1. 往復書簡
  2. 12通目 野良の話
2026-04-27

12通目 野良の話

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春の訪れを告げる桜の便りから始まる今回のテーマは「野良」。
満開の花を求めて出かけた先で、実は桜ではない木の下でピクニックをしていた――そんな少しずれた春の思い出から、話は野良猫や野良犬の記憶へと広がっていきます。

子どもの頃、校庭に迷い込んできた野良犬がもたらす非日常。
風景に溶け込み、どこにいても絵になる野良猫の不思議な存在感。
そして「地域猫」という言葉が生まれた背景に感じる、時代とともに変わる価値観。

“野良”という言葉には、自由で気ままなイメージがある一方で、どこか孤独や拒絶のニュアンスも含まれているのではないか――。
属さずに生きることへの憧れと、どこかに属していたい気持ち。その矛盾を抱えながら、人はなぜ“野良”に惹かれるのかを語り合います。

さらに、留学先で出会った“ノラ”という名前の友人の話や、猫に首輪をつけることへの違和感など、日常の小さな引っかかりも交えながら、「自由」と「つながり」の間にある感情を見つめる時間に。

野良という言葉の中にある、力強さと危うさ。
その曖昧さこそが、人を惹きつける理由なのかもしれません。

感想

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サマリー

今回の往復書簡では、「野良」をテーマに、自由な生き方への憧れと、集団に属したいという相反する気持ちについて語られています。北国では雪解けが進み春の訪れを感じる一方、相手の地域では桜が満開を迎え、花見の思い出が語られます。野良という言葉の由来や、野良猫・野良犬のイメージ、そして現代における「地域猫」という言葉への変化についても考察が深められます。また、野良という言葉が持つ自由さや、時にネガティブな響きを持つことについても触れられ、人間関係や生き方における「属すること」と「自由であること」のバランスについて考えさせられる内容となっています。最終的には、程よく野良のような生き方を持ちつつ、集団にも馴染んで生きていくことの重要性が語られます。

春の訪れと花見の思い出
往復書簡
往復書簡
北国は雪どけが進み、晴れた日は屋根に積もった雪が溶け、青空なのに雨音がします。
往復書簡
それがいっそう春を感じさせるこの頃です。
そちらは桜が満開の頃でしょうか。
今回のテーマは、野良の話です。
野良っていうと、私のイメージは、集団に群れず一人で過ごしていることのイメージがあります。
由来を調べてみたのですが、住処が定まらず、野良りくらりと生活しているという一説があるので、イメージとは離れていなさそうでした。
私としては、結構理想的な生活です。
定住せず、住所も持たず、旅人として暮らすこと、そしていろんな景色を自分の足で見に行くこと。
現実的ではないし、不安定でもあるのも分かりつつ、いいなぁと思いを馳せてしまいます。
あとは、野良といえば猫。
私は猫が好きなんですが、その中でも野良猫が大好きです。
さまざまな風景に溶け込み、絵になってしまう野良猫の魅力は無限大にあります。
野良という概念のようなテーマですが、村崎さんのお話もお聞かせください。
それでは。
むらさき
僕が住んでいる地域では、桜が満開を迎えています。
この1週間は雨や風の日が続き、週末の花見まで持つか心配していましたが、そんな不安を装に桜はしっかり咲き続けてくれているようです。
今日はこの後、家族と花見に行く予定です。
そちらはまだ咲いていないかもしれませんが、お花見という習慣は日本のどこにいても共有されているものなのかもしれませんね。
さて、今回のテーマは野良の話。
僕にとって野良といえば、昔の野良猫や野良犬のイメージです。
「野良」という言葉のイメージと由来
むらさき
そういえば最近はあんまり見かけなくなりましたよね。
校庭に野良犬が迷い込んでくると、犬が来た!と誰かが叫び、みんなが窓際に集まる。
日常が少し崩れる、あの感じが好きでした。
今思うとちょっとした非日常の象徴だったのかもしれません。
最近は野良猫ではなく地域猫という言葉に置き換わっているのかな。
これはなぜなんでしょうね。
昔はネガティブな印象はなかったはずの野良という言葉も、少しずつ使われ方が変わってきているのかなとこのテーマをきっかけに感じています。
個人的には野良という言葉の持つ自由さは好きです。
ただ、自分が野良人間かと言われると少し違う気もするし、どこか落ち着かない。
自由でいたい気持ちとどこかに属していたい気持ち、その両方を持っているからこそ、どちらかに決めつけられることに少し不安を感じるのかもしれません。
また電話で話しましょう。
それでは。
満開の桜の下でのピクニック
往復書簡
こんばんは。
むらさき
こんばんは。
往復書簡
どうですか?もうだいぶ暖かいですか?そちらは。
むらさき
そうですね。手紙にも書いたんですけど、桜満開を週末に迎えまして、先週末は花見に行ってきました。
往復書簡
いいな。どうでしたか?屋台とかも出てましたか?
むらさき
それがめちゃめちゃ多くて、すごい行楽日和だったんですよ。
よかったですね。
地元の有名な箇所って何箇所かあるんですけど、そのうちの一箇所に行こうと家族で行ったんですが、車で。
もうだいぶ手前から渋滞で。
往復書簡
なるほど。
むらさき
これ入るのにだいぶ時間かかるなと。
ピクニックみたいな感じで、レチャーシートと途中で買ったパンとかおにぎりとか、お寿司とかそんなの買ったんですよ。
気温も高かったから、あんまり待ちすぎるとなんか悪くなりそうっていうのがあったから、もうその地元の有名なところを避けて、
なんか記憶を頼りに山の方に、確かキャンプができるような場所がちょっとあって、その横に木とか咲いてたよなっていう記憶を頼りに、
ちょっと引っ込んだとこに道を入ってったんですよ。
そしたら、それこそ会って、マジで誰もいなくて逆に心配なくらい。
往復書簡
すごい、でもアナバースポットっていうことですか?
むらさき
そうですね。少し満開じゃなくて、まだちょっと6部ぐらいかなぐらいな感じだったんですけど、まあいいねって言って、
で、その木の下にベンチがあって、みんなでご飯食べて。
往復書簡
すごい、最高じゃないか。
むらさき
で、その木の下にちょっと桜の説明みたいなのが書いてあったから、よく見たら桜じゃなかったです。
往復書簡
なんですかその地。
むらさき
なんとかっていう、ほならやったかな。あれ?桜じゃなかった。
往復書簡
何を見に行ったんですか?
むらさき
花ですね。
往復書簡
それは人もいないわけですね。
むらさき
そうっすね。誰も桜じゃないってわかってるんでしょうね。
往復書簡
なるほど。でも毎年行くとこ一緒ってわけじゃなくて、今回は違うとこ行ったっていう。
むらさき
桜をちゃんと見に行くっていうのを、毎年そうですね、娘たちは見に行くんですけど、出かけた先とかで、夜。
夜が多かったですけど、今回は私の、僕の母も連れて昼間に行ったので、ピクニック的な感覚で。
本当にすごい久々でしたね。
往復書簡
でも良いですね。良かったですね。天気には恵まれたみたいですし。
むらさき
桜に恵まれんかったです。
往復書簡
せっかく花見に行ったんだけど、ちょっと私もまだ先ですけど、咲いたらしたいと思います。
むらさき
やっぱね、咲いたらしたくなりますよね。
そうですね。
桜はね。
往復書簡
なんか浮かれた気持ちにはやっぱりなるし、屋台もあるなら見に行くかっていうのは。
でもその人混みを言うですけどね、やっぱりちょっと。
むらさき
なんか幸せな気持ちになりますよね、桜が咲いて。
あとまだ散り方も綺麗だしね。
往復書簡
確かに、いや本当にこの時期は通勤とかだけだってちょっと見れたりするから、それだけでも嬉しいですよね。
むらさき
ですよね。
じゃあ桜の便りが届いたらまたその話聞かせてくださいね。
往復書簡
はい。その時はちょっと遅れて話しますね。
「野良」の概念と自由への憧れ
今回、野良の話っていうちょっと変わったテーマが。
むらさき
野良ね。野生の矢によしと書いて野良ですね。
往復書簡
そうです、野良です。
確かに野生の矢によしですね。
往復書簡
なんかそこの漢字はあまりちょっと気にしてみてなかったですけど。
なんか由来調べたらのらりくらりが出て。
むらさき
のらりくらりですね、そうね。
往復書簡
そっちが最初なのかなって。
むらさき
だから手紙に書いてくれたのらりくらりののらだけが外れたのかな。
往復書簡
なのかな。
むらさき
のらりくらり漢字で出るのかなとかちょっと思っちゃった。
往復書簡
確かにそうですね、のらっていうとこしか。
でもイメージとしてはやっぱり文字通りというか、結構自由な生活してるというか、
ちょっと集団とは逸脱してるみたいなイメージあるんですけどね。
むらさき
で、憧れてるんでしょう?
往復書簡
なんか自由さっていうところに関しては、いいなって思ってしまいますね。
でも紫さんの手紙に書いてた、どっかに属してたいっていう気持ちもわかるんですよね。
だからすごい矛盾してるんですけど、
たぶん寂しいとか、あと一人じゃ生きられないっていう人間の性質みたいなのも頭ではわかっていて、
本能的にも感じつつ、たぶんそことは逆行して、そういう理想もあるみたいな感じなのかなと。
むらさき
両方あるんですよね。
往復書簡
両方あります。
集団に属することのちょっと鬱陶しさみたいなところを感じると、自由でいたいってすぐに思っちゃいますね。
むらさき
野良マリリンって言われてどうですか?
往復書簡
野良マリリン。
やっぱ冒頭に野良って作った、なんでしょうね、不良みたいな。
むらさき
確かに不良っぽいね。
往復書簡
なんですかね、ちょっとよくわかんないけど。
野良マリリンってなんかすごい、孤立感がすごいですね。
むらさき
イメージが合ってますね、野良のね。
往復書簡
そうですかね。
確かにそうか。
野良猫と野良犬の思い出
往復書簡
動物の話結構、私もイメージあったし、山崎さんもあったみたいですけど。
野良犬の方が多かったんですか?
むらさき
なんか野良猫は結構いたなって思ってて。
特に幼稚園から小学校1年までは団地、何とも同じ団地に暮らしてて、普通ペットは飼えないんですけど、
やっぱすごい大きい団地の集団だったんで、野良猫が住みついてたんですよ、団地自体に。
もしかしたら誰か飼っているのかもしれないけど。
往復書簡
でもそんな猫がちょこちょこいたんで、勝手に名前つけたりして、椅子をあげてみたりとかしてて。
むらさき
だけど野良猫のイメージって言ったらそんな感じだから、ちっちゃい頃からそばに育っていたんですけど、
逆に犬っていなくてあんまり、育てで育てないから、犬飼っている家とかもいなかったんで、
犬がうろついてたり校庭に入ってきたりしたら、ちょっと怖いのもあるんですよ。
飼ったことに近づいたことがなかったので、ちっちゃい頃は。
猫のように穏やかじゃない野良犬の方が多かったんで、追っかけてくる、興味本位なのかあれかわからないけど。
それでちょっと騒ぎになるんで、野良犬の方がイベント感もありましたね。野良犬が出た。
往復書簡
確かに、いや、それをこっちも一緒でしたね。
なんなんでしょう、野良猫は逃げるのに犬は追っかけてくるんですよね。
だから怖かったなって気もしますね。
私は野良猫がすごく好きなんですけど、
猫が好きっていう言葉だと猫全般好きみたいな感じですけど、もちろんそれもそうなんですけど、
猫、特に野良猫が好きなのって、すごく風景に溶け込む。
どこにいても絵になるなっていうのがあって、写真とかに収めても、ただ目で見ても、神社とかすごく似合うじゃないですか。
廃墟とかにいても絵になるし、畑にいても田んぼにいても牧場とかにいても牛と一緒にいる景色とか、写真集とかになってるくらいですからね。
むらさき
そうですね、野良犬の写真集見たことないですもんね。
往復書簡
そうそうそう、野良犬の写真集はないなんで。
ないし、多分犬は結構保護とか、猫もですけどされてるような感じはあるんですけどね。
でも野良猫はやっぱり今も圧倒的にいるし、なんだかこう、溶け込んでるのが私はすごい不思議な魅力というか美しいなって思います。
むらさき
そうですね、野良猫も含めて猫のジャンルってすごいですよね、写真集もそうですし。
日本文学と猫の人気
むらさき
なんかちょっと前に見た海外の記事で、日本文学が今英語圏で受けてるらしいんですよ。
その中の一つのカテゴリーっていうので、ノスタルジーとかそういうのに入るのかな、猫が主役とか猫がよく出てくる小説っていうカテゴリーがあるみたいで人気らしいんですよ。
往復書簡
知らなかった。
むらさき
野良猫、猫、喫茶店とかそんな、それを組み合わせたりして。
往復書簡
すごい、そうなんだ。
むらさき
そういうぐらい、やっぱり猫って日本だけじゃなくて海外でも感じ方は違うかもしれないですけど、受けるカテゴリーなんだなっていうのは、それ見てても思いましたね。
往復書簡
そうですね、確かにノスタルジーな一面もあるし、結構小説とか文学に出てくるのもすごくわかるし。
あのゆったりとした雰囲気が多分、時間とか空気とかいろいろ物語ってる感じがあるんでしょうかね。
むらさき
そうですね。
往復書簡
ただただ可愛くて好きっていうだけじゃなくて、存在がすごいなって思うのと、あとやっぱり厳しい世界だと思うんですけど、
野良だから地域猫っていういい言葉使われてるけど、本当に周りの地域の人たちで保護してみたいな。
でも、やっぱり病気にかかって死んじゃうとか、ある世界だと思うので、厳しさありつつ自由でいいなって思いますね。
むらさき
そうですね。
なんかその自由さはやっぱり猫についてるじゃないですか、イメージとして。
猫の首輪とリードへの違和感
むらさき
だから、たまに首輪つけられてリード引かれてる猫を見ると、お!ってなるんですよね。違和感というか。
往復書簡
わかります。
むらさき
安全のためとかいろいろ飼い主さんが心配してるとかはあるんだろうけど、猫に首輪つけてリードつけてると、なんか違うぞって感じちゃう。
往復書簡
わかります。
猫って結構適応するから、それが普通になっちゃってる猫は、もしかしたら別に不便感じてないのかもしれないんですけど、
私たちがたぶん今まで見てきた猫のあり方みたいなのがあるから、それはそうですよね。
むらさき
犬は逆ですけどね。リードしなかったら、やべーってなるけど。
往復書簡
飛びかかってきちゃうから。
そうなんですよね。
たくさんのノラのイメージは何かありますか?
「野良猫」から「地域猫」への言葉の変化
むらさき
ノラのイメージって言ったら、今話したようなことなんですけど、ちょっと書いたような、なんかだんだんネガティブっぽく使われてるのかなーとかちょっと思ってるとこがあって。
往復書簡
はい。ネガティブ。
むらさき
ネガティブまでいかないけど、だからノラ猫じゃなくて地域猫っていうような言い方になってきてるのかな。
これイコールじゃないんですかね。僕イコールなのかなって最近は思ってたんですけど。
往復書簡
地域猫の話で言うと、不要な妊娠とかをしないように、虚勢手術をノラみたいに、別に誰かが所有してる猫じゃないけど、
その妊娠手術をさせて、その印で耳の先端をちょっと切っておくとか、それぐらいは地域猫でもしてるぐらいのイメージですけど。
何なんでしょうね。何か他にあるのか。
むらさき
もしかしたらノラ猫って言い方が良くないというか、どうなのってなったのかなとかちょっと思ったりもしますけど。
往復書簡
そうか、言葉のことですね。すみません。
むらさき
いやいやいや、そういうのをしてないのがノラ猫で、そういうのを地域で何か火を出したり、虚勢したりしてやってるのが地域猫なのかなってちょっと分かんなかった。
ただ手紙じゃ分かりにくいですけど、なんかクエスチョン的な感じであっこへ行ったんですよね。
往復書簡
なるほど、なるほど。
留学先での「ノラ」という名前
むらさき
ノラ犬自体はちょっと減ってきちゃってるから、ほとんどね。見かけないけど。
で、さっきノラマリリンとか言ったように、ノラ人間って言われると、なんかちょっと腑に落ちないから、やっぱりノラって付くと、
往復書簡
確かに。
むらさき
良いイメージにはならないなって、ちょっとなんか今、自分ノラ紫って言われたらおおーってなるから。
往復書簡
確かに良いイメージは持てないですね。
むらさき
っていうのが、どこかしらその自由さとセットであるなっていうのを、今回初めて何か気づいたっていうところがあるんですよね。
というのが、でもね、そうそう初めてじゃないなと思ったんですよ。
僕は19の時にアメリカに留学してまして、アメリカの大学に半年間だけだったんですけどいたんですよね。
結構留学生が多くて、アメリカの人が、アメリカ人が半分か半分ちょっといかないぐらいなんですけど、
で、あといろんな国から留学生が来てて、でもアジア系は少なかったんですけど、北欧とか南米とか、
あとカナダとかも、北米からも来てたし、韓国、中国人もいたんですけど、
で、何個か同じクラスになった、確かスウェーデンかな、女性3人組がいたんですよ。
多分僕より1個か2個上だったと思うけど。
そのうちの1人に、ノラっていう子がいて、名前がノラ。
もうフルネーム覚えてないですけど、ノラってみんなに呼ばれてたから僕もノラって呼んでたんですけど。
で、向こうからしたら日本人、中国人、韓国人って自分たちとは違うアルファベットじゃない文字を使うから、漢字とかタングルとか使うから、
なんかそれを多分聞いて回ってたと思うんですけど、僕も聞かれたんですよ、ノラから。
ノラってあなたの国の言葉で書いてって言われたから、名前。
最初ひらがなで書いたんですよ、ノラ。
ただ違うって、こんなのじゃなくてって言われたから、聞いたらチャイニーズキャラクター、漢字で書いてくれって言われたんですよ。
その時に、このノラがやっぱ頭に浮かんだんですけど、人にこのノラっていう名前を当てるのが、ちょっとなんか違和感というか、いいのかなって思ったのがあって。
その時になんでいいのかなって思ってたのは、その時はあんま分かんなかったんですけど、結局その自由さプラスなんかちょっとネガティブなの方のネガティブが入り込んできたんかなって。
往復書簡
なるほど。
むらさき
そう、っていうのを思い出しましたね。
でも結局他に漢字を思いつかなかったから、このノラ、野生のやによいって書いて渡したら喜んでましたけどね。
往復書簡
喜んでくれたならよかったけど。
「野良」の持つイメージと力強さ
往復書簡
確かにこのネガティブイメージ何なんでしょうね。
むらさき
なんかちょっと感じるんですよね。
往復書簡
確かにそれは分かりますね。ちょっと野生的なというか、ワイルドなというか、そういうイメージも多少ありますし。
むらさき
でも野生的とワイルドってなんか別に僕はネガティブに感じないですね、そこだけだと。
往復書簡
そうですね。あと今ちょっと喋ってて一瞬思ったのは、ノラって、例えばちょっと猫の話があったので猫で言うと、地域猫って言うともう餌あげたりしたら、その辺にいるけど人間が来たら寄ってきてくれるみたいな、ちょっと懐いてる感じがあるんですけど、全然懐かなくてもずっとシャーシャー怒ってる猫とかもいるじゃん。
自ら拒否してるみたいな、ちょっと本当に誰にどこにも属さず、ちょっと自分自ら拒否をしてるみたいな。
むらさき
確かに確かに。
往復書簡
こういうところもあったり、ネガティブイメージの一つだったりするのかな。
むらさき
一匹狼すぎるところがね、含まれてるみたいなね。
往復書簡
そう。
でも面白いですね。
確かにノラって何でネガティブイメージなのか。
むらさき
かといって完全なネガティブじゃないんだよな、さっき言った自由さとか。
そうです。
ワイルドとか野生っていう意味では、力強いとも入るじゃないですか。
往復書簡
そうですね。
むらさき
いろんな意味を内包している言葉なんだなーっていうのを感じましたね。
往復書簡
そうですね。
確かになー。
むらさき
あと、ラで終わるから結構強い言葉なんだろうなっていうのはありますよね。
往復書簡
ノラ。
そうですね。
ノラ。
野良猫を飼いたい気持ちと現実
むらさき
そんな、あのー、何ですかね。
ノラマリリンさんは。
ノラマリリンは。
往復書簡
言いにくいですけどいいです。
むらさき
ノラマリリン。
どうですかって言ったらあれですけど、どことか買う予定はあるんですか?
往復書簡
いや、買いたいです。買いたいんですけど。
一緒に暮らしたいけど、やっぱりちょっと一人暮らしなので。
買っちゃうと家開けられないなーっていうのもあって。
むらさき
そっち?はいはいはい。
往復書簡
そう、そっちです。
やっぱり出て、いろいろ旅行とか、その辺見て歩いたりとか、気兼ねなくしたいのもあるので。
むらさき
はいはいはい。
往復書簡
ちょっといること考えるとすごく気になっちゃうから。
むらさき
まあね。
往復書簡
もう誰かと一緒に住んだときとかに、買えたらいいかなとか思いますね。
むらさき
なんか一人で、一人暮らしをしてるだけでも結構大変そうだから、さらにプラス、世話中か。
往復書簡
ああ。
むらさき
そういうのもさらに増えるから、なおさら大変だなと思いますね、僕から。
往復書簡
大変さはそうですね。
でも多分、買ったら本当に可愛くて家族になっちゃうから、もうべったりにはなると思います。
むらさき
大変なんだけど、その世話があるから可愛くなるっていうところもあるからですね。
それがないと可愛くならないかもしれない。
往復書簡
確かにそうですね。もう確かに。
「野良」がつく動物とその理由
往復書簡
今はあと、私ずっと実家で、私が生まれる前から野良猫を飼ったりしてたんですよ。
野良猫だった猫とか、町悪魔に捨てられてる猫とかがいて、それを引き取ってきて飼うっていうことを結構ずっと繰り返してきてたんですけど。
むらさき
そうなんですか。へえ。
往復書簡
今はもう保護猫、一回サトウヤ、違う保護か、保護されて、そこからサトウヤとしてもらうみたいなことが多分一般的というか多いと思うんで。
むらさき
みたいですね、そういう制度で。
往復書簡
そこだと、結構そういうのだとちゃんと、家がちゃんと猫を迎えられる状態なのかとか調査があるらしいんですよね。
むらさき
なんか聞いたことありますか?
往復書簡
前よりは厳しくなってるなって思いますね、動物に対して向き合い方っていうか。
むらさき
確かにね。
往復書簡
でもまぁ猫飼いたいですけど。
むらさき
へえ、そっか。
往復書簡
あんまり紫さんはそんなに興味はないかもしれないけど。
むらさき
同じ空間にはいてほしくないですね。
往復書簡
やっぱりそうですよね。
それは分かっててちょっと喋りました。
むらさき
いやいや、いいんですけど。
どうしてもね。
アイボとか買ってみたいけどな。
往復書簡
ロボット。
でも野良って付くのって犬と猫だけですよね。他いなくないですか?
むらさき
やっぱり日常に接してるとか、溶け込みやすいのが多いんじゃないですかね。やっぱり人間のパートナーとして。
でも野良牛とか言わんこともないんかな、野良馬。
往復書簡
野良馬?
むらさき
トラウマみたいになるよ。
往復書簡
でもインコとかも。
むらさき
鳥にはつかないですね。野鳥になってしまいそう。
往復書簡
確かに野鳥ですね。
確かに野鳥だ。
むらさき
家畜って感じじゃない。犬や猫も家畜じゃないんですけど、見つめると。なんだろうね、難しいですね。
往復書簡
ずっと人間と一緒に暮らしてきたという歴史があるから、ほぼ半分人間みたいな感じで接してるとか。
むらさき
そうですね。いわゆる家族に一番なってるのかな、もしかしたら一般的なイメージからして。
労働力とかじゃないカウントされやすい生き物ですよね。
往復書簡
そうですよね、確かに。
むらさき
馬、牛、鶏とか豚は労働力だったり食材になるとか、そっちの流れが強いのかな。
往復書簡
確かにそうですね、結構道具って言っちゃったら極端すぎるかもしれないけど、昔はそうだったでしょうし。
それで言うと犬猫は道具ではない感じ。
ネズミを取るとか、泥棒を追い払うとか、そういう目的でいたのもあるとは思いますけど。
むらさき
役に立たなくてもいいみたいなね。
往復書簡
そうですね、そういうところを感じますよね。
「野良人間」という言葉への複雑な思い
むらさき
だから野良人間って言われると嫌なのかな。
往復書簡
役に立たなくてもいい。
むらさき
そんなつもりないんだけど、役には立ちたいんだけど。
往復書簡
不思議な気持ちですよ、野良人間って言うと。
むらさき
楽っちゃ楽かもしれんけど、でもちょっとは期待してほしいっていうのが混じるな。
往復書簡
そうですね、人間は一応ダメだ、言葉が何も出てこない。
むらさき
難しい、意外と難しいテーマだったですね。
往復書簡
そうですね、いろいろ考えさせられましたね。
程よい野良で生きていく
むらさき
面白い話、テーマでしたね。
往復書簡
集団にうまく馴染みつつ、程よく野良でこれからも生きていきたいと思いました、私は。
むらさき
僕も野良のような生き方はできないですけど、気持ちはちょっと持っておきたいなとは思ってますね。
往復書簡
そうですね、程よく。
じゃあ、野良の話はこんな感じで。
むらさき
はい、じゃあまた面白いテーマで話しましょう。
往復書簡
はい、話しましょう。
むらさき
はい。
往復書簡
今日はこんな感じで。
むらさき
ありがとうございました。
往復書簡
ありがとうございました。

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