それはそれで時代だなっていう良さはありますけど。
それはそれとして。
それはそれとしてっていうか、でも今から振り返ってみると、
もう本当に時代の必然みたいな感じに見えるなっていう。
技術的にもう限界ギリギリのラインでうまく表現できるものとして、
多分おもちゃが選ばれてるんですよ。
人間の顔の表情とかあんまりやろうとすると荒が出ちゃうから。
でもあのつるっとした感じの。
つるっとしていて固くて。
そうそうそうそう。
あの感じだったらその当時の3DCG技術で結構完璧にいけるぞみたいな。
っていうのがあって、おもちゃ主軸でストーリーを作るっていうのがもうビタッとはまったっていうのもあるんだろうなっていう感じがしますね。
でもその話はなんかで聞いたことありますね。
そうですか。
ちょっと子供が若干不気味ですけどね。
そうですね。
大人の顔は出てこないんだけど子供の顔はね、ちょこちょこさすがに出さざるを得ないっていう感じ。
でもそこはコースをなるべく削減できるようにシーンを組んだのかもしれないですね。
そうそう。あのオープニングとかでね、制作組織スティーブ・ジョブズとか出てきてて。
ああ。
そうだよなと思って。
すごい。そうですよね。
ジョブズがアップルを追い出された後の、その戻ってくる間にこう作られた作品ですよね。
そうですね。そうなのか。あまり詳しいあれは知らないんですけど。
僕もね、見た後ちょっと調べたんですけど、ちょうどそのネクストっていう会社で結構その性能の高い強いコンピューターを作ってたみたいなんですけど、
それがあんまりうまくいってなくて、その時たまたま関わってたピクサーの人たちのトイストーリーの作品を見て、
これはなんかそのコンピューターの宣伝に使えるぞみたいな感じで、ある種こうプロモーションビデオぐらいの感じで参加してたみたいで。
なんか最初に作ったやつも見ました?
そうなんですか?
そうですね。トイストーリーの元になった映像みたいなのがあって、なんか赤ちゃんがこうおもちゃを追っかけ回すみたいなやつがあるんですけど、
その時の赤ちゃんのクオリティはちょっと結構厳しさはあるんですけど、でもおもちゃが動くっていうところはもうその時点でできてて、
でもあのモーションがうまいんですよね。最初から。
へー。
トイストーリーもすごいうまいと思うんですけど、なんか動きで感情っていうか命を与えていくみたいなことがなんか最初からできてるじゃないですか。
確かに。
あれってすごくないですか?
そのおもちゃだから表現できる顔の表情もそんなに豊かじゃないじゃないですか。
でもその少ない表情のコントロールでめちゃめちゃ豊かに表現してるっていうのは。
いやーほんとすごいですよね。
おもちゃだからそれに説得力があるっていうのももちろんあると思うし、そういうのも含めてめちゃめちゃ必然性のど真ん中にバシッと当てて、
これがこけてたらもうピクサーとか存在しないぐらいの感じだったんで。
まあそうかすごい話ですね。
振り返ったら生まれるべくして生まれたみたいな感じに見えるけど、当時からしたらすごいめちゃめちゃちっちゃい的にビタッと矢を当てたんだろうっていう感じしますね。
ストーリーでもめちゃめちゃ面白いしちゃんと。
でもトイストーリーのDVDかなんか書いた時に、よくDVDってボーナスとアップで制作秘話みたいなのが入ってたじゃないですか。
ありますね。
あれ一回見たんですけど、当時レイトレーシングという概念がない中で虫眼鏡の表現が難しかったって言ってたんですよ。
ああ。
あれ虫眼鏡が出てきたシーンありますかね。
ありますね。
シドっていう悪役の少年、意地悪で凶暴な子供が虫眼鏡でウッディの額に光を集めて。
ヤキを入れるっていう。
ヤキを入れるっていう。
すごいひどいシーンがあるんですけど。
結構えげつないですね。
無理ならそんなシーンやらなくていいと思うんですけど、虫眼鏡越しに、確かウッディを一回ちょっと見るんだったかな。
虫眼鏡越しのシーンがちょっとあるんですよね。
その歪んだ表現がね。
あれは今だったら光が屈折してこうなっててCGでトレースするっていうのは簡単にできるっていうか標準の機能としてあるけど、
それが全くない中でゼロベースであれを表現するためにプログラムを組んだみたいな話があって。
すごい。
具体的にどうやったっていうのは言ってなかったんですけど、
すごい、ただ歪むだけじゃなくてちょっとフォーカスが合ってるような合ってないような感じとかがめちゃめちゃよく表現されていて。
ごくワンシーンのためにね。
そう。
それ聞いたときに何だろう、ギリギリ作れたすごい対策なのかもしれないけど、案外試行錯誤する余裕がたっぷりあったのかなという気がして。
なるほどなるほど。
じゃないと多分映画を作るためのソフトを作るところから入ってるじゃないですか。
多分そうでしょうね。
今でもそうかもしれないけど、そこから手を出すっていうのは相当ある意味余裕というか、
確かにね。
やってやるぞっていう気持ちなのかもしれないけど、すごいですね。
それこそスティーブ・ジョブズが投資家的なポジションで入ってたからみたいなのもあるのかもしれないですけど。
なんでできると思ったのかな。
すごいですよ。
あと悪役で出てくる少年のシドっていうやつが、実はこの登場人物の中で一番クリエイティブな人間なんじゃないかっていう説みたいな話があって。
確かにそうかもしれないですね。
見返すとやっぱりそうとしか思えないというか。
この作品の中で最も将来めちゃめちゃクリエイティブになってそうなのはシドだなっていう感じはあって。
やっぱ他の子供とかは与えられた枠の中でおもちゃを遊ぶだけだけど、シドは破壊をも含む改造をやってるから。
そうですね。破壊してかつマージするっていう他のおもちゃと。
そう、いろんなおもちゃをバラバラにしてくっつけて、新しいのを組み合わせて作るっていうことをやってて。
あと爆弾を人形にくぐりつけて破壊するみたいなめちゃめちゃえげつないこともやってはいるんですけど。
それを人間に対してやってたらやばいけど、あくまでおもちゃに対してやってますからね。
確かにな。悪そうには書いてあったけど。
タブーを恐れないっていう創作の壁を持ってないっていうのがね、やっぱシドの厳選というかあるなと思いましたね。
なるほど。今思えばシドの部屋に結構工具とかたくさんあって、おもちゃもそんなに隠してるわけじゃなくたぶんいろんなことしてるんだと思うんですよね。
妹はちょっと怖がっ、妹いましたよね。
妹いましたね。
なんかちょっと怖がってるというか嫌がってるというか、人間性的にはあんまり良くないキャラではあったけど、
親は少なくともその改造オタクである彼をその部分においては咎めてない。
許容してるっていうある程度。
それは結構重要なことかもしれないですね。
良い教育かもしれない。子供にそういう工具を買い与えてるってところからですよね、まず。
そうですね。なかなか買えないですからね。
そうですよね。
うーん、うーんって。うちもちょっとそうだな、工具があったからこそちょっと物を作ろうという気持ちが芽生える環境ではあったので、
そういう意味では僕とシドはかなり神一人だった可能性はあるなという。
そっち方面に行ってた可能性も。
ちょっと危なかったかもしれない。
この辺ってどうなんだろう、続編で掘られたりすんのかな。
あー。
ちょっとわかんないです。
2もまだ見てないんで、見直してないんで。
えーっと、でも作ったオモチャっていう話は、フォーキーってわかります?
わかんないですね、まだ。
まあ、後々オモチャ、自分で作ったオモチャについての話っていうのは確かに出てきます。
あ、そうなんですか。
ちょっとシドとはだいぶ方向性が違うんですけど、作ったオモチャっていうものに対して、
まあ、なんだろう、ストーリーが生まれるっていうものがあるんですけど、まだちょっと出てきてないのは、
僕はすごい期待してるんですけど、
オモチャを設計する人とか、オモチャ工場の話とかが出てこないかなと思ってて、
あのー、まあ例えば、ウッディが正義感が強いのは、あれ保安官のオモチャだからかもしれないんですけど、
まあまあ。
保安官のオモチャだからこうだろうなって思いながら作ってる人の意思が実は反映されてるみたいな話が、
なんかあってもいいなという気がするんですよね。
だから、それぞれのキャラの源になっている作者みたいな話っていうのが出てくると、
なんかそれはもう作り手側の話になってくるから、結構いいというか面白い話になるんじゃないかなと勝手に思ってるというか。
結構そのトリッキーな切り口というか、なんかすごい感じましたね。
オモチャという話でも全然一筋縄ではないみたいな。
そうですね。あの話になるまでどういう議論というかあったんでしょうね。
これがちゃんと世の中に受け入れられる形になってるのが本当に奇跡的というか、という感じしました。
なんかそんなに映画を作り慣れているチームだったとは思えないけど、まあそういう人も招いてたかもしれないですけどね。
それにしてもかなりトップのこう、よしそれでいくぞっていう決める力が強くないと、なかなか物事って動かないと思うので。
いやー、なんか当たり障りのない話は作りたくないっていう意思がもう最初からあったんですかね。
なのかな。やっぱなんか一級入港軍感はやっぱめっちゃありますね。
もうこれが最後だぐらいの覚悟でやってると思いますね。
いやー、最後だとしても、最後だと思ってやって普通に見てる人はたくさんいるでしょうかね。
もちろんね。
すごいな。
っていうね、なんかそういうところから始まって、なんか今の3DCG映画みたいなのがめっちゃあるっていうのはすごいなと思いますね。
そうですね。じゃあちょっと足を向けて見えないですね。
そうそう、カーズ、その精神的続編としてカーズが多分あると思うんですけど。
はい?精神的続編って言うとどういうことですか。
なんですかね、その直接つながってるわけじゃないけど、その大きな意味で引き継いでるというか、シリーズを。
それはどうしてですか。
多分なんかその子供が大好きなもので、その3DCGの映画を作るっていう。
確かにそれ以外は。
フィニッカーはすごい意識されてると思いますよね。
ママに命を吹き込むみたいな話はカーズが確かに続編っぽいですね。
なんかちらほら、そのトイストーリーにあった名前とかが引き継がれたりとかしてて。
そうなんですか。
よく見るとそのカーズの車のタイヤにライトイヤーっていうブランド名がついてて。
あー確かに。
それがバズライトイヤーの名前だったりとか。
あとトイストーリー見てびっくりしたのは、そのカーズで出てくるスポンサーの大きな企業の名前がダイナコっていう名前なんですけど。
それもあのトイストーリーでダイナコっていうガソリンスタンドが出てくるんですよ。
そっから撮ってたのか。
そうそうそう。だからこちらほら、やっぱピクサーとしての精神的支柱というか、としてやっぱあるんだろうなっていう感じがしますね。
しかも、グッドイヤーとかとうまく。
そうそうそうそう。うまいことなんかかけた感じで。
おしゃれなんですよね、やり方が。
へー、なんかライトニングって言ってたしグッドイヤーがあるから、そこ気づかなかったですね。
なるほど。そういうのがあったりとかして。
なるほどね。
これからも子供を騙しながらトイストーリー2も見ようと思ってます。
そのうち気づくのかな。
気づいてはいると思います。
そうか。カーズではないけど悪くはないみたいな。
そうですね。
でもまあ、当時と違ってカーズはかなりグニャグニャ動きますよね。
まあまあ、もちろんね。
もうそこはすごい技術の進歩だなと思いますけど。
そうですね。カーズもまだ2010年より前の作品だったかな、最初のやつは。
カーズ1、2006になってますね。
そうそうそうそう。
すごいな。
だからカーズの3ぐらいのところまでいくとだいぶ最近なんですけど、背景のリアルさとか全然違うんですよ。
1は1でリアルな背景を必要としないようなシーンを上手いこと使って作られてます。
3になるとすごいリアルな森林とか出てきたりとかして。
なるほど。
それはそれでちょっと浮いてて面白いっていうのもありますけど。
いやでも、その技術で作れるものが増えていくっていうのはかなり如実に現れる分野だと思うんですけど、
エルサの髪の毛の本数が実は人間の本数をだいぶ超えてるみたいな。
そうなんですか。
そうそう。何十万本ちょっと忘れたんですけど、人間の平均より4倍とか確かあるんですよ。
もはやフィクション。
多ければ多いほどいいのかな。
なんかいい表現にはなったんでしょうね。
そうやって現実を再現するっていうのをある意味超えて、何ていうか、現実で起こらないことをCGの力で強引に再現するみたいなのはすごい面白いなと思います。
すごいな。
ズートピアとかも毛の本数がすごいのが大変だったみたいな話。
むしろ技術的に毛がやれるっていうところにきたからズートピアが作られたみたいなのはあるかもしれないですね。
常にその境界に作品が誕生するみたいな。
おもちゃが表現できる境界に技術がやってきたからトイストリーが作られたみたいなのがあるかもしれないですね。
じゃあ次に現れる境界って何なんだろうな。
そうですね。映像をやってる人と比べたら全然もう映像の人なんかね。
何十テラ何百テラとかって話になってくると思うんで。
その人こそどうやってるんだって僕は聞きたいんですけど。
ちなみに僕は首根っこつかまれてる側の人間で。
そうなんですね。
そう。ライトルームで管理してるんですよ。
デジカメで撮った写真もスマホで撮った写真も。
そうです。
全部ですか。
全て。
スマホなんてヒーフというかヘイクが。
変な拡張しね。
あれ素晴らしいフォーマットだと思うんですけど。
そうなんですか。
それ自体は好きなんですけど全然軽くて。
デジカメで撮ったやつが1枚35メガとかなんでそっちが重いですね。
そうなりますよね。
どこに置いてるんですか。
それがですね、アドビのクラウドに全部があって。
アドビに首根っこ。
そう。月に2000円ぐらい。
おー。
結構なアドビ勢ですよね。
そうなんですよね。
そうなってくると。
で、やっぱライトルームのいいところもたくさんあるんで。
例えばタグ付けを雑にやってても顔で検索できるみたいな話あったりとか。
ノイズ除去の機能がもう素晴らしすぎて。
それポンとワンボタンでやると結構ノイズでガビガビだったやつが割と見れるぐらいになったりするので。
そうすると無理に明るいレンズを買わなくていいっていうなんていうか節約効果すらあるというか。
ちょっと無理じゃないですか。
いやでも本当に使い始めると、ちょっと急にF値の話するとあれなんですけど。
前まではF2.8の明るいレンズ。
2.8は暗いという人もいますけど、
ズームレンズの中では明るいレンズを使わないとちょっと早く動く子供を追っかけるのは結構厳しいと思ってたんですけど。
それでも2.8でも全然足りないぐらい。
だけど最近はF4というもっと半分ぐらいの明るさのものを使ってて、
かなり軽量なシステムで写真を撮りつつ、ノイズが気になった時だけノイズをAIで消すっていう流れで作業することになっていて。
結構ありがたいんですよね。
これで明るいレンズを買おうと思ったら追加で2,30万飛ぶかもしれないところが飛ばなくて済んでいるっていう側面はあります。
そう思うことによってアドビに払うお金を正当化してるっていう。
元々ずっと払ってたんで、いつ抜けようかなと思ってたらどんどんいい機能が出てきてしまって。
しかもアルバムっていう機能で色々な写真をまとめたりしてると、アルバムという概念から移行するっていうのがちょっと難しかったりするんですよね。
フォルダ単位で日付で分かれてはいるんですけど、アルバム単位っていうのはまた別の概念なんで、それをどうやって持ってきたらいいのかわからないとか。
そう、結構困ってます。正直。
本来機能は機能、ストレージはストレージのはずじゃないですか。
そうですね。
ノイズ除去してくれるとか、それは機能に対してお金を払うっていうのは全然納得できるんですけど、ストレージ課金になっていることによって首根っこ感がすごいじゃないですか。
そうですね。でもまあね、Macで読み込んだものをiPadで見れないのは不便だしなと思うと、クラウド、じゃあ自宅のクラウドで行くかって思うと機能がないと。
まあ、そう。
そうなんですよね。
そうだよな。
困りましたね。
テッドーさんとか僕とかですら、こんな困ってる問題を普通の世の人々はどうやって解決してるのか、あるいはしてないのかが知りたいなと思って。
でもやっぱほとんどはGoogleとAppleのどっちかだと思いますけどね。
もうお金払い続けるという。
まあぶっちゃけ、かなり安い方だと思うんですよ、クラウドの中では。
はいはい。
消えないようにバックアップを取ってくださいって言っても、まあ95%の人は多分できなくて。
まあそうですね。
で、できたとしてもハードディスクを二重化するみたいな正しいやり方をすると結構コストがかかって、結果的にはクラウドを利用した方が安い人が大多数だと思います。
まあそうなんですよね。
で、一回高校の時の友達から急に連絡が来て、写真が全部消えたから持ってるやつ送ってほしいみたいな。
まあそれは自業自得だなと一瞬思ったけど、ある意味そういうディスクを常に払った仕組みが悪いって言ってもいいなと思っていて、
で、それをiCloudが解決してくれた、Googleフォトが解決してくれたなら、引いてみるといいことが起きていて、副作用はそれに対してちょっと相対的には小さい問題だと僕は思ってます。
なるほど。
でも僕としてはもう一点でムズムズするんですよ。ストレージってアクセスしなければあるだけの存在じゃないですか。家に置いてあるハードディスクとかそうだと思うんですけど。
そうですね。
そのあるということに対して未来永劫お金を払い続けなければならないっていう事実がすごい怖いんですよね。
これはちょっと僕がもはや古い世代ということなのかもしれないですけど。
いや、不安定な感じはしますよね。自転車創業とまでは言わないけど。
そうですね。生存に対して払い続けないといけないっていうのはあるんだけど、それは多分感覚を変えていかないといけないんだろうなっていう。
じゃあ例えばなんですけど、10万円で安全なストレージを買って、それに入れてOKだったらそっちの方が良かったりします?
10万円で安全なストレージを買って、それだったらもう自動でバックアップも取られてる。
そうですね。
だったら今ならまだそっちに行けるなっていう。
もうすぐGoogleフォトとかの思い出を思い出させてくれる機能とか、ああいうのがないと生きていけないと感じるようになってきちゃう。
まあ、でもこれからはそうですね。それがあることによって、どんどん直近のことを忘れていく年になっていった時に、
写真っていうのはただ撮って忘れるだけの存在になっていく可能性はありますからね。
人生がどんどん味気なくなっていく。
それを定期的に思い出させてくれる。しかもいい感じにまとめて。
人生に彩りを取り戻させてくれる。たったの月額350円で。
そうですね。
払います。
ってなっちゃいますよね。
いや、そうなんですよ。
なんだかんだサーバー、一応自宅サーバーでファイル管理してたりすると、コストかかるんですよね。
そうですよね。それは。
電気代で300円はかかってます。
でも、うちのってめちゃめちゃ低消費電力だから、それで住んでるんですけど、
普通のパソコンをずっと回してたら1000円とか2000円とかたぶんいったかもしれないなと思いますけど。
そうですよね。
なんか、それを知ってるから、僕はあんまりそういう体力がない人っていうか、普通そんなの自分でやりたくないんで、
クラウドには是非入って、是非400円とか、アップルだったら140円ぐらいが最低のやつでしたっけ。
たぶんそうですね。
50ギガとか。
50ギガだかなんだかで。
あれは是非入って、もうお買い得ですよ。
それ自分でやろうと思ったらどれだけ大変か、たぶん想像もつかないと思うんですけど、
思うと、だってバックアップハードディスクに取ればいいんでしょって言って、
ハードディスクに入れて本体から消して、ハードディスクが壊れて、あれバックアップ取ってたけどハードディスクが壊れちゃったって、
それはバックアップじゃないですっていう会話があるじゃないですか。ちょっと分かりますかね。
要するにどれか1個は壊れても大丈夫な状態にするのがバックアップであって、
そのためには常日頃情報を更新し続け、常日頃壊れてないか確認して、壊れているのに気づかずに書き込み続けているってこともありますから、
そういうことを常日頃怠らず壊れる前に常日頃新しい、2,3年に1回は新しいハードディスクを買い、やってはいないですよね。
いやほんとね。
よっぽどハードディスクが好きな人じゃないと。
あとその思い出ってそんなにしてまで守る価値があるものなのかっていう、より本質的な問題がその後ろに横たわっていると思ってて。
まああると思いますけどね。
例えば実家だって子供が生まれて大人になるまでに発生したお菓子の袋とか、そういったものをずっと取ってたりとかしないじゃないですか。
おもちゃの箱とか、それこそトイストーリーみたいに。
まあ捨てていくものではありますね。
おもちゃだってホコリかぶって使われなくなったら捨てられていくっていうものじゃないですか。
本来人生ってそうだったんじゃないかっていう。
確かに。
永遠を志してしまったがために、クラウドの炎に焼かれ続けなければならないっていう宿命を背負ってしまったんじゃないかっていう、より根本的な問題意識はありますね。
人は永遠を夢見すぎたんじゃないかっていう。
まあ例えばそれで言うと、10ギガしか持ちませんって決めて、古いものは消えるか、祝祭るかっていうのを自動的にやっていくみたいな生き方もあるかもしれないですね。
そうそうそう。
そういう主義ですよ、もう。
確かにちょっと年配の人、年配っていうのかな、がスマホの写真の管理の仕方どうしていいかって聞いたら、いっぱいになったら消すって言ってたんですよね。
逆にロックですよね。
あ、消していいんだってちょっと思ったんですけど、確かに消せばいいんだなって思ったけど。
思い出なんてそんなもんだよっていう、かっこいいと思いますね。
まあすごいなと思ったけど、逆にもらった手紙とかを古いものは捨てていってるっていう話をした時に、これ別の人なんですけど、捨てるのもさっぱりしてていいねみたいなことを逆に言われたことがあって、
紙の書類はどんどん捨てるものだと思って生きてきたので、手紙って言ってもそんなに大げさなものをもらうことってそもそもないと思うんですけど、
まあね。
でもその意外にもった人は捨てない派だったので、手紙が溜まっていくんですよね。
だからちょっとその人、もしかしたら昔の人は紙の書類は取っておいて、データは消していいと思っている。
若い人はその逆って思っているっていうパターンはちょっとステレオタイプすぎるけど、あるかもなと思いましたね。
物理とデジタルデータの重みを置く感覚の違い。
バランス感覚というか。
そうですね。
確かにそれはあるかもしれない。
僕は努力すれば取っておけるものを書類でも見ていくっていうのは結構。
まあそうなんだよな。
どうかなと思うけど。
消すのは相手でもできるけど、もう取り戻すことは一生できないっていう。
そうなんですよね。
原理的な恐怖ですよね。
一旦僕は、そうですね、1日1ギガ増えていく。
もう無効1年は多分クラウドに払い続けるっていう形を取るとは思います。
どんどんその雪だるま式に増えていくわけですからね。金額が。
なんか安くならないですよね。
なんか昔から1テラ1000円って変わってなくないですか。
そうですよね。ハードディスクの値段はある程度下がって、今ちょっと下がり止まりしてるのかな。
わかんないですけど。
そうにしても下がらなすぎというか。
クラウドはやっぱり下がらないようにいろいろ付加価値をつけたりとかしてるんでしょうけど。
そうですね。
確かに本当はハードディスクの値段っていうよりも、
トラフィックというかデータを出し入れすることに対するコストがかかるから、
容量だけで課金するのは間違ってるっていうのはあるとは思うんですけど、
でも最初ドロップボックスが1テラで1000円でしたよね。
なんかそんな感じでしたね。
で、それって何年前?もう十数年前です。
さすがにおかしいだろうと。この他のものと比べて。
そうなんですよね。今ハードディスクの一番でかいやつって、これが一番かなどうだろう。
20テラとかあるんですよ。
24テラとかもありますね。
多分この辺が今のところ上限だと思うんですけど、
当時ドロップボックスが出た頃って多分2テラとか4テラの時代だったんで、
一桁は増えてるはずなんですよね。
これは結構写真、クラウドストレージ問題はすごくビジネスと人生の哲学だったりとか倫理だったりとか、
そういったものがクロスする、あと技術的な問題と、そういったものが全部クロスする、結構重要な場所にある問題。
尊厳史とかと同じように議論されるべき問題なんじゃないかなって思ってるんですけど、
みんなそんなにまだね、差し迫った問題を感じてないから笑ってられるのかもしれないですけど、
これデータがどんどん増えていって、月5万とかになったらどうするって話ですよ。
しかもそのデータが5万を払い続け、ざるを得ないと感じるほど重要。
1章分の記録が全部そこに乗っかってて、月5万みたいな。
なんかお墓の維持費みたいな話になってくる。
そうですよ。そうなってくるといよいよそこに対して何に払ってるのかっていう。
それはなんかむしろそのデータっていうよりかもっとこう霊的なものだったりとか、
生きているっていうことの実感に関するものだったりとか、なんかそういった問題になってくる気はしますね。
そうですね。なんかこれって遡ると同じような問題ってあったんじゃないかと思うんですけど、
なんか例えばVHSが大量にある人も同じようなことを感じてたんじゃないかなと思うんですよね。