皆さんこんにちは、オキタです。 オキタイムズは、次世代クレジットカードナッジ代表の
岡田敬が、最近話題の金融やビジネストピックスについて深掘りをしたり、
企業化として作っていきたい未来について お話をするポッドキャスト番組です。
今回のエピソードは、ゲストに Finatext Holdings取締役CFOの伊藤祐一郎さんをお迎えしております。
伊藤さん、よろしくお願いいたします。
はい、よろしくお願いします。
では、簡単に最初に伊藤さんの自己紹介を お願いしてもよろしいでしょうか。
はい、改めまして、Finatext Holdingsで 取締役CFOをやっております、伊藤と申します。
Finatextは大手の金融機関ですとか、 エンプラトレイル大手の会社さん向けに
金融業務をやる上で必要なる業務システムを クラウドベースで提供するというのが主なビジネスと、
あと最近では割とAIの時代になってきて、 データ解析されたいみたいなニーズが多いので、
データ基盤、データウェアハウスの 構築の支援なんかも結構多くやっているので、
機関システムとデータ基盤の構築支援なんかを やるような会社を運営しているという感じです。
タイトルはCFOなんですけれども、 割と初期から就任しているので、
新規事業の立ち上げをひたすらやってきている中で、
新規事業のネタを探すために日々 Finatextを勉強しているという、
そんな感じの人です。よろしくお願いいたします。
はい、よろしくお願いいたします。 Finatextは非常に金融のホストのところに強い、
技術に強いスタートアップというところで、 創業社長の林さんも非常に尖がっていて、
特にケンさんのアフタートークとかは むちゃむちゃ面白いんですけれども、
林さんはもちろんなんですけど、 伊藤さんがめちゃめちゃ私は、
やっぱりFinatextの宝、 日本のFintechの宝だと思っていまして。
いやいやいや、嬉しい。
今日本当にいろいろお伺いできるの嬉しいな というふうに思っております。
特に伊藤さんといえばXですよね、ツイッター上で。
先週気になったFintechニュース参戦というのも、 定期的にずっと投稿されていて、
私はもちろんですけど、結構Fintech業界皆さん、 ネタ帳として使っているという感じじゃないかな
というふうに思っておりまして、 私もそういった意味で非常に感謝していますし、
それから年末結構ポッドキャストでまさに振り返り、 伊藤さんご自身もされていらっしゃるんですけども、
今日はすいません、ちょっとオキタイムズのゲストとして、 まさに普段の参戦の拡大版みたいな感じで、
2025年、今年のFintech業界トレンドというのを 振り返るという感じで、
お話を伺っていければなというふうに思っております。
よろしくお願いいたします。
事前にこのテーマでお話ししたいんですけど、 ということでご質問させていただいたところ、
そのぱっと思いつくところみたいなので、 4つ挙げていただいて、
今日別にこの4つにこだわりはしないので、 随時追加していただいても構わないんですけども、
いただいた4つっていうのが、 1つがFintechのIPOの復活。
2点目がStablecoinがメインストリーム化した というところですね。
3点目はやっぱりAIエージェントのところで、 業務効率化のスタートアップの対等だったり、
あとエージェントコマンスみたいなところですね。
最後4番目は予測市場、 こちらについてというところでいただいて、
やっぱりすごい伊藤さんらしいラインナップだなというところで、
私たち今のそうそうって思うものもあれば、 これどういうことですかみたいなところもありますので、
ぜひちょっとそれ深掘っていきたいなというふうに思っております。
お願いします。
じゃあちょっとまず最初は、 この1番目に挙げていただいたFintech、
IPOの復活についてお伺いしたいなと思うんですけど。
そうですね。Fintech結構2020年、 2021年ぐらいめちゃめちゃブーム来て、
そっからかなり冬の時代があって、 もうなんか復活ですけど、
なんか今年急に復活したなっていう感じが、 結構1年の総括としてあるなというふうに思っていて、
そもそも思ってますと、 ただそもそも結構アメリカ自体のIPOマーケットすごい良かったんですよ。
そうですね。今年ね。
なので全体良かったんで、 Fintechも上場できたっていう見方もあるはあると思うんですけれども、
とはいえ結構Fintechの会社、 私ちょっとパッと自分が覚えている限りで、
さっきちょっと書き出してみたんですけど、 イートロー、チャイム、サークル、クラーナー、
あとフィギュアテクノロジーズ、それから12月にウェルスフロントが出てくるんですけど、
っていう感じなので、結構聞いたことあるような名前の大きい会社が、
バババッと今年は上場したなというふうに思ってますというところで、
結構そこがなんか自分としては昔から知ってて、 冬の時代でボロカス言われてた会社たちが、
結局ちゃんと上場までいったんだみたいなのは、 すごい個人的には勝手に考え深く思ってましたね。
やっぱりベースとしてはアメリカの全体が良かったっていうのが間違いなくって、
株式上的な振り返りで言うと、たぶん一番最初先陣切ったのはCoreWeaveなんですよね、今年。
CoreWeaveが3月に上場して、6月にはもう3.5倍とかになってたんで、
あれで爆倒してめちゃくちゃIPO良かったじゃんってなったところの、
6月にサークルが来たみたいな感じだったんですよ。
サークルって一回トランプ政権のところもあって、上場日遅らせてるんですけど、
遅らせて完璧なタイミングでサークルが上場できて、
初日に倍とかになってるんですよね。
そうですよね。すっごい上がって、ちょっとごめんなさい。
数字はっきり覚えてないですけど、めちゃめちゃ上がるなっていうのは覚えてますね。
2.5倍とかになります。
そっかそっか。そんぐらいやっぱりいったんですよね。
で、その後に、たぶん次の月だったかな、7月か8月ぐらいにフィグマが上場してるんですよ。
ああ、そうですね。ありましたね。
フィグマももうえぐくてたぶん3倍とかになってるんですよ。
初日とかになったんで、それでもうCoreWeaveが来て、サークル来て、フィグマ来て、
もうIPOマーケットなんかすごい良いみたいになって、
そこからフィンテックの企業がどどどどっと8月、9月、10月上場してったっていう感じかなと思うので、
いいタイミングで長くやってた会社たちが苦労時間もして上場できたっていうのはすごい良かったかなって思っていますね。
そうですね。だからフィンテックのビッグネームたちが今年こぞって上場したっていう感じですよね。
創業して5年で勢いでガッと上場したっていうよりかは、2010年前後ぐらいに創業してる方々なんですよね。
なのでいわゆるフィンテック第一世代で、
ストラテジーとしては今まで大手金融機関がやってたのをモバイルにして、アンバンドリングして、
シングルプロダクトでお客さんガーッと取っていくみたいな、
一番最初のモバイル化みたいなところのど真ん中みたいな人たちなんですよ、基本的に。
チャイムもクラーナももちろんそうですし、ウェルスフロントとかもそうですし。
そうですか。あとレブリュートとかも今年。
だからなんていうと、もうまさにチャレンジャーバンクの老舗たち、今年のきなみ、
のきなみっていうかまだ残ってますけど、結構これでみんなIPO。
だから苦労時間してIPOですよね、ほとんど。
そうですね、ほとんど。
そこがやっぱり、冬の時代と言われてた時代に結構、とはいえ頑張りながら、
いわゆるアンバンドル化してシングルプロダクトにしていったとこから、
基本的にリバンドルっていう戦略を取り始めるんですよ。
要はクロッセルして収益を上げていくっていうやつをやるんですけど、
それでだいたい貸し金やったり組み込んだりとかして、
金利収益稼げるような体制作ってたところに金利がガーッと上がってきて、
やっぱり儲かるようになったっていうのは大きいですよね。
なので、そこで結構稼いでる会社が、チャイムもクラーナーも、
ちょっと上手じゃないですけど、モンゾーとかも間違いなくそうですし。
なのでやっぱりそこの、もともと言われてたアンバンドル化してユーザーガッと集めて
クロッセルして収益拡大するんですみたいなモデルが、
なんか15年かけてやっとハマったみたいな。
そうですね。だからそのフィンテックの王道たちがますます横に総合化して、
クローズ化もした上で、さらにそれでだいぶ大きな上場を決めてっていうケースが
やっぱり多いなというふうに思うんですけど、
ちょっとサークルは少し特殊、その中でいうと特殊だと思うんですけど、
このトレンドってその来年以降とか、あと今どちらかとアメリカだったり
ヨーロッパ系の話が多いと思うんですけど、
日本とかアジアへの波及とかってその辺で伊藤さん的にはどう見られてますか?
そうですね。日本がどうなるかっていうのは正直ちょっと分かんないんですけど、
全体としては引き続き、残ってる会社たちも上場していくんだろうなとかは思ってますし、
あとこのクロステル戦略っていうのが完全にうまくいくっていうのは、
日本は分かんないんですけど、少なくとも事例としてうまくいくっていうのは明確になったと思うんですよ。
これは多分一番うまくやってるのはブラジルのヌーバンクだと思うんですよね。
ブラジルのヌーバンクって本当にすっごいクロステル上手なんで、
アンバンドルしてからリバンドルするっていうストラテジーってちゃんとはまるんだなっていうのは確実に証明されたんで、
クロステルする方法は今までは一つだったんですけどローンだったんですよ。
最近はこれ直近ウェルスフロントが上場して、ウェルスフロントの決算見てすっごいびっくりしたんですけど、
ウェルスフロントってロバートの会社なんですよ。でも収益の75%はパートナー銀行への預金の、
利子からマージン抜いてるビジネスなんですけど、そっちのほうがマージン高いんですよ。
3倍ぐらいマージンいいんですよ。ロバートって預けた残高の0.2%ぐらいしか取れないんですけど、
どうやら預金預けさせると0.7%ぐらい抜いてるんですよ。
だから結構金利が上がってきて、日本もそうなんですけど金利がある世界になってくると、
預金に預けてもらう、そこのマージン抜くっていうビジネスが成立するようになってくるんで、
今までとしては貸し金でやるしかなかったところから、
預金を預けてもらってマージン抜くみたいなビジネスも、
このチャレンジャーバンク的な人たちってできるようになってきたので、
預金がある世界になってくると2個収益源が生まれるんで、
よりクロステルしやすくなったなっていうのは思っていて、
そこの恩恵はウェルスフロントとか、あとウェルシンプルもたぶん今すごい伸びてるんですけど、
ああいうロバート系の会社がよりちょっと資産形成系の、
総合資産形成プラットフォームみたいになって上場していくみたいなのがあるんですけど、
そこももう一つ切り口として出てきたなっていうのは感じてます。
そうですね。だからフィテックも特別じゃなくて、
他のスタートアップと一緒で、最初は一番強いところで一点突破して、
それをテコにガガーッと広げるよと。
広げるときのキーワードは、ユーザー、UXの良さですよね。
ユーザーにとっても強烈にいいUXで一点突破するんだけど、
横に広げるときも自分たちのユーザーに対する付加価値が綺麗に、
なんていうんですかね、横展開されるから、
リバンドリングするときも単にプロダクトを書き集めましたっていうよりは、
世界観とかユーザビリティを維持しながら広げていくから、
結果としてそれがより儲かる商品を後で売る感じになったりすると、
さらに投費給付的にグググっと伸びるって感じですよね。
そうですね。いやもうまさにそうです。
だからなんか意外と売れる商品を後で載せてもうまく、
儲かる商品を後で載せてもうまくクロステルできたっていうのがすごい大きいなって思いますよね。
なんかそれってそこから学べるものみたいなのは、
ちょっとなちの立場は実はドンピシャだから結構学んでますし、
それに近いこと実はやってるんでですね、
結果的にいい感じになってきてるなというふうに思うんですけど、
フィンテックさんに限らないんですけど、
日本のスタートアップ全体だったり、
あとフィンテックのスタートアップじゃなくても大手の企業とか、
こういうの辺から学べるみたいなところって何かありますかね。
どうですかね。やっぱり僕は、
クロステル戦略とか全体のプロダクトの作りっていうのは、
モンゾがやっぱり一番美しいと思っていて、
モンゾはやっぱり決済やって、
そこから単純にクロステルするっていうよりかは、
やっぱり決済使いだからそのデータしっかり見て、
どういう人に何をサブスクリプションとして提供すればいいかとか、
そこのしっかりデータ分析してるんですよね。
ちょっと当たり前な話になるんですけど、
決済データちゃんとデータ基盤に入れてデータ分析するっていうのをやっていて、
そこから出てくる施策がちょっと変なものもいっぱいあるんですけど、
結構考えられてたりとかするんですよ。
なんかよくわかんない、
クロックとか聞いたことなかった、
コーヒーチェーンだったかなんかの、
コーヒーの無料券みたいなのを一手で使うと配るようにしてるんですけど、
それとかもユーザーの、
明確にそのチェーンの利用率が高いらしいんですよ。
ユーザーさんがそもそも戦ったんで、
そういうの見ながら、どのキャンペーンやったらいいのかとか、
そういうのって結構分析してやったりしてるみたいで、
ちゃんと金融やってデータ貯まるよねっていうところって、
なんか言われてたけど、
ちゃんとデータ貯めてクロスセルするものとか、
お客さんを惹きつけるための無償サービスと、
稼ぐためのサービスみたいなのがきっちり使い分けて設計されてるんですけど、
その辺にデータの活用をうまくやってるなと思うんで、
速攻ができるといいなって思います。
そうですね。
なっちまさにデータめちゃめちゃ持ってるんで、
やっぱ見るんですけど、面白いですよ。
私、実はもともとデータ活用、
特に決済データの活用で、
ちょい否定的だったんですよ、本音で言うと。
特にベリトランスでお店のデータいっぱい持ってるときって、
やっぱり年間何兆円って決済するんですけど、
所詮どの店でどの時間帯にいくらの金額がされたしかわからないんで、
それだけ見ても言うほど大した、
要はどの商品買ってるとかまだ見えるわけじゃないんで、
買ったらわかんないんですよねって思ってたんですけど、
今なっちで言うと特にユーザー側、
一緒になってユーザーを見えるようになったりとか、
あとなっちも特に結構若い世代にフォーカスしてたりすると、
やっぱりとんがったユーザー層にぐっと引っ張ってくると、
普通にこの辺使うねっていう、
コンビニで使うとかAmazonで使うとか、
それは当たり前でしょみたいなのは、
それはその通りなんですけど、
例えば割と推し勝ちとかだったら、
このクラブだったらこれ使うんだとかですね、
えーみたいなのはありますね。
こういう属性に沿ってこういう行動形式するんだみたいなのが
意外と出てくるってことですね。
そうですね。
やっぱりジェネレーションごとにこんな違いあるんだなみたいなところだったりとかも、
逆に自分がおじさんになったからより、
自分の同世代のやつってリアルタイムで当然、
確かに確かに。
感覚的に理解できるからあれなんですけど、
そうじゃないところの部分も、
やっぱりデータから抽出して立体意識できるみたいなところまで、
確かにあるなと思うんですよね。
時間帯とかも分かりますし、
あと頻度とかもあるので、
やっぱりあとAIで分析だいぶ容易になってきてるので。
そうですね。
やっぱりデータ抽出のところはSQL書いてもらうみたいなことができるようになってきたんで、
相当しやすくなりましたよ。
そうですね。
なのでやっぱりここはそのまさに次のフェーズに行きますし、
まさにチャイムだったりとかレボリュートだったり、
超王道型のフィンテック企業たちも、
ここに来て多分AIも組み合わされてくると、
また1個、2個ギア入れ替わるんだろうなというような感じはしますね。
そうですね。
なので、冬耐えて春来たなって感じがするし、
ここからもっと大きくなってほしいなって思いますよね。
そうですね。
だからこれ一過性のものじゃなくて、
今後もっと続くだろうみたいなそんなところですよね。
そうですね。
じゃあちょっとそのまま次の話題行っちゃいますけど、
まさに今の中でもサークルのIPOの話ありましたけど、
やっぱりステーブルコインはアメリカに限りませんし、
日本にも限らなくて、やっぱりこれはこれで、
この秋結構秋ってアジアでFintech Weekって各国であるので、
そこであったりとか、
Fintech協会もアジアFintechアライアンスっていうのがあるので、
そこの人たち会うとやっぱりもう、
当たり前ですけどAIがテーマなんですけど、
AIって言いながらほとんどみんなステーブルコインの話も
セットでするみたいな感じで、
やっぱりもうステーブルコインホッとすぎるでしょう、
Fintechの世界ではという感じなんですけど、
まさにこのステーブルコインのメインストリーム化っていうのは、
2025年を象徴すると思うんですけど、
当然そのサークルとか、
当然トランプ政権、
特にジニアス4っていうところが大きいと思うんですけど、
この辺りステーブルコインがスタンダードになってきた、
メインストリームになったっていうのって、
伊藤さんどの辺が特に強いきっかけだと思っていらっしゃいますか?
もちろん今おっしゃっていただいた2つっていうのは、
多分ベースであると思うんですけど、
メインストリーム化するってどういうことかっていうと、
メインストリートにいる人が何か象徴的な事例を作っていく、
っていうことと、
メインストリームにいる人が理解できる実需がちゃんと生まれたこと、
みたいな2つあるんだろうなって思っていて、
1個目のメインストリーム、
僕が既存の金融の人、
僕はあんまりウェブスリーの人じゃ全然ないんで、
既存の金融の人でいうと、
既存の金融のプレイヤーが何か大きい、
ちゃんと何かをやるってことだと思うんですよね。
それの代表的なのがやっぱりブラックロックのミドルだと思うんですよ。
やっぱりあのミドルがあんだけでかくなったっていうことよりも、
ブラックロックがやったっていうのがすごいでかい。
そうですね。
やっぱりみんなあの話するし、
実際ミドル自体は別に今年できたものではないんですけど、
たぶん今年ものすごい伸びたんですよあれ。
年初ってたぶん50億ドルぐらいしかなかったはずなんですよ。
残高って。
でも最近ちょっと落ちちゃったんですけど、
一番多いときって300億ドルぐらいまでいってるんで、
めちゃくちゃ伸びたんですよ今年。
なんでそういう意味で300億ドルももうすっさん作れたの?
残高できたの?っていうのはやっぱり結構衝撃なことだと思っていて、
やっぱりこれステーブルコイン、
あれはもちろんステーブルコインありきのものなので、
あれ自体はステーブルコインではないと思うんですけど、
少なくともこのステーブルコインWeb3っていう話の中でいうと、
やっぱりビドルの存在、トークン界MMFの存在っていうのは
すごい大きいんじゃないかなっていうのは思ってるのが一つです。
ただあれだけだとちょっと実は弱くて、
なんでかっていうとあれって実充はあんまないんですよ。
あれたぶん300億ドルぐらいありますけど、
実際ほとんどWeb3の実充しかないというか、
たぶんあれなんか合成ステーブルコインみたいなの作るときの
ものに使われてるのがほとんどなので、
実充あるんですかって言われたらたぶんないんですよね。
ただなんかよくわかんないけど、
Web3の中でどんどん残高が高まっちゃってるっていうだけだと思っていて。
だからそういう意味ではたぶんまだ実充みたいなとこは見えてない、
あれだけだと見えてなかったんですけど、
今年いろいろ見てきた中で言うと、
少しずつ実充も出てきてるのかなっていうのは思っていて、
やっぱりこのステーブルコインってもともとは、
クリプトで儲かった人がそれを担保にして
USDC借りて消費するみたいなとか、
それ系がテザーとかだとほとんどその需要だと思うんですけど、
それってちょっと僕らあんま関係ねーやって感じなんですよね。
実世界でクリプトで稼いでない人からすると、
クリプトの中でやってる話だしなみたいな感じなんですけど、
そっからたぶん最近出てきてるのって、
これは日本じゃないですけど、
特にブラジルとか、中南米だと完全に、
ドル預金の代替としてステーブルコイン使いましょうみたいな、
持ちましょうみたいな需要が明確に出てきたと思っていて、
あと、ビドルももちろん実需はないんですけど、
金融業界の人からすると、
おお、っていうのはあると思うんですよね。
やっぱり即時監禁できるとか、
日時ベースで配当を払えるようにしてるとか、
これってもうステーブルコインないと絶対できないことをやっているので、
よく見るとサークルが結構リクイディティめちゃくちゃ準備したりとかしてるんで、
スキーム上、超効率的ではなくて、
結構ユースケースとして見せてる部分っていうのは若干あるんですけど、
とはいえ、やっぱり即時監禁、日時ベースでの配当支払いみたいなところって、
ありえないと思うんで、
普通の法定通貨でやってると。
そうですね。
なのでここができるって、
ステーブルコインの意味もそうですし、
有価証券をトークン化するってこういうことかみたいなのが、
はっきりしたかなとは思ったんで、
そこが、たぶんこのあたりの2つの実情も出てきたし、
大手がやったりみたいなところが結構きっかけとして、
今年すごいあったんじゃないかなというふうに思ってます。
そうですね。そこは今伊藤さんのお話聞いててすごく思うのは、
従来のWeb3ってWeb3の人によるWeb3のみたいな、
Web3 by Web3 of Web3 for Web3みたいな感じでしたけど、
確かに参加してるプレイヤーの幅も広がってますし、
ユースケースみたいに広がってる一方で、
あと逆にディファイみたいな深まりもできてきてるので、
なんかその他方面に広がってますし、
先ほどGenius4とか佐久のIPOの話をしましたけど、
結構一つの波ごと起きてるっていうね、
複数の波が同時にやってきてるなという感じは。
そうですね。
いい話し方があって。
いや、そうだと思います。
それで言うとたぶん今、これでこのGenius4もできたんで、
やっぱりいよいよ銀行が入ってきたっていうのが、
たぶん最後象徴的なこのメインストリーム化してるところの象徴かなと思ってて、
やっぱりその一番象徴ってJPモルガンだと思うんですよ。
やっぱJPモルガンってめちゃめちゃクリプトに否定的な会議的な発言を結構
公にし続けてたんで。
そうですよね。
だけどやっぱそれある程度撤回をして、
今回ベース上でTokenized Depositを展開することを決めてるんで。
そうですね。
やっぱりそこはステーブルコインではないですけど、
Tokenized Depositの形でやるって言ってるんで、
これは結構、もうなんか完全にみんな行くんだなっていうのを、
僕はJPモルガン最後まで粘るのを思ってましたけど、
意外とJPモルガンはやって、
どちらかというとTransferWiseとかの人たちの方が、
いやステーブルコイン微妙でしょって言ってるっていう感じになってるので、
JPモルガンは結構常に動きません?
まあ動きます。
フリコンバリーズカミングの話の時もあれば、
ビットコインはなんかスキャブだみたいになったり、今回があった中で。
確かに。
意外と上手ですよね。いいタイミングで。
そうですね。ただやっぱりあれだけ名物CEOがいて、
発言力があってパワーがある人たちも、
逆に今回ぐっと動いたっていうので。
ちなみにちょっとデポジトトークンの話、
トークナイズドデポジトって言い方まちまちだと思うんですけど、
デジタル通貨、ステーブルコインと、
あとトランプ制限逆に禁じてますけど、
CBDCがあって、中間じゃないですけど、
もう1個は預金のトークン化ですよね。
そうですね。
この3つ出てきて、もう本当にいよいよデジタル通貨みたいなところの
揃いぶみに、特にCBDCで、
ECBがもうやる保護になったので、
そうですね。
ECBがやると、日本日銀にも。
持って。
ちょっと一応私関係者なのであんまり言えないですけど、
公開されている議事録とか見ていただければ、
やっぱりヨーロッパがやると日本には猛烈に追い風みたいな感じで、
これで3つ揃ってくる。
結構景色変わってくると思うんですけど、
特に預金のトークン化って非常に、
本来パワフルだし、
別に預金じゃなくて、
証券の方でもフィナーティキスさんもやられたりすると思うんですけど、
その既存の部分の金融のトークン化が出てきた場合、
出てくると、
ステップドコインみたいなものとはまた違う、
違うこの爆発力というか潜在力があると思うんですけど、
この辺って伊藤さんの頭の中ちょっと覗いてみたいなという感じですけど。
いや多分、
僕はちょっと、
CBDCとかもちょっとまだわかんないです正直。
CBDCはやっぱり何らかにちょい先なんですよね。
先です。
ただ、
CBDCは僕あったほうがいいと思っていて、
まずベースとしてで、
少なくともまず、
ステップドコインを運営していく上で、
例えば日本の場合は半分現金持たなきゃいけないじゃないですか。
半分が実質短期国債持たなきゃいけない。
この両方をトークン化しておいてくれると、
ステップドコインの管理めちゃくちゃ楽なんですよ。
裏側の資産として持つのにはすごい楽なんで、
CBDCが何かそのみんなが使える通貨とか、
何かその手段として用いられる可能性っていうのは、
ちょっと自分はまだあまり理解できないんですけど、
少なくともステップドコインが多様化していく。
ステップドコインが本当に2つとか3つしかないような世界だったら
いらないと思うんですけど、
めちゃくちゃ多様化していく世界だと、
みんな管理大変になるんで、
裏側の預金もトークン化してくれてると、
すごい利便性が上がるんで、
そういった観点で言うとCBDCあったほうがいいんだろうなっていう風に僕は。
僕はどちらかというとステップドコインは、
めちゃめちゃ細分化していく方向にいくんじゃないかと思ってるんで、
それを支えるためにCBDCがあるっていうのが、
自分としては理想の構造かなと思ってます。
その点で言うと、そこから行くと、
ステップドコインとトークナイゾー・デポジットの使い分けって、
まだ自分もはっきりしないんですけど、
たぶん並存するんだろうなと思ってます。
トークナイゾー・デポジットのところは、
基幹投資家間とかでかい送金をグローバルでやっていくところは、
結局たぶん、
預金できちんとマンネロン対策できてる状態でやってったほうが楽だと思うんで。
たぶん今の結材もっと楽に24365でやりましょうっていうところに尽きるのかなと思ってるので、
証券のビジネスやっている中で、米国株の買い付けとかしなきゃいけないんで、
アメリカの口座に結構な金額、10億円近く入れといてるんですよ。
これ10億円ロックしてるようなもんなんですよね。
もったいないですね。
そんな入れてなくなくても、すぐ入れてもいいんですけど、
本当に急に必要になったときに、アメリカに送金するのでも絶対1日はかかっちゃって、
置いとかなきゃいけないんですよ。
これもったいないですよって話があると、
じゃあ基本的に全部中央集権に集めておいて、
必要になった瞬間に渡してそっちで決済するみたいなことができたら、
めちゃくちゃ楽じゃないですか。
楽っていうか資金効率がめちゃくちゃ上がるんで、
やっぱりそこはグローバルに展開している会社さんだとめちゃくちゃ重要あるんだなと。
そうですね。そこはその通りだと思います。
あとちょっとさっきの話戻ると、やっぱりCBTCがベースになるみたいな。
私結構通信のメタファーでレイヤー的な話よく、
決済システムでレイヤー化されてるんでそこの話するんですけど、
やっぱCBTCってそれでいうと一番根っこのベースレイヤー構成するなという感じで、
もうさっき言ったように、ステーブルコインとCBTCって別にコンフリクトするっていうよりは、
CBTCがあるとステーブルコインの運用めっちゃ楽になるし、
たぶんちょっと余計なトークン化って若干綺麗に3層じゃなくて斜めっぽいんですけど、
それでも彼らにとってもCBTCあると便利なはずなので。
たぶん用途特化ステーブルコイン、汎用ステーブルコイン、デポジットトークン、
トークナイズドデポジットみたいな感じになると思ってて、
この汎用ステーブルコインとトークナイズドデポジットの違い、使い分けが
たぶんすごい曖昧というか、どういう感じになってくるのかなというか、
そこを取り合うみたいな感じなのかなと思います。
そうですね。その2つはコンフリクトというか競争関係は明確にありますよね。
ありそうです。
でも確かにステーブルコインがたくさん出てくる世界があって、
今度はその間の交換だったりも出てくるんで。
そうですね。そこはすごい問題。
たぶん今、僕はちょっとこういうふうな世界になるっていうのは全然予想しなかったんですけど、
結局そのL1構築争いになったじゃないですか。
これは全然予想してなかった。僕は全然予想できてなかったことだったんですけど、
やっぱり大手のスライプもサークルもテザーも、
たぶん今Googleもやってると思うんですけど、
L1取りに行くんだみたいな。
そうなんですよね。
結構意外だったんです。
わかります。
基本は良い作業のL2でどうしますかって話なのかなって思ってたし、
そこはそこであると思うんですけど、やっぱりL1やるんだっていうのが意外だったんで。
そうなってくるともうめちゃめちゃ分散するんで、これ。
そうですよね。
そうなんですよね。
個人的にはすごいパッと聞きええと思って、
それやると使いにくくさ、分散になるんだけどなみたいな気はしつつも、
でも確かにそうなるほうが自然なんだなっていうのもあって。
などとこれだけコモディティ、ドルっていうコモディティ、円でもいいんですけど、
コモディティプロダクトのシェアを奪うってすごい難しいんだなってことだと思うんですよ。
なんでみんな非効率だって分かってるんですけど、やってる理由はシンプルで、
垂直統合して全部自分たちのエコシステムの中で抱えないと多分勝てないからなんですよ。
そうですね、負けちゃうんですよね。
多分サークルはこれやり続けても赤字だし、
なんかテザーみたいにちょっと本当にやってんのみたいなことやらないと
収益上がんない状態になるわけなんですよね。
はい。
だからやっぱり真面目にやろうとすると結構厳しいんで、
L1まで全部取って、ガス代とかも含めて全部収益化していかないと
ビジネスとして勝てないっていうのが今分かってきちゃってるんで、
そこが難しさっていうか、こういう本当に何の差別化もできないコモディティプロダクトを
どう売っていくかみたいなことなんだなっていうのはすごい感じました。