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2026/07/09 羽ばたけ!ムーちゃん
2026-07-11 12:09

2026/07/09 羽ばたけ!ムーちゃん

「アカソ」の仲間 「イラクサ科」の仲間

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サマリー

八ヶ岳高原にある大紫センターでは、初夏から秋にかけて見られるアカソとその仲間について解説。アカソ、コアカソ、クサコアカソは見た目が似ているが、葉の形や茎の硬さなどで区別できる。これらはシソ科ではなくイラクサ科の植物で、カラムシやイラクサなども同じ仲間である。イラクサ科の植物は、アカタテハやフクラスズメなどの幼虫の食草となる一方、イラクサには触ると痛いトゲがある。

大紫センターと初夏の植物観察
羽ばたけ!ムーちゃん。 日本の国庁大紫。 豊かな自然に囲まれた八ヶ岳高原の北都市長坂町は、全国一の生息地です。
大紫センターは、NPO法人昆虫の生地プロジェクト実行委員会が運営しており、
夏になると美しい大紫と出会うことができます。
大紫センターは、自然環境を図る基準ともいえる大紫の保護と研究、それらを取り囲む自然環境の保護に取り組む中心的な施設です。
大紫センターは、大紫と友達になること、森と友達になること、自然と友達になることをお手伝いするプログラムを用意しています。
大紫センターへの訪問を心よりお待ちしております。
今週も葉畑、むーちゃんの時間がやってきました。
今日も北都市大紫センターの小林美香がお伝えしていきます。
どうぞ最後までお付き合いください。
大紫センターの建物の周りには、初夏になると何種類もの植物があちらこちらに生えてきます。
場所によって、いくつもの種類の植物が混じり合っているところがあったり、
一つの種類のものが群生しているところや、また場所を譲り合うかのように隣り合って、
2、3種類の植物の群生ができているというところがあったりして、観察していると、生えている場所ごとに生え方が違っているのがわかります。
そんなような場所がいくつもあって、ある場所では群生しているのに、
別の場所では他の種類のものと混ざっているということもありますね。
先週お話ししたハルジオンとヒメジオンのように、一見すると同じものに見えるのですが、
実は違う種類だったというものが混ざって生えていることも結構見かけることがあります。
アカソとその仲間たち
初夏から秋ぐらいにかけて棚田へと降りる道のあたりや、棚田の周りでよく見られる草で、
とても特徴のわかりやすい植物があります。
見た目はシソの葉っぱのようで、実際触ってみると、やっぱりシソと同じように葉っぱの表面に細かい産毛のようなものがびっしり入っています。
茎の部分が赤くなっているのも特徴の一つです。
これはアカソという植物になります。
このアカソも同じ仲間で見た目がそっくりで、区別が難しいものがあるのです。
一つはコアカソ、そしてもう一つはクサコアカソという、名前からしてこの3種類は紛らわしいのです。
コアカソは名前から察することができますが、アカソよりもちょっと小ぶりになっていますね。
ただ成長過程の途中だと大きさを比べてもわかりにくいかもしれないですね。
クサコアカソもアカソよりは小ぶりですが、コアカソとそっくりなので、この2つの区別もわかりにくいです。
シソみたいな葉っぱで茎が赤いという点だけでは全部一緒の種類と思ってしまいますが、実は葉っぱの形をよく見比べてみると違いがわかります。
まずはアカソの葉っぱですが、大きいものは20センチくらいになるので、これくらいの大きさであればこれはアカソだなとわかりますね。
あとは葉っぱの先端ですね。
先端に3か所の割れ目があるような形になっていればアカソになります。
コアカソとクサコアカソの葉っぱは大きさ自体はあまり変わらないんですね。
葉っぱの先端はどちらも先端がちょっと長く尻尾のように伸びています。
ただ、葉っぱの形を全体的に比べてみると、コアカソの方はひし形の形をしていて、クサコアカソの方は楕円形に近い形をしています。
葉っぱの根元のあたりを見ると、まっすぐな直線になっているのがコアカソで、丸みを帯びているのがクサコアカソということになります。
決定的な違いは、成長過程でも見ることができますね。
アカソもクサコアカソも、クサそのものなんですが、コアカソは成長すると茎が木のように固くなるという特徴もあります。
よく似たシソとの違いは、シソの独特の匂いがあるかないかでわかりますし、
花が咲いた時の花の形も全然違うのでわかりますね。
アカソ、コアカソ、そしてクサコアカソ、シソとよく似てはいますが、シソ科ではなくてイラクサ科の植物なので、シソとは全く違う種類の植物になるんです。
毒はないので、間違って食べても大丈夫そうなんですが、アク抜きは必要なようなので、生で食べるのは避けたほうが良さそうです。
イラクサ科の他の植物と利用
ではここで1曲お聴きください。
スピッツでナンプラビオリ、FM八ヶ岳、羽畑、むーちゃん、奥都市大村崎センターがお届けしています。
アカソと同じイラクサ科には他にも似たような見た目のものがあるんですね。
ヤブマオという植物と、カラムシ、そしてイラクサという植物です。
どれもやっぱり葉っぱ自体はシソに形が似ています。
ヤブマオは茎が赤くならないアカソといった感じですかね。
カラムシは葉っぱの周りのギザギザがとても細かいですね。
ヤブマオとカラムシは茎がとても繊維質になっていて、そこから繊維が取れるので、昔から布を作る材料として使われてきた植物です。
古くは縄文時代の人々が着ているものも、これらの植物から取った繊維を糸にして織り上げられたものになるんですね。
今でもこの伝統を受け継いで工芸品を作っている人もいるくらい、歴史のある植物となっていますね。
イラクサ科の中でも注意が必要なものがイラクサですね。
イラクサには細かいトゲトゲがあって、それを触るとそのトゲが皮膚に刺さって痛みを感じます。
草むらで知らずに触れてしまうということもあるので、ちょっと注意したい草ですが、大紫センターの周辺では今のところ見かけたことはないですね。
一番多いのはアカソやコアカソですね。
アカソもコアカソも、花は初夏から夏にかけて咲きます。
ホジョウカジョといいますが、ホのような形に伸びた軸に小さな細かい花が縦に並ぶようについて、遠くから見ると細いブラシがあるような感じにも見えてとても面白いです。
アカソもコアカソも、カラムシと同じように茎が繊維質なので、その繊維を取り出して織物にも利用されることがあるそうです。
イラクサ科と昆虫の関わり
人間にとっては触ると痛いイラクサなんですが、この草を食草としている虫も実はいるんです。
それがアカタテハというチョウチョの幼虫になります。
アカタテハの幼虫はイラクサやヤブマオ、カラムシなどのイラクサ科の葉っぱを食草としていて、その葉っぱを器用に折り曲げてその中に隠れています。
人間にとってはイラクサは触ると厄介な葉っぱですが、アカタテハの幼虫は自分の体もトゲのような毛で覆われているせいでしょうかね。平気なのかもしれませんね。
またフクラスズメというガノ幼虫もイラクサ科の葉っぱを食べます。
そしてオトシブミの仲間にもイラクサ科の葉っぱをまいて卵を産みつけるものがいます。
田中の近くの道路沿いにコアカソがぎっしりと生えている場所があります。
先日そこを観察していたらきれいな円筒形に包まれた葉っぱを見つけました。
これはヨーランと呼ばれるオトシブミが作ったユリカゴですね。
他にも葉っぱが折り畳まれたような形になったものもあったので、もしかしたら何かの幼虫が入っていたのかもしれませんね。
以前、毒のある植物をわざわざ食べる虫がいるという話をしましたが、
イラクサ科の中でもトゲがある葉っぱも平気で利用するというのも似たようなことに思いますね。
他の虫が食べない植物をあえて選ぶ強者たち、そんなたくましい虫の姿を見て、
梅雨の鬱陶しさ、そして梅雨明け後にやってくる猛暑を乗り切りたいですね。
植物観察の楽しみとセンター案内
植物を観察していて似たようなものを見分けることができたときは、ちょっとした達成感のようなものがありますね。
間違い探しのゲーム感覚でそんなようなことをやってみると意外に楽しいですよ。
大村崎センターの開館状況やイベント情報については、ホームページでご確認いただけます。
お電話でのお問い合わせは、0551-32-6648までお願いします。
この番組は、NPO法人昆虫の生地プロジェクト実行委員会が運営する北斗市大村崎センターがお届けしました。
それでは北斗市大村崎センターでお待ちしています。
ラジオではまた来週お会いしましょう。
12:09

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