オープニングと大村崎センターの紹介
羽ばたけ!ムーちゃん、日本の国庁大村崎、 豊かな自然に囲まれた八ヶ岳高原の
北都市長坂町は、全国一の生息地です。 大村崎センターは、
NPO法人昆虫の生地プロジェクト実行委員会が運営しており、
夏になると、美しい大村崎と出会うことができます。 大村崎センターは、
自然環境を図る基準ともいえる 大村崎の保護と研究、
それらを取り囲む自然環境の保護に取り組む中心的な施設です。 大村崎センターは、
大村崎と友達になること、森と友達になること、
自然と友達になることをお手伝いするプログラムを用意しています。 大村崎センターへの訪問を心よりお待ちしております。
夏の暑さとエルニーニョ現象、お盆の時期
今週も、羽畑、むーちゃんの時間がやってきました。 今日は、北都市大村崎センタースタッフの竹石がお届けしていきます。
どうぞ最後までお付き合いください。 さて、8月も中旬となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
梅雨が明けると同時に凄まじい暑さになってしまいましたが、皆様お元気に過ごされていらっしゃいますでしょうか。
私はもう、本当にバテそうな感じがしますね。 今年はニュースでスーパーエルニオ現象というのが起こっているなんてよく聞きます。
通常のエルニオ現象というのは、日本は通常涼しくなるっていう話なんだそうですが、スーパーが熱く方のスーパーエルニオになると逆に厳しい暑さになるんだそうです。
そのうち、ハイパーエルニオとかウルトラエルニオとか出てきそうで、そうなるともうだんだん日本が焼かれるんじゃないかって心配になってきますよね。
エルニオと関係があるのかどうかわかりませんけれど、実際フランスでは45度とかの超高温になっているようで、我々人類も心配ですが、そこに住む昆虫や植物なんかが心配で仕方ないですね。
そんな凄まじい暑さの中ですが、大村崎センターでもそろそろお盆を迎えようとしています。
大村崎センターがとても賑やかになるシーズンですね。
大村崎はお盆くらいの時期になるともうほとんど少なくなってしまいまして、見られるのは幼虫や卵がメインになりますが、生き残りのメス個体がちらほら見受けられます。
羽をボロボロにしながら最後の力を振り絞って卵を産みつける姿が観察できるかもしれませんね。
ところで皆様、大村崎って1匹のメスはどのくらいの数卵を産むと思いますか?
実は300個から500個程度と言われています。
いっぱい産みますが、その中でも生虫の長蛇まで育つ確率はわずか1、2%くらいと言われていて、計算すると多くても10匹くらいしか生虫になれないんですね。
なかなかシビアな世界ですよね。
お盆にお話を戻しますが、お盆というとお墓参りや寄生を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
久しぶりに家族や親戚が集まる、そんな時間を過ごす方もいらっしゃるかもしれません。
でもお盆は寄生する日ではなく、ご先祖様をお迎えし感謝を伝えるという日本の伝統行事です。
だからご先祖様を無事に迎えられるように、茄子やきゅうりで馬を作るわけですね。
道端で炊く線香の匂いを嗅ぐと、子供の頃の思い出が蘇ってくるような気がしますね。
山の日と山の恵み
そしてそしてですね、先日8月11日は山の日でした。
実はこの山の日という祝日、日本で一番新しい国民の祝日なんだそうです。
2016年から始まったので、まだ10年ほどしか経っていませんね。
海の日があるなら山の日もあっていいのでは?という声も後押しになり、
山に親しむ機会を得て山の恩恵に感謝する日として制定されました。
海派の人も山派の人もいらっしゃるかと思いますが、山がない山梨県では海への憧れを抱く方が多いのではないかと思います。
ちなみに私はどっちかというと山の方が好きですかね。
夏の終わりの高原の自然
それではここで一曲挟んでから後半の話に触れていこうと思います。
曲はバンプポップチキンで真っ赤な空を見ただろうか。
FM八ヶ岳、羽畑、むーちゃん、北都市大村崎センターがお届けしています。
前半ではお盆シーズンということで、お盆の大村崎センターの様子や山の日のことについてお話ししました。
山の日の山は登山客でさぞかしい混雑することかと思いますが、もう山の上では秋が少しずつ近づいてきています。
この季節になると山の上では秋のキリンソウ、シナノオトギリ、ヤナギラン、リンドウなどの色とりどりですらっと細長く伸びているお花が目立つようになります。
初夏に咲くお花はミリンソウやハタザオ、ミツバオーレンなど小さくて白っぽいような色のものが多いですので、なんだか対照的ですね。
これもきっとその季節ごとの環境に合わせて花の生き方を変えているのではないかと考えられますね。
去年の夏の終わり頃、私は群馬県の万座温泉に行ったのですが、スキー場が高原のお花で彩られていて、
昼はエゾゼミのジーという単調なセミの鳴き声が淋しげにこだましていて、
そして夜はマツムシという美しい鳴き声の虫が草原に響き渡っていて、夏の終わりの高原ってすごいしみじみするなぁと感じました。
北都市も美し森あたり、多分そんな感じの環境になっているかと思いますので、皆様も万花の雰囲気を楽しんでみてくださいませ。
高原を彩る蝶々、特にベニヒカゲ
そしてそして、蝶々もまた万花の高原を彩ります。
この時期になると、クジャクチョウという真っ赤な綺麗な蝶、キベリタテハというワインレッドに輝く蝶、
オレンジ色が鮮やかなヒョウモンチョウの仲間、そして大人気のアサギマダラなどが目立つようになってきますが、
八ヶ岳を含む北日本の山地、山岳地帯の高原では、特にベニヒカゲという蝶が見られます。
ベニヒカゲは名前の通りの赤い目玉のような模様が入っていますが、全体的な体の色は黒ベースです。
このベニヒカゲは、保守では鉱山蝶と呼ばれる寒い山の上に限定的に棲む蝶で、
体が黒いのは日の光を効率的に取り込んで、寒い場所でもすぐに体温を上げるためなんだそうです。
ベニヒカゲは八ヶ岳では北横田県のロープ泳やミノ島なんかでも見られまして、かつては清里のスキー場でも見られたようです。
貴重な蝶なので、私は見つけるとテンションが上がりますが、他のハイキングの方には結構地味というところもありまして、
あまり人気がないようでスルーしてしまいがちな蝶なので、ぜひ皆様にも気に留めておいてほしいです。
このベニヒカゲ自体、結構警戒心が強くて、人が近づくと逃げていってしまうことが多いので、ちょっと難しいところもありますけれどもね。
夏の終わりの自然観察とエンディング
蝶々や花などの生き物を観察する視点を持つと、ハイキングもより一層楽しくなることでしょう。
そんなわけで、夏もあっという間に終わりが近づいてきました。
夏の終わりは、生き物たちの躍動も弱まってきてしまうように感じますが、
だからこそ、力強く自然を生き抜く生き物たちが、より一層たくましく見えるのではないかとも感じます。
皆様もぜひ夏の終わり、どこかに出かけてみてください。
それでは、そろそろお時間ですので、この辺で失礼いたします。
この番組は、NPO法人昆虫の聖地プロジェクト実行委員会が運営する、北斗市大村崎センターがお届けいたしました。
それでは、また次回お会いしましょう。バイバイ。