2020-08-19 07:50

第34回 繰り返されるケアレスミスの克服方法

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テストのたびによく耳にするケアレスミス。実はこの言葉とっても注意が必要です。繰り返されるケアレスミスを克服する方法をおしえてもらいました。
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<制作>
出演:小川大介先生 
MC・プロデューサー:富山真明 
制作:株式会社PitPa

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伸ばす!引き出す小川先生の子育て受験ラジオ。この番組は小川大輔先生を招きし、小川流の子育て術や最新の受験情報などをお送りする、お子様を持つ親御様のための音声番組になります。
皆さんこんにちは。PitPaの富山です。今回はケアレスミスについて。
ケアレスミス、非常によく聞く言葉なんですけれども、小川先生は、このケアレスミス、非常に危険な言葉と認識されているようです。
この言葉が出ているうちは、ケアレスミスといった種類のミスは治らないとも言っています。
では、このケアレスミスというもの、どのようにして克服していけばよいのか、お話ししていただきましたのでお聞きください。
小川先生、今日もよろしくお願いいたします。
お願いします。
今回はですね、ケアレスミスというところについて少しお題で取り上げてみたいのですけれども、
先生の本の中で、ケアレスミスという言葉にはちょっと注意が必要だというようなところもありまして、
このケアレスミスといったところ、あるいはそのケアレスミスを克服したいといったような親御さんも結構いるかなと思うんですけれども、
このケアレスミスについて少しちょっとお話をお聞かせいただければなと思います。
そうですね。ケアレスミスという単語自体は非常に危険な言葉で、
僕ら学習の専門家からすると、子供が口にするケアレスミスの8割はケアレスではないんですね。
不注意によるミスだという言葉の裏には、本当はできるはずという思いが潜んでいる。
親御さんもそういう取り方をしがちですけど、できるとわかるはそもそもまず違うんですね。
説明を受けたら、うんうん、わかるわかる、わかるまでですね。
わかったことを実行できるのか。
最初から最後まで自分の手を動かして、最終の回答までたどり着く実行力があるかどうか。
あれば正解するわけですね、問題というのは。
でもわかっていたはずだけど、実行する力が伴っていないと間違うわけです。
この現象をケアレスミスと言っていることは非常に多いので、繰り返しちゃうんですね。
根本課題がどこにあるか見つからないから。
ケアレスミスをしちゃったという話が出たときには、親御さん大人はそのお子さんがどういう間違い方をしたのか。
どこまではできるはずで、どの部分の行動がうまくいってなかったのかというのを点検してあげる必要がある。
例えば計算間違いが多いというお子さんの場合、数字の書き方が乱雑で本人の目が数字をうまく拾えていない。
だって見間違える結果書き間違えるという間違い方があります。
また数字を縦にそろえて書くことができない結果筆算などをやっても間違っていたり、答えを書き移す際に目がその数字から離れてしまって違う数字を書いてしまう。
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つまりその整え方の問題という場合もあるし。
あとは日頃の練習のときとテストのときとでやり方を変えてしまう。
変に暗算をしてしまって結果間違うと。
そこには早く終わらせたいという焦りであったり、どこか脅迫関連のようなものがあってどんどんやらなきゃいけないというね。
そういった気持ちで日頃の練習をその通り実行するということができないという問題の子もいる。
何が起きているかを見てそこを整えてあげていかないとこのケアレスミスと言っているもののほとんどは直らないんですね。
ということでお子さんを理解していくことがこのケアレスミスというものの解消していくポイント。
もう一つは本人自身、子供自身が自分をコントロールする力を養うことも必要なので、
ケアレスミスをしたって本人が言ったときにはつまり何が起きたのかなと聞いてあげて、暗算でやろうとしてミスをしたって本人が言ったとしたら、
じゃあ次はどうしようと思うのかな、次の対策は必ず一つ考えさせる。
ミスしないように気をつけるではなくて何々することでミスを予防するという実行することを決めるということですね。
がポイントになります。ミスしないように気をつけるということは不可能です。
なぜなら何をするか決まっていないから祈ってるようなものがない。
だから実行できる何かルールを決めていくというのが間違い直し段階でのコツということになりますね。
ケアレスミスという子供の方から言ってきたミスの仕方とかを親の方で見て、
例えばパターン化してこういうパターンでいつもミスをしている子だなって言ったときにはそれを。
まず本人と同じように一緒に見つめるんですね。こういうことが起きてたんだねって現象を理解させる。
でそれはだから手を抜いたとか本人の責任じゃなくてやり方の問題だからやり方を変えればいいんだということを教えたい。
なるほどですね。分かりました。
今回はそのケアレスミスという言葉とそれに対する対応方法についてお話いただきました。
今日も川先生ありがとうございました。
はい。ありがとうございます。
ケアレスミス。日本語に直すと不注意によるミスというふうに訳せるんですけれども、
子どもたちが言うこのケアレスミスというものに関してはほとんどが不注意ではないというふうにおっしゃってました。
つまりそもそも間違えるべくして間違えているという状況で、これを直すためにはまず子どもがですね、
どういった間違え方をしたのか、どこまでができていて、どこからでつまづいているのかというところを親の方で点検してですね、
そこを直していくということをしないと、なかなかそのケアレスミスと子どもが言っているミスに対して克服することができないというふうに話しておりました。
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具体的にですね、どこを間違えているのかということを点検するということ以外にですね、
そのケアレスミスをしたということに対して、次からですね、それに対してどのようなことを行えば同じミスをしないようになるのかということを
子どもと一緒に考える。そしてその考えたことを次のテストの時などに実行させてミスが起きないようにするというところまで持っていかないと、
なかなかこのケアレスミスといった類は克服できないという話でした。
確かにですね、ケアレスミス、不注意によるミスという言葉を使うとですね、
次は気をつけようということで少し安心してしまうような場面も非常に多いのかなと思いますが、
その安心してしまうということが一番の危険なところでして、
この安心によって同じようなケアレスミスというミスを繰り返してしまうということになってしまうようです。
このケアレスミスという言葉にですね、安堵せずにですね、
これはミスなんだ、繰り返さないためにも何かしらの対策を行わなければならないというところに頭を切り替えてですね、
ケアレスミスを克服していければなと思います。
さて、この子育て受験ラジオではリスナー様からのリクエストやご感想、小川先生への質問を受け付けております。
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本日も最後まで聞いていただきありがとうございました。
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