1. KNOWフードラジオ〜知って味わう理科・社会。
  2. #28. コメ農家がSDGsに取り組..
2025-06-05 36:08

#28. コメ農家がSDGsに取り組むメリットはなんだろう?(#科学系ポッドキャストの日)

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前半が科学チックなお話多め、後半はビジネスっぽいお話みたいな感じです💡 地球温暖化・・・身近なようで身近じゃない、みたいな方が多いかと思うのですが、どうやら国や企業はどしどし動いているとのことです💪 

今回のエピソードは、 #科学系ポッドキャスト 共通テーマ「米」(ホスト「アメリカンナイトGOLD」さん)です。

ほかにも多くの番組がそれぞれの視点から米について語っています。ぜひ、プレイリストからも聴き回ってみてください🎧

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サマリー

今回のエピソードでは、稲作における温室効果ガスの排出とその削減方法、SDGsとの関連性について掘り下げています。特に中干し技術がメタンガスの減少にどのように寄与するかが議論されており、農業の持続可能性に向けた取り組みが重要視されています。また、米農家がSDGsに貢献するためのカーボンクレジットやJクレジットに関する取り組みについても話題になっており、温室効果ガスの削減が農業に与える影響や経済的インセンティブが紹介されています。技術の進歩が農家の負担を軽減し、持続可能な農業の実現を促す可能性が示唆されています。米農家がSDGsに取り組むことで、温室効果ガスの削減と収入の向上が期待されており、この活動はJクレジット制度や補助金によって促進される可能性があります。

SDGsと稲作の関係
スピーカー 2
KNOWフードラジオ。農学ガチ勢TTです。 農学ビギナーゆとです。
スピーカー 1
KNOWフードラジオ。農夫は、食べ物の科学やビジネスについて語って、なるほどなってなる番組です。よろしくお願いします。
お願いします。 科学系ポッドキャストの日。6月。
スピーカー 2
出席率高いんじゃないですか? 2ヶ月ぶりかな。2ヶ月ぶりか。
スピーカー 1
一応おさらいすると、科学系ポッドキャストの日は、毎月10日までに。
毎月10日に様々なポッドキャストがホストとなり、トークテーマ企画を開催しています。
スピーカー 2
今月のテーマは、米。 米。ライス。
ライス。ホストは、アメリカンゴールドナイトさんです。 米。金。アメリカンゴールド。
スピーカー 1
アメリカンナイトゴールドさんね。 アメリカンナイトゴールドっていう番組の方だけども、
なるほど。 この裏方のお乳のわら人形さんは、よくXで感想をポストしてくれます。
いつもありがとうございます。 今月は20を超える番組が参加予定らしくて、我々もその1番組として
スピーカー 2
米の話をしていきたいと思います。 めっちゃ盛り上がってる。
米って米でアメリカでもいいらしいけど、ノーフードラジオはノーフードらしく、 ライスで。
ライスでいきたいと思うんだけど、 ライスのどんな切り口だっていう。
スピーカー 1
今、米いっぱいニュースあるんだけど、それはちょっとね、 メディアとか政治とかに任せておいて、もうちょっと長期的な話をしようと思います。
長期的な? 米とSDGs的なね。
温室効果ガスの排出要因
スピーカー 1
あー、なるほど。 今の話題はあんま関係ないですね。正直。
で、多分ね2年ぐらい前に、 農とSDGsっていう回を配信していたんだけど。
農とSDGs? そう。その時は農業ってCO2実は結構出してますよ。温室効果ガス結構出してますよーっていうのの中で、
豆で実は肥料減らすよみたいな。 豆すぎーみたいな話をしたと思うんだけど。
スピーカー 2
やりましたねー。 今回は米切り口でちょっと喋っていこうと思うんだけど、
スピーカー 1
おさらいなんだけど、じゃあちょっとクイズ的におさらいチェックで。 おさらいから。
温室効果ガスって工場の黙々だけじゃなくて、 実は農業からも出てます。
農業は大体日本の温室効果ガスの何パーセントくらい占めてるでしょうか?
スピーカー 2
あーそんな問題もやりましたっけ。これもおさらい。 日本の中の農業の大切さ。
スピーカー 1
15パー。 そんなないですね。4パー。 全然だったよ。 海外から輸入してるっていうのが多いからね。
あーそっか。日本が農業で出してるか。 その中で意外なことに米作りが占めてる割合は約3割なんだよね。
スピーカー 1
4パーの中だとでかいと。 これってガソリンとかを燃やしたり燃料を燃やすのと同じくらい。農業の中で燃料を燃やすのと同じくらいの量なんだよね。
どういうこと? 温室効果ガスっていうと煙がモクモクしてると出てるっていうイメージあるじゃん。
農業でもトラクターを動かしたりとか何かを乾かすために燃やしたりとかっていうのがあるんだけど、それと同じくらい実は稲作から出てるという温室効果ガスがね。
あー稲作の範囲だけで。 そうそう。
なので4パーと3割を掛け算すると、大体日本が排出する温室効果ガスの1、2%っていうのは稲作由来ということになりますね。
なるほど。 で、でもなんか稲作で温室効果ガス出るって言ってもピンとこないじゃない。
スピーカー 2
うん、いや今言った以外何も思いついてないよ。 トラクターと何か燃やすみたいな。
スピーカー 1
しかもトラクターはまた別だからね、それは別。 あ、別か。
別。それと同じくらい稲作がインパクトありますよっていう話なんだよね。 なるほど。
これ一応ちょろっと話した気がしないでもないけど、 稲作でいつどこでどんな温室効果ガスが出るっていう、なぜ出るっていう。
スピーカー 1
稲作で。いっぱい出るポイントがたくさん? いや1個しかない。1個しかないっていうか論じられてるのは1個ね。
スピーカー 2
あ、そうなんだ。田植えから収穫まで考えて。 収穫と田植えの間?なんか綺麗にするみたいな。
あーそうね。いやこれ多分一生出てこないと思うよ。 田植えから風呂を考えても出ない。 出ない。
スピーカー 1
正解はいつどこでで言うと、栽培期間中に土からメタンっていう温室効果ガスが出てます。
出た。メタンガス。牛のゲップじゃないですか。 あーそう。牛のゲップと同じやつですよっていうのは2年半ぐらい前に話したところ。
温室具合がめっちゃ高いみたいな。 あーそうそう。そう。えーとね。温室効果としては二酸化炭素の28倍あるものがメタンガスです。
それが稲作から出るんだけど、あんまり畑作?畑とかではあんまり出てこないんだよね。
えー、稲作特有なんだ。 そう。それは何が違いますか?稲作と畑作は。
えー、水張ってるとか? お、いいっすね。 あ、それ系ですか。それが経緯でございます。
メカニズム的には、まあ水で水田が満たされるじゃない。 はい。水田だもんね。そうすると土が、土がまあびしょびしょだから、さらに酸素がないっすよね、あんまり。
スピーカー 2
うんうん。空気中より。 俺らもね、水の中で暮らしてたら窒息しますから。 うん。そうね。
スピーカー 1
という、水いっぱいある、酸素少ないっていうので、それが好きな微生物、メタン発生菌、メタン生成菌的なものが活発になるんですよ。
スピーカー 2
微生物がメタンを作っちゃう? そう。 あーなるほどね。水が好きな微生物が何やらいると。
スピーカー 1
そう、まあみんな水好きだからね、微生物は。 あ、みんな、そっか。 っていうのでメタン発生菌、生成菌っていうのができます。
これ、だからあれか、牛のゲップもメタンなんだけど、あれも結局牛ってさ、微生物の発酵みたいのでさ、消化してるじゃん、食べたものの。
スピーカー 2
お腹の中で。 そう、その中でメタンガスがお腹の中で発生して、ゲップとして地球に放出されるっていう。 なるほどね。
スピーカー 1
似たようなもんちゃ似てるもん。 そう、稲作の場合は土の中で酸欠になったところに、メタン生成菌が頑張っちゃってメタンが出るという。
はいはい、なるほどね。 それが日本の温室効果ガスの1、2%を占めていると。 デカ。
いうことでございました。 デカいね。 なのでね、地球温暖化と稲作っていうのは実は関係があって、結構
メタン削減のための技術
スピーカー 2
課題感っていうのが農林水産省とかではあるんだよね。 うーん、もう育ってる間ずっとってことは水張ってる期間。
スピーカー 1
あ、そうそうそう、そうなんです。 じゃあ、だいぶな期間は。
で、じゃあどうすればそのメタンを減らせると思う? これは結構シンプルな結構。
シンプル? 水を使わない。 お、正解。正解です。
素直に答えた。 うん、そう。 水を使わない稲作。 で、実際にもう昔からの技術で中干しっていう技術があって。
中干し? うん、一回田んぼの水途中で抜くっていう。
スピーカー 2
やり方なのね。 一瞬どっかで聞いたことあるね。
スピーカー 1
あ、ほんと? それはリテラしてたから。 あなたから。 あ、俺から? あ、言ったことあるわ。
水抜くことによって一回土の中に酸素が入るのね。 うんうん。
まあそうすると。 ちょっと休憩みたいな。 ねえ、昔の人は、昔からある技術なんだけど、昔の人は別にそのメタンが地球温めるからとか
そんなことを思ってなくて、単純に水の中に酸素が入って。 はいはい、栄養みたいな? そう、根っこが元気になるとかね。
うんうん。 まあそういうためにやってたんだけれども。 はいはい。 それを
ちょっとね、わかんない。通常多分1週間ぐらいやってるんだけど、それをもうちょっと長くやりませんか?っていうので
実験してみたところ、メタンの量がなんと約3割削減されるっていう実験結果が出てるんですよ。
結構大きい。 でかいじゃないですか。あ、しかも昔なんだ。 2008年、9年ぐらいの実験だったかな。
15年以上前。 そう。っていうので、事実としては分かってたんだけど、この最近のSDGsっていうのが出てきたりとか、
あと日本の国内でも緑の食糧システム戦略法っていう。 難しい。 法律。 まあ緑法とか言われるんだけど、そういう法律SDGs頑張ろうぜみたいな法律が制定されて
スピーカー 2
いなさくも温室効果ザスを減らさないといけないよね。 っていうので、最近この技術が再注目。 再び注目みたいなね。
スピーカー 1
もう最近でもねえか。4,5年前からって感じだよね。 この流れに乗って。 そうなんです。
ということが今起きてます。 なので、じゃあみんなやればっていう話にはなるんだけど、ならないんだよね。
難しいよね。なんか手間だけ増えても。 そう。なんか中星を伸ばすっていうのは、
期間ね。 伸ばすってことは、もともとその一定の期間があったのはわざわざ伸ばすってことだから、トレードオフがあるから。
スピーカー 2
具体的にはやり方間違ったり、地域とか土との相性によっては収量が減っちゃうとかね。 収穫できる量。それ大問題じゃないですか。
スピーカー 1
そうそう。例えば500キロを普段取れてるのが480キロになっちゃうとかね。 その中でもうまいことやればね、いいんだろうけど。
いいんだろうけど。減らなければ。 うん。みたいなことがあったりするから、なかなか普及、この中星延長技術の普及にもハードルがあって。
うん。なんか明確なメリットがね、出ないと難しそう。 そう。これ同じ話を1年半ぐらい前の米農家竹本さんとのコラボ会の時にぶつけてみたんだけど。
ごイケボン。 そう。その時にも、まあそのサステナブル農業みたいのは大事なのはわかるんだけれど、
うん。 なとなく国とか県、自治体の方がビジョン先行で、実際にやる農家側としては、まあ総論賛成するけど、
スピーカー 2
まあ納得感ないとこね、人ごとっぽいよねっていうのもある。 うん。自分ごとにしにくいと。
スピーカー 1
うん。そうなんです。なのでこうね、このポッドキャストでもたびたび話題になっている、その科学技術が世に広がるときのハードルみたいなのがやっぱここでもね。
スピーカー 2
はいはい。 起きてるわけですね。 いいはいいけど、その先が進まないと。
スピーカー 1
そうそうそう。一応農水省的には、この技術は2040年には全稲作の38%に普及しようとか言ってるから。
うーん、まあ3割強、4割弱。 そうそうそう。そうなんです。
スピーカー 2
じゃあどうすればいいのっていうのをこれからちょっと考えていきます。 あ、考えていくんだ。
スピーカー 1
あ、いや、まあ世の中にあるものも含めてね。
で、えっとね、まあ一番わかりやすいのは、この技術をやってくれた人に対して、中干延長技術をやってくれた農家に対してインセンティブを何らかね。
スピーカー 2
インセンティブ。 支払うっていうのはメリットというかね、利益を。 うんうん、わかりやすい。
スピーカー 1
もたらすっていうのがあって、で、まあ昔ながらのもので言うと、まあ補助金みたいなもの。
今俺農水省の何か、えっとね、まあいいや、何か資料見てると、この中干に取り組んでくれた人に対して、
スピーカー 2
10R、10Rあたり800円。 出た、R。
スピーカー 1
10Rってだいたい野球のダイヤモンド、ナイアぐらいの大きさだけど、あたり800円。
スピーカー 2
まあとある補助金Aは800円、補助金Bは400円交付しますと。 うん、わかんない。いいのかな。
スピーカー 1
で、まあ合わせて1200円だけども、だいたい計算すると田んぼ、そのダイヤモンドぐらいの大きさ、10Rの田んぼってだいたい12万5000円ぐらい生み出すんですよね。
あ、売った時の円、12万5000円。 そう、そこに対して1200円だから、まあ1%ぐらいは補助金で。
うん、1%か、100分の1。 うん、これは昔ながらのインセンティブなんだけど。
うん、まあわかりやすい、じゃあわかりやすい。 最近っぽいインセンティブがあって。
最近?令和っぽい? 令和っぽいのがあって、Jクレジットっていうのがあるんですよ。
スピーカー 2
税金?Jクレジット? J、ジャパンクレジットですね。 ジャパンクレジット。
なんかイケてるじゃないですか。 カーボンクレジットって知ってる? もうわかんない。Cクレジットは?
スピーカー 1
カーボンクレジットは、これね、カーボンクレジットで1本取れちゃうぐらいなんだけど。
深い。 そのCO2減らしましたよっていう事実があるじゃない?中星栽培とか、何でもいいけど。
それをCO2温室効果ガスを減らしたよっていう実績が欲しい人に売るっていうシステムなんだよ。
へー、売る。 だから欲しい人っていうとだいたい上場してる会社とか。
そういう活動してますよと。 そうね、どこの会社も今CO2減らしてますよとか言ってるし。
スピーカー 2
言える実績としてね。 あの一時、黒猫ヤマトさんがさ、カーボンニュートラル宅急便みたいなのを
スピーカー 1
なるものをやってるんだけどサービスとして。 カーボンニュートラルって一切CO2出してませんよっていう。
プラマイゼロみたいな。 でもさ、あの宅急便のトラック動かしてる時点でCO2出てるじゃん。
まず出しはしてるはずだね。 そう、代わりにそれを電気自動車に変えたとしても、遡れば火力発電所なり
カーボンクレジットの制度
スピーカー 1
電池作るところ。 原子力発生してるじゃない。 ゼロにはできないんだよ。 たどればね。
だからこういう黒猫ヤマトさんみたいなところは、こういうJクレジットみたいなものを購入して
CO2を自分たちが減らしましたよって実績を。 JとCがこんがらがった。 Jはジャパン。
スピーカー 2
あれ?Cクレジットは? カーボン炭素。 JクレジットとCクレジットは別の話で、今はどっちかの話をしてる。
カーボンクレジットの中にJクレジットがある。 あ、そういう関係?
Cクレジットってあんま言わないんだけどね。 カーボンクレジットって言うんだけど。 あ、そっから間違ってる。
スピーカー 1
勝手に作んないとダメですか。 Jと対応させちゃった。 カーボンクレジット。 そうそう。
話ちょっと戻るけどさ、個々の農家はさ、うちの農園ではCO2を減らしてますって言ってもさ、
別にそんなに大きなメリットないわけだよね。 頑張ってますねって言われるぐらいで。
だけど企業とかはさ、CO2減らすの頑張ってますって言うとさ、 ESG投資家みたいな人たちからさ、よく思われるわけじゃん。
それで株買ってもらって自社の資金が増えるみたいな。
スピーカー 2
よくわかんないけど。 まあ上場企業とかはコミットしちゃってるからさ、CO22000の。 上場企業の責務とかね、いうかね。
スピーカー 1
そう、何年までに。ただやっぱり自分たちの努力だけでは達成できないので、 こういう
まだ別にCO2減らしてますけど、CO2減らしてると歌わなくても別に僕たちいいんですっていう人たちの
活動を買い取るっていう制度なんだよね。 カーボンクレジット、あるいはGクレジット。
なので話を戻すと、直接的な部分だけ言うと、 この中腰に取り組んでいる農家に対してCO2、温室効果ガスが減った分だけ
スピーカー 2
企業みたいな人たちがお金払ってその実績を買い取るみたいな。 システムはあるんですよ。
スピーカー 1
みんな知ってんの? みんな知らないと思う。 みんな知らないか。
多分みんなでもうちょっとピンときそうな例で言うと、 太陽光パネルをつけたら電力が売れるみたいな話。
経済的インセンティブ
スピーカー 2
聞いたことない? 売るもできるんだ。 自分が節約になるというか、じゃなくて。
スピーカー 1
そうそう、東京電力に売れますとかさ。 うちの屋根で発電したもの。
あ、そうなんだ。 それもほらCO2を減らす活動、温室効果ガスを減らす活動になるじゃない。
うん、確かに。 なので自分家の節約だけじゃなくて、売るっていうのができるんだよね。
で、どんどん太陽光発電がそれで進んでくれれば、 例えば東京都は住宅の温室効果ガスがゼロになりましたっていつか言えるかもしれない。
スピーカー 2
結果ね、トータルでカーボンニュートラルになるとは。
スピーカー 1
トラマイゼロ。 そう、まあみたいな、世界外ですよね。
スピーカー 2
はいはい。 だいぶ話そいちゃったけど。 太陽光になったけど。
スピーカー 1
でも同じ構造だよね。似た構造だよね。 そうそうそう。
だから農家、米農家がやってくれる温室効果ガス削減の努力に対して、
今まで補助金、税金由来の補助金だけだったのが、 今はこういった民間の人たちがお金を払うっていう制度もできてきている。
そっちの方がいいですか? どうなんだろうね。
コスパなのか。 あ、コスパ。
コスパで言うとですね、このJクレジットの取引の価格だよね。 結局いくらで買ってくれるのってことだよね。
スピーカー 2
結局そこなのかなと思って。
スピーカー 1
それを計算したら、だいたいさっきのダイヤモンド、野球のダイヤモンド10Rで1300円くらいですね。
誤差。 1パー、1パー。
ほんのちょっとだけ。 さっきの補助金と合わせると2パー。
あ、そうか。併用できるの? 併用できる。だって補助金は補助金でさ。
スピーカー 2
ざっくり旨味が2倍になったと。 これまでの。
スピーカー 1
そうなんですよ。なのでインセンティブとしては収入が2%増えますよっていう。
もちろんいろんなケースバイケースはあると思うけど、というシステムがございました。
なるほど。 うん。
ちょっとさっきこんがらがっちゃったから中間まとめすると、補助金は国がやってほしいからお金支払ってるわけじゃん。
補助だもんね。 そう。
で、さっきのJクレジットは国もやってほしいんだけど、
ただオーダーしてる側は国じゃなくて、そういう企業のニーズに合わせてできた仕組みって感じだね。
はいはい。 企業っていうか大きい企業、上々企業からのニーズ。
うんうん。 っていうので、Jクレジットと補助金だとちょっとその誰がお金くれるのっていうところが違う。
うんうん。っていうところがね。 そうなんですよ。
なので、2パーが多いのか少ないのかってわかんないけど、それはじゃあ手間とかコスト次第だよね。
飛びつくほどのものではないんだろうね、そもそも。 うんうん。
スピーカー 2
手間とかそのコストとかどうなんだろうってところで。 わかるんですか?
スピーカー 1
俺も米農家じゃないからちょっと解像度低いかもしれないけど。 はい。
手間は、ほら、もともと中干しやってる農家だったらその期間が延長するだけなんで。
スピーカー 2
なるほど。工程にね、そもそも入れてる入れてないがあるんだね。 長い短いじゃなくて。
そう、全米農家がやってるわけじゃないんだけど。 中干しを。
スピーカー 1
もともと中干しはある程度の農家がやっていると。 うん。
スピーカー 2
忘れちゃった。半分とかそのくらいのレベルかな。 はいはい。やったりやらなかったり。
なので手間的にはそんなにかからないんじゃないかと思ってるんだけど。 うん。期間が延びるだけ。
スピーカー 1
ただもうちょっと多分解像度上げるといつまで延長するのかっていう。 機械的に7日間延長っていうやり方もあるんだけど。
スピーカー 2
ちょっとお米のいいねの育ち具合を見てもうちょっといけるとか。 はいはい。
スピーカー 1
あるいは、いやこれはもう早く水入れた方がいいとか。 うんうん。
収量にね影響があるみたいな。 ちょっとだけ1回水さしてみるかとか。
そういうレベルになってくると手間は増えそうだよね。 考えたり。
スピーカー 2
でもなんかその塩梅で補助金出る出ないとか売る対象になるならないとかめんどくさそうだね。 あーめんどくさそうだね。
スピーカー 1
そうそう。ちゃんとねやりましたよっていう証拠は絶対必要だろうから。 その時にね実はちょっと水入れちゃってましたとかだったら違いますとかね。
それ考えてもめんどいね。 っていうのもあるし。そうね手間はそんな感じ。
だからその手間をじゃなくすためになんかこうIoT技術を駆使してみたいな話もあるんだけど。 IoT。
ちょっとコストかかりすぎな感じもするよね。それだとね。 まあそのためだけに中干延長の最適化のためだけに入れると。
あるんだけどねそういう技術。前農業ウィークって展示会行った時も 田んぼに水入れたり出したりするのってまあ当然
スピーカー 2
ベンみたいなのがあってそれが空いたら水が出てみたいなね。 土地開き。
スピーカー 1
それを自動でやってくれますよっていうのも紹介されてたりとかね。 NTTでだとかそういうとこだとか。
クボタとか結構威力なとこね。まあなんかの全体が効率化するならいいけど 中干延長のためだけだとちょっときついよね。
目的がそれだけですね。 そうそう。見合わないと。 手間問題もあるし。
あとは経済的なやつで言うと、最初の方言ったけどさ 経済的。中干ししすぎちゃって量減っちゃいましたとかなるとね。
終了がね。 15、6年前の実験データ。中干したらメタンが3割減りましたっていう実験データだと
スピーカー 2
ケースによっては終了が3%ぐらい減っちゃいましたみたいなデータがあったと。 2%増えてもマイナスじゃないですか。
スピーカー 1
そうなのよ。 地球に行こうとしたら損しちゃいましたみたいなね。
まあそういうのもあり得ると。 ただこれちょっと技術的にとこで言うと水を抜いた時の影響度ってもともと
土の状態がどうだとか、天気がどうだとかね。 そういうのも影響してくるだろうから3%減っちゃう場合もあるし
減らない場合もあるし、もともと根っこに酸素を入れましょうっていうのが中干しの成り立ちだから。
スピーカー 2
むしろそもそもの目的。 増える場合もあるかもしれない。
スピーカー 1
なってくると、これはもうそういった健康であれば運とかもあるだろうし。 農家の経験と知恵でカバーできる部分もあるだろうし。
持続可能な農業の未来
スピーカー 1
まあなかなかシンプルに終了減らすのを回避するっていうのはできるのかなっていう。
まあもしかしたらだいたい目安が7日延長って言われてるんだけど、7日がまあいい塩梅っていう判断なんだろうけどね。
なるほど。ちょうどいいところなんだ。 そうなんだと思うよ。
カッとか言ってるんだからね。 っていうのでだいたい1年きり喋りました。
スピーカー 2
なるほどね。
中まとめ、さっき小まとめみたいなやつだったけど、また中まとめすると稲作から温室効果ガスが出てますと土から。
水を抜く期間を長くすれば温室効果ガス減ります。
スピーカー 1
その活動に対してインセンティブあるけど、いろいろ何でしょう、デメリットというか難しさ、テマーとか収量が減るとかね、収穫量が減るとかっていうのもまあリスクとしてはあるよねっていう話でございました。
なるほど。
スピーカー 2
進むんですか?
スピーカー 1
でもそう、実はこのエピソードの裏目標があって。
スピーカー 2
裏目標?
スピーカー 1
ユトさんにカーボンクレジットの話をするっていうのが裏目標だった。
スピーカー 2
どういうこと?
スピーカー 1
カーボンクレジットってみんな知ってるの?っていう質問があったじゃないですか。
スピーカー 2
知らないですよ。
スピーカー 1
ただこれはそういうSDGs、SDGsじゃないな、もうちょっと企業寄りのSDGs界隈では割とみんな知ってる単語なんだよ。
スピーカー 2
そうなんだ。じゃあもうちょっとでより浸透してくる。
スピーカー 1
もう浸透してる。
スピーカー 2
SDGsとか全く触れない会社員とかは。
スピーカー 1
ああ、そういうこと?
それはこれから浸透してくるんだろうね。
そのレベルでも今ESGぐらいは知ってるじゃん。
スピーカー 2
SDGs、ESGぐらいは。
スピーカー 1
なんか企業ってさ、大体毎年さ、年間いくら売り上げましたとかさ、いくらコストでしたとか出すじゃん、決算みたいな。
なんか多分そこにそのうち乗ってくるんじゃない?
カーボンクレジットをいくら購入しましたみたいな。
だから人件費いくら、原材料費いくら、カーボンクレジット費いくら、みたいな。
確かね、そういうのも開示しなさい、そういうの打ち分けじゃないかも。
目標とか実績だけかもしれないけど、そういう環境とかサステナビリティみたいなものも決算に書きましょうっていうのが法律で決まったらしいから。
そのうち目にするっていうね。
なるほどね。
そうなのか。
だからカーボンクレジットが世の中を変えたなって思うのは、
自分たちの努力でどうしても減らせないものが減らせるようになったっていう企業側の目線もあるし、
もう一個は、今回だと稲作農家だったけど、
まあ、温室効果ガス減らせって言われれば減らせるけど、
旨味ないよねっていう人たちに旨味を与えられるようになったっていう仕組みですね。
スピーカー 2
最初にこの上場企業が取り扱うみたいなレベルで言うとさ、
やっぱ桁数がきっとよくわかんないレベルで大きいじゃん。
スピーカー 1
そうね。
スピーカー 2
だからなんかしょぼそうなんだけど、結構個人とかまで広がったら面白そうだなと思って聞いてた。
スピーカー 1
ああ、なるほどね。何々産地を応援するみたいな、取り組みを応援するみたいな。
スピーカー 2
そうそう。いや、なんかあれだよ。
スピーカー 1
チップみたいな感じでカーボンクレジット買えるみたいな。
ああ、はいはいはい。
食販で野菜買ったらカーボンクレジットも追加できるとか。
近年の動きだとカーボンクレジットの転売起こりそうじゃない?
スピーカー 2
カーボンクレジットの転売。
相場で買ってさ、買い占めてさ、
スピーカー 1
何か知らんけど大きい企業さ、これ食品メーカーだけじゃないからね、買うの。
例えばトヨタとかでさ、カーボンクレジット1000円召し入れて、
何か5000円くらいでトヨタに売りつけてやろうみたいな。
スピーカー 2
どんぐらいの音質効果ガスを減らしたと想像するのかわかんなくなっちゃう。
スピーカー 1
うん、そうね。
トンとかで言うとわかんないけど、
さっき国の1,2%が稲作って言ったけど、
大体3割ぐらい減らせるって話だから、仮に0.5%分ぐらいを削減するってことなのか。
スピーカー 2
もしこの中干し技術が全国の稲作で採用されたら、
スピーカー 1
国の0.5%って言ったら結構なボリュームだよね。
その0.5%をどうしても減らせない産業とかって絶対あるからさ。
そういうところも高額で売りつけられるようになる。
スピーカー 2
高額。でもいいのか。
SDGsと米農家の取り組み
スピーカー 2
それでより結果的に音質効果ガスを減らす活動が進めばいいとも考えられるのか。
スピーカー 1
そうだよ。
スピーカー 2
転売転売ってえ?と思ったけど。
スピーカー 1
転売だと真っ端の実際にやってる米農家にはあんまり旨味がないからね。
スピーカー 2
それ自体も進めばね。
スピーカー 1
結局最近のニュースで米が足りないとかっていうのも生産者不足だから一つの要因ではあるからさ。
あると思うんだけどさ。
こういうところでJクレジットみたいな収入がアップするといいですね。
今の金額1%って言ったじゃん。米農家が中干しに取り組むと収入が1%増えますよって言ったじゃん。
スピーカー 2
Jクレジット入れて大体2%の話?
そうそう。Jクレジットと補助金足して2%。
スピーカー 1
そのうちJクレジットが半分で1%なんだけど、これ変わる可能性あるよね今後。さっきの転売の話じゃないけど。
スピーカー 2
はいはい。今のレートがそんなもんっていう。
スピーカー 1
そう。
スピーカー 2
補助金も含めてよね。
スピーカー 1
うん。補助金はあんまり変わらない気はしてるんだけど、どうなのかな。
スピーカー 2
国が進めたいなら増えそうだけど。
スピーカー 1
企業に勤めてる側とか、国もそうか。だいたいSDGsって2050年までに目指そうみたいな、いろんなものを目指そうとしてたりするじゃん。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
フードロスとかもそうなんだけど、それ中間ゴールが2030年に敷かれてたりするんだよね。
スピーカー 2
うん。もう近くなってきた。
スピーカー 1
うん。そうするとさ、やばい。2030年には温室効果ガスこんぐらい減らさなきゃっていう人たちがたくさん湧いてくるはずなんだよね。2029年ぐらいに。
スピーカー 2
あと5年、4年、3年となるとね。
スピーカー 1
そう。そうするとなんでもいいからカーボンクリスタ買おうってみんなが思い始めて。
うん。
そうすると需要が増しますと。
うん。需要が増すと。
カーボンクリスタを抱えているその仲介業者の人たちからすると、いや、これはみんな欲しいって言ってるんで。
スピーカー 2
はい。需要がね。
スピーカー 1
ちょっと高く買ってくれませんかねっていうのを仲介業者から買い手側の上場企業とかに言うし、これは儲かるぞってなれば米農家にもたくさんやってもらわないといけないからその温室効果ガス高値で買い取りますよっていうのを言うようになって。
スピーカー 2
はいはい。上がると。
スピーカー 1
1%だって言ってるインセンティブも2%、3%って上がっていくかもしれないよね。
うんうん。
スピーカー 2
なるほどね。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
上がりそうじゃないですか。
スピーカー 1
そう。そうすると活動が増えるというところなんでね。
スピーカー 2
なんか途中でずっと言ってるけど、こういうの全部めんどくなくできるといいね。
スピーカー 1
あーそう。結構ね、気づいたらサステナブルみたいなのとかね。
あー素晴らしい。
飲み物のラベルが小さくなったのかね。
スピーカー 2
気づいたら素晴らしい。
それ割とやることが明確に増えるというか期間伸びるやつだからね。
スピーカー 1
うんうん。そうそうそうそう。
はい、というので大体。
スピーカー 2
大体まとめでございますか。
スピーカー 1
まとめると、米の温室効果ガス削減栽培、今後儲かるかも?でいいですか。
スピーカー 2
かも。でも結構ハテナハテナハテナっていう段階な気がするけどね。
スピーカー 1
そうね、理論上温室効果ガスを減らすっていう需要が増えて、今後2030年50年に向けて。
スピーカー 2
うん、そうね。
スピーカー 1
取引、カーボンクレジットの取引額とか補助金の額とかがね、増えてくるかもしれないですね。
いいっすね、そしたら。
次回予告とお便り募集
スピーカー 1
はい。カーボンクレジットの話、難しかった?
スピーカー 2
仕組みは別に難しくないけど、どうなってんだろうな、不思議だなって思いながら聞いてた。
なるほどね。
それ管理する人、その中間業者なり、その仕組み、トータルで見たら本当にプラスになるのかなとか。
プラスっていうのはビジネスとして?
世の中にとって、温室効果ガス減る方向に。
スピーカー 1
なるほどね。
いろんな人が関わって、いろんな手間が増えてみたいな。
複雑化してるよね。複雑だとは思う。
スピーカー 2
でもやろうとしてるってことは、ある程度、算段がね、きっとあると思う。
スピーカー 1
もちろんもちろん。
じゃあ、この辺で本編は終わりですが。
はい。
スピーカー 2
次回配信はおそらく、例のコラボ会ですね。
スピーカー 1
例のコラボ会?
スピーカー 2
はい。
例の?
スピーカー 1
町内細菌相談室の鈴木さんを呼んで、
スピーカー 2
なんで町内細菌大事だっけ?みたいな雑談を。
スピーカー 1
うん。めちゃめちゃ楽しかったよね。
うん。ぜひぜひお楽しみにしてください。
お楽しみに。
はい。それとですね、nofuではみなさんのお便り募集しています。
ハッシュタグ、AXのハッシュタグ、nofuであったり、
Googleフォームでのお便りもお待ちしております。
感想でも。
スピーカー 2
お待ちしてます。
スピーカー 1
誘うでもリクエストでも、何でもお聞かせください。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
見てます。
はい。
あと、お手元のポッドキャストアプリでの評価、欲しい5つ。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
Appleポッドキャストのレビューでの温かいコメントもお待ちしております。
スピーカー 2
お待ちしてます。
スピーカー 1
はい。これは載せなくてもいいけど、もうすぐnofuは1周年なので、
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
7月2日にね、nofuのピーザ、なんていうんだっけ?的なものをアップしたんで、
もうすぐですね。
何か撮りたいですね。
スピーカー 2
何か撮りますか?
スピーカー 1
はい。
ということで、本日はここまで。
スピーカー 2
ここまで。
スピーカー 1
最後まで聞いてくれたあなた、ありがとうございました。
スピーカー 2
ありがとうございます。
スピーカー 1
また聞いてね。
スピーカー 2
ささやきボイス。
スピーカー 1
はい。また聞いてください。
はい。それでは。
スピーカー 2
お願いします。
スピーカー 1
さようなら。
スピーカー 2
さようなら。
36:08

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