人生設計の重要性
ブク美
さて今回はですね、今まさに40代50代のあなたが、これからの人生どう進んでいくか、そのヒントを探っていこうと思います。
手元にある方がもう10年以上前に書いたメモと、それに対する最近の考察っていう資料があるんですけど、これがまさに未来の自分をどうデザインするかってことをリアルに考えさせるくれる内容なんですよ。
ノト丸
いや本当そうですよね。人生100年時代とか超高齢化、あと技術の進化、こういう中で昔ながらの定年後の生き方とは違う、もっと主体的な人生設計が求められてますよね。
ブク美
この資料の著者の方が40代半ば、つまり今のあなたと同じぐらいの時に感じていた危機感とか構想っていうのは、10年たった今、もっと切実な問題として目の前にある気がします。
ノト丸
なるほど。じゃあ早速そのあたりを掘り下げていきましょうか。
ブク美
お願いします。まず社会の変化。2014年のメモですけど、もうその時点で超高齢化社会が来るぞと。あと日本の生産性の低さ、これに対する懸念が結構はっきり書かれてますね。
ノト丸
10年以上前にこの視点っていうのはかなり先を見てた感じですよね。
ですよね。
さらに2016年のメモのまたこれが鋭い。ここではお年寄りを大事にするっていう、我々が当たり前だと思ってた価値観、これが将来もしかしたら揺らぐんじゃないかと。
知識なんてもうネットで調べれば出てくるし、長生きも珍しくならないと。
うーん、なるほど。
そうなると単に長く生きてきた経験とか、その知恵みたいなものの価値が相対的に下がってくるんじゃないかっていう指摘ですね。
ブク美
それは正直耳が痛いというか、特に私たち世代、これから年を重ねる40代50代にとっては、ただ年を取るだけじゃちょっと立ち位置が危うくなるかもってことですかね。
ノト丸
社会にとって、あるいは次の世代にとって必要な存在であり続けるには何がいるのかと。
この問いに向き合う必要がありそうです。
著者の方はこの変化をかなり早くから見抜いて、漠然とした不安じゃなくて具体的な課題として捉えていたんですね。
ブク美
次のポイントが働くこと、そして貢献することの再定義みたいな話ですね。
チャレンジーの意義
ブク美
2014年のメモだと年功序列とか旧来の働き方への疑問が出てて、2016年になるともっと踏み込んで何歳まで働くかっていう問い自体がもうナンセンスになるだろうと。
ノト丸
そうなんです。年齢でキャリアが終わるんじゃなくて、生涯を通じて何らかの形で社会と関わって価値を提供し続ける生き方へと。
ここですごく面白いのが、2014年のメモですでに言及されているチャレン爺っていうコンセプト。
ブク美
チャレン爺、なんかネーミングがすごいですね。これはどういう?
ノト丸
資料によると、現状維持とか誰かに頼るんじゃなくて、年齢とか関係なく新しいことに挑戦し続ける存在みたいな意味合いのようです。
ブク美
対比としてパラサイト爺とかぶら下がり問題爺みたいな言葉もメモにはあったらしいんですけど、そういうのとは違う、もっと前向きで自律的な高齢者像。
ノト丸
このチャレン爺になるための準備期間、あるいはもうその入り口にいるのがまさに今の40代50代のあなたかもしれないと。
ブク美
そのチャレン爺になる準備ですか。著者の方は当時からその必要性を感じて、仲間を集めるネットワーク化みたいなことまで考えてたんですね。
そうみたいですね。
あとちょっとドキッとするのが、社会が一度どん底を経験してからより良い未来が来るかもみたいな示唆。
そして今、当時は誰も想像してなかったであろう生成AIが登場して、状況はさらに複雑になってますよね。
ノト丸
そうなんです。今回いただいた資料には、チャットGPTを使ってこれらのメモを分析した結果も入ってました。
そこでの指摘もかなり示唆に富んでいて、お年寄りが大事にされないかもしれない未来を前提として、じゃあどう生きるかと。
単に若者の邪魔にならないみたいな消極的な感じじゃなくて、もっと積極的に共創できる存在になれるかどうかが問われるって言うんですね。
ブク美
共創ですか。
ノト丸
そのためには、やっぱりAIみたいな新しい技術にも適応して、常に学び続ける姿勢、これが不可欠だと強調されてます。
ブク美
なるほど。じゃあチャレン爺っていうのは、単なる個人の心構えだけじゃなくて、変化する社会とかテクノロジーとどう向き合って関わっていくかっていう、もっと具体的なアクションプランも含んだ概念なんですね。
ノト丸
まさにおっしゃる通りです。年齢を言い訳にしないで、自ら価値を生み出し続ける。そして変化を恐れるんじゃなくて、むしろ利用して新しい可能性を切り捉えていく。
そういうマインドセットと行動が、これからの時代を生き抜く鍵になりそうですよね。
ブク美
40代50代の今から、そのチャレン爺としての生き方を意識して、何か一歩を踏み出すことが、きっと未来の自分を助けることになるでしょうね。
ノト丸
今回の資料を深く見ていくと、私たちがなんとなく思い描いてたかもしれない、安定した人生後半とか、穏やかな引退生活みたいなレールは、もはや幻想に近いのかもしれないってことですね。
ブク美
そうかもしれない。
ノト丸
40代50代のまさに今この瞬間が、未来の自分を主体的にデザインするための一番大事な時期なのかもしれないです。
チャレン爺、響きはユニークですけど、目指すべき一つの姿として、ちょっと心に留めておきたい言葉だなと思いました。
ブク美
最後にですね、この資料の著者の方が、未来に向けて投げかけていた問い、そして今の私たちへの課題ともいえる問いを、あなたにも共有したいと思います。
ノト丸
若者たちは共創してくれるのだろうか。
これは未来への疑問であると同時に、今の40代50代への課題提起でもあると思うんです。
その共創をどうすればあなた自身が気づいていけるのか。
ブク美
なるほど。
ノト丸
その関係性をどう作っていくべきなのか。
少し立ち止まってじっくり考えてみる価値は十分にあるんじゃないでしょうか。