1. Off Topic // オフトピック
  2. #190 フィクションからリアル..
2023-11-16 49:11

#190 フィクションからリアルブランドは可能なのか?

spotify apple_podcasts

◎今週のトピック

完璧な世界からオーセンティックに / スターフェイス / バービーやLEGOの映画化 / テトリスブロックの実写化? / ナラティブをどう違う形で表現するのか / フィクションのブランドって強いのか? / タランティーノのたばこ / ネガティブな文脈のときに出てくるときも / キャラクター軸だからこそのリアリティ / ラルフローレンの界 / ババ・ガンプ・シュリンプ / ウィリー・ウォンカチョコレート(実物)の立ち上げの苦い経験 / まだないレストラン / 敵を作りやすい / 環境を通して伝える


◎参照リンク

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00:06
みなさんこんにちは、草のみきです。 宮武哲郎です。
Off Topicは、アメリカを中心に最新テックニュースやスタートアップ、ビジネス情報を緩く深掘りしながらご紹介する番組です。
今回のトピックは、フィクションからリアルブランドは可能なのか、について話していきたいと思います。
今日は、前回もブランド作りの話だったと思うんですけど、前回は時間をどう使うかっていう話だったんですけど、
今日は、それとどこまで関係性があるのかわからないですけど、引き続きブランド作りの話をしていきたいなと思っていて、
最近、いくつかのニュースとか、面白いリサーチがあって、この話をしたいなと思ったところなんですけど、
どういうふうにブランドとか企業がフィクションを取り入れるべきかっていうような、もしかしたら全く意味のない回になってしまうかもしれないですけど、
もしかしたら、自在ブランドのヒントになれたらいいかなと思って、今回ちょっとはっきり言って答えが全くないトピックになるので、
どこまで役に立つかわかんないですけど、ちょっとこの話をしてみたかったっていうところです。
フィクションをどう取り入れるかという話をする前に、多分流れ的に流れがあると思っていて、なぜこの今フィクションの話をするべきなのかっていうところがあるんですけど、
元々インスタ映えとかインスタグラムが流行った時って、その完璧な世界を何かしら表現したいっていう需要があって、
それに対して、これもオフトピックの過去の記事とかでも話したと思うんですけど、そのカウンターではないですけど、カウンターらしきものとしてTikTokが生まれたりとか、
あとはよりオーセンティシティとか、なんか弱みを強調するブランドっていうのが増えたと思うんですけど、その一つの事例とするとスターフェイスとか。
ニキビパッチのブランドの、かわいいですよね。
そこの概念すごいいいですよね。そのニキビケアで、黄色とか結構色が目立つような色。
スターフェイス、星の形したニキビパッチみたいな、結構アジア圏だと見えないように肌になじむ系のニキビパッチとか結構多いんですけど、
それはなんかアメリカのブランドで結構それつけてるのがかわいいみたいな感じの印象ですね。
03:05
そうですね。実際創業者が話している中で、やっぱりニキビと完璧ではないっていう単語が変にリンクされてしまったりとか、
そういう現象が良くないっていうのを、ジュリーさんという創業者が言っていて、やっぱり自分のことを受け入れることが大事だと。
だからこそそういうニキビがあっても、それをあえてそのパッチを通して表現しましょうと。
っていうところで、自分の弱みをちゃんと受け入れるっていうのが重要っていうところで、
それ以外に例えばマッドハッピーとかも、メンタルヘルスとかでやっぱりみんな上がり下がりっていうのがある中で、
それをしっかり表現したようなブランドがあったりとか、それ以外にトピカルスとかパレード、最近シャットダウンしたパレードとかも、
よりリアルでオーセンティックな自分を表現するっていうのが、今までのブランドの一つの流れだったと思うんですけど、
この次に何が来るのかなと思った時に、やっぱり何かしらカウンターが来ると思っていて、
そこでフィクションをより活用するブランドが増えるんじゃないかなっていうのはちょっと思ったところですね。
そもそも例えばスターフェイスとかも若干フィクション的な要素っていうのは実際にあって、マスコットキャラクターとか、
ビッグイエローっていうキャラクターが実際いて、スターフェイスのユニバースで世界観があったりとか、
あとRubyっていうハイビスカスのウォーターブランドとかもRuby Warsっていう世界観を作ったりとかもしていたり、
あと最近結構ブランドがアニメを活用したマーケティングキャンペーンとかを出してますけど、
これもアニメがより一般普及したっていう理由もあるんですけど、
それと同時にストーリーテリングの一環としてより世界観を伝えないといけない。
そういうところでリアルなものを使うよりもアニメとかそういうフィクション要素があるものを使った方が表現がしやすい。
フィクションと世界観っていうのはどういう定義で話してますか?
でも世界観とは割と似ていると思うんですけど、世界観でいうと、
どこまでそれがリアルなのかフィクションなのかっていう境界線というかグラデーションがあると思うんですけど、
よりフィクションに寄せるっていう、そうですね、全体的に世界観は多分全部ある程度フィクションではあるんですけど、
なんかよりフィクションでよりリアルっていうグラデーションがあるのかなっていう。
06:05
フィクション、別の言葉で言うなんていうか、その日本語とその宮田さんが持ってるニュアンスちょっと違う。
どういう、合ってるかなっていうので聞きたいんですけど、なんか想像の世界みたいなので合ってますか?
そうですね、なんか例えばなんですけど、ハウスっていうアルコールのブランドあるじゃないですか。
はい。
あそこはすごい創業物語をベースにその世界観を伝えているので、あそこはフィクションじゃないと思うんですよ。
なるほど。
で、マッドハッピーもフィクションっていうよりもよりリアルな話とかからやっていると思っていて、
で、スターフェイスとかルビーとかは完全なんかその世界をなんか別のなんか世界を作っていて、こういうなんか世界の中でこういうブランドが存在するっていう定義をしているので、
よりフィクションなのかなっていう。
で、まああのどっちも世界観はあるだと思うんですけど、そのよりフィクションに頼る頼らないっていうのはブランドによってあるかなっていう。
で、まあそのリアルなブランドがフィクションの世界に入り込むっていう事例はいくつかあると思うんですけど、
なんか最近だとそれこそあのマクドナルドがやったキャンペーンとかもそうですし、
あと、数年前にシンプソンズかバレンシアガーとコラボしたんですけど、
なんかそれもシンプソンズ風な形でバレンシアガーのショーを見せたりとか。
アニメ出てたんでしたっけ?
なんですか?
シンプソンズのアニメにバレンシアガー、なんかシンプソンズのアニメーション風のバレンシアガーのなんか映像で出たんでしたっけ?
そうですそうです。なので実際のシンプソンズのエピソードではないんですけど、
キャンペーン。
バレンシアガーとのコラボで特別な動画を出したりとかもしましたし、
あとまあなんか一番わかりやすいのは多分おもちゃブランドでレゴ。
レゴがレゴムービーって映画を出したと思うんですけど、
多分500ミリオンぐらいの映画収入を出して、
プラス続編とあとスピンオフが2つ出たりとか、
あとハズブローってこれもおもちゃ会社がトランスフォーマーズの映画を出したりとか、
直近ですとバービーとかですよね。
1ビリオン以上の映画収入を出したバービーですけど、
これは親会社のマッテルっていう会社が、
よりバービーっておもちゃに対してそのナラティブを与えられた。
そのキャラクターがどういう意味合いで、
今現在だとどういう表現をしたいのかと、
そのストーリーを作れたんですけど、
09:01
特にバービーとか多分すごいそれが重要で。
むしろでもリアルにノンフィクションに近づいたような気も。
それは違う。ナラティブだからフィクションなのか。
そうですね。バービーって今までストーリーがなかったので。
アニメ以前とか、アニメの前とかってことですか?
そうそう。アニメもストーリーってあるんですか?
なんか関係性とか、なんていうか。
剣と付き合ってるとか、そこら辺すごい概念的なことしかわかんない気がするんですよ。
でもそれがおもちゃだからそうなってたっていうところもあって。
だからこそバービーって世の中的にすごい論争がずっとされてたおもちゃだと思っていて。
言われてますね。
アニメのエンパワーメントの代表でもありながら、ありえない美のスタンダードの両方言われてたので、
多分待ってるからすると、それをちゃんとナラティブを作りたかった。
結果的に映画収入的な意味合いで言うとすごい良かったと思うんですけど、
同時にバービーの映画のおかげでおもちゃの売り上げもすごい上がっていて、
アメリカだと確か今年の7月8月のバービーのおもちゃの売り上げが前年比から25%上がっているので、
その映画の影響はかなり大きかったなっていうところと、
あと165のブランドとかリテイラーとのパートナーシップを組んでたので、いろいろやってましたよね。
キャンドルからTシャツからパスタからお寿司からB&Bからいろいろやってたと思うんですけど、
マテルはその映画の成功を見てではないんですけど、その前から既に計画をしてたんですけど、
あと13個のおもちゃのIPを映画化する予定で、
ホットウィールスという車のやつからマジックエイトボールからUNOからいろいろやってると思うんですけど、
今年は結構ゲームとかおもちゃ、ブランドの映画化っていうのが多かったのかなと思っていて。
アップルTVでテトリスありましたけど、テトリス本体の実写化みたいなのもありましたよね。
テトリスのブロックがリアルに落ちてくるみたいなのあって、
すごいそんな実写の仕方があるんだってその時思ったんですけど、
パックマンとか、
そういうのすごいなって思いますね。
映画化しようっていうのはすごいなって思いました。
12:03
でもやっぱりテトリスは一個、今年まさにそのブランドが映画化したっていうところもありましたし。
どっちのやつですか?
でもどっちもだと思うんですけど、どっちかというとアップルTVプラスの方かなっていう。
あれも結構フィクショナライズされたものじゃないですか。
ベースのストーリーはリアルですけど。
自伝系はだいたいでもフィクショナライズはされてると思います。
そうですよね。それこそ今年だったあと、ナイキエアっていう映画も出ましたし。
あとプレイステーションと日産がグランツーリズムという映画を出していたんですけど、
まさにそういうブランドが映画化するっていう流れが続いていると思いますし、
あとはやっぱりブランドはゲームとかとコラボしたりとかもしていると思うんですけど、
これもフォートナイトとかもそうですし、2015年にルイ・ビトンがファイナルファンタジーと組んだりとか、
ブルベリーがマインクラフトと最近やったりとかもしているので、
いろんな形でブランドとしてどうナラティブを違う形で表現するのか、
どういう形でユーザーとより関係性を深めるのかっていうのを考えている中で、
このフィクションっていうか、コンテンツとかフィクションっていうのを活用しているのかなと思うんですけど、
そう考えると、例えばD2Cブランドの中で、
D2Cって10年以上流行ってあると思うんですけど、
いまだにやっぱりブランドが強い、ブランド力が強いD2Cブランドってどこかって言われると、
やっぱりグロシエってやっぱりいまだに出てくるかなと思うんですけど、
でもグロシエってスタートはグロシエじゃないじゃないですか。
イントゥザグロスってことですか?
そうですね。ブログから2010年に始まっていて、
イントゥザグロスの良さっていうか、最初の魅力って、
スキンケアのストーリーをインタビューとか通して、
リアルなスキンケアの話とか、すごいオーセンティックに感じられるようなストーリーが
いくつか出てたっていうところが大きかったと思いますし、
創業者のエミリー・ワイさんが考えてた、
ビューティー領域を民主化するとか、
どの個人もインフルエンサーだっていう話を直接話すのではなくて、
イントゥザグロス経由で話していた。
だからこそ、グロシエっていうブランドも作れたのかなと思ってますし、
グロシエを最初から、イントゥザグロスを立ち上げる前からスタートした場合に成功してたのかって聞かれると、
分からないですけど、今ほど成功はしてないんじゃないかなっていうのは思いますけどね。
15:03
ブログがなかったらってことですか。
ブログがなくて最初から商品から始めた場合、
当時のグロシがない前のイントゥザグロスは読んだことなかったんですけど、
普通に人気でしたし、
どういうスキンケアとかメイク使ってるかみたいなのも結構有名な人が出てたりとか、
有名ブログでしたもんね。
そこのオーディエンスをうまく活用できたっていうところもありまして、
そこでなんとなくグロシエのストーリー性が見えるっていうか、
何を伝えたいのかっていうのがより明確にイントゥザグロスのおかげでなったのかなとは思いますね。
で、今の環境、
やっぱりより競争が激しい中ですし、AIとかも活用して、
クリエイティブとかトレンドも、クリエイティブを簡単に作れたり、トレンドサイクルもより早くなる中で、
じゃあどうやって強いブランドを作るのかっていう話になった時に、
一つのアイディアとしてはフィクションのブランドを作ること。
それを話す前には、そもそもフィクションのブランドって、今世の中に存在するフィクションのブランドって、そもそも強いのかっていう話をしないといけなくて、
まあなんか、いくつか多分すごい強いフィクションブランドってあると思うんですけど、
例えばシンプソンズを見たことある人だと、
ダイヤモンドとか、
ファミリー以外ですと同じようにビールブランドですけど、パータケ・ペイトリエットっていうブランドがあれば、
あと、ザ・オフィスっていうテレビ番組だと、そもそもザ・オフィスの会社のダンダ・ミッフリンっていう会社なんですけど、
そもそもダンダ・ミッフリンという会社なんですけど、
そもそもザ・オフィスっていうテレビ番組だと、そもそもザ・オフィスの会社のダンダ・ミッフリンっていう会社なんですけど、
そもそもザ・オフィスの会社のダンダ・ミッフリンっていう会社なんですけど、
あとシリコンバレー、あとパイドパイパー、アビアト、それこそ去年草野さんが見たセベランスとか、
あとルーモンですよね。
それは商業化してなくても、それはフィクションのブランドっていうふうに定義してますか?
そうですね、今のところは商業化してなくてもいい。
まずフィクションのブランドは強いのかどうかっていう話。
なるほど。
でも、そういう意味だとセベランスもグッズ、オフィシャルじゃないですけど、ファングッズとかもめちゃくちゃ人気ですし、
あとサクセッションとかですと、ウェイスター・ロイコっていう企業が話の中に出てくるんですけど、
18:02
そこの帽子がすごい人気になったりとか。
日本のIPでも、ドラゴンボールとかだとカプセルコーポレーションとか、
それを見ると、ドラゴンボールって理解する人も多いと思うんですよね。
コンテンツの中のブランド。
そうですね。
なので、ブレイキング・バッドとかですと、ロス・ポイオス・エルマノスとか、
たぶんその、例えば、ザ・オフィスのダンダー・ミフリンのTシャツを着てる人とかってちょこちょこ見たりとか。
それこそストレンジャー・シングスのスター・コート・モールっていう、IPの中で出てくるモールがあったりしますけど、
それのTシャツを着てる人とか、それこそテッド・ラストとか、サッカーについてのテレビ番組ですけど、
そこのチーム、AFC・リッチモンドのユニフォームも実際販売されて、
一時期、ナイキのサイトでも販売されていて、それを着てる人も結構いたと思うんですけど。
このフィクションのブランドって、そもそも人気なフィクションのブランドっていうのが存在しますと。
これを、フィクションブランドを研究した人がいて、
それのデータベースを作った人がいるんですけど、
The Fictional Brand Archiveっていう、研究した人がいて、それがすごい面白かったんですけど、
まずは、実際に人気なストーリーの中で出てくるフィクションのブランドっていうのがあって、
そこのグッズとかを購入する人も実際いますと。
さらに、フィクションのブランドに関しては、
場合によっては、その映画、一つの映画だけではなくて、複数の映画に出てくる時もあるんですよね。
有名な事例とかで言いますと、タランティーノ監督が、
レッドアップルシガレッツっていうタバコのブランドがあるんですけど、
それがパルプフィクションっていう映画で出てくるんですけど、
同じブランドがキルビルにも出てきますし、
例えば、Once Upon a Time in Hollywoodにも出てくるので、
それはタランティーノ監督のセックス・ユニバースの中で出てくるブランド。
あとは、ピクサーとかだと有名ですよね。ピザ・プラネット。
トラックが多分、唯一出てないのがMr.Incredibleですけど、
それ以外の多分ピクサー映画全部にピザ・プラネットのトラックが出てきたりとか、
ピクサーはこれ、複数ありますよね。
A113っていうサインが出たりとか。
何でしたっけ?ピクサーの本社の何か。
あれは、確かカリフォルニア芸術大学の授業の部屋の番号かな。
21:07
なので、多くのアニメーターがそこを通ってるっていう。
映画監督とか、映画を作る会社が出すフィクションブランドもあれば、
小道具メーカーもフィクションブランドを作ったりとかをしてるんですよね。
もちろん、映画を作っているときに全て、
例えば車とかも、ビールとかドリンクとか食べ物でも、
全部プロダクトプレイスメントをもらえるわけではないので、
状況によっては、ブランドがそこに自分の名前を出したくないっていうときもあるんですよね。
特にネガティブなイベントのとき。
飛行機が墜落するときにインナイテッド航空って出したくないんですよね、インナイテッドは。
もちろんですけど。
そういうときに、それ専用に小道具メーカーたちがフィクションのブランドをそこで作ってくれるんですけど、
それも場合によっては、いろんなテレビ番組とか、映画とかで同じブランドが出てくるんですよ。
なので一つ有名なのがハイズラービールっていうビールブランドなんですけど、
1977年に設立したインディペンデントストリオサービスという小道具メーカーが作っているブランド、
ブランドというか商品で、
彼らはそれこそキャプテンアメリカの盾とか、ソーのハンマーとか結構有名な小道具も作っているんですけど、
その一つ、ハイズラービールっていうビールがあって、
多分50以上の映画とかテレビ番組とかに出ているものなんですけど、
ザ・ウォーキングデッドとかグリーとか、ブルークリーン99とか、
How I Met Your Motherとか結構有名なところに出ているんですけど、
そういう形でフィクションブランドっていうのも作れますと。
人によっては、このビール見たことあるっていう人もいるらしくて、
それもやり方としてあるんですけど、
よくフィクションブランドを作る時って、
よくキャラクターと連動しているというか、
キャラクターをよりうまく表現するために、
そういう小道具とかブランドが存在する。
確かにキャラクターを軸にあるみたいな。
だからこそなのかもしれないんですけど、
よりリアリティがあるっていうか、無理矢理感がないのが多分一ついいことで、
24:08
フィクションブランドに関しては。
やっぱりどうしても商品ファーストで始めると、
商品ありきで世界観を作らないといけないので。
やり方次第でももちろんあるんですけど、
たまに感じるのは、ちょっと無理矢理すぎません?っていう。
どういう?
このプロダクトをどうにか入れないといけないようなストーリーになっちゃってる。
ストーリーからまず?
そんなパターン?
でもフィクションから始めると商品ありきじゃないので、
商品はそのストーリーとかキャラクターに合わせて作られるものなので、
より世界観が納得しやすい。
逆に商品ありきのパターンってありますか?
でもそれこそ最初に話した、例えばスターフェイスもそうですし。
そういうことか。
ルビーとかもそうですし。
実際のプロダクトを作る場合とか。
なるほど。
なので無理矢理感を見せないためにどうすればいいかっていうところで、
もしかしたらフィクションから始めるっていうのもあると思うんですけど、
そういう意味だと、ラルフ・ローレンとかすごいなって思いますよね。
彼だとアパレル商品も扱っていれば、
タオルとかも扱っていれば、レストランとかもやってたりするんですけど、
しっかり全部においてワールドビルディングができてると思っていて、
彼のコロラド州にある大牧場があるんですけど、
RRLランチっていう場所なんですけど、
そこもすごいしっかりデザインされていて、
そこに見学しに行った記者がいたんですけど、
ラルフ・ローレンがその記者に伝えたのは、
そこの大牧場に行くときは映画のようにしたいと。
映画を見てるようなストーリー性をしっかり伝えたいっていうところで、
ラルフ・ローレンも色々話とか聞いてると、
すごいフィクション要素を、フィクションというかストーリーをすごい伝えたい人だなと思っていて、
それこそラルフ・ローレンの長年の友達で、
映画監督のスティーヴィン・スピルバーグさんも似たようなことを話していて、
ファッションを通してやってるんですけど、
27:02
全部の商品とかアパレルに対して、しっかりしたナラティブをラルフ・ローレンは持ってますと。
だからそこのそれだけの世界観を作れるのであればできるかもしれないんですけど、
無理矢理ではなくて、フィクションから始めるのが可能なのかっていうのは、
今回なぜこのポッドキャストをやったかというと、それを探りたかったっていうところですね。
ラルフ・ローレンの場合だと、フィクションの反対で言うとノンフィクションみたいなところの、
これまでの歴史をっていうところをストーリーテリングしてるのとはちょっと違うんですか?
歴史ではないんですよね。
世界観なんですか?
歴史に若干基づいた感じではあるんですけど、やっぱり彼が思い描いた世界なので、
リアルの部分もあればリアルじゃない部分もある。
この組み合わせはリアルじゃなかったりとか、
あえて年代を超えたピースを2つ同じ部屋に入れたりとか、
それはリアル性を求めてるっていうよりも、彼が描いた世界観なので。
そこの作り方は絶妙に上手いなっていうのは、
すごい人だなっていうのは、僕は写真を通してしか見えないんですけど、
そう思いますね。
あといろんな人のリアクションとか見てですけど。
このフィクションからリアルに行けるのかっていうところになるんですよね。
今まで話した内容だと、
リアルブランドから始めるのがもしかしたら多少難しいかもしれない。
フィクションから始めてもいいかもしれないですけど、
フィクションのブランドも実際成功してる。
成功っていうか、人気なおかつグッズを購入する人はいるんですけど、
フィクションのブランドからリアルのブランドに行けるのかっていうところと、
少ないんですけど、いくつか事例はありますと。
そのうち一つが、ババガンプシュリンプっていうレストランって知ってます?
知らない気がします。
東京にも実は多分2店舗あるんですけど、
大阪にも1店舗あって、シーフード系のレストランなんですけど、
アメリカから来た。
多分グローバルで34店舗あるんですけど、
あれは元々フィクションから始まってるんですよ。
どこから始まってるかというと、
フォレストガンプっていう映画があるんですけど、
30:03
そこで出てくる会社なんですよ。
その映画の中ですと、フォレストがババガンプシュリンプっていう会社を始めるんですけど、
そのババっていうのが彼の親友で、
すごいエビが好きだった親友。
だからこのババガンプシュリンプっていう名前にしているんですけど、
その映画を見たある企業家が、
シーフード系のマーケティング代理店を運営してて、
ちょっと苦しんでたんですけど、
そこで1994年に映画会社、映画を制作した会社とライセンス契約を結んで、
レストランっていうよりも、まずは冷凍したエビを販売したいと。
なのでババガンプシュリンプっていう名前を使わせてくださいと。
同時に映画のグッズも作りますと。
それこそ直近の映画バービーみたいに、
映画制作会社は何社かと提携して、
映画のロゴとかをライセンスしてたんですけど、
この冷凍のエビを売ってた人に関しては、それが結構人気で、
人気になったからこそ、ある日違うパートナーの人からアプローチされて、
レストランを作るのもいいんじゃないかと。
1996年に最初のババガンプシュリンプっていうレストランを作ることになるんですけど、
そこから今34店舗まで成長していて、
実際に中に入るといろんなフレストガンプのテーマとかグッズとか販売してたりもするんですけど、
多分なんですけど、ほとんどの人は今そこに行っても、
そうそうフレストガンプを見てない人が多分より多くなっているので、
それフレストガンプと関係してるっていうのが多分知らない人が多いと思うんですよ。
実際に僕も行ったら多分わかんないと思うんですよ。
なるほど。
なんでこれは一つフィクションからリアルになって、
フィクションからリアルになって、ある程度成功したのかなっていう。
もう一つフィクションからリアルにいって、多少成功したところでいきますと、
ウィリー・ウォンカー・キャンディ・カンパニー。
これは普通にチャーリーとチョコレート工場のIPの中で出てくるウィリー・ウォンカーの
33:00
会社を実際フィクションからリアルにしたっていうところなんですけど、
ここの会社の、ここのブランドの立ち上げって一つ面白くて、
最初にチャーリーとチョコレート工場のIP、本からスタートしてるので、
それが映画化、最初の実写化された映画が出るなった時に、
その映画制作会社がお金がそんなになくて、
資金を、いわゆるスポンサーしてくれる会社を探しに行ってたんですよ。
そこでアプローチしたのがクエカ・オーツっていう会社で、
オートミールとか作る会社で有名な。
おじさんが映ってるやつですよね。
そこがちょうど新しいチョコレートバーを作ってたんですよ。
彼らが思ったのは、この映画のマーケティングとして見るべきなのかと。
映画公開時と同じタイミングで、
自分たちが作ってたチョコレートを合わせて、
ウィリー・オン・カバーにして、それで売っちゃえばいいんじゃないかと。
だからこそ、それで結果合意して資金提供することになったんですけど、
実写化された映画のタイトルがクエカ・オーツが入ったせいで変わったんですよ。
もともと本のタイトルって、チャーリーとチョコレート工場じゃないですか。
そうです。日本語だと。
それが最初の実写化された映画だと、ウィリー・オン・カとチョコレート工場になってるんですよ。
ちなみにそもそも映画公開時に、
確か2個目のジョニーデップが出た実写化された映画だと、
チャーリーとチョコレート工場に戻っていると思うんですけど。
たぶん最初の実写化されたのは、ウィリー・オン・カを強調したんですよ。
それはクエカ・オーツがウィリー・オン・カを推したかったからっていう。
彼らがそれに合わせてチョコレートバーを作ってたので。
なるほど。
結果、映画自体はそこまで、映画収入的に見るとそこまでポジティブではなかったんですけど、
ただ結構ポジティブな評判としてはすごい良かったので、
それで実際会社も作って、販売して、
そこに入った映画を作ったんですよ。
映画で出てくるオリジナルのウォンカバーって言うんですけど、
それがいまだに作られてない。
ですけど、それに映画とか本でメンションされた商品は一部出ていて、
36:02
エヴァラスティン・ガブストッパーズとか、
いろいろな商品が出ていて、
結果としてそのお菓子ブランドは、
1988年にネスレに買収されて、
そこからチョコレート以外の商品も作り始めていて、
僕もすごい好きなナーズっていうお菓子とか、
あとネスレのチョコレートとか、
そこからチョコレート以外の商品も作り始めていて、
僕もすごい好きなナーズっていうお菓子とか、
あとポトルキャップスとかスウィートアーツとか、
ラフィタフィーとか、
そこのウィリー・ウォンカーっていうブランド名の配下で、
いろんなお菓子が作られてきたんですけど、
結局2017年にネスレがこのウォンカー、
ウィリー・ウォンカーっていうブランドをリブランディングして、
名前を変えるんですよ。
結果ネスレキャンディーショップになっちゃうんですよね。
結果的にここに関しては最終的に諦めたっていうところなので、
ある程度20年ぐらいは続いた、30年ぐらいか、
30年ぐらいは続いたブランドではあったので、
でも大成功、いまだに続いているかというと続いてはいないですと。
あとはもうちょっと直近な事例で言いますと、
ニューヨークのフェイクレストランの話してみました?
怒ってるやつですか?
怒ってるやつ?怒ってたのかな?怒ってる人もいたかもしれないです。
めちゃめちゃ店員さんがキレるみたいなキャラクター設定のカフェみたいな。
そっちではないですね。
分かりました。
ニューヨークのある起業家が集まるハッカーハウスがあって、
実際ないやつ、誰かのツイッターで見かけました。
僕のツイッターかもしれないです。
元のツイッターで見てるかもしれないです。
ニューヨークのハッカーハウスで起業家が何人か集まってた中で、
去年ですかね、2022年にあるメンバーが2週間に1回ぐらい、
ハッカーハウスに住んでる人たちのためにステーキを作ってくれてたんですよね。
半分冗談で、彼の友達がハッカーハウスの住所をグーグルマップ上で、
その人の名前、メランっていう名前なんですけど、メランステーキハウスに変えたんですよ。
それがオッケーされたのがちょっと不思議なんですけど、
そこでレストランなのでレビューを残し始めたんですよね、友達が。
美味しかったよっていうのを写真とか一緒に載せて。
39:01
それをやった1週間後に、あるカップルが、全く誰も知らないカップルがそのアパートに訪れて、
レストランどこですかって聞きに来たんですよ。
その時は、とりあえず知らないふりをして、なんとかやったんですけど、
これ、もしかしたらリアルに何かできるかもしれないって思って、
ウェイトリストを作ったんですよ。
ウェイトリストでは、数ヶ月間予約がいっぱいですみたいな嘘をついて、
ウェイトリストを作って。
ウェイトリストを作って、そこからだいぶ時間を空けたんですよ。
ウェイトリストでいろんな人が登録してるのを待って。
ウェイトリスト始めたのは2022年の去年の5月。
はい。
ようやくそれを、今年の2023年の9月時点で900人ぐらいウェイトリストに載ってたんですよ。
その時は、すでにもうハッカーハウスから引っ越ししてたので、
そこを使えなかったんですけど、
これはチャンスがあると思って、どこか場所を1日だけ借りて、
1日のレストランをやろうと。
8月からウェイトリストに載ってる人たちに電話し始めて、
ハッカーハウスの住所は今ないんですけど、
今、新しいロケーションを開けるので、そこに来てくれませんかと。
結果、140人ぐらいが予約してくれて、
誰一人レストラン経験者がいなかったので、
あらゆる友達を呼びかけて、
結果、65人ぐらい友達をスタッフとして呼んで、
ゼロからレストランを作るっていう、すごい面白いプロジェクトをやったんですけど、
実際、ちゃんとコースメニューで、コンセプト付きのもので、
あとは、いろんなパフォーマンス的に、
ドレイクの嘘のファンを外に出して、
セレブが入っているかのような雰囲気を作ったりとか、
いろいろやったんですけど、
これも、うまくフォーモーとか、そういう現象を使って、
フィクションから始まったブランドが、
1日だけですけど、現実化したっていう、
フィクションから始まったブランドが、
フィクションから始まったブランドが、
フィクションから始まったブランドが、
1日だけですけど、現実化したっていう、
うーん、面白い。
そういうのが、もっと出てくるかもしれないなと思いながら、
難しいのは、これがちゃんと長続きできるのかとか、
クオリティ担保できるのかとか、
そういう問題はいろいろあると思うんですけど、
フィクションから始めた方が、
42:04
実際に難しいのは難しいと思うんですよ。
商品で勝負できないので、
うーん、
世界観とかナラティブで勝負しないといけないんですけど、
もしかしたら長期的に見ると、
そっちの方が、より強いファンとの繋がりを作れるのかもしれないなっていう。
これはなんか、もちろんインツザグロスとかグロシエ見てもそうですし、
やっぱクリエイターブランド見ても同じような感じはするので、
なんかこのストーリーテリングファーストのブランドを
どうやって作るのかというと、
もしかしたら最初からこのストーリーに善かけするっていう。
うーん。
で、ひとつフィクションブランドを作る上で、
リアルなブランドと比べて、
特に日本で言うと、リアルなブランドと比較すると、
よりやりやすいのが敵が作りやすい。
で、やっぱカルトブランドを作る上で、
敵を作るのってすごい重要だと思うんですよね。
はい。
リアルなところだと、
Apple vs PCとか、
スーパーヒューマンが立ち上がった時、
Gmailに対してすごい批判的なことを言ったりとかしてたんですけど、
やっぱり日本ですと、やっぱり批判的なことってなかなか言いにくいと思うんですけど、
うーん。
相手が、敵がフィクションのブランドであれば、
それは全然言えると思うんですよね。
なんで、なんかそういう意味だと、
なんかそのナラティブをいろいろコントロールできるって、
なかなかフィクションブランドってより設計がしやすい。
自分で作れますもんね。
そうですね。相手を。
逆に言うと大変ですもんね。
そうですね。その分、そこのストーリーをちゃんと考えないといけないので。
なんかそういう要素もあれば、
なんかそのフィクションブランドの、
なんかもう一つの重要な要素って、
環境を使ったストーリーテリング。
っていうのが重要になってくるのかなと思うんですよね。
で、これはなんか、
ゲームの世界とかだと割と一般的なんですけど、
ゲームをデザインするときって、
そのストーリーをどう伝えるかっていうのって、
すごい考えないといけないと思うんですけど、
そのストーリーを伝える上で、
そのカットシーンとか、なんか映像を、
なんか動画を見せるっていうパターンもあるんですけど、
それがずっと続くと、ただ映画になっちゃうので。
ゲームの中ですと、やっぱりその環境を通して、
どうストーリーを伝えるか。
なんかここに、明らかにここで戦争が起きたっていうのを、
どう表現するかとか。
結局ゲームの中ですと、
キャラクターを自由にコントロールできちゃうので、
そのユーザーが。
なので、キャラクターを通してではなくて、
環境を通してどうストーリーを伝えるかっていうのが、
すごい重要になってきて、
音とかビジュアルとかを活用するんですけど、
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なんかこれって、
よりリアルな世界でのブランドのストーリーテイン、
でもすごい参考になるなと思っていて、
映画の設定だと全然違うんですよね。
映画ですと、そもそも監督が、
そのユーザーの視線を全部コントロールできるじゃないですか。
はい。
この編集、このタイミングでカットするとか、
このカメラアングルに変えるとか、
完全にユーザーのコントロールをしてるんですよね。
でもゲームだったり、あと実際リアルな世界ですと、
その消費者側はより自由に動けるので、
その上でのどういうストーリーテリングをするかっていうのを考えないといけない。
だからこそこの環境ストーリーテリングっていうのかわかんないですけど、
がより重要であり、
その中で、やっぱりゲームの中で見てもすごい重要なのが、
どういうふうにユーザー側を、プレイヤーがストーリーに参加するのか。
参加することによってどんどんストーリーが進む。
ヒントを探しに行ったりとか、
何かパズルがあったりとか、
それによってストーリーが進むので、
そういう考えでフィクションのブランドって作れないのかなっていうのは思ったりしますね。
なんでなんかフォートナイトとかもそうですし、
それこそ2年ぐらい前ですかね、
10KTFについて話した時もそうですけど、
環境とかそのストーリー自体を軸として、
そこから一つのブランドとか商品を売る。
ブランドとしてプロダクトが主人公じゃない
ストーリーテーリングの仕方ってあるのかなっていうのを考えるのが
一つの面白いポイントになるのかなと思いましたね。
10KTFとかWEB3Kとか世界観、
フィクションの世界観すごく、
他のブランドなんていうんですかね、コミュニティより強い気がするんですけど、
上手くいくんですかね、そういう意味だと。
なんかそれこそ10KTFとかはすごいやっぱり、
個人的に好きだったのはやっぱりストーリーが軸にあったから。
例えばボードエクスとか他の、
クローンXとかもいろんな他のものと比べると、
NFTが軸であるのとストーリーが軸であるのと、
コミュニティの構成も変わるのかなと思いますし。
ストーリーありきでやると課題としては、
ストーリーがどっかの時に終わっちゃうのかとか、
ストーリーがいつまでも続けられるのかっていう課題が出てくるので、
ただそこからスタートした方が、
ファンとのコネクションは強くなるかもしれないし、
ストーリーがどっかの時に終わっちゃうのかとか、
ストーリーがいつまでも続けられるのかっていう課題が出てくるので、
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そうした方がファンとのコネクションは強くなるのかなと思いました。
それをうまくできればですけど。
ただおそらくなんですけど商品を作る方が楽なんですよ。
そうですね。
だから商品からスタートする方が、
たぶん一般的にできることではあるんですけど、
長期的にはもしかしたらフィクションから始めた方が、
強いブランドって作れる可能性があるのかなと思ったところですね。
なので今回は果たして本当にそれができるのかっていうのが、
いろいろ疑問としてまた出てくると思うんですけど、
それに挑戦する企業家とか、
D2C商品じゃなくてもいいと思うんですけど、
ソフトウェアとかでもいいと思うんですけど、
そういう事例をもっと見てみたいなっていうのは思いましたね。
はい、じゃあ今回も聞いていただきありがとうございました。
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それではまた次回お会いしましょう。さよなら。
さよなら。
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