自律神経と呼吸をテーマにした、5分のスキマ時間で聴けるポッドキャスト番組「Q & A おなかのメッセージをきいてみよう」が Threads と連携してリスタート。今回は、「姿勢をよくしたい」というご相談にお答えします。全文、文字起こししていますので、合わせてお読みください。
● ホスト
人と自然をつなぐ、ネイチャーポジティブセラピスト、自律神経と呼吸の治療院『おなかてあて」かつみ院長
https://naizotyosei.info/
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https://onaka-teate.jp/
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おなかのメッセージをきいてみよう
こんにちは、自律神経と呼吸の治療院「おなかてあて」のかつみ院長です。
この番組は、毎回リスナーの皆さんから寄せられたお悩みや質問に答えながら、
自律神経と呼吸が伝えるおなかのメッセージに耳を傾けてみる、5分で聴けるポッドキャストです。
では、今日も一緒に“おなかのメッセージ”をきいてみましょう。
今日の質問はこちらです。
「姿勢をよくしたいけど、体が歪んでしまうのはなぜですか?」
実は、人の体ってもともと歪みやすいんです。
人は2本足で立って歩くため、高い位置にある頭まで酸素を乗せた血液を運ばなければなりません。
そのためには、一定の血圧と体温を保つためのメカニズムが必要となり、
進化の過程で、心臓の右側は血液を肺へ送るポンプ、
左側は血液を全身に送るポンプと役割を左右に分けました。
そして、心臓が左右それぞれに役割を分け合ったため、
他の臓器の配置も左右非対称となり、それぞれが複雑な作用を担うようになったのです。
しかし、高度な仕組みを作り、体内の仕組みが左右非対称になった代わりに、
その時の体調により体が左右に歪みやすいという問題を抱えることになりました。
左右だけではありません。
人は四つ足の動物と違い、重力の負荷を背骨に受けやすいため、
前後に倒れたり、体がねじれたりということが起きやすいのです。
皆さん、ご自分の顔を鏡で見てみてください。
顔だけ見ても目の大きさ、耳の高さ、口の傾きなど左右で結構違っていませんか?
一方で、外界の温度によって体温が変化してしまう変温動物の味の開きを思い浮かべてください。
見事に左右対称ですね。
「姿勢を良くしたい」と、思う気持ちはよくわかります。
しかし、鎧で固めるような姿勢で、一日中緊張していては疲れてしまいます。
体を固めてまっすぐ保つ姿勢より、軸を持ち揺らいでいられるような動きのある姿勢を目指したいですね。
人間はそもそも歪みやすいという特質を持っています。
ある意味では、その歪みが人それぞれの個性を生み、多様な考えや文化を生み出しているとも言えます。
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しかし、ある一定の範囲を超えた歪みは、いずれ病の原因となってしまいます。
集中して活動するために、軸をまっすぐに保ち、効率よくエネルギーを使うことは大切ですが、
心身を休め、栄養を補い、次の活動に備えるために、
くつろぎの姿勢をとり、しっかりと休むことも大切なのです。
それでも時には、頑張りすぎて、うまく姿勢を保つことができなくなる時もあります。
そもそも人の体は歪みやすいとわかれば、そんな時に時々体も心もお手入れしてあげたいですね。
さあ、今回は“姿勢”についてのお話でした。
この番組では皆さんからのお悩みや質問をお待ちしています。
小さなことで構いません。
ポッドキャスト配信サービス“LISTEN”のコメントや、非公開で送れるメッセージからもお気軽にどうぞ。
さらにスレッドでは日々の小さなヒントを発信していますので、そちらでもご質問や感想をシェアしていただけると嬉しいです。
アウトプットすることは息を吐くことです。
それでは心地よく揺らぎ、安心して息の吐ける一日をお過ごしください。
では、勝民町でした。
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