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2025-06-12 05:28

#363 日本の教育は「良い子」が育っている説

尖ってなんぼって知ってほしい
#学校 #教育 #子育て #声かけ
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サマリー

日本の教育システムには、都合の良い子が育つという皮肉な現象が観察されています。このエピソードでは、子どもたちが直面する評価基準の背後にある文化や、個性を育むことの難しさについて語られています。

都合の良い良い子の育成
おはようございます、こんにちは、こんばんは、oipyです。
隣の静中学校で教育をやっています。
いつも再生、いいね、コメントありがとうございます。
今日は何を話そうかなというところで、
良い子というのは都合の良い子でいきましょう。
アルミンですね。
僕はこれを見て以来、良い人、アルミンは良い人だけどね、
良い人という言葉はあまり好きじゃないと。
なぜならそれは全て自分にとって都合の良い人というのを指すからだ、みたいなニュアンスの言葉が進撃の巨人に出てきますが、
それを見たからね、確かになと思って、良い人とか良い子とかというのは使わなくなっているんですけど、
昨日ですね、ちょっとXやフェイスブックな投稿したんですが、
良い子が育っているんですよ。
日本の教育というのはね、結構皮肉ですよ。
すごく良い子が育ってますね。
というのが、大人の都合の良い子というのがすごく育ってしまっているんだなぁというのがね、昨日感じたんですね。
どういうことかというと、
人に言われて、嫌な言葉を選びましょう、みたいなね、ちょっと話をね。
なんかワークショップみたいなやつを昨日やったんですね。
その中で選択肢がいくつかあって、真面目だねとか、一生懸命だねとか、
個性的だねとか、マイペースだねとか、いろいろな選択肢がある中で、
この中で一番嫌なものはどれですか、みたいな。
大人から見ると、どれも嫌じゃなくない、どれも褒め言葉じゃん、みたいな感じのやつなんですが、
僕が中1ですけど、中1に選ばせてみるとですね、
個性的だねとかマイペースだねって言われるのは、
ちょっとこの選択肢の中だったら嫌だなという回答をする子が結構多くてですね。
これはですね、やっぱりそのワークショップの趣旨としては、
一見褒め言葉に捉えられるような言葉でも、嫌だっていう人はいるっていうのを学ぶっていうものだったんですが、
僕はちょっと違う観点から見てしまって、
この選択を取る子がいっぱいいるということは、
やっぱり集団生活の中で何か特殊なことをやった時に、
何か言われることがちょっと嫌だったっていう、
バックグラウンドがある子がいっぱいいるということを示しているんだなっていうのが分かりまして、
個性と評価基準の考察
やっぱり日本の教育ってとても素晴らしいものだと思うんですけれども、
やっぱり個性を出すっていうことよりも、
みんなで同じこと足並み揃えるっていうことの方が評価されそうじゃない部分は、
オブラートに包んで言うっていう指導を多分受けるんじゃないかな。
これはちょっと邪髄なんですけども、
多分オブラートに包んで、みんな違っていいんだよみたいなことは言うんだけれども、
違うことをやってる子に対して、
同じことをやれよとか言うのはいけないって習ったから、
なんて言えばいいのかな、あいつすごい個性的だねみたいな、
相手のことを配慮するっていう素晴らしい感情を持ちつつ、
個性的だねとかマイペースだねとか声をかけるんだけれども、
そもそもその考えを持ちましょうっていうのをみんなが言われているから、
みんな個性的とか言ってるけど、
結局僕は自分たち、周りの人と外れてるっていうことなんだなっていうのを、
子供たちは認識してしまっているんじゃないかなっていう結果が見えてきまして、
せっかくうちは私立なのでね、私立の中学校として、
いろんなことが他の学校と違ったことっていうのをやってもいいんだよっていうね、
周りと全然違うことをどんどんやっていこうぜと尖っていこうぜと、
尖っていこうぜって言ったら尖りの極致みたいな話なので、
とにかく個性的だねって言われたりとかマイペースだねとか言われたりするっていうのは、
自分らしさを出しているということで、
そのワークショップの中では受け取り方が違うっていうのを学ぶっていうものだったんだけれども、
僕はそのワークショップを見ていて、
受け取り方が違うとかではなく、
そもそもその単語が持っているイメージというものをチェンジしてほしいなっていうのを感じたワークショップでございました。
なので我々大人もですね、都合のいい子にならないように、
全然自分のこと出していいんだよって口では言ってるんだけどこうしてほしいみたいな空気感を悟られてしまうと、
子供たちは意外と察知しているんだなっていうのがよく学べたというところでございます。
僕も気をつけなきゃいけないなと発動させられましたね。
日々これ学びでございます。
皆さんも子供のことを気遣って言ってるけど、
その気遣われてることも子供はわかってるっていうのを念頭に言っておくといいんじゃないでしょうかっていうお話でございました。
ではでは。
05:28

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