それは大学院にいたときっていう。
そう。大学院にいたときから、女性の、そのときはまだセルフリーダーシップって言葉は使ってなかったんですけど、
女性をエンパワーするコミュニティだったりとか、女性をエンパワーする関わりができることをしていきたいっていうのは言ってましたね。
そうなんですね。大学のときにやりたいこととして、もともと障害学習、個人、大人ですよね。
大人が学び直すことで、自己変容をしていくっていうところについて体系立てて学びたいって思いできて、
行った結果、エンパワーしたい具体的な相手が浮かび上がってきて、女性をエンパワーしたいなと。
そのためにコミュニティがいいっていうのは、どうしてなんですか?
私がそもそも大学院に行ったタイミングっていうのが、すごい変化のタイミングだったんですよね。
子供を産んで、育てて、しかも一人で向こうに行って、
心細いし、苦しいこともたくさんあるし、大変だった中で、
アメリカの女性同士がエンパワーし合う関係性というか、支え合う関係性みたいなのをちょっと垣間見たときに、
私、これ欲しいなって単純に思ったんですよ。
その当時も欲しかったし、自分がもっと若いときに、こういう支えてくれるお姉さんとかいたら、
もっと心強く、心細くなくチャレンジできたんじゃないかなってすごく思って、
女性って繋がりを大事にする生き物でもあるので、それ作っていきたいなって思ったんですよね。
そのアメリカの支え合い、エンパワーっていうのは、具体的にはどんな例があります?
私はコロンビアで修士をとったんですけど、それとは別に、コロンビア大学の認定エグゼクティブコーチ資格のプログラムも入って、
それは修士で、1年にだいたい2人とか3人ぐらいしか枠がないんですけど、たまたまそれに入れてもらえたので、そこでコーチングを学んだんですね。
そのときに、コロンビアのエグゼクティブコーチング資格なので、ニューヨークにいるいろんなエグゼクティブ大人たちが学びに来るんですよ。
それは大学院以外の人、普通に働いてる人たちが来て、そこは本当にラルフ・ローレンのなんとかダイレクターとか、ゴールドマン・サックスのなんとかダイレクターとか、
メットライフの元社長の人とか、すごい早々たる人たちが一緒に学んで、後方として1年半ぐらい学んだんですけど、
そうやってすごいキャリアを持っている男性女性も含めて来ていると同時に、これからコーチとして頑張っていきたいっていう、離婚をした直後にコーチングのプログラムに入ってきたインドからの移民の方がいたり、
私と同年代、30前後ぐらいで、これからのキャリアを育みたくて来た人とか、結構いろんな幅の人がいたんですね。
その中で、本当に頑張る女性同士が、私もそういう経験あるよとか、その経験つらいよねっていうのをシェアしながら、お互いのリソースを伝え合いながら支えている雰囲気がすごくあって、
私はただでさえ、女性がラルフローレとか、そういう大きな会社のダイレクターであるっていう、その姿、ほぼ女性だったのかな、そこにいたの。
それを見て、結構感動したんですよ。日本の会社って、だいたい部長以上って男性じゃないですか。
すごい男性が多い社会で、たまに女性が数名頑張ってる方がいて、すごく疲弊しながら、男社会の中で頑張ってるみたいな調子の方をすごくたくさん見てきたので、
女性同士が会社内でもしっかり地位を築いて、かつ、今頑張ろうとしている人を引き上げたり、応援したりとか、励まし合ったりとか、仕事とは関係ないところで共感し合ったりとか、そういう姿を見て、これすごいなって思ったんですよね。
そうなんだ。なんかすごいな。だから、僕はやっぱりジェンダーバイアスがあるなって感じたのは、最初にコロンビアのエグゼティブコーチのコースに参加したメンバーがね、メットライフの元社長とか、ダイレクターとか、ゴールドマン作戦を聞いたときに、自然と男性をイメージしちゃったんですよ。
だけど、それみんな女性だったし、そういう女性が社会で活躍している、なんたろうな、女性が社会で活躍しているってすごいグロテスクなセリフだなとは思うんだけれども、やっぱり日本で感じている男性社会で、男マサイの女性がなんとか男社会でやっている、ではなくて、男性か女性かっていうのはあまり関係ないという前提において、
女性らしいコミュニケーションでリーダーシップを発揮しているっていうのを見て、すごい触発されたっておっしゃってます?
そうなんです。すごいまとめ上手ですね。そうなんです。
メットライフの人は男性だったかな、だったんですけど、それ以外の方は女性で、それ以外にもパッと出てこないですけど、本当に女性を多かったり。
ちなみにうちの妻、今イギリスに、ロンドンに駐在して、ロンドンの会社で働いてますけど、やっぱり上司が女性ですね。
ダイレクターぐらいのポジションで、ゴリゴリ働いていて、でも家族との時間も大事にしてるし、やっぱり上司が女性っていうことで、すごくやりやすい部分、励まされる部分がたくさんあるっていうのは妻から聞いていますし、
で、それは日本の環境ではなかなかない環境だったと、上司大体男性で、その中に女性だけど頑張って上がってきてねみたいな期待を受けている、プレッシャーを感じるっていうことを言ってるんだけれども、
なんかこっちはそういう感じじゃないんだなと、だから欧米の感覚、男女、なんだろうな、男女平等とかじゃないんだろうけれども、やっぱり日本よりもずっと早く女性への賛成権をやったりとか、あるいは戦争に勝っている、わかんないけど、なんかいろんな違いが。
いや、そうあると思います。本当にそうなんだと思いますよ。3月の8日が国際女性デーで、女性の賛成権を認めた日、みたいな感じで祝われていて、今回コミュニティも3月の1日から9日間のちょうど国際女性デーの前後をメンバー募集期間にしたいなって思ったの。
それが一つの理由だったんですけど、やっぱり女性が社会で働くことだったりとか、女性が企業の中で頑張ることっていうのは、おそらく私たちの親世代よりは全く状況は改善しているけれども、改善しているけれども、なんだろう、まだまだ予知はあるというか、
なんだろうな、正社員でしっかり学歴もあってキャリアを育てていきたい女性たちが、もう一歩頑張るには、まだサポートが足らない感覚っていうのはすごく感じましたね。
僕はそう思いますよ。僕もそう思う。で、どこで思うかっていうと、もう自分の認識なんですけど、僕は個人的には妻が海外駐在のチャンスが来たっていうときに、だったらそれに家族で一緒についていったほうが面白いことになりそうだということでついていったんですけど、
こう来てからいろいろ気づいたこととして、女性って就職活動中から、もし結婚して旦那さんが海外に転勤とかになったらどうしようかなとかっていうのをおぼろげながら、考えながら就活してたんじゃないのもしかしてと。
すごい良い気づきですね。
うん。で、というのも、男性である僕、少なくとも男性全員かとは言わないが、少なくとも僕は、僕の感覚ではみんなそんなことは考えてないんですよ。僕も含めて。海外行くってなったらついてきてくれる人がいいなみたいな、今ちょっとツイッターとかで話題にもなってますけど、自立した女性がいいけど海外とかついてきてほしいみたいなことを寝言じゃなくて、
本気で言ってるみたいな感覚で。で、僕も妻とは学生のときから、就活してるときから付き合いしてたので、勝者マンになって、もし海外行くってなったらついてきてくれるのかなどうかなみたいなことは考えたけど、相手側に自分がついていくって考えたことなかったので、
だから、世の認識ってそんなもんなんすよっていうのが、僕は環境が良くなる伸びしろだと思うんですよね。みんなそこまでの想像力とか思いやりがないんだっていう悲しみにくれることもできますけど、認識を変えるだけで世の中が変わる余地がある分野だと思うので。
本当におっしゃる通りだと思います。リチャさんがおっしゃるように、就職活動をするときに、男性は途中でキャリアが断絶されることって多分想像しないんですよね。
女性は、やっぱり私の前に話したエピソードでもそうですけど、妊娠・出産をしても働きやすい環境とか、妊娠・出産をしても働ける場所っていう、キャリアの断絶が可能性としてあることを、頭の片隅以上に置きながら就職活動をしているわけですよね、女性は。
前提なんですね。
かつ、就職活動をする際も、一般職と総合職っていうのがあって、基本的には、少者もそうですけど、総合職は男性で、一般職は女性じゃないですか。大手の保険会社とかもそうですしね、あと技能校とかもね、一般職は女性の、みたいな。
これも完全に海外からしたら差別なんです。性別によって採用する枠を変えていくとか、総合職では落とすけど、あなた一般職だったらチャレンジしてくださいねっていうとか、おかしいんですよ。
私はそれに、本当におかしかったんだって、留学に行ったからこそ、彼女たちの活躍を見たからこそ、思えたんですよね。
なるほど。だから、この日本でね、僕らの就活、2010年入社の人たちは、女性は普通に結婚の予定とかあるんですかって面接で聞かれたって言ったので、だから、そういう時代だったし、今はそういうこと、またおかしいって、コンプライアンス違反だって言って、ついに晒し上げられて、大問題になるっていう世の中なので、
だいぶ世の中変わってるんだなと思うものの、まだまだ伸びしろがあるっていう感じで、だから、この伸びしろをアメリカで見てきたって話ですね。
そうですね。伸びしろをアメリカで見てきたですね。で、組織の中で、それこそ最近、デロイトとか、組織の中で女性活躍っていう文脈で、コミュニティを発足したりとか、会社の中でやったりとかしていることがたくさんあるんですよね。
で、それもすっごく素晴らしいし、私ももう少し経験と実績を重ねて、どっかの組織でそういうことに関われたらいいなっていう気持ちもありつつ、会社内での女性エンパワーメントのコミュニティよりも、会社が関係ないところでやるコミュニティの方が、参加する女性自身が自分のままで参加できるんじゃないかなっていう気持ちもあったんですよね。
やっぱり組織の中、会社の中だと、ちょっと体裁取り繕ったりとか、これなんかポロッと言ったら何かに響くんじゃないかなって、響かないって言われてても思っちゃうじゃないですか。
そうですね。あるいは目立ちたがりやがってみたいに、意識を買う可能性もあるし。
いや、利害関係者の集まりなんですよね、会社って。
そうなんですよ。結局会社も女性エンパワーメントをする、すごい素晴らしい取り組みだけど、やっぱり会社で頑張ってほしい女性だったりとか人材をサポートするっていうのが前提にあると思って。
なんか利害関係がない、本当にサードプレイスとしてのコミュニティができたら、本当にフラットに作れるんじゃないかなって思ったんですよね。
なるほどな。だからサードプレイスなんですね。
そうそう、だからサードプレイスそうなんです。
なるほど、着地力わかりました。あっという間にお約束の15分が一度で一旦、ここで終えていきましょうかね。
はい。
ノータブルラジオ。
ワンオペ海外留学年期として、アメリカに渡った時に女性が、女性としてその良さを発揮して、女性としてエンパワーしているこのサードプレイス的な場所があって、自分が励まされているっていうもの、
私もこれ欲しいと感じて、コミュニティをいつか作りたいと思っていたと。
今日省きましたけど、いろいろなプライベートの困難もあり、それらを乗り越える過程で独立っていう道を選んだんだけれども、
コミュニティはもともとやりたかったこと、大学の時にはっきりとこういうことがやりたいと思いついたとか、見つけたものがあって、
それを今実現するために、女性のためのサードプレイス、ノータブルを主催していらっしゃるわけですな。
そうです。ありがとうございます、まとめていただいて。
このノータブル、メンバー募集をやっていらっしゃると。
そうなんです。
3月の1日から9日ですね、3月の8日が国際女性伝で、その前後でちょっとやらせていただいて、
基本的にはクローズドな、ちょっと密にみんなで関われるようなコミュニティを目指しているので、
常に公開をしているわけではないんですが、この度数ヶ月ぶりにですね、募集させていただきたいなと思っております。
クローズドなコミュニティなので、期間限定という感じで。
そうです。
現在のメンバーって何人いらっしゃいます?
今80数名いますね。
定員はあるんですか?今回の募集で。
定員はね、特に設けてないんですが、どのぐらいいらっしゃってくださるかわかりませんが、
今200人ぐらいをマックスでイメージしているので、今回の募集で200人にはならないにせよ、
200人ぐらいがマックスかなと思っています。
ということですね、わかりました。
では、ノータブルのこと気になる方は概要欄のURLか、ぜひ。
よろしくお願いします。
はい。
ありがとうございます。では締めていきましょう。
はい。
今週も聞いていただいてありがとうございました。
ノータブルラジオ、ノートに綴る一言があなたの未来を輝かせる。
次回もまた新たな発見をお届けします。楽しみに。