うん、本当にそうです、本当にそう。
だいたいそっからね、8月の都兵衛はワンオペ、都兵衛だから。
でもね、都兵衛するときは夫も来てくれました。
あ、そうだったんですね、そりゃそりゃ。
都兵衛するときは来てくれて、で初めの1ヶ月は一緒にいてくれたかな、生活のセットアップで。
そっかそっか、そしたら心地良いですね。
とはいえ夫婦2人いてもね、2人とも子育てってたぶん初めてじゃないですか。
お子さんもね、初めて生まれてくるわけだから、なかなか人生に慣れてなくて。
でもこれポイントが、うちの夫がですね、実は私が再婚相手なので、
そうだったんですね。
そうなんですよ、子供は一人前の奥さんとの間にいるので、離れてるっていうのは、
心強いだ。
ちょっとしたアドバンテージがあったのかもしれないですね。
あるのかもしれないですね、なるほどね。
そっかそっか、これでじゃあ8月セットアップをして、9月からマンゴージしての文字通りのマンゴペ留学が始まって、どうでしたか。
いやー大変でした。大変。でも大変すぎて、私あんま覚えてないんですよ。
あんま覚えてなくて、自分が当時書いてたブログを読んで、ああそうだったなって結構思うことが多いんですけど、
本当に大変で、何が大変だったかって、大学院の勉強ももちろんそうなんですけど、
それ以上にね、ゼロ歳児が保育園に行き始めるって、風邪をもらってくるんですよね。
そうねー。
保育園の洗礼がもう、そこかな一番は。
鼻水とか、そう咳とかで、どんどんニューヨーク寒くなってくる時期だから、
もうなんか毎日鼻水出して、毎日ゲロ吐いて、私もなんかゲロまみれになりながら、
でもなんか夜中は全然授乳してるし、3時間ごとに起きて、でも勉強しなきゃいけないし、みたいなので、ちょっとね、記憶ない。
それは記憶ないな。それはね、しんどいな。ちょっと聞いてるだけで、こちらもなんかめまいがしてくるぐらい。
しますよね。そうなんですよ。
いやー、大変だなと思って、えー、そうなんだ。
他にはどんな苦労が思い出されます?もう忘れてたものをほじくり返すの恐縮なんですけど。
いやー、もうでもそうだな。本当に日々そんな感じですよね、まずは。
で、あとはたまにこう、ベビーシッターの方もね、お願いしてたんですけど、それが手配できない時は、授業に息子を連れてったりとかもあったし、
あとは息子がね、1歳になる直前に、RSウイルスとインフルエンザに一気にかかって、入院したんですよ。
入院ですか。
期間支援と肺炎になってて、入院して、その時も夫は日本にいたので、
えー、なんかそれも全部こう自分でやんなきゃいけなくて、あのちっちゃいおててにこう点滴を刺されて、なんかこう苦しそうにしてる息子を見ると、
なんか体力、私の体力もそうだけど、やっぱなんか、心が結構揺さぶられるというか、なんかえぐられる気持ちになったりとか、
大変でしたね。それですごい白髪が増えちゃって。
へー。そうですか。
あの、日本に帰ってきた時に、うちの母がね、びっくりしてたんですよ。なんか最高、なんかすごい白髪増えたねって言われて、増えた。
あー、そうなんだ。いや、でもそれ。
そのぐらいで大変だった。
生活の様子をね、聞いただけでなくて、普通にね、通の。
通のっていうのは、要するに日本で生まれて、日本で産んで、日本で子供育てるだけでもね、やっぱ課税はね、もらってきますし、保育園預けたら。
で、奥さんがね、夜も授乳してたし、なかなか寝ない。いろいろ大変だった。
っていうのに加えて、コロンビア大で、大学院で、勉強でしょ。
聖母にはちょっとまだなりきれてないんですけど、でも本当になんか、なんだろうな、やりたい、なんていうんですか、私の端を見てくださってる方で、たぶん共感してくれるところってそういうところなんじゃないかなって気がするんですよ。
全部うまくいってそうに見えて、全部めっちゃ苦労してるんですよ、私。
その都度自分の内面に向き合って捉え方を変えたりとか、自分に慈しみを贈るエッセンスを自分で養ったりとか、事実は変わらない。苦しいとか大変な事実は変わらないけど、それをどう捉えるかとか、どういう風に知識を生かしていくかによって、その現実を理想にしていく力がすごく私の持ち味な気がしていて。
それがすごく養われたんですよね。聖母にはなれないかもしれないけど。
聞きながら僕が思ってることは、俺にはできねえなっていう、なんか別のレベルの人間を見てる感じに、なんだろう、こう思えてしまうんですよ。
で、ほんの少し俺も頑張ろうっていう気持ちがあるんですけど、聞いてる人ももしかしたら、やっぱり聖母さんは、そんなけど困難を乗り越えてきたスーパーウーマンだって思ってしまうんじゃないかと。
僕は思ってるんですけど、じゃあ自分に愛情を注いで、周りの人にも溢れたものを分けられるような器を身につけるって、それだけの困難を乗り越えたからこそなんですかね。
うーん、そうなのかな。そうなのかもしれない。
聞いてる人、あるいは僕が同じように人に自分に慈しみを受けて、周りにも分けていくってできるようになるもんなんですか。
できるようになりますよ、それは。それはもう本当にコンパッションがスキルなので、なると思います。
スキルですね。
うん、もう意図して、はい、そうだな、なんか本当に意図的に自分に、なんかやっぱね、現代の人って自分に厳しいんですよね、ベース。
やっぱこう頑張んなきゃとか、もっともっととか、なんかそういう、なんだろうな、自分の高みを目指すことが、なんか正義みたいな感覚あると思うんですね。
うん、わかるわかる。
練習場上の方が、急ごく縮してた方がかっこいいとか、なんかわかんないんだけど。
そうね、うんうんうん。
そういうものがあって、まあそういうものを否定するわけではないというか、それがあるからこそ成し得るものがたくさんあるので、私はそれは肯定的なんですけど、
あれもなんかそれと一方で、そういうこう自分に気づいて、そういう自分に対して慈しみを送るっていう、本当のメタ認知ですよね。
自分が何を考えてるかってことを理解して、一歩引いて、愛情を送ってあげるっていうのは、もう本当になんかスキル、もう筋トレと一緒なので、
誰でもできるようになると思います。
りささん、筋トレめっちゃするから。
いやー、そうっすね。確かになー。だから、これスキルなんだとすると、始めたばかりの自分がいきなり上手くできると思わない方がいいぜってことですよね。
そうですなー。うんうん。そうそうそうそう。
ジムに行って、初めてジムに入会した日からベンチプレース100キロをね、バスバス上げられるわけないじゃんってことですよね。
ないないないない。
じゃあ、僕の目の前にいるさらいこさんは、もうベンチプレース100キロ、120キロ、バスバス上げてるかもしれないけど、始めたばかりの僕とか聞いてる皆さんは、
あのね、じゃあ最初は20キロのバーから始めるんだと。ごめんなさい。筋トレの例えがピンときてないリスナーの方の方が多い可能性はあるんですけど。
あの20キロのバーはね、重りがないやつですよね。
重りがないやつ。ありがとうございます。
スキルなんだと、自分に悩みを受けることっていうのはスキルであって、あるいは知識であって、そういうものを鍛えていくことができると。
なので、今すぐ上手くできなくても焦ることはないし、それを続けることで、より上手くなっていって、より自分を受け入れることができるようになれば、人生そのものを引き受けることができるようになるってことなんですかね。
うん、そうだと思います。あと本当にね、自分のことを受け入れるとチャレンジしたくなるので。
なるほどね。確かに。それはだから、どういうことですかね。自分が頑張ってるよと思えればこそ、何か新しいことも始めてみようって思えるってことですか。
そう、何か自分が頑張ってるとか、自分は安心していられる場所に、何かどんな状況でも安心できるとか、頑張ってる、理解できると、何かもっと頑張っても大丈夫かもとか、何かもっとこういうことやっても大丈夫かもって、レジリエンスが多分高まるんだと思うんですけど、心のレジリエンスがね。
戻ってこれる、元の場所に戻れるし、これより下がったとしても戻ってこれるとか、そういう自信がつくっていうのがポイントですかね。なるほどな。
いやー、何か、もう序盤の壮絶なサイコさんのゲロりわみれた話とか、大変な話がいっぱいありましたけど、何かそれが一個一個が、今のサイコさんの姿につながってるってのはすごく理解できましたし、僕も今日から心の筋トレ頑張っていこうと思いました。