2020-07-15 10:26

第29回 伸びる子供の親の共通点

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何千人というお子様と同じく中学受験生の親御さんを見られてきた小川先生に、今回(成績が)伸びる親・家庭の共通点があり、それは自信と余裕があっていつも笑顔でいるお父さん・お母さんという事でしたので、その辺り更に具体的にお話をしていただきました。
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http://bit.ly/36g57VN 
<制作>
出演:小川大介先生 
MC・プロデューサー:富山真明 
制作:株式会社PitPa

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はい、PitPaの富山です。小川先生、20数年間ですね、この中学受験に関わってきてですね、数百、数千という子供だけではなく、親子も一緒に見られてきた経験の中でですね、
基本的には、その家、その子、それぞれの伸ばし方があって、それを見つけ出すということを小川先生はいつもおっしゃっているんですけれども、
個人的にですね、そうは言いつつも、伸びる子供の親ですとか、家庭に何か共通しているところがですね、あるのかなというところを気になって、
少しダメ元で聞いてみたところですね、あるということでしたので、その辺りを今回具体的に聞いてきてみました。
多分何千というご家庭、親子を見てきたかなと思うんですけれども、やっぱりその伸びている子供の親御さんに何か共通するポイントとかってあったりするんですかね。
ありますね。
あるんですね。
一言で言うと、自信がある、余裕がある、ということに尽きると思うんですね。
雰囲気としてゆったりしているという言い方が当てはまりやすいかもしれません。
やっぱり親自身が気持ちが安定していて、自分に余裕がある状態の時、子供を認める心のあり方にもなりやすいので、待ってあげられるし、褒めてあげられる。
なので、子供自身自分の心が動いたもの、興味あるもの、得意なものに集中できたり飛びつけたりするので、その分だけ持ち味を伸ばしやすくなるんですよね。
そういった親の自信、ゆったりと言うと、よく誤解するのが、お金があるからとか、社会的に地位が高くて有利な立場にあるとか、一昔前の価値組みのイメージでつなげてしまう人がいるんですけど、それ全然関係なくて。
ものを持っているとか、権力があるとか、そこって関係ないですね。
その自分自身に自信がありゆったりがある状態っていうのは、自分というものに対して認められている。もしくは自分というものを許せている。
私は社会的に平凡な人だけども、そういう自分で、これはこれでいいんじゃないの。
自分に軸があるって言いますか。
そうですね。
自分が中心でちゃんと考えられているっていうか。
買い物で忘れ物をしたり、ちょこちょいなところもあるけど、でも家族に対して一生懸命な気持ちっていうのはいつもあって、笑いもたくさん起きるし。
そういう人でしょ、私は。
そうですね、俺はちょっと仕事の方に気持ちが行きがちだけど、決めたことはやり切るってところは頑張れてて。
ちょっと優しさとか思いやりが欠ける面が時々あって、反省はするけど、その反省をさせてくれる家族と一緒にいられて、俺は幸せだなみたいな。
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なるほど、それも自信ですね。
頭の中にある理想像になろうとするんじゃなくて、今の自分を認める。親がね。
もちろん成長したければ努力はすればいいんだけど、変わらない今のままでも十分自分は自分の魅力があるんだという気持ちを持つこと。
その状態の時、子供のことも受け入れる幅が全然変わってくるんですよね。
そうかもしれないですね、確かに。
じゃあそういった何か持ってるものとかではない、その人自身を認めるというそういった自信を持てる状態っていうのはどうやって育まれるのか。
言うと、それは本人の心がけではないんですよ。
大事なことは、ありがとうをどれだけ言ってもらってるかなんですね。
褒めてもらってるか、感謝してもらってるか。
誰からかといったら一番身近な家族からですね。
それは親兄弟も含みます。
ご夫婦であればお互いのパートナーももちろんそう。
子供からも認めてほしいですよね。
ママのご飯すごいよねとかね。
お父さん物知りだよねとか、そんなことでもいい。
家族が相互に認め合う、そうすることが重なることで心の中のこの余裕のビーカーが溜まってくるわけですよ。
ゆとりのエネルギー。
それが溜まることで子供に褒めるというエネルギーを注げるし、見守れるようになるわけですね。
夫婦だったらまずお互いがありがとうを増やせばいいし、事情があってシングルで育てていらっしゃる方はお友達とかね。
自身の親御さんとかからどんどんと栄養をもらえばいいと思うんですよね。
今子育て頑張っている親御さん、特にお母さん方は落ち入りがちなのが色々勉強したり、例えばこのラジオなんかも聞いてくれたりして反省ばっかりする癖がついている人が結構多くてですね。
子育て熱心なのすごくいいんだけど、よりよく子供にしてあげたいという思いから調べたり探したりしていくと、やれていない自分というのは見つかるわけですよね。
当然ですよね。知識というのは増えれば増えるほど知らないことに気づきますから。
そうした時に一つ新しいことが分かって良かった、明日からこれを生かしていこうという思い方はすごくいいんですけど、
今まで知らなかったせいでこの子により良いことをしてあげてこなかった、ダメだという取り方をする癖のある人はそこをちょっと修正してほしいんですね。
というのは自分が出来切れてないって思う癖がつくと、ありがとうを言う回数減るんですよ。自分の口から。
自分を守りたくなるから。
後悔してますからね。
後悔してます。ありがとうっていうこと自体が自分の弱さを渡すような気がどうもするみたいで、どちらかというと批判する癖がつくんです。
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ああだこうだのうんぴょしたりとかね。
で、そっちに行くともらえるありがとうがますます減ってしまって、自分の中の余裕が減っていってしまいますから、
勉強熱心な方ほど良かったとラッキーだった、これから使えばいいよねと、これからのクラスに自分自身目を向けるようにされれば自分なりの余裕っていうのが上手に作れるようになるだろうと。
確かに。大人でもマウントの取り合いじゃないですけど、そういう自分が自分がみたいなところもやっぱりあったりしますからね。
マウント好きな人いますからね。
いますよね。
それぐらい何かを自分と比べて人より優れてるとアピールする、もしくは人を自分より劣ってると下げることによって自分の安心を得ようとしてしまってるんでしょうね。
そうですね。
そういう点では多分ありがとうはあまりもらえてない人ですよ。
そうするとやっぱりチームの雰囲気みたいなのもどんどん悪くなっていくので。
そうですよね。
逆に言うとそれがお互い親から子どもも褒める、子どもから親も褒めるみたいなことが繰り返せばお互い自信がついてきて。
それはそうですよ、伸び伸びしますね。
安心してきて、なるほど、そういうそっちのサイクルですね。
そっちのサイクル。本当に認め合うってことがすごく大事で。
大事ですね。
だからやっぱり笑顔ですよ。できる子のうちってヘラヘラしてます。
ヘラヘラしてる。
ヘラヘラしてる。女の子のピリッとしてないです。
そうなんですね。なるほど。
なんとかなるさっていう空気感が強いですね。
なるほどですね。
そういう子は本番が強いです。
お子様が。
構えないので。
なるほどですね。
作り上げた自信じゃなくて滲み出る自信なのに。
というと、親が笑顔っていうと子供ができるから笑顔っていうわけじゃなくて。
そうそう。まず親自身が自分を安定してるから自然と笑顔で。
親が笑顔だから子供が自分の力を発揮しやすくて成績がいいだけです。
伸びてっていう、そこが親の笑顔がスタートだったんですね。
そうです。
なるほどですね。分かりました。
今回は伸びる子供の親の共通点ということで。
一言で言うと余裕と自信があっていつも笑顔でいるということでした。
この余裕や自信があるとですね。
やはりその他人を褒める認めるということができるようになってですね。
それによって子供が伸びるという流れということですね。
逆に余裕や自信がないとその逆のパターンとなって負のサイクルに入りかねないっていうようなお話でした。
ちょっと別の記事でも読んだことがあるんですけれども。
アメリカのGoogle社が研究したところによると心理的安全性っていうんですね。
これは自分の思ったことを自由に発言しても不利益にならないですとか。
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お互いがプレッシャーをかけない。
理解して認めてもらうといった心理的環境のことなんですけれども。
その心理的安全性があるチームが最も生産性が上がったチームだったという研究結果が出てたんですね。
それと同じような意味でですね。
会社だけではなくそういった家族の間でもやはりお互いが認め合って理解し合えるという環境がですね。
子供が伸びる環境家庭ということになるんですかね。
お互いがその家族の中で褒めるありがとうということはですね。
本当に大切なんでしょうね。
そしてですね。
あまりくよくよせず後悔せず前向きにある種楽観的に考えるっていうのがうまくいくっていうところの秘訣なのかもしれません。
今回はですね。
子育てというよりも聞いててですね。
何か心を温まるようなお話だったなというふうに振り返って思いました。
さて、子育て受験ラジオではリスナー様からのご意見およぼう小川先生へのご質問を募集しております。
番組詳細欄にあるリンクよりお気軽にご投稿ください。
今回も最後まで聞いていただきありがとうございました。
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