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2021-11-04 42:42

#88 クリーンテックの転換期は今かもしれない 2021 後半

こんにちは!今週も引き続きクリーンテック特集です。

 ◎今週のトピック
サステナビリティ / 今のお肉より安くすること / 動物を育てずにお肉を作れる / 配送コストも減る / The Production Board / 飲み物を何でも作れる世界Cana / キヌアと小麦粉・米 / ローカルで物を生産すること / ワールドプロダクションボード / Peacetime CEO/Wartime CEO / 未来の国の概念ってどうなるんだろう 

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・The Production Board
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何でも作れるドリンクバーって、ひみつ道具感ありますね。夢のよう… 

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00:07
皆さんこんにちは、草野美希です。 宮武哲郎です。
Off Topicは、アメリカを中心に最新テックニュースやスタートアップ、ビジネス情報を緩くかぼれしながらご紹介する番組です。
今回のトピックは、クリーンテックの転換期は今かもしれない 2021 後編について話していきたいと思います。
前回は、カルフォルニアの話から背景の話を、アメリカの話をしつつ、ユースケースが生まれてインフラが整うというか、そういう話をしましたね。
そうですね。いわゆる、サシネイニブリティ、クリーンテック業界のAWS化がようやく、そういうタイミングに来たので、これからどんどんいろんな会社が出てくるんじゃないかという話ですよね。
はい、ということで。
君の声を届けようAnchor。私たちの番組は、ポッドキャストの制作から配信まで全ての機能が揃ったAnchorというアプリで配信しています。
はい、じゃあ今回はどういう話をしましょうか。
そうですね。今回も引き続きというところではあるんですけど、少しサシネイニブリティの今の現状の話と、
あとはそこから、特にフードテック系の領域で面白い取り組みがいくつかあるので、そこについて、そこがどういうふうに今のサプライチェーンモデルを変えるのかという話をしていきたいなというふうに思ってますね。
なので、まずサシネイニブリティとはっていうよりは、今サシネイニブルな服とか物とか買ってる人たちというのは徐々に増えてると思うんですけど、やっぱりまだプレミアムがついていて、価格も高いですし、
結局今ですと、よりお金持ちの人たちがステータスとして若干サシネイニブリティを使ってるっていうのが感覚的にあるかなと思ってまして、いわゆるグッチのカバンを買うとかテスラを購入するとかと似たようにあるステータスシンブルとしてやってるのかなと。
で、それの同等なことが大鳥居を飲むとかフェアトレイドのコーヒーを飲むとかっていうところだと思うんですけど、ただ実際に多くの人がサシネイニブルなチョイスをするかというと、今現在はそうではなくて、
だいたい各国の平均収入がどんどん上がると、最初はやっぱり、もっとカロリーを消費したいっていう傾向になってきて、特にだいたい50Kとか60Kくらいの収入までいくとそうなるんですけど、
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今までお肉を週に1回しか食べれなかった人たちが収入が上がって週3回とか毎日食べれるようになるとすると、まずそこからいくじゃないですか。逆にそこを週1でしかお肉食べてないのに、急にプラントベースのお肉を食べたいっていうことにはならないと思うんですよね、今は。
そうですね、確かに。
なので、実際アメリカでも同じところで、実際にサシネイニブルを買ってる人たちってどちらかというと収入が上の層なんですけど、そのところは逆にカロリーを消費しなくなってるので、
ヘルシーに。
ヘルシーなダイエットとかをやってるので、実は太ってないですし、主にですけど、逆に体重が落ちてるんですよね、平均的に見ると。
なので、ただやっぱりサシネイニブリティーなチョイスをしてるので、判断をしてるので、よりコストは高いですと。
でもここ、やっぱりほとんど、世界の平均の収入を見るとだいたい10ケイぐらいなので、まだまだここって伸びるはずなので、一旦たぶん皆さんお肉を購入するんですよね、プラントベースのお肉とかではなくて。
人口の95%がアメリカとかヨーロッパ、西のヨーロッパ以外のところにいるので、すぐにみんながサシネイニブリティーなチョイスをするかというと、そうではないと思っていて。
なので結局、どの会社とかっていうのは何も言わないですけど、会社としてサシネイニブリティーを推すときに、例えば牛乳の業界を変えたいから、例えばプラントベースの牛乳を作りましたと。
でも結局、人口の5%しか牛乳を飲むのをやめなかった場合、業界的には変わらないんですよね。
なので、そこで重要になってくるのは、結局新しい牛乳、それがプラントベースの牛乳でもいいですし、ラボで作った牛乳でもいいんですけど、それが今の牛乳より安くできるかっていうのが一番の質問になってきていて、これがすごいテクニカルで技術的にすごい難しい問題なんですよね。
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高いですもんね、基本的に。
今のままの方が食べ慣れてますし、そっちの方が安いから、乗り換えるのが難しいですよね。
結局そっちに行っちゃうと思うので、だからこそクララーでしたりパーフェクトデイでしたりメンフェイスミーツとかは、やっぱりそこのどれだけ安くできるかっていうところをすごい考えてる会社とかなんですけど、後々どこまで値段を下げたかっていう話をするんですけど、
ここの安くする過程っていうかっていうところで、今までのやり方、今までの動物性タンパク質、いわゆるお肉とかですね、の作り方を改善するっていう話とか、それを完全別のものでリプレイするっていうよりは、そこのプロセス自体を一から考え直す。
前回もエネルギーの話でも似たようなことをしましたけど、やっぱりこの根本のところを考え直さないといけないっていうのがありまして、そもそもお肉の作り方って何千年も前からやってるプロセスじゃないですか。
いわゆる動物に草を与えて育てて、お肉に変えるというプロセスをただただスケールしただけなんですよね、今の人間の社会では。
そうですね、シンプルに。
そうですね、シンプルに効率性をすごい高めたっていうところなんですけど、結局エネルギーの効率性はそこまで良くなくて、なのでここを根本的に考え直したときに、やっぱりこの合成バイオとかバイオテックっていうのが結構重要になってくるのかなと思ってまして、
例えばですけど、ワインとかビールって酵母っていうんですかね、を使って作るじゃないですか、それと同じように、例えばチキンのDNAを酵母と一緒に組み合わせると、すごい簡単に言うとですよ、もっとチキンが作れるんですよ。
すごい簡単に言うとですよ、別にそんなシンプルじゃないですけど。なので、その酵母自体をうまく活用すると、いわゆるミニ工場ができるんですよね。
それがバイオ製造っていうんですかね、みたいなもので、それを本当にうまくやれば、それこそ動物を育てずにレザーを作れたりとか、卵を作れたりとか、チーズを作れたりとか、
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なので、動物性タンパク質とかプロテイン自体のプログラミングができるようになりますと。それこそメンフィスミーツとかそういう系のことをいろいろやってるんですけど、本当に研究室でお肉を育てるっていうか、ことをやってるんですけど、
そこでこういう人工で作ったお肉っていうのかわかんないですけど、値段って、やっぱり結局普通のお肉と比べてどれだけ差があるんだっていうと、いまだに差は結構あるんですけど、ただものすごいスピードで成長してるんですよね。
2015年で、カルチャードミートっていうんですけど、いわゆる研究室とかで作ったお肉ですね。
なるほど。
1キロあたりいくらかかったと思います?
ちなみにですけど、2020年あたりの普通の牛肉ですと、1キロあたり9ドルぐらいなんですよ。
なるほど。
で、チキンの場合は今7ドルぐらいかな。なんですけど、カルチャードミートの場合いくらだと思います?2015年。
200ドル。
いやいやいや、もっともっとと。
そうですよね。
2.3ミリオンかかったんですよ。
うわー。
1キロあたり作るのに。
それを考えると、絶対無理じゃないですか。
無理ですね。
はい。で、すごいのが、その3年後、2018年ですね。に、40キロまで落ちたんですよ。
わー、すご。
ほぼ2億分下がったんですよ、単価が。
そうそう、高かったんで。
じゃあ、もうさらに10年後、20年後。
で、2019年、その1年後が80ドルに落ちたんですよ。
全然。
40Kから。
買えますね。
普通に買えますよね。ちょっとめちゃくちゃ高いですけど。で、去年2020年は22ドルに落ちたんですよ。
へー。
なんで、本当に過去5年間で1万倍安くなったんですよ。
えー、もう普通のお肉より安くなる可能性が。
普通のお肉より、多分3倍ぐらい、2、3倍ぐらい高いんですけど、まだ。
可能性ありますもんね。
可能性あるじゃないですか。
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このスピードだと。
そうなんですよ、このスピードで考えると。
で、逆に、逆になんですけど、本物のお肉って言うとおかしい話ですけど、どっちも本物のお肉なんで。
でも、今までのプロセスで育ったお肉っていうのは値段上がってるんですよ。
あー。
逆に。
なるほど。
なんで、もしかしたら、5年後かわかんないですけど、もしかしたら分岐点が来るかもしれないっていうところで。
わー。
そうすると、かなり変わってくると。
えー、でもそういう風になったら、一つのバイオ系の会社の人がめちゃくちゃお肉牛じる人になりません。
そうですね。
なんか、結構業界がガラッと変わりますね。
ガラッと変わりますよね、本当に。で、もちろん場合によってはやっぱりどうしてもリアルな。
そうですね。
牛が好きっていう。
相対的にリアルな牛の価値も上がるっていう可能性も。
上がるっていう可能性ももちろん全然ありますし、でも場合によっては今後松坂牛を研究室で作れるとか。
うーん。
そういう時代になると誰でも食べれるようになっちゃうので、そうするともしかしたら価値が下がっちゃうかもしれないですし、逆にリアルだから価値が上がるっていう可能性もあるので。
まあちょっとそこら辺はまだ読み取れないんですけど、でもそれによってやっぱりだいぶエコシステム変わってくるなっていうところは思いますね。
確かに。でもなんか大阪大学科で和牛の3Dプリントを作っている人にニュースを見かけました。
それは近いし、同じマークかはちょっとわかんないんですけど、和牛の刺しを再現するっていう。
そうですよね。
ほんとそれでもっと手軽にステーキいっぱい食べれたら、それはそれで面白いですよね。
そうですよね。しかももちろん配送コストも全部なくなりますし、配送から生まれるエネルギー消費も全部なくなるっていうところもありますし、
実は牛って結構ゲップするんですけど、ゲップから生まれる二酸化炭素って結構あるんですよ。
へー。
それが結構下げられるみたいな話とかもあって、やっぱりそういうお肉業界っていうのは結構サスネイビリティとしては悪かったりするので、
そこをもしかしたら変えられるんじゃないかっていうのが一つありますと。
その中で、こういうゴセバイオとかの話をしていると、どうしても個人的にすごい好きな会社があって、そこの会社の情報とかよく見るんですけど、
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それがThe Production Boardっていう会社でして、通称TPBなんですけど、
後ほどちょっと名前の由来とかも説明しますけど、ここの社長のDavid Friedbergさんっていう方はすごい人で、すごい簡単に言うと、
すごい人で、このゴセバイオのビジョンにすごい賛同している人で、TPB自体も今年ですよね、300億ぐらい調達したと思うんですけど、
Googleとかから調達した会社になっていて、何やってる会社かというと、もちろん自社でそういうバイオ系の会社を作ってるっていうのもあるんですけど、
同時にインキュベーター的な感じで他の会社に投資したりとか買収したりとかしてるっていうところで、
その中で個人的にすごい気になった会社を一つ紹介したいなと思っていますと、
ほとんどTPBの会社、ソイレントとか実は投資してるんですけど、ほとんどの会社が何やってるかあんまり公開されてなくて、
今日話すKanaっていうKana Technologiesって会社があるんですけど、サイトに行くとほぼ何も情報が載ってなくて、
気になりますね。
そうなんですよ。結構気になっている会社なんですけど、そこの話をDavid Friedelwangさんがこの間ちょっと話してたので、
ちょっと紹介したいなというふうに思ってるんですけど、Kanaがやってることっていうのが、いわゆる飲料業界を変えたいという話をしてるんですけど、
だいたい人って、ボトルされた飲料品って言ったらいいんですかね、ソーダだったり、ビールとかワインとかいろんなものがあると思うんですけど、
Kanaの業界、市場規模って2 trillion dollars、日本円で何か200兆円、20兆円、200兆円かな、そのぐらいですよね。
普通に考えてたぶんそのぐらいだと思うんですけど、そのうち半分がビールとワインで、半分がコーヒー、ジュース、ソーダなんですけど、
このKanaっていうテクノロジーは何をやってるかというと、彼のビジョンとしては全家族、家にあるデバイスを置いて、いわゆる3Dプリンターですよね。
そこの3Dプリンター何を作ってくれるかというと、飲み物だと何でも作ってくれますっていう。
で、めちゃくちゃ安く、ドンペリを飲みたければドンペリを飲みますと。
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オレンジジュースを飲みたければオレンジジュース。
そうなんですよ、本当に夢のような世界だと思うんですけど、それを可能にしようとしてる会社で。
で、これを科学的に見ると、実は何か僕も最初に聞いた時に、これ可能性あるんじゃないかと思った瞬間があって。
で、それって何かというと、オレンジジュースを1リットル作るために、40リットル分の水が必要なんですけど、
オレンジの木に水を入れたりとかそういうのが全部必要なんですけど、
でも、オレンジジュースって何でできてるかと見ると、93%水なんですよ。
で、7%砂糖なんですよ。
で、オレンジジュースの質感とか色合いとか匂いとか、もちろん味とかを作ってるのって、
全体の1%以下のものなんですよ。
なんで、逆にそこの1%分を作れるとすると、残りは水と砂糖なんで、オレンジジュースができちゃうんですよ。
濃縮還元的なことですか?
オレンジジュース、100%オレンジジュースって書いてあるやつって濃縮還元っていう、ペースト状にしたものを濃縮して、それで100%って言ってる。
どっちなのかな?
でも、あれですよね。きっと、たぶん、そういうやつじゃなくて、シンプルなジュースだと思いますし、
でも、逆にワインとかも88%水で、12%砂糖で、1%以下がワインとして感じるもので、
その12%の砂糖をアルコールに変えるからこそ、ブドウからワインになるんですけど、
なんで、そこの1%以下の物質を集められたら、それをプリンターに入れたら、あとは水で、自分の家の水で何でも作れちゃうんですよ。
もうなんか、やばいドリンクバーみたいな。
やばいドリンクバーですよね。
すごいですね。なんか、価格破壊がいっぱい起きそうですね、それ。
そうですよね、普通に。おいしいワインが、逆にいつでも飲めちゃうから、価格大ってどうなるんだっけっていうのは、結構あるかもしれないんですけど、
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でも、これって、サステイナビリティという観点から考えると、今って大量の水をいろんな場所に移動させてるんですよね。
ワインを大量に移動させたりとかしているのを、全部必要なくなるんですよね。
全部自分の家からプリンターで作れるような時代になってくるんですよね。
で、しかもオプションも無制限にあって、エネルギーがなくて、しかもコストがすごい低くなると。
そういう面でも、このカナテクノロジーという会社はすごい気になってますし、
あとやっぱり、このTBBの中ですと、このデイビッド・フリードバンクさんって、キヌアの会社を買収して、すごい有名になった人でもあるんですけど、
キヌアって、彼自身はすごい面白いと思ってて。
で、なぜかというと、今人間のカロリーの50%はだいたい小麦かご飯から来ているんですけど、
で、今の全体の農家、全世界の農家の40%が、この米と小麦を育てるためにあるんですよ。
ただ、結構水を使ったりとか、結構小麦作るために窒素を使ったりとかするんですよね。
なので、エネルギー的な効率性からすると、実はあんまり良くなくて。
で、そこで出てくるのがキヌアなんですけど、キヌアの方が理論上ですよ。
より効率的に作れるんですよ。
なので、デイビッド・フリードバンクさんが今やってるこのキヌアのプロジェクトでは、米より安くキヌアを作れるかっていうところで。
あ、なるほど。まだキヌアの方がちょっと高い。
まだちょっと高いっていうところなんですけど、今現在ですと安くなる予定ではありますと。
で、特にこれって重要なのは、前回話したカンバツとか、水がどんどんなくなっていったりするときに、
水をかなり使う米とか、意外と結構作りにくくなるんじゃないかみたいな。
そうすると値段が上がっちゃうみたいな。
そうすると、こういうキヌアとかが結構役に立つんじゃないかと。
日本人からすると、たぶんありえない話だと思いますけど。
どういうことですか?
いや、米大好きじゃないですか。僕も米大好きですけど。
逆にその、なんていうか、キヌアってサラダとか、ご飯っぽいサラ、なんていうか、豆とか一緒に入れて食べるみたいなイメージがあるんですけど、
24:09
アメリカでもそういう感じなんですか?
アメリカでもそういう感じですね。
で、本当にベジタリアンとかビーガンの人とかが、結構キヌアを米代わりとか、特に小麦代わりとかに使ってたりするっていうところで、
結構カロリー消費したいときにそういうのを使うっていうところですよね。
なんで、これまで話したキヌアの話もそうですし、かなテクノロジーとかもそうですけど、
これちょっと50年後から100年後の予想なんで、別にこれ今さらするっていうのはあるんですけど、
かなテクノロジーって3Dプリンターを家に置いたように、
たぶん将来的にそういうような3Dプリンターがどの家にもあって、場合によってはどの部屋にもあって、
で、そこでただ飲み物を作れるのではなくて、本当にたぶん何でも作れる時代が来るんですよ。
食べ物ってことですか?
食べ物もそうですし、例えば腎臓が欲しいって言えば腎臓を作ってくれるし、
車が欲しいって言えば車を作ってくれるし、
そういう時代が普通に今の技術的なことを考えると、そういう未来に向かってるんですよ。
で、それってなぜ重要かというと、何回か今回のあれで話してますけど、
ローカルで物を作るってやっぱりすごい重要で、
特にそれを安くほぼエネルギーを使わずに作れるってなると、
全体のサプライチェーンモデルが全部壊せるんですよね。
で、今も過去に過去のバイツとかでも話したように、今サプライチェーン問題が相次いでるじゃないですか。
お店に物がなかったり、結構物の移動が激しいですもんね、結局。
そうですよね。
サスティナブルじゃないし。
それが全部場合によってはなくなるんですよ。
家で作れたら。
家で作れる。どこでも作れるってなると。
近所でも別にそれもすごい便利ですよね。
そうなんですよね。
家じゃなかったとしても。
そうなんですよ。
なので、どこでも作れるとなると本当にやっぱり便利になりますし、
だからこそ最近新しい3Dプリンティングのテクノロジーが生まれたりとか、
最近ですと調達してましたけど、ロケットの3Dプリンターとか。
へー。
そういう会社が出てたりとか、
こういうバイオマニファクチャリングみたいな会社っていうのがどんどん増えると思うので、
そうすると今までどっかの場所で素材を集めて、
27:04
それを別のところに移動させてそこで作るっていう概念自体が壊されるんですよね。
そういう世界を目指してるのがこのTPBっていう会社なんですけど、
このTPBって、The Production Boardってなんかちょっと不思議な名前だと思うんですけど、
実は元々その名前の由来を話しますと、
第二次世界大戦でWar Production Boardっていうものがあって、
それが軍情生産委員会っていうのかなって言うと思うんですけど、
いわゆるアメリカが第二次世界大戦で勝つためにどうするべきかって政府側が考えたときに、
出てきた答えがこのWar Production Boardなんですけど、
そこがシステムレベルのデザインで大きい課題を解決するっていうところで、
特にこの第二次世界大戦ですとサプライチェーン問題っていうのが存在してて、
例えば武器を作るとか飛行機を作るっていう、
そこのサプライ側をどうやって全国で作って戦争を勝つかというところを、
それを安く早く新しい武器とかを作れるようにしたいので、
それでそこの全体のデザインをしたのがこのWar Production Boardなんですけど、
結果がちゃんと出てて、1942年から1945年、その第二次世界大戦の間ですよね。
このWar Production Boardが担当した時期なんですけど、
183ビリオン分の武器とかサプライが作られたんですよ。
で、それってどのくらいかっていうと、当時の全世界の40%の弾薬とかのアウトプットを出してるんですよ。
一つの国が。
すごいですね。
ほんとすごくて。
で、このアプローチを似たような感じでこのWar Production Boardがやろうとしているっていうところと、
デイビッド・フリードバーグさんが言ってるのは、アメリカも国としてこのアプローチを持たないといけないと。
個人的には日本もこのアプローチを持たないといけないと思っていて、
よくスタートアップ業界で、
日本語でどういうのかわからないですけど、
Wartime CEOとPeacetime CEOっていう概念ってあるじゃないですか。
ベン・ホロイチさんとかが言ってる話なんですけど、
いわゆる戦争のタイミングなのか、平和な。
日本語でちょっとどういうふうに言ってるのかちょっと僕もわかんないですけど、
30:04
今のほとんどの国、たぶん日本もそうですし、アメリカもそうなんですけど、
Peacetimeのメンタリティーなんですよね。
で、それをWartimeに変えないといけないですと。
なるほど。
で、これはいろんな面でそうなんですけど、
中国との関係性とか、全体のサプライズ問題とかそういうのもあるんですけど、
特に次のイノベーションを作るために、
かなりアグレッシブに政府が動かないといけないっていう考えがあって、
先ほど話したKana Technologiesとか、
プロダクションボードとかっていう民間企業があるのはいいんですけど、
結局その裏に必要なインフラっていっぱいあるんですよね。
で、例えばですけど、そういうKana Technologiesみたいなこととか、
例えばそのお肉とかを作るための施設ってやっぱりいっぱい必要で、
このバイオリアクターって言うんですけど、こういう施設を。
だいたい全世界で2500万リットル分ぐらいのキャパがあるんですよ。
今のバイオリアクター自体が。
で、そのうち2000万、ほぼ全部ですよね。
がワインとかビールで使われていて、500万がその他っていうところで、
で、だいたい100万リットル分が今レンタルできる状況になってて、
で、それを多くのスタートアップとかが活用してるんですよね。
でも逆に100万分しかないんですよ、レンタルで使えるのが。
っていうことは、これをキャパをどんどん広げていけないと、
新しいスタートアップが生まれても、
新しいスタートアップってなかなか自分の施設って作れないので、
コストかかるので、そこの施設を利用する人たちが増える中で、
そこのキャパを上げないといけないですと。
で、なんとなくデイビル・ディフィリール・バンクさんとかも計算してる中だと、
50ビリオン分、50ビリオンリットルなんだ、500億リットルっていうのかな、
それだと、のキャパがあれば、
今、全世界で作ってる動物性プロテインが、バイオマニファクチャリングで作れるようになるんですよ。
キャパ的にですよ。技術的に追いつくかっていうのは色々ありますけど、
なんで今のキャパを2000倍くらいにしないといけないんですよ。
で、それを作るのに、多分、
額的に100ビリオンから500ビリオンくらいのお金が必要になってくるんですよ。
33:01
でも、逆に今、投資したら割と最先端というか、
国を投資すべきところですよね。
いや、本当にそうで、逆にこれってインターネットでもそうでしたし、
全体のシリコンバレーもそうだったんですけど、
政府が早めに動いたからこそ、
インフラを立ち上げた後に、民間企業に全部寄せたっていうところが、
どっかのタイミングで話すかもしれないんですけど、インターネットの凄さのところで、
それがこのバイオマニファクチャリングでも起きた場合に、
めちゃくちゃこれが重要なポイントだと思っていて、
草野さんが言ってることはすごい正しくて、
日本頑張ってほしい。
そうなんですよ、日本頑張ってほしくて、
逆に日本の科学者たちって世界トップクラスなんですよ。
これ、過去に何回か草野さんとオフトピックで話したことで言うと、
日本ってブロックチェーン技術でも一時期世界トップに入っていて、
AIだといまだにトップティアに入ってますけど、
エンジニアリングだけで見ると、とか、バイオでもやっぱりすごい強くて、
VR、ARとかもエンタメ業界はやっぱり強い国なので、
なんですけど、結局勝ってないと。
悔しい。
事業的に見ると。
っていうのがあるので、
やっぱりアメリカですとインターネットのインフラが早めに設定されたからこそ、
今シリコンバレーがあると思っていて、
それって、アメリカ政府にとってめちゃくちゃ利益出てるじゃないですか。
技術投資をしたからこそ。
それと同じように、バイオテクノロジーとか、いろんな分野もそうなんですけど、
特にこのバイオテクノロジーっていう分野に、
アメリカ政府も日本政府もどんどん投資をするべきだと思っていて、
投資をする上でもちろん民間企業に最終的に渡さないといけないと思うんですけど、
そこもロビー活動してる民間企業ではなくて、
いわゆる本当に頭がいい人たちに、
企業家たちに渡すっていうのが、
企業家ってやっぱりローコストですごいパフォーマンス出すっていうのが、
元々の概念でもあるので、
それこそなぜ今アメリカの政府がどんどんイーロンマスクにトンネル作ってくださいとか、
国のインフラをもっと安く作ってくれないのかってお願いしてないのがよくわかんないんですけど、
36:00
でもそういうことをたぶんどんどんやらないといけない時代になってきていて、
特に長期的にこのインフラを作ることによって、
逆に日本とかアメリカとかも、
次の世代のイノベーションっていうのに先に投資していれば、
後々経済的にめちゃくちゃ報われると思っているので、
もちろん場合によっては2,30年のプロジェクトですけど、
それによって人材が集まりますし、
逆に日本にしかそういうバイオリアクターがなければ、
もう日本に来るしかないじゃないですか。
いっぱい和牛作りました。
いっぱい和牛作りました。
メタバースとかもそうですけど、
インターネットの転換期みたいな、
テクノロジーの転換期ってすごくまさに今だっていう感じもするので、
そういう時に国も一緒に、
研究者の人も企業家も晴れたらめちゃくちゃいいですよね。
めちゃくちゃ重要ですよね。
しかも100ビリオンから500ビリオンって、
それはさすがにソフトバンクが出せない額じゃないですか。
100ビリオンのファンドを持ってた人たちなので、
それが全部一施設に投資できるわけじゃないので、
なのでやっぱり国の力ってここで必要なんだなっていうふうに思いましたね。
日本ですとやっぱり研究者の方ってなかなか企業とかされないイメージではあるので、
そこもやっぱり徐々に変えたいなっていうふうに思いますし、
アメリカだとやっぱりいっぱいいるので、そういう人たちが。
そこが変わることによって、
日本もどんどん経済としてもどんどん上がってくるんじゃないかなっていうふうには思いますね。
なので結果としてはこういう施設とか全部必要ではあるんですけど、
でも同時に結局アメリカ政府とか日本政府がその施設を作って、
そこでイノベーションを作るかっていうとそうではなくて、
結局イノベーションって誰から来るかっていうと、
企業から来るケースが多くて。
でも過去20年間だいたいアメリカのVC業界から、
20兆円ぐらいのお金が投資されてるんですよ、スタートアップに。
で、それが今現在のアメリカの市場とか見ると圧倒的にテック業界がトップにいるじゃないですか。
昔は車とかケリアとかだったんですけど。
それが明らかに変わってきて、それだけ価値を本当に作れたっていうところを考えると、
やっぱり今だとインターネット以外、今日話したバイオテクノロジーもそうですし、
39:03
教育とかもそうですし、クリプトもそうですし、メタバースもそうですけど、
本当に次の100年を決めるテクノロジーがこれから生まれるタイミングであって、
そこの起用化とかを支援、オフトピックとしてもやっぱり支援したいですし、
この領域に関しては個人的にすごい注目している領域ではあるので、
やっぱり今後もモニタリングしていきたいなと思いますし、
ちょっと投資ができるのかは正直わかんないですけど、
是非ご連絡ください。話聞いてみたいですよね、シンプルに本当に。
話は単純に聞いてみたいのと、やっぱこういうお肉とか食べてみたいですよね。
結局、何々さんみたいなアメリカさん、カルフォルニアさんとか、
そういうものがなくなったりとかしてきて、
その企業、民間が一つがそれを作り、何て言うんですかね。
もはやもう国という概念も20年後、30年後どうなってるかわかんないですよね。
でもそれめちゃくちゃいいポイントだと思ってて、
特にメタバースとか、クリプト分散化された世界とかを考えると、
みんなデジタル世界に住み始めると、やっぱり国の概念って全部消えると思ってますし、
そこはすごい、それはやっぱりすごい面白い話だと思うので、
なんかもっと考えたいなっていうのを思いますし、
そこの日本に、日本とかアメリカに住む意味って今後出てくるのかなとか。
そうですよね、なんかあんまりいい意味でというか、住む場所もそうですし、
そこにいることの帰属意識みたいなのがどんどん薄れるわけじゃなくて、
いっぱいあるから多様性なんていうか、あんまり関係なくなってくるのかなっていうのはちょっと思います。
たしかにそこが一つ、もしかしたら課題として生まれるかもしれないですよね。
その日本の歴史自体がなくなるみたいな。
結局みんなデジタル世界で、しかも人間じゃない形で生きていると、
人間ってなんだっけとか。
逆にアメリカだともっと多様性があるじゃないですか。
いろんな人種の人もいて、いろんな言語をしゃべる人もいますけど、
でもアメリカに、アメリカ人でいることのアイデンティティみたいなのって、
でも一方であるなあっていう感じもするので、
なんか意外とそこって消えなかった。
なんていうか、自分がアジア人であることの意識みたいなのってすごく前よりは出てるのかなっていうか、
出してもOKだよみたいな雰囲気というか、むしろ必要だったりもするのかもですね。
42:07
二方向性にそういうのが動くかもしれないということですよね。
気になりますね。
うん、気になりますね。
はい、そんな感じで。
はい、そんな感じで。
今回は終わらせたいと思います。
今回も聞いていただきありがとうございました。
オフトピックではYouTubeやネスレターでも配信しているので、
気になった方はオフトピックJPのフォローお願いします。
今回の収録はYouTubeでも聞くことができます。
またSpotifyで10分でわかるテックニュース解説バイツも更新しているので、
ぜひチェックしてみてください。
それではまた次回お会いしましょう。
さようなら。
さようなら。
42:42

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