちらかというと二次創作寄りの人間になってて、
私はどっちかというとまだ一次創作の方がいいなっていう感じだったんで、いいなっていうか一次創作を続けてるっていう感じだったんで、
そのあたりからちょっと二人の、なんていうんですかね、趣味のやり方、向き合い方みたいなのがだんだん変わってった感じはあります。
中学に入った頃ぐらいから、なんか紙にペンで書き始めたとかっていう感じですかね。それよりももっと前から書いてました?
ああ。
漫画自体は。
漫画でっていうのは本当、もうだから創作をする手段は何でもやってたっていうか小説も書いたし、絵本も書いたし、漫画も書いたしみたいな、もうとにかくいろいろな方向性で出力してたので、
もう姉と話すときは口だけで喋るけど、自分一人で書きたいときは漫画にしたり、絵本にしたり、小説にしたり、パソコンで書いてみたりって、なんかもうやっぱあるじゃないですか、自分が書きたい物語によって適してる表現の形って違う。
あの、媒体がありますよね、それぞれに。
そうですね。絵描くのめんどくさいなっていう世界観だったら、小説にしちゃうとか、なんか、そうですね、そんな感じでもう手当たり次第に、小学生ぐらいの時から多分書いてた。
12:00
えー、ちょっとキャリアが違うかも。なんか、俺らがさ、俺とかアンボがさ、小中学校の時ってさ、あの、模写とかしかしてないよね、俺ら、多分。そうだよね。
ポケモンとか。
かっこよこれっていうのを真似して書いて、周りに見せる。
うわー、かっこいい文句書けたぜ、みたいな次元なので。
それこそだから、二次創作の方だよね。
そっかそっか、確かに。
あ、そうなんだ、じゃあもう最初からそんなに、しかもいろんな、だからパソコンを使ったりとか、あの、ペンで紙使ったりとか。
そうですね。パソコンは元高学年ぐらいからですけど。
で、そんだけ書きたいものがあったんですね。
そうですね、書きたいものしかなくて。
書きたいものしかない?
えー、それ、それがまず、そこがね。
なんで?
なぜ?
なんでなんで?
なんで?
うん、ほんともう、毎日頭の中創作のことでいっぱいだったんで、ほんとに。
書きたい書きたいって、次はこれを書きたいみたいな。
それがあるから、私生きていけるって思ってましたね。
これね、これ天才なんだよな、マジで。
マジで。
えらら先生マジで天才なんだよな。
マジで。
マジで。
うるさいな。
申し訳、そんな。
うるさい。
いや、すごい、でも。
やば、いや、そんな、全然もうほんと、なんかね、下手の横好きっていうか。
これ全然なんかあの、全然変な、変な意味でも、あの、なんでもないんですけど、
友達っていました?
あー、それ気になる、めっちゃ気になるわ。
マジで、小学校の時とか全然いないくて、なんならいじめられてましたね、小6ぐらいの時とか。
えー、でも友達と遊ぶ暇がないですよね。
そうだよ、そんだけ作って作ってってやってたら。
なんかあんまり、だから、楽しさを見出せないんでしょうね、きっと。
あー。
自分で書いてる方が楽しいしってなっちゃってる。
はいはいはい。
当然全く無口になりますし、自分の頭の中のこといっぱいだから。
まあ、そうですよね、喋りながら物語作ってていかついですもんね。
いかついですね。
そう、そんなことないから。
普通。
小1から。
やばいかも。
えー。
小1から確かに机に向かってたら、友達は確かにむずいかもですね。
入り口というかが逆な感じする。
多分。
図書館も一回行ってるしな。
普通の人って言い方したらあれだけど、多分まあ僕とか大は、まず友達とかと遊ぶっていう中で絵に興味持って。
あー。
で、絵を好きになっていって、友達と遊ぶのももちろん楽しいけど、こっちも楽しいみたいな。
あー、なるほどな。
そういう感じになっていって、まあ今至りもせんな感じだと思うんですけど。
もうそのイララ先生の場合は作ることがそもそもベースとして。
そうですね。
生きるために必要で、みたいなことですよね。
そうですね。
やっぱ双子だったのもデカいのかな。
えー、そんな人いる。
天才だ。
天才だそれ。
すごい。
いや、そんなほんと、小っちゃい子供だったなと思いますけどね。
15:01
今思っても。
それでもなんか、パソコンで小説書こうとか絵本書こうみたいな、今回のこの今作りたいものはそっちでアウトプットしようとかって思ったときは、
まあ道具が必要じゃないですか。パソコンだったらタイピングだったりできないとそんな。
そうですね。
どこで文字を書くのかとか、あと絵本だったらどういう紙でみたいな画材が必要じゃないですか。
そうですね。
そういうのも、これいうのが欲しいっていうのを親に伝えてたりしたんですか。
でも、絵本とかはなんか母親が、母がA4の紙をこう、なんていうのかな。
端を折りたたんで、簡易絵本みたいな白くて、自分がそこに書き込んでいけばいいような絵本のひな形みたいなやつを。
サッシみたいなのを作ってくれてたんですか。
作ってくれてて、これ絵本とか書いてみたらって提案してくれてたから、それはそういう、なんていうんですか、サポートがあったから私たちも書こうって思う、より思えたし。
なるほど。
そうですね、結構。
これを参考になった。
それあったから書く気になりましたね。
すぐ作ろう、完全に今子育て作り。
父になって。
双子の才能を伸ばす。
どういう影響を、結構前にこのラジオで、才能って環境じゃね?みたいな話をした時があって。
ありましたね。
やっぱり、いらだ先生って言ったら、そもそも双子で、その二人でお互いにお話を作りながらっていう環境というか、運命というかがあったことでまず生まれてる今。
だとしたら、親御さんの補助というか、そういう環境作りは何があったのかなって。
それで言ったら、たぶんめちゃめちゃちっちゃい頃は、ほんと読み聞かせをすっごいしてもらってて、本好きだったんで。
絵本とかはめちゃめちゃ読ませてもらってましたね。
なるほど。
これめっちゃ思うんですけど、読み聞かせされまくると読書館になりますよね。
たぶんそれめっちゃでかいんだと思います、ほんとに。
いやそれはありますよね。
面白いってなるし、ほんとに好きになるから本を。だから絶対それはありますね、ほんと。
本が面白かったから自分たちも作りたいってなったんだと思います。
じゃあ読み聞かせされてなかったんだろうね。
いや、安保されてないよね。
あ、そうなんだ。
安保本読まないから。
そうなんですよ、僕小説、滑字がすごく苦手でした。
そうなんですね。
そうですね。
そうなんですよ、根本大から去年ぐらいかな。
これ今年一番面白い本だからって言って借りた本を、まだ1ページも読んでないですね。
18:01
読んでくれ、頼むから。
読みたいって思って、今読みますよゾーンに置いてるんですけど。
ちょっと近づいてはきたか。
そうそうなんです、そうなんですよ。
あと一押しですね。
読み聞かせめっちゃでかい。
根本から、根本からやっぱじゃあ、作ってきてて、物語へのなんか意識というか好奇心があったんですね。
そうですね、ほんと。環境のおかげ、親のおかげでかいかなと思いますね。感謝してますね。
じゃあ、そのいっぱい作ってきたものの中でやっぱりジャンルというか、今連載されてる作品のジャンルだったりで、
こっちのジャンルで行こうというか、こういうのが自分を描きたいんだなみたいなのを気づいた瞬間というか、
まあやっぱいろんな作品描くじゃないですか。
大だったら、まあ最初、今こそスポコン描いてますけど、やっぱスポコン以外にもなんか恋愛とか描いてたりとか。
あと普通にバトルマンガ、ファンタジーバトルとかも描いてた時期あるし、結構迷走するんだよね。
シモンね。
名前はいいよ。
それ描いてましたね。
主人公の名前ですね。
懐かしい、ベネチアの方ですね。
バトルマンガを描いてたりとかしたんだけど、なんかイララ先生はそういう、なんか迷走とかしてとかはあります?
何を経てこれだみたいな。
いや、でも本当、ただ描きたいものを描いてたっていう話で。
その瞬間。
自分にはどういうジャンルが向いてるのかなとか考えたことは本当になかったんですけど。
ただ私、片思いつき女としてやらせてもらってるんですけど。
ですね。やらせてもらってますよね。
もろてますけど。
作品は。
何も情緒しないみたいな感じですね。
誰も。
誰も情緒しない。
なんかそれが、昔から魔法使いものとかスパイモノとか何だとか、もうジャンル問わず描きたいものを描いてたんですけど。
やっぱ基本的にそういう報われない恋愛回帰みたいなのは要素として入れたいっていうのがこだわりとしてあって。
で、みんなそれ好きだと思ってたんですよ。
みんな片思いの方が好きでしょって思ってたんですよ。
絶対、女の子がすごい激重な感情を抱いて、それを男の子に向けられて、で、男の子がちょっと受け入れられないみたいな関係が、こんな一番これがいいに決まってんだからと思って。
言ってたんですけど、なんかちょっと様子がおかしいなってだんだん気づいていくんですよ。
みんな私が出会う作品、なんか全部面白くなくなっていくなみたいな。
21:05
ここで振られたら一番おもろいのになんで、なんでみたいな。
またつまんなくなっちゃったって繰り返していくうちに、ひょっとしてこの世の人たちって片思いあんま好きじゃないって気づいて。
片思いあんま好きじゃないっていうか、恋愛成就すると喜ぶ人の方が比較的多いのかなっていうのにほんとに気づいてて。
なんかそこで一つある種絶望というか、私が好きな作品作れるのは自分だけなんだみたいな気づきがありました。
みんなゴールしてっちゃうわけですもんね。
だいたいそうだよね。
行ってほしくない方向に寝ちゃうっていう。
確かに付き合う前が一番面白い楽しいみたいなのもあるしな。
確かにそういう話もあります。
でも付き合っちゃったらっていうので、ゴールしてしまうと。
なんかすっごい。
またつまんなくなっちゃったなって思うんですよ。
そうそう、だんだんつまんなくなってくる。
なんかほんとやっぱ片思いしてる女の子が全然報われなくて、男の子がもうやめろよみたいな時は楽しいんですよ。
すっごい楽しくルンルンで読んでるのに、なんか次第に男の子が顔をあからめたりとか、なんかあいつ噛みつけてるかわいい。
わかっちゃいますもんね、なんか。
やめてってなっちゃって、なんでそんなに言っちゃったのにみたいな。
しっかり振られそうだったのに。
いい感じだったのに。
なんでみたいな。
逆いい感じ。
そうなんですよ、だんだん男の子がこだされていくことにすごくなえちゃってて。
そうですね、そんな生活だったので。
なんかこの世の創作ちょっと私の肌に合わんもん多いかもなって気づいてて。
じゃあ自分がそういうの好きだから、そういうのを突き詰めた作品を自分で自分のために作っていくしかないなってなってった感じです。
私の場合は。
まさに今書かれてる作品はそうですもんね。
そうですね、自分のために書いてる作品が多いですね。
自分だったらこうするのにって結構世の中の恋愛物に対して思い続けてたって感じですか?
そうですね、途中まで良かったのになーって思ってたからやっぱり。
家政じゃん。
そうなると世の中のそういう恋愛物、漫画でも小説でもドラマとかでも好きなものってなんなんですか?
あーもう結構最近は限られてきちゃってて。
そうですよね。
私がこの世で一番好きな漫画が古谷実先生が書いてる秘密ってやつなんですけど。
秘密。
はい。
あの怖いやつ、怖いというかグロいやつですか?
そうですね、ちょっとグロいし。
グロいし気持ち悪いやつ。
24:00
そうですね。
そうですよね。
あるんですけど。
あれも絶妙ですね、男の子と女の子の温度感が本当に。
あー。
すげー良くて。
なるほど。
あの実写化したやつですか?
実写化したよね。
そうですね。
そのしおんさんが実写化したやつですね。
そうですよね。
その実写のやつ見ました?
あー。
実写ももういいですよね。
私は原作派だけど実写も面白かったです。
あーそうなんですね。
はい。
えー。
そうですね。
結構違うんですか内容あれ、実写とあの原作はそんなに変わらないんですか?
ラストが全然違いますね。
あ、そうなんだ。
え?あ、違うんだ。
あと、確かあの、映画の方は東日本大震災の後に作られてるんで、
はいはい。
東、なんていうんだ、制作途中に確か震災が起こったんですよ。
うんうん。
秘密の制作中に。
はいはい。
そんで監督がなんかちょっと、自信を生かしたっていうか、色々思うところがあって、
そういう要素を入れた映画にしようってことで、作り直してる部分があるようなので。
あ、そうなんだ。
えー。
そうですね、震災みたいな話も入ってたりとかして。
なんか背景があったりするんですかね。
そうですね、その辺がちょっと変わってたりするみたいですね。
なるほど。
えー、ちょっと原作気になるな。
あと茶沢さん。
それが一番好きなんですよね。
そうですね、一番好きな作品ですね。
あと最近だと渡谷梨沙さんが、渡谷梨沙さんっていう小説家さんがいらっしゃるんですけど。
はい、わかりますよ。
あ、はい。
渡谷先生。
はい。
ひらいてっていう小説がむちゃくちゃ好きで、最近映画化されたんですけど。
ひらいて良かったっすね。
良かったっすね、ひらいては。
良いっす。本当に良くて。
読みましたね。
あー、良いっすよね。
私もあれ、ひらいて。
めちゃくちゃ置いてかれてるな。
本の話になっちゃったから。
そう、読まないからなこいつ。
そうなんだよな。
ひらいてももうどちゃくちゃ気色悪いって言っちゃったらちょっと、なんかあれなんですけど。
まだ褒め言葉ですよね。
まあ、によってはなんだこの女って思うようなぐらい激重な片思いをしてる話なので、めっちゃ好きですね。
えー。
ちょっと。
うん。
それはその、いらら先生が激重な片思いをしてきたってこと?
そこを言うとまた、そうなんですよ。ちゃうくて。
それなんだよな。
そうなんですよ。
え?
なんなら本当に恋愛できない方なんで、気持ち的に。
うん。
えー?
そうなんですよ。
じゃあ全然なんか自己投影とかでは全然ないってこと?
そうなんです。ここが私、自分の創作でも最も特徴的なところかなって思うんですけど。
なんか漫画に限らずですけど、なんか基本的に漫画とか小説とか音楽もそうですけど、読むとき楽しむときって、なんか中のキャラクターであったりとか歌詞で歌われてる、歌の中で歌われてる人物に自分を重ねたりみたいなことが多いみたいじゃないですか。
うん。多いです。
それが本当にできなくて、自分を入れ楽しめないっていうか。
27:03
感情移入するみたいなことがわかんないってことですよね。
そうです。完全に別の人たちが動いてるものをすごく楽しんでるっていうのがあって、なんでなのか本当にわかんないですけど、自分入れらんないんですよね、本当に。
へー。
自分が入ってくるとノイズになる。
なるほど。結構根本大と真逆ですね。
そうなんですよ。真逆なんですよ、これ。ビビったんですよ、喋っててこれ以前。
まあでも普通の、まあ普通のって言い方はあれだけど、大体のクリエイティブな漫画家さんは根本大派というか自己投影型が多いイメージだけど。
確かに。
けいぶですね。
なんか恥ずかしくなっちゃうのかな。
ノイズになるの?
ノイズになりますね。
自分をなんかこうそういう、私自分のことは全然好きだし自己肯定感はめっちゃ高い方だと思ってるんですけど、創作とかになんか自分のことをそこに乗せようって思ったらなんかキモみたいな、いや恥ずいたキモみたいな。
別にそれをしてる他の人もキモいと思ってるとかじゃなくて、自分がそれをやるってなるとなんかちょっと冷めるというか。
ちょっと違うなってなるんですね。
突入してたのに急に自分出てくると、いやいや出てこないでみたいになるんで。
邪魔みたいな。
せっかくこのキャラクターと思ってたのに。
自分と創作が別行って感じなんだ。
本当に。
そうですね本当に。
キャラクターとか心情とかの話が。
そうですそうです。
全然違う人と思ってやるからこそすごく心から楽しめるし心から楽しく動かせるのに、なんか自分の感じ方とかなんか自分の生活感とか出てきちゃうとちょっと違うだろうってなっちゃって。
なんか入りきらねーなーってなっちゃうから。
でも物を、物というかキャラクターを作るときってその内側を分かってこそそのキャラを動かせるみたいなとこってやっぱあると思うんですけど、
自分を入れないっていうことは外側というかになるわけじゃないですか。
そうですね。
想像というか、自分が持ってる感情でキャラを作るっていうよりかは好きなキャラクターというか自分が好きだと思えるキャラクターを作っていってるっていうことですか?
なんかそれも本当別に自分に違くて、なんか勝手にキャラクターの感情とかめっちゃ自分の感情参考にして作ってるんですよ。
自分の感情。
それは参考なんだ。
はい。それももちろん。
それはまあ自分としてではないってことですね。
そうですね。もちろん他の人の話を聞いてもらってるところもあるし、その他の人の話とかを聞いた要素に自分の感情を乗せてこうよりリアリティを突き詰めるみたいなことはした上で、その上で作ったキャラクターは完全に自分から切り離したいっていう感じですね。
はいはいはいはい。
作るのは自分の資源を使うけど、できたものは別に自分じゃないみたいな感じ。
なんか観察とかします?人のことめちゃめちゃ。
30:02
でもすごい、そうですね私、好きな人でも嫌いな人でも、嫌いな人とかあんまりいないんですけど、別に好きな人とかに限らず、SNSとか交換したらもうほぼ全部遡るみたいな気生意習性があって。
気生意習性ですね。
確かにすごいかもそれ。
別に好きな人だったら遡るとか聞くじゃないですか。
好きな人じゃなくても交換したら全員ほぼ遡るまであって、興味があるんですよ本当に。
人に興味がすごいんだろうなって思います。
人より人間への興味がなんか高すぎるのかもって最近思ってきました。
その興味はでもどっから。
いやでもすごいわ。
どっからくる興味なんですかね。
やっぱりやっぱ人間の気持ち悪いところが好きだから、なんか内面みたいなのを垣間見えるとめちゃくちゃ嬉しいんですよ。
ほんと。
なるほどじゃあ、さっき言ってた、最初の方に言ってた抑制されるとやりたが、書くなと言われたら書きたくなると一緒で、
なんか人があまりこう見せたくないというか、見せないようにしている部分みたいなものが見えることがやっぱり見たいって思うってことなんですかね、そういう人の。
そういう側面もあるかもですね、確かに。
隠されてたらより見たくなるのかな、それもあるかも。
結構僕もどっちかというと人のラインとかすごい見たくなるのなんですけど。
それは自分。
なんで?なんで?
人のライン。
全然わかんない俺。
友達がなんか、中学生とか高校生の時とかもそうだけど、なんかラインが主に流通し始めて、彼女できたとかって言うやつとかいたら、ラインとか見ちゃうもん俺。
どういう、こいつ俺らと喋ってる時はこうだけど、ラインだとどんなキャラなんだろう。
え、でもそれさ、別に見たくなくない?見たいかな?
わかんない俺。
見たいかも、私ももう。
え、そうっすか?
え、だって男なんてオーカデスックなからさ、女の子の前で絶対バブバブするじゃないですか。
キモくないですか、普通に見たら。
え、それする?そこがちょっと見たくないみたいにならん?
なんか俺が多分それしないから、してるやつ見たくなんだよね。
なるほどね。
お前、見たことないものに使ってるやん。
どんな持ってたんかよみたいな。
それほんとに、動いてるよ。
めっちゃおもろい。動く絵文字はやばい。
え、それわかります?いらなさん。
わかりますわかります、全然わかります。
全然俺ちょっとわかんないかもそれ。
ほんとですか?なんかもし根本先生が私にラインをポンと渡して、全部見ていいですよって言ったら全部見ると思いますよ私。
あーこんなやりとりしてるんだとか、ピー入れてください、やばかったら。
33:00
大丈夫ですよ、もう普通のことしか言ってないですけど。
彼女さんとはこうなんだとか、アンボさんとはこうな感じなんだとか、全部見ると思いますね。
あ、そうなんだ。
面白くてしょうがないと思う。
確かに、まあでもその人のなんか見せたくないところとかを確かに覗きたくなる気持ちはちょっとわかります。
でもなんかそこがそいつなんだろうなって思う。
え、でもそれちょっと俺そうは思わないかも。
俺はそう思わない。
全部そうかも。
タイトル回収しちゃったけど。
熱いな。
いや、なんか側面もそうなんだけど、そういう側面を持ってるやつっていうので、なんかなんだろう、でもそういうのを見た方が俺は結構そいつのこと好きになったりする。
それに、うわ、こいつこんなこと言ってるの嫌だわって思ったことない。
はいはいはい。
なんかLINEで、だから俺よく友達とかに彼女できたら何て呼んでるのって聞くんですけど。
聞く、こいつすぐ聞く。
やっぱあの呼び方ってなんか変な呼び方する人っているじゃないですか。
それはまあ二人の仲ならではだと思うんですけど、なんかそこにやっぱお前そんな呼び方してんのっていう面白さというかなんかそいつのなんかそういう側面とかをなんか知りたくなったり。
そうすることでなんかよりそいつのことに興味持ったり好きになってするんですよ僕は。
確かに。
だからなんかまあその人に興味あるみたい、隠すところを見たいみたいなのはちょっと結構わかるなって思う。
そうですね。隠されてるところも見たくなるな確かに。
なんかでもその隠されてるところって気持ち悪いじゃないですか。なんかちょっと気持ち悪い部分とか絶対あるじゃないですか。
だから隠したいんですよね多分。
そう、なんかそれを、あ、ちょっと後編に回そう。
はい。
次、イララ先生の、なんかイララ先生って以前から気持ち悪いものが結構好きですみたいな話をよくしてるんですよ。
大好きですね。はいはい。
でそれについてもちょっと聞いてみたいので、後編に行きます。
35:11

コメント

スクロール