1. 脱字通信【音楽番組】
  2. ラップの聴き方入門 〈ライム..
2023-12-26 44:37

ラップの聴き方入門 〈ライム編〉(feat.じょん from ゲツマニぱん工場)

YouTubeチャンネル「ゲツマニぱん工場」のじょんさんが登場。“しっかり聴く”というスタイルでお馴染み、英語も堪能なじょんさんと番組ホストのもこみが全2回にわたってお届けする「ラップの聴き方入門」、最初のテーマは、韻(ライム)です。


きっかけは一つのTikTok動画でした。「韻」のハッシュタグが付いているものの、どう聞いても韻を一つも踏んでいないラップバトルの切り抜き動画を踏まえて収録した回です。その動画内のラッパーは、多少の言葉遊びはしているもののライミングは一切していませんでした。それにもかかわらずコメント欄には「韻」を褒める声が。これは一体どういうことなのか?ディスりたいわけではなく冷静に「韻」について語り合います。


「韻」はどういうものでどれほど重要なのか、良い韻とはどういうものなのか。本場USのラップと日本語でのラップの違いはどういうところにあるのか?そして、そもそもラップってどうやって聴けばいいのか?にまで話題は深まります。特にライムの気持ちよさをドラムに喩える視点はラップに乗り切れなかった昔の自分に聞かせてあげたい金言。


ちなみにPOP YOURS、レペゼン地球のRolling Loud Thailand起用、YOASOBI「アイドル」のラップパートの是非…などなど話題が上半期に集中しているのは、収録日が7月だからです。。。


【トーク内容】

「韻」を意識し始めたのはいつ?/漢文と韻/もこみの韻の原体験はoasis/エミネムから入って東海岸ラップの名盤を聴き始めたじょんさん/ヒップホップで英語を覚えた/「ラップ」への不良的イメージ/生でみた呂布カルマとファン/ラップをカッコいいものとする価値観へのカルチャーショック/Skaaiのリリック/「SCENE!」のビート制作秘話/日本語ラップの盛り上がり/Skaaiが切り開いた道/ラップスタア誕生の応募総数大増加/それに伴い、色んな人が…/果たしてこれはラップなのか?/ライムとは何か/TikTokで見た衝撃の「#韻」/「韻」を絶賛するコメント欄/日本における韻の認識/「言葉遊び」と「韻」を混同している?/ディスりたいわけではないけど事実は伝えたい/ポップスを含めてライムはリリックのスキルのひとつ/ラッパーをラッパーたらしめるのはライムの量と質/踏み過ぎMF Doom/文章全体で踏むDoom/USラップと日本語ラップの決定的な違い/ライムはドラム?/脚韻=スネア理論/"スネア"の位置がズレてる日本語ラップは聴きにくい?/ライムの質とは?/複数音節で踏むのが「大人のライム」/語順を工夫する"日本語ラップ文法"/ダジャレとの相性の悪さ/海外のダジャレは音は関係ない/イントネーションをいじれるのが日本語の強み


収録日:2023年7月13日


【参考】

じょんさんの「私を構成する42枚」動画

Pusha T「Diet Coke」レビュー(ゲツマニぱん工場)


【楽曲リスト】

・Skaai & Bonbero「SCENE!」

・Madvillain「Figaro」

・Black Star「Re:Definition」

→プレイリスト「ラップの聴き方入門」


【話者】

⁠⁠もこみ⁠

じょんゲツマニぱん工場


【出てきた固有名詞】

Kaneee、uin、03-Performance、tohji、Ralph、¥ellow Bucks、7(nana)、MF Doom、Griselda、Conway the Machine、Benny The Butcher、Westside Gunn、Mos Def

サマリー

日本語ラップの盛り上がりやライムについての話題が中心のエピソードです。ゲストとしてじょんさんがお招きされ、ライムの基本について話し合われています。じょんさんは、リョフカルマのライブを通じてラップの魅力を知りました。また、SKYの曲でジョンスさんのイレジーが含まれていることにも気付き、SKYの楽曲には彼の個性が表れていると感じました。ラップの聴き方入門〈ライム編〉では、ラップの韻を踏むことの重要性について話し合われています。特に海外のラップでは韻を踏むことが一つのスキルとされ、ラッパーたちもその要素を活かしています。また、アルバム「マッドヴィラニー」や曲「Redefinition」などを通じて、ラップの魅力やライムの重要性についても語られています。さらに、日本語と英語の言語特性についても話がされています。

ラップの盛り上がり
じゃあ、脱字コミュニケーションのスピンオフというか、音楽バージョンでやっていこうと思うんですけど、もこみです。
今回はですね、Hip-Hop、ラップ、まあラップですね、ラップについてちょっといろいろ話したいことあるなと思って、
まあ以前、上半期終わったんで、上半期日本語ラップベスト15っていうのを極端位でランキング作っておしゃべりもしたんですが、
今回はその、まあ今日本語ラップっていうのがめちゃくちゃ流行っていてですね、
まあポップユアーズっていう日本語ラップのフェスが、2日間でマークハリティやってるんですけど、
3万人を動員して、しかもそれが1ヶ月前にチケット完売するっていう。
で、しかも、
YouTubeで37万人が視聴、110万回以上再生されたってことで、もうとんでもないですね。
僕も身の回りでも、なんかラップ聴いてます?とか言ってくる子が増えたり、
なんかいろいろ友達に聞かれたり、何がいいの?とか、ことが本当に増えて、
でまあその分、まあそもそもこう、ラップが流行る、まあアメリカでもまあそうだと思うんですけど、
ドレイクはラッパーなのか、Hip-Hopなのかどうか、
ヤングサグはどうなんだとか、まあそういう議論が出てくるのって、やっぱりこう盛り上がってるからこそ。
で、まあ日本語ラップって今そういう時期にまさに来てる、まあレペゼンチ級のHip-Hopなのかとかね、
なんかローリングラウド対ラインナップに上がってた時とか、
あとまあYOASOBIのアイドルのラップパートがすごい話題になったりとか、
まあ何かとこう火種にもなってるっていうね。
ライムの基本
まあそこで、まあちょっと、まあラップの基本であるライム、
韻ですね、韻を踏むってことについて、まあちょっとぜひこの人にお話を聞きたいと思ってゲストにお呼びしました。
YouTubeチャンネル月間にパン工場とまあパンチライン百貨自転のまあライターで、クリエイターのジョンさんです。お願いします。
Yes sir. 木込みフィーチャリングジョンです。
We here baby. 月間にパン工場ですね。
光栄でございますね。
みんな月間にパン工場見てますか?
見てない人はもうこれ一回閉じていいんで、まずそれチャンネル登録してもらって。
確かに。
僕はね、えーと、あれが好きですね。あの、プシャティのダイエットコークの。
あー。大雪のね。
うん。そこかって今思ったと思うんですけど。
いやでも俺も結構好きかもあれ。
あれの好きなところは、あの曲をあんまり絶賛してないっていう。
あ、そうだね。
ちょっと古くね?みたいなことを言ってて、
確かにみたいな。古いっていうかまあ。
いや、あれね。
うん、でも。
今は、今は割と好きなんだけど、結構じわじわくる。
エイジングある系のその一発のインパクトがバーン、すごい曲じゃなかったから。
なんかもっと、あれなんかちょっと、自分のアルバムだしもっとできたんじゃねっていうその過度な期待もあって。
だから、そういうことをまあちゃんと言うっていう。
で、まあしっかり聞くっていうことをね、テーマにされてると思うんですけど。
えーと、まあ本当に僕もすごい好きなチャンネルでこうして、今回東京に来られたんで。
こうして今、おしゃべりできてるわけですけれども。
光栄です。いや、こちらこそ光栄でございます。
で、えー、まあ今回のテーマであるライム。
はい。
なんですけど、まあ、あの、結構そのライムスキームとかってまあ動画で字に、あの歌詞のなんか色付けてとかあるじゃないですか。
まあ、見たことない人はまあライムスキームとかってYouTubeで検索すると出ると思うんですけど、あの、そもそもこう、ライム。
はい。
あの、そもそもこう、ライム。
はい。
はい。
ライム、インをこう、初めて意識したタイミングとか。まあそもそもラップをいつ聴いたのかとか、なんかその辺でいいと思うんですけど。
あー。
まあちょっとそういう話聞きたいなと思って。
いや、なんかそれで言うと多分エミネムなんだよね。
あー。
なんか、中学校か高校ぐらい、多分中学校2011年とかの10年前半ぐらいに、もうなんかエミネムがリアナとかとポップなことやってて、その田舎なんで、大分県大分市出身の田舎なんだけど、
そのラップとかを知らない人、ちょっと洋楽を聴くかなみたいな人もエミネムを聴いてて、それでそのなんかちゃんとヒップホップっていうものを割と認識したのが多分、そのエミネムが初めてかな。
あー。
で、なんだろう、そっからね、やっぱエミネムってイン踏むのがすごいとかさ、あるじゃん、特徴として。
それで認められたみたいなところもすごいある人ですからね。
ラップゴッドとかもあったし、ちょうどその2010年代って彼の曲。
うん。
うん。
なんかインってこういうのなんだみたいな、ちょっと思ったかも。
うん。
で、高校の漢文でインも出てくるしみたいな。
あー。
あー、インだ、みたいな。
That's the one! みたいな。
そうそう、そんな感じ。
なんか、インを踏む、そう、僕それこそ、インってものを知ったのが、それこそ漢文とかだと思うんですよ。
そうだよね。
うん。
そこで絶対出てくるもんね、基本的に。
俳句とか。
うん。
そういう技法があるんだみたいな。でも、ぶっちゃけ、何の意味があるのか分かんないっていうのがまずあって。
あー、そもそもね。
そう。漢詩も、イン、まあ確かに踏んでるし、まあなんか、2番目と4番目で踏むとか、なんかルールがあったりするじゃないですか。
うん。
まあ分かるけど、それがこう、読んだときにいいじゃんとかって言われても、いや別に、別にだって。
なんか別に。
そうかそうか。
別に、これは僕が悪いのかもしれないと思いつつ。
うん。
別にだなみたいな。
っていう感覚。
そう、っていう感覚。
いや、今は、で、それが変わったのが、僕のオアシスなんですよね。
あー。
曲。
オアシスの、えーと、まあ曲。まあ、Don't Look Back in Younger、もう今はもう聴きすぎて、逆にもう聴きたくないみたいな。
名曲だもんね。
そうそう。曲ですけど、オアシス、特にノエル・ギャラが、めちゃくちゃイン踏むんですよ。すごい綺麗に。
うん。
で、それがすごい気持ちよくて、で、歌詞もオアシス国、結構好きなんですよね。
うん。
情景描写、Don't Look Back in Youngerとかも、情景描写がすごいよくて、それ、そういう意味でもすごい、まあメロディーももちろん好きだし、
うん。
あの、観客で大合唱してるとかも、まあ感動的だと思うんですけど、あれでこう、あ、インを踏むってこういう効果があるんだって。
うんうんうん。
だから、みんなあんなに合唱するわけだし。
そうだね。
Live Foreverとかもなんかすごい、歌いやすいし、なんか歌いたくなるしみたいな。
うん。
それって言うと、Uberworldとかもそうだったかもしれないな。
だから、耳なじみとか、ね、そこの乗りやすさみたいなところに直結してくるみたいな。
そうですね。
なんかそういう、それでようやく、オアシスで僕は、インの良さがわかった。
あー、なるほど。
感じ。
はいはいはいはい。
じゃあ、その、エミネムの後って、どんな感じでラップにのびり込んでたんですか?
あー、これもね、ちょうどこの前、月満に動画を上げた、私を考察する42枚でも。
あー。
42枚だっけ。
42枚。
42枚。
42枚でも言ったんだけど、その、エミネムでラップというものの存在を知って、帰ってすぐ、ラップ、違う、ヒップホップ名番、ググって。
うん。
で、日本の記事で出てきたのが、その、イルマティック、NASのイルマティックとか、ビギーの、えっと、Ready to Dieとか、ウータン、ファースト、エンターザウータンとか、あの辺で、そこだね。
うんうん。
もう、イーストコーストの、その、JG、ウータン、ビギーとか、NASとかと、あの辺で。
うん。
あと、そしたら、TWO PACKになってきた。TWO PACKのAll eyes on meを、もう、ビデオに借りに行って、それがもう、ファースト、本当にCDって感じ、ヒップホップの。
うんうん。
で、それでこう、なんか、はるか、みたいな。
だったと思う。
あー。
うん。
で、それは、何、高校、中学生?
多分、中3とかだから、2012年かな、多分、中3だったら。
あー。
とか、そんぐらいのタイミングだったと思う。
英語って、どんぐらい分かるんですか、その時って。
英語は、全然分かんない。その、もう、本当に、学校の勉強でしか分かんない。それは。
だから、まあ、ちょっと脱線するけど、NASのイルマティックがどれくらいどうすごいのか、もう、本当に、全然分かんなかった。
あー。なるほど。
その、ラップのIQも低いし、その、英語のIQも低いから、リテラシーがいわゆるなくて、これがでも、名番なんだろうなーっていう認識で、なんとなく聞いてみてるけど、みたいな。
あー。
感じだったかもしれない。
うん。
だから、名番っていったら、あのジャケ出てきますもんね。
絶対に。
絶対に出てくる。
日本だったら、特に記事は、もう、やっぱ、90年代のさ、そういう有名なアルバムが名番として出てきがちだから、そういう入り口で聞いてみたけど、まあ、耳なじみとして、例えば、ライムとか、その、なんか、ラップの心地よさは、もちろん感じ取りつつも、まあ、まだ、なんとなく聞いてるぐらいの段階だったかもしれない。
うん。
じゃあ、ラップは、本当に、エミネムから、まあ、東海岸、プラス2パックみたいに聞いて。
うん。
っていう、まあ、英語のラップ、ラップは、もう、英語で入ってた。
もう、完全に英語ですね。その、もちろん、あと、世代的に、オレンジレンジとか、そういう、この、ラップを取り入れてたアーティストとかは、触れてはいたけど、でも、それは、なんか、ヒップホップとか、ラップっていうものを意識して聞いてたわけではなかったから、そこに対して、なんか、あまり、こう、ラップの思い入れは、そんなになくて、っていう感じかな。
うん。
基本的には、そうだね。90年代入り。
ああ。
特に、東入り。
はい。
じゃあ、それが、大体、まあ、中学生ぐらいで。
うん。
で、その、今、まあ、めっちゃ、英語もしゃべれるじゃないですか。
うん。
それは、そういえば、そもそも、それは、留学とかしてた?
ライムの魅力と成長
そうだね。大学のときに、留学はしてまして、あとは、高校のときにね、今、月満にパン工場の相方でもあれ、アーティストでもあれ、SKYと出会ってる。
はい。
彼が、その、高校のとき、出会った段階でも、既に、ペラペラだったから、そういう影響もあり、こう、やっぱ、ちょっと、そこから出会って。
こう、やっぱ、ちょっと、そこから本格的に、高校ぐらいから、英語というものを意識して、触れ始めて、で、ヒップホップを聴いてたら、どんどん英語にも触れるわけで、こう、なんか、こう、伸びていったって感じかな。
ああ、なるほど。いいなあ。
いや、普通に、うらやましいっすね。
いや、もう、本当に、ヒップホップが先生ですね、それは。
ああ。
ヒップホップが先生、完全に。
いや、僕も、もっと早く出会いたかったな、ラップ。
ラップ、マジ、いろんなこと勉強できるから、本当に。
いや、それは、本当に、そうですね。
なんか、こう、日本だと、結構、
うん。
僕はもう、ラップにいいイメージ全く持ってなくて、もともと。
そうだよね。
もう、おらおら、おらついた感じのっていう。
リョフカルマのライブとラップの魅力
で、僕のラップの原体験が、あの、これ、全然誰にも言ったことないですけど、リョフカルマなんですよ。
おお、なるほどね。
今、今っぽいなあ、なんか、ちょっと。
生のリョフカルマなんですよ。
ええ、見に行ったの?
いや、あのね、小山田聡平アンディ・モリアと、あと、小山田聡平の今の妻のプリ・ドーンと、
なんか、そういうね、上野でね、なんか、フェスがあったんですよ、ちっちゃいフェスが。
ええ。
そこにリョフカルマがいて。
うん。
で、会場着いたときに、僕が浪人してる頃かな、に友達に誘ってもらって、で、金子彩乃とかもちょうど、あの、聞き始め、浪人じゃない、大学生のときか。
うん。
聞き始めたぐらいで、でも、アンディ・モリ大好きだし、みたいな。
うん。
で、もう、それ目当てで行ったんですよ。
うん。
そしたら、会場着いたときに、ステージにいたのがリョフカルマで、タカジュンになりたいって、ずっと言ってるんですよ。
おい。
で、えっと、なにこれ、みたいな。
うん。
で、ラップっていうもの、全然知らんかったから、タカジュンになりたいって、ずっと歌ってて、なにこの人、みたいな。
衝撃的な入りだね。
全然意味わかんないな、って感じだった。
うんうん。
でも、そのときに、僕がステージ、後ろの方、客席の後ろの方にいたんですけど、後ろにいた、なんか、お兄ちゃんたちが、小太りの。
うん。
まあ、お兄ちゃんたち。
うん。
もう、入れ墨入ってたような。
うん。
人たちが、最高だぜって言って、思ってるんですよ。
うんうん。
それが衝撃的で。
あー。
その、要は、ラップが、かっこいいっていう価値観、そういう評価軸が、あるんだってことを、そこで知ったんですよね。
うんうんうん。
それが、めちゃくちゃ衝撃的で。
へー。
でも、まあ、別に、全然好きにはならなかったんで。
その時点では。
うん。
別に、ね、リョフカルマ、リョフカルマ、まあ、まあ、しょうもない人ですけど、ラップが、まあ、
かっこいいじゃないですか。
まあ、かっこいいと思いますよ。
まあ、ですね。
うん。
だから、あの。
えー、そうですね。まあ、それが結構、まあ、最初の衝撃っていう感じでしたね。
でも、かっこいいと思って、聴きに行ったっていうよりも、なんか、こういうラップっていうことをやってる人がいて、
いて。
それを好きな人がいるんだっていうのを、体感したのが、最初。
そう。それを好きな人がいるってことが、もう、何よりも衝撃でしたね。
へー。面白い。
マジ、書いてある。
面白い、面白い。
そう。いやー、それが最初で。
うん。
SKYの楽曲とジョンスさんのイレジー
で、あ、そうだ。全然、もう、どんどん脱線しますけど、あの、SKYの話がさっき出た。
うん。
あの、ボンベロとの曲あるじゃないですか。シーン。
うん。
あれに、SKYさんのリリックで、ボージャクソンって出てる。
ありがとうございます。
あれ聞いたときに、もう、あれ聞いたときに、うわ、絶対ジョンスさんがイレジーしてると思って。
えー、まあ、なんか、まあ、俺が、あれを書けとか言ったわけではないけど。
いや、そ、それはそうですね。
うん。もちろん、その、ボーディ・ジェームスって、あの、ラッパーは、
うん。
もう、俺らがめちゃくちゃ好きなラッパーで。
うん。
で、俺もその歌詞を、まあ、あれをね。
うん。
デモを作ったときに、SKYが、あの、まあ、よくLINEとかで送ってくれるんだけど。
うん。
で、そう、聞かせてもらって。
はい。
その、Where we at?と、like、ボージャクソンみたいなこと言ってたじゃん。
うん。
その、アホーってなったよね。
俺らのアーティストだよ。
で、これが、やっぱSKYっていうアーティスト像的に、ボージャクソンとかボーディ・ジェームスっていうラッパーを聞いてる層とやっぱ違うし、
うん。
まあ、どれくらい気づいてくれる人がいるんだろうなって、こう、ちょっとワクワクしつつも、まあ、ちょっとイースタイク的な話になるんだけど。
しかも、あの、見える10通りの色彩、Where we at?ボージャクソン、Where we at?みたいなことを言ってて。
はいはいはい。
この、見える10通り、多分、歌詞合ってると思うけど。
うん。
見える10通りの色彩って、わかる?これ。
うん、僕それ聞きたかった。何ですか?
ボーディ・ジェームスのボージャクソンっていう、その、アルバムのジャケットがね。
はいはいはいはい。
めっちゃカラフルじゃん。
あれか。はいはいはい。
あれだよね、やっぱり。
あれだって、21年の年間ベスト1位選んでました。
ああ、入れた入れた。入れたって、まあ、ボージャクソンめっちゃ好きだったから。
うん。
そうそうそう。で、それも、その、SKY、わかんない、俺がそう思ってるだけだから、ちょっと答えかどうかわかんないけど、絶対そうだと思う。SKY本人に聞いたわけじゃないんだけど。
うん。
まあ、見える10通りの色彩は絶対にあのジャケットのこと。
うん。
絶対に聞いた方がいいですよ、皆さん。
いや、シーンはね、マジで、あの曲って、僕、まあ、ラップももちろんなんだけど。
うん。
まあ、ビート、ああいうビートって日本語ラップであんまないなと思って。
ああ、なるほどね。
ああいうこう、なんていうの、不気味な感じ?
うん。
その、由来だというか、まあ、えーと、それこそ今で言うと、ビリー・ウッズとか、アールス、アールス・ウェット・シャツとか、その辺のビートって、なんかあんまないじゃないですか。
だいたいこう、日本語で言ったら、日本語ラップで言ったら、まあ、ブーンバップ系統のやつか、まあ、ドリルか、
ちょっとメロウなトラップか、みたいな。
そうだね。
なんか、そのぐらいかなと思うんですけど。
うん。
なんか、あの曲は、とにかく、まず、まずビートが、おお、と思って、こういうのがあるんだみたいな、やるんだみたいな。
あのビートを、俺とユインと3人、スカイと俺とユインと3人で、結構話し合ったやつ作ってんの。
おお。
そこに関しては。
俺もすごい、こう、意見をさせてもらったっていうか。
はい。
なんか、そう、まあ、ある程度ユインのビートの形はできてたんだけど。
うん。
そういう、あんまり、こう、ない、日本のシーンであんまりないような、サイケっぽかったり、ちょっとアブストラクトっぽかったり、その、なんか、こう、不気味な感じ。
うん。
で、めちゃめちゃ出したくて。
うん。
で、フックもめちゃくちゃ気持ち悪いじゃん。
うん。
あの、スカイ。
あの、高い声でね。
そう。
はい。
で、あの辺、だから、もう、あのフックの雰囲気を意識して、スケ、サイケ、不気味の感じで、もう、いろんな、なんか、後ろの上ネタとか、なんか、こう、こうしたら、音抜きこうしたらいいんじゃないとか、めっちゃ話し合って。
おお。
そういう雰囲気な、あの、特徴のあるビートかも、それは。
ラップスターの盛り上がりと情報の充実
ありがとう。
そう。
もうね、まずビートが入ってきて、おおって思って。で、歌詞見たら、ポージャクソンじゃんって。
そうだね。
なんか、聴いたことあんなと思って。
だから、結構、細部を見ると、こう、なんか、ジョンっていう人の姿とか、その、俺らが月丸とかって聴いてたような、その、アーティストの姿が見えるみたいなね、スカイの楽曲って。
そうですね。
うん。
いやー、よかったー、聴けて。
そう。
ちなみに、イントロで笑い声が入ってるのは、俺の笑い声と、
ああ、それか。
そう、もう一人、あの、アレックス・スティーブンズっていう、その、シンガーの子の笑い声が入ってる、実は。
なんか、前言ってましたよね、なんか、笑い声入ってる曲、なんか、撮った、撮った。
そうそうそう、もうそれが、
それ、それだったのか。
はいはいはい。
まあ、その、スカイが、出生したきっかけというか、である、まあ、ラップスター誕生って、
ラップスター。
ありますよね、あの、ABEMAの。
うん。
まあ、トウジとか、イエローバックスとか、ラルフとかね。
うん。
今年は、ショーウィ・ヴィクターって人が、まあ、ラップスター撮りましたけど。
そうだね。
えー、スカイは、去年。
去年。
去年。
前シーズンですね。
前シーズンですよね。
うん。
で、ポーンって。
晴れたね。
晴れた。
もう、本当にアレだからね、きっかけは。
だってもう、下積みがほとんどないわけで。
うーん。
もう、用意どんラップスターだったからね、すごいよね。
あ、すごいですよね。
それでね、ワンマンもね。
うん。
ほんまだってチケット取れなかったもん、全然。
東京、東京何人だっけ、何百人か。
もう、1日2日で速刊だったから、すごいですよね。
すごいですよね。
まあ、その、まあ、ラップスター。
僕は、あの、去年は、まあ、実はラップスターって全然ちゃんと見てなかったんですけど。
はい。
今年は、ちょっとちゃんと見ようと思って。
はい。
あの、ツイッターで応募動画上がってるじゃないですか。
うん。
もう、あそこからちょいちょい見たりして。
おー。
あったんですけど、えーと、まあ、いいや。
どう思います?
どう思いますって、難しいね、それ。
いや、なんか、あの、その、あれなんですよ。
要は、今年ラップスターって、ラップスター、まあ、その、日本グラップが盛り上がってるのって、まあ、やっぱ、えーと、必然、必然っていうか、まあ、メディアの状況がすごい充実してるっていうのが、まず絶対あると思ってて。
まず1つは、えーと、まあ、ラップスターは当然そうだし、あと、レッドブルの螺旋とか、あと、あの、ボヘミアリンチさんもやってた。
64ね。
64パーズとかね。
ボヘミアリンとかやってる、レッドブルのチャンネルとか、えーと、まあ、ラップスター誕生、アベマですよね。
うん。
アベマが、ラップスター以外にも力入れてるし。
うん。
で、あと、O3パフォーマンスっていう、上からマイク垂らしてってやつ。
はい。
あれも、なんか、すごい、今年からどんどん出てきてるし。
はい。
とにかく、まあ、YouTubeで話題が途切れない。
そうだね、っていう。
で、結構、ラップファンって、めちゃくちゃ、まあ、ジョンさんも言ってましたけど、情報にこう、貪欲。
そう、割と知識系だったりするからね。
そうそう。
だから、話題が途切れないのが、とにかく、大事で。
そうだね。
情報も早いし。で、まあ、リアルのイベントで言ったら、ポップユアーズ。
うん。
で、ポップユアーズも、イベント終わってからも、毎回、毎日のようにYouTubeに動画上げてるし、バッドホップ解散しちゃうけど、インタビューも上げてたり、とにかく、すごい、こう、ずーっと話題が、いろんな話題があるみたいな。
うん。
で、まあ、それで盛り上がるっていうのは、まあ、そうだと思うんですけど、で、えー、ラップスターは、今年は、えー、何人いたっけな。
3,000人。
3,457人。
うん。
ラッパーたちの増加
の応募総数。応募があった。で、去年より、1,000人ぐらい増えてたのかな。
1,000、プラスぐらい。
プラス1,000ぐらい増えてますよね。だから、そうすると、まあ、やっぱ、何が起こるかっていうと、いろんな人がいる。
そうだね。
いろんな人がいるね。
いろんな人がいるっていうね。
あと、これは、俺は、ちょっと、意識しすぎかもしれないけど、もう、いわゆるスカイみたいな人。
うん。
もう、本当に、半年前にラップ始めました。
うん。
そういう人も、なんか、増えた気がしたよね。まあ、ボスが増えたからっていうのもあるかもしれないし、まあ、これまでもいたと思うけど、なんか、そういう人もいたから、結構、今回。
いましたね。すごい、いいとこ行ったりもしましたしね。あの、スタッツと曲出したケイニーっていうラッパーとかも。
そうだね。
はい。
まあ、もしかしたら、スカイが切り開いた道なのかもしれないけど、それは、まあ、わかんない。
じゃあ、もう、そういうことにしましょう。絶対そう。でも、いろんな人をエンパワーしたのは、間違いないと思うんですよ、スカイ。
いや、それは、本当にそうだと思う。本当にそうだと思う。
韻の踏み方の重要性
うん。本当に。だから、その反面、その反面、まあ、ラップスター、僕も見てて、えー、みたいな、なんか、ちょっと、こう、ラップなの?みたいな、瞬間が、まあ、ないとは言わないぐらいな。
おー、へぇー。へぇー。
もこみくん、そう思ったんだ。
ちょっと今、なすりつけようとしてますけど。
うん。
ちょっと、で、まあ、僕がそう言ってるだけじゃなくて、まあ、やっぱり、そういうこと言ってる人も、まあ、いる、いますよね。
いたよね。全然わかる。
やっぱり。その、で、その、やっぱり、基本となるのが、やっぱ、ライム…
そうだね。
についての考え方だったりすると思うんですよね。
うん。
で、で、まあ、だから、今回は、まあ、ライムって、インを踏むって、そもそも、なんなのっていうね。で、まあ、そもそも、この、ジョンさんを呼んだきっかけが、あの、TikTokのね。
あー、あのー、切り抜き動画。
切り抜き動画の、あれは、バトルですか?あれは。
バトルだと思います。僕は、ちょっと、バトルシーン、そんなに詳しくないんですけど。
はい。
まあ、あるね、お二人のバトルが、多分、あれは、公式のチャンネルから上がってたのかな、もしかしたら。
うん。
で、ね、すごい、この、あれは、なんだっけ、キャプション?動画のキャプション自体にも、めっちゃイン踏んでるみたいな、確か、書いてたのかな。
そう、ハッシュタグにもなってましたよ、多分ね。
そうだね。
うん。
で、コメント欄も、わ、すごい、みたいな、やっぱりすごい、みたいな、ことを書いてたんだけど、そこに切り抜かれてる、その、ラップのバース…。
うん。
あの、ラップのバースには、一つもインがなかったんですよ。
いや、これで、これ、いや、ほんと、僕もあれ、聞きましたけど、あの、TikTok検索して。
うん。
やばいっすよ、あれ。
だから、その、インを踏めよ、とかっていう問題ではなくて、というか、そういうことを思ったのではなくて、なんか、インに対する解釈って、こうなってるのかな、日本っていうのが、すごい衝撃的で。
うん。
まあ、もしかしたら、あれは、その、公式のね、方々の、その、ある意味、まあ、その、炎上、消化。
うん。
そういう、方法的な。
うん。
そう、ちょっと、こうね、ふざけた、あの、アプローチ、意識的なアプローチだったのかもしれないけど。
うん。
だとしても、コメント欄で、それを、こう、訂正する人は誰もいず、みんな、やっぱり、すごい、っていう、あの、流れは、あ、もしかしたら、その、いわゆる、この、なんか、ね、バトル層って、たぶん、一番、こう、広い、ラップ層。
うん。
今、一番でかいラップ層の気がするから。
そうですね。
そこの層まで行くと、インって、そういう認識なのかもしれないと思って。
うん。
びっくり。
本当に、踏んでなかった。
よね。
ですね、あれはね。
あの、そうだよね。本当に、何回も見たんだけどね。
だから、踏んでないのふざけんな、みたいなことじゃなくって、ってことですよね。
うん。
ないね。
その、別に。
そんなんじゃない。
まあ、バトルで、その、まあ、踏んでなかったら、まあ、それは、盛り上がらなくて、負けるだけだから。
うんうんうん。
到達される、いいんですけど、その、リスナー、それのオーディエンス側が、めっちゃ、イン踏んでる。
っていう感じだったじゃん、雰囲気。
感じなのが、ちょっと、やばいんじゃない、みたいな。
うん。
感じるってことですよね。
うん。
まあ、多分、その、言葉遊びはあったと思う。
うんうんうん。
確か、その、なんか、あるテーマ、なんか、あれ、レペレン地球さんだったかな、のメンバーを歌詞に忍ばして、
はいはいはい。
その、こう、一人ずつ名前が上がっていく、みたいなことはやってたんだけど、音として、それはインではなくて、
うんうん。
単純に、その、言葉遊びっていうか、
うんうん。
その、メンバーの名前が、ちょっと、忍び込ま、忍び込んでる、みたいな。
うん。
で、それを、ことを、多分、インって言ってたのかな。それは、ちょっと、わかんないけど。
インイコールインを踏む、みたいな。
うんうんうん。
うまいこと言うイコール踏む、みたいな。
そうそうそうそうそうそう。
あー。
多分、その、俺が見て取れたのは、コメント欄とかの雰囲気から見て取れたのは、それなんだけど。
うん。
ちょっと、びっくりだよね。
そうですね。
本当に、あれは本当に衝撃だったんだよね。
あれは本当に衝撃でしたね。で、やっぱり、ああ、ああいう、こう、まあ、まあ、だから、まあ、その、TikTokのあの動画、
まあ、まあ、あれがイン、インを踏むってことが、あれだっていうふうに広まっちゃうのは、なんか、全体にとって良くない。
そうだね。
っていうね。
だから、僕も、その、アーティストをディスりたいわけでもないし、その、例えば、1視聴者、あそこのコメントをしてくれてたあの人たちをディスりたいわけではなくて、やっぱり、その、まあ、批評的な話もそうなんだけど、やっぱり、まあ、その、
訂正とかをするにしても、それはアーティストに対してとか、その、リスペクトがあっての上での話っていうのが第一じゃん。だから、この件に関しても、その、だから、今言ったように、ディスりたいんじゃなくて、
うん。
なんか、その、現状をお伝えしたいっていうのと、でも、本当、例えば、USとか、海外の英語圏でのライムっていう考え方だと、こういうことなんですよっていう事実は、やっぱり、伝えときたいなとは思う。
そうですよね。
すごい。
うん。
うん。
まあ、そういう話で言うと、英語圏的に言うとライムではないから。
うん。
本当に。
いや、本当に。
うん。
そうですよね。まあ、ただね、あんまり、こう、そういう言葉が言っても、まあ、なんか、決めたがられるっていうのは、わかるけども、でもっていうところですよね。
そう。
で、まあ、この、まあ、韻の踏み方は一旦置いといて、正直、ラッパーなんだったら、韻は絶対に入れろって、そこはもう、結構、言い切れるタイプの人間。
うん。
私は。
うん。
ラッパーなら、韻は入れろって、絶対に思う。それはもう、絶対に必要だと思うから。
うん。
うん。なんか、海外を特に見てて思うのは、さっきも言ってたけど、オアシスとかさ。
はい。
もう、ポップスの曲とか、ロックの曲とか、ジャンルに問わず、その、リリックを書くスキルの一つとして、ライミングっていうものがあるわけじゃないですか。
うん。
だから、ラッパー得意のものではないわけですよ、ライムって。韻を踏むっていう行為は。
うん。
だから、ラッパーをラッパーたらしめることって何なのかって言ったら、そこのライムの量と質だと思うんですよね、僕は。
うん。
どう考えても。
うん。
だから、韻がないってなると、なんか、ラッパーの武器を全部捨てちゃってない?って思うっていうか、ちょっと、ある種。
そうですね。もったいないっていう、もったいないとも言えるのかな。
まあ、もったいないとも言えるし、なんか、まあ、わかんないけど、数学者なのに、数学やってないみたいな。
あー。
感覚、ちょっと。
なるほど。
そこが、でも、数学できるところがあなたのスペシャリティでしょって思うんですけど、まあ、そこだけじゃないけどね。
うん。
ラップに関しては韻だけじゃないけど、韻はあなたの先輩特許であってほしいのに、韻がないんだってなっちゃう。
うん。
それは、それは、あの、僕も、あの、特に意識はしてなかったんですよ。韻を踏むとか、ライミングについて。なんか気持ちいいなぐらいだったけど。
海外における韻の重要性
うんうん。
でも、やっぱ最近は、やっぱ結構、割とそこに自覚的、自覚的にっていうか、まあ、意識して聞いてみると、なんかそっちの方が楽しいし。
うん。
普通に。
それはそうですね。
うん。
なんか、すごいこう、偉そうに、これは踏んでる、踏んでないって判断したいとかじゃなくて、本当にそっちの方が楽しいし、やっぱ、ちゃんとそこにこう、どう工夫して踏むかみたいなところも、すごい緻密に設計してるわけだから。
うんうん。
やっぱりその方、その方が楽しいじゃんっていうノリでもあります。僕の中では。
そうですね。
うん。まあ、ちょっとじゃあ、海外のまあ、その、韻、ライムで言うと、ちょっとまあ、曲聴いた方がいいかなって思うんで。
ああ、何か聴きます?
何か聴きましょう。
分かりやすいやつ、何にしようかな。分かりました。
分かりやすいやつにするか。
うん。
もう、とにかくこれは最高なんだって。
ああ。
何にするか。
じゃあもう、完全に僕がもう、インティモのより意識するようになった曲を聴きますか、一旦。
そうですね、それがいいですね。
分かりました。
はい。
これ、何か曲名とか言った方がいいかな。
曲名と、曲名、言いましょう。
一応言っとくから。
一応言いましょう。あの、MF DOOMでFIGUEROですね。
Yeah。
FIGUERO、好きな人多いでしょ。
FIGUEROでした。
FIGUEROでした。
えー、こちらは、えーと、MF DOOM。
まあ、マッドヴィランですね。ごめんなさい。
マッドヴィランですね。
実際、名義は。
えー、MF DOOMと。
マドリブの。
マドリブの。
えー、ユニット。
共同、共同プロジェクト。
はい。
です。
まあ、これは本当に踏みすぎです。
うん。
これは本当に、ただただ踏みすぎなんで。
うん。
でも、これがね、僕がアメリカにいるときとかも、海外の友達めっちゃ聴いてて。
ああ。
これはいいみたいな。
で、なんかすげえ早口言葉の練習にもなるとか、なんかそういう、いろんな、いろんな意味でめっちゃ聴いてて、ああ、やばいわっていうのをどんどん感じていったっていうか。
まあ、それまでも好きだったんだけど、やっぱりやばいかもしれないって思ったな。
結構人気の曲でもありますよね。
アルバム「マッドヴィラニー」
そうですね。まあ、このマッドヴィラニーっていうこのアルバムの中でも、まあ、2、3番目ぐらいにはこう人気曲として上がるんじゃないですか。
うん。
多分、割と。
いやー、僕、久しぶりに聴きましたけど、あの、このアルバムについて言うと、あの、インストバージョンあるじゃないですか。
はいはいはい。
で、あの、まあ、このアルバムも、
めちゃくちゃ好きで、もうずーっと聴いた後で、あ、インストあんじゃんと思って、インスト聴いたんですよ。物足りないんですよね。
あー。
で、そこまで、なんかラップがいいのか、僕はなんか音が好きだと思ってたんですよね。
はい。
その、とにかくこのスモーキーな、まあ、サンプリング。
空気感がね。
そう、空気感が、すごい好きだと思ってたんだけど、インスト聴いたら、とにかくなんか足りなくて、ラップこんな大事だったんだみたいな。
やっぱ、ドゥームね。
そう、だから、それで、こう、存在。
存在感を感じて、やっぱ、ドゥームってすげーな、みたいな。
いや、もう、入りがさ、
The rest is empty with no brain but the clever nerd. The best MC with no chain you ever heard.
これもう、最初の2分なんだけど、これ、文章丸々踏んでるから。
うん。
文章ごとね。
The rest is empty with no brain but the clever nerd.
って、1文がもう、丸々、その次の2分目と音がほぼ合ってるっていう、文章踏みみたいな感じだから。
もう、全部そんなんなの、ドゥームって、正直。
うん。
すごい。
あのー、ま、聞いてもよくわかんねーってなった人は、あの、ライムスキーム、上がってますよね。
上がってる。
上がってる。
上がってる。
上がってますよね。
もう、それで見て、なんか、色つきすぎじゃねーみたいな。
そう。
全部ついてんじゃん。
全部ついてるみたいな。
そう。
そうなんだよ。
いやー。
なんか、ライムって、その、さっき、心地いいと感じだしたみたいな話があったじゃない。
はい。
これって、その、僕がリスナーとしてる、あの、聞いてるときの感覚。
はい。
あの、聞いてるときの感覚なんだけど、割とドラマに近くて。
うん。
その、どこから説明していいのかわかんないけど、海外だと、基本的に、もう、ラップの話じゃない。あの、ケツは絶対に踏んでるんですよ。
うん。
そうですね。
ポップスでも結構、ケツは踏んでます。
踏んでますよね。1分目のケツ、2分目のケツは絶対に踏んでて。だから、
The rest is empty, we no blame, but the clever nerd, the best MC we know, a chain you ever heard.
これ、ケツ踏んでますよね。
うん。
これ、ケツの部分。これ、あの、スネアの感覚なのよ、ドラムのループで言うと。
おー。
はいはいはい。
で、この、きて、でも、絶対に、ドラムのグルーブでも、もう、あの、同じ位置にさ、スネアは大体来るじゃないですか。
うん。
え?
この感覚。絶対に、ケツで。
なるほど。
はいはいはい。
この、ケツのラインがその感覚、僕は。
おー。
あっ、来た。来たって、この、なんか、こう、ノリを作る、1つの要因っていうか、っていう感覚なんですけど。
うん。
そうそうそう。で、なんか、なんか、どうだろう。このまま、話で進める。
はい。
日本のラップの場合って、割と、ここが、なんだろうな、スネアの位置がバラバラになってることが多くて。
うん。
これは、その、ただの違いの話なんですけど、日本のラッパー、もちろんいますよ。ちゃんと絶対に、ケツは踏んでるっていう人もいるんですけど。
うん。
なんか、えっと、なんて言ったらいいのかな。
まあ、絶対に踏んでないことは、なんか、踏んでないといけないっていうルールはない感じがするっていうか。
うん。それはすごい、あの、感じますね。
うん。そこは、なんか、だから、その、英語のラップから入った身としては、そもそも聞き応えがめっちゃ違うんですよ。
あー。スネアが欠けてる感じがしちゃうみたいな。
そう。もっと、なんか、ちゃんと分かりやすく言うと、えっと、1文目に、さっきで言うと、clever nerdっていう単語が来るじゃないですか。
うん。
で、その2文目で、you ever heard、バーンって踏むわけですけど、そのclever nerdって来たときに、こう、腕を振り上げてる感じなんですよ。
うん。
この振りと、落ちがあるっていうか、clever nerd、筆を振り上げて、わっ、この音で次どうやって落としつけてくるんだろう、you ever heard、you ever heard、バーンみたいな。
だから、この、この毎回、この、なんか、こういう、腕を振り上げて、叩きつける、腕を振り上げて、叩きつけるっていうノリが僕の中では感じてて。
うん。
わかります?
わかる、わかる、めっちゃわかります。
だから、その、日本のラップを聴いてるときって、今もちろんあるんですけど、絶対にその、ケツにないときがあるから、そのケツの単語で何かわかんないけど、今、あそこに、ホワイトボードに書いてるから、眠いっていう単語が来るじゃないですか。
1文目のケツに、例えば。
うん。
眠い、あっ、眠いで来たと思って、腕を振り上げて、この、えういで次どうやって踏んでくるんだろうと思ったら、えういが来ないみたいな。
うーん。
それで、あれ?ちょっと、腕振り下ろせないんだけど、みたいな。
うーん。
どこでオチが来るんだろう、の、このふわふわした感覚になっちゃって。
うーん。
その、海外のラップを聴いてるときと同じ感覚で聴いてると。最初ちょっと戸惑ったり、今、思い出がありますね。
そうですね。
めちゃめちゃ。
なんか、それこそ、ラップスターでも、なんか特に、なんか、聴いて、別に、韻を踏んでるかどうか、知識が全くなくても、知らなくても、
はい。
なんか、乗れるのと、乗れないのとって、やっぱ、どの音楽聴いててもあるじゃないですか。
はい。
で、ラップスターは、ま、あれも完全に競技だから、
はい。
やっぱり、こう、どんどんどんどん出てきて、
はい。
で、ま、審査員が審査するわけですよね。
はい。
で、やっぱり、僕も、ま、ま、僕も、なんか、ちょっと、ま、審査員じゃないけど、こう、ちょっと、誰がいいか、き、考えながら聴こうみたいな、
うんうん。
思って見てると、やっぱり、その、きれいに、こう、ちゃんとグルーヴが、
うん。
途切れない、人っていうのが、やっぱり、好きで、
おー。
好きだし、あの、ま、みんなそうだと思うんですよね。
曲「Redefinition」
うん。
うん。
でも、バトルなんていうのは、まさにそうで、
うん。
ま、グルーヴが途切れたら、もう、もう負けじゃないですか。
まあね。
もう、
またついてる。
あ、またついてるってなっちゃうじゃないですか。
うん。
もちろん、言葉遊びがどうとかっていうのもあるけど、それプラス、それはなんか、その、ふん、グルーヴが途切れないのが前提で、どう言いまかすかとか、
うんうん。
うまいこと言うかみたいな、
うん。
そこで、こう、どんどんどんどん、こう、盛り上がっていくわけだから、
うん。
その今の、その、スネアの、こう、振り上げて、振り落とすっていうのは、めちゃくちゃわかりますね。
うん。
ほんとですか。
うん。
この感覚なんですよね。
もちろん、それがすごいしっかり、あの、やってるみたいな人もいるし、
うん。
なんか、その辺は、崩してるんだけど、かっこいいって人も、
もちろん、もちろん。
いるし、っていう、なんか、
そうですね。
けど、まあ、TikTokのあれは、
そういう話。
ピックリっていうね。
はい、そもそも。
そうそうそう。
まあ、どこにもなかったっていう話なんでいいんだ。
うん。
なんか。
うん。
うん。
もう1曲ぐらい、なんか、聴きますか。
どうしようかな。
何にしようかな。
あ、じゃあ、その、inっていうものの、
はい。
その、質。
うん。
みたいなものが、ちょっとわかるような、曲にしますか。
はい。
これは、どういう曲ですかね。
えっと、まあ、Black Starっていうね。
はい。
あの、モス・デフとタリウク・エリという、まあ、East Coastの、まあ、レジェンド2人で、昔のファーストアルバムの曲かな。
はい。
Redefinitionっていう曲なんですけど、
Redefinition。
まあ、特にモス・デフ。
はい。
まあ、セカンドバースかな。
モス・デフめっちゃ踏んでるんで。
はい。
で、これは、ちょっとライムの、その、1つのライムでも、何がいいライムなのか、みたいなのが、ちょっとわかってくる曲かなって思います。
はい。
まあ、こんな感じですよ。
うん。
この、だから、モス・デフの、これが結構評価されてる曲の1個なんですけど、まあ、バースの1つなんですけど、何がすごいって、まあ、この、なんていうのかな。
Assemblyとか、December 10とか。
Establishment、Intelligentっていう、その、音を構成する単語、というか、音1つの音が、長いんですよね。
うんうんうん。
音節が長い単語。
そう。英語的に、そう、ちゃんと言うと、3音節とか、4音節っていう、その、長い、それぐらいの、ちょっと複数音節で、ずっと踏み続けてるっていう。
うんうん。
まあ、多分、日本語で言うと、まあ、イコールかどうかわかんないけど、なんか、4文字の単語とか、5文字の単語とか、ちょっとの、ね、さっきの眠いみたいな、3単語、3文字の単語。
日本語のラップの特徴
3単語、3文字の単語とかじゃなくて、もうちょい長い単語とかで、踏み続けてるっていう。
うんうん。
これが、結構ね、僕が大好きな、あの、最近ね、大好きな、グリゼルダレコーズっていう。
はい。
あの、ウエストサイドガンとか、コンウェザーマシンとか、ベニーザブッチャーとかっていう、そのラップが上手い人たちがいるんですけど、アメリカの。
うん。
彼らがいつも言ってるんですけど、やっぱこの、多音節で踏む。
うん。
長いライムが、あの、大人のライムって言うんですよ。絶対に。
うーん。
まあ、これは多分、イーストコーストの、あの、ニューヨークとかの、やっぱこう、ラップ、結構、硬派にさ、ガンガン技術的に踏んでいく人たちだから、まあ、そこの、その、文脈もありきなのかもしれないけど、やっぱり、その、おこちゃまなライムは、例えば、もうほんと、1単語だけ、まあ、英語で言う、その、アイライクのライクだけで踏むとか、そういう、こう、短い音節の、あの、音で踏むっていうのは、多分、子供っぽいライムで、やっぱこう、複数の長いのが、こう、大人って言われてるっていう。
うん。
みたいなのかなっていう。
あー、なるほど。
話ですね。
日本語で言うと、日本語って、なんか、その、要は、日本語のラップって、こう、真似事だし、ダジャレじゃんみたいなことを、まあ、やっぱ言われがち。
そうですね。
ラップと日本語の遊びの幅
だし、僕もすごい、まあ、すごい、それ、昔、ちっちゃい頃とかは、なんか、そういうものなんかなみたいな。
はい。
なんか、ラップっていうものを、まあ、知ってはいたけど、なんか、ちょっと、こう、ダジャレみたいなものみたいに、やっぱり、すごい、ちっちゃい頃、思っちゃってた面もあるんですよね。
うん。
で、でも、あの、その、大人のライム。
うん。
要は、長い単語で踏むとか。
うん。
それって、まあ、やっぱ、日本語でも、やっぱ、できる。
全然できる。
ことだし、なんか、そこを、あんまり、確かに、まあ、日本語って、まあ、敬語、ですって。
うん。
ですとか、なんか、あの。
ますとかね。
ますとか、あと、命令形だったら。
しろう。
しろうとか、いけとか。
するでもいいしね。
そう。
うん。
Aで全部踏めちゃうとか。
うん。
でも、そればっかりやってると、ちょっと、やっぱ、ダジャレっぽく聞こえちゃうみたいな。
そうですね。
とか、やっぱ、なんか、あるかもなって、ちょっと、今、思って。
だから、その辺は、やっぱ、英語と日本語では、やっぱ、違うけど。
違うね。
けど、日本語は、全部、命令形にしちゃえば、踏みやすいっちゃ、踏みやすいのかな。
いや、それはね、やっぱり、あの、語順の問題がありますよね。
ああ、そうですね。
やっぱ、日本語で、もう、きっちりした文章の語順で、あの、文章を組み立てた場合って、もう、絶対、その、女子女同士とかがさ、来るわけじゃないですか。
うん。
その、するなり、しろうなり。だから、もう、これってね。
だから、もう、これって、全部、基本的に、音は一緒だし、レパートリーもほとんどないですよね。
うん。
だから、まあ、その、音としては、もう、ずっと、合っちゃうわけですよ。今から何々します。何々します。何々します。絶対に、それは、もう、まあ、ある意味、因ではあるけど、まあ、音としてはね。でも、絶対に、きっちり揃ってはしまうというか、ある意味。
うん。
でも、英語の場合は、やっぱり、ね、目的語とか、その、これ、ちょっと、皆さんに、どう説明していいか、わからないけど、サッカーをする、だったら、サッカーを、私は、サッカーをする、だったら、サッカーをする。
うん。
今言ったら、私は、サッカーなので。
ま、日本語ラップ文法とかって、言われたりしますね。
そうそうそう。当事法みたいになるのは、割と、必然的でというか、アメリカの文章の構造の方が、その、欠に来る、ワードの選択肢がいっぱいありますよね。だからあそぶの幅が、めっちゃあるっていうか。
うん。
まあ、それは、一個あるし、今、その、だじゃれみたいなものが出たけど、そこの何か、文化との、ちょっと、かみ合わせも、少し良くないなっていう、やっぱ、気はしますよね。
うん。
どうしても、音を、何かね、アルミ缶の上に、アルミ缶みたいな、 aíん。
うん。
音でこの遊ぶ日本の言葉遊びって
ダジャレっていうこの空気感ができちゃってるから
でお父さんが言うダジャレは寒いみたいな
その印象でちょっとねやっぱ聞いちゃいますよねどうしても
海外のそのダジャレって音じゃなくて
どっちかというと意味なんですよ
なんかちょっとこれどう説明していいのかわからないけど
音は違くても
なんかさっきトイレの話をした時に
トイレにまつわる言葉を使って
なんか話を締めるみたいなのが
ちょっといわゆる日本で言うダジャレみたいなことで
比喩みたいな
そんな感じです
だからそのくだらないギャグと
ちょっとそこは結びつかないんですよね
どうしてもくだらないギャグと結びついてしまうのが
この日本語の差がというか
だから本当にピュアにかっこよく聞けない人とかも
たまに多分いると思うんですけど
ダジャレじゃんって
日本語と英語の発音の違い
でも僕の世代とか
僕より下の世代
今の大学1,2年生とかで
バイト先で話しかけてくれる子
Vアーズ見ましたかみたいな
言ってくれる子とかは
もうその辺はもう完全に乗り越えてっていうか
普通にかっこよくして
最近あんまり聞かないですよね
ダジャレじゃんとかっていうのはもう
それはそう思います
なんかそれももう過去の話になってきてはいるのかな
という印象で
印象もありますね
それと同時に
いろんなものも出てきてるっていうことではあるかな
日本で例えば踏むときって
結構音をアクセント変えたりとかもできるのは
日本語の特徴かなと思います
さっきの眠いでも眠いって言ってもいけるしとか
そこの音程を変えられるじゃないですか
だから音は合わせやすいと思いますね
英語って
そこが変わると意味が変わったり伝わらなかったりするんで
僕もすごい現体験としてあるんですけど
アサシンっていう単語あるじゃないですか
アサシンって言うんですけどね英語だと
日本語しかわからなかった時に
だから英語っぽくアサシンアサシンって言っても伝わんないんですよ
でも日本語の発音でもアサシンって言ったら伝わるんですよ
だから絶対イントネーションありきの言語だから英語って
そこはもう絶対にぶらせないんですけど基本的には
日本語はそこは結構音がちょっと変わって
意味は汲み取れるからそこの遊びの幅はすごいあるかなと思います
すごい変なとこで区切ったりも
できますね
歌だ光るとか
そうだけどありますよね
そういうのはできやすいですよね
そういうとこも意識しながら聞くともっと楽しいなっていうのは
僕は最近感じることでもありますね
間違いないです
間違いないですね
間違いないです
っていう感じで大体1時間ぐらいかな今撮ったのは
ちょっと後編とかにします
いいですよ
ということでじゃあ前編はこんな感じってことで
OKです
ありがとうございました
じゃあSpotifyで聞いてる人はフォローボタン押していただいて
いう感じでお願いします
お願いします
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