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こんにちは、OKファームです。このラジオでは、脱サラして農業歴11年を超えた私が、新規就農者やフリーランスの方向けに、マーケティング情報や、ちょっと気持ちが楽になる話をしております。
はい、今日はですね、マーケティング用語でよく聞く言葉、ウィンザー効果というやつについて紹介をしていこうと思います。
ウィンザー効果、なんじゃそりゃそのかっこよさそうな言葉はと思うんですけども、簡単に言うと、自分で説明するよりも第三者に説明してもらった方が信憑性が高いよというような意味合いのマーケティング用語です。
ウィンザーさんというね、アメリカの小説の中の主人公じゃなかった、その中の登場人物の中の女性が自分で紹介するようにも他の人の紹介してもらった方がいい評価がつくものよ的な言葉から来ているということで、ウィンザーさんというのは女性の名前らしいですね。
僕もこのラジオを収録する前に調べていて初めて知りました。
簡単に言うと、やっぱりラーメン屋さんがあるとしたら、ラーメン屋さんがうちのラーメンはおいしいよ、すごいおいしいよ、来てよ、来てよ、みたいなことを言うよりも、ラーメン屋さんに実際に食べた第三者、その人と直接の利害関係のない人があそこのラーメン屋さんおいしかったねって言ったりとか、また行ってみようっていうその一言が他の人にすごく響くというような意味合いで使われることが多いです。
もうね、皆さんも新しいお店に行こうとか、旅行先に行ってどこのホテルにしようか、どこのレストランを撮ろうかみたいになったときに、ほぼ間違いなくGoogleとかでね、レビューを探すと思います。
すごくいいお店だったとか、ここはダメだったとか、星の数がいくつだったとか、知らないうちにね、私たちはウィンザー効果の影響を受けているというかね、じゅっちゅうに取り込まれているような感じだと思います。
農家でいうところの、やっぱり自分がこの野菜がおすすめですよ、おいしいですよというのも、もちろん生産者のこだわりとかいう情報発信をするのは大切なんですけど、あなたが10回宣伝するよりも実際においしいと言ってくれた人の声をね、今から野菜を届けたい人に紹介するっていうのが強いというようなイメージです。
なんて言うんですかね、よくレストランとかでもアンケートにご記入をお願いしますみたいなものが書いてあって、このアンケートに答えてもらったらデザートを1品サービスしますよというものがあったりだとか、友達に紹介してくれたら割引券を渡しますみたいなものがね、あると思います。
あれもやっぱり何としてでもその人の口コミが欲しいんですね。本当にひどいものだったらそれを改善しないといけないとか、これはあえて公開しないというふうに解釈されるというか取り組まれる方もいると思うんですけども、普通よりか良いものだったら口コミがあるっていうだけでもとりあえず安心要素なんですよね。
誰かが食べたことがあるんだなとか、例えば小さい子供が2歳の子供がいるんですけどもこのトマトは食べられましたとか、高齢になったおばあちゃんでもこのごぼうは食べられましたみたいなね、いうふうな声が集まると、うちの家族にももしかしたらこの野菜は合うかもしれないとか、うちのおばあちゃんにもこの野菜を勧めてみようみたいな感じで、知らないうちにね、まだ食べたことがないのに半分安心しているというか、
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買ってもいいかなっていう気になってるっていうようなのがこのウィンザー効果です。
まあちょっと規模は違いますけどね、やっぱり芸能人とか影響力のある人に食べてもらってあれはすごい良かったよっていうのをラジオ番組とかねテレビ番組とかで、ほんの一言あれは美味しかったというだけで、
そのお菓子屋さんとか飲食店とかがお客さんが殺到したりして、出荷停止、在庫がなくなってお待たせしますみたいになってるのを定期的に見かけたりします。
そういうのもやっぱり影響力のある人につぶやいてもらったり、紹介してもらった方がそのウィンザー効果は高まるかなとは思います。
目線を少し変えて、フリーランスの方でブログを書いてるとかYouTubeをやってるとかSNSを運用してるって人も同じで、
自分の実績をね、私はこれだけこうやってますって過去にこういう実績がありますっていうのを提示するのはもちろん大事なことなんですけども、
自分がどう言ってるかじゃなくて、自分と相手をした、自分の商品を買ってくれたり、自分のサービスを受けたお客さんの感想を自分の紹介ページとかブログとかに貼っておく。
何々さんのサービスを受けてみましたけど、とてもこの点が私には合っていましたとか、この点が満足でしたというものが溜まっていけば、
会ったこともないあなたのサービスをこのサービスなら受けてみようかなとか、お試しの1回目だけやってみようかなという気になるような感じですね。
口コミがないのに無名の人の商品っていうのはまず買われることがないと思いますので、
なんでこんなに頑張っているのに売上が上がらないんだとか成績が残せないんだという方は、
ぜひ第三者の意見っていうのを口コミっていうのをどこかに紹介するっていう動線を作ってみるといいと思います。
それとまた少し目線を変えた話になるんですけども、今度は逆にあなたが誰かの口コミをしてあげるというのもものすごくその人に感謝される要因になると思うので、
自分の仲間が新しい商品を出しましたとか身近にいる人が出している野菜とか果物とか農産物っていうのがあったら、
その口コミをしてあげるとその人との距離感が近まったりというか、口コミしてくれてありがとうみたいな反応がいただけると思うので、
自分が書いてるときはいや感想を書いただけだからそんな大したことしてないよっていうふうに思うかもしれないんですけども、
新しいサービスとか商品をリリースしたばっかりっていうときは、本当に最初の一件のコメントとか最初の一件の口コミっていうのがものすごい起爆剤になるっていうことがあると思うんですよね。
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フォロワーっていうんですか、まさにフォロワーですよね。その人が頑張っていることを応援していますよとか、この人は信頼できますよっていう声を最初の一人が発せないと、
2人目3人目っていうのはもう二の足を踏んでね、なんか買って損したら嫌だからやめておこうとか、
やっぱりいつもの大手のところで買うのがいいよねって思っているのが、もしかしたらあなたのちょっとした一言、口コミとかちょっとした欲しいいくつっていうその評価で、
その人の商品の初速というかスタートダッシュが綺麗に切れるっていうことがあるかもしれないので、
あなたが応援したいなと思っている仲間とか知り合いが新しいサービスを開始しているというときには、ぜひ口コミで応援してあげるというのも一つの立派な応援の手段じゃないかなと思いますので、ぜひ参考になさってみてください。
はい、ということで今日はウィンザー効果についてお話をしてみました。
最近僕はツイッターで新しいアカウントを開設しまして、バリバリごぼうというね、自分はごぼう農家なんですけども、ごぼうを使ったお菓子っていうのを作っておりまして、そちらのプロモーション用に新しいツイッターのアカウントを作ってみました。
やることがツイッターのフォロー&リツイートキャンペーンみたいな感じで定期的にお客さんに無料でお菓子をプレゼントしますよというような仕組み作りの一つなんですけども、なんとなくね、プレゼント企画っていうのは今まであまりいい作戦じゃないかなというふうに自分は思ってたんですよね。
野菜をプレゼントとかお米をプレゼントってやってる農家さん多いんですけども、よくよく聞いたらプレゼントの応募は何百何千ってリツイートが来るんだけども、買ってる人はあんまりそんなにいないかなっていう感じが僕の知ってる農家さんだと多かったので、今まではあまり自分ではやろうかなとは思ってなかったんですね。
でも、やっぱり口コミを集めるという意味と認知をどんどん広げていくという意味では、やっぱり無料で知ってもらうというか、とりあえず気づいてもらうというところが重要なので、実際やってみないとわからないんですけども、まず知ってもらえるきっかけを作るっていうのと、無料であれ何であれ今まで食べたことのなかった人に食べてもらえるっていうのは、さっき言ったウィンザー効果が一つずつ増えていくことになると思います。
その人の口コミを集めていって、ファンの人を増やしていったりとか、実際にぶっちゃけた話、商品は買わないっていう人でもアンケートを取るときにすごい強力な支援者になったりするかなと思ったので、このキャンペーンを始めてみました。
具体的に新商品を開発するときに、このAとBのデザイン、どっちがラベルにするならいいですかっていうのを聞いたりとか、価格帯はどれぐらいだったら買いやすいですかみたいな、一般の人のアンケートがご意見が欲しいっていうときに、自分で紙のアンケートを持って配ったりっていうことを昔はしてたと思うんですけども、今はTwitterとかGoogleフォームっていうアンケートの機能とかを使えば簡単にアンケートの集計ができたりとか、
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自分のアンケートに答えてっていう輪が作りやすくなったりするので、商品を売る以外にもこういう事前調査みたいなね、意見を募集するみたいなところでもフォロワーさんが増えたりとか、ご縁ができた人が増えたっていうのは使いやすいかなと思いますので、今まであんまりやる気になってなかったプレゼントキャンペーンっていうのをもう少し続けてみようかなと思っています。
はい、ということで今日はWindsor効果っていうね、口コミは大事だよっていうお話をしてみました。こんな感じでマーケティング情報とかね、農業話とかAIの話、最近チャットGPTがね、ものすごい面白いんですよね。ああいう話をまたしていこうと思いますので、音声配信とかSNSのフォローをよろしくお願いいたします。以上、OKファームでした。