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宮武 徹郎
みなさん、こんにちは。草の幹です。 宮武哲郎です。
草野 みき
Off Topicは、アメリカを中心に、最新テックニュースやスタートアップ、ビジネス情報を緩く深掘りしながらご紹介する番組です。
今回のトピックは、保守寄りに傾くテック業界について話していきたいと思います。
宮武 徹郎
はい。
えー、ちょっと政治系の話。
草野 みき
うーん、ちょっとタイムリーというか、今、選挙真っ只中ですもんね。
宮武 徹郎
そうですね。政治系の話は、だいぶ前からやりたいって多分、何回か言ったと思うんですけど、いまいちいいアングルがなくて。
草野 みき
うーん、でも本当に、日本よりテック業界と政治の世界って結構密接ですよね。
宮武 徹郎
勢いのある産業と、っていう意味でもそうですけど。
そこが一番のメインポイントだと思いますね。
勢いのある産業で、今、アメリカ、世界のトップ7社ぐらいが、トップ4社ぐらいが、一応テック企業でもあるので、多分そういう意味合いでもあるっていうところなんですけど。
日本でも、直近の東京都知事選とかでも、庵野さんが出たりとかしてたりするので。
徐々に日本でも、テックの影響が政治にも出てるのかなっていうところはありますよね。
どういう話をするべきかって、すごい難しくて、政治になると。
特にアメリカの場合ですと、すごい分裂するじゃないですか。
草野 みき
分裂してますよね、本当に。
宮武 徹郎
いや、嫌ですよね。
草野 みき
嫌です。難しいですね。
ちょっと体感してるわけじゃないので、ちょっと外からしか見れてないのであれですけど、
宮武 徹郎
分裂によって、暴力的なことが加速したりするのとかを見るのは、ちょっと悲しいなっていうのは思いますね。
そうですよね。
共和党派なのか民主党派かによって、メディアでもそうですし、人でもそうですけど、
ナラティブの違いがすごくて、同じ出来事を見てるのに、全然違う、真逆の視点から見てるっていうのは、やっぱりすごいなって思いますよね。
草野 みき
確かに、やっぱり、アメリカの選挙とか、やっぱり本当に日本と国民性の違いもちょっと感じますよね。
トランプのことを支持してる人が、本当に神様のおかげで彼を守ってくれたとか、
確かにありましたね。
そういう話とか、やっぱり日本だとあんまりない文脈だなっていうのは、聖書とか一緒に売ってみたいなキャンペーンとか見てると、やっぱり違いも感じますよね。別に良い悪いとかじゃなくて。
宮武 徹郎
やっぱりそれぞれの党の宗教っていうのがあるので、党内でもあったりするので、そこら辺がすごいツイッターとかそういう場ですごい明確に出てくるっていう感じですよね。
草野 みき
確かに。宮武さん結構でもアメリカの選挙、ニュースとして見るのは好きですよね。結構。
宮武 徹郎
そうですね。ただ、やっぱりここ8年ぐらいは、ちょっと呆れてきたっていうのは多少なりあるので、やっぱり分裂が激しすぎて、言ってることが全く違いすぎて、そこら辺が正直結構疲れちゃうっていうのはありますね。
今日に関しては、そこの実際の大統領選挙の座組とかそこら辺の細かいところっていうよりも、なぜ、最近ですと何人か発表してますけど、なぜテック業界の一部の人たちがよりトランプ寄りになったのか、より共和党、保守的になったのかっていう話をしたいなっていうところ。
直近ですと、イーロン・マスクとか、あとアンドレッシン・ホルイッツのマーク・アンドレッシンさんとベン・ホルイッツさんも、実際トランプ元大統領に支持するっていうことを発表して、
イーロンの場合は、ウォルシティ・ジャーナルが報道してて、イーロン・マスク自体はこれが正しいって言ってないですけど、一応マーク・アンドレッシンさんとベン・ホルイッツさんに関しては寄付もすると。
なので、そういう、彼らは今まで結構民主党派の人たちでもあったので、そこの違いが何なのかっていう話をしたいですと。で、二つ多分大きな注意事項がありまして、一つがタイミングですと、これが今日が7月22ですね。
ちょうど今朝、日本時間の今朝にバイデンが辞退しますと発表したばかりなので、今収録している時点だと次の民主党の大統領として任命する人が、大統領候補者として正式に任命する人が選ばれてない状況でもあって、一応ハリースになるんじゃないかみたいなことが出てますけど、
そこは正式にまだ結果が出てないっていうところです。なので、これが公開されたタイミングですともう決まってるかもしれないですし、場合によっては民主党側がちゃんとしたプロセスを走らせたいって言って、それが8月の中旬下旬ぐらいに行われるかもしれないっていうところですと。
なので一応そのタイミング的に何かが起きたらごめんなさいっていうところですね。
草野 みき
大平 別に謝る必要はないと思いますよ。
宮武 徹郎
誰かがまた打たれたりとかして、このエピソードの話する内容がガラッと変わって、あまり意味なくなっちゃう可能性があるので、そこらへんに対しての注意事項が一つと。
二つ目の注意事項が、もちろん選挙に関しては僕自身もいろいろ強い思いがあったりして、あとその実際の候補者とかに対してもいろいろ考えとか思いはあるんですけど、
今日のポッドキャストに関してはそこがあまり出てきませんと。もちろん聞いてもいいと思うんですけど、基本的にはテック業界の人たちがなぜよりトランパンになったかっていう話にフォーカスしたいですと。
そこに合わせて彼らが思うこととか、なぜそう判断したのかっていうこと自体は僕も草野さんも別に賛同しているケースもあればいないケースもありますと。で、そこは別にそういうことが起きたっていう話をしたいので、今日は。別に言ってるからといって、我々が別にそれを支持してるわけではないっていうことだけ、そこの注意事項だけで話したいっていうところですね。
草野 みき
ちょっとあの、私台本、これから話す内容、ちょっと全然何も知らないので、ちょっとついていけるか、ちょっと気になったらまた質問させてください。
宮武 徹郎
はい、えっと、じゃあまあ、なんかあと一応その、えっと多分そのよくアメリカですと、その右より左よりっていう言葉がよく出てくるんですけど、その政治の中ですと、えっと右よりは保守的で、いわゆる共和党派で、左よりはリベラルで、民主党派っていうところで。
そうですね、バイデン側ですね、どちらかというと。なのでその右とか左とかっていうと、一応そういう認識を持ってもらえたらなっていうところですと。はい、じゃあその中で実際のエピソードを始めますと、まずそのテック業界の中で、
宮武 徹郎
まあこれ7月22日時点で、数名が割と著名人ですよね、そのテック業界ですと、トランプを支持するっていうのはオープンに公開しましたと。で、まあ2016年から支持してるっていうとピーター・ティールさん。
まあ彼は実は最近、これ来週また話しますけど、今はそこまで支持してないっていうのがあるんですけど、そうなんですよ、実は10を向けられたらトランプに、バイデンよりトランプに投票しますけどって言ってたので。
草野 みき
結構相当切羽詰まらないとそんなに向いてないんですね。
宮武 徹郎
あまりピーター・ティールさんはトランプはもういいやってなってるっぽいですね。そこら辺はちょっと理由は来週話すんですけど、ピーター・ティールさんがもともと支持してましたと。
それ以外ですと、セコイヤのダグリオーニーさんとシャア・マグワイヤーさんっていう2人のパートナー人ですね。ダグリオーニーさんはかなり業界では有名人ですけど。
アンドレイセン・ホロイッツのマーク・アンドレイセンさんとベン・ホロイッツさん、創業者2人。
テスラスペースXXのイーロン・マスク。
ファウンダーズ・ファンドとペイパル創業者のケイン・ハワリーさん。
あとはインターコム創業者のOM・マック・ケールさん。
ヘッジファンドマネージャーのビル・アックマンさん。
アンドリルのパルマ・ラッキーさん。
パランティアのジョー・ローン・ステールさん。
コストラベンチャーズのキース・ラボイさん。
全体的なタイムライン的に見ますと、
やっぱり、草野さんも多少に見たかもしれないですけど、
この間行われた大統領討論会でのバイデンのパフォーマンスに、
かなり多くの人たちが懸念。
バイデンがそもそも大統領として動けるのかという疑問がいっぱい上がった中で、
さらに直近でトランプの暗殺未遂事件が起きて、
そういうのが重なったからこそだと思うんですけど、
よりオープンに言えるようになったというのが一つあります。
そのタイミングで、いろいろ皆さん今発表してるんですけど、
ただ、このシフト自体は10年くらい前から起き始めてると思っていて。
草野 みき
テック業界の中で、もうちょっと共和党より人が増えてるってことですか?
宮武 徹郎
まさにそうですね。
それが徐々に徐々になって、今予約エスカレーションをかなりしてるという状況かなと思います。
さらに言うと、最近シリコンバレーの中ですと、
トランプのために寄付金を集めるイベントとかも開催されています。
一番最近のやつでいきますと、
僕もよく見てるオールインのポッドキャストの2人のメンバー、
チャマズさんとデイビッド・サックさんが、
トランプのためにテック業界のいろんな人を集めて、
そこで12ミリオンくらい寄付金を集めたりしてるので、
かなりの、やっぱりビリヤの山多い街なので。
草野 みき
本当に富裕層が富を牛耳ってますもんね。アメリカ本当に。
宮武 徹郎
そこでかなりお金を集められて、
最近ですと確かトランプはバイデンよりも資金繰りがいいっていう話は、
ニュースでもよく出ているわけなので、
それはバイデンが集められなくなってるっていうところと、
トランプが集めてるっていう両方の軸だと思うんですけど、
一応これも結局急にみんな、
バイデン派の人たちから見ると急にクレイジーになったみたいな話とかではなくて、
割と合理的な形で、より右上にあってるのかなっていうところで、
それを実際にアグリするかどうかは別として、
一応彼らなりに合理的ではある。
草野 みき
テックじゃないですけど、ディズニーとかもバイデンが出るんだったら寄付しないよみたいな言ってましたもんね。
そういう選択肢になってきてるみたいなのはあるんだなと思いました。
宮武 徹郎
でもそこ結構すごい重要で、
宮武 徹郎
だから結構そこで問題になってたと思うんですけど、
それが今のタイミングで言えるようになったから言っていて、
しかもかなりアグレッシブに言ってるっていうところもあって、
今勢いが明らかにあるので、だからこそより声が拡散されてるっていうことは一部起きていますと。
全体的に見るとまだ小さいマイノリティーですと。
トランプ支持者、テック業界の中ですと。
あとはもう一つインセンティブ的な理由があると思っていて、
それはトランプが今勝つんじゃないかと言われてますと。
勝っている人にすごい悪い言い方をすると、
いいようにしてあげた方が最終的に見返りがあるんじゃないかと。
草野 みき
いいように。
宮武 徹郎
支持してますとか、すごいいい人ですっていうのを呼吸の場で言うと、
トランプもそれを見て、じゃあこの人たちのためだったら何かしてあげようっていう。
草野 みき
勝ち上がりに乗ろうとしてる人たちがいっぱいいるみたいな。
宮武 徹郎
基本的にテック業界の人たちもビジネスマンなので。
特にトランプって、以前大統領になってた時とか見ても、
やっぱりすごい根に持つ人ではあるので、
そこで勝つのにこいつダメだって言ってしまうと、
後々ネガティブになるんじゃないかって恐れる人たちもいると思います。
草野 みき
なるほど。今のうちに勝ちます、勝つよねって言っておいて、
思を作っておくというか、もともとそっち側でしたっていうのを明言しておく。
宮武 徹郎
これは別にどっちが正しいっていうわけではなくて、
単純にそういう理由でやってる人もいると思います。
草野 みき
ビジネスマン、ポジションの話ですね。
宮武 徹郎
たぶんそういうこともあると思うんですけど、
ただ全体的なところで言うと、全員がトランプ支持者ではなくて、
どちらかというと、今はもうバイデンじゃなくなりましたけど、
バイデン政権の反対派の人たちがもうちょっと増えたのかなっていうのは思います。
どちらかというと。
草野 みき
それは過励の問題だったり、今までの政治のステータスとか見てってことなんですかね。
宮武 徹郎
年齢とか、バイデンの今までの発言とかそういうのはいろいろあったりするんですけど、
それ以上に、その行動を守った民主党っていうのもありますし、
あとはポリシー的な、実際彼らがやろうとしてたこと、
あとは若干感情論がいろいろ混ざっていると思うんですよ。
草野 みき
感情論って言うのは国民の感情論ってこと?
宮武 徹郎
テック業界の感情論です。
草野 みき
なるほど。
宮武 徹郎
まず一番最初の民主党が守ろうとしたっていうところは、
これは実際バイデンさんがどこまで今、
頭の機能とかそこの機能っていろいろまだあると思うんですけど、
そもそもそれを隠してたんじゃないかと、民主党が。
うーん、なるほど。
討論会であれだけ最初のパフォーマンスがダメだったっていうところは、
別に新しいことではないんですよ。
過去1,2年間のバイデンを見てると、そういうミスってちょこちょこあるので、
ただそれをみんなが指摘してたポイントもあったんですけど、
ただそれに対して民主党の人たちとか、場合によって一部のメディア、
に関しては、今はもうバイデンはもうキレッキレですよと。
ふーん。
っていう人たちが結構いたんですよ。
草野 みき
おー。
宮武 徹郎
なんで、いやそれ嘘じゃんっていう感じに多分思う人たちがいっぱいいて。
草野 みき
なるほど。AOCとかも結構バイデン、あの、
一緒に評価されてますみたいな言ってましたね。
宮武 徹郎
言ってましたね。
だからそれを見て、どういうことなんですかって、
当然だからなっちゃうじゃないですか。
草野 みき
ふーん。
宮武 徹郎
なんで、そうすると信頼できないっていう風になっちゃってるのが一部の理由だと思います。
それは果たして本当かどうかを置いてですけど、そう見えてしまうっていうところですね。
草野 みき
なるほど。
宮武 徹郎
それがまず守ろうとしたっていうところ。
次にポリシー周りでいきますと、実際にテック業界に関してはかなり懸念を持つべき、
施策をバイデン政権が行ってきてたので、
それを考えると実際にバイデン政権に対してネガティブになるっていうのはおかしくないと思います。
まず一つが税金周りとか規制周りとかですね。
税金周りに関してはこれもちょっと来週話しますけど、
キャピタルゲイン税、VCに関してはキャピタルゲインで何かどっかの投資先に投資して、
そこの会社がMAしたり上場した時にリターンを得て、そこのうちの利益分の20%とかをVCがもらうんですけど、
そこの税金がだいたい20%でキャップされてるんですよ、アメリカの場合ですと。
それを上げようっていう話が出てたり。
あとは本当にお金持ってる人たちに関しては、そもそもその未実現利益、
例えば自分の保有してる株が1年間でめちゃくちゃ上がりましたと。
そこに対して税金かけようっていう法案が出てたりするので、
それに関してもちろんながらVCとか一部の企業家っていうのはかなり不満を抱えますと。
当然ながらですよね。
あとは規制周りに関しては、やっぱり直近ですとバイデンのAI規制のルールとかガイドラインをいろいろ出してますけど、
そこに関しても結構テック業界はかなり懸念していて、そもそもイノベーション止めるんじゃないかと。
止めなかったとしても基本的にこれって進行サービスを手助けするのではなくて、
既存の大手、それこそオープンAIみたいな会社にしか手助けしないんじゃないかと。
結局ルール書いてるのは政府の人たちと今の大手のAI企業になってくるので、
彼らは彼らを自分たち守ろうとするのは当然なことだと思うので、
なのでそこに関して結構信頼をできませんというところがあります。
最近のEUとかを見てもEUも似たような動きがあって、
最近ですとメタもAIサービスをEUでまずローンチしませんとか、
そうそうスレッツのローンチを遅らせたじゃないですか。
そこら辺もやっぱりすごい規制周りを懸念してやってると思うので、
そこにそういうことが結構起きてしまうんじゃないかと。
やっぱり政府側からすると人の安全性とか、
場合によっては人の仕事を失わないようにしたいっていう思いはもちろんあったりすると思うんですけど、
否定的な考えになりすぎるとそれはそれで良くないので、
例えばですけどパソコンが出てきたときに、
マニュアルの作業をする人たちの仕事がリプレイされるから、
コンピューター全部禁止にしようとかめちゃくちゃ規制かけようってなってたら、
かなりイノベーション遅れてるはずなので、
今多少なりの規制がないと、そもそも無限に変な利用とかもできてしまうので、
そこら辺の規制の度合いっていうところを結構テック業界懸念してる。
今行き過ぎてるんじゃないかっていうのが、特に今まだ全然知られてない領域なので。
そのAI自体がどうなるかっていうところ。
そこに対してここまでの規制をかけていいんですかとか、
例えばですけどカリフォルニア州で今出てる法案があるんですけど、
そこに対してそのAI企業に向けての法案になるんですけど、
もしそのAI企業のAIモデルが悪質な利用で活用されて、
多くの人たちに対して何かしらの悪いことがどっかのユーザーがやった場合に、
その会社が刑事罰を受けられる対象になるっていう。
ユーザーが悪いことをした場合に、その会社が責任を取って刑事罰になるっていう。
それでどこまでそれがいいのかっていうところは、すごい疑問として持たないといけなくて。
そもそもいろんなものを使って殺人とかできてしまうので、
別にフェイスブックを使っていろんなところに悪い情報、デマの情報とかを出せたりするので、
それはフェイスブックの責任を負うべきなのかとか、そこら辺の議論って多分ちゃんとあるべきなんですけど、
宮武 徹郎
それを結構いまいまやろうとしてる。
今はもちろん安全面っていうところではすごい理解をできるものの、早すぎるんじゃないかっていう指摘。
草野 みき
やっぱりバイデンとかというよりは、政府としてテック企業が力持ちすぎてちょっと規制かけないとなみたいなところなんですかね。
宮武 徹郎
そうですね。これは実は共和党も民主党も結構、両側、大手テック企業に対して懸念はしてるので、
これは若干、今既存で権力を持ってるのが民主党なので、
本当にこれは民主党の問題なのか、今の権力を持ってる人たちの問題なのかっていうところはありますね。
草野 みき
前の選挙とかで、テック企業を分社化しましょうみたいな、分解させましょうみたいな動きあげてる人いましたよね。
宮武 徹郎
それはどちらかというと多分民主党の人ですね。それこそエリザベス・ウォーレンとか。
Googleを分裂しましょうとか、いろいろ言ってましたけど。
そういう意味ですと、独占禁止法に関しても、これはちょっとまた別途これだけのエピソードやってもいい気がするんですけど、
ここに関しても結構懸念する人たちが多くて、今の民主党の配下に、配下って言うほどでもないですけど、
アメリカ連邦委員会のリーナ・カーンさんと、今のアメリカの司法省に関しては、Amazon、Google、Meta、Appleに対して独占禁止法の訴訟もしてますし、
今、NVIDIA、Microsoft、OpenAIに対して調査もしてますし、そもそも買収をほぼ全てブロックしようとしてるじゃないですか。
実際VRの会社でも、ロボット掃除機でも、何でも止めようとしてるので。
草野 みき
Figmaも断念、結局断念みたいな。
宮武 徹郎
結局断念して。もちろん一部に関しては、たぶんちゃんと止めるべきでもありますし、
ただやっぱりすごい小さい案件に関しては、結構テック業界のエコシステムをブロックしてしまうことでもあるので、そこに対して懸念する人が多いですと。
トランプに関してはどちらかというと、ビジネス寄りの人としてよく言われてるので、これ実態が結構トランプの場合見えないっていうのが多少あるので分かりづらいんですけど、
ただ、普通に考えるとテック業界はいわゆるビジネス系の人たちなので、共和党派になってもおかしくないですと、ビジネス周りの判断に関しては。
ただ、トランプが選んだ副大統領候補者のJ.D.バンスさんっていう方に関しては、めちゃくちゃリナカーンに同意してるっていう話を言ってるので、結構珍しく共和党派の人からすると。
草野 みき
ヒルビリエルジーの作者。
宮武 徹郎
そうですね。
草野 みき
トランプはどう思ってるとかって言ってるんですか。
宮武 徹郎
トランプはそこまで言ってなくて、ただあんまりリナカーンは好きではないっていうところ。
ただ、トランプに関してはそもそも大手SNSとかに関しては、彼の発言をブロックしようとしてるとか、そこら辺でいろいろ怒ってはいると思いますね。
そこら辺はいろいろ最近変わってますけど。
どっちに転ぶかは正直わかんないですけど、どちらかというと今のバイデン政権に関してはすごいテックに対してネガティブな印象があるのは確かにあるので、だからこそちょっと変えたいと。
ジェリー・バンスがリナカーンを支持してたとしても、彼も一応テック業界の人でもあったので、VCだったので、なのでそこだったらまだ交渉の余地があるんじゃないかみたいな話は多分感じてますと。
草野 みき
リナカーンさんに対して交渉の余地。
宮武 徹郎
全体のポリシー的な話もあるんですけど、ポリシーは複数の種類があって、
あまり多分日本では話されないものでいきますと、人種的なポリシーですね。
人種にまつわるポリシーとかっていうところで、やっぱりどうしても大きな一つのポリシー周りの話はパレスチナイスラエルですね。
ここに関しては、これもちょっと言い悪いを一回置いて、結構多くの人たち、テック業界の人たちに関しては、やっぱりこの意見によって民主党から共和党に行った人たちっているんですよ。
これは別にバイデンを責めてるっていうわけではなくて、民主党とかリベラルの考えが行き過ぎたっていうのを指摘していますと。
一番この中で有名な人がビル・アックマンさんっていうヘッジハンドマネージャーの人なんですけど、彼は長年民主党に寄付してた人。
宮武 徹郎
最近はトランプを支持しますって言ってたんですけど、その多分一番の大きな理由がこのパレスチナの話で、特にアメリカの大学のキャンパスでパレスチナのムーブメントでしたり、
特にその中のアンチセミティズム、反ユダヤ主義ですかね、の動きが盛んになっているのに対してめちゃくちゃ懸念していますと。
宮武 徹郎
ビル・アックマンはハーバード大学出身の人でもあるので、特にハーバードでそれを懸念している人ではあるんですけど、それによってより保守的になったと。
別に大学がイコールバイデン政権ではないですし、バイデン政権としてはパレスチナのムーブメントに対して基本的に支援はしてないですけど、
アメリカの大学のキャンパスってよりリベラルであるっていうことから、より民主党の動きとか賛同していることを代表しているっていう意味合いで、より反対側に行ったというところですね。
草野 みき
それは共和党側に行ったら解決してくれるんじゃないかっていうことなんですか。
宮武 徹郎
これは多分2つの意味合いがあって、解決してくれるっていうのは多少ありますと、トランプはどちらかというとイスラエル派の人なので、
ただ同時に、民主党派の人たちでいたくないっていう話の方がでかいと思います。
たぶんそういう軸で考えているかなっていうところが一つあります。もう一つその人種的なことでいきますと、アジア人、アジアアメリカンですね。
特にシリコンバネにいるアジア系の人たちが、完全に共和党派になっているわけではないですけど、今まで以上に民主党派ではなくなっている。
これは数年前から起きているアジア人に対してのヘイトクライム、暴力が大きな影響を与えてますと。
アジア系の人たちって結構テック業界の中では多いじゃないですか。
確かどっかの調査だとテック業界ですと2割、グーグルだと3割ぐらいがアジア系の人って言われてるんですけど、
ほとんどがシリコンバネに住んでいますし。
あれだけ暴力とか、アジア系の人たちに対して暴力が上がっているのに、警察を強化してくれない?
むしろそれを反対方向に行こうとしているっていう、カリフォルニアの知事でしたり、サンフランシスコとかLAとかの政治家が言おうとしているので。
これも過去のたぶん我々のポッドキャストのエピソードでも、カリフォルニアがなぜ今大変な状況なのかっていう話だと思うんですけど、
そういうのもあって、よりすごいリベラルな人たちに対して警戒心を持ち始めている。
多分それをすごい代表するのがギャリー・タンさんとかだと思いますね。
草野 みき
なるほど。逆にその後で話すかもしれないですけど、今の政権に今の状態に不満があるから別のものに投票しようっていうのはわかるんですけど、
今現状で良い点みたいな、今の政権で良かったなっていう点とかはテック業界の中であったりするんですか?
宮武 徹郎
たぶん一番なのが環境周りのところとインフラ系、チップ系とかのバイデンの判断とか実際行っているものっていうのは、
今アリゾナ州でいろいろTSMCと組んでそこで工場とか作ろうとしてますし、
結構インフラ系のプロジェクトに関しては賛同する人たちが多いと思います。
なので別にバイデン政権が全部が全部で悪いっていう話ではなくて、
ただやってることが結構テック業界がやろうとしてることと反するところで反対してる人たちが多くなってます。
あと若干、バイブスって言うべきなのかカルチャーシフトって言うべきなのかっていうのがあるんですけど、
それも一部あると思ってまして、さっき話した大学キャンパスとか基本的に今までリベラルの場所であって、
で未だにそうなんですけど、そもそも大学の信頼度が今下がっていますという話だったり、
あとどうしてもこの話が出てきてしまうんですけど、Wokeの動き自体が、
あとDEIってDiversity Equity and Inclusionが思った以上に人気ではなかった。
いわゆる全国に対しての人気ではなかったっていうところと、
あと変にそれを活用されたんじゃないかみたいな話がよく出てます。
だからこそDEIとかに関しては、Microsoft、Zoom、Googleメタに関しては、
DEIのプログラムをシャットダウン、もしくは大幅に削減しています。
あとはもうちょっとカルチャーシフトっていうのもあるんですけど、
オバマが2008年に大統領として選ばれたときに、
やっぱり実態にそうなのかっていうのは、いろいろ疑問としてあるかもしれないですけど、
見られ方で言うと、エリート層が選ばれたんじゃないかっていうふうに見られてしまったと。
知的で、すごい頭のいい人たちが選ばれるような場所に民主党がなったんじゃないかと。
っていう見え方があったので、それが多分ある程度それに対しての反逆があったっていうところですね。
これは別にテック業界だけではなくて、全般的にの話ですけど。
あとはこれももうちょっと全般的な話で、テック業界だけに限ってはないんですけど、
アメリカの社会の女性化、フェミナイゼーションがあったと思うんですけど、
それによってより多くの男性が共和党派になったっていうのは多分あると思います。
草野 みき
フェミナイゼーションっていうのはどういうものなんですか?
宮武 徹郎
いわゆる例えばゲインとかLGBTQの人たちがより前に出てきたりとか、
より筋肉種とか体育会系じゃなくてもいいみたいな男性が。
宮武 徹郎
別にそれが悪いとかっていう話ではなくて、それを嫌う人たちがいますと。
一部の人の中では。
草野 みき
もともとの何なんですか?それはウォークみたいな感じで、
そこの流れって人気になりつつあるような雰囲気があったけど、
思ったよりそれが好きじゃない人もいたねっていう話なんですかね。
宮武 徹郎
多分なんですけど、それ自体はより人気になっていますと。
ただ、それを押しつけすぎな部分があって、
全員が絶対しないといけないですよみたいな話になった瞬間、
自分の自由度が失われるので、それに対して嫌う人は出てきますと。
もちろんこれは良い悪いは置いてですよ。
草野 みき
なんで受け入れないの?みたいな。
受け入れて、それの押しつけが今までなかった人からしたらちょっとうってなるみたいなことなんですかね。
宮武 徹郎
しかも押しつけが、なんでやらないのだけだったらいいかもしれないんですけど、
やらなかったら攻撃されてますっていう。
被害者扱いになってしまうのが多分すごく良くなかったと思います。
もちろんそれ一部わかるんですけど、
ただそれに対して嫌う人は結構いたので、アメリカの中でした。
草野 みき
あらゆる分断においてそれはありますよね。被害者で主張するというか。
そうですね、どっちが正しいとかはないんですけど。
宮武 徹郎
そういうことに対しての反逆が多少起きていましたと。
それに関することですけど、アクティビズムカルチャー、それの過激化がキャンセルカルチャーですけど、
がやっぱりテック業界でもかなり普及したと思うんですよね。
なんでGoogleとかですと、2018年でこれ有名な話ですけど、
Googleが軍事系のアメリカ軍と何か一緒に提携しようとしてたっていう話を見た一部のGoogleの従業員がストライクを起こしたりとか、
そういうのがあって、結局Google経営者がそこからそういう契約しませんっていうのを言ったりとかしてたりするので、
そこも最近だいぶ変わってきてると思うんですよ、ここ1,2年間で。
草野 みき
どこが変わってる?
宮武 徹郎
例えばさっき言ったGoogleとかもそうですけど、直近ですとパレッシナの動きに対して反対するGoogleの社員が一部いて、
Googleクラウドのトップの人のオフィスに立てこもって出ませんって言ったら全員クビになったりとか。
多分それ5,6年前だったら多分ありえない話だったので。
草野 みき
変わってきたって、その立場対処の仕方が変わってきたっていう。
宮武 徹郎
そうですね。なのでそこのウォークとかそういうキャンセルカルチャーとかアクティビズムに対して、
より対抗心が特にテック業界の経営者から生まれてきましたと。
ウォークネスとかキャンセルカルチャーとかアクティビズムに関してはどちらかというとリベラルな考えとして見られているので。
別にアクティビズムは保守的な人たちもやるんですけど、ただ見られがちなのは左寄り。
だからこそ民主党がより嫌われるみたいな。
宮武 徹郎
トランプに関して言いますと、いろんな人によってヤバいことを言う人っていうところもあるんですけど、
やっぱり振る舞いが勝者っていうのは勝つ人っていうのはやっぱり一つ大きいと思うんですよね。
草野 みき
どういうところがですか具体的に。
宮武 徹郎
一番わかりやすいのが直近の暗殺未遂事件のタイミングですよね。
あれでガッツポーズをしたっていうのは、明らかに勝者の気持ちを見せ方で言うと持ってるんじゃないかと言えるかなっていうところですね。
自分が負けたって認めない人じゃないですか。
草野 みき
そうですね。人にスピーチしたり見せ方が上手い人ですよね。もともと。
宮武 徹郎
そこら辺は、あと、多分どちら側にとっても面白い人だと思うんですよ。
違う意味で面白いですけど、バカにするのか、慕うのかっていうところで面白いっていうのはあるんですけど、正慢なので。
草野 みき
どうなんですかね。政治家、難しいですね。どう思いますか、それは。
宮武 徹郎
発言は正直結構信じてないので、自信は。
ただやっぱり政治の一部は仕方ないですけど、エンタメ性の部分はあるので、特にアメリカに関しては。
そこに関しては上手いことをやっていたっていうところですね。
特に2016年とかのキャンペーンとかめちゃくちゃわかりやすいですけど、あれだけ過激派のことを言った一部の理由は、もちろん彼が信じてるか信じてないか正直わかんないですけど、常にメディアに取り上げられたので。
草野 みき
確かにメディアコンテンツをUGCを生み出す力と、大衆を巧みに動かす力っていう意味だと政治家には向いてるのかもしれないですね。
宮武 徹郎
それが果たして国にとって良いのか悪いのかを置いてるんですけど、選ばれるっていう意味合いとか、より人に感情を持たせられるっていう考えで言うと、そこはすごいワークしたっていうところですね。
なので、こういう感情的な動きっていうのももちろんある中で、なんとなく左寄り民主党派の人と右寄りの共和党派が一本の線で引いた場合に、
民主党が左寄りじゃないですか、共和党が右寄りだと思うんですけど、ほとんどの人ってなんとなく真ん中ら辺にいると思うんですよ。
それってなぜ真ん中にいるかっていうと、すごいみんな考えてて、この意見は左だ、この意見は右だっていう話ではないと思っていて、単純に考えたくないんですよ。
たぶん僕も草野さんもそうじゃないですか、別に誰が次の首相になるとか、誰が次の大統領になるかって別にそんな考えたくないじゃないですか。
いわゆる日常的なことにそこまで影響を与えない、実態を言うと。もちろん長期的に影響を与えたりするかもしれないですけど、アメリカの場合ですと、そもそも大統領選挙が4年ごとに行われるので、4年間でガラッと変わるかもしれないので、そもそもそこもどこまで影響を与えるのかわからないですと。
草野 みき
アメリカって結構国民の関心度が高いのかなっていう投票もあったり。
宮武 徹郎
関心度が高い理由は単純にその広告が流れてるからだと思うんですよ。あとメディアが常に話してるからだと思っていて、ほとんどの人は日常的に次の大統領が絶対トランプじゃないといけないとか、絶対バイデンじゃないといけないとかっていうのは常に思ってる人ってたぶんそんなにいないんですよ。
たぶんですけどね。そういうイベントに行ったりとか、メディアで常に見てるからそういう考えになったりする人たちは出てきてると思うんですけど、普段仕事してる中だとたぶん気にしてる人ってそこまでいないので、どちらかというと真ん中の人の方が大半として多いと思いますと。
たぶんなんですけど、昔見ているとそこまでの差がなかったんですよ。ただ何が起きたかというと、より過激派がどっち側でも増えたことによって、真ん中にいる人たちが揺らぎ始めたと思うんですよ。
何が起きてたかっていうと、これなんとなくの話なので、具体的な話はそこまでできないんですけど、例えば2008年とか2013年とかのタイミングとかですと、全体の層が若干左寄りだったと思うんですよ。
なぜかというと、より多くの過激派が共和党にいたからだと思うんですよ。
過激派が何をやるかというと、共和党であれば右側の人をどんどん右に引っ張っていくんですけど、それに対して真ん中にいる人たちが嫌がるんですよ。
嫌がって逆側に行くんですよ。
草野 みき
それは何か過激すぎ、引くみたいな。
宮武 徹郎
引くっていうのが多分一番分かりやすいこれだと思うんですけど、クレイジーな人たちがいるみたいな。
それがどちらかというと共和党の方が多かったんですよ。今まで。
人数が多いって話じゃなかったかもしれないですけど、そもそも共和党の中の権力を持ってた人たちで、より過激派の人たちがいたと。
宮武 徹郎
それでオバマが2008年に勝つんですけど、そこで何が起きたかというと、民主党が権力を得られたので、
その中の民主党の人たちがより過激派になり始めたと思うんですよ。
なぜかというと権力を持つと、より権力を持ちたくなるので、そうするとより過激派になってしまうっていうか、
草野 みき
しかも権力を持っているのにそういうのがやりやすくなる。
宮武 徹郎
そうすると何が起きるかというと、ちょっと左に全体的にいた人たちがちょっとずつ右に偏り始めるんですよね。
草野 みき
えー、じゃあ過激派いないほうがいいんですかね、選挙する。
宮武 徹郎
えーと、難しいところですね、これは。
草野 みき
でもなんかその今のトランプとかってなんか結構、ヘイリーさん元国連大使の方とかが、
もう別にトランプのこと全部参戦しなくていいんですよっていう言い方とか、
なんかその受け皿を狙っているところとか、あともうなんか今までの女性問題みたいなのも一周回ってもうみんな知ってるからもう話さないみたいな。
話してますけど。
宮武 徹郎
完全無視するっていう。
草野 みき
もうなんかもうみんな知ってるからもう、はいはいはいって感じでもう家族団乱みんなファミリー仲良しみたいな、
ちょっとなんかもうみんな一周回った感じがして、なんか見え方というか変わってきたなっていう感じはしますよね。
宮武 徹郎
なんかこれはその、やっぱりその相手に勝たせたくないっていう気持ちが大きすぎて。
自分たちの党の人をもう信じるしかないっていう。
これっていろんな意味でプレッシャー、党から受けるんですよ。
いわゆるその党から資金提供をもらってるので、政治家って。
なのでそれを切られるんですよ。
あの支持してなかったら。
その覚悟の上でやらないといけなかったりするので、
これは民主党も共和党どっちもそうなんですけど、
そこら辺は、もし例えば次の選挙の、
例えば自分の州とか自分の地域の選挙があったときに、
同じ党で違う人を選び、
例えば民主党であれば民主党の人たちが入れて、
めちゃくちゃその人に資金提供して広告をバンバン打たせたりするので、
そこの覚悟の上でいろいろ動かないといけなくなってしまう。
たとえばヘイリーさんがトランプを支持するっていうことは、
めちゃくちゃ矛盾してる部分はあるんですけど、
今まで絶対支持しないとかっていろいろ言ってた思いはあるんですけど、
あとトランプの今までの発言とか見てもそうなんですけど、
そこを支持するっていうのは正直想定内ですよね。
残念ながら。
でも過激派が増えると、
一部の投票する人たちはよりそっちに向かうんですけど、
真ん中にいる人たちが大半にいると考えたら、
その人たちが引いちゃうんですよ。
ただ何が起きたかというと、
今までのトランプが選ばれる前に関しては、
民主党が力を持ってたので、
より民主党の過激派がどんどん増えて、
それによって右側に徐々に傾き始めたと思うんですよ。
それに対してようやく、
あれだけの過激派のことはやりたくないっていう人たちが出てきて、
トランプが勝ったと。
これすごいざっくりした話ですけど、
もっと詳細で話すといろいろ要因はあるんですけど。
この引き合いっていうところを、
そのバランス感を見ると、
明らかにまず共和党側で過激派が増えて、
それに対して徐々に民主党も増え始めた。
最終的に何が起きてるかというと、
より引っ張られてるんですよ、真ん中が。
それもすごい個人的に良くないと思うんですけど、
ただ若干自然な流れだと思うんですよ。
過去のカルトとか宗教OSとかの回でも話したと思うんですけど、
例えば自由に賛同する人と自由に賛同しない人たちを集めて、
それぞれ別々の部屋に3時間入れると、
3時間後に何が起きるかというと、
どちら側もより過激派になるんですよ。
それと同じようなことが多分起きていて、
政治の中で。
結果的には人がどっち側に偏るかというのが、
どんどんぼらたりになるっていうか。
結果、いわゆるそういう分裂が起きるっていうところになってくると思うんですけど、