セカンドキャリアの意義
おかさん、ハイ。このチャンネルでは、宮古のほとり滋賀県に住む60代になったおかさんが定年を前に会社を辞めて歩き始めたセカンドキャリアの日々や、仕事、生活、人生について、ゆーくお話ししています。
あらざいまして、みなさん。こんにちは、おかさんです。
昨日の配信で、大企業から社員7人の小規模事業者に移ったり、個人事業を開業したりして、感じた大きなギャップっていうお話をしたかなと思うんですけど、
そのギャップというか、前の会社と今の仕事とかを、昨日話した後にまたちょっと考えたというか、やっぱり規模が変わっただけじゃなくて、仕事自体が変わったんですよね。
仕事が大きく変わったことで、変化というか、これもギャップ、これはいいか悪いかわからないけど、変化、ギャップがあるなと。
何かというと、今までは新商品や新事業の企画をやっていたと。自分たちで何かを生み出して、それをお客様に届けるという仕事をしていたんですね。
それが今、転職した本業でもコンサルタント、あとは個人事業で開業したのも中小企業診断士という、いわゆるコンサルタントなんですよね。
コンサルタントというのは、自分が何かを生み出すのではなくて、企業さんとか経営者とか、何かを生み出している人を支援すると。
もっと新しいものを生み出したいと思われているかもしれないし、そういった他の人たちを支援する、自分たちが主役、価値を生むという観点でいうと主役ではない。
大きな変化。どちらが良い悪いというわけではなくて、今の仕事は自分に向いているなと思うんですけど、
昨日、転職の仕事を思い出すきっかけになって話をしていて、新商品の企画アイデアを考えて企画にして形にしていくということが今できなくなったんだなと。
なんかちょっと寂しいというか、そういう気分になったんですよね。
商品企画における不安
プロダクトマネージャー、商品企画をやっていて、新しい商品の企画を立てていくときの企画を承認してもらうときとか、
あとは承認してもらって、開発の人たちで実際にものづくりが、設計とかが始まって、工場でものが作られていって、
実際に新商品として世にリリース、新商品の発表とか発売という、大きく企画が承認されるというときと新商品がリリースされるという2つのタイミングがあって、
やっぱりこの2つってすごい不安になってたなというのを思い出すんですよね。
企画を立てるときっていうのは、いろんな人に協力してもらうんですけど、
なんかちょっと孤独、最後は自分で突き詰めて考えて、よしこれでいくんだというふうに決め、
企画の承認をもらう発表資料を作ったりストーリー作ったりしてやっていくと。
そこって割と孤独な作業だったりするので、不安がピークになっていくと。
あとはリリースの前、リリースも社内でもこれでリリースするという決裁とか承認があるんですよね。
決めた通りのものが本当にできたのかと価値でね。
あとは出したら企画のときでもどれだけ売れるとかっていうのをもちろんね、
ちゃんと筋道を立てて説明してどうしたい効果があると言うんですけども、
リリースのときには確定値というか、ちゃんと顧客とか社内各地のマーケティングや営業の声を聞いて、
数字を積み上げて本当にこれだけいけますというのを発表したりすると。
そこも不安になりますし、あとは出荷が始まって、言ってた通りにちゃんとお客さんに買っていただけるのかと。
試写支店でいうと売れていくのかと。
数字を見ていくわけですね、台数とか売上高とか。
こういったお客さんにこれくらい売れますと言ってたものが本当にそのお客さんで買ってもらえたのかと。
顧客ごとの状況とか商談状況とか。
そのあたりって本当に言ってた通りになるのかってやっぱりめちゃめちゃ不安を感じるわけです。
特に今の大きな2つのマイルストーンがあって2つの不安のピークがあるんですけども。
リリースのほうは安心?一安心っていうのもあるし、商品の企画開発ってすごい時間がかかるんでね。
それが世に出ていくっていう安心感もあるし、あとはやるしかないという気持ちになって。
出ていっていろんなお客さんの声を、営業の声を聞いて手応えを得る。
当然良い話もあるし良くない話もあるんですけど。
やっぱり良い話、手応えを聞くと非常に嬉しい喜びになっていくみたいなのがあるんですけど。
商品企画側ですよね。
めちゃめちゃさっきも言いましたけど孤独風。
いろんな人がいろいろと言ってくれるんだけど最後はやっぱり自分、プロダクトマネージャー、企画、商品の責任を持ってやっていくっていうのが不安で。
これでいこうと思えるまでが特に不安のピークになっていくと。
顧客の声を反映する重要性
じゃあこれでいこうって思えるようになるのって、私の場合どういうことがきっかけになっていたのかなって思い返すと、
やっぱり私が企画した全ての新商品がそうなんですけど、実在するある一人の人、この人に新商品を届けようっていうふうに決めるとか置くことができたときなんですよね。
最初の商品をこれでいこうと思ったときもそうでしたし、最初の商品はある電気メーカーさんと課長さんでしたけどね、今でも名前を覚えています。
あとはその後作った商品も全てそうです。
一番私が企画した商品の中で最も多くの人に買っていただいた製品、PLCのNX1っていうのがあるんですけども、
それのときも最初の企画会議の2,3週間くらい前かなに、あるメーカーさんの部長さんでしたけど、丸々部長のことをこの人にまず届けるんだっていうふうに決めて、
その人の例えば責任、役割って何だとか、社内での期待されていることは何だ、課題ですよね。
その課題を達成するための障壁とか課題とか、あとはどういった方々と一緒に働く、部下の方はこうなっているとか、いつまでこんなことをしたいと思われている、など。
商品に対してこういう機能のものが欲しいと言われるんですけど、そうではなくて、それというよりもその人自身が何を実現したいと思われていて、何に困られているんだろうっていうのを色々思いを馳せていくと。
そこで解像度を上げていって、物語を描いていくっていう感じですかね、ドキュメンタリーとかをね。
物語の中に商品がパタッとはまる、はまったとしたときに何を喜んでもらえるのか、何でその人の困りごとが解消されるのかみたいな、そこがイメージできていくと。
それができると、よしこれでいこうと決めて、当然細かい機能とか細かい部分、色々ありますよね、技術的に影響力とか、実現に向けてはあるんですけども、骨組み、骨格の部分はそれでいこうと決められると。
当然ね、その人一人の声だけで商品を企画するわけではないわけですね。ある人、例えばある部長さんの置かれている立場、その人の課題を実現するために、新たな企画する商品がこういう壁を、障壁を乗り越えられるという風に仮説を受けたとすると、
それと同じようなことを考えている人というのを探したりとか、他のお客さんの訪問のときに同じことを言われたみたいなことは積み上げてはいくんですけども、やっぱり戻りどころというのはその一人のある人だという感じで、新商品の企画とかも進めてきたなというのがあります。
私が前職で最後に企画した商品、世の中ではPLCドライブレコーダーでいるような商品なんですけども、そのときも同じようにある会社の、このときはリーダークラスの方だったんですかね、
その人のことを掘り下げていって、その人がよしこれで行こうと言ってもらえる商品を企画するっていう。
そのときもあるお客さんに訪問していろんな方と話している中で、その方と話している瞬間にそのときは思ったんですけどね、よし来たというのをめちゃめちゃ覚えてますよね。
そこからはその方中心にいろいろ話を聞いたり、質問させていただいたりとか、その人が担当されている現場とか、装置のこととかをいろいろ教えてもらったりというようなことをしたのをめちゃめちゃ思い出します。
その際の企画した商品はあるすごい特徴があってね、他の専攻しているドライブレコーダーを出している会社、2社ぐらいあったんですけど、そこにはない特徴がその人との会話の中で少し思いついて、よしこれでいけるんじゃないかみたいなのをね。
思いついた瞬間はやっぱりめちゃめちゃ不安が解消されていくみたいな感覚になっていたなというのをめちゃめちゃ思い出しました。
中で言うと昔話ばかりになってしまったんですけども、私は新商品の企画という立場でしたけど、何か新しいことを考えて形にするということを携わっておられる方々がそこで不安を持たれているんじゃないかなと。
とすれば私の場合はある一人の人、実在する一人の人の解像度を上げていって、その人が困っていることが解消される。
その人がやりたいことができると思ってもらえるものを生み出すんだというふうに思えたときに不安が大きく解消されたなということで、何かね、私の自身の経験ですけども、このあたりが皆さんの不安を解消するようなヒントになればなというふうに思いながら今日お話ししていました。
はい、いかがでしたでしょうか。今日も最後まで聞いていただいて本当にありがとうございました。それではまた次回の加算配慮をしましょう。さようなら。