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スピーカー 2
そう考えると、SEOとAEOの間にSNSの適用化みたいなのってあったんじゃないかなって気がするんですけど、
広告とかはあるけど、SNS上の検索って最近になって利用が増えてますけど、もっといろいろ広告とか入れてるのか。
検索した時に公式アカウントがもっと出るとか、検索した時にお店が上にもっと出るとか、いろんなやり方がモデルがあったような気がするんですけど、
あんまりなかったからこそ結構ユーザーのアテンションが集められたんですかね。
スピーカー 1
そうですね。検索よりも圧倒的にフィードの方に寄っていく人が一般的に見るとそっちの方が多かったので、検索が一番コアなUIじゃなかったっていうのは多分一つあるのかなと思います。
例えばAmazonとかですと当然検索がそうですし、今ですとTwitterとかTikTokとかもそうだと思うんですけど、ベースがアルゴリズムベースのフィードだからっていうのはあると思いますね。
スピーカー 2
でもまさに日本でSNSを検索ベースで使うみたいなのってTwitterが結構先導してやってたユースケースとしてあった気がするので、
もっとSNS上の検索にもっと力早めに入れててもよかったんじゃないかなって気は個人的にはしました。
インスタとかTikTokとかも検索として使われてたりしますけど、なんかもっと強くなってほしいなって思います。
スピーカー 1
あとは言い訳にしかならないかもしれないですけど、多分TwitterとかがよりやりやすかったのはテキストヘビーなSNSだったからっていうのは多少なりあるのかなっていうふうには思いますよね。
あとはどれくらいプライベートなSNSなのか、プライベートじゃないSNSなのかによって、どこまでのものを検索結果の中で出すべきかみたいな、
そこら辺もちょっと曖昧になってたり、特に例えばFacebookとかだと友達だけのものを出すべきなのか、友達の友達ぐらいまでだったらいいのか、全員出していいのかみたいな、そこら辺がちょっと曖昧だったりすると思うので。
あとその画像と動画みたいなものがあると、多分今までの昔の技術とかだとなかなかそれがいい検索結果を出せなかったっていう、若干それは言い訳でしかないんですけど、多分そういった理由もあり、SNS側での検索っていうのがそこまで広がってなかったのかなと思います。
最近は結構、それこそTikTokとかはすごい力入れてますよね。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
だってこの栄養的なものが出てきた時に、一つのそれによって何が影響されるかっていうと、そのコンテンツどういうふうにコンテンツを作るかみたいな話だと思うんですけど、これはちょっと今現在の話なので、これが将来的に変わってくるかもしれないんですけど、
今現在ですと、なんかハイパーリンクとか他のソースをサイトの中に入れるみたいなものってそんなに評価されてない気がしていて、
だから他のサイトから自分のサービス名とかがメンションされるのは大事だと思うんですけど、必ずしもそれがURLでたどり着くようにするとか、そういうのはあんまり必要、重要視されてないのかなっていうふうに思うんですよね。
スピーカー 2
どういうところでそう感じるんですか?
スピーカー 1
ベースとしてそのLLMが何を読み込んでるかというと、別にそこのサイトを読み込んでるわけではないですし、彼らからするとちゃんといろんなところでこのサービス名がメンションされてるかどうか、レコメンドされてるかどうかみたいなものをより見てるのかなと思っていて、これも将来的に変わってくるかもしれないんですけど、なんか今現在はそういうふうには見えるっていうところですね。
個人的にここが結構課題になってくるかなと思っていて、じゃあなぜ課題かというと、これがそもそもなんでGoogleが他の検索エンジンに対してよりいいサービスを提供できたのかっていう、なぜ市場に買ったのかっていうところの根本的な課題の回答だと思っていて、
Googleってそもそもファーストムーバーじゃなかったじゃないですか。
スピーカー 2
Yahoo!とかが先ですか?
スピーカー 1
いっぱい先にいたので。
スピーカー 2
そうですね、いっぱいいましたね。
スピーカー 1
なんかエキサイトとかもそうですし、AOLとかそうですし、アメリカの方ですと、僕は使ってたのはアルタビスタとか、
あとアスクジーブスっていうジーブスっていうおじさんがいるんですけど、その人が出てきて回答してくれるみたいな。
スピーカー 2
UIはGoogleっぽい感じですか?
スピーカー 1
Google、検索ボックスがあって、その上にジーブスっていうおじさんがいるっていう、そのジーブスおじさんに聞きましょう、なんでも聞きましょうっていう、そういう検索でした。
なので、僕もたぶん小学生の時とかは、アルタビスタ、アスクジーブス、Googleをひたすら3つを検索しながら、なんとなくGoogleの方がいいものが出てくるなみたいなところで、徐々に徐々にみんなGoogleに寄ってったっていう感じでしたね。
スピーカー 2
それは宮武さんの体感的には使い勝手がやっぱり良かった。
良い検索結果でのGoogleでした。
スピーカー 1
良い検索結果っていうのがたぶん感覚的にはあったんですけど、それがなんでより良い結果を出してたのかっていうところだと思うんですよ。
スピーカー 2
結局、良い検索結果っていうのはどういうものなんですか?
本当に自分が欲しいリンクが上位に出てくるっていうのが良いっていう定義ですか?
スピーカー 1
そうですね、基本的には。検索の目的はだいたいそうだと思うので。
スピーカー 2
速さとかいろいろあるじゃないですか。速さとかUIとか。
スピーカー 1
速さもGoogleの方が速かったので、より多くのサイトクローディングしてたっていうのもあるんですけど、
でも一番がどうしても良い結果が出るかどうかっていう話だった。
検索してる側からすると検索サイトからなるべく離れるっていう、行きたいページにちゃんと誘導してくれるかどうかっていう話だと思うので、
それを多分感覚的に一番できたのがGoogleなんですけど、
じゃあ何でそう思ったのか。僕だけじゃないのでそれを思ったのは。
何でそう思ったのかというと、ベースとしてあるのがアルゴリズムの違いなんですよね。
Googleはページランクっていうすごい有名な論文をセル・ゲイブリンさんとラリー・ペイジさんが書いたんですけど、
そこの中身って実際何が書かれてたのかというと、
根本的にこの検索の表示方法を考え直すっていう話で、
他のサービスを見ていると、ユーザーが検索クエリで何か入れるじゃないですか。
それに対してその単語と全く同じもの、もしくはそれと近しいものがどれだけの頻度で他の彼らがクローリングしてるサイトに出てくるかっていうのを見てるんですよ。
それをベースにサイトを表示してくれるんですよ。
例えばバスケットボールっていう単語を入れると、それにできるだけよくメンションされているものが上に出てくるみたいな。
ざっくり言うとそういうものだったんですけど、
スピーカー 1
Googleはちょっと違って、当然マッチングしてるかどうかっていうのを見てるんですけど、
それより彼らにとって大事だったのが、そのサイトの評価ですよね。
このサイトがすごいざっくり言うと、信頼できるサイトなのかどうかみたいな。
その信頼をどうやって把握するのかというと、そのサイトが他のサイトにリファレンスされてるかどうかっていう話なんですよね。
例えば研究論文とかでよくあると思うんですけど、すごいメンションされてる研究論文があれば、基本的にそれが信頼されてるっていう意味合いだと思うので。
なので、それと同じような仕組みとして、彼らはどのページがどういうURLの構成をサイト内に入れているのかっていうのをちゃんとトラッキングしてたんですよね。
そうすると、このページランクっていうものは、当然ながら検索員、世界一の検索エンジンを作ったものなんですけど、
そのページランクを何を見てたのかっていうと、いわゆるラリーペイジさんとかセルゲブリンさんがどういうふうにインターネットを見てたのかっていうと、
ウェブがただの単語ベースとかテキストベースの環境ではないっていうことに気づいていて、ソーシャルなものだっていうふうに気づいてたと思うんですよ。
インターネットはお互いがリファレンスし合うネットワークですと。
そのネットワークの中で一番リファレンスされているものが一番いいサイトであって、
その順番に、よりリファレンスされてないものは、よりクオリティとしては低いサイトなんじゃないかと。
っていうのがすごいざっくりとした言い方ではあるんですけど、それが多分このページランクの良さであって、
いわゆるインターネット上がすごい大きなソーシャルネットワークですと。
その中で一番フォローされているアカウントがいわゆるサイトですよね。
表示してくれるようなサイトなんですよね。
でもなんかこれって別にすごい新しい発想ではないと思っていて、
誰かが例えば有名になる時に、これは必ずしも全員ではないですけど、
多くの人たちはまだ若手の時に、誰かすごい有名な人とかに気づかれて、
押されたりとか、場合によっては例えば音楽とかですと、
例えば去年とかテイラー・スウィフトのエラーズツアーがあったと思うんですけど、
そこでオープニングアクトとしてサブリーナ・カーペンターがフィーチャーされていたり、
グレイシー・エイブラムズがフィーチャーされていたり、
ドレイクとかもよくあるじゃないですか、若手のアーティスト、この音楽がめちゃくちゃいいですよみたいなことを言ったり、
ザ・ウィーケンドとかもすごい早めにサインしたりとかしているわけなので、
だからいろんな形でこの大手のより有名な人が、より若手の人をメンション・リファレンスして、
それでそこがどんどん上がっていく。
例えばブランドとかだと、人気なブランドがまだ若手で急成長中のブランドとコラボするとか、
ニュースとかすごい分かりやすいと思うんですよね。
個人的にこのザ・インフォメーションとか、ザ・アスレチック、最近だとTVPNとかもそうですけど、
本当に急成長してるなって思うのが、他のサイトがそこを引用をもととしてリファレンスしているとき。
その根本的な考えを、ラリーペイジさんとセルゲイ・ブリーンさんは、
PageRankを作るときに、Googleを作るときに、その考え、哲学を導入してたと思うんですよね。
スピーカー 1
でも、このHyperlink自体がいかに今のGoogleにとって大事かというと、
いまだにこのPageRankのアルゴリズムを多少内容ベースにしていると思うんですけど、
でも今のGoogle、過去2回分話している通りで、よりAIチャットボットの方にサービスを転換している中で、
スピーカー 2
Googleとか検索をリプレイするようなAIチャットボットみたいなのがいっぱい出てきています。
スピーカー 1
やっぱりそうすると、そのままAIチャットボットが回答を出してくれる中で、
本当にコンテンツクリエイターからすると、そのHyperlinkするインセンティブってどこにあるのか。
本当に引用を出したいとか、それだけであれば普通にやる人はいると思うんですけど、
一般的なサイトクリエイターからすると、そこのインセンティブが結構なくなってしまうのかなっていうところですね。
スピーカー 2
逆に自分で、逆張りで自分でサイト作るのが良くなるみたいな未来来ないですか?
クリエイター、例えば動画クリエイターとかで自分でサイト、ホームページはないけど、各SNSで投稿しています。
例えばTikTok、YouTube、Shorts、リールで投稿していて、
例えばそれの人がコメンタリー何かを解説する系の投稿をしてたら、
あんまり何か検索してもその人が引用されることって結構難しそうだなと思って、
だから自分でサイト作って、それをもっとファンダムをそこで醸成していって、もっとリンクに出てくるようにするみたいな、
たくさんファンがいたら引用してもらえるような人たちをたくさん作れるんじゃないかなって思ったんですけど。
スピーカー 1
今のまだGoogle検索が強い中だと、その戦術である程度ワークすると思うんですよ。
逆にAI時代になってくると、そもそもサイト作らなくても、
AIのクローラーがYouTubeでもSNSでもいろんなところに行ってくれるので、
そうするとサイトがある必要がないんですよ。
ちゃんとYouTubeとかいろんなところでこういう話をメンションしてるので、
それをAIチャットボットにそのまま反映するっていう。
逆にこのサイトを作って、そこに対してバックリンクするみたいな必要性が結構なくなってしまうのかなと思っていて。
前々回話した内容どっちかしいですけど、
スピーカー 2
エンドユーザーからするとそっちのほうが楽なのは楽なので、
スピーカー 1
10個の青いリンクを見るよりも、1つの回答を見たほうが絶対楽なので。
ただ、やっぱりハイパーリンクを作るのって人間じゃないですか。
人間がこのサイトと関連していますっていうのを一位表現する場所でもあるので、
それの意味合いをなくすっていうのは、
今後それってそういう未来があっていいのかどうかっていうのは、
もうちょっと考えないといけないなっていうふうに思いますし、
今後サイトのトラフィックのほとんどがAIエージェントみたいになっていくと、
そもそもこのマネタイズがすごいしづらくなる中で、
今までインターネットが無料で使えるっていうのが割と当たり前だったと思うんですけど、
そうじゃない未来も来る可能性ってあるのかなっていうふうに思いますけどね。
スピーカー 2
それは誰に、Google、誰にお金を払うみたいなモデルですか?
スピーカー 1
各サイトに訪れる度にとか、
本当にマイクロトランザクションな気がするので、
ただ、その可能性はありますし、
そこもわかんないですけど、一部チャットGPTにサブスク払っていれば、
その分がチャットGPTが補ってくれるっていう話かもしれないですし、
どういう形になるかわからないんですけど、
そもそも広告とかサイトに行ってそこで課金するっていう制度が
成り立たないのであれば、そもそも根本的にインターネットの作り方を変えないといけないっていうところですね。
それだけだったらまだいいんですけど、
これって最終的にブーメラン的にAIチャットボットにも悪影響を与えるのかなと思っていて。
コンテンツが生成されない?生まれない?
生成されないっていうのは当然あるんですけど、
もう一つあるのが、結構今、
AIチャットボットって、特に検索系のものに関しては、
Googleの検索ランキングにすごい頼ってるんですよ。
これっていろんな記事で書かれていることだったりするので、
おそらく正しいと思うんですけど、
例えばパワープレキシティ、AI検索エンジンのサービスですけど、
自社の結果を出すときにGoogleのサイトランキングを一回見てるんですよ。
へー。
基本的にパワープレキシティのシステムですと、
GoogleとかBingの検索エンジンにも、
おそらく同じクエリか、ちょっとカスタマイズされたクエリを流して、
そこでどういうサイトが、
よりGoogle上とかBing上で信頼されているのかっていう、
よりランキングが高いのかっていうのを見ていて、
それを一部参考要因として、パワープレキシティの検索結果を書いてるんですよ。
スピーカー 2
へー。
スピーカー 1
これ直近のパワープレキシティはやってるかわかんないですけど、
少なくとも半年ぐらい前とかでは、
CEO自身がこれ言ってた話なので、
おそらくやってるんじゃないかと思いますし、
あとそのオープンAIもGoogleの検索結果を活用して、
Chat GPTの回答を出しているんじゃないかっていう、
そういう記事とかも出てたりするので、
なんで、結局Google検索結果のあのランキング自体がすごい価値があるものの中で、
ただこの検索結果のランキングって、
このバックリンクだったり、
このハイパーリンクがあるからこそ成り立ってるもので、
それがなくなってくると、
そもそもGoogleの検索結果のクオリティが下がって、