スピーカー 1
スピーカー 2
スピーカー 3
スピーカー 1
はい。
スピーカー 3
素晴らしい。
スピーカー 2
ということでもうちょっと時間もないんで今日は、
はい。
早速ですが、後編。
前編までは、
うん。
リサフラの睡眠ジャズ学習記というか。
スピーカー 1
そう。
スピーカー 3
そう。
スピーカー 2
はい。
寝るためにクールジャズを聞いていたっていうのが原点にあるよというね。
うん。
あと、
スピーカー 1
あっちゃんの話とかね。
東方ジャズアレンジとかね。
スピーカー 2
そうそうそう。
はい。
そっから、そっから次はハードバップとかいきなりこう、
スピーカー 3
そうですね。
スピーカー 2
変わっていくわけですけど、
これはいつぐらい、どういうきっかけで。
スピーカー 1
これ、これがたぶん高1くらいかな。
えっとね、
まあクールジャズとか東方ジャズアレンジとかいろいろ聞いてて、
やっぱりジャズそのものへの興味がかなり強くなってきてて。
スピーカー 3
うんうん。
スピーカー 1
で、そこで本を買うんですよ。
で、漫画でわかるジャズっていう本で、
まあその名の通りいろいろ漫画で、
なんていうかジャズの歴史だったりとか、
あと書くジャンルがどういう感じの特徴を持ってるのかとか、
あとこれは聞いとけみたいな感じの名番が載ってたりとか、
まあそういうのをいろいろやってくれてる本なんだけど、
これを読みながらまあいろいろなアルバムを聞いていくみたいな感じの期間に高1になって突入しまして。
おお。
で、もうそこからもう完全にジャズそのものへの難しそうみたいな感じのイメージとかがもう完全に払拭されて、
もうとにかくいろんなアルバムを聞きまくろうみたいな感じの時期に入っていきますね。
スピーカー 2
おお、そうね。なんかやっぱ難しそうっていう先入観ありますよね、ジャズね。
スピーカー 1
あるね。だからなんていうか、やっぱり自分自身さ、
その演奏とかやるわけじゃないし、なんか生でそういう演奏を聞くとかそういう体験はあんまりしたことがないから、
なんていうか、こうやって語るのもさ、なんていうの、合ってるのかなみたいな感じで恐る恐る語るみたいな感じ。
スピーカー 3
まあそもそもなんか結構ジャズ自体がさ、なんか権威的なものになっちゃってるところがあると思うんだけど、
なんかそういう意味でもね、なんていうか結構敷居が高いような気がするんですけど、
なっちゃってるような気がするんだけど、でもなんかなんだかんだでこういうところから入ることができたという。
で、やっぱりでもなんかこういうその名盤とかさ、そういうのを見ていくと、
スピーカー 1
どうしてもやっぱり50年代60年代にそのアルバムたちが固まっちゃってるから、
もう自分でそういうふうに、なんかそこの音楽が好きだから聴こうみたいな感じで、
スピーカー 3
そうなっていったっていうよりかは、その名盤リストみたいなのにのっとって、
なんていうか、気まじめに聴いていった結果こうなったっていう感じが強いかな。
スピーカー 2
うーん、なるほどね。
スピーカー 3
はい。
スピーカー 2
まあでもそれ、まあやっぱりそれは全部ストリーミングで聴いてたっていうよね。
スピーカー 3
そうですね。
スピーカー 2
やっぱりそれが大きいですよね。
かなりね。
その本読んですぐ聴けちゃうっていう。
スピーカー 1
そうね、もう明らかに。
スピーカー 2
だから、うん。
スピーカー 1
サブスクライブがなかったらここまでなってないもんな。
スピーカー 2
うん、そうね。だからやっぱりすぐ聴けるってなると、やっぱり難しそうとか言ってる場合じゃなくなるっていう。
スピーカー 3
うんうんうん。
スピーカー 2
だって聴きゃいいんだもんっていうね。
スピーカー 3
そうね。
実際聴いて難しいって思うかもしんないけど、とりあえず聴けるわけだからっていう感じですよね。
スピーカー 2
で、まあそれで最初に今回旋盤されてるのがジョン・コルトレーンという、まあもう権威中の権威ですけれども。
スピーカー 1
そうですね。アルバム自体もジャイアントステップスっていう、あの、ラブスプリームと並んで、何ていうかもうジャズの名盤というよりも、
スピーカー 3
世界のあらゆる音楽の名盤ランキングとかに入るような、とんでもないビッグアルバムですけど。
でもやっぱりね。
スピーカー 2
モンスターアルバムですね。
スピーカー 1
モンスター、あの、そういうのに入るだけあって、このアルバムはもうめちゃくちゃすごいよね。
スピーカー 2
うーん。
スピーカー 1
なんか、あのいろいろやっぱり聴いててさ、もうはっきり言ってなんかハードバップとかさ、違い全くわかんないわけよ。
モードジャズもそうだけど、最初の方は。
だけど、やっぱりそのジャイアントステップスは明らかになんか色が違うっていうか、その1曲目にさ、表題曲のそのジャイアントステップスが来るわけだけど、
スピーカー 3
そのコルトレーンの、もうそんな早く吹いちゃっていいんですかっていう感じの、とんでもないすごい演奏が入ってて。
スピーカー 1
あとその表題曲以外にもカウントダウンとかも結構わかりやすくめっちゃすごいみたいな感じだと思うんだけど。
スピーカー 3
やっぱりここ、ジョン・コルトレーンはここから聴き始めたかなっていう。
スピーカー 2
なるほどね。
うん。
スピーカー 3
もう。
スピーカー 2
なんか。
いやー、ジョン・コルトレーンはもう言うことないっすね。
スピーカー 1
まさかだね。
スピーカー 2
まあだから言うことないけど、一応ジョン・コルトレーンは知らないって人に説明するなら、やっぱりこれから聴いてみてもらうのがいいかなと。
スピーカー 3
そうですね。
スピーカー 2
まあラブ・スプリーム。
ラブ・スプリームってどうっすか?リサ・フロイ。
スピーカー 3
ラブ・スプリーム。
スピーカー 2
もちろんこれ合わせて聴いたと思うんだけど、当時。
スピーカー 1
そうね。ラブ・スプリームは割とあっちの方がわかったの最近かもしんないね。
スピーカー 1
なんか、やっぱりスピリチュアル・ジャズの文脈で何というか、近年再評価されてるアルバムだと思いますが、
なんかそれに関しては割と、かましワシントンとかその最近のジャズを聴いてから、改めて聴いてようやくなんかこれすごいなっていうのが改めて認識したっていう。
まあもちろんその一番初めに聴いた時から、別に全然いいアルバムだなーとは思ってたけど、
スピーカー 2
でもなんていうか本当の意味での良さとか凄さみたいなのは、割となんかここ1,2年で気づいたかなっていうか、そんな感じがします。
いや、そうだね。そんな感じするよね。
スピーカー 3
はい。
スピーカー 2
ジャイアント・ステップスの方がこう、まあ分かりやすくかっこいいという感じはあるし。
スピーカー 3
そう。
スピーカー 2
中高生とかでね。
スピーカー 3
はい。
スピーカー 2
ハードロックとか聴いてたけど、これジャズもすげーみたいな。
スピーカー 3
はい。
スピーカー 2
慣れた人もいるんじゃないかなって感じはしますね。
スピーカー 1
そうですね。で、ジャイアント・ステップスと、あとあれだね、マイ・フェイバリッド・シングスがやっぱりコルトレインの中では2大巨頭みたいな感じで聴いてたかもしれない。
スピーカー 3
そのクオリティで言えばブルートレインとかもめっちゃいいんだけど、ただなんていうか思い入れが強いのはそこの2枚ですかね。
なるほどね。
スピーカー 2
ブルートレインって言うとね、アジカンなんすよね。
スピーカー 1
あー、なるほど。
スピーカー 2
ブルートレインはね、アジカンじゃんって思った覚えがある。
スピーカー 1
ブルートレイン、アジカンの方のブルートレインもめっちゃかっこいいし。
スピーカー 2
あれいいっすよね。
アジカンの方のブルートレインはね、俺ライブ1回だけアジカン行ったことあるんだけど、めちゃくちゃ好きなのに1回しか行ったことないんですけど。
スピーカー 3
はい。
スピーカー 2
なんか、何周年記念ライブみたいなワンマン。
スピーカー 3
うんうんうん。
スピーカー 2
ブルートレインすごすぎて、もうなんか泣きそうになるぐらいの感じでしたね。
スピーカー 1
いいですね。
スピーカー 2
そう。だから僕はジョン・コルテレインは多分ブルートレインから聴いた気がしますね。
スピーカー 1
あー、なるほどね。
スピーカー 2
アジカンじゃんと思って。
スピーカー 3
うん。そういう入り口あるよ。
スピーカー 2
全然違うんだけど。
スピーカー 1
なんかやっぱりそのジャズってさ、なんかそういう全然関係ないと思われるようなところからさ、なんか引用されてるっていうか。
スピーカー 2
そうなんだよね。
スピーカー 1
その前半で話したさ、その日常でのテイク5のオマージュの曲もそうだし。
スピーカー 3
うん。
スピーカー 1
うん。サチモスもそうだし。
スピーカー 2
うーん。
スピーカー 1
なんかそういう意味での、なんか全然関係ないようなところからの接点っていうのも案外面白いところかもしれない。
スピーカー 2
結構あるよね。引用元として結構あるよね。
うんうん。
その言葉的にも、音楽的にも。
そう。
スピーカー 3
うん。
スピーカー 1
だってなんかビバップっていうさ、その音楽スタイルは多分そのビバップそのものよりも先に何ていうかアニメのそのカウボーイビバップっていうそのタイトルを先に知ってたから。
スピーカー 2
そうね。
スピーカー 1
そういう意味でもなんか親近感湧いたし。
スピーカー 2
うんうんうん。
あ、こっから来てんだみたいなね。
スピーカー 1
そうそうそう。なんか案外そういうのはでかいかもしれないですね。思ってる以上に。
スピーカー 2
だから何らかの接点はみんなあるっていう。
スピーカー 1
はい。もうなんか変に名番を聞こうとするより、なんかそういうところから入ってた方がいいような気がするね。
スピーカー 3
うーん。
スピーカー 2
でもこう、やっぱ歴史的なその視点っていうのが導入されたわけじゃないですか。リサフラに。
スピーカー 1
あ、そうね。
スピーカー 2
高校生になって。
スピーカー 3
はい。
スピーカー 2
その、それまでの睡眠のために聞いてたっていうのと、こう本読んで歴史的に系統立てて聞くようになったっていうところで、変わった発見した面白さとかっていうのは何かあったりするんですか?
スピーカー 1
あ、やっぱりそのジャズっていうのがそもそもそのアドリブを楽しむ文化なんだなっていうのをそこで初めて知って。
スピーカー 3
うん。
スピーカー 1
で、まあもちろんその今まで聞いてたクールジャズとかもそのアドリブのある音楽ではあったけど、どっちかっていうとなんかそこは注目できてなかったっていうか、そのテーマの部分をめっちゃ聞いてて。
スピーカー 3
うんうんうん。
で、ただそのアドリブっていうのも面白いんだなっていうのをなんか途中から知って、で、それでやっぱりそのアドリブ機構ってなるとビブアップ、ハードバップみたいな感じのところの方が気になってくるっていうのでいろいろ聞き始めたっていう。
スピーカー 2
あー。
スピーカー 3
で、その流れでいくとこのジョニー・グリフィンのそのボリューム2っていう。
うん。
スピーカー 1
えっと、まあ多分ブローウィングセッションっていう名前の方がよっぽど知られてるっていうか、あのビートルズのホワイトアルバム的な感じでブローウィングセッションって呼ばれてるんだけど。
スピーカー 3
うん。
スピーカー 1
なんかこれがね、あの編成がすごい面白くて、このテナーサックス奏者が3人いて、で、さらにトランペッターが1人いて。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
で、ピアノいて、あとリズム隊っていう。
うんうんうん。
スピーカー 3
もう編成が、テナーサックスがめっちゃ多いなっていう感じなんだけど、ただこの参加してるのが、えっとこのジョニー・グリフィンっていうこのリーダーの人と、あとジョン・コルトレーンと、あとハンク・モブレーっていうビッグネーム。
スピーカー 1
で、トランペッターはリー・モーガンっていうもうものすごい人たちが集まってるアルバムで。
スピーカー 3
うん。
スピーカー 1
で、そのテナーサックスも、全然当時聴き分けとか全然ついてなかったんだけど、もう3者3位用の音がするんだよ、このアルバムでは。
スピーカー 3
はいはいはい。
スピーカー 1
なんか特にその1曲目とか、もうものすごいスピードで進んでいくんだけど、リズムが。
スピーカー 3
うん。
スピーカー 1
その中で録るアプローチも全然違えば、そもそもの出音が全然違うし。
スピーカー 3
うん。
スピーカー 1
そういう意味で、なんていうか、一人一人の演奏を集中して聴くっていう意味での入門としてはめっちゃいいなっていうふうに思いますね、このアルバムは。
スピーカー 2
はい、なるほどね。
スピーカー 3
そもそもこのジョニー・グリフィンっていう人が好きで、ウェス・モンゴメリーっていうジャズギタリストがいるんですけど、一番有名だと思う。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
いるんですけど、その人のめっちゃ名番とされてるフルハウスっていうアルバムでもこのジョニー・グリフィンが吹いてて、そっちもすごい良いしね。
スピーカー 2
ふーん。
スピーカー 3
もうオススメです。
スピーカー 2
なるほどね。そうやってこうプレイヤーで繋がってくるっていう。
スピーカー 3
はい。
スピーカー 2
プレイヤーの繋がりでアルバムをこう、頭の中でこう地図ができていくみたいな。
スピーカー 3
そうね。
スピーカー 2
感じもあるわけですね。
スピーカー 1
はい。そこが醍醐味だよね。なんかそういう意味では、ヒップホップとやっぱり聴き方似てるんじゃないかなっていう風に思います。
スピーカー 2
そうだね。
客演。
いやもう今さ、聞き分けとかもさ、やっぱりラップの聞き分けとかもさ、僕最初全然わからなかったんだけど、声すら聞き分けられなかったんだけど、
やっぱもう知ってるラッパーになってくるともうだいぶわかってきて、そうなると結構楽しいんだよね。
スピーカー 3
うんうんうん。
スピーカー 2
いろんなの聞くのが。やっぱだから最初がちょっとね、なんかわかんないと、なんかわかんなっていうのが最初にきちゃうっていう。
うん。
けどこう、人に注目していくと、あ、このビートはあのプロデューサーだなとかさ。
うんうんうん。
なんかこう、わかってくるし、このラップ、このフローは誰々に似てるなとか。
スピーカー 3
うん。
スピーカー 2
ま、ジャズもさ、ほんとにこう、あ、このプレイは誰々の芸術だなとかあるじゃん。
スピーカー 1
そうね。
スピーカー 2
ま、もうコルトレインなんかまさにさ、まさにだけでも、もうみんなにこう根本にある感じがありますけど。
スピーカー 1
うんうんうん。
スピーカー 2
すごいヒップホップと確かに似てますね。それこそコルトレインなんかは、あのラキムってラッパーいるじゃん。
はいはい。
ラキムの超有名な話でこう、ラップのフローはコルトレインのサックスを巻いてこう作ったとかさ。
スピーカー 3
うんうん。
スピーカー 2
ま、そういうとこでもつながりあるし。
スピーカー 3
そうね。
スピーカー 2
なんかね、こうすごいつながってる感じやっぱありますね。
聞き方の面でも。
そう。
スピーカー 3
ヒップホップと。
うん。だからなんか、ヒップホップリスナーは多分そういう意味で、もう勝手に素養ができてると思うから、もうぜひ聞いてみてほしいと思います。
スピーカー 2
そうね。
ジャズも。
サンプリング元としてもね。
あ、そうね。
スピーカー 3
うん。
スピーカー 2
特にあれだよね。特にそのウエストコーストの西海岸のジャズなんかはすごいサンプル元として使われたりするんで。
スピーカー 3
はい。
スピーカー 2
ま、ニューヨーク。ニューヨークはニューヨークで、マドリブとかさ、いるけど。
スピーカー 3
うん。
スピーカー 2
それもやっぱ地域ごとによって違ったりするから、そこもなんかね、ハマってくとどんどんどんどんつながって。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
面白くなっていきそうですよね。
スピーカー 3
うん。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 3
そうね。
スピーカー 1
なんかそういう、あれですね。
なんていうか、サンプリング元というのでちょっとつなげるんですけど、次に選んでいるのが、アートブレイキー&ジャズメッセンジャーズのチュニジアの夜。
スピーカー 3
で、これも、この表題一曲のチュニジアの夜も結構サンプリングされてるんじゃないかなっていうのがあるんですけど。
スピーカー 2
これはね、ジョニー・グリフィンの、ブローイングセッションでドラムやってるアートブレイキー。
スピーカー 1
そうだね。
もうトランペットもリー・モーガンなんで。
スピーカー 2
リー・モーガンね。
スピーカー 3
はい。
スピーカー 2
で、ウェイン・ショーターもいますね。
スピーカー 1
ウェイン・ショーターがもう大活躍してるアルバム。
なんかその、一曲目のこの表題曲は、もうバリバリに飛ばすみたいな、もうファンキージャズっていうか。
この一曲目に関しては多分、なんていうか、プログレとかさ、それなんかゴリゴリのロック聴いてる人からはすごいなんか入門としてうってつけかなっていう感じの雰囲気なんだけど。
スピーカー 3
それ以降の曲に関しては結構そのウェイン・ショーターの影響でか、なんかモードジャズっぽい雰囲気がかなり強くなっていくっていう。
スピーカー 2
モードジャズっぽい雰囲気っていうのは何ですか?
スピーカー 1
はい、モードジャズっていうのはそもそも説明が本当に難しいんですが。
スピーカー 2
じゃあモノマネしよう。
スピーカー 3
モノマネね。
スピーカー 1
あー、モノマネか。
スピーカー 2
プププププププププみたいな。
スピーカー 1
いいっすね。
スピーカー 3
楽しいですね。
スピーカー 2
なんか実はジャズ、興味ないって言っても、いろんな音楽聴いてたら、実はいろいろ増えてるっていうのもあったりするよね。
スピーカー 3
はい、そういう。
スピーカー 2
なるほどね、アートブレイキー。
アートブレイキー、ドラマーとして、ドラマーが出てきたの話してて初じゃない?
スピーカー 3
そうね、ドラマーはね、ジャズの中でもかなり大事なポジションだと思うんですけど。
でもアートブレイキーが多分一番サウンド効いてて、これはあの人だなって一番わかりやすいタイプのドラマーだと思う。
スピーカー 1
もともとピアニストだったらしいけど、めっちゃ面白いんだよな、経歴が。
ピアニストとしてバンドに行ったら、なんかギャングの人からドラム叩かないと殺すぞみたいな感じで脅されて仕方なく叩き始めてドラマーになったみたいな。
スピーカー 3
そういう逸話があったかもしれないんだけど。
スピーカー 2
歴史変えたじゃん。
スピーカー 1
うん、でもすごいんだよね。そうとは思えないくらい、やっぱりドラミングとかがもう勢いがめちゃくちゃすごいっていうか、
中日あの夜のイントロの部分の、何て言うんだっけな、確かサンダーボルトみたいな感じで異名がつけられてるんだけど、
スピーカー 3
ドドドドドドみたいな。
はいはいはい。
だからアートブレイキー、ジョニー・グリフィンと同じような感じで、めっちゃ飛ばしてるような感じだけど、なぜかすごい安定してるっていう。
スピーカー 1
面白いドラマで。
スピーカー 2
まあすごいこう、まあアートブレイキー、ドラマーはなんか、あれなんか、ブルージャイアントもさ、なんかアートブレイキーのCD最初、あのサッカーやってた、やめた子が。
そうだよね、だいたいアートブレイキーから聞くみたいな感じはあるよね、ドラマーって。
スピーカー 3
そうね、はい。なんか、一番最初にドラマー意識したのはアートブレイキーだね、絶対。
スピーカー 2
まあ、花があるというかスター性が一番わかりやすいっていうのは確かにそうかもしれないですね。
スピーカー 1
そうですね。
スピーカー 2
石垣旬とかもアートブレイキーから聞いてた気がするな。
スピーカー 3
うん。
スピーカー 2
確か。
まあいいや、はい。
スピーカー 3
はい。
スピーカー 2
まあそんな感じで、で、マイルス・ベイビス・クインテッドは?
スピーカー 1
はい、このマイルス・ベイビス・クインテッドのクッキンを選んだんですけど、これがマラソンセッションっていうので有名なこのマイルス・ベイビス・クインテッドの4部作のうちの一つで。
スピーカー 3
うん。
で、参加しているのがマイルス・ベイビスと、あとジョン・コルトレーンと、あと僕がここで、なんていうか一番このクインテッドの中で印象的だなって思うのがこのピアノのレッドガーランドなんだけど。
スピーカー 2
おお。
スピーカー 1
このレッドガーランドがね、なんかすごい、なんかポロポロした音を出すんですよ。難しいんですけど、なんかコーン音域の部分をすごい優しめなタッチでなんかポロポロ弾くような感じで。
スピーカー 2
おお。
スピーカー 3
で、このクッキンの一番最初に入っているのが、前半でチェット・ペイカーの時にも名前が出たマイ・ファニー・バレンタインなんだけど、この曲のね、なんかイントロの部分がもうレッドガーランドだなっていう感じの、もう特有の音がするっていうので。
スピーカー 1
で、結構この曲に関してはそのマイルス・デイビスのミュート・トランペットっていう、なんかまんまるいやつをこのトランペットの音が出る部分につけてちょっと音を抑えるみたいな、そのマイルス・デイビスめっちゃ得意としている奏法がいかんなく発揮されているというか、もう大名言っていう感じの曲なんだけどね。
そこから始まって、その後の曲もすごいハードバップ弁としたような名演ぞろいで、非常になんていうか好きなアルバムで、高1の時とかめっちゃ聴いてましたね。
スピーカー 2
他にこうクッキン・ウィズとリラクシン・ウィズ、ワーキン・ウィズとかいろいろなんとかウィズって組んでたありますけど、その中でもやっぱりこのクッキンが一番好きだった?
スピーカー 1
そうね、クッキンが好きだね。次に好きなのはワーキンだね。ワーキンの一番最初の曲がね、なんだっけ、It Never Entered My Mind。それがね、めっちゃいいね。
スピーカー 3
これは、なんていうか、非常にクラシカルな感じで始まる曲なんだけど。このマイルス・デイビス・クインテッド特有の音楽性があるっていうかね。4枚しか出てないんだけど、ただなんかその4枚をめちゃくちゃ聴いてるから。
スピーカー 2
これメンバーは固定なんですか?4枚と。
スピーカー 1
4枚とも多分固定だったと思う。そのマラソンセッションっていうのがもう2日間の間に4枚くらい収録しちゃおうみたいな。
スピーカー 2
あー、そっかそっか、それか。
スピーカー 1
ものすごい日程のやつだから。
スピーカー 2
これなんか、リラクシン・ウィズ・ザ・ハイローズっていうハイローズのアルバムがあって。
僕が一番好きな、ひろととまーしー、ブルーハーツ・ハイローズ・クロマニオンズなんか通してもトップレベルに好きなアルバムなんですけど。
スピーカー 3
リラクシン・ウィズ・ザ・ハイローズって。
スピーカー 2
また。
これなんだって思った覚えがありますね。マイルスの。
なるほど。
マイルス・デイビス・クインテッドした時。
スピーカー 3
うんうんうん。
スピーカー 2
全然内容は全然違うんですけど。
スピーカー 3
うん。
スピーカー 2
1ミリもハイローズは寄ってるようには聞こえはしないんだが。
うん。
まあでもね。
うん。
そういう繋がりもありましたと。
スピーカー 3
はい。
スピーカー 1
なんか。
スピーカー 2
で、これ。
スピーカー 3
いいね。
スピーカー 2
こんな感じ。
で、まあマイルスもまた出てきて。
で、次がどういう風な感じになるんだ?
スピーカー 1
えーっと、まあそういうハードバップとか。
スピーカー 3
うん、そう。
スピーカー 1
あの、モードジャズとかまあいろいろ聞いてる中で。
やっぱり、なんていうか僕ピアノが好きだなっていう風に。
なんていうか思い入ったって。
で、なんかその中でもやっぱり、あのモコミもそのビル・ウェバンスからジャズ入ったみたいな感じでさっき言ってたと思うんだけど。
もう僕もまんまとね、もうそのビル・ウェバンスがめちゃくちゃ好きで。
スピーカー 3
うん。
スピーカー 1
まあ最初はそのワルス・フォーデビリーをもうとにかくめちゃくちゃ聴いてたんだけど。
スピーカー 3
うん。
なんか、その途中からやっぱりこっちの方が好きだなってなり始めたのがビル・ウェバンストリアのムーンビームスですね。
うん。
スピーカー 1
ベルベット・アンダー・グラウンド&ニコの、そのニコがアルバムジャケットで。
スピーカー 2
なってますね。
スピーカー 1
はい、モデルになってるんですけど。
すごいこれに関しては、もともとそのビル・ウェバンストリアって、ビル・ウェバンスと、あとポール・モティアンと、あとスコット・ラファローっていうスコット・ラファローのベーシストなんだけど。
スピーカー 3
その3人でアルバム4枚くらい出せて、で、なんかもうすごい安定の3人みたいな感じだったんだけど、そのスコット・ラファローが交通事故で亡くなってしまって、
スピーカー 1
で、その代理で新しく入ったそのチャック・イスラエルっていうそのベーシストを迎えての、最初のアルバムかな多分。
最初のアルバムか2枚目のアルバムか、なんかそこら辺なんだけど。
スピーカー 3
うん。
スピーカー 1
なんか結構スコット・ラファローがもうかなりフリーキーな演奏をする。
スピーカー 3
そこまでやっちゃっていいの?みたいな感じの演奏スタイルだと思うんだけど、
スピーカー 1
チャック・イスラエルはその点、結構そのソロとかもちゃんとやってるんだけど、そこまでは行かずに。
スピーカー 2
寄り添ったような。
スピーカー 1
寄り添った。
寄り添ったね。
スピーカー 3
で、このムーン・ビームズが結構その収録曲が全体的にしっとりしたムードっていうか、
今までのそのビル・エヴァンストリオの作風と比べてもかなり精密とした雰囲気というか、
そういう雰囲気の中だから、そのベースが落ち着いてるのもなんていうかちょうどいいというかね。
スピーカー 1
あとこの中で、このアルバムを知ったきっかけみたいなのがあって、
スピーカー 3
ポルカドッツ&ムーン・ビームズっていう、このアルバムの2曲目に収録されてるやつが、
この曲がバド・パウエルも演奏してるの。
スピーカー 1
で、バド・パウエル、確かサブスクでそのバド・パウエルの画面を開くと、
スピーカー 3
あのSpotifyで確か一番聴かれてる曲がそのポルカドッツのやつなの。
スピーカー 1
で、それ聴いてめっちゃいいなって思ってたら、
スピーカー 3
あの大好きなビル・エヴァンストリオも演奏してるじゃんっていうのでこのアルバムを聴いたっていう覚えがあるんだけど。
とにかくそのポルカドッツの演奏もめっちゃいいし、
本当に何一つ文句がないな、このアルバムは。
これもじゃあそのピアニスト、レッド・ガーランドとかもそうですけど、
スピーカー 2
いろいろ聴いていく中で、結構ピアノに耳が引かれるなという感じの意識がちょっとあったんだね。
スピーカー 3
はい。
なるほど。
スピーカー 2
やっぱりビル・エヴァンストリオだよね。
スピーカー 3
ビル・エヴァンストリオだよね。
スピーカー 2
だってこの前さ、この収録の前の会議というか、企画会議みたいなのしたときに、
もうすっごい久しぶりにビル・エヴァンストリオのワルツ・フォア・デビーとか聴いたけど、
もう素晴らしすぎて腰抜けたもんね、本当。
スピーカー 3
これもうやばいよね。
スピーカー 2
改めて聴くと本当にやばい。
スピーカー 1
ビル・エヴァンストリオも意外と名盤リストみたいな感じのヒットじゃないですか。
スピーカー 2
いや本当そうね。
スピーカー 1
だからなんというか、ビル・エヴァンストリオはもういいかみたいな感じで。
スピーカー 2
いやそうなんだよ。
スピーカー 1
逆にあんまり聴かなくなることが多いと思うんだけど、聴いたらやっぱりビル・エヴァンストリオが一番いいなってなるからね。
スピーカー 2
めちゃくちゃいいからね、本当にね。
スピーカー 1
間違いないですね。
スピーカー 2
いろいろ聴いてきてね。
スピーカー 3
はい。
スピーカー 2
なるほどね。
スピーカー 3
はい。
スピーカー 2
で、ピアノは他には?どんなのは?
スピーカー 2
プレイヤーは男で、女性は、ジャズの場合はボーカリストっていう、なんかそういう暗黙のみたいなのが。
スピーカー 3
そうですね。
スピーカー 2
そういうのがね、そういう本も最近出てましたけど、ジャズの女性社会学みたいな、なんかそういう本があるんですけど。
うん。
そんな中でピアノか、ピアノ奏者として、でもすぐ辞めちゃったっていう。
スピーカー 3
そうね。
スピーカー 2
えー。
スピーカー 3
なんか、そのブルーノートの1500番台のシリーズ。
スピーカー 1
1501から1599とかまであるみたいな。
そういうあれなんだけど、なんかそのアルバムを順番に聴いていこうみたいな感じの中で、このアルバムを当然聴くことになって出会ったみたいな感じで。
スピーカー 2
順番にそれを?
スピーカー 3
そうそうそう。だからなんか聴き方が多分、なんか気真面目なんだよね。
スピーカー 1
なんかもうちょっと、あの、適当に聴けたらいいなって思うんだけど。
スピーカー 2
なんで1500番台がそんなにあれなんですか?
スピーカー 1
なんかそこが正直調べてんだけど、よくわかってないんだよね。教えてください。コメントで。
なんかあの、1500番台とは別で、なんか3000番台とか4000番台とかあるんだけど、なんかいまいちよくわかんないね。
スピーカー 2
それ定番みたいなのがあるの?
スピーカー 1
そうそうそう、あのブルーノートの名番シリーズといえばみたいな感じであるんだけどさ。
でもそんなさ、別に、多分、その1500番、1501番のアルバムがマイルス・レイビスのアルバムなのね。
結構、初期の方の。
スピーカー 3
だからそれまでの間にさ、1500枚もアルバム出してたとは思えないしさ。
なんで1500番台なんだろうなって、常々疑問に思いながら聴いてますね。
スピーカー 2
なるほど、そういうことね。
スピーカー 1
うん、よくわかってないです。
スピーカー 2
じゃあ、わかる人したら教えてくださいと。
スピーカー 1
はい、教えてくださいという。
スピーカー 3
という感じですね。
スピーカー 2
で、それが本とか読んで色々知っていってって感じか。
スピーカー 3
そうね。
で、それが高1くらいで色々聞いていっての、
そういう50年代、60年代とかの名番を順番に聞いていくみたいな感じだったんだけど、
スピーカー 1
高2あたりからミノミュージックを見始めるんですよ。
YouTubeで。
で、色々と言われることが多いチャンネルですけど、
スピーカー 3
でもやっぱり高校生としてロック名番だったりとかそういうのを入門する上でやっぱりミノミュージックめっちゃ見てて。
スピーカー 2
僕もめっちゃ見てましたよ。
スピーカー 1
本当ですか。
スピーカー 2
大学生だけど。
スピーカー 1
僕たちの世代多分ミノミュージック見てる人かなり多いと思うわ。
スピーカー 3
だって全然普通に見てるよ。
だってあの人ぐらいしかいなかったじゃんっていう。
スピーカー 2
僕の観測範囲ですけど。
YouTube弱者の僕の観測範囲ですから。
スピーカー 1
そうね、君は全然YouTubeそもそも見ないからね。
スピーカー 2
それで。
スピーカー 1
それで高2あたりからロックをすごいちゃんと聴き始めるというか、ハードロックだったり、
スピーカー 3
あとそこで初めてビートルズ聴き始めるみたいな。
スピーカー 1
なんかそういうので、ジャズよりもロックの方に気持ちが傾倒していく時期があって、
スピーカー 3
で、その中でジャズロックとかの方に興味が向いたなっていうのが高2の時期で。
ジャズロックっていうか、あとフュージョンだよね。
で、その中で非常によく聞いていたのが、一枚目がパッドミスニーグループのステールライフトーキングっていうやつで、
スピーカー 1
これなんかレイレイさんとブックオフに行った回で、僕これのCD買ってるんだけど。
スピーカー 3
ああ、そうだそうだ。ステールライフ、はい。
スピーカー 1
で、これがね、パッドミスニーが結構そのフュージョン系、
ECMとかでよくギター弾いてるジャズギタリストなんだけど、
スピーカー 3
このアルバムがすごいブラジル音楽にすごい接近した作風で、
そのパーカッションの人とかブラジルの人だったと思うんだけど。
スピーカー 1
なんかこれはすごいよく聞いてましたね。
スピーカー 3
なんか1曲目の時点で他のアルバムとかにはないような雰囲気っていうか。
で、3曲目のラストトレインホームっていうのが、またこれも別のきっかけがあるんだけど、
ジョジョの奇妙な冒険の第3部の後半の方のエンディングがこのラストトレインホームだったんだよね。
スピーカー 1
で、それでもう元々そのパッドミスニー自体を知ってたのもあって、このアルバムを聴いてたんだけど、
スピーカー 3
なんかそういう意味でも、いろいろと印象が強いですね。
スピーカー 3
なるほど、そのロック、リサフランクロック時代に、
スピーカー 2
ジャズとロックの結節点としてパッドミスニーグループのスティールライフがあったみたいな感じで。
スピーカー 1
そうね、あとさらに、なんかこのアルバムをきっかけに結構ブラジル音楽に興味を持って、
そのボサノバ聴き始めたりとかしたし。
スピーカー 2
きた、嫌いだったボサノバ。
スピーカー 1
ついに手を伸ばし始めたみたいな感じ。
スピーカー 3
なんかいろいろと、なんていうかここから始まってる部分も多いかなっていうのがありますね。
スピーカー 2
他には、カシオペアですね。
スピーカー 1
カシオペアはでも、これはちょっと時期ずれるかもしれない。
これは、フュージョンだからって思ってここに並べちゃったんだけど、
スピーカー 3
多分大学1年生とか2年生になってから聴いたやつですね。
スピーカー 1
これはね、
スピーカー 2
日本のバンドですね。
スピーカー 3
日本のバンドですけど、日本のバンドのファーストアルバムですけど、
これが、シティポップとは何かという本がありますね。
柴崎雄二さんの。
あの方のそのシティポップとは何かを読んでて、
そのシティポップの構成する音楽ジャンルの一つとしてフュージョンが挙げられてたのを見て、
スピーカー 1
そっか、シティポップってフュージョンじゃんってそこで初めて気がついたのね。
スピーカー 3
全然脳内でシティポップとフュージョンが結びついてなくて、
スピーカー 1
そっかみたいな感じで思って、
それまで国内のフュージョンっていうのを全然聞いたことがなかったんだけど、
試しにじゃあフュージョン聞いてみるかってなって、
日本のフュージョンといえばなんとなくTスクエアかカシオペアっていうイメージがあったから、
スピーカー 3
カシオペア聞いてみたらめっちゃよかったっていう。
なんかそういう意味で印象深いアルバムですね。
スピーカー 2
フュージョン自体は何を聞いてたんですか?もともと。
スピーカー 1
フュージョン自体はラリー・カールトンとかそこら辺ですかね。
でもフュージョン自体はそこまでたくさん聞いてたわけじゃなくて、
どっちかっていうとキング・クリムゾンとかフランク・ザッパとか、
そういうもうジャズロックだね、やっぱり。
スピーカー 2
なるほど。文脈で聞いてたって感じか。
スピーカー 3
このラインナップの中でもフランク・ザッパに関してはグランド・ワズーが入ってますけど、
スピーカー 1
フランク・ザッパのジャズロックといえば、
多分どっちかっていうとホットラッツとかそっちの名前が出てくることが多いと思うんだけど、
グランド・ワズーの方が騒がしくて好きですね。
スピーカー 2
なるほどね。
スピーカー 3
すごいオーケストラ的な感じの、面白い。
スピーカー 2
ハービー・ハンコックとかはどうなんですか?フュージョンでは。
スピーカー 1
ハービー・ハンコックは、フュージョンっていうと、
スピーカー 3
ここで挙げたリストとは違うんだけど、
スピーカー 1
一番有名なヘッドハンターズですね。
スピーカー 2
ヘッドハンターズはもともとCDがあって、家に。
スピーカー 1
ジャズ嫌いの父親が珍しくハービー・ハンコックのこのアルバムだけは買ってて。
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 3
うん。
スピーカー 1
で、このアルバムは、
スピーカー 2
それは結構重要だね。
スピーカー 3
うん。すっごい聞いてましたね。
スピーカー 2
へー。
スピーカー 3
フュージョンはね、
フュージョンって言われて何となく思い浮かぶのは、
スピーカー 1
ジャズファンク的なさ、そのハービー・ハンコックのこのヘッドハンターズだったり、
あとマイルス・デイビースのビッチャーズ・ブリューだったり、
スピーカー 3
なんかそういう、
スピーカー 1
ジャズファンク的なのと、
スピーカー 3
あとなんかちょっと、
スピーカー 1
ラリー・カールトン的なさ、
AOR文脈的な感じのフュージョン。
なんかスムースジャズとかにも繋がっていくような感じのフュージョンとか、
スピーカー 3
いろいろフュージョンの中にもあると思うんですけど、
スピーカー 1
どっちかっていうと、ラリー・カールトン系をよく聞いていたところがあるかもしれないですね。
スピーカー 2
そういうことね。
だからハービー・ハンコックとかよりってことね。
そうそう。
スピーカー 1
フュージョンに関しては。
だからなんかその流れであれとかも聞くようになったし、
スピーカー 3
スティーディ・ダン。
スピーカー 2
スティーディ・ダンはどれ聞いてた?
スピーカー 1
スティーディ・ダンは、
エイジャーだね。やっぱ。
でも最近はガウチョの方が好きですね。
スピーカー 2
ガウチョ。
ガウチョいいっすよね。
スピーカー 3
ガウチョいいっすね。
スピーカー 2
ガウチョいいっすね。
なるほどね。
そうやってどんどん広がっていくわけだ。
スピーカー 3
そうそう。
スピーカー 1
あと、私を構成する42枚でもあげたプリエンスのレインボーチルドレンとかが、
その降臨の時に出会ったものとしてあって。
これがね。
スピーカー 2
素晴らしい曲ですね。
スピーカー 1
たまらんね。
スピーカー 2
2曲。
ディアンジェロをプリンスから影響を受けまくったディアンジェロ。
ディアンジェロをそのディアンジェロから影響を受けたプリンスが作った曲って感じなんだよね。
スピーカー 1
そうそう。2曲目のミズ・トゥ・ザ・ファラオが当時流したやつだけど、
これのね、ジャズとして聞くとすれば、
この1曲目のヒョウ大曲のレインボーチルドレンがマジですごくて、
ギタリストとしてのプリンスがバキバキに演奏するみたいな。
超本格的なジャズの曲みたいな。
西寺剛太のツイートだから知ったっていうふうに、
42枚でも言ったと思うんだけど。
その時僕、1999とパープル・レインしかプリンスのアルバム聴いてないみたいな状況だったから、
そのプリンスがジャズやってるってどういうことじゃね?みたいな感じで。
半信半疑みたいな感じで聞いたら、もう電撃走るみたいな感じでしたね。忘れらんない。
スピーカー 2
じゃあこのレインボーチルドレン、ザ・レインボーチルドレンが、
いろいろなリサフラにとって、自分が聴いてきたものをまとめてあげるようなアルバムでもあるしっていう。
スピーカー 1
そうだね。
スピーカー 2
そういうものでもあるんだね。
スピーカー 1
カンオケに入れてほしいですね。
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 2
サチモスか。
スピーカー 1
サチモスはでかい。
スピーカー 2
確かにそうね、サチモスとかヨギーとかセロとか、なんかこうシティポップと絡めて紹介されてる感じあったもんね。
スピーカー 3
そうね。
スピーカー 2
別にシティポップではないんだけど。
スピーカー 1
そうそうそう、ちょっと乱暴だったなって思わなくはないんだけど。
スピーカー 2
乱暴っつうか、シティのポップってことだね。
スピーカー 1
そうね。
スピーカー 2
なるほどね。
スピーカー 1
そういうのがあり。
スピーカー 2
ちなみにこのプレイリストっていうのがあって、リンク貼るんですけど、概要欄というかキャプションのところに貼るんですけれども、それを元に話していますっていう週間にアナウンスしちゃいました。
スピーカー 1
いろいろと順序が。
スピーカー 2
そっから一気に現代的な名前がずらっと並んでますけれども。
スピーカー 3
そうね。
スピーカー 1
今まで聴いてきたジャズとかって結構過去作っていうか、もう既にマスターピースになってるアルバムだったり、何十年も前のアルバムだったりとかが多かったんだけど、
スピーカー 3
そんな中でジャズとは全然関係ないところで、新しく出たらしいアルバムを聴こうみたいな感じで再生したのが長谷川博史の草木報道。
スピーカー 1
この1曲目の草木がすごいフリージャズ的な感じのものすごい始まり方をするじゃないですか。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
これはやばいみたいな感じでなった。
確か溝の口で初めて聴いたんだけど。
スピーカー 3
鮮明に覚えてますね。
懐かしい。
それで結構現代のジャズってどんな感じなんだろうなみたいな感じで気になり始めたっていうのがあって。
なるほどね。
それで何というかそのプレイリストからちょっと順番飛ばして言っちゃうんですけど、
同じような時期に聴いたのがそのWONKっていうバンドのSophiaってアルバムで、
これ国内のバンドで石垣駿とかも参加してるんだけど、ロバート・グラスパーとかのさ影響をすごい受けたっていうか咀嚼して新しい音楽にしたみたいな作風で、
こんなことをやってる人がいるんだみたいな思ったし、
あとWONKって結構そのキング・ヌー周辺のバンドっていうかそのペリメトロン関係のバンドだと思うんだけど、
そのキング・ヌー自体からも、キング・ヌーのマクドナルドロマンスでそのロバート・グラスパー知ったし、
スピーカー 1
東京ランデブーがケンドリック・ラマーのトゥーピンプア・バタフライを意識したベースラインで作ったみたいな、
スピーカー 2
そういうインタビューから知ってるし、僕結構そのペリメトロンからその現代ジャズ知ったって言っても過言ではないかなっていうのがある。
そうなんだ、なるほど。
スピーカー 3
多分同じ世代だとそういう人も多いのかなっていうふうに思うんだけど、
そういう意味でキング・ヌーはちゃんと上からみたいな言い方になるけど、やるべきことをやってるなっていうふうに思いますね。
スピーカー 2
確かに、キング・ヌーもそういうちゃんと仕事をしていたのかという、ちゃんとそうこう繋げて聞いたっていう、そっか、そうだね、なるほどね。
スピーカー 1
そうね、そういうところからやっぱりサンダーキャットとかも知ったし。
スピーカー 2
なるほど、確かにね、長谷川博史とか僕もマジでロックしか聞かないみたいな感じだったけど、一気にブチ開けられた感じあったもんな、この草木聞いたとき。
しかも、僕同い年なんですけど、長谷川博史君、びっくりしたよね。
スピーカー 1
自分と同じ世代がみたいな。
スピーカー 2
そうそうそうそう。しかもなんかボカロっぽいじゃん。
スピーカー 3
あ、そうね。
スピーカー 2
で、僕ボカロが妹はずっと部屋でボカロ流してて、僕はずっとブルーハーツ流しててっていう、弟はなんかファン本とか流しててっていう、もう絶対仲良くなれない3人だったんだけれども。
そうだね。
なんかそうするとね、ボカロはやっぱ苦手意識すっごいあったんだけど、でもやっぱ世代の音楽だし、そういう意味でも本当に衝撃だったね、長谷川博史は。
すぐCD買いに行ったもん。
スピーカー 1
ああ、そうよね。
スピーカー 2
そんな、そんなないよ。ギリギリじゃない?CDすぐ買いに行くみたいなのって、もう今。
スピーカー 1
うん、なかなかないね。
スピーカー 2
ないでしょ。
そう、ディスクユニオンの特典付き買いに行ったよ。
スピーカー 3
はい、すごいな。
スピーカー 2
なるほどね。
まあ日本の最近ので言ったらそんな感じだけど、海外のだと。
スピーカー 1
はい、ドミー&ジェリーベックのノートタイトですね。
もうこれなんかかなり最近で、2年前にリリースされたやつだけど。
スピーカー 3
これもすごかったね。
スピーカー 1
そのキングヌーでロバート・グラスパーとかケンドリー・クラマーとか知ったとはいえ、やっぱりなんかジャズ聴こうってなった時は、なんかどうしても50年代、60年代になっちゃうのよ。
スピーカー 3
なんかいまいち、じゃあ最近の人を聴こうみたいな感じにならないっていうか、そもそも接点がなくて、誰を聴いたらいいのかわからないみたいな感じのことがあるんですけど。
スピーカー 1
だからこのドミー&ジェリーベックはそこをすごい広げてくれたかなっていう印象があって。
でもこのアルバム自体もとんでもなくいいし、100円のメンツもいいじゃん。
スピーカー 2
いいっすね。
スピーカー 3
サンダーキャットもいて、アンダーソン・パークいて、あとカート・ローゼン・ウィンケルは実はこのアルバムで知りましたね。
スピーカー 2
珍しい。
スピーカー 3
めっちゃいいギタリストって思った。
カート・ローゼン・ウィンケルってレジェンドですからね、もう。
ブルーノメジャーも言ってたな。
どうしても名番を聴こうみたいな感じでジャズを聴き進めていくと、70年代、80年代あたりから2000年代までごっそり抜けちゃうんだよね。
スピーカー 1
間違いなくいいアルバムたくさんあるんだけど、知るきっかけがないみたいな感じで、そこは今でもちょっと悩んでるところで。
いろいろとチビチビ聞こうとはしてるんだけど、どうしてもどこから探せばいいのかがわからないというのが意外とあって。
スピーカー 3
こういうところからカート・ローゼン・ウィンケル知れたし、やっぱり現代のも聞かないとダメだなっていうか、聞いた方が絶対面白いなっていう風に思わせてくれたアルバムだね。
スピーカー 2
ノットタイト。
いや本当にこれは、彼らはだってもう20、20歳とかでしょ確か、19とか。
スピーカー 1
そう、めっちゃ若いよね。
スピーカー 2
めちゃくちゃ若いじゃん。
マクデマルコとかも参加してたり、そういうインディー系の文脈もあり、アンダーソファークが全作全部プロデュースしていて、スヌープドッグとかもね、呼んじゃってね。
バスタライムスとかもいるっていう、こうヒップホップの面でも間違いないし。
あとやっぱりね、これね、ハーヴィビン・ハンコックがいるのはもう。
スピーカー 1
でかい。
スピーカー 2
もうさ、お墨付きじゃん、もうなんか。
スピーカー 1
そうね。
スピーカー 2
だからもうなんか本当にこれ、アンダーソファークのプロデュース力がもう合わさってめちゃくちゃヤバいアルバムだと思うんですけど、
これやっぱ一番いいのは僕音色がいいなって思うんですよね。
シンプーまとめてるNPRっていうアメリカのメディアがシンプーまとめてるプレイリストを僕はずっと聞いてるんだけど、毎週更新されるのね。
それでこうスマイル3曲目のが流れ来たの。
で僕はもうドミアのジェリーベッカーその時、日本で全く話題になってなかったし、僕も一切知らなかったんだけど、音だけでこれヤバいと思って。
この人たちなんかヤバそうと思って。
スピーカー 1
はい。
スピーカー 2
で、数ヶ月後アルバムをアンダーソファークのプロデュースで出しますみたいな。いやどういうことやねんっていう。
だからやっぱりね、なんか僕の耳がいいとかって話じゃなくって、やっぱ凄いなってやつはウォってなるよなっていう。
スピーカー 3
そうね。
スピーカー 2
これは凄い良いですね。このテイカーチャンスは、まあこれはもうマスターピースなんじゃないですか。
スピーカー 3
うん。
スピーカー 2
アンダーソファークの声が入る瞬間とか、美しいたらあらしないというね。
スピーカー 3
うん。
スピーカー 2
まあただドミアのジェリーベッカーね、ちょっとねブルーノートで僕見たんだけど、
スピーカー 3
はい。
スピーカー 2
だからライブがちょっと、もうちょいかなって感じはちょっとあったね。
スピーカー 1
あ、そうなんですね。
スピーカー 2
なんかブルーノートで聞いた感じちょっと、もうちょっとかなって感じは。
スピーカー 1
うーん。
スピーカー 2
なんかね、しっくりこなかった感じがありましたね。
なるほど。
まあでもまた来たら是非行きたいっていう。
スピーカー 1
そうですね、ドミア&ジェリーベッカーかなり生で見てみたい。
スピーカー 2
なんかね、野外とかで見る方がいいんじゃないかっていうことが。
スピーカー 3
ああ。
スピーカー 2
あの、なぎらさんがなんか言ってて。
スピーカー 3
うーん。
スピーカー 2
僕は野外は見てないんであれなんですけど。
スピーカー 3
うん。
スピーカー 2
でも本当にねめちゃくちゃ、いやすごい、すごいですよ本当に。
スピーカー 3
うん。
スピーカー 2
あのあれにも参加してたしね、あのBTSのRMのアルバム。
スピーカー 1
ああ、そうだったね、そういえば。
スピーカー 2
にも参加してるし。
スピーカー 3
うん。
スピーカー 2
なぜかパラモアのリワークにも参加してるし。
スピーカー 3
はい。
スピーカー 2
まあとにかくすごいですよ本当に。
スピーカー 1
いや面白いよね、立ち位置が面白い。
スピーカー 2
面白い。
スピーカー 3
うん。
スピーカー 2
本当にこう、なんかいわゆるジャズってとこに閉じてる感じじゃないっていうか積極的にすごいこういろんなジャンルと混ざってってるっていう。
スピーカー 3
うん。
スピーカー 2
まあジャズって実はそうだよなって最近すごい思うけどね。
そうね、だから。
こっそり、こっそりいろんなとこに混ざってるっていう。
スピーカー 3
うん。
スピーカー 1
だからなんかその70年代80年代からそのこっそり抜けていくっていうのはその他のジャンルと結構なんか溶け合った結果そのジャズ名番として語られないジャズが、ジャズ名番がたくさんあるかもしれないなっていうのは思いますね。
スピーカー 2
なるほどね。
スピーカー 3
うん。探しにくいっていうだけで。
スピーカー 1
はいはいはい。
でも確実にいろいろなところに存在しているだろうっていう。
うん。
スピーカー 3
なんかスティングのソロ名義でのライブ版とかめっちゃジャズだしね。
うーん。
スピーカー 1
めっちゃよかったし。
スピーカー 2
そうなんだ。
スピーカー 1
うん。なんかそういうのがいろいろあるんだろうなっていうふうに思います。
スピーカー 2
へえ。
で、まあ今に至ると。
スピーカー 1
はい、そんな感じですかね。
スピーカー 2
いい感じですね。なんかヌジャベスとかもあるけど。
スピーカー 1
まあ、でもヌジャベスとかも聴いてますっていうくらいですかね。
そんな感じ?
ヌジャベスに関しては特に僕からこれ以上申し上げることはあまりないかもしれない。
スピーカー 2
でもどうですか?ヌジャベスってヒップホップとして聴いてた?ジャズとして聴いてた?どっちの感じで聴いてた?
スピーカー 1
ヌジャベスはもう完全にジャズとして聴いてましたね。
ああ、やっぱそうだよね。
なんか知ったきっかけもジャズだったし。
スピーカー 2
うーん。なるほどね。
スピーカー 3
はい。
スピーカー 2
で、これでいかがでしょうかと。