1. おれたち LIVES MATTER
  2. #133 ルイ16世と無垢の処刑人..
2023-04-01 23:32

#133 ルイ16世と無垢の処刑人@マリー・アントワネットの夫にも同情してあげて(後編 ②)

結局、漫画「イノサン」の話をしたかったシリーズ回でした。本当の後編の始まりです。

18世紀フランス。「自由と平等」を望み現代社会の出発点となった革命。

恋より始まった処刑人一家サンソン家シャルル-アンリとマリー-ジョセフの望みと、ルイ16世、マリー・アントワネットの破滅に、僕たちは何を感じればいいのでしょうか。


-----話の中に出てきた作品-----

「イノサン Innocent」「イノサン ルージュ Innocent Rouge」

死刑執行人サンソン ―国王ルイ十六世の首を刎ねた男


-----関連過去回-----

#132 ルイ15世より女傑たちが主役だよね@マリー・アントワネットの夫にも同情してあげて(後編 ①) ⁠⁠▶Apple⁠⁠⁠⁠ ⁠⁠⁠⁠▶Spotify⁠⁠⁠⁠ #131 ルイ14世と毒殺魔女大祭@マリー・アントワネットの夫にも同情してあげて(前編)

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#117 漫画ザッピングで歴史強者になろう(古代中国史編)

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00:05
前回からの続き
で、そんな感じでルイ16世ですよ。だから今の説明を端的にまとめると、生まれて即位した時の状況としては、財政破綻しておりますとほぼ。
で、それでもルイ15世とか最強の流れの中で生きてるから、周りの貴族たちは俺最強と思いながら贅沢三昧のセレブピーポーなわけですよ。
で、逆にすごい税金とかもバリバリ取ってたのね、それを補うために。
最後はね、なんかね、空気税ってのがあったらしいよ。空気を吸ったら税金がないみたいな。
まあえげつない話ですよ。
その中で平民たちはもう飯も食えない限界状態と。
貧富の差っていう、だいぶ前に岩ちゃん言ってたけど、貧富の差ってレベルじゃないぐらいの差がこれ出てると。
じゃないね、それはね。空気税取られてるもんね。
90%以上税金だったっていう話だよ、確か。
それでさらにはポンパドール夫人とかも育てちゃった啓蒙子祖っていうね、王様だけが絶対じゃないぞっていう思想を持った人たちがどんどん台頭してきたと。
いやー不思議だよね。なんかそういう火種を作っていたのが、そっち側っていう貴族側っていうのも不思議な気がする。
そんな感じで、もう最悪の出だしで、終わりの始まりしか感じない状況だし、先代はね、すげー幸せに死んでいったなっていう状況だから、ルイ16世めっちゃかわいそうじゃねって俺は思うわけですよ。
そうね、もうどえらい時期になっちゃったね。
でしょ。
でも言うても贅沢三昧だったわけじゃないですか、16世も。
まあね、まあ贅沢といえば贅沢だろうけどね。
やっと来た来たってなったんじゃないの。
でもこの人さ、陰キャだったわけじゃない。
そうか。
だからやっぱなんか小さい頃から意外と見えてたんじゃないかなと思う。逆に冷静に。
なるほどね、ネガティブしそうでね。これやばいわと。
パリピにさ、飛び込んでいけないからさ、一歩引いたところから見てたら、やべえんじゃねこれっていうのはなんとなくわかってた気がする。
やべえ時期に俺のターン来るんじゃねって思ってたかもね。
そうそうそうそう。だからこの人ずっとなんかあんま欲情のない人だったらしいんだけど、淡々とした感じの。
だから割と育っていく中で、周りの貴族の自分の王位を奪おうとする人たちもいたりとかしたわけだから、結構冷静に見ててずっと絶望してた感じはちょっとあるんだよね。
じゃあなんかパリピ的な描かれ方では全然ないんだ。
全然ない全然ない。
本当に陰キャなんだ。
あ、なるほどね。で、そんな中でマリー・アントワネットっていうのは完全に戦略結婚だからね。オーストリアとのね。
で、そうやって来たんだけど、まあマリー・アントワネットはどっちかというとパリピな人だったんだけど、
超パリピでしょ。
だからルイ16世って先週話したけどさ、自分の部屋で錠前いじるのが趣味っていうさ。
とてつもない趣味だね。
とてつもない趣味でしょ。カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカジ開けるのが。
なんのカギを開けようとしてたんだろうな、ほんとに。悲しくなってきた。
周りはさ、なんかtwenty four party peopleな世界のわけじゃん。貴族の世界ってね。
で、その中でさ、錠前いじり、鍵いじりが趣味な人がさ、ずーっと見ててさ、もう完全に、うわぁ、いずれ、と思いながらさ、もうほんとベルサイオブザデッドな感じだなって思ってた気がするので、財政はアタンしてるし。
03:03
スマホだってリムジンパーティーでしょ、毎回。 そうそうそう、リムジンパーティーリムジンパーティー、ビップカーがね。
俺鍵いじってるからって言って、出てこないわけでしょ。もっといい鍵が欲しいぐらいの感じだよね。
そのさ、合わなさといいさ、いろんなことで悲しすぎるんだけど、こうやって生まれて、ルイ16世仕方ないじゃんっていう話をしたかったわけですけども、
ここでそのルイ16世、ここまでの流れを知った上で読むと、めっちゃ面白い漫画があって、先週ね、吉田くんがちらっと漫画のタイトル言って、
本当は俺この漫画の話がしたかったんだよって、後に流した漫画があるんだけど、俺がね。それがイノサンっていう漫画ですよ。
初形の。 初形の、そうそうそう。イノサンっていう発音が正しいのかイノサンが正しいのかこれわかんないんだけど、
イノサンってイノセンスっていう純真無垢っていう言葉があるじゃない、単語が、それのフランス語の言い方がイノサンらしいんだけどね。
なんかタモさんみたいな。 そう、アブさんみたいなイメージになっちゃうからね。
そういうイメージでしたけどね。 まあそうじゃなくて、美しい物語なんですけども、
僕が大好きな漫画でこの流れから来たルイ16世のことをすごい描いてたりもするから、ちょっと紹介したいなと思うんですけど最後に。
イノサンっていう旧館ある漫画があって、その後第二部みたいな感じでイノサンルージュっていう漫画があるんだけど、
これってたぶんしかヤングジャンプかなんかだったよね、連載。 だったと思う。
坂本新一さんっていう方が書いてる漫画で、それで何の話かっていうと、フランス革命の話ではあるんだけど、
その時代を生きた処刑人ムシュードパリっていう人がいるのね。パリの処刑人で、その一番有名なシャレル・アンリ・サンソンっていうサンソン家の人がいて、
その処刑人一家の人ね。で、その人が主人公の話なんだけど、岩ちゃん読んだことある?
読んだことないです。 あ、ないんだ。
うんうん。終わったら読もうと思ってるうちにいつの間にか終わってて。 終わったよ。読むよそろそろって感じだよね。
ものすごいレース細かいみたいな。 そうだね。めっちゃ繊細で超美麗な絵だよね。
なんかね、毎回ストイックなマンガ描くしね。めちゃくちゃ。 そうそうそう。で、時代交渉もきちっとしてて、すっげー美麗な絵で、
すっごい細かい絵で、エログロも描くし、美しい絵も描くしみたいな残酷な物語なんだけど、
どっかちょっと少女漫画的でもあるよね、感じが。処刑人の話だからグロには絶対になるんだけど、
原作があって、原作は死刑執行人サンソン、国王ルイ十六世の首をはねた男っていう、
2003年の足立正勝さんっていう人が描かれた本があって、それが原作になってて。
この原作の方ね、確かねカバーイラストは新木裕彦さんが描いてるね。ジョジョの。 まさにピッタリな感じですね。
ピッタリな感じ。で、これがすごい絵が上手いとかさ、話が面白いとかもあるんだけど、
結構ね、俺の好きなパターンではあるんだけど、歴史ものを描くときに、そういう話の中に現代的な解釈っていうのをふんだんに盛り込んでて、
心理的な部分っていう描き方はもちろんなんだけど、映像的にもすごい盛り込んでてね、面白かったりするんだけどね。
イメージ映像みたいに急に変わる部分があって、そのままの史実としての衣装とかではなくて、
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一瞬、この方が解釈しやすいでしょ、現代の人にはっていう感じで、バンといきなりね、服装変わったりすることがね、現代的に。
で、急になんか、これ読んでもらわなきゃわかんないんだけど、ロベールフランソアダミアンっていう人がいて、すごい貧しかった人なんだけど、
宗教的にその頃って貴族は青い血が流れてるって言われてたのね、それで自分たちはすごい貧乏なのに貴族はずっとすごい贅沢な暮らししてて、
本当に貴族には青い血が流れてるのかどうかを確認したかったのね、この人。
それでルイ15世をナイフで襲っちゃって、それで本当に厚い服着てたから冬場で、かすり傷だったらしいんだけど、
国王にそういう暗殺未遂を働いたからって、一番ひどいヤツザキの刑っていうのに処される人がいるのね。
で、その人はただ自分と貴族たちがそんなに人間として違うのかと思っただけなのに、もう死死を引き裂かれるような刑に処されるっていうひどいシーンがあるんだけど、この漫画でもあるのね。
そのシーンでそのダミアンが思い描いた平等とかさ、人の上下がない世界っていうのに行きたいっていう気持ちで、
急にね、ダミアンがね、ある瞬間にその処刑人のシャルル・アンリー・サンソンと処刑のシーンなんだけど、心が通じ合うみたいな感じの表現のシーンだと、
ダミアンがね、Tシャツとジーンズになってるのね、アメリカを思わせるような。 精神世界で。 そうそう、精神世界でね。
そういうなんか急に現代感がわかるっていうかね、なんかそのTシャツとジーンズが言いたいことってなんかすごい伝わるじゃん。
そういうアメリカ的な自由な世界っていうのはね、上下ではないっていう、急にそういう服装になったダミアンが出てきたりとか、
あとマリー・アントネットとそのセレブ友達を描くときに、宮廷の風景なのに、なんか急にね、現代のセレブ女子たちのパーティーのような描写になるのに、
食べ物とか服装とかも現代の服になってね、で、サングラス頭の上にかけたりとか、で、さらにみんな手にスマホ持ってんのね。
アリピ感がわかりやすく。 ぱっと見ると、時代のお姫様っていうよりも、現代の超金持ちって言った方がなんとなく自分たちに伝わるものがある。
そういうイメージの人だったっていう。 そうそうそう。それですごい面白かったのが、マリー・アントネットがスマホ見てて、ツイッターもやってんのね。
で、めっちゃ幸せな日々をアピールしてるんだけど、で、フォロワーが60万人なのね。で、この60万人ってなんだろうって俺調べて、ちょっとこれかなって思ったのがあって、
多分ね、当時のパリの人口だと思うね、これって。それがちょうど60万人ぐらいだったって言われてるから、で、すごいそこの細かい描写も面白いなと思うんだけど、
で、まあいわゆるこれも黒い話になっちゃうけど、超幸せアピールですよ。今度子供が生まれますって言って、夫と幸せな日々を過ごしてるみたいなことが書いてあったりとかして、
別に幸せな日々を過ごしてること自体は全然悪いことじゃないんだけど、だけどそのめっちゃセレブな描写の外で、本当に栄養失調で、この人絵がめちゃくちゃうまいから、
もうめちゃめちゃ美しい人っていうのとめちゃめちゃ醜い人っていうのがちょっと心がえぐられるぐらい描き分けがうまいよね。 描き分けるね。 でしょ。まさに皮肉的なぐらいにもうバッチリ描き分けるでしょ。
やってしまう人。 やってしまう人だから、本当にそのパリの郊外とかスラムで、ガシと栄養失調に苦しむスラムの人々っていう描写と、
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セレブの世界の描写っていうのがもうえぐいぐらいに描き分けられてて、そのシーンでもすごい来るものがある上に、表現がすげえ現代的になってるからめちゃめちゃ伝わり方がすごいよね。
伝わりやすくなってしまって。 そうそう伝わりやすくなってしまって、そういうところでうまい人で、この漫画ってそういううまさがあるなーとかって思ってめちゃめちゃ面白くて、
さらにね、このサンソン一家の物語になってて、シャルル・アンリー・サンソンっていう人が主人公なんだけど、ちょっとねまたこの漫画が面白すぎてルイ16世からまた外れた話になっちゃってるんだけど、あっちこっち飛んでね。
この人はそういう意味嫌われたサンソン家でありながらも処刑人の一家でありながらも、おいたちから考えると処刑人一家ってみんなから嫌われて街の角っこの方で住めって言われるような状況だったりとか、
嫌われに嫌われてると。そんな嫌われてる自分の一家っていうのはすごい呪って生きてて、残酷な処刑とかをなくしたいってずっと願ってるのね。
だからそういうことで自分は処刑をなくしたいってずっと放送していくんだけど、結果的にフランス革命と関わっちゃって、それで結局処刑をなくしたいって言いながら、歴代のそういうサンソン家の党首でありながら一番人を処刑した男になっちゃう上に、
それこそ王妃のマリー・アントマネットとルイ16世も処刑しちゃったっていう人になってるのが、すごいひにくさが全体的にあるっていうかね、物語の。
あとはさっき言ったかな岩ちゃん、ギロチンあるじゃん。このギロチンを開発したのもこのシャルル・アンリー・サンソンの世代なのね。
どうもこのギロチンって、この話は多分割と知ってる人多いかもしれないんだけど、いわゆる八崎の刑ってさっき話した刑があったりとか、残酷な刑をなくすために痛みを感じないうちに処刑が済むっていう道具として。
慈悲の処刑道具のはずだよね。 人道的な処刑道具っていうので開発されたんだけどね。
でこれ設計したのはね、なんか楽器職人だったらしいよギロチン。であとはあれだね、有名なのはルイ16世が首がそのままストンって落ちない痛みを感じるっていうのをもっときれいに切り落とすために歯を斜めにした方がいいんじゃないって助言したのがルイ16世だよね。
ただ自分がそのギロチンによって命を落とすことになるっていう皮肉な話だよね、ルイ16世自身がね。
そういう話とかもこの漫画の中にもバンバン書かれてて面白かったりとかするんだよね。
処刑人ってフランスに限らず日本なんかでもあるけども結構こうハードな時代背景というか。 そうだね。
意外と現代にも脈々と受け継がれているような部分とかもあったりするじゃない。ここではあんまり言わないけれども。なんかフランスでもそうなのかな。
フランスはでも処刑人一家ってやっぱ嫌われてるけど割と国家公務員としては収入は良かったらしいよ。だから貴族並みの生活はできてきたけどやっぱそういうすごい人々には嫌われててっていうのがあって。
でこのサンソン家の最初の話がすごい面白くてここまで来たら話しちゃうけどね。シャルル・アンリー・サンソンっていうのは確か4代目にあたるんだけどそのサンソン家の最初になった人がシャルル・サンソン・ドロンバルっていう人が初代だよね。
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でこの人は元々は名門の貴族の血筋だったらしいよね。なんだけどある日恋をすごいしたのね。 恋は人を変えるんですね。
マルグリッド・ジュアンヌっていう女の人に恋をしたんだけどその女の人は処刑人の娘だったのね。でそれでその人との恋を成就するには自分が処刑人に身を落とさなきゃならないっていう状況でこのサンソン・ドロンバルっていう初代のサンソン家の当主は恋を選んだのね。
逆のロマンチックな移動。 超ロマンチックなこれ史実なの。恋ゆえに自分の身を落としたっていう始まりだったサンソン家はっていう話があってこれめちゃくちゃロマンチックで話になるなと思って。
で美しい話だなぁロマンチックでいいな映画にできるなぁと思って読んでたらこの井野さんの中だとめちゃくちゃ面白くてこれ読んでほしいんだけどサンソン・ドロンバルはもう名門貴族のいわゆるいい家狩りで育ったような男の子の性格なの。
で女性のマルグリッド・ジュアンヌの方は初恋人の娘の方ね。すごい美しい女性に描かれてるんだけどこの女性とサンソン・ドロンバルは美しい恋に落ちたのかそれともマルグリッド・ジュアンヌは自分が呪われた家の娘だって知ってるわけじゃん。
この自分の呪いの輪の中に一緒に巻き込んで生きてくれる男を探してたっていう描き方になってたよね。クモみたいな。寂しくないように自分と一緒に生きる呪いを共有してくれる人をなんとか絡めとって自分のものにしたい。
ちょっと恐ろしい感じの女の人にも描かれてて、すごいこれがまたゾクゾクして漫画としての魅力はすごいなんか5倍ぐらいに上がったなと思って。綺麗なだけじゃないっていう感じがね。
これもまさにこの漫画を読んでもらいたいなと思うところなんだけどね。
激推しじゃないですか。 激推しなんですよ本当に。
その漫画俺よく知らないけどさちゃんと読んでないからただめちゃめちゃキャラ立ててくるよね漫画的に。
すごいそれぞれのキャラの立て方が半端ないからね。 すごいよね。もう少年漫画だよねそういう意味で言ったら。
それでちょっとルイ十六世の話に戻すんだけど、この漫画の中で出てくるルイ十六世っていうのはすごい面白くて。
今まではさあんまり割とキャラ立ちもしない描かれ方が多かったのね。
マリーアントワネットの夫っぽい人みたいな描かれ方でマリーアントワネットマリーアントワネットなんだけど、この井野さんの中だとルイ十六世はずっともう死にたいって言ってるのね。
メンヘラーなの。 メンヘラーなの。メンヘラーで、それですごいいろんなことに絶望してるっていう感じのキャラで描かれてて面白くて。
いいじゃないですか。 で、そういう自分は死刑を廃止したいという夢を追いながら、それが全然自分の思ったことを逆の方に行っちゃって悲しみを背負うシャルル・アンリっていう主人公の物語が進んでいくんだけど、
このさっき話した井野さんと第二部のイノサン・ルージュってあるって言ったじゃん。
で、この第一部の井野さんは本当にそのシャルル・アンリ産村の老いたちから彼が求める物語っていう感じなんだけど、第二部のイノサン・ルージュの方になるとね、今度本当にフランス革命の話になってくるのね。
真っ只中。 そう、真っ只中になって、それで主人公が変わらないようだけど変わってるのね。一部から出てるんだけど、もう一人シャルル・アンリ産村の妹っていう設定がいるのね。
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それがマリー・ジョセフ産村っていう妹がいて、で、シャルルの兄の方は本当に自分のイノサン、純真のために死刑を廃止したいっていう夢に向かっていこうとこなんだけど、
マリー・ジョセフの方はもうちょっとね、なんだろう、女の子なんだけど気に入らない奴はむしろ殺してやりたいぐらいの感じなんだよね。で、二部になるとこのマリー・ジョセフの方が主人公になっていくんだけど、
ここからがね、ちょっとまた面白くて、フランス革命ってさ、いわゆる人権宣言っていうのがあったりとかするわけじゃん、ベースに。王様が全てじゃなくてみんなに人権があるっていうのをみんなが言った時期だったりとかするわけじゃん。
その中でその前の話だと、この時代だと女性ってさ、やっぱ誰と結婚するかとかによって人生が決められてるみたいな感じで、で、ずっとマリー・ジョセフも女だから処刑人にはなるなとかさ、いやだ私は処刑人になるんだって言ったりとか、
そういう女だから女だからっていうのに結構苦しめられてるところがあったりする描き方になってるんだよね。そういう育ち方をした中で、第二部のフランス革命編はフランス革命が起こると同時にマリー・ジョセフが女性を超えていくっていう話になってるよね。
ただ、このさ、描き方がすげー面白いんだけど、やりすぎたなと思って、そこが面白さでもあるんだけど、マリー・ジョセフね、女性を超えるところからね、もう社会全体を超えようとして、無雑態人間の縛りとかさ、
すべてのジェンダー以外にもすべての社会的なものから唯一の存在になろうとして、ぶち抜けすぎて、なんかね、どっちかっていうと無政府状態のパンクロックな女になって、
マリーはマリーでしかないみたいな感じなんだけど、口癖は最悪だしね、サクッと殺さずに苦しめて殺すとかも大好きだし。
だからそういう意味で、女性を超える物語っていうような感じに描かれている。
そういうことではなさそうですね。 そういうことではないレベルまで行っちゃってるところが面白さだったりするんだけどね。
ぶっ飛んでるんですね。 ぶっ飛んでる。ちょっとぶっ飛んでるところが面白さだけど、でもここまで描いた方が変な落とし所にならないっていう方に行かせた方がやっぱ面白いんだよなと思ったけど最後まで。
そういうシャルル・アンリー・サンソンもほっといてマリー・ジョセフ・サンソンの話になっていくっていう題に向かって、これはこれで面白かった。
ただマリーは結局ずっといろんなものを超えようとしていくのね、苦しみの中で。
苦しみっていう悩みでもなくて、ただ唯一自分という存在みたいな感じでとことん突き抜けていこうとするんだけど、
アニーのシャルル・アンリーはだんだんずっと処刑をなくしたいっていう夢に生きてたんだけど、
この第二部になる頃には、そうは言ってもそれでもやっぱ処刑っていう仕事が自分たちの生活を豊かにさせてくれて家族を守ってくれてるっていう子供もできてるからね。
だからどっちかというと全否定ではなくなってるの。やっぱり自分はサンソン家を守っていかなければ大事な妻とか子供を守れないみたいな大人の男になってるのね。
必要枠だ。
そうそう、必要枠だけど夢は夢であるんだけど現実は現実であるっていう一家を守る男になってるんだけど、そんなシャルルがマリーは大っ嫌いになってる。
マリーの方がシャルルを嫌いになってるってことね。あの夢理想を追っていたシャルルが好きだったってことね。
18:07
理想を捨てたっていうかつまんねえクソ男になりやがってこのバカがみたいな感じになってる。
なるほどなるほど。やっぱり尾崎なんだよ。
そうだね尾崎。
マリーは。そうなんだよ。
そういうところ面白くてね。だから主人公がさ、ただ単に自分の夢に向かって成長していくわけじゃなくて大人になってしまった社会的なものに取り巻かれてしまったある意味弱くなったけどある意味別の面では強いっていう男シャルルになってたりとかするっていうね。
やっぱここら辺が青年漫画的な面白さなのかなと思って一筋縄じゃないところがね。
それもバチクソン否定するやつが主人公なわけだしね。
そうそうそう第二部はねバチクソン否定するからね。
面白いね。
まあそれと同時にマリー・アントマネットとルイ16世の破滅っていうのが混ざっていくっていう話になってるんだよね。
やっぱなんか聞けば聞くほどルイ16世はそりゃそうだよねって気持ちになっちゃうね。
でしょそんな中にさ。
最初のテーマに沿っていますね。
生まれたところもさパリピだらけの中にさ一人すっげーオタクがいたらさすげーいずれこの家って思うでしょ。それもこの家超財政破綻してるしと思うと。
そうだよね交渉であったりだとかさ処刑人たちがめちゃめちゃキャラだって主人公になってる中で16世は主人公になれなかったわけだもんね現代に向いても。
どう考えてもやっぱり周りのキャラ強すぎてやっぱ主人公にはなれない人だなって思うけど主人公になんかなりたくなくて部屋でさ鍵いじってたかったんだよなこの人はって思うよね。
ほっといてくれよって思ってたんだよね。
ほっとけよって思ったよねゲームさせてくれよって思ったんだよね。
そうだよね俺のことはいいからって言って。破滅に向かって息を潜めてたのかもしれないね。見えてはいるけれども何もできんって。
まあそんな感じだったわけです。あのなんか途中でさあちこち飛んだ上に俺猪野さんのことを話したかっただけになってきたから、
ルイ16世も途中でどっか行っちゃってたからさそういうところが悲しいんだよね。
そうだね忘れちゃうね。
いつの間にかルイ16世の話にすらさせてもらえなくなってるってところがね。
まあ今回の話もね結局は猪野さんよもうぜみたいなところに落ち着いただけ。
そうそうそう。
そんなとこも悲しいよね16世。
そういうところが悲しいなって俺今思ったわ。全然俺最初の話じゃなくなってるわと思って。
忘れちゃうんだよね。
ルイ16世忘れてたわって。途中でさあ必死にちょっと混ぜようとはするんだけどさ。
そうなんだよね。だってね14世ももう人は国家なりでしょ。で15世はもうただただこう浪費をし続けた。
ただただ浪費をし続けたね。
そうなわけじゃない。もう楽しく生きて死にましたぜっていう感じなわけじゃない。
マジでな。
16世は鍵いじってたら処刑されたって聞いてる限りでは。
鍵いじってたいのにだからあれだよね。ずっとさとりあえず家でゲームしておきたかったのにゲームをさせてくれない上に外バタバタになっていつの間にか自分のせいにされて。
まあ16世も何もしなかったんだけどさ。まあ一つだけどういう16世を擁護するとするとさ。彼も彼なりに人の言うことを聞いていろんなことをしようとするんだけど結局既得権益があったりとかするわけじゃない。それぞれ。だからそれを何一つ財政を直そうとすることは、
21:02
貴族の反対にあったりとかいろんな人の結局今のままのほうが得な奴の反対にあって何もなかなかさせてもらえなかったっていうところもあったりとかするんだけど。
そうだよな。その度に鍵が増えていったんだろうな。
そうだな。鍵買おうって。
部屋でね。もういい鍵いじるっつって。こむっちゃったのかな。まあまあ我々にね、ルイ16世の心のありようなんて想像できんですけど。
できんですけどもね。
ただその鍵いじってたっていうのは結構パワーワードなんでね。それは推していきたいですよね。
ただごめん、俺ね、今すごいルイ16世のことって話し始めたけどさ、猪野さん面白いから読めって言うだけでルイ16世どうでもよくなってきた。
俺もちょっとシャルルとマリーのことしか頭に残って。
あれね、マリー大好きって言うのにマリー・ジョセフ・サンソンのみでいやもうと思って。やっぱパンクだな。
パンクです。
まあ読んだことない方にわからないと思いますけどもね、猪野さんを最後まで読んでもらったらわかるんですけども、やっぱマリー・ジョセフ・サンソンですね。パンクな女ですね。
いやもう今回の話、結局王を取り巻く女たちの方がキャラが強すぎてですね。
王を取り巻く女たちがすげーキャラ立ってるなっていう中で、その中のラスボスが猪野さんっていう漫画にいるよっていう感じの話でしたね。
いうことでしたね、ちょっと。そもそも16世気の毒っていうことで。
気の毒って話にしたかったんだけど。
要望したかったんですけども。
無理でした。
はい、無理だね。猪野さんが面白い。
猪野さんが面白い。そして猪野さんの話をしてたら、先週落ち込んでます僕とかって話したけど、今元気になったんでもうどうでもいいです。
あ、よかった。そりゃよかったです。
猪野さん読もう。
じゃあ元気になるとはね、猪野さん読んで元気出しましょう。
僕ももう一回猪野さん読むんで、皆さんもなんか面白そうだなと思ったら、ぜひ手に取って読んでみてください。
俺も読もう、猪野さん。
じゃあ僕はもう元気になったんで、岩ちゃん閉めてください。
今ので閉まったかと思った。
じゃあ閉めようか。吉田お大事にということで今日終わりにしようと思いますので。
そうだね、吉田君を元気になってほしいですね。猪野さん読んで元気になってください。
あとよく考えたら俺すげえあっちこっち言って話の核が全くない話になってて、ほんとごめんなさいということで、今回許してくださいということで終わりにしようと思います。
了解、OK。
では終わり。ありがとうございました。
お疲れー。
お疲れです。ありがとうございました。
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