確かに、確かに。
数字って一番覚えるの難しいじゃないですか。
確かに。
歌とかストーリーとかの。
英単語とかもそうじゃないですか、結構その。
英単語の勉強したことない?
そうですね。
一般的な日本人とか結構英単語だけじゃなくて、結構例文も一緒に覚えて、頭に覚えさせるとか。
カイオークとかいう感じ。
カイオークまで難しくないです。
難しくない。
いや、そうなんですよ。なんだろうな、プレゼンテーション見てて、心に残ったプレゼンテーションってストーリー性がすごいあるなと思ってて。
それも結構データとか数字とか関係なく、ごく個人的なストーリーを語った話の方が響くし覚えてる気がするので。
確かに結構TEDとかの出てる方とか、そういう個人的なストーリーから始めたり。
そうですよね、そうですよね。
特にアメリカっていうか、英語でのプレゼンテーションってスタートが、昨日家族と食事してるとか、いきなり身近なストーリーから始まるじゃないですか。
聞いていくうちに、これは何か役に立ちそうな話になってくるのかなみたいな。
数字とかデータはその後出てくるじゃないですか。
人間の脳がお話、物語にしてもらう方がよっぽど理解できるし覚えてると思ってて。
それの多分ね、究極なのが僕はあれだと思うんですよね。聖書とかだと思うんですよね。
宗教っていうか、キリスト教とか仏教とかもそうなのかもしれないんですけど。
あれって物語仕立てなんですよ。
確かにポイントだけ書いてあるわけじゃないですよね。
じゃないんですよね。世界で一番読まれてる本って聖書で、2番目に読まれてる本ってハリーポッターシリーズなのか、それかコーランかどっちかな、その辺なんですけど。
いかんせんトップ3っていうか、全部知らないですけど、トップ5ぐらいは全部ストーリー本だと思うんですよ。
それぐらいストーリーは愛されやすいんですよね。
多分僕全部読んでないか分かんないんですけど、聖書とかって数字とかデータって多分ほとんど書いてないと思うんですよ。
書いてないと思います。
でもさ、そんなデータどっかにあるんですかって突っ込まれないで、皆さん愛してるじゃないですか。
それっていわゆる頭では数字とかデータとかファクトが重要だって分かってても、本能的にやっぱりストーリーに惹かれてしまうし、
たとえそれがフィクション、いわゆるフィクションでもそこに魅力を感じるじゃないですか。
フィクションって嘘っていうか作り物じゃないですか。
でも作り物だけどそっちの方に気持ちが行ってしまう。
さっきの聖書とかの話をもうちょっと身近なものにしたのが、昔話とか童話の世界。
何をやっちゃいけませんよとか、こうするといいですよって人生の教訓が、結論だけ言うと響かないもんで、
何かしら豚さん3匹連れてくるとか、カメさんとウサギさん連れてくるとか、ストーリーで伝えてやっと負に落ちるっていう。
なので相手に理解してもらったりとか、納得してもらうには、ファクトとデータとロジック見せてはい分かったでしょっていうよりは、
心に響かせる、右脳に響くストーリーの方が重要だし、ブランディングにとってみると、
まさにブランディングってすごい情緒的なものだから、相手に自分を愛してもらうための施策じゃないですか。
ストーリーってすごい重要だなと思ってるんですね。
なのでうちは、ビートラックスはブランディング結構仕事でさせていただく中で、
じゃあこのブランド、会社とか商品とかのストーリーを考えていきましょうかっていうことをよくやりますね。
やっぱそのストーリー考える上で、裏側ではしっかりとそのロジックを考えて、
その上でストーリーどういう風に伝えるかっていうところで初めてストーリーが出てくるってことですよね。
両方やるパターン、いわゆるビジネス的ゴールがあって、ブランディング的ゴールがあって、
それを達成するための手法としてストーリーをちゃんと作っていく。
ここ1、2年でやってるヤンマーさんの仕事なんて、それを超越してストーリーだけを作るっていうブランド施策をやってますからね。
アニメを作る。アニメ作品ってストーリー以外何ものでもないじゃないですか。
ブランディングのコアにアニメを作るっていう、ストーリーありきの極限みたいなことを仕事でさせていただいたりとかしていて、
それが我々が思うところのグローバルユーザーに受けると思ってやってるんです。
やっぱり日本と海外と、アメリカと比べた時に、ブランドストーリーを求めてるのはアメリカとかの方がまだ強いかなって。
アメリカは強いですね。広告とかでもよく会社の創業ストーリーとかビジョンとかを語るものが多いじゃないですか。
この国はもう有名なアブルハム・リン・カーンのFor the people, by the people あるじゃないですか。
人民のための政治とか、あれもそうだし、マーティン・ルーサン・キングのI have a dreamっていうスピーチあるじゃないですか。
ちなみに、マーティン・ルーサン・キングのI have a dreamスピーチのI have a dreamのフレーズはアドリブですからね。
原稿に無くて、ステージに立つ直前に彼の友人がTell your dreamっていう風に彼にアドバイスしたらしいんですよね。
夢を語って、来てねって言って。それで、とっさに言った一言。
すごい。やっぱりそういうところが、たっと出てくるところがカルチャーで違うんだなって、今思ってしまったんですけど。
日本の人とか日本の会社の方は、律儀で真面目なのがいいんですが、
表現が不器用だから、お堅い製品紹介とか企業紹介とか企業概要みたいなものを、
あとは社長のご挨拶みたいなのもあるが、
テンプレート化されてるんですよね。
賢かった写真に最後に直筆のサイン。
ありますね。
日本でストーリーテリングをお堅い企業とかにするってなると、何ふざけてるんだって思われちゃうかもしれないってことですよね。
そうなのか。そうなんだ。
でも一方、海外に目を向けると、それがないと差別化にならないから、
僕からすると、日本って世界で一番長寿企業の多い国。
200年以上続いてる企業の過半数は日本企業なんですよ、世界的に。
そうなんですね。
そうなんですよ。56ぐらいかな。
200年以上続いた企業の数、世界的に見ると日本の企業が過半数なんですね。
すごいですね。
それぐらいものすごいストーリーがあるはずなんですよ、それぞれの会社に。
社員も知らないぐらいじゃないですか。
東京100年、200年で江戸時代からやってるみたいな。
すごく興味深いですよね。
年表だけじゃ伝わってこないですよね。
年表はデータですからね。
何年に何があったとか。
あれが一番伝わりにくいので、歴史なんていうのは映画とかにしたほうが伝わるじゃないですか。
そういうので、創業ストーリーみたいなものも映像とかにするとか、
あと会社だったら漫画にしてる会社さんとかもあるんですけど。
そうなんですね。
ブランドコンセプトっていうのもストーリーだったりして。
手前みそで言うと、うちの会社ビートラックスもブランドストーリーはありますからね、社名とブランドも。
音楽の、僕がもともとミュージシャンを目指していて、それをきっかけに社名は音楽っぽいのがいいなと思って。
レコードのB面でBのトラックスでビートラックスにしてロゴもレコードっぽくしてるみたいな。
こんな話を伝えると、すんなりみんな理解してくれて記憶に残る。
社長の人隣みたいなところも伝わる。
人隣?
パーソナリティの部分が見えると。
バックグラウンドが伝わるんで。
特に僕はプレゼント化してQ&Aの時とかに質問とか聞くと、一番多い、もっとこれ教えてくださいって言われるのが、
失敗なんもっと知りたいですっていう。
人って失敗なん好きなんだよね。
人間っぽく見えるとか、近く感じるんじゃないですか、そういう話を聞くと。
どうなんですかね。多くの場合、例えばさっきから出てきてるスティーブ・ジョブスとか、最近だとイーロン・マスクとか、
著名な方が人気がある理由の一つが、古典版に合ってる失敗談があるからだったりするんですよね。
そこから這い上がるみたいなのが好きみたいで。
実際に僕調べたんですよ。
人の心に響くためのストーリーのフォーマット?
魅力的なストーリーを作るための構成みたいなのがあって、
このストーリーを使ったブランディングをする際に、どういうフォーミュラを活用するといいんだろうと思って調べた結果、
ハリウッド映画とかが採用しているテンプレートがあるんですよね。
ストーリーテンプレートが。これがよく照らし合わせてみると、多くのヒット映画がこれに沿ってるんですよね。
ここでポッドキャストを聞きの皆様へお知らせです。
僕が経営するビートラックスでは、シリコンバレー式のイノベーティブな組織作りや、
企業カルチャー変革、そして日本企業の世界進出を支援しています。
これまで300以上のプロジェクトを成功に導いてきました。
ビジネスのグローバル展開やブランド強化、組織変革を検討中の方は、
ぜひ概要欄よりビートラックスのウェブサイトをご覧ください。
それでは引き続き内容をお楽しみください。
ある意味なぞってるっていうか、映画に至っては、
このシーン、こういう感じのシーンはだいたい冒頭10分とかその後20分とかって、
そういうコマ切れも、コマの枠も尺も設定されてるぐらいのフォーマットがあるんですよ。
紹介しようかなと思って。
まず主人公出てくるんですよね。
それがどんな人かってなんとなくわかる話をして、
その後主人公が何かの問題に直面するんですよ。
挫折とか苦悩みたいな。
そんなことをしている時に、それを助けてくれるキャラが出てくるんですよ。
そのキャラと一緒にその課題を解決するプランを考えるシーンがあって、
それを実行に移すシーンがあって、それで苦悩を戦って、
それをなんとか勝つというか成功するんですね。
それを基に主人公が成長したというエンディングにつながる。
この構成を使うと、人間がそのストーリーにものすごく魅力を感じるらしいですね。
なるほど。
例えば、スターウォーズという昔からあるSFAが、ルーク・スカイウォーカーというのがいて、
ヨーダという支援者が出てきて、オビワンとかもそうなのかな。
一緒にライトセイバーの訓練とかして、ダース・ベイダーと戦って、
最終的に勝ってルーフが成長するみたいな。
そのまんまですね。
そのまんま。
このフォーマットは多くの映画が、たぶんハリーポッターとかもこれなんだと思うんですよね。
確かにこれが人間が一番満足感を得る流れなのかもしれないですね。
そうなんです。感動するフォーミュラになってて。
これも時代を変えて、シーンを変えて、シチュエーションを変えているだけで、
いろんな映画が作れるっていうお手頃プラン。お手軽プランかな。
確かにヒットしているものは、そういうのがもしかしたら多いかもしれないですね。
そうかもしれない。
企業とかでも、企業の創業ストーリーとかスタートアップとかのストーリーとかもそういうのが結構。
創立者の方がまず一人でやって、ちょっと問題が出て。
うまくいかなくて、コファウンダーみたいな人がいて、一緒にやって。
試行錯誤で最終的にうまくいくみたいな。
今は成功した会社になってますみたいな。
確かに確かに。
ネットフリックスの創業ストーリーも面白くて、それに結構ハマってて。
ファウンダーの人がスタヤみたいなDVDのレンタル屋に行ったんだって。
それで大納料金がものすごく高すぎて、ぶち切れて。
ふざけんなって言って。
それをどうにか改善するようなサービスを作りたいって言って、コファウンダーを見つけて。
それでネットフリックスっていう、その時はDVDをレンタルするっていう。
メールオーダーっていうか、オンラインでサブスクしておくと、
プランによって常時2枚までとか3枚までとか借りれるみたいな。
で、エンタイ料金ゼロで、いくらでも借り続けていいんですね。
1ヶ月でも2ヶ月でも3ヶ月でも半年でも、そのDVDを所有しててもいいんですけど、
枠が決まってて、他の借りたければ今借りてるのを返してねっていう。
エンタイ料金ゼロっていうのを売りにして、
そこからストリーミングに移行してったんですけど。
これ非常にストーリー性が高いし、なおかつ、
これ本当に嘘みたいな話なんですけど、
ファウンダーがエンタイ料金がものすごい取られた作品って、
アポロ13っていう月に行くトラブル映画、トム・ハンクスが。
ネットフリックスを創業してから、ネットフリックスがヒットしたことで、
もともと借りてたブロックバスターっていう伝えみたいな会社が倒産するんですけど、
ネットフリックス創業してから13年後に倒産したんだよね。
13つながりで。不思議だよ。
都市伝説みたいな。話が上手すぎるね。
綺麗すぎますね。
でもそうなんだって。
それでネットフリックス愛が育まれるという。
そのストーリー知ってたら、他のシーン言いたくなっちゃったりもしますので。
でしょ?知ってる?自慢気に。
受け継がれるんですよ。冒頭で言った、聖書とか宗教の文献とかがストーリー仕立てになってると、
継承しやすいんですよね。次の世代に。読み聞かせられるっていうか。
イエス様が3日後に復活しましたとかそういうので。
なるほど。確かに自分の頭で理解ができて咀嚼できてるからこそ伝えられるじゃないですか。
人に伝えられるの。それがストーリーだと人間の脳が理解しやすい。
想像ができると記憶に残るんでしょうね。
言葉を記憶から引っ張るんじゃなくて、真意を引っ張り出して、その真意を解説するっていう順番な気がするんですよ、記憶って。
一言一句を覚えてるわけじゃないじゃん。だけど脳内で動画みたいなものが再生されて、
それの解説を言葉でするわけだから、一回想像させるのが重要なんだろうね、脳の中に。
確かにフォトグラフィックメモリーがまた別で、あれは特殊能力で見たものがそのまま脳に焼き付く。
これは別です。これは違います。
フォトグラフィックメモリーを持ってる人がほとんど少ないですからね。
一般の人はそれがないので、想像してもらって映像化させてもらって、それを再生ボタンを押すっていう。
ビデオでもですね、フォトグラフィック。フォトグラフィックは難しいです。
それは持ってる人少ないので。
だから映像と音楽は記憶に残りやすいと思うんですね。
数え歌みたいなものとか。
よく音楽聴くと、その音楽を聴いてた時の時代のことを思い出したりとか。
それはまた別の話で。
違うんですか?
それは良いです。それはあれですね。
音楽が流れてた時の体験がそのまま脳に記憶されるっていうものですけど。
僕が今言ってるのは、音楽にすると歌詞とか内容が覚えやすくなるってことですね。
そういうことですね。分かりました。
歌詞を文章にして暗記するのめちゃくちゃ大変だけど、
曲になってたら歌えるじゃないですか。
そうですね。
覚えてるんです、脳がね。
そのぐらい物語と音楽は心に響きやすいし、記憶に残りやすいし、周りに伝えやすいから、
ブランディングってもうこの3つなんですよね。
愛着が湧いて記憶に残ってて周りに伝えるって、これがもうブランディングが目指す最高の地位じゃないですか。
それができるのがストーリー作りなんだろうなと思ってるという。
最後にこのブランドストーリーを生み出すための5つのポイントということで、