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ティーチングプロの野山佳治です。
それでは、今日もゴルフ上達に役立つヒントやコースをお伝えさせていただきます。
今日のテーマなんですけれども、ライバルと一緒にラウンドする時に注意していただきたいこと、ということでお話しさせていただきます。
ゴルフをラウンドする時は、いつも同じ人と一緒に回るとか、
いくつかのグループに所属していて、いろんな人と一緒に回るとか、毎回いろんな人と回るという、いろんなケースがあると思うんですけれども、
ある程度、一緒の人と回ると、だいたいこの人、いつも自分と一緒だな、一緒くらいのスコアだなという人がいると思うんですけれども、
そういった人と一緒に回る時に注意していただきたいことなんですけれども、
それは、はじめにお話してしまうと、相手のスコアを気にしすぎないということですね。
もちろん、ライバルに勝ちたい気持ちを持っておくということは非常に重要です。
ですけれども、ラウンドの途中にはあまり考えすぎないということですね。
ラウンドが終わった時に、1打でも勝っていればいいんですけれども、
ラウンドの途中に、今1打勝っているなとか、今2打負けているなとか、そういうのをあまり考えすぎない方がいいです。
なぜかというと、流されてしまうんですね。
やっぱり18ホールをラウンドしていると、相手も自分も調子が良い時もあれば、調子が悪い時もあります。
相手がはじめ、調子が良くて自分が調子が悪い、けれども後半になったら逆転する、その調子が逆転するということはよくあります。
例えば相手が調子が良くて自分が調子が悪いと、前半回ったら5打も差をつけられてしまった、
今日負け決定だと思ってしまうと、なかなか追いつけません。
ですけれども、前半は自分が調子が悪くて相手が調子が良かった、でも後半は逆転する可能性があると思っていれば、
集中力を切らさずに最後までラウンドすることができます。
ですので、あまり相手のスコアを見過ぎないということですね。
逆に、自分が調子が良くて相手が調子が悪い場合、スタート何ホールかして、こういった場合も注意が必要です。
例えば前半6ホール終わって、自分が5打もリードしているとなると、気持ちに余裕が生まれて、それでいいプレーができればいいんですけれども、
例えば相手がミスをしてしまった場合、相手がミドルホールのTショットでOBを2発打ってしまった場合、
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こういった場合は自分としては、ただでさえ結構リードしているのに、相手が2発もOB打ってくれたとなると、かなり気持ちが楽になってしまって、
相手がOB2発だから、ミドルホールでうまくいったとしても8ぐらいにはなるから、自分はボギーとかダボでも全然いいな、
トリでも全然いいな、相手には勝てるからいいなと思ってしまうとダメです。
自分の実力が例えば100ぐらいで回る人であれば、ボギーかダボでは回れると思うんですけれども、
それを1打でも良くするように頑張って回るということですね。
もうトリでもこのホールは相手に勝てるからいいなと思わないということですね。
そういうふうに思ってしまいますと、やっぱり自分も気が緩んで、いつものスコアよりも打ってしまうということがよくあります。
ですので相手が、いくら調子が悪くてスコアを崩していたとしても、確かに楽にはなるんですけれども、
気を抜かず、とにかく自分が1打でも良く上がるということを考えていただくといいです。
どうしても相手を見てしまうんですけれども、途中のスコアというのはあまり見ないということです。
1打勝っているとか2打負けているとか、そういうことを見ないということです。
6打も差が離れてしまったということですね、そういうことを見ないということです。
常に勝っていても負けていても、常に自分のスコアを1打でも良くするように心がけてラウンドするようにしてください。
それからですね、あと意識していただきたいのは、勝つときは圧倒的に勝って、負けるときは僅差で負けるということです。
どういうことかというと、例えば15番まで終わって、7打リードしているとします。
普通にいけば勝ちはほぼ確定なわけです。レベルによっても違いますけれども、普通にいけばほぼ勝ちは確定なので、
そこからは適当に回らないで、1打でも良く上がるということです。そういうときでも1打でも良く上がるということです。
自分のスコアが良くなるというのはもちろんありますし、相手にとっても7打差で終わるのと10打差で終わるのでは気分が違うんです。
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残り3ホール残して7打差で最後ちょっと追いつかれて2打差まで追い上げられたとします。
そうすると自分が勝ったにしても相手としては負けはしたけれどもあと2打差だった。
2打差だったらちょっと頑張ればどうにかなるなと思われてしまうんです。
そうすると次一緒にラウンドしたときに頑張ればなんとかなると思われてしまいます。
ですけれども最後気を抜かず頑張って10打差で終わったとします。
10打差で終わったとすれば相手としては前回も10打差が離れていたから
あの人は相手にならないというかかなわないなというふうに初めから諦めた状態で来てくれるんです。
そうするとだいぶ楽ですね。
7打差ついているということは相手の人も今日はちょっと負けちゃったかなと思っているわけです。
残り3ホール残していたとしてもほとんどの場合はちょっと諦めが入っているわけです。
そういった場合に1打2打差を離すというのはそれほど難しくないです。
ですのでそういったときに1打でも自分がいいスコアで上がって相手と1打でも差を離して対差で勝つようにしていただくということです。
逆に自分が負けているときです。
負けているときじゃあ同じように残り3ホール残して7打差あったとします。
普通に考えれば絶望的な数字ではあるんですけれども
そこで諦めないで1打でも詰めておくということです。
それでラウンド終わった後に1打差だったとか2打差だったとなればあともうちょっとだと自分も思いますし
相手もですね今日はギリギリだったなという感じになります。
相手もですね結構差を離れていても気が抜けないなと思うんですけれども
これがですね最後自分も集中力なくしてしまって相手と10打差で負けてしまったりすると
自分的にも10打も離れちゃったから全然力の差がはっきりしてるなと思ってしまいますし
相手もあの人は結構自分とはかなり実力の差があって結構イージーだなと思われてしまいます。
そういった状況でですね次のラウンドを回るとですね全然違った結果になってきます。
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やっぱりゴルフはですねメンタルが結構大きいですので勝てると思ってラウンドするのと
また今日も負けちゃうんだろうなと思いながらですねラウンドするのではもう結果が全然違います。
ですので勝つときは圧倒的に負けるときは近差でラウンドするようにしてください。
常にどんな状況であれ大差で勝ってても大差で負けてても
常にもう全力を尽くして1打でもよく上がっておくということですね。
ということがですね非常に重要になります。
ですのでぜひですね今度ライバルと一緒にラウンドするときはですね
このことを考えていただいてラウンドしていただければと思います。
ということで今日の音声はこの辺でさせていただきます。