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2025-05-06 19:05

#14|待つことの大切さと、「保留する力」が重要な理由

▼今回のトーク内容

4月から息子さんが小一に上がったリスナーさんからのお便りをもとに、子育てにも仕事にも共通する「待つことの大切さ」について冴子とリチャで話しています。最近あなたは待ててますか?


▼お便り投稿フォーム

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▼番組概要

Notable_ Radioは、「セルフリーダーシップ」をテーマにした15分のポッドキャストです。パーソナリティの保倉冴子(子連れワンオペでコロンビア教育大学院に留学し、夢のシンガポール移住を実現)と、サブMCの岡田リチャード(会社を辞めて妻のロンドン駐在に同行)が、実体験に基づく「自分らしい生き方」へのヒントを毎週お届けします。

毎週火曜日AM5時の配信です。


▼保倉冴子主宰コミュニティ Notable_

noteメンバーシップにて、セルフリーダーシップを育む女性のためのサードプレイスNotable_を運営しています。メンバー募集は期間限定です。

https://note.com/saekoyasukura


▼番組ハッシュタグ

#notableradio


▼パーソナリティ

保倉冴子(プロコーチ/コミュニティ主宰)

https://x.com/SaekoYasukura

https://www.instagram.com/saeko_yasukura/

コロンビア教育大学院にて成人教育とリーダーシップ修士修了。コロンビア大学認定エグゼクティブコーチ資格保有。女性のためのセルフリーダーシップを育むコミュニティNotable_主宰。シンガポール在住の3歳児ママ。


岡田毅志リチャード(リチャ/プロコーチ) ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://x.com/tiedfamily244⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

日本育ちのイギリス系ハーフ。住友商事、リクルートを経て妻の海外駐在に同行するため退職し、バリバリのサラリーマンから一転、主夫として渡英。2児の父。筋トレ、読書、ストレッチが日課。国際コーチング連盟認定コーチ。

サマリー

このエピソードでは、待つことの重要性と「保留する力」について考察しています。特に子どものサッカー体験を通じて、親がどのようにサポートすべきか、また環境の変化が子どもに与える影響に触れています。また、エゴを認識し、それを保留することの重要性についても話しています。さらに、子どもとの関わりにおける教育におけるエゴの影響について考察しています。

初めてのお便りとサッカーの体験
こんにちは、Notable Radioへようこそ。MCのさやこです。
サブMCのリチャードです。
今日は番組にお便りをいただいているので、ご紹介していきたいと思います。
さやこさん、嬉しいですね。
嬉しい。初めてのお便りですね。
初めてのお便りということで、ちょっと紹介をお願いします。
これは、前々回、シンガポールの教育のお話について書いてくださったものですね。
この方は、なぎうみさん。
毎回のラジオが通勤のお供になっています。
今回の内容は、4月から正一になった我が子の習い事の話とリンクして、いつも以上に興味深かったです。
昨年度からサッカースクールに行きたいと言っていて体験に行ったんですが、
お兄ちゃんたちのふらつがつした感じに圧倒されて、絶対に行かないとそれ以来全く参加しなくなりました。
あれだけ行くって言ってたのに、って私たち親は思ったし、
サッカーをさせたいというエゴも発動してしまって、なんだかなと思っていたんです。
ところが、小学校に入り、友達がサッカーしているのを見て、もう一度やりたいと言い出し、
気軽な感じで再度体験に行ったら、それからのめり込むように行き出し、練習もするようになり、
もちろんスキルの上達にもつながる毎日起こることになっています。
彼の中で何かが変わったのか、タイミングだったのか、
今、学校より学童より何より楽しいサッカー、どこまで続くのか分からないですが、
子どもにとってのスイッチだったりタイミングだったり、それは可能性にあふれている。
だからこそ私たち親は押し付けではなくて、提案して選択させていくことが大事だよなぁと感じました。
子どもたちの今できないことにも全然悲観しないでいいなって改めて感じました。
ということです。
小学校生活の変化
なぎゆみさん、息子さんが4月から初一ということで、うちの次男も4月から初一なのでね。
そうか、しかもなぎゆみさんも男の子で、りちゃさんのところも男の子ですね。
やっぱね、小学校1年生って大きな転換点。
本人にとってもそうだし、親にとってもっていう感じでしょうかね。
結構違いますか?もう新年度始まって1ヶ月経ちますけど。
そうですね、やっぱり大きく違うのは、保育園で6時過ぎとかまで普通に預かってもらうっていうのが前提になってた生活から、
毎日昼過ぎに帰ってくるっていう。
それを学童とか習い事とかを活用して、夕方過ぎまでの仕事の時間を確保しなければいけないっていう。
親柄のサバイバルの状況が違うんですよね。
なるほどね、確かに。保育園ってありがたいことに、結構夕方遅くまで預かってくれるけど、小学校ってそうじゃないですもんね。
保育の期間じゃないですからね。
預かってるっていう。
確かに。
なんか、ノータブルのコミュニティのメンバーの方も、結構今年から小学校1年生に上がりましたっていう方が多くて、あの子さんたちが。
4月の頭、1週目とか2週目の途中ぐらいまで、毎日学童に行かせるために、お弁当作っていたママたちがたくさんいらっしゃって、
子供もね、4月で新しい環境ですごく大変な中、新しいお友達とか新しい先生で大変な中だけど、それをサポートする親側も、すごい工夫が必要な期間なんだよなっていうのを改めて感じてましたね。
待つことの重要性と教育
そうなんですよね。
このなぎうみさんの政治を読んで、やっぱり待つことの大切さというか、すごい感じたんですよね。
このなぎうみさんのすごいなと思ったのは、昨年度はサッカースクール、昨年度からサッカースクールに行ってて、でもなんかやっぱり行かない、絶対に行かないって言って参加しなくなったのに、
最近またね、小学校で友達がサッカーしてるのを見て、もう一回やりたいって言って、また再度体験に行かせてあげるっていう、
去年はもう行かなくていいよって、たぶんそこで一回話があって、行かなくなって、また行きたいって言ったら、再開させてあげるって、
結構さらっと書いてあるけど、実は親の立場からしたら、それをスムーズにできない方も、もしかしたら多いんじゃないかなって思ったんですよね。
言われてみたらそうだなと思って、っていうのも息子さんの立場で、たぶんすごい画期的な体験になったと思うんですよね。どういうことかっていうと、
俺が行きたいって言ったけど、やっぱり行かないって言ったものについて、もう一回行きたいって言っていいんだっていう体験じゃないですか。
これポジティブですよね。
そう思う。すごくいいなって思いました。やっぱりどうしても、日本の部活動とかもそうですけど、中学高校とかに入ると、一回部活入ったらそれを3年間やるとか、
一回部活やめたら、もうまた入り直せないとか、そういう感じありませんでした?
雰囲気は大いにありますよね。
一回始めたらやることが善であり、一回やめたらもう一回帰ってくるのは、なんかちょっとおかしいみたいな。
そういう雰囲気を私は小さいとき感じてたなって、それを信じてたし、それを感じてたなって思ったんですけど、
たぶん息子くんは、この経験から一回やりたくないって言ったものも、改めてちゃんと交渉すれば、信頼して答えてくれるお母さんがいるって、そこなんかすごいポジティブな経験になっただろうし、
そもそもそういうことを願ってもいい、そういうことをやってもいいって思えたんだろうなって、すごく思いました。
そうだな、それ聞いてるとさ、日本にあるのは、サッカー部に入る、野球部に入るっていう、入部?
その組織に入っていく、参加するっていう要素がすごく強くて、必ずしもサッカーを楽しむ、野球を楽しむっていう行為じゃないのかもしれないね、部活に入る。
確かに確かに、その組織に入っていく、チームに入っていくっていう感覚かなり強いですね。
うん、だとすると、確かになんか来て、やっぱり違うって言って辞められちゃうのは、まあ困るっちゃ困るっていうものが、そういう論理が幅を利かせるのも無理はないというか。
うーん、なんかそれ今話し聞いて思ったんですけど、すごいそれなんか日本の流動化のない会社社会と似てますね。
いや、そうだと思いました。
1回入ったら育てるから抜けないでみたいな、1回入ってやっぱ先輩になっていくと、2年生3年生と上がっていけば上がっていくほど地位が上がっていく感じとか、なんかすごい会社と一緒ですね。
いや、やっぱ一つなりになってんだなっていうのは感じますよね。
ねー、確かに。なんかね、アメリカって面白くて、季節によって部活変わったり、部活っていうかやるスポーツ変わったりするんですよね。
いいじゃない。
なんか夏の間は、そうそう、夏の間は水泳で、なんか冬の間は、例えばスキーができる地域だったらスキーやったりとか、あとなんか室内競技のバスケとか、あとね、もちろんアメフトもすごく人気ですけど、
なんか季節によって、オンシーズンオフシーズンに分けてやるスポーツを変えるとかっていうのが結構あるらしくて。
ねー。
なんかこう日本の部活って、一つ入って1年中それをずっとやって3年間積み上げるっていう感じだけど、なんかもっとフレキシブルですよね。
うん、そうでしょうね。バスケットボールとかも、もともとは野球選手の冬のオフシーズンのトレーニングとして生まれたっていう背景が、屋内でプレイできるゲームっていうことだし、
そういうメジャーリーガー、野球選手とか、NFL、アメフトの選手とか、みんな他のスポーツでも一流だったりしますよね。
うんうんうん。
なんかアメフトだと結構、球技だけど、一芸を磨いて出場するスポーツだから、例えばめちゃめちゃ走る選手は陸上の高校記録も持ってましたとか。
あー、なるほどね。
走る専門みたいな。
走る専門として、そういう個人競技の記録も持っていたりとか、そういう話はすごくあるけど、日本だとそういう話って聞かないですよね。ほぼ聞かないですよね。
ほぼ聞かないですよね。なんか野球部はずっと小さい頃から野球をやってて、野球でそのままとか、なんかそういうパターンが多そうだなって思いましたね。
うん。なんか文系理系で分けちゃうみたいなのも通じる気がした。
文系?
文系と理系って特性の問題でみたいな。
うんうん。
別に跨いだっていいじゃないっていうところを、いや私文系なんでとか、私理系なんでとかっていう分け方って結構ナンセンスじゃないですか。
まあ確かにそうですよね。どっちも得意でいいし。
そう、どっちも得意でいいし、苦手だからといってやらないではないよねっていう話なので、だけど専門っていうのがあるならばそれを大事にしなければいけないみたいな価値観が、
そういう部活動、入ったら辞めないとか、やるからには3年やる、やりきる、それが美徳みたいな、そういう価値観が助長しているところはないかななんて思ったんですけど、あんまりピンとこないみたいだから次に行こうかなとか思ったんだけど。
いやいやいやいや、でもなんかあるんだろうなって思いますよ。
でもね、待つことの重要さ、気が熟すっていう表現はよくあるけれども、こういう小さいお子さんの最初のスポーツ選びとかにも、待つっていうのは大事なんだなっていうのは言われてみるとそうだなと思いましたよ。
ねー、なんか本当にこのなぎうみさんのお話聞くと本当になんか、一回待ってみるとか、一回託すっていうことの重要性というか価値みたいなのをすごく感じますよね。
リーダーシッププラクティス、そのリーダーシップを育むために、なんかどういうことを意識したらいいのかみたいなのがいくつかあったりとかするじゃないですか。
そういうののうちの一つに保留っていうのがあるんですよ。
すぐ、何か難しいことが起きたときに、すぐに解決策を見出そうとするのではなく、いろいろな方面から考えて、一度保留をしてみる、その勇気を持つこともリーダーシップを育むためのとっても大事な要素なんだよっていうのがすごく理論としてあったりするんですけど、これを本当にやられたんだなって思ったんですよ。
うん、なるほどね。
お子さんの教育に対して。
そういうことだね。
うん、なんか行けって言い続けて1年間なんだろうな、嫌々ながらもう毎日行くっていうことも、毎週ね、行くっていうこともできたかもしれないけど、それをやらずに、もうじゃあ1回休憩でいいよって言って。
で、なんか待ってあげたっていうのが、なんかすごくこう懐の深くて、器の大きな対応だったんだろうなって思ったんですよね。
いいっすね。保留ね、なんか昨今流行っている言葉だと、ネガティブケイパビリティっていうのもありますよね。
うんうんうん、同じことですね。
エゴを保留する重要性
同じことに近しい概念だなと思って。よくわかんないけど、理解できないけど、腹落ちしないけど、一旦進むみたいな力とも一緒ですよね。
うんうんうん。
このお母さん、サッカーやらせたいっていうエゴもあるって言ってましたもんね。
うん、サッカーをさせたいというエゴも発動してしまって。
でもこれって私のエゴだよなと思ってんだけどね。
そう、エゴをちゃんと保留、エゴだということに気づいて保留したっていうのは本当にすごいことだったなって。
なんかこうエゴがバチバチに出てるときにした判断って多分過今後残すだろうなとか、そういう資料が働いている感じがするし。
ちゃんと自分の縁をエゴとして捉えられるというか、その中、セルフアベアネスっていうんですか、自己認識をする力って、なんか超大事ですよね。
仕事だけじゃなくて、子どもの教育とか子どもと接するときとか、本当に大事だなって思うんですよ。
本当そうね、毎日感じますよ。早く寝てくれとか言ったときにさ、なんでって言われると、俺の時間が惜しいんだよみたいな切れ方を。
それはだからエゴに自覚的に貫き通すパターンですけど、そのときってやっぱりセルフイメージ下がってますよね。
そうなんだ。
父親は父親のエゴを通すことで30代を過ごしていたっていうふうに記憶されちゃうなとか思いながら。
そんなことないですよ。でもそれはなんかかわいいエゴじゃないですか。俺だって寝たいっていうポンスだから。
あるいは寝る前に一人でゆっくりしたいとか、そういうエゴだったりするけれど。
でもなんかやっぱこういうエゴが、ちっちゃいものがいっぱい集まって、団子になって、まんじゅうになって、いつの間にか大福、大福ちっちゃくなった?
すごい雪だるま式に膨れ上がっていくっていうのが人間だと思うので、なるべく小さいうちに気づきたいもんですね。
なるべく小さいうちに気づいて、なるべく小さいうちに対処していくってことなんでしょうね。
ノータブルラジオ。
子どもとの教育におけるエゴ
なんか習い事?そうそう、習い事だったら、たぶんこうやってちょっとカジュアルに気づけたりとか、それいいよって保留できることがあるかもしれないけど、
なんかたぶん勉強とか、よりシビアになっていくものに関しては、やっぱ親のエゴって出ますよね。絶対に東大に行きなさいみたいなエゴにまみれて教育している。
うち、友達とかも、教育された友達もいましたし、絶対学部とか。
エゴなのかそうじゃないのかを見極めて、すごく難しいと思う。
例えば何だろう、オリンピックでスノーボードでメダル取ったりしてる人っていうのは、平野愛美選手だっけ?
送り迎え往復5時間とかを毎週土曜日車で送ってくれてたみたいな話とかがあったときに、献身なのかエゴなのかみたいな。
それをやることが?
だって他にも何でもできたところをスノーボードで全振りすることで、結果として金メダルを何個も取って、輝かしいことだけれども、
そうならなかった可能性とかもあるわけで、あるいは他にもあったわけでっていうところで、たぶん結果が全てを癒してくれてる話だと思うんだけれども、最中とかって葛藤はあったんじゃないのかなって想像したりするんですよ。
確かに葛藤はありそうですよね。葛藤はありそう。
でもなんかその子供がやりたいって言ってたんじゃないですか?
なんか言ってただろうね。
だからたぶんお母さんもできたんじゃない?
なるほどね。
そうじゃなかったら、別にやりたくないって言ってたら、やりたいって言ってないのに、無理やり5時間車に乗せていくってなったら、ちょっと違う文脈だったかもしれないけど、
子供自身がやりたいとか、子供自身の実習性が見えたからこそできたこともあるのかもしれないですよね。
それが見えない時期がやっぱりもどかしいですよね、親としては。
オリンピックで金メダルまでが10年かかったとするならば、この10年間の手応えがない時期とか、暗闇にいる時期にどういうふうな状態で過ごしたかとかはすごく重要だと思うし、
この渚文さんに関しては、サッカー以外でこういうスタンスをどれだけ発揮できるかっていうのがきっと大事になってくるんだろうから、
やっぱり人生っていうのは長くて難しいことがたくさんあるなって思ったりしましたね。
本当そうですね。全部がつながってるんでしょうね、本当に。
逆に言うと挽回というか、そういういい判断したなって思えるチャンスもたくさんあるんだろうなって思えて、そう考えるとポジティブ。
本当にそうですね。本当にそう思う。だから本当この渚文さんの今回の対応というか、この一連の息子くんを信じて待ち始めたいって言ったらもう一回再開させてあげるっていうのは本当に素晴らしいなって思いました。
本当ですね。見習いたいなって素直に思いました。
本当に見習いたい。本当に素晴らしい。
ノータブルラジオ。
こうやってお便りいただけるのは嬉しいですね。
そうですね。聞いてる方がすごく共感してくださったっていうお話だったと思うんですけれども、改めてなんだろうな、結局あれじゃないですか、人間って同じ学びを何度も何度もしてやっと身につくってとこあるじゃないですか。
だから我々も10話以上エピソードを配信してきて、似たようなことを話してる回も出てきてると思うんですけれども、同じような話を聞くことに意味がないわけじゃないっていうふうに思いますし。
こうやってお便りをもらうことで我々自身もフィードバックを受けて、より学びが強化されて、より皆さんに良い話をお届けできるようになっていくのかな、なんていうことですかね。
皆さんお便り便は概要欄に貼ってありますので、ぜひぜひ一度も送っていただけたらと思います。
ありがとうございます。では締めていきます。
この番組はSpotify、Apple Podcast、Amazon Musicで毎週火曜日朝5時に配信しております。
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それでは彩子さんお願いします。
次回もまた新たな発見をお届けします。
お楽しみに。
19:05

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