そこら辺未だに俺の中で答えって出てなくて。
だからそこら辺さ、まあ漫画を描いてる岩井さんも今まあコミカライズっていうところだからすごい複雑なことはあるだろうし、
だし吉田くんは吉田くんでさ、お前はもうがっつりビジネスマンって感じじゃん今仕事が。
まあそうですね。
だからお二人にそこら辺のなんかね、好きって仕事にするのどうっていう話からさ、何かご意見を聞きたいなって思ったんですよ。
でも好きになれるところがある仕事だと幸せだよねっていう気持ちはあるから。
ああグラデーションで考えろってことだね。
そうそうそう。
もう単純にね。
いきなり答え出しちゃったけどな。
なんかその感じで。
その体験。
そうだねって感じだね。
そうそう。
基本的に僕仕事をしたくない、仕事したくないんです。
勉強もしたくないし、絵も描きたくないし、話も作りたくないの。
でも、でもだよ、それは極論だよ。
今言ったのはすごくめちゃくちゃフラットにした余計なものを省いた、わかりやすいところだけすくい取ってみると多分何もしたくねえんだろうなっていうふうに思うことはあるんだけれども、
好きなことを仕事にしているというふうには思われやすいであろう職種だと思うんです、僕はきっと。
悲しい話。
思われやすいよね。
そもそも僕がこの仕事をしているのは、自分が一番得意だったことを。
漫画家の人とかイラストレーターの人はみんなそういうね、岩ちゃんも昔々も同じようなこと言ってたしね。
そう、それ以外があまりにも極端にできなかったので、唯一残ったこれを武器にするほうがないって言って頑張った結果であって。
あれだよね、俺に配られたカードの中で比較的これが一番強いみたいな。
そうそうそう、一番強いカードだったよ。そのカードは別に光ってはなかったよ。光ってはなかったんだけども、数字が一番大きかったんだよね。
っていうとなんか夢もなんもないみたいな感じになるんだけども、もちろんその絵が嫌いなわけでは当然なく、漫画が嫌いなわけでも当然なく。
好きだから描いてたからそのカードが一番強くなったっていう部分ももちろんあるだろうし。
そう、もちろんそうそうそう。
で、仕事嫌い、絵描くのもそんなに得意じゃないし、話作るのなんて持ってのほかだし、嫌い嫌いとは言うけれども、本当に嫌いだったらできてるわけないんだよね、多分。
そうね。
なんか好きな部分が確実にあるんだよ。確実にあるんだけれども、あ、好きだ、もう絶対この仕事を一生続けていきたいって思う瞬間って多分3年に1回ぐらいなのね。
ああ、なんかその感じわからんでもないな。
わからんでもないでしょ。
いや、だから3年に1回。
3年に1回あるって相当なことだと思うんだよ。
うん、幸せだと思うわ。
うん、幸せなことだと思うんだよ。多分それのために頑張ってるのかもしれないとすら思えるぐらいの、なんか勘違い?そういう勘違いの瞬間があるっていうのはすごく素晴らしいことなので、でもなんだろうね、好きなことを仕事に言って言うけれども、特にまあそのYouTuberであったりとか。
そう、わかった。一つだけちょっと挟んでいい?これ何が嫌いかっていうのが今はっきりして。嫌いなのはそれをしようとする人は別に嫌いなわけじゃないんだよ、多分。それをよくわからない扇動の仕方をするやつが嫌い。無責任な扇動の仕方をするやつがすごい嫌いなんだと思うわ。
私は好きなことを仕事にしたいんですって言ってる人は別に嫌いじゃないの。それは僕もできたらそうなりたいから、それを目標にして俺も頑張るわぐらいの気持ちしかないんだけど、好きなことを仕事にしなきゃダメだよとかっていうやつが大嫌いなのはきっと。
僕がそういうの言うポジションだったんだけどな。しょうじさんが言っちゃうな。気持ちはわかるわ、それは。僕の奥様がさ、小学生の低学年から画家になりたいみたいな。絵の仕事をしたいみたいな。
そもそも仕事をするっていうのは決めて、今デザイナーやってるんだけど。 すごすぎるぞ、それ。 あれだよね、いわちゃんの話をしなきゃなんなかった光の話の入りだよね、今。
光の話だぜ。小学校低学年なんて俺ガンダムになりたいとか思ったよね。すごいな。画家っていう具体的なものが出てきてたんだ。
俺もそんなもんだったんだけどさ、ちょっと田舎者だったからさ、なり方がだいぶ曲折というか遠回りをしたんだけど、今フリーランスというか個人事業主として頑張っているんですけども。
それが隙を仕事にしたなっていうのは、結構身近な人で事例がいるからあれなんだけど、ただやっぱり欠損してるわな、ちょっとな。 ああ、バランス感覚がやっぱ偏ってるからね、パラメータが。
マジで絵を描き続けられるんですよ。もう本当に寝食を忘れてずっと絵を描き続けるっていうのも、外にも一歩も出なくていいですみたいなタイプなんで、子供いなかったら本当にずっと仕事をしてますみたいなタイプなんだけど。
そう、そう、失ったものとしては社交性がまずゼロっていうと、保護者の集まりって2時間虚空を見つめて帰ってくるとかをやってくるんだけど、一言も喋らないとか、本当に外でないから日に当たらなすぎて体調が悪くなるとかをやってくるんだけど、岩さんの場合は強いカードがたまたま絵を描くとか漫画を描くだったと思うんですけど、うちの夢はまず手札にそれしかないみたいな。
他のカード配られてないんだけどみたいな感じ。
そう、そう、ないみたいな。なんでこれが好きであるって一本やりで30年生きてきたみたいな。
でもそれ逆にすごいね。だから1枚カードが配られたら、私これでいいっつってそれだけできたんだよね。
そうそうそう、それを大事にして育んでね、今食ってってる子は偉いなっていうのはすごいよね。
そういう人に僕みたいなタイプの人たちは何かこう後ろめたいものを持ってきている。憧れと共に威風の念を抱いているっていうのがあって。やっぱりいるんだよね、実際。
この先輩にもいたけどさ、欠損しまくってたもんね。仕事でもさ、締め切りなんていう感覚はなくて、自分がオッケーを出すまではもう半年でも伸ばすのね、その人。
そこそこ売れっ子だったんで、対応するんだけれども当然。その人はもうひたすらその絵を良くするためだけに延々にサボってるわけでもなく、描いては消し、描いては消し。
肌から見たら何が変わったんだろうっていうようなことをずっとやり続けて。まあ苦しいのよ、本人は。もういい歳だよ、俺より年上だから。
それをずっと続けてるもんだから、どんどん上手くなるんだけれども、本人は上手くなってるなんて自覚はないから、もうずっと足りないもの探しみたいになってて。
どんどん上手くなって、でも締め切り落とすから仕事がなくなって。
それ欠損してるよな、確かに。
欠損してるんだよね。でも幸せそうなんだよね。なんかね、羨ましいなと思う。
確かに。あんまり人に気を使って嫌な気分になるとかじゃないんだよね。
ならないし、なんでこの人頭の中にお金がないんだろうってすごく。それがすごく羨ましい。
たすら絵のクオリティとか、何を自分は描きたいのかみたいなのを探求だったりとか、技術の探求だよね。いろんな技法とかをすごい調べたりとかして。
なんだろうね、レゴブロックの人も多分そうじゃない?だからそういうことなんじゃない?
結局インフィティー行くためにこれが必要だから、これを手に入れるためにこれをしなきゃねっていう世界から完全に離れてるところがやっぱすごいなとは思うよね。
すごいよね。
簡単に言うとね、金から自由になってるっていうことだろうけどね、それって。
自由なんだよ。いろんなものから自由なんだよ。それが結果幸せなゴールを迎えるかどうかわからないけれども、でも羨ましいと思っちゃうよね。そうなりたいかと言われるとちょっと微妙な気持ちもあるけど。
そうだよね。楽かどうかはまた別の話だからね。
いや苦しいと思うよ。すげー苦しいと思うよ。
だいたい苦しそうだけどね、そういう人。
ほんと手抜かないからね。手抜く技術一切育ててこなかったみたいな。そんなに好きなことがあるっていうのがまず羨ましい。
それってさ、好きを超えてるよね、もう。だってずっと苦しそうだもんね。わかるけどその感じ。
生き方になっちゃってる。
苦しそうだよ。
だから好きなことっていうレベルの話じゃないんだろうな、もうとは思う。
でもね、絵描き界隈の話だけども、そういうタイプの人が突然絵がダメになる瞬間っていうのがあるらしくて、
あの人ダメになっちゃったからもっと戻れるかななんてよく言ってるのをよく聞いたもんなんだけどさ、昔。
まず結婚。
へー結婚で?
結婚することによって絵が変わって突然。なんかダメになったねっていうことがあったり。
へー下手くそになっちゃうみたいな?
うーんとね、上手いんだよ。上手いは上手いんだけれども、すごいがなくなるっていうか。
ちょっとごめんね、抽象的な言い方になっちゃって。
なんか怖さみたいな、ここまでするのかってなんて言ったらいいのかわかんないんだけどね。
オカルト的な魅力、謎の滲み出るオーラみたいなものが旗と消えるみたいなことがあって。
人、人になっちゃうんだ。神から。
人になっちゃうんだよ。それはなんかやっぱ結婚とか彼女ができたとか、なんかまるで女性を悪く言ってるみたいであれなんだけど。
あーあれだよね。
多分現実で少し幸せになったからなんじゃないかと思う。
あれと一緒だよ。俺さ、それさ、あれ思い出したわ。八幡ダイバーって漫画あるじゃん。
最近好きだね。
あの将棋の漫画より大好きな漫画なんだけど、あれさ、主人公はもう将棋しかない人生を歩んできたけど、プロ一歩手前で挫折したっていう、将棋しかないけど将棋にも挫折した男なのに。
なんだけどそれがすごい強さを発揮するんだけど、そこで師匠に言われたのが、女のおっぱいを一回でもお前は揉むことができた時に、お前は将棋が弱くなるって言われるのねって揉めながら。
それだ。
だから、お前は一生一度もおっぱい揉むなって言われて、マジそんなの嫌だってなる時があるのね。俺弱くなっちゃうんですかみたいな。
でもなんか苦しみとの戦いみたいな、そういうことなのかもしれないと思う。
人間らしい欲望と楽しいとか快楽とかに触れてしまった時に、人になっちゃうんだろうねきっと。
借りてないが故にね、強いみたいなのがありますわな。
なんかギャラ交渉するようになったとか、当たり前なんだけどね。
まあそれやっぱり奥さんに言われてとか、なんかマネージメントをね、やっぱ元々すごい芸術肌でずっと絵だけ描いてるような人なんだけれども、
これあくまで一つの例です。全部が全部そういうことではないんですけれども、ファンと結婚したらしいの。
で、マネージメントを始めるわけですよ、彼女。
で、自分好みの絵をどんどんこういうのがいい、こういうのはダメだっていう話で。
その彼女がね。
で、なんかどんどん、これはもう一例だよあくまで。みんなはそうだとかじゃないからね、全然。結婚したってすごい人はいっぱいいるんだから。
まあ逆に言うと奥さんがものすごいマネージャーになって、すごいバランスで商業的成功する人もいるわけだからね。
っていうこともあれば、もう完全ほったらかしてくれてる奥さんもいるだろうし、サポートをしたりとかね。
みんながみんなバケモンじゃないからね。大抵の人は知識と技術と経験と才能をパラッと最後にスパイス程度にかけて作ってると思うんで。
うんうん。
だからなんとも言えないんだけど、でも時々そういうバケモンじみた人がいるんだけれども、
不意に旗と失速する時が、失速したなって思う時っていうのは、現実でちょっと幸せを手に入れて時のような気がするので。
なんか苦しいなそれ、苦しくない?
苦しい世界だなと。
でもあれじゃない?好きが変わったってもう言えるんじゃない?好きなところが人になった。
そうだよね。
そんな人単体としては幸せかもしれない。
逆に言うと人間世界の見方から見ると、今まではスサンダシュラのような生き方をしてたんだけど、
切るか切られるかみたいな侍だったんだけど、本当の愛を知ったんだよね、多分そこで。
少年漫画だったらハッピーエンドですね。
そうだよね。言い方をすればね、柔らかくなったのかもしれないしね。
肌から見たらチンプだなぁとか思っちゃうけどね。
でもさ、今はダメになったパターンの話なんだけれども、逆に人間を描くのに人間も知らないやつ、人間も知らないで描けるかっていうのもあるじゃない?
物作り界隈では言われることだよね。
そうそう。人を好きになったこともないくせに愛を描けるかみたいなこととかもあると思うので、なんかどうなんだろうねと思うよね、果たして。
人それぞれだなって思うよね。
ある部分は凄みを失うかもしれないけど、ある部分で何かが強くなっている可能性はあるよね。
ジョブチェンジするのかもしれないな、そこで。
そうそうそう。で、向き先がなくて、今結構燃やついてるんですよ。
なんで、ほら、今一緒にさ、いろいろ活動してる中でさ、テンポやってみたいとかさ、なんかいろいろ言い出してるじゃん。
あれね、俺今一歩間違ってマジで来週とかやってるんですよ。
なんで、今エネルギーの向き先がなくて困ってる状態。
でもやりたいことは別に好きなことじゃなくて、あれだね、成長したい意識高い感じなんだけど。
意識高い。
昨日の俺よりもっと強くありたいみたいな感じになってるよね。
かっこいい。
でもさ、吉田と一緒のことやってるのが俺かもしんないなと思うよ。
確かに、いろいろやってるかもね。
あれもやってみて、これもやってみてってなるけど、それこそね、仕事じゃないこともやってみようとか、自分でも怪しいと思うことやってみようとかね。
そのさ、好きを探すじゃなくて、33とかですけど、人生転ぶのって完全にアンコントローラブルだなと思ってて。
出会いとかさ、たまたまのきっかけとかさ、人に言われたからですごい転ぶなっていうのがあって、動くなって感じていて。
そう考えると、あんまり自分の好きなことに固執するよりは、とりあえずいろいろやってみようとか、なんか知らないことを触れてみように時間かける方がおもろくなるなみたいなのをちょっと考えてますよね。
ああ、でもそれはあるかもしんないね。本当に自分がすげえ好きって思ってたことって本当に好きなのかと思う瞬間とかもあったりするからね。
そうそうそう、それもありますね。
あと好きの浅さを知るときがあるじゃないですか、自分の。
あるある、すげえある。
すげえある、すげえ分かるよそれ。
ああ、そんな詳しい方いらっしゃったんですね、みたいな。
そこまでじゃないっていう感じのさ、もっとすごい人に出会って特に悔しくもならないみたいな。
そうそうそう。なんか、たとえ最悪だけどさ、もちろん女の子好きじゃないですか。男の子なんで、おっさんなんで。女好きなやつってマジ女好きじゃないですか。
ああ、わかるわかる。鷹が外れてるやつはいるよね。
そうだね。
いや、そこまでじゃないっす、みたいな。だから、自分の好きもだいぶ疑い始めてるよね、車ね。
好きの話でちょっと広がっちゃったら申し訳ないんだけど。僕さっきも言ったけども、ひょんなことからこのカードが一番強いって言って今の仕事を始めた結果、なんか本当に運がいいことに続けられてるんだけど、やっぱりね、好きがあったんだよね。好きがあったから初動があったわけで。
まあそうだよね。
仕事っていうのはこれを書きなさいとかある程度の方向を示してくれるから、特に好きじゃなくってもある程度を汲み取っていけば資料とかをなんとなくは形になるわけであって、できるんだけども、何かじゃあちょっと作品作りをしようとかなるわけです、仕事のためにね、今後の。
そうだってやっぱり好きを形にしてみようってなるんだけれども、思いのほか何も好きじゃねえってことにやっぱり気づいちゃう。思いのほか気づいちゃうのよ。みんながみんなじゃないと思うけど、じゃあお話作りましょうとかなったら、やっぱりそこって知識なんだよ、8割は。7割8割知識なんだよね。知ってるかどうかなんだよね。かといって知識でひたすら説明する内容になってもダメじゃない。
まあそうだね。
設定をゴリゴリ固めて面白くないじゃん、別に。
でも一番わかりやすいのはさ、例えば絵上手いからその仕事してます、漫画描いてます、でも趣味でめっちゃ釣りが好きですって人がいたとするじゃん。で、その人が例えば好きを仕事にしようと思ったとき、釣り漫画を描いたとするじゃん。その時に、俺の詳しい釣りってわーって書くとつまんなくなるわけでしょ。
俺のこんなに好きな釣りの魅力をみんなにわかってほしいっていうのをすごいうまく書く人がやっぱすっごいみんな面白い。
そうだね、そうそうそうだと思う。そう、だからね、共感力というか、なんていうか、ここで僕言ったことあると思うんだけど、特に伝えたいことが何もないってよく前言ってたと思うんだけど、根本的にそれがあるからその能力はないんだよね、人に伝える力みたいなものが。
多分ね、これを伝えたいと思わないからさ、だからどうしたらいいのかなって。
岩さん今、車漫画描けば今好きなんだよね。むちゃくちゃハマってるじゃん。
岩﨑 車漫画描けば、車大好きだけどさ、例えばそのこの車がさーって人にこう見せたいわけでもないし、何なら見られたくないからこう。
あーそういう好きさか。人に説明したい、伝えたくてしょうがない趣味っていうのと、全く伝えることとは別の自分の中で完結させたい大好きってあるもんね。
なんかさ、完全にコンテンツ暗視になっちゃうんだけどさ、ジャンププラスの読み切りでさ、ちょうど一昨日配信されたやつでね、9月2日に配信されたって、修理を見るって漫画があるんだけど。
え、何それ。 岩﨑 修理?
修理。修理を見るっていう漫画で、自転車を修理してる様子を漫画にした。
あ、ほんとにあれか、修理って物を直すの修理か。
そう、すごいの。あの、マジで修理してるだけなんよ。それがね、漫画として成立してて、セリフもほぼないのよ。おじさんがひたすら修理してて。
修理してる。
そう、で、3、4ページ見て。
日誌だろ。
吉田くんが今送ってくれて、今見てるんだけどその漫画。これさ、あれじゃない?YouTube動画の延長な気がするんだけど。
え、どういう?
YouTube。テレビではやんなかったのにさ、ひたすらおじさんが、あの、ソロキャンプして料理作って食べて寝てを。
あー、たしかに。
ただ流してるとかって、俺も好きなんだけど意外とそういう。
わかる。俺も車レストアする動画とかすげえ見ちゃう。
ね、車をレストアで直してるだけを延々と撮ってるとかって、流行ったじゃん。やっぱ、そんなテレビとしては企画として成立しないんじゃない?みたいなのがYouTubeだもん。
みんなぼーっと見て、それが幸せな気持ちになって再生数の稼げるってわかったわけで、それが漫画にまで広がってきたみたいなイメージ。
なるほど。それは鋭い。たしかに、たしかに。
すごいYouTubeっぽいって思ったんだよね、今。この漫画。
これがね、一個漫画として成立しちゃう。
あー、でもこれは新しいのかもしんないね、たしかに。
だってあの、3、4ページ無言で修理してるシーンが並んで。
カロリー高すぎる。書く側が。
で、見開きで、めっちゃ操ってるなーって台詞がようやく出るみたいな。
自転車がうんうんとかじゃないもんな、もうこれ。
もうなんか、車の中がどうなってるかっていうのを丁寧に書くだけでも割と漫画になっちゃうかもね。
カロリー高いんだって。0コンマ何秒のページにどんだけ時間かけるんだよって話じゃない?
読み飛ばすぜ、見る側は。
でも今でもあるじゃん。昔昔のイニシャルDみたいなさ、あんなドラマチックな漫画じゃなくて、
例えば萌え系が流行ったから萌えっぽい女の子がいて、で昔のさ、古い車をみんなで見て、それについての知識をダラダラ喋るみたいなだけの漫画とかあるもんね。
ある。あーなんだっけ。忘れた。あったぞ。
これは何年制のドータラコータラで、ここのところが弱いんだよねーとかタイヤがどこーとかって、女の子たちが喋ってワイワイわちゃわちゃやるだけの漫画とかあるからね。
爆音が頭落ちたとか。
爆音はまだドラマチックなんだよ、あれはまだ。
なんかちょっとコラム漫画みたいなのを、もうちょっと絵的なところで華やかにしたような。
もうちょっとあの、軽温ぐらいその漫画の中の世界観ありますよみたいな設定つけて、コラムっぽく紹介だけしてるものだと。
それはだから知識のじゃないですか、知識にちょっとスパイスっていうものじゃないですか。
そうだね、知識に見れるスパイスをひとかけしてるって感じだよね。
そうなんだよね。そうじゃないんだよ、グルメ漫画で言ったらおいしんぼがいいんだよ。
めちゃめちゃドラマチックだな。
そう、ドラマがないと嫌なんだよ。結局ドラマにならないと。これだってすごい細かいディテールの絵をずっと見てるやつだから、これが描きたい人にはたまらんだろうな。描き手として。
そうね。
いるでしょきっと。このギアが、ギアがさ、みたいな人もいるわけじゃん。タイヤのチューブが大運となるところとか、すごくエロくない?みたいな人とかいるわけでしょ。
スラムダンクの時代だったらさ、バスケ描きたいだけなのにバスケだけだったら流行らないからって言って恋愛要素足されたみたいなのがあったわけじゃん。売れないからって言って。そういう恋愛要素いらないからみたいな時代に突入してるかもしれないね、今。
そうね。バスケのボールを作る漫画でもOKだって。
そうそうそう。ありだと思うよ。
これってもうむずいね、続けるの。
続けるのはそうね。それはそうね。