作れる人の役割
おかさん、このチャンネルでは、琵琶湖の小鳥石賀県に住む60代になったおかさんが、定年前に会社を辞めて歩き始めたセカンドキャリアの日々や、仕事、生活、人生についてゆるーくお話しします。
改めましてみなさん、こんにちは、おかさんです。
今日は、今週、私が本業でやっているサイバーセキュリティのコンサルタント、コンサルティングの支援先のお客様の経営層の方々と話をしたときに、ある方が言われた言葉がすごい記憶に残っていて、そのことについてお話ししてみたいなと思います。
その人が言われたのが、作れる人が現場を理解するのが良いんだと言われたんです。
どういう文脈で言われたかというと、エンジニア、技術系の人たち、システムを作る技術系の人たちがそのときに集まられていて、いろいろ発表されていたと。
現場の営業の人とか、システムの利用者、ユーザーですよね。
何だかと、仕様を決めたりするというのが課題になっているみたいな話があったんですね。
システムを作るときって2つのケースがありますよね。
よく言われるのが、システムを開発する人とシステムを要求する人。
社内システムだと、例えばユーザ部門だったり、あとはお客さんに提供するものだと、いわゆる顧客ですよね。
利用者側。利用者側が要求仕様とか要件を技術者、エンジニアのほうに出して、システムを作ってもらうというパターン。
あとはある程度エンジニア側が、例えばシステムエンジニアとか、ちゃんと要求仕様とかがまとめられる人が顧客やユーザーと話をして要求仕様を決めていくと。
大きく2つの決め方があると思うんですけど。
その時にはどっちがいいんだみたいな話になって、やっぱり作れる人、エンジニア技術者のほうが現場を理解をして適切に仕様を決めていくという必要があるんじゃないかということをそのあるケースの方に言われたんですね。
プロダクトマネージャーの資質
そうじゃないと進められないだろうみたいな。作れる人、作る人が基本になると。軸になるということですね。
もう一つですね。今の話、言葉を聞いて思い出したのが、1ヶ月ぐらい前にSNS、X、旧Twitterであるプロダクトマネージャー、多分クラウドシステムか何かをやられている会社のプロダクトマネージャーの方が発言されたんですけど。
プロダクトマネージャーは技術者出身である必要があるとおっしゃったんですね。それも今の、私は本業で支援先の経営相さんの方が言われたのと同じような文脈なんだろうなと。
プロダクトマネージャーっていうのは、開発技術者とユーザー、顧客の間に立つ人ですよね。
そして、顧客の要求を受け止めながら、会社自社の開発状況とか実力とか能力を踏まえて仕様を決めていくと、要件を決めていくという立場の人になると思うんですけども。
そういうプロダクトマネージャー、PDMは、やっぱり技術者である必要があると。
なぜかというと、顧客やユーザーと要件、足を詰めるときに、いちいち技術的な話は開発に聞かないとわからないからといって、開発に聞いたり、また技術者、開発者を顧客の場に連れてきて話をさせるっていうのはダメだろうと、みたいなことを言われたんですね。
この2つのケース、皆さんどう思われますかね。
私はプロダクトマネージャーをPMをやってたんで、私はどっちかというと、どうなんでしょうね。微妙ですけど。
技術、もともと私入社して20年目ぐらいにプロダクトマネージャーになったんで、その前の20年間は10年間開発技術をやって、10年間営業支援をやってたと。
10年間技術を理解をして、10年間顧客とか現場を理解したという立場だったんですね。
なので、これ、営業的なことが現場がわかる技術者。
技術といっても、プロダクトPMになったときは10年以上経ってたので、最新の技術がわかるわけでもないと。
中途半端、今の議論が中途半端だったんですけど。
なので、作れる人とか技術者だったほかさんがPM、プロダクトマネージャーになったわけじゃないんですよね。
今の2つの議論からちょっとかけ離れた立場、キャリアでPM、プロダクトマネージャーになりましたと。
仕様を決めるとか要求を決める人になりましたということなんですね。
私、前職でプロダクトマネージャー、PMというのはいろんな人がおられたんですけど、
営業出身の人とか、あとは開発技術出身の人がおられたと。
前職の中でもそういった議論があったんですよね。
PMは開発技術出身じゃないとダメだという立場の人と、いやいや、営業で顧客を理解したり、
あとは作ったものを顧客に届けると。
現場理解の重要性
そういったマーケティングプロセスをちゃんと理解してないといいものを作れない、企画できないだろうと。
なので、顧客を理解して企画をするのか、技術を理解して企画をするのかという立場で、どちらの意見もあったなと。
実際どんなのですかね。私、前職の場合は時代が巡るっていう。
営業の方が多い時期と開発技術出身の人が多い時期があったりしたんだろうなと。
私はどっちでもないみたいな感じで、いっちょいったんあるよねみたいなことは思って、
ながらその話を聞いてたんですけど、じゃあ岡さんはどう思うんですかということですね。
難しいですよね。難しいなと思います。
もしも私がプロダクトマネージャー、PM、PDMとして、それなりに成果を出して実績を残した人ですというふうにするんであれば、
私はPM、PDM、プロダクトマネージャーをやってて、どっちの知見や経験が生きたかというと、
私は営業やマーケティング、顧客の現場が理解をできているという方が逆に生きたなと思うわけです。
考えると私はPMになったのは入社20年目で遅かったんですけど、
私が開発10年あって、営業支援、営業部門に移った時、そこを聞き出すと、
今の私の本業のコンサルタント、コンサルティングの支援先の経営者の方が言われた、経営層の方が言われた、
作れる人が現場を理解するということになっていたのかもしれないですね。
当時、11年目に営業とかお客さんにバンバン会いに来られましたと。
その時には、私ずっとネットワーク通信技術をやっていたので、通信やネットワークが分かると。
分かる人がお客さんと話をして、じゃあこういうふうに使いましょうとかね。
なるほど、こんなふうに使われているんだったら、もっとこの辺をこうしたらいいなという気づきとか発想が出てきたというのを覚えています。
だから、もともとの言葉では作れる人が現場を理解するのがいいと。
というのは、そうなのかもしれないなとは思ったりはすると。
一方でSNSで言われた、PMは開発技術出身じゃなければならないという点については、
現場も技術もどっちもちゃんと理解できるというスーパーマンがいれば、理想状態であればそうかもしれないですけど、
どっちかと言われると、何となく私個人的には現場側、顧客側を理解している人のほうがいいのかなと。
作っているものによるかもしれないですね。
クラウドサービスとか、いわゆるSaaSとかインターネットのアプリケーションというのはどんどんスピーディーに作って、
顧客に一旦出しながら日々日々ハイスピードに改善していくみたいなやり方をするので、
顧客の要求を聞いたときにパッと頭にアーキテクチャーとか実装のイメージが浮かんで、
あ、できます、できませんと判断しながら進めていくのがいいのかもしれないなと。
そうすると実現イメージがスパッと顧客の話を聞いたときに実現イメージが分かるほうが向いているのかもしれない。
PMとかプロダクトマネージャー、仕様を決める人も商品とかサービスの特性によって変わってくるのかもしれないなとは思っております。
私がPMのときは本当に技術はちょっとは分かっていたけど、何ですかね、
技術を分かっている人というふうにはならずに開発に聞いたり、
必要によって開発技術の人と一緒にお客さんに行って、
ちゃんと私が仕切った上で開発技術の人に話をしてもらうみたいなやり方をして、
私はそのやり方が非常にしっくり聞いていたので、
個人的には私がやっていた、少しレガシーかもしれないですけど、
B2Bの工場の自動化製品、PLCなどという自動化製品みたいな、
しっかり仕様を決めてボータフォル的に、順番に時間をかけて作っていくという製品の場合は、
技術ではなくて現場が分かっている人の方がどちらかというといいのかもしれない。
そういうことかもしれないですね。
皆さん聞いている方々、この話を聞かれて、
そういった商品やサービスを企画する人というのは、
お客さんのことが分かっていた方がいいのか、
技術開発、作ること、どう作るのかということが分かっていた方がいいのか、
どっちがいいんだろうみたいなことについて少し考えていただいて、
もしもご意見があればコメントでいただければなと思います。
今日は、私が仕事で会ったケースの方が言われた、
作る人が現場を理解するのが必要があるんじゃないかと、
というのを聞いて考えたことをお話ししてみました。
いかがでしたでしょうか。
今日も最後まで聞いていただいて本当にありがとうございました。
それではまた次回のお客さん配慮をお会いしましょう。
さようなら。