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2026-03-07 11:34

2026/03/05 羽ばたけ!ムーちゃん

サマリー

このエピソードでは、八ヶ岳高原にある大紫センターから、春の訪れと共に目覚める生き物たち、特に「スプリングエフェメラル」と呼ばれる儚い命の象徴であるカタクリやギフチョウ、ヒメギフチョウ、ミヤマセセリについて紹介しています。センターは自然保護と研究の中心であり、来年度からは「昆虫の生地プロジェクト実行委員会」として活動を継続し、自然を守る取り組みを進めていくことを伝えています。

春の訪れと晴日
羽ばたけ!ムーちゃん、日本の国庁大紫。
豊かな自然に囲まれた八ヶ岳高原の北都市長坂町は、全国一の生息地です。
大紫センターは、NPO法人、自然と大紫に親しむ会が運営しており、
夏になると美しい大紫と出会うことができます。
大紫センターは、自然環境を図る基準ともいえる大紫の保護と研究、
それらを取り囲む自然環境の保護に取り組む中心的な施設です。
大紫センターは、大紫と友達になること、森と友達になること、
自然と友達になることをお手伝いするプログラムを用意しています。
大紫センターへの訪問を心よりお待ちしております。
今週も羽ばたきへムーチャーの時間がやってきました。
今日は、北都市大紫センタースタッフの竹石がお届けしていきます。
どうぞ最後までお付き合いください。
気がつけば3月、やっと春の訪れといった今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
ようやく生き物たちの目覚めの季節がやってきましたね。
落ち葉の下で冬を起こす大紫の幼虫ムーちゃんが、また新緑の葉っぱを食べ始めるのはもう1ヶ月くらい先になりますが、
早い時期に出てくるちょうちょはぼちぼち見かけるようになってきました。
そんな今日は、ちょうど晴日です。
聞き慣れないかもしれませんが、季節、皆様ご存知でしょうか。
1年を太陽の動きに基づいて24等分した季節区分を24節記というそうなのですが、
季節もこの24節記のうちの1つで、冬の間土の中にこもっていた虫やいろんな生き物たちが春の暖かさで動き出す時期という意味があります。
それがちょうど今日あたりなんですね。
ちなみに有名な24節記には、例えば立春や春分などが挙げられます。
つまり、今日を目安にだんだんと見られる生き物の数が増えてくるというワクワクするようなタイミングと言えるでしょう。
虫があんまり得意じゃない方からすると、逆にちょっと嫌な感じかもしれませんけれどもね。
そんな晴日を迎え、だんだんとモノクロームだった冬の街並みが色や香りで彩られていくような兆しが見えてまいりましたが、
春はなのみの風の寒さや、という日本の章家・宗俊夫に出てくる詩の通り、まだまだちょっと寒いですね。
大村崎センターでは館内BGMとしてこの宗俊夫が流れていて、夏とかに聞くとちょっと季節外れな感じもしますが、やっとこの曲がふさわしいと感じる時期になりました。
また3月といえば年度末で、この時期はどうしても心も体も忙しくなってしまうかと思いますが、無理しない程度に頑張っていただきたいと思います。
そして花粉症が辛い時期でもありますね。
私も毎年この時期は花粉症に悩まされていて、アレルギーの薬が手放せません。
今年は花粉の飛散量が増えるようなので、少し憂鬱な感じもしてしまいますね。
またまだ体調管理に気を遣いますが、皆様どうかご自愛ください。
平日を迎えると春の森の足元ではスプリングエフェメラルと呼ばれる花や蝶たちが現れます。
スプリングエフェメラルとは、早春の短い期間だけ地上に姿を現し、夏が来る前に消えてしまう生き物のことを示します。
桜の花がパッと咲いて気がついたら散っているように、スプリングエフェメラルは気づいた時にはもう姿を消しているかもしれないような生き物です。
スプリングエフェメラルは春を待って出てくる生き物というよりかは、春を生き切る生き物という方が言えてみようかもしれませんね。
春、森に立つと生き物の目覚めと同時に短い命の声が互いに呼応するように感じられます。
長く咲くことを求めず、ただ今を生きる、その潔さに私たちは静かに胸を打たれるのではないでしょうか。
自分にできることは小さくても、自分らしく今できることをやる、森はそんな今という時間を逃さず生きなさいと教えてくれているのかもしれませんね。
皆様も短くも確かな春の息吹に耳を澄ませてみてください。
春の象徴:カタクリと蝶々
そんなちょっと臭いセリフも挟んだところで、1曲お送りしてから後半の話題に触れていこうと思います。
曲は川島愛で、明日への扉。
FM八ヶ岳、羽畑夢ちゃん、北斗市大村崎センターがお届けしています。
本日は景日という、虫や生き物たちの目覚めを表すような日であり、
これから長い活動の季節に入るのとは対照的に、スプリングエフェメラルという今しかない春を駆け抜けていく生き物たちがいますようなんです。
というお話を前半させていただきました。
スプリングエフェメラルの代表格といえば、カタクリというお花があげられるのではないでしょうか。
カタクリは場所にもよりますが、だいたい4月の頭頃に淡い紫色をした花びらがちょっとうつむき加減に反り返っていて、特徴的な形の花を咲かせます。
中心の黄色いおしべが春の光に僅かに輝くのもまた可憐さを感じさせます。
大村崎センターの森の足元に咲いている姿を、大村崎センターでもしばしば観察することができます。
そして、このカタクリというお花にぴったりな蝶、ギフ蝶という蝶をご存知でしょうか。
黄色と黒の虎柄模様の小さな蝶で、アゲハ蝶の仲間に属します。
早春の寒さを耐えるためか、もふもふの毛で覆われている可愛らしい蝶でもあります。
カタクリのお花にギフ蝶が留まる様子は、スプリングエフェメラルとスプリングエフェメラルのコラボで、まさに春の大名詞的なものと言えるでしょう。
ギフ蝶は残念ながら山梨県では非常に数の少ない蝶なのですが、八ヶ岳にはとても近い種類のヒメギフ蝶という蝶が生息しています。
八ヶ岳ではスミレという小さな紫色のお花を咲かせるスプリングエフェメラルと、
このヒメギフ蝶のコラボが、ちょっと難易度は高めでもありますが観察することができます。
大紫センターには残念ながらギフ蝶もヒメギフ蝶も生息していないのですが、ミヤマセセリというスプリングエフェメラルの蝶がたくさん観察できます。
自然保護への決意と今後の展望
非常に小さく茶色メインで、一見するとすごい地味な蝶々なのですが、よく見ると茶色い羽の中にまるで霜が降りたかのような白銀のラインが混ざっていて、
春の荘厳さを凝縮したかのような魅力のあふれる蝶です。
このミヤマセセリもたまに住み入りに求密しに来ていることがありますので、ぜひ春の儚さを感じに大紫センターにお越しくださいませ。
そんな大紫センターは、運営するNPO団体が来年度より自然と大紫に親しむ会から昆虫の生地プロジェクト実行委員会という団体に変わります。
団体は多少変わったとて、自然を守る姿勢というものそのものは変わらないでしょう。
大紫もそうですが、先ほど取り上げた岐阜町や姫岐阜町も年々数を減らしてしまっています。
いつまでも生き物が住んでいけるような自然を保つべく、我々も前に進んでいきますので、皆様もぜひ前向きに無理せず頑張っていただけたらと思います。
今後とも大紫センターをどうぞよろしくお願いいたします。
それでは、そろそろお時間ですので、この辺で失礼します。
この番組は、NPO法人自然と大紫に親しむ会が運営する奥都市大紫センターがお届けいたしました。
また次回お会いしましょう。
今週もありがとうございました。バイバイ。
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