2020-12-16 07:37

第51回 幼少期のお子様に、まずは線を引かせて見せよう

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小川先生の話の中で、幼少期に線や円を書かせる練習をさせるとその後の勉強家庭において、大きな影響があると言います。どういった効果があるのか、詳しくそのメカニズムをお話して頂きました。
番組へのご意見・ご感想・ご質問はこちらのフォームにてお待ちしております。 
http://bit.ly/36g57VN 
<制作>
出演:小川大介先生 
MC・プロデューサー:富山真明 
制作:株式会社PitPa

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この番組は、約30年、中学受験を中心とした受験教育や、子育てについて指導をされてきた小川大輔先生に、
中学生と小学生の子供を持つ私、株式会社ピトパ富山が、最新の受験情報や小川流の子育て術について聞く、
お子様を持つ親御様のための音声情報番組になります。
皆さま、こんにちは。ピトパの富山です。
小川先生のお子さんが、幼少期に苦悶式をやっていたようなんですけれども、
その中で、線を引かせるという演習が非常にまとおいていて、幼少期のお子さんにとってとても重要だという、
小川先生のTwitterの中で投稿があって、これがなかなか反響があったんですけれども、
この線を引くという行為、一見何の役に立つのかなというふうな疑問を持ったんですが、
この行為でですね、その後のお子様の勉強への取り組み方や、
その他にもいろいろなことが鍛えられるという、なかなか深い理由がありましたので、具体的に内容を伺ってきました。
知的な部分で、子どもの学習の習慣とか力を育てる上で、鉛筆を持って書くというスキルが切り離せないわけですけど、
3歳、4歳の子に鉛筆握らして平仮名や数式を書かせようと強制するというのは、成長の上ではちょっと問題があるわけですね。
というのは子どもたち、小さい子の手の指というのは鉛筆を握るようになっていないので、まだ。
柔軟にも動かないし、力の問題もあるし、だからそれでいきなりドリルでガリガリ書かせるというのは、ちょっとナンセンスだなというところで、
慣れさせることもあって、うちの子3歳のときかな、から訪問を一度始めてみて、
実は教室の先生の訪問式の捉え方が僕は納得いかなかったので、すぐやめさせたんですけど、
それは何かというと訪問式って褒めることに意味があるのに、先生は。
できてはできないのチェックばっかりやって、むすーっとした顔でやってる先生だったので、
この人訪問式分かってないと思って、ダメだと思って、
家に引き取って、本部からプリントを送ってもらって、うちでちょっとの間だけ一緒にやってたんですよ。
その初期の教材で、鉛筆教材でズンズンって言って、線なぞっていくんですね。
とか点と点結んでみるとか、本当に単に書いていくだけの遊びなんですけど、
さすがに歴史がある学習サービスで、かつ大量のプリントを作り込んできてるストックがあって、
本当に子供の最初は真っ直ぐ引くとかですね、
短めの線を引くところから始まって、徐々に長さが変わってきたり、
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少し曲線が出てきたり、角が出てきたり、ぐるぐると回させたりとか、
子供の手の動きの成長段階に応じて、慣れさせるような作りがよくできてたんですね。
クモ以外に高いんで、別にクモ式じゃなくてもいいんですけど、
いきなり文字とか数字に入るんじゃなくて、まずはその直線、曲線といったものが無理なく書けるような手を育ててあげる。
そういった視点というのはとても大事だなと思うし、
意外に親御さんたちの相談とかアドバイスしていても、
初期段階の指を慣れさせてあげるというステップをすっ飛ばして、いきなり書かせようとしている方が多いんで、
そういう意味でもこの線で遊ぶというスタートが始まって、その先に文字とか数字の段階がきますよというのは知っておいていいかなと思います。
あとね、その線を真っ直ぐ引けるようになるってすごく大事で、子供の場合。
線を真っ直ぐ引くには始めるスタート点と終着点を見て見比べて、
その両方イメージを書いてない、紙の上に別に線が引かれているわけじゃないけど、
点と点の間の線を順番でイメージしてそれをなぞるようにして書くわけですよね。
これって図形感覚にものすごくつながる話で、かつ頭の中のイメージ力も使っているので、
この線遊びっていうのは幼少期大事にしてあげるといいと思いますね。
うんぴつ教材っていうのは運ぶ筆という回転のうんぴつ教材っていうところで、この辺りを見てという。
そうですね。で、文字を書くって非常に曲線が多いので、
その指先を使うんですけど、そこを線遊びの段階をあまり十分にせずにいきなりやると、
子供、鉛筆がうまく動かないんで握り持ちの癖がつくんですね。
小学校に入って鉛筆を綺麗に持ててない子って逆に無理して早いうちから書かされてる子が多かったりするので、
そこ要注意ですね。
確かにそういった面もありそうですね。
はい。
いかがだったでしょうか。
線を書くという行為、幼少期ですね。
まだ手が鉛筆で文字を書くという準備ができていないときに、
いきなりドリルですとか問題をやらせても身につかないということで、
文字を書く前段階の訓練として非常に良いというお話でした。
直線や曲線をなぞるという、一見できて当たり前なような感じがする行為なんですけれども、
実は書き慣れていない小さなお子さんの手ですと、なかなか難しいということだったんですね。
リスナーの皆様もちょっとやってみるとわかるかなと思うんですが、
利き手ではない手。
僕の場合とかですと右利きなので左手になるんですが、
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この左手で文字を書いたりすると、
どんなに頑張っても利き手、右手ほどはきれいに書けないかなと思います。
また、この左手でまっすぐな線を引いたり、円を書く、丸い円を書くというのも、
案外難しかったりするのが実感できるかなというふうに思います。
幼少期のお子様の手というのは、まさにその利き手ではない方の手と同じ状態ですので、
確かに問題を解くとかという、そういう状態ではないような気がしますね。
この練習ですね。幼少期の時間があるとき、時間をかけてこのあたり練習するというのは、
確かにその後の勉強をスタートする段階で相当な差が生まれるような気がします。
スポーツとかでいうと、普段走り込みをしている人としていない人が、
例えばサッカーとかテニスとかバスケットとか走るようなスポーツを始めたときにですね、
どっちの方がどのくらいできるようになるのかというのは簡単に想像できるかなと思いますが、
線を書くということはそういうことなのかなというふうに思いました。
さて、子育て受験ラジオではリスナーの皆様からのご意見ご要望、
また小川先生への子育てや受験についてのご質問などお待ちしております。
番組詳細欄にあるリンクよりお気軽にご投稿ください。
今回も最後まで聞いていただきありがとうございました。
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