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  2. #87 クリーンテックの転換期は..
2021-10-28 41:00

#87 クリーンテックの転換期は今かもしれない 2021

こんにちは!今週は、アメリカの悪化する災害、クリーンテックの転換期について話しました。 こちら10月頭に収録しました。今週のカルフォルニアは、大雨で土砂崩れや停電などがあったようです。現地の方はご無事でありますように!

 ◎今週のトピック
カルフォルニアの干ばつ / 山火事 / テックが悪影響なのか / トゥモローランドとテック / 15年前のクリーンテック時代のリターンは? / テクニカルリスクとエグゼキューションリスク / クリーンテックのターニングポイントがきた / ユースケースが生まれて、インフラが生まれる / 合成バイオ 

◎関連リンク
・Future of Energy Requires Cleaner Electric Batteries to Solve Cobalt Problem - Bloomberg
https://www.bloomberg.com/news/features/2021-09-23/future-of-energy-requires-cleaner-electric-batteries-to-solve-cobalt-problem
・Large contribution from anthropogenic warming to an emerging North American megadrought
https://www.science.org/doi/full/10.1126/science.aaz9600
・Heat Wave Kills Estimated 1 Billion Sea Creatures Off Canada’s West Coast : NPR
https://www.npr.org/2021/07/09/1014564664/billion-sea-creatures-mussels-dead-canada-british-columbia-vancouver
・Heat Wave Kills Estimated 1 Billion Sea Creatures Off Canada’s West Coast : NPR
https://www.sfgate.com/bayarea/article/California-snowpack-0-below-normal-dry-winter-16217544.php
・Hydroelectric Power - Water Education Foundation
https://www.watereducation.org/aquapedia/hydroelectric-power
・Hydroelectric Power - Water Education Foundation
https://www.wsj.com/articles/california-scrambles-to-find-electricity-this-summer-as-blackout-risks-grow-11625666400
・California Adopts Rule to Protect Outdoor Workers from Wildfire Smoke
https://www.lhsfna.org/index.cfm/lifelines/september-2019/california-adopts-rule-to-protect-outdoor-workers-from-wildfire-smoke/
・Ash rains down in California from Caldor Fire
https://www.ktvu.com/news/ash-rains-down-in-california-from-caldor-fire
・Disneyland’s Tomorrowland was once an ode to a utopian future.
https://slate.com/technology/2017/09/disneylands-tomorrowland-was-once-an-ode-to-a-utopian-future.html
・The Myth of The Infrastructure Phase | Union Square Ventures
https://www.usv.com/writing/2018/10/the-myth-of-the-infrastructure-phase/ 

【Spotifyオリジナルで新番組がスタート!】
bytes by Off Topic http://spoti.fi/bytesPodcast 

◎ひとこと by Tetsuro Miyatake
直近のSequoiaのファンドストラクチャーの変更の発表、a16zやTiger Globalの動き、相次ぐ著名VCの引退発表を見るとアメリカのVC業界も大きなシフト・進化している気がする。 

◎記事も書いています 
https://offtopicjp.substack.com/ 

\ Youtube /
https://www.youtube.com/c/offtopicjp 

◎Twitter
Off Topic https://twitter.com/OffTopicJP
Miki Kusano https://twitter.com/mikikusano
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00:06
みなさんこんにちは、草のみきです。 宮武哲郎です。
Off Topicは、アメリカを中心に最新テックニュースやスタートアップ、ビジネス情報を 緩く深掘りしながらご紹介する番組です。
今回のトピックは、クリーンテックの転換期は今かもしれない 2021 について話していきたいと思います。
はい、ということで。 結構、Off Topic的には珍しいかもしれないですね。
いや、めちゃくちゃ珍しいですし、なんかちゃんと話せるのかは、ちょっと緊張してます。
結構、もう一個やってるポッドキャスト、リテールとか、D2Cに特化したシリアルトークっていうポッドキャストのメディアもやってるんですけど、
そっちでサステナビティの話は一度したことがあるんですけど、
ちょっと今回はもっと大きめな、広く話をもっとしていきたいなと思って、今回はっていう感じですよね。
そうですね、まさにそうだと思います。
はい、ということで、君の声を届けようアンカー。
私たちの番組は、ポッドキャストの制作から配信まで全ての機能が揃ったアンカーというアプリで配信しています。
はい、今回はじゃあ何から話し始めましょうか。
そうですね、まずはカリフォルニア間はやばい状況ですよね、っていうところから始めましょうか。
あの、干ばつとか。
山火事とかも、列中ありますよね、本当に。
いろいろ課題になっていて、例えばその干ばつの話とかで言うと、もう水が足りてないっていう状況だったりするので、
多分、過去500年ほど見たことないレベルの干ばつになっていて。
異常気象。
異常気象です。
異常気象がもう何年も続いているって感じですね。
へー。
なので、これはもう異常気象になっているのかっていう話もあるんですけど、
それこそ、カリフォルニアって山があって、山に雪ってもちろん積もるんですけど、
その雪の積もったレベルがパーセンテージで毎回、毎年計算されているんですけど、
それが6月時点で0%になったんですよね。
なんで雪がないと。
で、もちろん、それって温度がすごい上がったり、そういうのもしていて、
で、ちょっとそこには後で戻るんですけど、
例えば、カリフォルニアから出て、ブリティッシュ・コロンビア、カナダにありますけど、
そこって確か温度が49度まで上がったりして、
へー。
そこで、その影響で住んでいるっていう、動物が10億…
単位なんて言えばいいんですかね。
10億匹どこですか。
10億匹が、もしかしたらそれでいなくなっちゃうかもっていう。
へー。
まあ本当にムール貝とか、水がもうこれだけ温度が上がってしまうとかなり影響されちゃうので、
03:09
それで水のクオリティが変わって、それでムール貝がいなくなって、
で、ムール貝って水をきれいにする役割を持ってるので。
知らなかった。
なんで、それに落ちて水のクオリティが下がって、それで魚とかも影響されるみたいな。
まあそういう状況もあって。
で、もちろんそのより温度が高いと、もちろんエアコンとかそういうのをもっと使うと思うんですけど、
そうするとエネルギーの需要が上がりますと。
まあ電気ですよね。
で、ただ例えばそのカリフォルニア戻ると、雪がないですと。
はい。
で、雪がなぜ重要なのかというと、
雪が溶けて、それが水として流れてくれるんですよね。
で、それによって水力発電が生まれるんですけど。
で、2019年から比べると、今のカリフォルニアの水力発電の量って70%ダウンなんですよ。
え、70%。
はい。
なんで雪がないと川が流れないっていう話で。
干ばつに。
そうですそうです。逆にカリフォルニアの10%以上の電力って水力発電から来てるんですよ。
そんなになんですね。
そんなになんですよ、実は。
へー。
で、今より電力が必要とされている、ただ電力がない状況にあります。
で、森とかが、干ばつとかによって、より乾いてるって言えばいいんですかね。
うーん。
で、それによって、次に話すとき、ドンピックが、ま、草野さんも最初の方に言いました。
山火事ですよね。
山火事はもう大問題ですよね、本当に。
そうですよね。それこそ去年、多分だいぶニュースになったと思うんですけど。
あの、ブレードランナーっぽい、あのオレンジ色の状況になったっていうのも、
やっぱり、あの、今、ま、今現在、数ヶ月前かもしれないですけど、
州の4割が、干ばつの非常事態にあって。
うーん。
で、やっぱり水がないとすごい乾いてると、火がつきやすいっていうのもあって。
うーん。
で、カリフォルニアは、えっと、英語の単位で言うと33 million acres なんですけど、
多分、えっと、平方キロメートルで言うと13万平方キロメートルが、えっと、確か森なんですよ。
うーん。
ま、いわゆるカリフォルニアの3分の1が森なんですよ。
あー、なるほど。
簡単に言うと、去年もそうですし、今年もそうですけど、これだけ燃えてるじゃないですか、山火事によって。
06:03
うーん。
で、実際どれだけ燃やしたかと、簡単に言いますと、去年、燃やした、ま、その、いろんな森とかが燃え、山火事の影響で燃えた中で、
その、カリフォルニア州で、その、ま、車から出る二酸化炭素ってあるじゃないですか。
はい。
その1.5倍分燃やしてるんですよ。
えー。
なんで、山火事の方が悪影響を及ぼしてるんですよ、いわゆる。
でも、ほんとずっとですね、今年も、
うん。
なんかもう、先月とかも、
そうですね。
話題になってましたもんね。
話題になってましたよね。
いやー。
で、しかもこれっていろんな影響を及ぼしてまして、
うーん。
その、カリフォルニアって、えっと、よく言う、AQIって日本でもあるんですかね、たぶん中国とかではよくあると思うんですけど、その空気質指数って言うんですかね。
それが、えっと、ま、ある一定レベル、150を超えると、カリフォルニアルール上で、あの、外で仕事できなくなるんですよ。
あー。
ま、危険なんでっていう話で。
はい。
で、カリフォルニアって、300万人が外で仕事してるんですよ。
うーん。
で、そうすると、彼らが、えー、の仕事した分が全部なくなるので、その期間中は。
いやー。
そうすると、経済的にインパクトありますよね、っていうのが一個ありますよね。
仕事収入なくなっちゃうってことですもんね。
そうですね。
なんか、別に何か保証されてるわけでも、ないんですね。
そうですね、まさに。しかもそれが、その、その企業に対しても、アウトプットが出なくなるので、その企業も売り上げが作れないと。
うーん。
いうことになりますし、ま、もちろん、普通に今、山火事なんで、人の家が燃えますと。
住む場所が。
はい。
なくなっちゃいますもんね。
で、特にその、ま、いろんなVCとか、いろんな人に話を聞いたりすると、やっぱりその、ま、複数家持ってる人とかもいるので。
うーん。
あの、その中で、もう、最近ですと、カリフォルニアに住んでる人は、あの、大体夏、夏明け、ま、8月から10月の間は、基本的にもう、あの、カリフォルニアに住まないっていう。
冬とかに住むってことですか?
冬と春と夏の初めとかですよね。
昔はその、夏明けで、秋、秋頃から、そういうのが始まってたんですけど、最近だと夏の終わりぐらいから、始まり始めてるっていうところで、それこそ聞いてる話ですと、えっと、カリフォルニアの北部。
はい。
で、ま、そっちの方が山火事がひどいので、あの、え、なんかある日、なんか雪が降ってた風に見えたんですけど、実際に見たら灰だったっていう。
おおー、相当ですね、本当に。
相当ですよね。
うーん。
で、えっと、カリフォルニア、で、ま、もちろんその、お金持ちもいっぱい住んでるからこそ、その、全体のその、不動産業界って、えっと、8 trillion dollars。90兆円?900兆円?
09:07
900兆円。
900兆円ですかね。
で、ま、わかんないですけど、たとえばその、10分の1とか、ま、たとえばその、計算しやすくするのに、1 trillion分、ま、100兆円分が、この山火事に影響され、されるかもしれないと考えると。
はい。
ま、それはまず1個でかいじゃないですか。
うーん。
で、それって、えっと、最近、あの、いろんな人がやっぱり言ってるのは、もう火災保険を取れないと。
ま、当たり前すぎて。
ま、そう、そうなんですよ。当たり前すぎて、もう取れませんと。
へー、保険も対応できないって。
はい。
へー。
で、逆に、この1 trillion分の家が、火災保険を取れな、取れない状況なのに、山火事に影響されるかもしれないと考えると。
おー。
ま、あの、当然なことから、めちゃくちゃ売られますよね。
うーん。
みんな売りに入りますよね。
はい。
で、それで売りに入って、でも誰も買わないかもしれない。で、買ったとしても山火事に燃える。
うーん。
で、それ、これって去年ナパで起きてたんですけど。
はい。
みんなそこで、いったん家を買ったんです、家を買ってたんですけど、そこで山火事で。で、そこが、やっぱ山火事で、去年影響されたので、タホーっていう別のところに行ったんですけど。
どこらへん?
えっと、そこも北部なんですけど。
うーん。
まあ、ちょっと地方なので、すごいきれいな場所なんですけど、そこもやっぱり今年すごい影響されて。
みんなそこに引っ越したんですけど、みんなすぐ出て行って。
で、結局そういう山火事があったときって、誰が最終的にお金払うかって、やっぱアメリカ政府なんですよね。
うーん。
結局そういう、例えば、何年、10年以上前ですかね、ハリケーン・カトリーナがあったときって、アメリカ政府って110ビリオンぐらい使ってるんですよね、そこの復帰のために。
へー。
なんで、これだけ経済インパクトがあるっていうのが、おそらく年4、5回起きてしまう状況になりますと、今後。
うーん。
で、もちろん今ですと、これだけ経済バリューが動き始めてるので、それに対して今までですと、保険業界っていろんなモデルを作るじゃないですか。
はい。
どれくらいリスクがあるかみたいな。
うーん。
で、実はその天気保険みたいなのってあるんですよ。
自然災害。
そう、自然災害用の保険とか、それこそパンデミックの保険とかのスタートアップとかも立ち上がってたんですけど。
特にその火災保険とか、環境変化による保険っていうのが、データがもう過去データを使えなくなっちゃったので。
へー。
12:00
これだけ変わってるんで。
へー。
なんで、どちらかというと、予測しないといけない時代になりましたと。
でもカリフォルニア例えば以外見ても、それこそ数ヶ月前でしたっけ、そのニューヨークとか。
大洪水がありましたね、ほんとに。
ありましたよね、ほんとに。
地下鉄とかも。
水がわーってなって。
地下住んでる方みんなびしゃびしゃになってましたね。
いや、ほんとそうですよね。
いやー、大変だなと思いました。
うん。
それこそ知り合いの知り合いが、1階にガレージが置いてあって、そこに車とかバイクとか置いてあったんですけど、全部ダメになったって言ってましたし。
うーん。
で、草野さんが言うように、ニューヨークってこれだけ人気な街なので、やっぱり地下のアパートとかっていうのもいっぱいあるんですけど、
今後考え、こういう洪水がもっと頻繁に起きると考えると、もう地下なんて絶対住めないじゃないですか。
うーん。
場合によってはもう1階に住めないじゃないですか。
そうですね。
で、例えばフロリダ州とかって洪水が多い場所なので、1階は基本的にガラ空きにしてるんですよ。
うーん。
水が通りやすいように。
うーん。
だから住める場所にしてたりするんですけど。
もう整備、めちゃくちゃ整備して住むやり方しかないですよね。
そうですよね。
ニューヨークってやっぱりそれに対応してない街なので。
うーん。
で、そうすると、そういうアパートを1から作り直さないといけないとか。
それは大変だ。
逆にアパートの地下と1階は誰も住まなくなるので、そこの売り上げがゼロになってしまうとか。
うーん。
いろんな感じでここの課題っていうのがありますと。
地下鉄は早く整備しないといけないですね、本当に。
どうするんですかね。あのシステム本当にリプレイスできるのかな。
うーん。
結構厳しいと思います。
そういうところがある中で、やっぱりいろんなサスティナビリティの取り組みって多分始まったと思うんですけど。
それに対してこういうソリューションがいいんじゃないですかとか、例えばリサイクルしましょうとか。
例えばファッション業界だとレンタルしましょうとか、二次流通がいいですよとか。
いろんな話題が出たりとか、いろんなソリューションが提案されたりしているんですけど。
この業界ってすごい難しくて、何が本当にサステイナブルなのかっていうのが非常に分かりにくいんですよね。
分かりにくいですし、本当に測ることがめちゃくちゃ時間かかりますよね。
15:02
何かどこまでがスコープ123みたいな話じゃないですか。
ありましたね。
消費者との関係の中でどれぐらいこれはサスティナブルなのかみたいな。
もういろいろ測りきれないところまでありますよね。
本当そうなんですよね。
それこそ、例えばファッション業界だと二次流通とかレンタルってすごいサステイナブルですよって言いながら、
それによっていろんな消費が上がってしまうと、結局サステイナブルじゃないじゃんとか。
例えばハイブリッドカーでよく言われてた調査があって、
ハイブリッドカーを作るエネルギーコストって、実はハマーを作るエネルギーコストよりめちゃくちゃ高くて。
しかもハイブリッドカーなんで、人によってはもっと運転していいって思っちゃって。
それで結果環境にあんまり良くないかもっていう話も出てきたりとかしてるんですけど、
例えば電気自動車とかソーダーパネルとか、グリーンエネルギーのハードウェアとかっていろいろあると思うんですけど、
これって果たしてどれだけグリーンなのかっていうところはもちろん懸念としてあって。
グリーンじゃないんですか?
もちろん全体のコンセプトもグリーンだと思いますし、
燃料、石油を使わないっていう意味だと一部そうだと思うんですけど、
例えばですけどテスラのバッテリーってニッケルが必要なんですよ。バッテリー作るのに。
ニッケルって意外と少なくて、ニッケルのマイニングをしないといけないんですけど、取りに行かないといけないんですけど、
そのマイニングのプロセスがすごい環境に悪いんですよ。
大体の電気自動車の車のバッテリーって65%ニッケルなんですよ。
半分以上。
なのでまあまあ使わないといけなかったり、例えばリチウムのバッテリーとかあると思うんですけど、
意外とコバルトと水を大量に使わないといけないんですよ。作るのに。
とか例えば風力電動機って言うんですかね。
風力発電。
それも結構特殊なマグネットが必要で、
それを作ることによってすごい汚染物質が出てきたりとか。
えーもう何もできないじゃないですか。もうエコーだと思ってたのにって。
すごい難しいんですよね。結局ソーナーパネルもニッケル大量に使ったりするので、
18:01
本当に環境にいいんですかみたいな。それともお金を節約してるだけなんですかとか、
いう話になるんですけど、でもその中でやっぱり
いろいろ変わってきてると思っているんですけど、
今どうしようかというとテックに対して若干ネガティブな印象だと思っていて、
全体社会的に。
それって過去の歴史を見ると、
なぜそうなってるかというのが若干わかると思うんですけど、
第二次世界大戦。
遡りますね。
そうですね。だいぶ遡りますよね。
のアメリカってやっぱり戦争に勝ったっていうのもあって、
新しいイノベーションが起きやすい環境だったんですよね。
もうテクノロジーで社会を良くしようっていう感覚になっていて、
そのタイミングで宇宙プログラムとか、
プラスチックが作られたりとか、
それこそ新しい薬とかドラッグが作られたりとか、
農家のイノベーションとかもいろいろ起きてたんですけど、
それが何十年、二十年くらい続いて、
1960年代から70年代にかけて、
ガンが見つかったりとか、
汚染物質が見つかったりとか、
それによって、意外とテクってすごいリスキーなんだなと。
マイナスなところが出てきてしまって。
そうですね。
これを一番上手く象徴してるのって、
ディズニーランドでして。
なぜかオフトピックで、
僕がなぜかめちゃくちゃディズニーランドの話をするんですけど。
ディズニーが好きだからですよ。
ビジネスとして好きなんで。
いやいや、普通に好きじゃないですか。
そうなんですかね。
ディズニーの歌、歌ってたって言ってたじゃないですか。
まあまあ、そうですけど。
ディズニーランドって、
スモールランドっていうテーマがあるんですけど、
それが最初にオープンした時って、
すごいポジティブにテックを見てたんですよ。
それこそ、宇宙に行くことが、こういう可能性が広がりますよとか。
確かプラスチックのライドがあって、
プラスチックによって、こういういろんなすごいことが作れるんですよみたいな。
今だとちょっと考えられないですけど。
プラスチックでできてるってことですか?
いや、プラスチックについてのライドなんですよ。
その乗り物に乗りながら、
プラスチックはこういう新しい技術を作って、
こういう新しいものを作ってるんですよ、みたいなことを言ってたライドとかがあったんですけど、
それがやっぱり1970年代あたりから、
全部変わってきていて、
やっぱりそういう汚染物質とかガンとかそういうのが見つかったからこそ、
21:00
全部テックへの恐怖感のライドに変わって、
例えば宇宙系のやつでも、
今は若干違うかもしれないですけど、
エイリアンが地球を攻撃してみたいな話とか。
特に今のディズニーランドのやつでも、
ロボットが勝手に間違った動きをしたとか、
いわゆるターミネーター的な話とか。
それによってやっぱり、
全体的に社会としてもテックに対しての恐怖感っていうのを覚えたと思っていて、
例えばSNSとかそういうのによって、
似たようなことも起きていて、
一時期すごいみんなポジティブで見ていて、
2016年、何回もオフトビッグで話してるんですけど、
大統領選挙があってから、
Facebookって怖いよねみたいな話とか、
そういうのが出てきていて、
たぶん我々の仕事、
オフトビッグもそうですし、
企業化VCとしての仕事としては、
新しいテクノロジー、技術に対してのオプティミズムっていうんですかね。
楽観主的な。
そうですね。
ポジティブさを、
もちろんネガティブな話もいろいろあるんですけど、
それを理解した上で、
こういう可能性ってあるんですよっていう話をするべきだなと思っていて、
それを今回このクリンテックのところでしたいなっていうところも、
ここまでがイントロなんですけど、
超長いっていう。
30分くらいかかりましたね。
オフトビッグの皆さんも聞いてて、
大体こういう感じだと思うんで。
今日はちょっとでも、
社会的な背景とか、
いろいろ歴史を理解しないと難しい話ではありますよね。
そうですね。
そんな中でクリンテックって、
ようやく今すごいファンディングってすごい上がってるんですけど、
今までたぶん、
例えば過去5年くらい見ても、
ほとんどVCってちょっと出資してなくて、
スタートアップもあまり立ち上がってなかったりしてたんですけど、
お金がかかりますよね、本当に。
めちゃくちゃお金かかります。
お金かかるし、時間がかかるし、
まさにそうなんです。
でもめちゃくちゃインパクトはあることは、
成功したら確実に、
そうなんですよ、成功したら。
インパクトはありますけどね、社会にもいるし。
それこそ15年前くらいに、
クリンテック時代って一回来てたんですけど、
その時のVCのリターンが最悪で、
基本的にどこもブレイクスルーしなかったと。
投資してほぼ全滅しましたと。
いやー、なんでなんですかね。
でもまさに草野さんが言ったように、
24:00
時間がかかりますし、
お金がかかるっていうところは1個ありまして、
それ以外に言いますと、
やっぱり今のVCのモデルって、
テクニカルブレイクスルーを求めてないんですよね。
テクニカルリスクではなくて、
エクセキューションのリスクの方にかけがち。
エクセキューションの実行?
そうですね、チームとして何かしら実行できるかという、
アイディアを実行できるかっていう話で、
特にディープテックほど、
技術自体を作るのが大変だったりするので、
逆にソフトウェアですと、ある程度技術がある中で、
こういうユースケースを作ろうとか、
こういうB2Bのソフトウェアを作ろうとかってなるので、
技術的なリスクってそこまでなかったりするんですよね。
そのディープテックと比べると。
確かに。
どちらかというと、それを実行して、
それを普及させられるのかという話になるんですけど、
それ以前にこのものを実際作れるんですかっていうのが、
このクリーンテックとかディープテック業界では課題になっていて、
それがたまたまそのタイミングだと作れなかったっていう話もありますと。
で、それが今ようやく、
今もう1回そのクリーンテックの時代が来てるって言われていて、
すごいVCが出資してるんですけど、
なぜかと言いますと、
このクリーンテック業界の中で、
ターニングポイントがようやく来たなっていうところで。
このターニングポイントを考えるときには、
いわゆるインフラがある程度整いましたというところなんですけど、
それこそ例えばWindows作るのにMS-DOSって必要だったりとか、
そういうのが必要だと思うんですけど、
ここのインフラ、何かしらの業界が爆破的に伸びるためには、
多分2ステップのプロセスが必要で、
まずは新しいアイディアとか新しいユースケースが出ないといけないですと。
ユースケース。
そういうインターフェースが出ないといけなくて、ユーザーインターフェースが。
そこに追いついてインフラが出来上がるんですよね。
そっちが先なんですね。
そっちが先なんですよ。
逆にインフラを準備できないので。
インフラってこういう技術があったからこういうサービス生まれたよねって言われて、
こういうサービスが普及し始めて。
それに対してのインフラを作りましょうと。
例えばですけど、アプリストアってあるじゃないですか。
でもアプリストアっていうインフラ、ストアエコシステムっていうものを作るには、
まずiPhoneって必要じゃないですか。
アプリストアって最初iPhoneが出てきた時に存在しなかったんですよね。
27:00
確かになかったですね。
そうなんですよ。iPhoneが先に出てきて、
その後ここの中でいろんなアプリをいろんな人が作りたいってなってアプリストアって出てきたと思うんですけど、
それもまさにiPhoneっていうユースケースが出てきたからこそアプリストアが出てきましたと。
それによってアプリっていう市場がすごい伸びるじゃないですか。
そこでいろんなアプリが出てくるわけじゃないですか。
それこそUberとかTinderとかFacebookとかそういうのもいろんなアプリが出てきて、
それに対してそこに対してのインフラが次何が出てくるかというとアプリのアナリティクスとか、
それこそ例えばMixpanelとかAmplitudeとか、それ以外にもいっぱいありますけど、
そういうのが出てきますと。
次に例えばライブ配信とかMeerkatとかそれこそHQ Triviaとか、
ペリスコープとか。
そうですねペリスコープとかそういうものがいろいろ出てきて、
これってこういうアプリもいろんなインフラが必要ですよねと。
それで出てくるのがAgoraとかTwilioとかそういうものだと思うんですよ。
なるほど。
なのでこういうこの流れって実は結構重要だと思ってて、
最初にブレイクスルーなユースケースが出てきて、
そこでその次の世代の事例作りっていうか、こういうものが可能なんですよっていうところが出てきて、
それに追いつくためにインフラが立ち上がって、
インフラが整えると爆発的に市場って伸びると思っていて。
これの違う言い方で見ますと、
これは元Facebookで今ソーシャルキャピタルのチャマスさんが話してたことなんですけど、
2006年に彼がFacebookに当時いた時に、
当時はAWSというものが存在しなかったので、
自社でサーバーを作ってたわけなんですけど、
サンタクラーラにあって、
それをチャマスさんと当時のFacebookのCTO、初期CTOのアダム・ディアンジョロさんが一緒にサーバーを立ち上げてたんですけど、
2008年にアダム・ディアンジョロさんって退職するんですけど、
その時にクォーラというサービスを立ち上げに辞めるんですけど、
その時にたまたまチャマスさんと話す機会があって、
サーバーとかどうするんですかってチャマスさんが聞いたら、
AWSというものでサーバーを立ち上げますと、
その上でアプリ開発しますと、
いう話をした時にチャマスさんは最初、
お前バカなんじゃないかみたいな話だったらしいんですけど、
クレイジーなんじゃないかみたいな、
自社で立ち上げるのは当たり前だと当時は思ってたんですけど、
30:03
今それを思うと全然違うじゃないですか。
他社のサービス作るの危ないぞって。
しかもクラウド上でやるのって。
でもそれが今普通になっていて、
このAWSっていうのが基本的にどのアプリもその上で存在している中で、
このテックスタックがよりシンプルになったことによって、
圧倒的に起業家が入りやすくなったんですよね。
全部揃えなくても、自社でやらなくてもいいですもんね。
それこそネットフリックスも初期はAWSなかったので、
自分たちでサーバーとか立ち上げてましたけど、
今だと別に作りたければある程度多分、
簡単にネットフリックスの共合体作れるわけじゃないですか。
確かにネットフリックスをその時作るよりも全然簡単にできますよね。
圧倒的に多分できるので、
なのでここのベースのインフラテックスタックが整ったタイミングで、
とんでもない数の起業家が入ってくるんですよね。
これが今バイオテックで行われていることなんですよ。
めっちゃすごい起業家いっぱいいそう。
そうなんですよ。
まさにこのバイオテックのツールチェーンとかこのテックスタックがようやくAWS化されたんですよ。
ほぼされ、全部されたのかちょっと分からないですけど、
結構され始めていて、
なのでこれをバイオテックの課題を全部の視点から見るのではなくて、
プログラミングの課題と似たような感じで見れるような時代がようやく来ましたと。
ここからが今回の回と、
これもいつもながら2パートに分けてしまうんですけど、
話したい内容で合成バイオ、難しそうですね。難しいです。
すごく未来のある話ですよね。
例えばビヨンドミートみたいなのとかって、合成バイオというか、そういう系になります?
そこはなるのかな?
どちらかというと、メンフィスミーツとか、動物の細胞から、
別に大豆とか、植物性の肉でっていうものではなくて、
バイオから作る食べ物とか。
そっちの方が近しいかなと思います。
一応多分どっちも、もしかしたらそこの同じカテゴリーで定義できるかもしれないんですけど、
33:05
一応多分どっちもできるんですけど、個人的にもうちょっと注目しているのが、
メンフィスミーツとかそっち系で。
本当にお肉の成分というか、バイオでできている食べ物が作られる時代になってきていると思っていて、
いわゆるDNAをソフトウェアとして見れる時代になりましたと。
そのソフトウェアをプログラミングすることによって、
生き物とかDNAとかを我々が扱いたいように扱えますと。
すごく冷たく感じるかなと思ったんですけど、
でもその牛を殺さずにお肉を作れたりとかっていうことですよね。
例えばそういうところですよね。
なので本当にそのDNAを編集することによって、
ちょっと変えることによって新しいプロダクトができるっていうことでして、
例えば最近上場した銀行バイオワークスという会社があるんですけど、
そこも合成バイオのプラットフォームで。
ワイコンですよ、すごいですね。
すごいですよね、ワイコン本当にすごいですよね。
そういう会社も出てきている中で、ちょっといくつか事例があるんですけど、
一部はちょっと次回で、今回ちょっと話すのは、
最初の方にバッテリーの話とかしてたと思うので、
今までのバッテリーの作り方とかエネルギーの作り方って、
どういうふうにしてきたかっていうと、
結構科学的に考えてなかったんですよね。
いわゆる全地球にあるものを見て、
これとこれを合わせたらこういう形になる、
これとこれを合わせたらこういう形になるっていうところを見て、
その中でニッケルとかマンガニーズとかコバルトとかリチウムとか、
それを選んだわけじゃなくて、
単純に数名の人が集まって、これがいいんじゃないかっていうのを彼らが決めて、
それをずっと改善してきたっていうところですね。
なので、それこそ次回はもう少し風土系の話をするんですけど、
エネルギーでも風土でも、一から考え直すタイミングに来ましたと。
そうですね。固定概念がありすぎて、
そういう考え方あるのかって感じしますね。
何だろう、食べ物の作り方とかもそうですけど。
エネルギーもリチウムって実は別の形でリプレイしてできたりとか、
燃料を別の形でリプレイしてきたりとか、
36:00
いろんなことができるんですよ。
今の問題は、今の既存の業界が出来上がりすぎてるので、
すごい伸びちゃったので、そこに対していろんな設備投資をしてるわけじゃないですか。
それをスイッチングするのって非常に難しいことで。
今の時点で一番最適化は今の作り方ですもんね。
今の作り方で、それをちょっとエネルギーコストを下げるとか、
そういうことはできるかもしれないですけど、
でもそれだと正直多分変わんないです。
変わらない。
より良いものをそれをさらに安くするのは難しそうですね、本当に。
なので、それこそ最近だとカーボンキャプチャーみたいなテクノロジーとか、
二酸化炭素を吸うテクノロジーとかっていうのが出てきてますけど、
正直そういうテクノロジーもすごい良いと思うんですけど、
で、試すべきだと思うんですけど、
意外と非効率でめちゃくちゃ高くて、
さらにそのテクノロジーを運用するのに大量のエネルギーが必要だったりするんですよ。
難しいですね、本当に。
すごい難しい問題なので、
重要なことは今までの固定概念ではなくて、
それこそ周期表っていうんですかね。
そこを見返して、そこをベースにもう一回考え直す必要があって。
そこからこれとこれを組み合わせたら新しいエネルギーになるんじゃないかとか。
そこがまず多分第一ステップとして、
そこからどういうふうに今の物理の世界をどう乗り越えるのかっていうところまでいくと、
すごいブレークスルーが出てくると思うんですけど、
例えばですけど、プラスチックの作り方って別に今のやり方じゃなくてもおそらくできるんですよ。
そうなんですか。
おそらく。
これは本当に企業家が今後これを課題解決すると思うんですけど。
でもわかんないですけど、
例えばバイオで作られたプラスチックとかって、確かアイディアとかって出ているんですよ。
なのでそういう考え方を今後する必要があって。
そうすると今までの話だと、消費を下げないといけないという話じゃないですか。
サスティネビティのよく出てくるんですけど。
ただ正直減るトレンドにはならなそうですと。
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今の地球を見てると。
なのでそこをもちろん下げるっていうのは重要かもしれないんですけど、
ただ同時に一から考え直すと、消費が上がっても解決される時代ってくると思うんですよ。
そこに対しての企業家とか、そこに対してのソリューションにもっと注目したりとか、もっと投資するっていうのが今必要だと思ってまして、
アメリカだとそこがようやく動き始めてるっていうところですね。
いやーなんか本当に根本的に変わる、始めてる感じですよね本当に。
本当にそうだと思うので、それこそ次回はもう少し風土領域とか、これがどうサスティネビティにつながるのかっていう話もあるんですけど、
そこに対して話そうかなと思ってるので。
すみませんちょっといろいろ今回はこういうなんていうのか、もう少しテクニカルっていうのもちょっと全然違うんですけど、
あまり慣れてない話でしたけど、個人的にすごいリサーチしたい分野でもありますし、非常に重要な分野だと思ってたので、
今回ちょっとそれに対してちょっとどうしてもっと草野さんにお願いして話してくださいと。
しょうがないですねっていうわけじゃないですね。
全然取り上げるべきトピックだと思うので。
いやーちょっと次回楽しみです。
はい。
はいということで今回も聞いていただきありがとうございました。
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それではまた次回お会いしましょう。さようなら。
さようなら。
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