2021-05-26 11:25

第72回 上手に立ち直れる強い心、子供のレジリエンスを育てる

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最近よく耳にする言葉「レジリエンス」。心理学的用語で「折れない心」「自立的に立ち直るしなやかな強さ」などを意味する言葉ですが、この強さを子供に持ってもらうような育て方、リスナーさんからの声も交えながらご紹介したいと思います。
番組へのご意見・ご感想・ご質問はこちらのフォームにてお待ちしております。 
http://bit.ly/36g57VN 
<制作>
出演:小川大介先生 
MC・プロデューサー:富山真明 
制作:株式会社PitPa

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皆さま、こんにちは。PitPaの富山です。
今回は、子供が上手に立ち直れるような強い子に育てるには、というお話になります。
特にですね、この幼少期の子供との親との接し方によって、子供が何事にも見えない強い心というのが備わってきて、
それがあって、その後、小学生だったり中学生に入った時に、それが上手い子と作用して、
飛躍的な成長につながる原動力になる、きっかけになる、というようなこともよく言われています。
今回はですね、リスナーさんから、この番組小川先生にですね、応援メッセージが来ておりますので、
まずこちらをご紹介したいと思います。
ニックネーム、虎猫大将さん。
こちら、4歳と3歳の娘さんがいるご家庭ですね。
小川先生の大ファンです。
人柄が良すぎて、こんな素晴らしい方が塾業界にいて、日本のために良かったと尊敬しています。
ちなみに先生の良さは、関西弁の時に出る気がします。
厚かましいお願いですが、もっと関西弁で話していただくと嬉しいです。
都市部の娘たちは、子供らしく明るく元気に過ごさせることを大切にしています。
できれば笑いのセンスを磨いて、周りを笑わせる子供になってほしいと思って育てています。
それと、レジリエンスと言いますか、適度な失敗とそこから立ち直る精神力を持ってほしいので、
先生の見守る子育てで勉強しております。
先生のお言葉にあるように、無理ゲーの中学受験ですから、
5歳から少しずつ負荷をかけ、中学受験も視野に入れて子供の特性を潰さず、
安全基地に自分がなることを第一に、子供よりまず自分の成長することに注力してやっていきたいです。
このように考えて子供に接することができているのは小川先生のおかげです。
これからもずっと発信してくださいませ。
とのことで、小川先生の大ファン、先生も非常に喜んでおられました。
これらメッセージですね、番組で紹介する以外のものもございますが、
もちろんですね、この私、スタッフども含め小川先生も共有しておりますので、
ぜひこのあたりメッセージいろいろいただけると嬉しいと思います。
さて、話はちょっと戻りまして、このメッセージの中にもありますように、
子供を見守って立ち直る精神力、レジリエンスという言葉を使っておりましたが、
このレジリエンス、最近よく聞く言葉で、もともとはその心理学用語ではあるらしいんですけれども、
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簡単に言ってしまえば、折れない心、立ち直ることができるしなやかな強さということを指す言葉でして、
こういったレジリエンスを身につける育て方など、小川先生にお話を聞いてきました。
いやいや、言い過ぎです。
本当に僕が書いたり伝えたりしていることを丁寧に読んで、実際に取り組んでくださっていて、
すごいなと思いますよ。
安全基地に自分がなるようにって言って入るところなんかも、
すごく本当に何が大事かっていうのがよくわかっている方だなと。
途中でレジリエンスの話も出てきましたけど、
つまずき自体を先回りして防ぐんじゃなくて、
それも子供にとっての経験になればという観点で関わっていらっしゃるっていうのはとてもいいなと思います。
特に4歳3歳のお嬢さんってことなんで、
女の子の子育てにおいてつまずいたりとか失敗したりってことを許容するには、
親御さんとして結構腹のくくりがいるというか、
勇気いると思うんですよね。
やっぱり安全に綺麗に可愛く、ある程度ビニールハウスの中に入っているような安全さで育てる方が、
親としては楽だと思うんですよ。
それを虎猫大将さんみたいに、
失敗から立ち直るっていう力も持たせてあげたいと。
言い換えればそれをグッとこらえて、
一歩待ってられる自分自身になろうとされてるっていうのは、
本当にすごいなと。
簡単ではないんです、これね。
日々の積み重ねでやるっていうことだから、とてもいいなと。
そのレジリエンス、いわゆる折れない心と言われるものですけども、
どのように育まれるかっていうのは、
結構子供の個性それぞれに変わってくるんですけど、
自分が自分であることを知るっていうのが一番大事だと僕は思ってるんですよ。
すごい失敗経験をしたから、そこから立ち直ったことで、
自信を持って、そう簡単には崩れなくなる。
ある程度年齢を重ねていった後は、そういう育ちも十分あると思うんですけど、
より幼少期においては、自分は自分でいいんだ。
自分らしくていいんだっていう、その感覚だと思うんですね。
何かうまくいかないことがあったとしても、
いや、でもやり方を変えたら何とかなるんじゃないかなとか、
親御さんが、今日はちょっとうまくいかないけど、
明日のあなたならまたできるかもしれないから、また明日やってみようよっていう、
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軽い声かけの中で、
今は今、明日は明日っていうふうな感覚を渡してあげたり、
そういうことを重ねていくことで、折れない心っていうのは育つだろうと思いますね。
明るく元気に過ごさせるって、笑いを大切にって言ってるから、
大丈夫、大丈夫じゃないですかね、このお家はね。
ただ多分ね、子供ならいじりにつって、
親の方が自分は保てるかどうかにかかってると思う。
案外子供の方が、そこまで深刻に、次の日寝て起きたら、
結構カラッとしてることもよくあったりしますね。
やっぱりね、成長が早いですからね、子供は。
もう細胞が入れ替わりまくるわけだから、
その失敗体験もかさぶたつけて乗り越えれるんですよね。
それをぐじぐじ引っ張るのは確かに大人の方なので、
大人自身で気持ちを切り替えて、
じゃあもう一回再チャレンジしてみたら大丈夫じゃないとか、
じゃあ一緒にやってみようよ、怖かったらとか。
そういう関わりの工夫の中で、お子さんをチャレンジさせていただければいいんじゃないかなと思います。
今回はレジリエンス、折れない心を身につける子育てのお話をしてきましたが、
子供の成長という意味でも重要ではあるんですが、
心理学的な面からも注目されているように、
大人になって社会に出た時にもかなり必要になるものではないのかなというふうには思いました。
このレジリエンス、子供に身につけさせるためには、
まずは何でも先回りをして失敗させないようにというのではなく、
親としてはとにかくつまづきを許容して待ってあげるということが重要ではないかということでした。
とは言いましても、なかなかこれ意識していても難しいかなと思います。
特にこういう見方はあまりよろしくないのかもしれませんが、
女の子とかはですね、昔から温室育ちとか箱入り娘なんて言葉がありますように、
親の方でなるべく失敗をしないように、怪我させないように、
安全な道の方へ促してしまう傾向があるのかなというふうには思います。
もちろんですね、この失敗というものに対しては、
失敗の程度に関しては各ご家庭や、
お子さんのその個人差というのもいろいろあるかなと思いますし、
例えば他人の子供を怪我させたり、あるいは迷惑をかけてしまうような失敗というのは避けなければいけないかなと思います。
しかし、ある程度の失敗については、
例えばそのやり方を変えたら何とかなるんじゃないか、
明日になったら何とかなるんじゃないかとか、
そういう感覚というのをお子さんの方に渡してあげて、
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何とかなるんじゃないかという経験や考え方がどんどん積み重なることによって、
子供自身にも自信がついてきますし、
それによって子供の自分らしさを大切にすることができるようになるのではないかとのことです。
この自分らしさというのは、この現代社会、かなり求められる能力の一つではあるかなと思います。
この自分らしさ、やっぱり自分に自信がなければ身につかないことではないかなと思いますし、
それは失敗というものをどれだけ乗り越えてきたかという経験によってくるのではないかなと思います。
この辺りはですね、親となった僕たち自身がですね、
大人の目線で見ると失敗をしてこそ経験があって自信が持てるというのは、
一般的に見ればわかることなのかなと思いますが、
なかなか自分の子供のことになるとそうもいかないというのもありますよね。
という中だからこそ、ここのところはですね、
ちょっと意識して見守る、待つということを考えていくことが、
最終的にはそのお子さんにとって良い結果につながるのではないかと思いますので、
僕個人もそうですけれども、この辺り意識して頑張っていければなと思います。
この辺りの話はですね、第30回上手な子供のつまずかせ方、失敗のさせ方のところでも、
お話ししておりますので、よろしければこちらも併せてお聞きいただければなと思います。
さて、今回ご紹介しましたように、
この子育て受験ラジオではリスナー様からのテーマのリクエストや、
また小川先生への子育てや受験についてのご質問、
あるいは今回いただいたような応援メッセージなどお待ちしております。
番組詳細欄にあるリンクよりお気軽にご投稿ください。
子育て受験ラジオは毎週水曜日の更新です。
今回も最後まで聞いていただきありがとうございました。
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