1. おねむねむラジオ
  2. 20.辻村深月著「傲慢と善良」..

辻村深月著「傲慢と善良」に大きく心を動かされて思わず収録。こんな風に読めるよねーって話すよりも、この本を媒体にあおいずむとぷーいずむを放出してみた。

00:00
せーの、おねむねむねむ、おねむねむ、おねむねむ、ぷーです。
あおいです。
こうなるの?こんな知恵あるの?
嘘でしょ?
オッケー。
はーい。
ようやく知った。
今日は何?
今日は、とある本の話をしようっていうので始めたラジオなんだけど、
ちょっとその前にさっき面白いことがあったので話したい。
そして私はいつもこうやって何かあると、面白いことがあったから聞いてって、自分からハードルを上げ入れてしまうんだよね。
確かに、そのイメージある。
はい。
今日、深夜大阪入りして、明日京都に用事があって行くんですが、
インバウンド需要がすごすぎて、京都の雇が全然取れなかったのね。
本当に泣くかと思った。
泊まれても1泊3万とかで、しかもすごい良いホテルとかじゃない、普通のホテルとかそんな感じの値段になってて、
これどうしようかなみたいな、本当にどうしようかなってなってたら、
京都に住んでいる友達が、うちに泊まっていいよって言ってくれて、
無事家なき子を脱出することができたということがあったんだよね。
はいはい。
お世話になるので、お土産を買っていこうと思って、いろいろ見てたの。
その友達はすごく料理をする人で、料理が得意だから、なんかせっかくだし、お菓子とかじゃなくて、
この料理の素材になるようなものを持っていきたいなと思って、
食材を。
見てたんですけど、私が今夜大阪入りして、
明日お昼間は1日ウロウロした後、夜そのお友達の家に行くってなると、
手持ちの時間が長くて、あら、これってなんかダメかなみたいな、保冷剤とか全然持てないなとか、
そうっていう問題がちょっと発生してね。
で、じゃあなんかお菓子買っていく、いやでも絶対これあげたいみたいな、
あげたい。
気持ちがあって、なんかすごいいいのがあったのね、素敵なものが。
これ絶対あげたいってなって、じゃあ郵送するかって思って。
郵送、はいはいはい。
それでさっきちょっと急遽電話して、
こういう理由で住所を教えてもらえませんかっていう話をね、したんだけど、
そもそもね、なんかお土産とかってさ、なんか事前に言わずにそっと持っていくものだし、
なんか住所を聞くことで、ちょっとネタバレしてるのも面白いし、
なんなら私がそのお友達の家にお世話になってる間に届かないっていう、
03:04
そうだね。
いろいろ全然噛み合わないんだけど、それが面白くて、
私に住所を教えてもらえて、送る配送の紙に書くじゃんね、
そしたらそのお友達が最初こう、住所をLINEの方に送ってきてくれてね、
なんか京都市云々官民みたいなの。
で、その中になんか番地が書いてなかったから、
これなんだろう、書き漏れかなって思ったら、天皇陛下の住所を送ってきてくれてて、
気づくか。
で、その後ちゃんとした住所を送ってくれたのに、危なーってなって、
まさかこうやったみたいな。
で、無事ちゃんと友達の住所をね、書いたんだけど、
その後さ、何回かチェックするじゃん、ちゃんと書けたかなって。
で、あたりたび上のね、天皇陛下と比べちゃって、あ、違うみたいになって。
何してんの?
なんかもう、ちょっと一人でじわってたそれが。
ちゃんとトラップに引っかかる私、すごいと思って。
しっかり毎回やるんだね。
そう、毎回引っかかって、なんかあっちかった、違ったってなるなってね。
さすが。
楽しかったっていう話でした。
ぐちゃぐちゃやね。
ぐちゃぐちゃ。
スマートさのかけらも一個もないところがいいですね。
それを真心と呼んでくれそうだね、馬人。
優しい、優しい。
本当にもう、宿取れなさすぎてマジでやばーってなった、本当に。
すごいね、東京も取れないんでしょ?
そう、どうしようかね。
まだそこは未解決なんだ。
たくましく生きるしかないかなって思ってる。
そういうメンタルの問題じゃないよ。
違う違う。
ちょっと一旦私は今日大阪に行くことで精一杯なので。
そっかそっか、言わない情報はね、後回しで。
後回しで一旦。
では、ちょっと本題に入ります。
今日なんか、しゅうさんと連絡してて、
傲慢と善良という小説があるんですが、
藤村美月さんという方が書いた。
なるほど。
ここ、2、3、4ヶ月前くらいに出た?
割と最近の本だったよね。
確かにそうだった気がする。
後半年かな?に出て、
たまたましゅうさんと札幌行った時に
気になって買って、
じゃあ読み終わったら貸してって言われてたから貸して。
で、それをくんさんが読んで、
06:01
それが堂々だった、どんな感じだったよって教えてくれて、
せっかくならその話をラジオでしようってなって、今話してます。
確かに。
ちなみに発売日2019年3月だわ。
文庫本が最近になったから。
なるほどね、そういうことか。
そうだそうだ。
ちょうど1月とかはめっちゃ詰まれてたもんね。
詰まれてたね、しかも1位みたいな感じだったよね。
本屋ランキング。
私、辻村光さんの本読んだことなかったんだけど、
ちょうどその時、鏡の古城かなんかその人の原作のアニメ映画が放映されてて、
なんか全然テイストが違うから、
いろんなジャンルを書く人なんだなって思ったことだけ覚えてる。
あ、そうなんだ、ミステリーではある?
ミステリーではあるかもしんないね、わかんない、ちょっと見てないんで。
ほんとだ、なんかいっぱいあるね、すごい。
いっぱい書かれてる。
私もプーさんもおそらく初めてその人の作品を読んだ。
初めてだ。
うん。
なるほどね。
それがどんな本なのか、軽く説明してもらえたりしますか?
いやでもね、僕まだ全部読んでないんで。
なぜ全部読んでないタイミングで話そうってなったの?
でもつらってなっちゃった。
3分の2で、一旦1章みたいなのが終わるじゃん。
で、そこからちょっと10ページぐらい読んで、
なんかまだ1章が咀嚼できてないって思っちゃって。
あ、いいですね。
あ、いいですか?
いいですね。
ちなみに…
そんなにあらすじを言わない方がいいかもね、ネタバレにもなっちゃうから。
気をつけます、わかりました。
みんなのためにもね。
えっとね、割と長編なんだよね。
しっかり言おうもあって。
軽くどんな話かというと、
もうすぐ結婚する予定だったカップルがいて、
突然女性の人が失踪する。
で、失踪したときに、
何者かにストーカーをされて怖がっているような連絡を彼氏にしてるの、その人が。
その直後にいなくなったから、
彼氏の方が何か事件に巻き込まれたんじゃないかって不安になって、
いろんな人に話を聞きに行ったり、
その彼女の故郷に行ったりして、
どんどん事の真相に近づいていくっていう物語なんだよね。
そうだね、さすが。いいぞいいぞ。
よかったー!
で、一応なんか、ジャンル的には恋愛小説?
あーそうなんだな、一応。
09:00
手はなってるらしくて、そうそうそうそう。
でもなんかそのタイトルがさ、傲慢と善良、全然恋愛小説っぽくないじゃん。
うんね。
なんかあれみたいと思った、傲慢と偏見っていう有名な恋愛の物語がある。
たぶんもしかしたらそれにちょっとなぞられてるのかな。
確かにオマージュしてるかもね。
ね。
だし、表紙の絵がね、女の子のなんかすごい切なげな。
切なげって言えばなんか。
え、どんなんだ?
なんかこう、一見ちょっと怖い感じもある表紙で、なんかそのチグハグ感が気になって私は手に取ったんだよね。
これか。
そうそうそうそう、それ。
確かに、チグハグ感。
チグハグ感、恋愛小説ですかなーみたいな。
で、読んでると割とミステリー的な始まり方をしたから、おーってなって。
うんうん。
私も。
おーってね。
そう、私も割と気になって。
好きなんですか?
何がですか?
ミステリー好きですか?
ミステリー好きです。
あーだから、おーっと、なるほど。
そう、おーっとなりました。
読んでるうちにね、傲慢と善良っていう結構キーフレーズになってくるものが出てくるよね。
そうだね。
うん。
あの度にね、このタイトル、回収ではないけど、タイトルになんでこれをつけたのかなっていうのが見えてきて、すごい輪郭が際立ってきて楽しかった。
あーうんうんうん、確かに確かに。
なるほどなるほどね、みたいな。
いろんな場面で出てくるんだよね、いろんな人のそういう部分がね。
確かに。
うん。
それがいいよね。
そうだね。
うん。
やっぱ、あ、これ私もあるなみたいなのめっちゃ出てくるしさ、
あーでもこういうのもあるんだみたいな、自分の中にはなかったけど、あるし。
うんうん。
確かに、いろんな傲慢もあるし、いろんな善良もあるね。
うんうんうん。
で、ぷぅさん、これは全2章の作品で、ぷぅさんは今1章読み終えて、
ネタバレはしないんですけど、わりと1章の終わりでどんでん返しがあるんだよね。
ありましたね。
そう。で、そこまで読んでぷぅさんが、なんか苦しいって連絡をしてきてくれて、苦しんでるって思いました私。
いやー、あまりに出てくる人たちがリアルでね。
あーそうだねー。
そうそうそう。そんななんか、すごいシーンではないんだけど、やりとりがリアルだし、
その女性も男性も、なんか見たことあるな、経験したことあるなみたいな人たちだらけで、
これは個人的に好きだったけど、
あおいちゃんなんか最初当時読んだ時、誰にも寄り添えないみたいなこと言ってなかったっけ?
いや、それがね、あーでもな、ちょっと本質に触れたのかな、
私は恋愛小説だと思って読んだから、なんか主人公2人の間に、
12:00
なんかそこまで心に迫るような感情のやりとりを感じなかったんだよね。
うーん、あーなるほど、確かに。
それが私は不思議だったっていうだけで、
他に出てきてる登場人物たちに関しては、私も同じ感想で、リアルだなって読んでた。
その、彼女の方が田舎の出身なんだよね。
田舎というか、周りと固定化された人間関係が普通にあるような場所。
で、そこから東京とか都会に出た人は、もう出て行ける人、
そうではない人たちが残っている、みたいなふうな描写があるんだよね。
で、あの辺、すごい私はなんかリアルだなって感じたの。
いわゆる郊外のショッピングセンターにいる親子みたいな。
その人たちが着ている服は、どれもなんだろう、そこのショッピングセンターで買っているんだろうなって感じがするとかさ。
あーなるほどね、確かに。
それは面白かったよね。最初に都会から行った主人公が見た時の感想はさ、ちょっと野暮ったりとかさ、ちょっと微妙だなって思ったけど、
そこで夫婦だったり、親子の姿を見た場合、めちゃめちゃしっくり来たよね。
そうそうそうそう。
あれがその地域を表しているし、見た目だけでもね。
それ以外にも含まれているのが面白かったのがリアルだよね。
怖い。
怖い?怖かった?
怖い、あそこまで飽き切るのか、くらい。
あーでも確かにね。
うーん。
そうだね。
そうだね。
2章をプーさんがこれから読むということなので、大きく触れられないんだけど、
一番この話を、この本を読んで、感じたことがありまして、
そこはちょっと読書メーターの感想に書いたんだけど、
ほう。
主人公の彼女のマミという女性がね、
割と素朴な感じで書かれてるんだよね。物語の中で。
目立つタイプでもなく、控えめで、あまり自己主張もしないけど、
結婚相手としては落ち着いていて、いいなぁみたいな感じで書かれてるよね。
で、一見全然無害そうな、何も人と揉めたりもしなさそうな雰囲気で書かれている彼女なんだけど、
その彼女のことをさ、主人公の女友達が結構ボロクソに言うね。
言ってるね。
15:01
なんかパッとしないとか、今までのあんたの彼女のタイプと違うとか、
そういう見た目的なところもあるけど、そうじゃない部分。
例えば、ホームパーティーに呼ばれてさ、
手伝うふりを素振りはするけど、ちょっと立ち上がるだけじゃんみたいな。
別に手伝わないじゃんみたいな。
そういうアピールだよねみたいな。結構辛辣なことを言うよね。
確かに。
子供好きそうアピールしてるけど、みたいな。
で、そこだけ切り取ると、なんかちょっと意地悪な子たちだなーみたいな。
そんなふうに捉え方して思うんだけど、結構読み進めていくうちに、
私はなんかその主人公のそういう善良さっていうのかな、
その女の、彼女の善良さみたいな部分に、なんか違和感が出てきて、
何だろうなーみたいな、思ってたんだけど、
私の中で一つ出たのが、彼女の善良さは他人塾の善良さなのかなと思っていて、
他人から見てそういう、なんか手伝いをするような、
気配りをする態度とか、子供を可愛がる態度とかっていうのは、
割と肯定されやすいものだと思うんだよね。
なるほど。
で、そういう他人塾の行動だから、違和感があったのかな。
例えばそれが本当に自分塾の、
あ、すごい困ってるから手伝いたい、みたいな思いとか、
そういうところから出た行動だったら、きっとその女友達たちの目にも
そんなふうに映らなかったんじゃないかなって思って。
うーん、なるほど。
ここまでどうですか?
いやー、違うんじゃない?
おお!詳しく聞きたい。
それはつまり、言ってるのは、正解を分かってて、
それをやろうとしてるって感じでしょ?きっと。
こうするほうがいい、善良。
なんかみんなからはよく見える。
そうだね、そうそう。
その正解、その場でのいい人として見られる正解みたいな。
だけど、主人公?
あ、その彼女が、
家庭の中で割とその、
箱入り娘的に可愛がられて育てられてきてる?
みたいな感じがあったじゃん。
なんかそういう中で、なんだろうな、
自分でこう、何か進路とかを積極的に選択していくような
経験を足りなかったみたいな描写が物語の中であるんだけど、
そういう時に育まりにくいと思ったのが、
悪いことをした時に、どういうリカバリをしなくてはいけないかとか。
18:02
失敗もそうだし、普通に人を傷つけたり、
悪いことをした時に、本当だったらそこを失敗した時に、
どうリカバリをするかを子供の時にやってきたりするのかなと思うんだけど、
そういうところを経てこなかったから、
マミはバカ正直で、それがいいと思っていて、
社会の汚いところとかに適応していない、
なんだろうな、ママっているみたいなことをお姉ちゃんが言うのよね。
自分の妹に対してそういうことを言ってる描写があったから、
そこが繋がるのかなと思ったの。
でも、違うっていう意見も聞きたい。
いや、本当にただそれがいいと思って信じてるけど、
どれだけそれが本当にいいのかどうかも分かってない自信の中もあるから悩んで、
っていうのがちょっとこびた感じに映ってしまって、
それはそうじゃないかもしれないけど、結局こびてるよねみたいな。
それを全てひっくるめたら。
いいように見られようっていう行為をしてるっていう意味で、
そういうこびてるじゃないですか。
だからめちゃめちゃ的確だなと思ってたけど、
でもなおかつそれが、そんなつもりじゃなかったっていう感じじゃん、
2人とも、主人公も女の人も。
自分の気づいていないところを触れられて、
びっくりしちゃってるみたいな。
だからもう全体的にあの話で描かれてるのは、
もう自分の見ている世界と相手の世界と揃ったの世界って全く違うんだなっていうのが感じたけどね。
だから固定観念も怖いし、思い込みとか。
そうだね、その善悪の話もそうだけど、
見えてる世界が割と全てで、それ以外があんまり考えられないみたいな、
2人とその他だと思っていた。
その話って、それぞれ見え方が違ったという話?
それとも、ちょっと鋭い意見を言った女友達の方が、
より広い視野で見えてたという話?どっち?
うん、どっち。
全員違うし、例えば女の人が正しかったわけじゃないじゃん。結果論じゃん。
例えばもしかしたら、こういうことが10回あって、
8回はあってるかもしれないけど、2回は実は女の人の方が正しかったみたいだよね。
そういうのあるじゃん。今今回はぴったり当たっちゃっただけで。
その場合だと、なんだよ性格悪いじゃねえかになるけど、
そこの塩梅だよね。誰が正しいとかはないし。
21:05
そう思うけどね。その割合は適当に言ったけど。
でもそれを100%信じてるじゃん。周りが指摘した女の人は。
あれは確かに肌に触る感じだよね。もしかしたら余白を作ったら、
主人公を受け入れやすかったかもしれないじゃん。
やっぱね、今話してて思うけど、ぷーさんと物語の見え方が違うんだね。
面白いと思って。
私は読んでてね、女友達たちが指摘したようなことは一切頭になかったの。
マジで?ってなったんだけど、どちらかというと、
マミの善良な振る舞いみたいな部分の方に、
過去私もこういうことをしてたなって思う場面が重なったりしたからね。
そっちで、鋭いところを突かれたなって思ったの。
で、ついついそれが、よく見えてるんだな、その人たちはって思いになっちゃうんでしょ。
なるほど、そこにすごさを感じてしまうのかね。
自分の教えてないものを持っている。
そうしてはなかったってなったから。
それなんか、いいけど危険だね。ありがちだけど。
たびたび言われるよね、ぷーさんに。
知らないことを知ってることが偉いわけじゃないから。
あおいちゃんは、自分にないものを持っている人のことを過信しすぎるところがあるみたいな。
そう言われたことがある。
その見え方も、今回はハマってたけど、そうじゃない時もあるよっていう話をしてるんだよね、ぷーさんは。
そうそうそう、マジでそうだね。
どっちかが正しいとかじゃないし、しかもどっちも正しくないことの方が多いから。
なんと!
どっちも正しくないことはあると思うんだけどさ、それに気づくのって結構難しくない?
気づけないんじゃない?気づく必要もないと思うけど。
信じたいものは人は信じるから。
なるほど、それに気づいたというよりは、そういうことはあるよねと思っているっていう感じかな。
そうだね、そういう感じ。
なんかね、その辺のね、頭の柔らかさはすごいなと思うんだよね。
ほんとにプロットとして捉えてるよね、地図とかグラフみたいな感じ。
プロット?
なんかこの一軸で捉えようとすると何か間違うから。
これ一側面しか見ないことになるじゃん。
例えば全量だけでは。
全量?一緒じゃん。
全額だ。
全額軸で考えちゃうとなんか抜け切っちゃうよね、いろいろなものが。
24:02
なるほどね。
だからこの面ではこう、この面ではこうみたいな感じで、なんかいろんな軸で見れるといいよね。
いつもそれ意識してやってるの?
意識してる方向で言うと、なんかもうすごい遥か先に100があって、多分10ぐらいで、その辺で私たちは推移してると思っている。
何の話?
え?今の話。
え?
いつもそうやってやってるの?の答え。
全然わかんない、どうしよう。
どういうこと?どういうこと?だから全て、大抵の言ったことを100%鵜呑みにしないってこと、つまり。
あー。
なるほどね、ぐらいでしか捉えないって感じ。
チュウさんがね。
そうそう。
へー、なるほど。
そうだね、自分含めてね。
ほー。100のうちの10ってだいぶ低いなと思った、私。
うん、それぐらい低い方がいいなと思ってる。
逆に低すぎて困ることないの?
え?ない。
あ、そうなの?
いつ困るかな?
うん。
本当に困ってない。
困ってない、困ってない。だって世界200ヶ国ぐらいあるのに10ヶ国しか行かなくて困らないじゃんって思ってる。それと同じぐらいだなと思ってる。
あー、じゃあ何ってこと?
知らない世界の方が多いのに、なんか分かった気になってる方がめっちゃ怖いじゃん。
はー。
例えば、大阪ちょっと行っただけなのに、大阪めっちゃいいよねって言ってる人の浅さを感じてしまうから、いやいや全然知らんでしょ大阪のことみたいな。
ふうに思っちゃうし、なんかそれももったいないなとも思うから、自分の経験したことは数パーセントだな、これだけで大阪を判断するのは嫌だし、もっと知りたいとかの文脈でも使う。
あーでもそれかもわかる。
人への理解もわかるけど、でもその人から発せられてる言葉をふんわり聞いてるってこと?
ううん、だってもしかしたらその人が言ってることが、その人がどれだけ理解してどれだけのオープンさで言ってるかもわかんないし、
確かに。
その人にとって、ん?なんだ?話し、相手によっても変えるだろうし、だからこの辺も含めたら曖昧にせざるを得ないとね、だって。
ふーん。
うん。こう思っている。じゃないと変に期待したり失望したりが起きちゃうし、相手がそれで例えば間違えたこと言っちゃった時に、
いや、なんかあの時変なこと言ってたよねとかになっちゃうのも嫌だしね、まあまあ違うよねみたいなぐらいのニュアンスじゃないっていうイメージ。
ふーん。
それはなんかいつぐらいからそのスタンスになったの?
わからぬ。
わからないほどに。
27:01
わからないほどに。
ほどに。
なんかその、どんなに、どんなにこう対話をしていたりしても、相手のことを知ることはできないっていう感覚は私もあるんだけどね。
なんだろう。
知り、うん、知り得ない、知り得ることはできない。
それはあるんだけど、なんかそれをもっとすごい抗議的な意味でやっている印象があって。
うん。
なんかそれって、すごく脳みそのCPU食いそうだなと思ったの。
えー、食わないんじゃない?
食う人もいるかもね。
私多分そういうOSを回さなきゃいけなくなっちゃう。
OS?
そう、そういうOSだから、青いOSは目の前にあるもの聞いたもの全部そのまま受け取るみたいな感じなんだけど、そのなんかちょっとふんわり受け取るやつは別のOSをインストールしてそれを常に回しとかなきゃいけないみたいな感じがする。
だから私は結構脳のCPU食うなと思う。
あーそうなんだ。
うん。
僕のOSがそれがデフォルトなのかな?
うーん、まあそういう風になったのかもね。
最適化したのかもね。
うーん、なるほど。
なんか、ていさんのちょっとこう、ちょっと俯瞰した感じとか、なんか少し今それを感じた。
まあでもそれね、それも自分を守るために身についたことかもしれないしね。
なんか傷つきやすいじゃん、それ。その目の前のことに感じるって結構大変じゃん。
それが嫌なのかもしれないし。
うーん。
自分で例えば決めて違った時の間違えたっていう感じも嫌だったりするじゃん。
うんうんうんうん。
あれをしたくないからなんとなくしか信じないとかもいろいろあるだろうね。
うーん、なるほど。
本当に最適化されてきたんだね。
そうだね、確かに。
いや、面白いな。
なんかそこの違いがあるから、私はなんかていさんの話で面白いなと思う。
確かに、まあそうだね。
見え方違うもんね。
見え方違って話すことも違うし、小説の読み方も違うよね。
うん。
すごい。
なんか思いのほか、なんだろう、物語の本筋というよりは、なんかお互いの世界の見え方の違いみたいなところに気づけて面白かったですよね。
むしろそっちの方に持ってきたかった。
すごい。
こういうのってさ、本のさ、感想述べて終わっちゃうとさ、なんかつまんなくない?って思ってる。
俺はね、いやいや俺本読んでないしみたいな。
30:02
ぷーさんの道筋がありました。
本を読んだ2人の受け方の方が気になってた。
うーん。
あの、この物語は2章で、いわゆるちょっと謎解き、謎解きに入っていくみたいな、解説みたいなとこにいくので、
なんかまたそこを読んだぷーさんが、この結末にどう感じるかをまたちょっとしたら聞いてみたいかな。
やだなあ。
嫌なの?なんで?
あ、でも、いいですよ。
良き時に見て。
良き時に見て、良き時に話すかも。
全然違うやつなんだけど、私とぷーさんで、一つの恋愛漫画をさ、毎晩更新される度に語り合うっていうのをやってるんだけど、
うん。
ね、なんか、
そう、漫画ワンに連載されている付き合ってあげてもいいかなっていう漫画があって、
あれは恋愛漫画なんだけど、私にとってはもう恋愛なんてカテゴリじゃなくて、
人間がめちゃめちゃリアルに描かれていて面白いっていう漫画で、
なんかそれを勧めたら読んでくれて、
で、月に1、2回ぐらい更新されるんだけど、更新される度に心が死ぬので、なんかその話をついしてしまう。
読んだ。
心死ぬんだ。
心死ぬ。
今回のやつ読んだみたいな。
なるほど、それでか。
そう、あれも結構その、ほんとに私の見え方とぷーさんの見え方が違くて面白いなって思ってて。
いいねそれ、確かに。
すごいいろんな人にも読んでみてほしい漫画です。
確かに、読みやすいし、面白いし、いいかも。
ね。
ね。
面白い。なんかなんやかんや長くなるね。
そうなんだよね。
はい。
じゃあちょっとなんか、えっと、クローズして。
その投げ方覚えたの?なんか。
人任せに急にするみたいな。
でもそれこそね、こうやって本の感想を聞きたいのか、本から見えたアオイズムを知りたいのか、なんかリスナーに聞いてみたいし。
アオイズムも知りたいですが。
アオイズムは大丈夫ですよ。
なんで?
なんの?
補助線だと思ってる、数学でいう。
なんで?
俺がいないとアオイズムが見えてこない補助線。
私プーリズムも結構面白いと思うけど。
そうなの?
うん。
ちらちら出してるかもしんない。
はーい。
違う違う、そこで終わるんじゃないけど。
まあいいや、終わろうか。
33:00
はーい。
はーい。
へったくそ。
いやいや、まあね。
いつか上手になるので。
いつかね。
いつか。
今日はみなさん聞いてくれてありがとうございました。
ありがとうございました。
それではまた。
はい、じゃあね。
33:21

コメント

スクロール