そうなんですよね。
このなぎうみさんの政治を読んで、やっぱり待つことの大切さというか、すごい感じたんですよね。
このなぎうみさんのすごいなと思ったのは、昨年度はサッカースクール、昨年度からサッカースクールに行ってて、でもなんかやっぱり行かない、絶対に行かないって言って参加しなくなったのに、
最近またね、小学校で友達がサッカーしてるのを見て、もう一回やりたいって言って、また再度体験に行かせてあげるっていう、
去年はもう行かなくていいよって、たぶんそこで一回話があって、行かなくなって、また行きたいって言ったら、再開させてあげるって、
結構さらっと書いてあるけど、実は親の立場からしたら、それをスムーズにできない方も、もしかしたら多いんじゃないかなって思ったんですよね。
言われてみたらそうだなと思って、っていうのも息子さんの立場で、たぶんすごい画期的な体験になったと思うんですよね。どういうことかっていうと、
俺が行きたいって言ったけど、やっぱり行かないって言ったものについて、もう一回行きたいって言っていいんだっていう体験じゃないですか。
これポジティブですよね。
そう思う。すごくいいなって思いました。やっぱりどうしても、日本の部活動とかもそうですけど、中学高校とかに入ると、一回部活入ったらそれを3年間やるとか、
一回部活やめたら、もうまた入り直せないとか、そういう感じありませんでした?
雰囲気は大いにありますよね。
一回始めたらやることが善であり、一回やめたらもう一回帰ってくるのは、なんかちょっとおかしいみたいな。
そういう雰囲気を私は小さいとき感じてたなって、それを信じてたし、それを感じてたなって思ったんですけど、
たぶん息子くんは、この経験から一回やりたくないって言ったものも、改めてちゃんと交渉すれば、信頼して答えてくれるお母さんがいるって、そこなんかすごいポジティブな経験になっただろうし、
そもそもそういうことを願ってもいい、そういうことをやってもいいって思えたんだろうなって、すごく思いました。
そうだな、それ聞いてるとさ、日本にあるのは、サッカー部に入る、野球部に入るっていう、入部?
その組織に入っていく、参加するっていう要素がすごく強くて、必ずしもサッカーを楽しむ、野球を楽しむっていう行為じゃないのかもしれないね、部活に入る。
確かに確かに、その組織に入っていく、チームに入っていくっていう感覚かなり強いですね。
うん、だとすると、確かになんか来て、やっぱり違うって言って辞められちゃうのは、まあ困るっちゃ困るっていうものが、そういう論理が幅を利かせるのも無理はないというか。
うーん、なんかそれ今話し聞いて思ったんですけど、すごいそれなんか日本の流動化のない会社社会と似てますね。
いや、そうだと思いました。
1回入ったら育てるから抜けないでみたいな、1回入ってやっぱ先輩になっていくと、2年生3年生と上がっていけば上がっていくほど地位が上がっていく感じとか、なんかすごい会社と一緒ですね。
いや、やっぱ一つなりになってんだなっていうのは感じますよね。
ねー、確かに。なんかね、アメリカって面白くて、季節によって部活変わったり、部活っていうかやるスポーツ変わったりするんですよね。
いいじゃない。
なんか夏の間は、そうそう、夏の間は水泳で、なんか冬の間は、例えばスキーができる地域だったらスキーやったりとか、あとなんか室内競技のバスケとか、あとね、もちろんアメフトもすごく人気ですけど、
なんか季節によって、オンシーズンオフシーズンに分けてやるスポーツを変えるとかっていうのが結構あるらしくて。
ねー。
なんかこう日本の部活って、一つ入って1年中それをずっとやって3年間積み上げるっていう感じだけど、なんかもっとフレキシブルですよね。
うん、そうでしょうね。バスケットボールとかも、もともとは野球選手の冬のオフシーズンのトレーニングとして生まれたっていう背景が、屋内でプレイできるゲームっていうことだし、
そういうメジャーリーガー、野球選手とか、NFL、アメフトの選手とか、みんな他のスポーツでも一流だったりしますよね。
うんうんうん。
なんかアメフトだと結構、球技だけど、一芸を磨いて出場するスポーツだから、例えばめちゃめちゃ走る選手は陸上の高校記録も持ってましたとか。
あー、なるほどね。
走る専門みたいな。
走る専門として、そういう個人競技の記録も持っていたりとか、そういう話はすごくあるけど、日本だとそういう話って聞かないですよね。ほぼ聞かないですよね。
ほぼ聞かないですよね。なんか野球部はずっと小さい頃から野球をやってて、野球でそのままとか、なんかそういうパターンが多そうだなって思いましたね。
うん。なんか文系理系で分けちゃうみたいなのも通じる気がした。
文系?
文系と理系って特性の問題でみたいな。
うんうん。
別に跨いだっていいじゃないっていうところを、いや私文系なんでとか、私理系なんでとかっていう分け方って結構ナンセンスじゃないですか。
まあ確かにそうですよね。どっちも得意でいいし。
そう、どっちも得意でいいし、苦手だからといってやらないではないよねっていう話なので、だけど専門っていうのがあるならばそれを大事にしなければいけないみたいな価値観が、
そういう部活動、入ったら辞めないとか、やるからには3年やる、やりきる、それが美徳みたいな、そういう価値観が助長しているところはないかななんて思ったんですけど、あんまりピンとこないみたいだから次に行こうかなとか思ったんだけど。
いやいやいやいや、でもなんかあるんだろうなって思いますよ。
でもね、待つことの重要さ、気が熟すっていう表現はよくあるけれども、こういう小さいお子さんの最初のスポーツ選びとかにも、待つっていうのは大事なんだなっていうのは言われてみるとそうだなと思いましたよ。
ねー、なんか本当にこのなぎうみさんのお話聞くと本当になんか、一回待ってみるとか、一回託すっていうことの重要性というか価値みたいなのをすごく感じますよね。
リーダーシッププラクティス、そのリーダーシップを育むために、なんかどういうことを意識したらいいのかみたいなのがいくつかあったりとかするじゃないですか。
そういうののうちの一つに保留っていうのがあるんですよ。
すぐ、何か難しいことが起きたときに、すぐに解決策を見出そうとするのではなく、いろいろな方面から考えて、一度保留をしてみる、その勇気を持つこともリーダーシップを育むためのとっても大事な要素なんだよっていうのがすごく理論としてあったりするんですけど、これを本当にやられたんだなって思ったんですよ。
うん、なるほどね。
お子さんの教育に対して。
そういうことだね。
うん、なんか行けって言い続けて1年間なんだろうな、嫌々ながらもう毎日行くっていうことも、毎週ね、行くっていうこともできたかもしれないけど、それをやらずに、もうじゃあ1回休憩でいいよって言って。
で、なんか待ってあげたっていうのが、なんかすごくこう懐の深くて、器の大きな対応だったんだろうなって思ったんですよね。
いいっすね。保留ね、なんか昨今流行っている言葉だと、ネガティブケイパビリティっていうのもありますよね。
うんうんうん、同じことですね。
なんか習い事?そうそう、習い事だったら、たぶんこうやってちょっとカジュアルに気づけたりとか、それいいよって保留できることがあるかもしれないけど、
なんかたぶん勉強とか、よりシビアになっていくものに関しては、やっぱ親のエゴって出ますよね。絶対に東大に行きなさいみたいなエゴにまみれて教育している。
うち、友達とかも、教育された友達もいましたし、絶対学部とか。
エゴなのかそうじゃないのかを見極めて、すごく難しいと思う。
例えば何だろう、オリンピックでスノーボードでメダル取ったりしてる人っていうのは、平野愛美選手だっけ?
送り迎え往復5時間とかを毎週土曜日車で送ってくれてたみたいな話とかがあったときに、献身なのかエゴなのかみたいな。
それをやることが?
だって他にも何でもできたところをスノーボードで全振りすることで、結果として金メダルを何個も取って、輝かしいことだけれども、
そうならなかった可能性とかもあるわけで、あるいは他にもあったわけでっていうところで、たぶん結果が全てを癒してくれてる話だと思うんだけれども、最中とかって葛藤はあったんじゃないのかなって想像したりするんですよ。
確かに葛藤はありそうですよね。葛藤はありそう。
でもなんかその子供がやりたいって言ってたんじゃないですか?
なんか言ってただろうね。
だからたぶんお母さんもできたんじゃない?
なるほどね。
そうじゃなかったら、別にやりたくないって言ってたら、やりたいって言ってないのに、無理やり5時間車に乗せていくってなったら、ちょっと違う文脈だったかもしれないけど、
子供自身がやりたいとか、子供自身の実習性が見えたからこそできたこともあるのかもしれないですよね。
それが見えない時期がやっぱりもどかしいですよね、親としては。
オリンピックで金メダルまでが10年かかったとするならば、この10年間の手応えがない時期とか、暗闇にいる時期にどういうふうな状態で過ごしたかとかはすごく重要だと思うし、
この渚文さんに関しては、サッカー以外でこういうスタンスをどれだけ発揮できるかっていうのがきっと大事になってくるんだろうから、
やっぱり人生っていうのは長くて難しいことがたくさんあるなって思ったりしましたね。
本当そうですね。全部がつながってるんでしょうね、本当に。
逆に言うと挽回というか、そういういい判断したなって思えるチャンスもたくさんあるんだろうなって思えて、そう考えるとポジティブ。
本当にそうですね。本当にそう思う。だから本当この渚文さんの今回の対応というか、この一連の息子くんを信じて待ち始めたいって言ったらもう一回再開させてあげるっていうのは本当に素晴らしいなって思いました。
本当ですね。見習いたいなって素直に思いました。
本当に見習いたい。本当に素晴らしい。
ノータブルラジオ。
こうやってお便りいただけるのは嬉しいですね。
そうですね。聞いてる方がすごく共感してくださったっていうお話だったと思うんですけれども、改めてなんだろうな、結局あれじゃないですか、人間って同じ学びを何度も何度もしてやっと身につくってとこあるじゃないですか。
だから我々も10話以上エピソードを配信してきて、似たようなことを話してる回も出てきてると思うんですけれども、同じような話を聞くことに意味がないわけじゃないっていうふうに思いますし。
こうやってお便りをもらうことで我々自身もフィードバックを受けて、より学びが強化されて、より皆さんに良い話をお届けできるようになっていくのかな、なんていうことですかね。
皆さんお便り便は概要欄に貼ってありますので、ぜひぜひ一度も送っていただけたらと思います。
ありがとうございます。では締めていきます。
この番組はSpotify、Apple Podcast、Amazon Musicで毎週火曜日朝5時に配信しております。
ぜひフォローしていただいて最新話をお聞き逃しなくお願いします。
それでは彩子さんお願いします。
次回もまた新たな発見をお届けします。
お楽しみに。