苦手科目が無い、勉強が満遍なく好成績が取れる。そういった子が育つ環境、親の接し方などについてお話いただきました。
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<制作>
出演:小川大介先生 
MC・プロデューサー:富山真明 
制作:株式会社PitPa

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サマリー

中学受験に関して、テストの相性や苦手科目の考え方について話されています。学校の相性関係に関係なく、全科目で学力の高い子供の共通する特徴や家庭の考え方について探求しています。苦手科目が作られる原因や、親の役割についてお話ししています。苦手科目がなくなる方法や、書泉ペーパーについての意見も述べられています。

親御さんの勉強経験
皆さま、こんにちは。PitPaの富山です。
今回は、中学受験に関して、テストの相性や苦手科目というものの考え方についてのお話をしていきます。
こちらに関して、リスナーさんの方からも質問が来ておりまして、まずはこちらをご紹介したいと思います。
ネックネーム、ひいこさん。小学校3年生の男の子がいるご家庭です。
いつも子育てや受験についての貴重なお話、ありがとうございます。
我が家でも中学受験をする予定で、現在都内の塾に通っています。
勉強には得意科目・不得意科目などあると思いますし、受験にも相性の良い学校・悪い学校があると聞きます。
ただ、ごく一握りの子かもしれませんが、学校の相性など関係なく、いろいろな難関校に合格を勝ち取ったり、
多少の成績の上下や好き嫌いはあるかもしれませんが、4科目とも不得意にすることなく、全科目で学力の高い子がいます。
こういったお子さんに共通する特徴やご家庭の考え方というものはあるのでしょうか。
ということで、ひいこさん、ありがとうございます。
確かに噂話的なところもあるかもしれませんが、こういった難関校にのきなみ合格するようなお子様というのは、
毎年ですね、中学受験に限らず、高校受験とか大学受験など、こういった子どもたち、生徒たちがいるというのは事実のようです。
このような苦手科目が特にない、難関校にのきなみ合格するような、そういったご家庭に共通するものがあるのか、
ある意味ですね、こういったスーパーキッズを育てるためには、どんなことを共通してやっているところがあるのか、
ご家庭の特徴などあるのか、その辺りお話を聞いてきました。
あのですね、今、富山さんがうっかりスーパーキッズって言葉を使ったけど、
勉強科目で不得意が特にない子。これは運動神経抜群で何やらしてもできる子いますよね。
サッカーも上手い、走ったら速い、チームスポーツもできちゃう、泳いでも上手い、いますよね。
音楽、ピアノが好きで、ちょこっとギターとか触ってみたらできちゃった、とかいう子いますよね。
誰とでも楽しく話せてしまう。気がついたら、いろんな人の集団の中の真ん中にいる子っていますよね。
何が言いたいかというと、どの分野においても、その子の好きなジャンルにおいて、
難免なく力を発揮できる子というのは一定割はいるわけですよ。
それは人の能力、才能というのは、かなり先天的なものというのもやはり無視できなくて、
先天的なものがありかつ、そこに後天的な環境とか本人の取り組みによってできることというのは作られていくので、
このご相談者も自分自身でね、僕一人きりの子かもしれませんがって言っている。
それは一部分として先天的なものでありますよ。暗記が得意とか、
なんか一度習ったことはもう頭の中でその組み立て方が記憶に残りやすい子、しかも年齢的に早い時期からそういうことができやすい子というのは、
これは一定割はやっぱり生まれ持ったものと、その後の育ちの環境の中で当たり前に練習してきたことが
重なり合ってできている。どういうことかというと、親御さん自身が勉強が得意だったりすると、
しかもその勉強が得意っていうのが、自分がどのように勉強ができたかについての自分の成長をある程度客観しできている親御さんのことだと、子どもも勉強上手になりやすいですね。
なぜなら、それはどのように勉強上手になれたかを自覚できている親はできていないことを責めるのではなくて、
じゃあこうしてみたら、ちょっとしたやり方を変えたり、うまくいく方法を一緒に見つける、そういう能力と経験値があるから。
子供の個性と助け方
親に言われたままにただできるようになって、いい成績を取っていい学歴というだけの親の場合は、できていないところを子どもを責めたりするから、勉強が下手に育てやすいですね。
両親ともに高学歴、子どもが勉強が苦手というところは、もう100%親が子どもを責めている。これは間違いなく。
評価してあげたり、組み取ってあげたり、可能性を見つける能力が低い親は、子どもが勉強が下手に育てている。
これは逆的なことを言えますね。
整理すると、まんべんなくできる子がいたとして、我が子がまんべんなく科目を取り組んでいくタイプじゃなかったら、いろんなタイプがあるねって、まず親として思うことがスタートラインです。
その上で、このまんべんなくやれているおうちに共通することが何かもしあるとしたら、他人の様子を見てどうこうと考えてないですね。
この子ができるようにはどうしたらいいかな、自分の子どもの特性なり興味を生かしながら、それぞれの科目の勉強を面白く思わせてあげる工夫をされている。
子どもへの理解度が高いおうちというのは、共通点として言えると思います。まんべんなくできるおうちというのは。
まんべんなくできるということが、いきなりずっとまんべんなくできていることが少なくて、うまくいったりいかなかったりあるんですよ。
うまくいってる科目があって、うまくいかない科目があった時に、そのうまくいかない科目を、こうしたらうまくいきそうだよねって修正する工夫をしてきてるんですよ。
それを親子でちょっと相談したら、アイデア出したりしてやってきた結果、到達している姿だと。
いうふうに考えた時に、じゃあそうした過程から我が家に何を学べばいいか、うちの子は何が好きかな、何やってる時は力発揮しやすいかな、それはなぜなのかな、
ということは苦手にしていることにもそれなりの理由があるはずだよ。
じゃあ何を助けてあげたらストレスが減るかな、計算が嫌いなのか、それとも問題文から情報を読み取ることで苦労しているのか、図形を使うってことがピンときてないのか、何だろうな、
計算が困ってるんだったら一学年下のところに戻って、できて当然と本人が思えるぐらいの計算練習からもう一度やり直してあげたらいいだけじゃないか、
ペーパーテストと個性
そんな風にして、苦手意識というか抵抗ストレスを感じているところを軽減してあげたらいいだけのことかなというふうに思いますね。
ということで、すごくよくできる子とかね、学校の相性関係なく取れる子を、気になる気持ちはわかるんですけど、
頑張る先は我が子をどうしてあげるかだって、そこで参考にならない人の様子を見たところで参考にならない。
我が子にとって何が生きた情報かって観点で、他の子が気になるかね、されればいいんじゃないかなと思います。
あと、所詮ペーパーテストですから、ペーパー学習のコツが掴めた子は、そりゃ学校の入試稽古関係なく点は取りますよ。
でも、それが素晴らしいことかどうかは別の話ですね。
単にペーパーで点を取ることが相性がいいというか、勝手がわかってるから取れてるだけの話で。
そういう子はそういう子らで、スポーツで気になってたり、お友達付き合いでストレスを感じていたり、何かあったりしますからね。
人それぞれ個性っていうことでいいんじゃないかなという感想ですね、このご相談に関して。
僕もこの相談をちょっと見た時に先生の本の中で、三国理社の科目っていうのは便宜的に大人が作ったものでっていう話があったのかと思いまして。
なので、苦手科目を作っているというよりは、たまたまその分野での勉強の仕方だったりアプローチの仕方がちょっと間違ってるだけで、
他の科目ができているのであれば、同じようにやっていって、変に苦手科目っていう言葉を意識させるっていう方がどんどんドツボにはまっていくかなっていうのはちょっと思いは思ったんですけれど。
そうですね、ただ所詮ペーパーって言い方をしたことを汲み取ってもらいたいなと思います。
それがそのペーパーテストというパッケージが合う子もいれば、そこでは力がうまくまだ使い方がわかってないけど、
しゃべってみたら理解度が深い子がたくさんいたりするので、この本当に科目の枠やペーパーテストの枠だけで子供の姿を見ないようにしていくことが大事かな。
スーパーキッズとはじめに話したんですけれども、そのような子は一定割合ではいるというところで、
これに関しては先天的なものと、生まれた後の環境というものが重なり合って、そういったケースが生まれるという場合があるということでした。
子と勉強だけに関して言えば、やはり親がどれだけ勉強してきたかっていうところは重要になるかなというところで、
親の方も自ら勉強法を見つけて勉強してきたという経験がある親の下では、一緒に考えてどこでつまずいているのか、
その辺を考えながら子供に一番最適な勉強法を見つけてあげられるというような、そういう寄り添うことができる親御さんと一緒に勉強している子は、
このようなスーパーキッズみたいな子供に育つ傾向があり、またその一方で結構学歴が高い難関校を勝ち取ってきて、
親になった親御さんでも、お子様があれ毎日だなというようなご家庭の場合はですね、
どちらかというと、親が自分が育ってきた、勉強してきたレールの上で全て物事をやるというふうな考えで、
そこから外れてしまうと子供のことを責めてしまうというようなご家庭は、そういったケースが多いらしいです。
苦手科目のなくなる方法と書泉ペーパー
次に、苦手科目がないというところのお話に関しては、苦手科目がないというよりも、
おそらくどんな子供でもですね、得て不得てみたいなところはあると思うんですが、
得意なものはですね、そのままよく伸ばして、得意ではないものでも親御さんの方でできるところ、
苦手の中でも苦手でない部分というのをうまく探してですね、
その部分を伸ばすことによって、子供をある意味調子づかせるというんですかね、
苦手科目でもどんどんすいすい解けるようになっていくという、そういう促し方ができる親御さんの見守り方があれば、
苦手科目であっても、ある程度その得点を取れるといいますか、成績が良くなるという傾向にあるようです。
ただ最後にですね、小川先生の方から書泉ペーパーという言葉もありましたように、
そのテストで点数が高く取るということは、一つアドバンテージになるというのは事実なのかもしれませんが、
いわゆるちょっとしたテクニック的なところとかっていう話もありますので、
テストに限らずですね、どんな子供にでもですね、何かしらの面で引い出ている得意な部分、
他の子より優れている部分というのはあるかと思います。
そういった部分をうまく伸ばしてあげるということの方が、本質的な子育てという意味の中では、
一番大切なところなのかなというふうに、僕個人としては書泉ペーパーという言葉を聞いて、
なんとなく思ったところではあります。
学校の受験勉強が全てではないとか、テストが全てではない点数にして見えるので、
すごく気になってしまうところは分かるんですけれども、
それ以外の評価軸で親の方できちんと子供の方を見てあげるというところが、
やっぱり一番大切なのではないかなというふうには思います。
今回はテストができる校の共通点というところでお話をしてきましたが、いかがだったでしょうか。
それではまた次回、子育て受験ラジオは毎週水曜日の更新です。
今回も最後まで聞いていただきありがとうございました。
13:49

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