ルイ16世。誰それ?ですよね、だってルイばっかりだもん。
この影の薄い男、マリー・アントワネットの夫にみんな同情してあげてください。フランス革命も彼のせいにせんであげて。だって、仕方なかったんですよ、時代が悪かったんですよ。全部前の世代のせいなんですよ。
ということで、この企画はあえてルイ16世に同情してみようという試みです。ちなみに再評価ではなくあくまでも同情です。
今回はそこから遡って、太陽王ルイ14とその愛妾たちと宮廷を巻き込んだ大事件のお話。
17世紀パリ、そこは魔女魔術師の黒ミサと毒殺祭りが繰り広げられる欲望の都でした。
-----参考資料-----
The Affair of the Poisons: Murder, Infanticide, and Satanism at the Court of Louis XIV
......などなど、どれも面白い本でした!
-----関連過去回-----
#117 漫画ザッピングで歴史強者になろう(古代中国史編)
---Information---
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00:05
おれまたは、人生を無理やり楽しむための人間参加キュレーション番組です。
みなさんこんばんは。今日も始まりましたおれまたです。まずは自己紹介からいこうと思います。
宮口の元シナリオライターShojiです。よろしくお願いします。
また漫画描きIwaです。よろしくお願いします。
はい、最後に触りましたでーす。よろしくお願いしまーす。
よろしくお願いしまーす。
あのー、僕反動きたんですよ。反動って何の反動かいきなりわかんないかもしんないけどさ。
まあ大阪結構というかかなり楽しかったわけですよ。
あのー、ポッドキャストフリークスね。
そうそうそうそう。だいたいね、僕ね、中学校の頃から変わってなくてさ、いまだに。
すごい楽しいことがあって、コントロールを失うぐらいはしゃいではとって、ターンとしてね、やたらと落ち込むターンが来るんですよ。
ダメな人間なんで。
コントロールを見失うぐらい楽しいんですよ。
Iwaちゃんない?
僕ははしゃいじゃったなーっていうので、ちょっと自己嫌悪はするけどね。
落ち込むことはないんだ。
無様じゃなかっただろうかって不安になることはある。
ああ、そういう大丈夫だっただろうかっていう心配があるぐらいね。
僕ね、すごい楽しいことの後ってなんか妙に落ち込むことがあってさ、アホみたいだけどね。
相打つだね。
相打つなんだろうな。
で、そういう時にさ、ツイッターとか読んでると、読んでるとっていうか、まあいらんツイッターを読んじゃったりするわけじゃん。
ネットとかね、知り合いの人以外のやつもぼーっと眺めちゃったりとかした時にさ、よくあるじゃん、自己啓発系のことを言ってる人とかのツイートとかでさ、
こういうことはしちゃダメだとか、こういう人間はダメだとかさ、そういう話をすごいしたり顔でしてるアカウントいっぱいあるわけじゃないですか、この世の中に。
なんか悪口みたいなやつそうだったね。
まあいいんだよ、そういうことをね、みんながプラスになれるように配信してる人はそれでいいと思うんだけど、
なんかね、そういうのをね、受け止める方の気持ちとしてさ、まあ俺のことじゃなくてっていうか直接俺に刺さることではなくても、
例えばね、まあ老いたちなんかを理由にしちゃダメだよみたいなことがあったりする。
まあ例えの話だよこれは、実際やったことじゃなくて。で、そういうことを言ってる人がいると、これはその言ってる人自体を悪く言うつもりはないんだけど、
受け止める側としては絶対受け止められない人もいるわけじゃん。そう思った時にね、俺よく思うんだけど、そういう自分の環境とか老いたちがって言われたらまあそれは正しいことだとは思うんですけども、
それを理由にしてさ、ぐちぐちやっても先は開けないよっていうのは確かにその通りだと思うんだけど、
その自分の環境とか老いたちとかまあそういう自分の周りを固めてくるものについて考えるのは、その人自分自身であって、
人には言われたくないだろうなと思う時があるよね。自分自身が、そうだ、俺の今の環境なんか理由にしたらダメだっつって湧き上がるのはいいんだけど、
人に言われたら嫌だよなって思うのね。普通にね、思わない。そういうことをふと思っちゃう時があったんですよ。それは僕が元気いっぱいの時だったらそう思わなかったかもしれないけど、
心に隙がある時ってそういうことを考えちゃったりするわけですよ。ネガティブだからね、ネガティブ。で、そう思った時に、まあそういう精神状態の時って変な方向行くのね。
03:08
久々にさ、フランス革命もののコンテンツを色々見ちゃってさ。 全然ぶっ飛んだね。 あんまり繋がりがわかんない。
なぜかっていうのはさ、フランス革命って言ったら一番有名な人って、吉田くんと岩ちゃんも知ってると思うけど、マリー・アントワネットっていう人がいるわけじゃん。
知ってます知ってます。 で、そのマリー・アントワネットっていう人が、女王としてね、めちゃくちゃ輝かしい生活を歩んでいるところが全て崩れていくっていう破滅のストーリーが多いわけじゃない。
だいたいマリー・アントワネット、マリー・アントワネットっていう話が多いんですよ、どの話もね。 その陰にさ、いっつもコンテンツの中では隠れてるさ、ルイ16世っていう人知ってますか。
名前だけは。 名前だけ。吉田くんも全く知らない。岩ちゃんは。 顎じゃないよね。顎じゃないでしょ。
顎はさ、ハプスブルグ家のあれじゃない。 あのミヤクミヤクと受け継がれたルイと言われている。
近親婚とかがあって、だんだんちょっと顎が出てる人が多くなったみたいな話だよね。 一応マリー・アントワネットはその家の人なんだけどね。吉田くんは他には何か知ってますか、ルイ16世について。
えー、なんかタイツみたいなの履いてる。 それは16世限りなんだよ。多分15世も履いてる。
多分ね、タイツ履いてて有名な写真がある人はルイ14世だね。 あ、そうなんだ。15世は。
15世もタイツ、俺もあそこら辺ちょうど一緒なんだけど、ファッションはそんなに詳しくないから一緒なんだけど。有名な写真というか肖像画はルイ14世のバレエやってる時の写真だね。写真というか肖像画だね。
髪が黒くなってしてタイツ履いてるなってイメージしかない。 そういうイメージもあるかもしれないけど、ルイ16世ってどっちかというと陰キャな人だったってよく言われてる人なんだよね。
それでマリー・アントワネットの夫なんだけど、だいたい映画でもなんでもさ、マリー・アントワネットが主人公で、だいたい映画の中では影薄いっていうことが多いのね。
だいたいその影の薄さと同時に、すげえボングラに描かれてることが多いんだね結構。どういう人だったかっていうと、どっちかというと陰キャな人で、
で、城前ってわかる鍵。鍵を自分の部屋で一人でいじくるのが好きだった人なんだ。 暗いな。すごい陰キャな方に。 本気で暗いじゃん。
で、マリー・アントワネットはもう絶対的にさパリピだからさ。だからその対比として描かれるっていうかどうしてもコンテンツになるとマリー・アントワネットの方が描きやすいというか派手だしね。
それでルイ16世さんはフランス革命が起こっていく中で結構適切な対応ができなかったとか優柔不断であるとかビジョンなくいろいろやっちゃうってよく言われてて、あんまりいい君主とは言われてなかったりするのね。
で、かっこいい決断もなかなかできなくてそのままフランス革命を引き起こしちゃったっていう時代的にはね、そういう立ち位置になってて。
さらにはパリピ・アントワネットはハンス・アクセル・フォンフェルセンっていう有名な貴族さんと浮気をしちゃうみたいなもう救いようがない描き方をされてるわけですよ。
で、救いようがない悲しみすらあんまり描かれないことが多いのね。で、評価としてはそういう意味で低いんだけど、そこで俺のちょっとネガティブな時の気持ちと重なるんだけど。
だってさ、みんな文句言われてるけどさ、よくよく考えてみたらさ、ルイ16世もさ、環境のせいにすんな、お前の判断が悪かったとかって言われたら可哀想だよって思っちゃって。
06:09
お前、自分のこと貴族だと思ってんのか。
すげえとこに感情輸入してるね。
すげえのにダブったね。
何の話かわけわかんなくなってきたんだけど、そういう気分になっちゃったんですよ。それで俺は全力でルイ16世を擁護しようと思ったわけですよ。
ああもう、ちょっと同化しちゃったんだ、そこで。
全部マリー・アントネットの影に隠れてるんだけど、だけどルイ16世はそんなに悪い評価をされるような君子ではなかったって言いたいんだけど、
それをこんなことしたじゃん、あんなことしたじゃん、だから全然実は優秀な人だったんだよっていう歴史家的な視点ではなくて、
いやこんな流れでルイ16世生まれちゃったんだよ、仕方ないじゃんっていう方向でルイ16世を考えてみようかと思うんですよ。
なるほどね。
だから再評価はしないけど、ルイ16世をみんな仕方なかったよって言ってやってくださいっていうことを説明していこうかなと今日は思います。
いじめアントネット。
それでルイ16世に行くまでのことはちょっと話そうかなと思うのね、今回は。
その前の時代からの流れを、コンテンツを通してね、ルイ16世に行くまでの話の流れわかりますよみたいな映画であるとか漫画であるとかそういうのを散りばめながら、
すごいルイ16世がかわいそうなことがわかると同時に、そこら辺の時代めちゃめちゃ面白いよみたいなことが話せたらと思うので、
だからちょっとまたカルチャー界に戻っていこうと思うんでよろしくお願いします。
久しぶりですね、カルチャー界。
よく考えてみれば最近吉田の文句会ばっかりだったなと思って、未来の話と。
そうですね、もうコンテンツを摂取する余裕がないからね。
病んだサラリーマンになってるもんな。なので聞いていただいてる方も疲れてる方も多いと思いますんで久々にカルチャーというかサブカルチャーだよ。
歴史と言ってもそんな正しい歴史の話じゃなくてコンテンツの話になるからねどうせ。
皆さん聞いてくださいという感じです。
それでルイ16世行く前にさっき吉田くんがちらっと話したルイ14世ぐらいから話していこうと思うんだけど。
タイツの。
タイツの人。このルイ14世とルイ15世のおかげでルイ16世ってあんなになっちゃったんだよっていうのが俺が言いたいことなんですけども。
責任があんだあいつらに。
この2代遡ったルイ14世さんは時代的には17世紀入った頃の時代で、近世って言われる頃の人の中世の次になった頃って言えばいいのかな。
太陽王とか言われた人で。
思い出した。
思い出した?太陽王。一番フランスが盛り上がった時期。
あれでしょ。秦は国家なりでしょ。
そうそうそう。絶対王政って言うのを知って、王様が全てっていうような世の中を作って一番頂点っていうね。で秦は国家なりって言った人ね。吉田くん秦は国家なり知ってる?
さすがに聞いたことあるけど、それが何かは思い出せない。
だから俺こそが国家だとイコールだと。その絶対王政の象徴としてベルサイユ宮殿を作った人。作ったというよりかはそもそも先代のルイ13世の主要用の館だったベルサイユ宮殿を改築して権力の象徴の宮殿を作り直したっていう人かな。
09:07
で格式高い格好とか生活様式とかバロック調って言われるものを作った人と。でこの人老いたちから面白くて幼い頃に子供の頃にフロンドの乱っていう国内の反乱が起こったのね。貴族とかそういう人たちが反乱を起こして王様に立てついたみたいな反乱が起こったことがあって。
でその時に自分たちの命がやばいところまでいったのね。だからそれの反動あったんじゃないかなとはよく言われてる人なのね。こうやって王様である自分が危ぶまれるような状況が起こったから逆に自分が権力持ったら絶対的な権力を自分が作ってやろうと思ったんじゃないかとか言われたりとか。
あと出生にも結構いろんなことが言われてて、先代のルイ13世と王妃の間になかなか子供が生まれなかったって資産になったりとかしてその後長い間子供が生まれなかったのね跡取りが。そんな中で急に生まれたのがルイ14世だったのね。そこにもまあいろんな話があるんだけど、だからそういうことがあって実は本当の子じゃないんじゃないかとかも一部言われてたりとかする人なのね。
だからこそ自分の権力を絶対的に確立したかったんじゃないかなと言われてる人だったりとかして。ここですげえ面白いのがこのルイ14世の時と出生の秘密に関わるのでよくネタにされることがあって、これ実際にいた人なんだけど鉄仮面っていう人がいるのねって言われてる人が。
鉄仮面?鉄仮面って鉄の仮面? そうそう鉄の仮面。本当は実際には鉄ではなかったらしい具合があるんだけど、実際に歴史に残されてる鉄仮面っていう人がいて、これずっとルイ14世が生きてるときにバスっていう牢獄って貴族とかが収容される有名な牢獄にずっと繋がれてた人がいたんだけど、この人は囚人だったんだけどベールで顔を覆ってて顔が見えないまんまずっと収容されてたのね。
だから鉄仮面って言われてるんだけど、結構囚人にしては対応はいい生活をしてたらしいのね。牢に繋がれてると言っても。だからその正体が何だったのかっていうのが結構いろんな物語で語られてたりとかして、それが本当のルイ14世の出生の秘密と絡んでるんじゃないかとかがよく話のネタになるのね。
このネタを映画にしたのが1998年の仮面の男ってさディカプリオが主人公になった話があって、あれでは確かルイ14世の兄弟だったりとかなんかした感じだったから、ディカプリオ一人二役やってたけどね。見たことある?
多分見てる。覚えてないけどほとんど。 いや僕ないですね。 ないか。結構面白いんだけどねこの映画。他にも確か鉄仮面って小説になったりとかしてると思うんだけど、有名なので言ったらこの仮面の男っていう。結構要所要所はねとんでもな設定にはなってたんだけど、まあ面白いかなっていう感じで。
スケバンデカは関係ないんですか? 何スケバンデカ。鉄仮面いたっけ。スケバンデカについて相当忘れてるよ。あれ何だっけ。
あれ主人公はずっと鉄仮面被せられて育てられてた。そうと思うけどね今となっては。 その設定なんかいるんかみたいなのありましたね。 何代目だったか忘れてたけどね。何でだったんだろうあれ。
12:08
あとねこの仮面の男以外にね最近確かルイ14世主人公のネットフリックスのオリジナルドラマでさベルサイユっていうのが確かやってたと思うんだけど、それこそさフランス革命とかはよくドラマとか映画とか漫画になったりすること多いけど、いろんなネタで。
意外とルイ14世ってないなと思ってて、その中はネットフリックスドラマになってたんだけど、これちょこちょこ見てるけど俺の見たかったのとちょっと違ってヒルドラっぽいのね。なんか愛と肉欲と陰謀みたいな感じのドラマだった気がする。
いわゆるドラマっぽい感じになってたから、そういうのが好きな人はこのドラマいいかなと思うんだけど、まあでもそういうふうにルイ14世って語りやすい人でもあって、ヒルドラっぽい人だったりとかもして、戦争をどんどん仕掛けて外に領土を広げていったっていうすごいそれこそ太陽って呼ばれるだけのことをした人でもあるんだけど、
これってフランスの王様って誰もだったりするけど、いろんな女の人との乗事とかさ、重要な女の人がいてみたいなことが多かったりするのね。そういう意味でこのルイ14世も当時のフランスにはさ、交渉制度っていうのがあったの知ってる。交渉って公の目掛けって書いてある。
いわゆる王妃のほかに愛人みたいな人がいて、まあこれはポリコレは置いといて、当時の話なんで時代の話なんで、まあ置いといての話なんだけど、公に国家が認めた目掛けの人を設定している制度だったのね。それはなぜかというと表向きには、いわゆる王妃に国民の誹謗中傷が集まらないようにそういう立ち位置の女の人がいたら、だいたいその女の人に文句って集まるでしょっていう言い訳もあったらしいんだけどね。
でこのルイ14世も歴代のそういう交渉って人がいるんだけど、公の愛称ね。このどの時代でもどの王でも結構そういう人多いんだけど、だいたい交渉になる人ってすごいキャラ立ってて面白い人が多いのね。でこのルイ14世も生涯に有名な人が4人いるんだけど、この4人の女の人を主人公にしても漫画とか描けるんじゃないかなっていうぐらいすげえ面白くて。
まず最初にいた人が、だからこんなことがあるからだいたいヒルドラっぽいドラマになるんだけど、これすごい俺面白いなと思って見てたんだけど、一番若い頃にいろんな恋をしたっていう話はあるんだけど、最初の重要な愛人になった人にルイーズドラバリエールっていう人が最初いるのね。でこの人は性格は純真無垢な感じって言えばいいのかな。いわゆるおしとやかで真っ白であんまり欲望的なことも言わずに、ただルイ14世が大好きっていう人だったのね。
いい人っぽい すごいいい人なんだけど、でこの人が最初ルイ14世も大好きになって交渉になっていくんだけど、その次にルイ14世が心を動かしちゃうのがモンテスパン公爵夫人っていう人がいるのね、その次に来たのが。でこの人が一番俺ボスキャラだなと思うんだけど、その前のバリエール女王みたいな純真無垢な人とは真逆で、すごい派手できちに飛んだ話とかができるから会話も楽しい知的な会話もできるけど、ものすごい火炎の如き魔性の美女って感じの人なんだよね。
15:02
でちょっと後で話すんだけど、この人がすごい面白い事件を起こしてるんだけど、でそういう事件とかがあったりとかしてルイ14世ちょっと魔性の女に疲れちゃったのかなっていうところで、で次フォンタンジュ公爵夫人っていう人に恋をするっていうか、その人を交渉になるんだけど、その次の人ね、この人ちょっとね、なんか書かれ方もかわいそうな人なんだけど、よく書かれてるのが造形としての美みたいな書かれ方してるのね。見た目がめちゃくちゃ美しかったけど中身空っぽみたいな言われたしてるのね。
だからハマって戻ったけどすぐ飽きられたみたいな書き方してるからかわいそうだなと思うんだけどそういう女の人がいて、でそういう人を間に挟んで最後にルイ14世が行き着いたのはマントロン公爵夫人っていう人がいるんだけど、この人はすごい低粛な人で、で唯一ルイ14世よりも年上、だから結局最後は低粛で真面目な年上マダムにルイ14世は落ち着いたっていう生涯だったのね。
そうなるよねっていう感じ。 まあわかりやすい例だよね、いろいろ経験してってなるとね。だからそういう意味で女性遍歴だけを考えてもルイ14世ってすごい面白い人だなと思うんだけど、でなんでこんな高尚みたいな人を今説明したかっていうとそれぞれまあすごい個性あってルイ14世以上に主人公ができるなって思って面白いなと思って見てたんだけど、この2人目のさ魔性の女モンテスパン公爵夫人のすごいシーズの事件があって、
でこれあんまりね有名な本じゃないけど俺すごいハマった本があったのね。それが2016年ぐらいに出版されたパリの毒殺事件ルイ14世地下の世相っていう本があるのね。
ブランツファンク・ブレンターノっていう人が書いた本で、でこれ日本語訳版も出てて北沢真樹さんっていう人が訳してる本があって、であんまりね重版はされてないっぽいから割とマイナーな本なんだけどデジタルもなくてね。
面白そうで買って読んだらすごい面白かったのね。でこのルイ14世の時代っていわゆる魔女とか魔術師とかってあるじゃん。そういうのが中世ほど濃くはないんだけど、だけど迷信的なことまだまだ残ってるんだけどいわゆる魔女とか魔術師っていうのが毒殺魔と同化したような時代だったのね。
だから昔ほどすべてが魔術とは言われないけど毒みたいなことで殺すっていうことと魔術がすごい一色たにされたような時代感で。で調べるとね漫画みたいな時代なのね本当に。でそんな中でスーパー毒殺マンみたいな人がいっぱい現れるのね。
本当スーパー毒殺祭りみたいなことになった時代でちょうどルイ14世の時って。その頃のことが書かれてる本なんだけど。バズりまくった時代らしいのね。それこそ今で言われる秘曹らしいんだけどその秘曹っていうのをパリのかどっこの方の怪しい地下で売ってる魔女魔術師みたいな人がいて、でこれは遺産相続パウダーですって言われてたんだけど、これを使って身内を殺せば遺産相続バッチリだみたいなことでめちゃくちゃ毒が売れたらしいのね。時代的に。
18:00
むちゃくちゃな。 むちゃくちゃな時代だったらしいのね本当に。でそんな中ですごい伝説の魔女がいて、でこれブランヴィリエ公爵夫人実在した人なんだけど、確か本名はマリーマドレーヌドルドブレっていう人なんだけど、これ金と男のために親兄弟を毒殺した伝説の魔女で、最後にはもうパリ中で有名な人になっちゃって魔女として。で最後は公開処刑されたっていう本当史実の人なのね。
あともう一人パリの裏社会の魔女の女王みたいな人がいて、ラボアザンっていう人がいるのね。ラボアザンラボアザンっていう人がいるんだけど、本名は違うんだけど通称ラボアザンって言われた人がいるんだけど、これは当時のパリの裏社会の女王みたいな立ち位置いて、機大の魔術師と言われてて、毒殺魔として歴史を残してる人なのね。
だからこういう人が本当にいて、裏社会を牛耳ってて、そういう遺産相続パウダーみたいなの売りまくって、貴族とかも毒で殺しまくって、もう飯食うのもまともに怖くて食えないみたいな状況になっちゃったらしいよね。そんな時代で、ここら辺の時代のことを知りたかったら、小説だとバスティーユの悪魔っていうエミールガボリオっていう人が書いた小説とかが有名だったりとか、あと有名なのがセビニエ公爵夫人の手記っていうのがあるのね。
この人はフランスの貴族で、書館作家って言われてるんだけど、娘だったかな、ちょっと俺もそこうる覚えになっちゃってるけど、娘かなんかに送った手紙なんかがすごい集められてて、それがすごいこの17世紀パリの風景が今に伝わるような文章がいっぱいあったりとかして、有名な今となっては作家って言われてる人なんだけど、ここら辺の人のを読むとすごいこの頃の情景が書いてあるのね。
で、このパリの独撮事件っていうのがなんで面白いかっていうと、そういう情勢なわけじゃない。そこでね、そのパリの独撮劇の中で初代パリの警察長官っていう人がいるのね。で、この警察は世界初の近代的警察組織って言われてるんだけど、その最初の長官になったのがガブリエル・ニコラド・ラ・レニーっていう人がいて、ラ・レニーっていう人なんだけど、この人がめちゃめちゃ少年漫画の主人公みたいなおじさんで、
そういうさ、周りの貴族はさ、いかに人を独撮してその資産を奪うかみたいなことに欲望だらけになってるわけじゃん。そんな中で、本当に正義を貫いてこの事件に立ち向かっていくのね。で、それは貴族がめちゃめちゃ関わってるから、そういうラボアザンの裏でね、毒をもらってる貴族がいたりとか、そういう裏に大物みたいなのがいっぱいいるような独撮事件だから、もみ消そうとめちゃめちゃされるわけね。
だけど、このレニーっていう人は、本当正義のために全てを明らかにしようとしていく流れになってるのね。で、それがパリの独撮事件っていうののベースになってるんだけど、基本的には時代から消された歴史になってて、本当に残ってたこのレニーっていう人の主旗をもとにその小説はできてるんだけど、小説っていうか本はね。最後にここですごい結末があるのね。
で、それがすごい面白かったのが、さっきのモンテスパン公爵夫人ですよ。ルイ14世の公爵、王様の公爵っていうすごい立場にいた人が、この独撮事件に関わってたことが明らかになってくるっていうラストのね。
21:10
あの、下っ端の貴族どもがわちゃわちゃなってる中で、だんだん大物が関わってることがわかっていったりとかする中で、最後国家を揺るがすような大事件になっていくのね。
映画だね。 映画でしょ。本当に映画みたいな実話だなと思って楽しんでたんだけど、でも歴史としての最後は結局このモンテスパン夫人は、このことがあったからルイ14世の心が離れていったみたいな感じには最後になってくると思うんだけど。
よっぽど無茶苦茶でさ、この人を黒ミサまでやってたらしいからね。結局独撮っていう手段ではあるんだけど、それと魔術がごっちゃになってるから半分では直接的な独撮が行われるんだけど、その半分ではそれこそ死んだ胎児とかを集めたりとかして、本当悪魔の儀式みたいなのをやるみたいなのも同時に行われてるとかしたのね。
そんな中に関わっちゃってたからまずいことになるんだけど、結局王様に関わる人がそういうことに関わっちゃってたっていうのは世の中の表には出せないから、この本当の事件の最後としては結局ルイ14世自身が調査報告書を自宅の暖炉で焼き捨てて全ては闇の中に葬り去られたみたいな最後になっちゃうらしいのね。
映画の最後のシーンっぽいですね。 でしょ。本当映画みたいなことが起こったんだなと思って。で、そうやってルイ14世の時代ってもうぐっちゃぐちゃだったけど、ルイ14世自身は戦争で外に出て行ったりとかなんやかんやしていろんな女にハマったりとか、すごい王様らしい人だったわけですよ。で、ここでフランスはすごい頂点を極めたぐらいの時代がこの辺なのね。
もっとさ、このルイ14世ってコンテンツになってもいいのになーと思うんだけど、意外と少ないなーっていう感想なんだよ。漫画とかにもあんまなってない気がしない。見ないよね。吉田君なんか漫画になってれば別にこの時代のことを知ってるわけじゃないけど、漫画としては知ってるよみたいなのがあってもいい気がするんだけどね。
あれ猪さんってあれは。 猪さんね、俺最後の最後に話そうと思うんだけどあれは本当フランス革命なんだよね。結局あれの話をしたかったっていう回でもあるんだけどね。まあちょっと後に置いておきましょう。そうやってフランスの一番右肩上がりだった時代があるわけですよここで。
あと余談がもう一個あるんだけど、これさマリー・アントワネット映画とかマリー・アントワネット漫画とか好きな人にはわかると思うんだけど、マリー・アントワネットの友達でポリニャック公爵夫人っていう人がいるのってわからない? 全然わからない。
全然わからないか。読まないものは。いわちゃんも知らない? 俺はね、聞かされたことあるけど覚えてないな。 多分ね、ベルサイユのバラとかでも出てくるしね絶対。 なんか仲いい人でしょ。 そうそうそう。マリー・アントワネットのセレブ友達ですごい仲良くて、ずっともだよって言ってたグループがあるんだけど、でその中の一人なんだけど、最後裏切っちゃう人がいるのね。
ずっともからぶっころに。 ずっともからぶっころになった人がいるんだけど、革命が起こって結局マリー・アントワネットを最後裏切って一人で国外に逃げちゃうっていう、ある意味悪役っぽく描かれる人がいるんだけど、この人ってこのポリニャック公爵夫人って実はちょっといきなりまたマリー・アントワネットの時代の話に飛んじゃうんだけど、いわゆるマリー・アントワネットはパリピで本物のセレブだったわけね。
24:12
周りにも本物のセレブ友達が固まってたわけなんだけど、このポリニャック公爵夫人って実は貴族なんだけど没落貴族の家なのね。だから今の時代にもわかるようにちょっと簡単に言うと、いわゆるセレブ大学生の中の輪に必死についていったけど、資金的にも遊び的にも本当はついていけないような立場だったのね。無理してたのね。無理して背伸びしてその輪の中に入ってたっていう人だったのね。
だから最後にはそういうこともあって裏切っちゃうんだけど、友情の難しいところではあるんだけどね。なんだけどそのポリニャック公爵夫人の一家がなんで没落したかっていう原因は、このルイ14世の時の毒殺事件に関与してたことがバレて没落しちゃったって言われてるの。
だからそのなぜああいうセレブの輪の中にいて一人だけ没落してたのかっていうのがこの時代にすごい関わってて、それも一つ面白いネタだなと思って。まあ余談でしたけどもって感じだけどね。で、これがルイ14世っていう人で、ここからずっと右肩上がりの日本で言ったらなんだろうな、昭和か。昭和の良い時代か。
24時間働きますかってみんなが言ってて湧いてた時代じゃないですか。5時から男とか言ってた時代だとするじゃん。で、ここからどう破滅に向かっていくかっていうのが次のルイ15世がクソすぎるっていうのがあるんだけど。そこの話に行こうかなとは思うんですけども、2回に分けようか。
今回はこれで終わりっていうことにして、2回に分けて後半戦といきたいんだけど、どうでしたでしょうか、ルイ14世は。 全然知らないことが改めて。 この頃の時代って意外と、俺もちょこちょこ読んだことあるんだけど、やっぱそういう時代感とともにオリジナルのキャラクターとかのストーリーとかになってて、がっつりこういうルイ14世の話とかモンテスパン夫人の話とか、俺はすごい漫画に向いてるなと思うんだけど、意外となってないんだよなと思って。
やっぱフランス革命が強いのではないですか。 そうなんだよね。結局フランス革命が強いし、みんな知ってるから、やっぱそのコンテンツにした時点でみんなの興味が向いて見てくれるって確率が高いのかなっていうこともあるのかな。だから誰か漫画家してほしいなと思うんだけど、岩ちゃん漫画家しない。
すごい膨大な知識が必要そうだね。 膨大な知識が必要だけどな。 勉強が必要だね。なんかそういうのあるね、日本でもあるよね。 確かにね、この時代面白いのになあ、なんでコンテンツになってないのかなっていう時はあるかもしれないね。
ある。 じゃあとりあえず次回はルイ15世の話して、こういうクソみたいな先代がいたらルイ16世仕方ないよっていう話をしていけたらなと思います。 はいはい。
やべえから、このルイ14世はさ、なんかすごいドラマっぽいなと思うんだけど、よくもあるくもね。もうその人間らしいところと歴史的に動かしたっていうところの、確かに王様っぽいなと思うんだけど、ルイ15世って人はある角度から見たら、いや王様ってまじめっちゃ楽園みたいな生活できる人なんだなっていうイメージもあるし、王様がダメだとこんなに世の中ダメになるんだなっていうのもわかるかなっていう感じがするんで。
27:10
対比としてもまた聞いていただければと思いますので、今日はこれで終わりにしようと思います。ではではありがとうございました。
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