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2023-12-04 1:36:27

053. 体験し 親しみ楽しむ 数学ワールド

@phi16_ さんをお迎えして、VRChat との出会いやシェーダを書き始めた経緯の話、シェーダと出会ったときの感想「ほしかったのはコレだ!」となったときの話、VRChat でワールドを作ることの動機やモチベーション、コミュニティの黎明期に立ち会えた喜び、数学ともっと親しめるようなワールドを作りたいという話、数学やっておけばよかったと言うなら今からでもやればよいのだという話、作ったものがしっかりと残っていることの大切さ、最近 Houdini が熱いという話、なんでもできるツールを自作したくなる衝動についてなどお話しました。


* VRChat との出会い

* Processing やシェーダとの出会いは高校生のとき

* 自分では順当なルートで成長してきたと自覚している

* 何かを生み出すことのモチベーションの源泉

* VR には見たことがないものがたくさんある

* VRChat も最初はできることがかなり制限されていた

* 黎明期に立ち会えたことがうれしい話

* もっと数学を身近に感じてほしいという思い

* 多くの人が数学をもっとやっておけばよかったと言う

* 今からでもやればいいっていうだけのシンプルな話

* 数学は、学ぶ順序がある程度決まっている

* Wikipedia が読めない(数学の文脈の話)

* 数学には整備されたインターフェースが無い

* 跡地が残っていることが大事という話

* 最近 VRChat 内で Houdini 勉強会などが開催されている

* Houdini の万能性・汎用性・拡張性

* なんでもできるツールを自作したくなる衝動に駆られる

* 色が数値で見えるひとたち

* やっぱり VRChat のここがいい! という話


## show notes


* VR や VRChat のどのような部分に魅力があると思っているのか

* 数学に興味を持つことになった背景や経緯

* 最近興味のある技術やトピック


サマリー

VR関係のゲストであるファイさんが登場し、VRチャットやシェーダーについて話し合います。ファイさんはVRチャットのワールド制作やシェーダー作成に積極的に取り組んでおり、その実績は多くの人に認識されています。VRチャットでできることを一つ一つ積み上げていく中で、見たことないものを作りたいという興味が最も大きい。プログラマーでもありながらアーティスト的な側面も持つファイさんのVR作品は、作りたいものを実現するためのツールとしてプログラミングを活用しています。数学ワールドを体験し、親しみ楽しむことができます。プログラムによって実現できる数学の概念の理解を深め、みんなに数学の面白さを伝えることを目指しています。体験し親しみ楽しむ数学ワールドを作りたいという話について、数学の学習方法や難しさについて話し合っています。また、VRを活用することで数学の概念を視覚的に理解しやすくなる可能性についても考えています。VRチャットのワールド作成において、昔のワールドを残す意識が強く感じられます。ただし、アーカイブや記録、需要に対する作り手の不足が課題とされています。VRチャットやワールドの体験を文章や写真でアーカイブすることの意義について話し合っています。また、ワールド制作者やVRチャットユーザーのコミュニティで、Houdiniというソフトウェアの活用が盛り上がっていることを紹介しています。VRチャットのコミュニティで情報交換するのは難しいため、コミュニティに近い人をフォローしないと情報を見つけることができません。しかし、Web上の人々の中では、フーディに興味を持つ人が増えており、その汎用性の深さを感じています。VRChatで数学の体験やワールドの作成ができることについての話をしていましたが、VRChatの魅力はそののんびりとした雰囲気と非日常の経験のサイクルであると感じました。また、VRの世界は多くの可能性を秘めており、未来に広く普及してほしいと思っています。

VR関係のゲストの登場
はい、始まりました。normalize.fmの今日は第53回になります。
2023年もね、だいぶ年の末に近づいてきて、皆さん忙しくされてるんじゃないかなと思うんですけども、
今日もね、元気に撮っていきたいなと思います。
今日のゲストはですね、普段は結構ウェブ系の会社さんの関係者の方が多かったりするんですけども、
ちょっと今日はね、いつもとは違う感じのゲストに来ていただいておりまして、
VR関係とか、あとVRチャットとかね、普段されている方であればご存知の方じゃないかなと思うんですけども、
今日のゲストはファイ16さんにお越しいただきました。ファイさん、今日はよろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
はい、多分ね、みんな知ってると思うんですけど、結構有名人なんじゃないかなと思うんですけど、
私はずっと呼びたいなと思ってはいたんですけどね、
ちょっと直接の面識がなかったんで、なかなかお呼びする勇気が湧いてこなくて、ちょっと時間かかっちゃったんですけどね、
今日来ていただけましたんで、いろいろお話、今日も聞いていきたいと思いますので、早速始めていきたいと思います。
じゃあファイさん、ちょっと最初は簡単にでいいんで、自己紹介をお願いしてもよろしいでしょうか。
はい、名前がファイ16、ITがファイ16と呼びます。
最近は基本的にVRチャットでワールド制作をやっている、主にプログラマーだと思います。
特にシェーダーとかをよく作っているといえばよく作っているのかなと思って、
そういう意味で独産さんから認識されているのかなと思ってました。
私から見ると、やっぱりパッと思い浮かぶのはまずVRのイメージがあって、
VRチャットのワールドを作るのが、分かりやすい実績というか、見えやすいところで結構あるかなと思ってたんですけど、
結構前になっちゃうかな、シェーダー関係でみんなでワイワイやってた時期も結構あったかなと思うんで、
その頃からね、もちろん名前は知ってたんですけど、でも直接喋ったこともないし、
なんかなんていうのかな、私がVRチャットとか全然やらないから、そこら辺で出会うことがあんまり接点としてなかったから、
なんかこう、何だろうな、呼んで大丈夫かなっていうのがずっとあって、声かけられなかったっていうのがあったんですけどね。
でもちょっと今日は勇気を出してじゃないんですけど、いつかお話ししてみたいなと思ってたんで、それで呼ばせていただいたみたいな感じですね。
いや、ありがたいです。こちらこそ喋ってみたいと思ってましたので。
いや、そういうふうに言ってもらえると私もね、嬉しいんですけど、なんか最近だとレナード君をゲストに呼んだ時に、
あの頃の時代は良かったんですよみたいな話をすごいしてて、
なんていうんだろう、輝かしい偉大なる先人たちみたいな感じで、あのから言ってたんで、その先人たちの中の一人なのかなって思ってるんですけど。
シェーダー、はいそうですね、そういうところはあると思います。
シェーダー作成との関わり
そうですよね、結構昔その割とシェーダーをみんなでわちゃわちゃこう書いてた、盛り上がってたタイミングってありましたよね、なんかちょっと前に。
結構なんか何ですかね、盛り上がりはいくつか多分あって、レナードさんとかが来たのは多分2000、わからないですけど、
シェーダーフェスっていう大きなイベントがレナードさんとかには結構大きく認識されているのかなと思うんですけど、私的には何度かVRチャットにおけるシェーダーの流行りみたいなのがあるんで、
多分ほとんどは見ているかもしれないです、そういう意味では、とはいえ私は2018年の頭3月ぐらいですか、に入った人間なのでそこからですけど。
結構浅いっていうかその日がめちゃくちゃ長いってわけではないけど、一番最初の頃からずっとやってたっていう感じでもないってことですよね、多分。
VRチャット自体は何て言うんですかね、結構本当に昔からあったプラットフォームみたいで、ほんと細々とやってたんだけど最近ここ数年でだいぶ人数も大きくなっちゃって、コミュニティとかも莫大、莫増したと思うんですけど、
私が入った頃はどうだったかな、でも日本人が何人いるかわからないぐらいの時期だったとは思います。
でも逆に言えば今って数えるとかそういうレベルじゃなくなってきてると思うので、コミュニティの数すら全然誰もわかってないみたいな感じですから、その頃よりはまだ小さかったですね。
そうですよね、当時なんだろうな、まだVTuberとかが出るか出ないかぐらいの感じの頃だったような気がします、何とか私の記憶の中では。
いや、まさしく、そうですね。
なんか急にやっぱVTuberとかで初めて社会全体に露出が、そういう感じのアバターをまとって何かをするみたいなのが急にコンテンツ量が増えたというか、そういうタイミングがありましたよね。
私も多分それを見て入った人の一人なんですよね、その流れに乗って。
まずアバターでわちゃわちゃしてるだけでも楽しそうでもあったし、しかもUnityの上で動いてるって言って、調べてみたらUnityのシェーダーを書けるって話が来てて。
私は一応結構前にシェーダーを書いてたことがあったんですけど、その前は実はプロセッシングで書いてたんですよ、プロセッシングのGLSLで書いてたんですよ一時期。
もっと昔から話す時系列が難しいですね。
一番最初にシェーダーを知ったのは本当にプロセッシングで、その前までは普通に小さなプログラムをC++とかで書いてたんですけど、まず書くのめんどくさいなとか思ってた中にプロセッシングがあって、
プロセッシングでさらにGLSLが書けるって知って、シェーダーというものを知って、そしたらシェーダーというのを見つけて、いくつかコードを書くなどしてたっていう体験があった後で、VRChatを見つけてUnityでシェーダーを書けるってなったので、きれいな流れでVRChatの中でシェーダーを書くことになったというところですね。
その時期はプログラマーがほとんど、かなり少なかったんですよVRChatの中に。少なくとも私がいたコミュニティとかその辺の人間の中では。なのである意味で得意な存在でもあったし、かつシェーダーじゃないとできないことっていっぱいあるじゃないですか。
グラフィックスのベースなんで。なので、ここはやる価値があるなとすごい思ったので、いろいろと実験するっていうのがその時多くやってましたね。
なるほど、なんかそのプロセッシングとかをやってたのは学生時代という感じですか?
そうだしあれは多分高校ですね。
高校生か。なるほど。
元々その時も部活でした。
なるほど、部活で結構そういうプログラミングだったり。
そうですね、プログラミング部ですね。
プログラミング部っていうのがある世代なんですね。
プログラミング部は存在しない。
一応なんか、俺一応1981年とか生まれなんですけど、小学校に情報処理室みたいなのがたぶん初めてできた世代で、
電源ボタンを押してから5分ぐらい待たされるイニシエのWindowsみたいなやつがあって、
それを情報処理室でちょっと順番子で、児童が順番子で座ってやってみるみたいなのが初めて出てきたぐらいの世代なんですよね。
高校とか中学でもそんなにパソコン使って何かをするみたいなのそんなにまだ一般的じゃなかったし、
思えばスマートフォンとかもないかったから。
ないですね。私もなかったです。
そうですよね。スマホもなかったし、かろうじてポケベルもギリギリ見たことありますもんね、俺は。
だから結構、ハイさんたちの世代とは一回りぐらい離れてると思うんだけど。
分かります。ただ今の私の世代からするとたぶん現在の現役もまた一世代ぐらい離れてるのかなっていう認識はあります。
そうですね、ほんとそうだよな。だからレナード君とかはちょっと一周まで行かないけど半周ぐらい離れてる感じですもんね、たぶん。
はい、そうだと思います、まさしく。
シェーダートイとの出会い
そうですよね。すごいな、プログラミング部で。
じゃあ自分の興味は結構、プログラミングに対する興味は割と早い段階からもう自発的な興味としてあったような感じなんですか?
そうですね、もう一番最初はゲーム作りたいみたいなところから始まったと思うんですけど、
だんだんプログラミングそのものがある時期は面白くなっちゃって、
そうするとプログラミング言語みたいなところにも結構興味があるのと同時にビジュアル方面にも興味があって、それぞれ別の軸として育っていったんですよね。
言語というかプログラミングそのものに関する興味は結局専攻という形で大学行って学んだりして、
ビジュアルはビジュアルで趣味でサークルとして活動していた、大学サークルで活動していたみたいなところがたぶんありますね。
なるほど、なんかどうなんだ、結構シェーダートイ初めて見つけた時とか、
私個人の体験で言うと何が起こっているかまず分からなかったんですよね。
シェーダートイ見た時になんかすごいすごいって言われてるけど、
フラグメントシェーダーで書いているっていうことを理解できてなかったから当時。
それ見た時にすごいすごい言うけど何が違うのか全然わかんないなみたいな感じで、
知れば知るほどクソヤバい人たちだったんだっていうのがなんかわかってくるような感じだったんですけど、
結構どんな感じでした?シェーダーっていう概念はプロセッシングで触れてたっていうのもあって、
もう概念的なところは理解した上でシェーダートイに出会ったみたいな感じですか?
そうですね私の時はそうだと思います。
これのちょっと面白い、何て言うのかな、自分の中でちょっと面白かったのは、
プロセッシングとかでシェーダーに出会う前に一度C++で10x10ピクセルずつ色を変えず、
あの時は四角形を大量に画面に埋め尽くして好きな絵を出すってことを自分でやってたんですよ。
並列計算じゃないのでめちゃくちゃ遅いんですけど、だから10x10とかじゃないと間に合わなくて、
1ピクセルずつやりたいのになーとか思ってたことがあって、確かその時は単純に虹が出したかったんですよね。
虹色が出したかったんだけど同じ四角形を塗りつぶすスコットしか、
C++のWindowsのAPIとかその辺で叩いてたんで、
今手持ちのものだと本当に一色の四角を塗りつぶすことしかできなかったので、
それで横線を300本くらい引いて虹色を作るみたいなことをやってたんですよね。
それがさらに10x10ずつブロックになって描いていってみたいなことになったところで、
シェーダーというものを知って欲しかったものはこれだっていう感動があって、
今までなんでこれをやらなかったんだってすごい思って、
だからもうピクセルシェーダーがずっと欲しかったんですよね、多分。
もう自分の欲求としてそういうものあったらいいのになっていうのが先行してたパターンだったってことですね。
そうですね、プログラマブルシェーダーが本当に欲しかったものでしたね、その時は偶然に。
なのでもうその後はのめてましたね、やりたかったことができるって言って。
あとその時にちょうどちょっと思ったのは確か何でかわかんないんですけど、
デモシーンの文脈を引っかかったんですよね。
引っかかったというか検索してたら見つかった覚えがあって、
でもその頃って全然ウェブ上に情報らしい情報というか、
初心者向けの情報ってほぼゼロだったと思います。
そのシェーダー描いてレイマーチングがあってこんなもんが作れるんだよっていうことはあるんですけど、
じゃあどう作ればいいのみたいなチュートリアルとかは特にもう見つかった覚えはなくて、
ただなんかシェーダーがあればできるということと、
あとシェーダー問いがあるっていうことで見つけた後でシェーダー問いに行くと、
コードがいっぱいあるじゃないですか。
しかもIQさんがいっぱい記事とか出してるんで、
その辺読みながら確か勉強というものでもないかもしれませんけど、
理解してたところが多分あったと思います。
VRチャットでのキャリアの始まり
なんか私基本的に変な成長の仕方というよりは、
すごい順当な成長の仕方をしていると自覚していて、
そういう意味で面白みがあんまりない気がします。
いやそんなことないと思うけど。そんなことはないと思うけどな。
だって結構そのIQの記事とかを読んで、
割とパッと理解できた方でした?
そうですね。できてないところももちろんあったとは思いますけど、
時間の問題みたいな認識だったかなと。
でも私のその頃の書いてるプログラムは普通にコードを書くのが下手だったので、
ちょっと変えるとすぐ爆発するみたいな感じで。
すぐ爆発する。
特にレイマーチングって結構シーンとかが見えないから、
どこが間違ってるか分かりにくいじゃないですか。
その辺の検出する能力がすごい低かったので、
そんな洗練された書き方ができてなかったですね。
理解もそんなにうまくいってたかというと分かんないです。
本当に私の経験の話ばっかりしちゃうんですけど、
私はちゃんと学問のルートも通ってきてなかったし、
CGに必要な数学とかも全然分かんない状態で、
この界隈に入ってきちゃったもんだから、
なんていうかもう全然理屈が分かんなくて、
レイマーチングの仕組みをちゃんと自分で納得して理解できるまでに、
かなり時間を要した感じだったから、
これ私の勝手な先入観なんですけど、
ファイさんとかだったら、
割と英語のIQの記事を読んで、
なるほどね、スラスラってやれちゃったんじゃないかなっていう感じがしたんですけど。
でもその頃は間違いなくそんなことはないですね。
普通に苦しんでたと思います。
でもいわゆる数学の教養みたいな、
線と直線、点と線の距離みたいなのは普通に知ってるわけで、
授業で習うのでね、
そういう意味のベースをうまいこと使って積み上げていったとか、
理解を無理やり作っていったみたいなところがあるのかなと。
なるほど、じゃあ結構最近はどうなんですか?
割と今でもやっぱシェーダー描いてて楽しいっていう感じですか?
わからないですね、それは。
なんかもう目的があって、それを達成するために描く以外あんまりないですね、もはや。
なるほど、なんかちょっとこれもしかしたら、
ちょっと急に変なこと聞いちゃうような感じになっちゃうかもしれないですけど、
ファイさんにとってシェーダーで何かを表現したいから、
じゃあシェーダーを使うっていう、
今は多分そういう順番なのかもしれないですけど、
ファイさんの興味としては何が一番大きい興味なんですか?
例えばプログラミング自体とか、あるいはシェーダーを描いてること自体っていうよりも、
なんか表現したいものみたいなのが先にあって、
それに向かっていくためのツールとか手段としてシェーダーがあるみたいな感じなんですか?
そうですね、プログラムとかは特にそう、
プログラムはほぼツールとして認識しているところは多分あるのかなと思っていて、
ただプログラミング自体の面白さは自分でわかってるんですよ、なんというか。
プログラミングって面白いよねっていうところはあるんですけど、
それを横に置いといて、シェーダーとかを描くときはもうこれを作るんだという気持ちで、
作る目的があってそれに沿って描くっていうことが多分今はほとんどかなと思います。
それは多分作るものが想像できるようになったからだと思うんですけどね。
昔は何ができるかとかなかなかわからないじゃないですか。
だけど今はもう自分の手持ちがわかってるので、
まあ、なんて言うんですかね。
いやでも言いたいことは、言わんとしていることはなんとなくわかる気がします。
なんかその道具だけ渡されても道具の使い方知らなかったら何もできないっていうとこはあるじゃないですか。
だからシェーダーというものをなんとなく概念とか仕組みだけ知ってても、
じゃあ果たしてそれで何をやるのっていうのが選択肢が自分の中にないと、
やっぱりそれを選択していくこともできないから、
そういう意味ではどんどん裾野が広がれば広がるほどやることが明確になっていくというか、
やりたいことに最短距離でどういうふうに積み上げていけばそれに到達できるかみたいなのがわかりやすくはなると思うんで、
今は多分そういう状態なんでしょうね。
そうですね。
なんかもう本当に自分がもはやわからなくなっている領域って、
だいたいなんかもはや論文とか文学とかそういう話になっていくことが多い気もします。
それぐらいのことしかやってないのかもしれないですけど。
いやそんなことないでしょ。そんなことないと思うけどな。
なんかその今の質問させていただいた意図としては、
ちょっと前のアレになっちゃうかもしれないけど、結構アメビエントとかあの辺の作品とかを見たときに、
なんていうんだろう、そのアーティスト性的なものをやっぱり感じるというか、
ただプログラム書いてて楽しいですっていうのとは全然異質のものが多分内在しているのかなっていう感覚があったから、
だからなんかファイさんご自身の感覚とその自覚としては、
結構そのプログラマー的な部分なのかアーティスト的な部分なのか、
あるいはそういうのが全部ごちゃ混ぜの部分なのか、
どういう感じなのかなっていうのがちょっと気になったところではあったんですけど。
そういう意味ではプログラマーよりはなんかアーティストの方に偏りたいとは思っていると思います。
アーティストっていう言い方も多分なんかわからない。
なんて言えばいいんですかね。
作品を作るときに、いやでもわかんないです。
私がアーティストをわかってないだけかもしれないんですけど、
作品を作るときにやっぱりやりたいことみたいなというかなんだろうな、
これあったら面白いよねみたいなところがまずプログラムとか関係なくあって、
それをじゃあどう実現するかっていう方法としてプログラミングが出てきたり、
モデリングとかも出てくることもあったりいろいろあると思うんですけど、
そうすると結局全ては一つの作品を完成させるという方向につながるんで、
全部それに至るように作ってるから、
プログラムは結局ツールになっちゃうっていう部分は多分あるのかなと。
最近結構これ本当に完全に個人的な興味の話になっちゃうんですけど、
結構最近写真とかアートみたいなことを結構考えたりすることが多くて、
ちゃんとした古典的なアートっていうとやっぱり歴史があって、
その中でちゃんと文脈があって芸術として評価されるみたいな評価のされ方ってあると思うんですけど、
例えばVRみたいな最近出てきたテクノロジーって、
なかなかどうアートで表現されるべきかみたいなのって、
多分そういう領域にまで足突っ込んでる人が絶対的に少ないっていうのもあるかもしれないけど、
別にどうあるべきって決めようないなみたいな風にも感じるし、
アートの文脈分かってないうぞうむぞうがVRチャットの中に集まってわちゃわちゃしてるのがじゃあアートじゃないのかって言ったら、
それはそれでアートっぽいような部分もあるよなと思うし、
そういう中からアートって生まれてきたりもするんじゃないかなとか、
分かんないなりにいろいろ思ってしまうところがあって。
だからファイさんみたいなワールドを自分で作ってますみたいなプログラマーの人たちって、
自己表現の欲求と新しいものの創造
プログラマーでもありながらアーティスト的な側面も持ってて、すごい不思議な人種だなって私は思うんですよね。
誰も彼もが、VRやってる誰も彼もができることではないじゃないですか。
それは確かに技能的なね、技術とか知識みたいなこともあるのかもしれないけども、
それよりも何よりもまず作ろうっていうこの作りたいっていう動機を持てるかどうかって、
結構軽薄な能力なんじゃないかなって思ったりもするから、
だからファイさんみたいな人たちってどういうモチベーションによって駆動されてるのかなっていうのがすごい気になってたんですよね。
自分の中ではもう見たいものを見るっていうのが多分一番大きくて、逆に言うとそれ以外何もないかもしれないですね。
見たことないものがいっぱいあるんですよVR。
本当にそれがVRに対する興味として一番大きいところで、いわゆる動画とか画像とか、
ゲームでさえ2Dのスクリーンがまずあってっていうところから始まるじゃないですか。
その大前提を崩すことができるっていうのがまずVRとして今ギリギリあるわけですよね。
まだ崩れきれてないんですよ。
ゲームというものは2Dスクリーンがあるという私たちの大前提はまだ文化的に崩れてないわけですよね。
だからそこでまだ見たことがないものが多分いっぱいあるし、実際私の頭の中だといろいろあるので、
じゃあそれはもう今作らなければならないみたいな気持ちでやってることは多分あるかなと。
ゲームもゲームで結構、私インディーゲームすごい好きなんですけど、
インディーのゲームの中でもゲームの枠から外れそうなゲームが一番好きで、
要はゲームってどこまでいけるんだとか、この媒体で何ができるんだとか、
そういう限界を超えようとするタイプの作品がすごい好きなので、
プログラミングとアートの結びつき
同じようなことをVRでやってるっていうだけなのかなと自分の中では思ってます。
結局想像力とそれを実現する筋肉みたいなところでやってるのかなと。
なるほどね。見たことないものがたくさんあるっていうのは、
なんかそれは結構自発的な感情というか、やっぱりVR初めてやってみたときに直感したみたいな、
そういうものなんですか。それともやってるうちに矢が往にも湧いてきてしまう感情的なものなのか。
どういうふうに表現するのが正しいのかちょっとわかんないんですけど。
昔は本当にVRチャットできることがほぼなかったんです。
プログラミングできなかったんですよ、VRチャットって。
なぜならCシャープの代替環境が今あるんですけど、それがなかったのでできなくて、
だからできることは何かっていうところから始まってたんですよね。
ボトムアップに始まってるんですよ。
そうするとセーダーでできることって言ったらバーテックセーダーとフラグメントセーダーなんですよね。
フラグメントセーダーは結構触ってる人が何だかんだいるので、
じゃあバーテックセーダー触ろうかなって言って触って、
バーテックセーダー面白いなってなった後で、
レンターテクスチャーっていうのがUnityにはあって、
レンターテクスチャー使うとGPU上にメモリが取れると。
メモリが取れればコンピューテーションができるので、
確かに。
じゃあコンピューテーションやろうってなって、
できることをどんどん積み上げていくだけで、
これ見てみたいな、できるだろうな、やるか、できるだろうなってやるか、
みたいなことがだいたい最初の方が多くて、
コンピューテーションができるってなったらもう何でもできるんですよ。
確かに。
それだけじゃ面白くないなってなるじゃないですか。
そうするとアバターの入力を取れるかとか、
ワールドとインタラクションできるかとか、
外部との入力をどうやるかみたいな話になってきて、
カメラをうまく使ってアバターがいることを認識するとか、
いろいろと派生していくわけですよね、できることが。
っていうのを本当に一番最初の私がいたことの初期はやってたと思います。
だからあの時はあんまりそういうアート的な考え方じゃなかったはずなんですよね。
数学ワールドの始まり
ほぼ純粋なエンジニアリングでできることをただ広げていっただけの時代だったと思います。
うどん、つまりCシャープをかける代替環境っていうのが
うどんっていう名前でVRチャットにあるんですけど、
それができてからはもうプログラムの限界を探さなくてよくなったっていうことが分かって、
じゃあプログラムはいいから面白いこと考えようってなったんですよね多分。
じゃあプログラムができるっていうことを常識として考えた上で、
今で面白い見たことないものなんかなって考えたのがアミュビエントで、
つまり缶に雨が当たったら音が鳴るっていう仕組みを
プログラムかけることによって初めて実現できるようになったので、
それは結構見たら面白いんじゃないかっていうところが一番最初だったんですよね。
そこからいろいろと側が積み上がっていくんですけど、
それはどちらより私というよりも一緒に作ってくれたCAPさんとか、
あとラクザイスさんとかとの相互インタラクションだったと思いますけど、
いわゆるクリエイティブっぽい感じでものを作ったのが多分それがある意味では最初なのかもしれません。
それまでは結構もう気合でした。
なるほどね。めっちゃ面白い。
その経緯を踏まえてお話してもらえるとすっごい分かりやすいというか、
スッと理解できる気がします。
例えば昔のDirectXがまだ8ぐらいの時とかって、
ハードも変なチョコだし、プログラマブルシェーダー的なものも、
アセンブリみたいなシェーダー言語のちょっと変わった最初期のプロトタイプみたいなやつで、
多分あの頃書かなきゃいけなくて、
やっぱできないことの方が圧倒的に多い中で、
じゃあどうやってやるかっていうのを誰もが試行錯誤していた時期っていうのがやっぱあって、
多分デモシーンとかも質字はそれに似てるというか、
クラックしてここに俺のオリジナルの小さいメモリに俺のグラフィックス突っ込んでやろうみたいな、
そういうところからやっぱデモシーンのカルチャーも始まっていると思うし、
なんかその歴史を今ちょっとザーって話してくれたのを聞いてて、
めちゃくちゃ分かった気がしました。
なるほどね、確かにね。
だからある意味で私は個人というよりも時代の産物みたいなイメージを自分で抱いている。
なるほどね、でもそうですね。
どんなプラットフォームにもやっぱり英明記があるから、
ウェブもそういう意味ではやっぱりそうで、
なんかこうCSSとかあんまりちゃんとしてない頃もなんかJavaScriptを駆使して頑張って文字点滅させたりとかしたり、
やっぱなんかこうできない中で何するかみたいなのをやっぱり人間どうしてもやりたくなっちゃうんだろうな、
多分な、なるほどね。
その役割が自分に回ってきたと思ってすごい嬉しかったんですよね、最初。
確かにね。
今まで見たコミュニティはみんなそれが終わってるんですよ、当然。
数学の見える化
なんか自分の中ですごい記憶に残っているっていうか、昔好きだったのが、ファンってわかります?
ニコニコ動画で流行ってた物理演算エンジンのファンっていう名前のソフトウェア、
PHUNっていう名前。
わかんないです。
なんか私がその時本当に好きで、要は物理演算やるだけのソフトウェアなんですけど、
だから四角と四角つなげてヒンジつけてモーターつけて固定してうんぬんってやるとロケットが飛ぶんですよ。
それがすごく、何て言うんですかね、みんな要は科学が行われてるんですよ、そこで。
物理法則を理解してそれにのっとってどう組めばいいかみたいな話で、
もう完全に科学と工学がコミュニティの中で行われててめちゃくちゃすごい見て楽しかったんですよね。
本当見てただけなんですけど。
なんかああいういい空気の場所を見てなんかいいなーって思ってただけのところに、
今回偶然VRChatではすごいそれに立ち会えたのかなって自分では感動してました。
私は本当シェーダーだけですけど。
いやでも本当多分おっしゃる通りで、
まさにその立ち上げ機能うわーってみんなが燃えているところを多分レーダー君は後から見て羨ましいなって言ってるんでしょうね。
いやめちゃくちゃわかります。もうその気持ちもすごいわかります。
悔しいところ多分ちょっとあるし、なんかじゃあだからこそ今でやるっていうみたいなところも多分あると思いますし。
うーんそうですね。
私も別になんかなんですがそれをやってきたから何かということは一切ないんですよ。
ただそれはもう過去の話なんで。
じゃあ今何をやるかって今新しいことをやらなきゃいけないので、
それはなんか立場が変わって大きくは違わないかなと思うんですけどね。
なんか最近はどうなんですか?
なんか本当私全然ファイさんの活動ちゃんとウォッチできてなくてあれなんですけど、
最近だと結構どういったところに興味がこうベクトルが向いているというか、
なんかこう温めてる感じですか?やっぱり。
いやーやりたいことはいっぱいあるんですけど、ちょっと最近は時間がなくてですね。
何かをやっているから時間がないんですけど。
それはそれとして結構やりたいとずっと思っているのは、
なんかやりたいのはその数学系はすごいもっとできることがあると思っていて、
特に数学って基本的にビジュアライゼーションされないじゃないですか。
はいはい。
授業とかでもあんまりなんですがベクトル空間だったらまだマシなんですけど、
なかなか他の分野とかって見えないと思うので、
そういうなんかこれは説明の順序が難しいですね。
なんかもっと数学をみんなに何て言うんですかね、
分かってほしい、もっといい、何て言うんだろうな、
知られてほしい、もっと身近にあってほしいみたいなことを思っていて、
そういうことができるワールドが作れたら、
すごい自分の中では自己満足度高いなと思っていて、
例えば前にそれこそ今年の5月ぐらいに作ったのが、
結び目のワールドを作ったんですよ。
結び目って分かりますか、何て言うんですかね、
単なる輪っかが絡んでいるんですよね、
立体状に。
それが単なる輪っかに戻るか戻らないかみたいな話とかいろいろできるんですけど、
その時やったのはある輪っかの謎の紐の形状を別の紐の形状に移すというだけの
ワールドを作ったんですよね。
それをパズルという体で出したんです。
でもこれは一応結び目理論というところから着想は着想として持っていて、
でもそんなのは別に関係なくて、
ただ紐を動かすだけなんですよ、ワールドとしては。
それは難しいなという気持ちを結構感じられるじゃないですか。
実際に紐を動かして、なるほどこうなるのかとか、
多分各々体験があると思うんですよね。
紐を動かすだけで、数学に繋がっても繋がらなくてもいいんですけど、
そういう概念の理解みたいなのが少し与えられる、
提供できるワールドを作れたらいいなみたいなことはずっと思っていて、
結び目以外にも最適化とかもやりたいという話もあったり、
あともっとグラフィックスに近い分野で、
数学の魅力を伝える
バーテックスシェーダー、フラグメントシェーダーみたいなもの自体を可視化するみたいな話とかも
面白そうだなとは思っています。
昔近いことはやったんですけど、まだ足りないものがあるなとか、
そういうことはよく思ってますね。
その感覚というか、もっとみんなに数学短くなってほしいなみたいなところは、
自分が数学好きだからとかそういうところなんですか?
多分そうだと思いますね。
自分の中である意味で成功体験って言えるのかもしれないんですけど、
数学を知ってできるようになったことみたいなのがやっぱり多くあるし、
ぶっちゃけいろんな人が数学やっておけばよかったって言うじゃないですか。
言いますね。
やればいいんですよ。
確かにそうですね。
やっておけばいいな、やればいいんですよね。
じゃあやろうかっていう、実際に教科書に向かう第一歩ぐらいでいいんですけど、
数学ができたらこれがもうちょっとわかるんだろうなみたいな気持ちとかが、
もしかしたら提供できてるのかもしれないし、
もうちょっと足を踏み出そうみたいな気持ちになってくると、
私は嬉しいのかもしれません。
昔知り合いと一緒にVRチャット内でゼミやってたんですよね。
数学の集合論みたいなことをまずやってたんですけど、
その時はなかなか難しくって、
最終的にはうまくいかなかったんですけど、
もっとだったら自分から教えるコンテンツもありなのかなと
ちょっと自分の中で思ったりして、
作れたらいいなとかは思ってますけどね。
なるほどね。
でも結構本当に第三者だからこそ、
無邪気に感想というか思ったことそのまま言っちゃうんですけど、
普通に需要はありそうな気がしますけど、
結構WebGLスクールとかGLSLのスクールとかでも、
だいたいみんな、
なんだろうな、やっぱ数学的なところには苦手意識ある人が多いというか、
別に事前に筆記テストとかやったりするわけじゃないんで、
ちゃんと統計とってるとかではないんですけど、
とはいえ、私自身は結構コサインとかラジアンからやるようにしてるんですね。
っていうのはそういうとこからやんないと、
知らなかったとしても、恥ずかしくて知らないですって言えないかなって思っちゃうし、
だから分かんない前提で、そういう人もいるだろうなっていう裸感もあるから、
Web系って特にあんまりそういうことを勉強しないで入ってきてる人が多いから、
分かんないですって言い出しにくいだろうなとも思うから、
だから結構ラジアンとかから話をして、
みんなパイぐらいは知ってると思うけど、
あれを2倍にしたやつが半径1の円の円周でみたいな話からやっていくんですけど、
やっぱそういう話って、
学校でうっすら聞いたことはあるけど、
ちゃんと考えたことなかったなみたいな人も、
説明して分かったときの嬉しさみたいなのってやっぱあるじゃないですか。
わかります。
だからそれをね、やっぱいろんな数学の概念、
みんな多分ステージは全然違うんだけど、
本当に初歩的なステージの人もいれば、
結構高等な数学とかわかる人もいればって、
いろいろステージはあると思うんですけど、
やっぱその自分がちょっと分かってなかったものが、
分かった、理解できたときのあの喜びみたいなの、
やっぱ言葉になかなかできない興奮があるよなっていうのは思いますね、私も。
すごく思いますし、
私も多分それがすごい好きなんだと思います、やっぱり。
だからもっとみんなにその感覚を感じてほしいっていうのはありますね。
私、一旦その基礎論というか、もっとじゃあ、
1って何?みたいなところから入ったことが。
0って何?1って何?足し算は何なんだ?とか、
もう当然、何かいくらでも惚れるんですよ。
で、そのときにやっぱ思うのが何か、
2つっていうか、
さっき言ってたその何か知らないことを言いにくいって言ってましたけど、
私たち1が何であるかすらほとんど知らないじゃないですか。
確かに。
だからもう逆にあまりにも知ってると思ってるものさえ知らないんだよというところに来ると、
逆にそういう恥ずかしさってなくなったりしないのかなって、
ちょっと今思いましたけど、
いやでも実際難しいのだろうなとも、
数学の学習方法と難しさ
自分で実体験的にも思いますけどね。
そう、なんかやっぱり分かんないですっていうのをこうさらけ出すのっていう勇気がいると思うんで、
だから結構スクールやってるときはね、
質問しないのは損だよっていうのをすごいしつこく言うんですけど、
でもそれでもやっぱりね、
なかなか質問するっていうのも勇気がいる行為なのかなとも思うし。
質問って結局言語化が必要じゃないですか。
自分が何を考えているのかを言葉にできないとなかなか質問できないっていうところありますよね。
ありますね。
だからわからないことがわからない状態になりやすいから、
特に数学とか物理はそういうのが多いような気がするな。
そうですね。
体験できないっていうのがたぶんそこそこ強い理由としてあるんだと思うんですよね。
3とかその辺にふわふわって浮いてる意味で、
じゃあ3って何?ってたぶんなっちゃうと思うんですけど。
確かにね。
だからそういう意味ではVRチャットで数学に関するものとか作ったら、
本当にすごいわかりやすいし、体験を伴うし、
理解につながりそうな感じがして、
確かにすごい面白そうだなって、
いろいろ湧いてくる感じがするわ。
本当にそうなんですよね。
むしろいわゆるVRの教材みたいなことをやろうとしてる人は確かいくつか存在するんですけど、
そういうところまで掘り切った人はたぶんいないんじゃないかなと思っていて、
私もできてないんですけど、
でもそういうものができたら嬉しいですね。
1とは何?2とは何?からすごい見てみたいですよ、私は。
確かにそうですね。
だからなんか、ちょっとまた全然違う話になっちゃうかもしれないですけど、
最近結構SFものの小説とか読んでるときに、
やっぱ宇宙は?とか物理は?みたいなことすごい考えちゃって、
3体とか読んでても、
いやこれ本当になるのかな?
これが作者の創作なんだろうけど、
いやでも絶対これがないとも言えないしなとかすごい考えちゃって、
いやなんか本当やっぱ物理とか数学ってめっちゃ夢があるっていうか、
いろいろ考えさせられる、
題材っていうのもおこがましいぐらいの超巨大なテーマのような気もしますけど。
そうですね。なんかSFとかでそう思うのは、
よく言うのがああいう世界っていわゆる物理法則と違うじゃんってツッコミ入ったりするじゃないですか。
でも物理とか数学の理論って本来別に現実関係ないはずで、
整合性さえ取れてれば大体何をやってもいいはずなんですよ、物理だって数学だって。
物理は元々の目的として現代の物理法則をある種解明するっていう方向で進んでいるから、
現代の物理観みたいなのがベースにはあると思うんですけど、
だとしても物体がどうあるかとかそういう考え方は別に何をしてもいいはずなんですよね。
だから物理とか数学わかんないですね。私物理わからないんですけど、
でも少なくとも数学やってて思うのは頭の中に全然違う世界みたいなのを想像することが比較的簡単にできるようになるというか、
整合性をどう取るかみたいな、逆にこれを変なことをしようとすると、
じゃあここで整合性が取れなくなるよねみたいなことが多分すぐ出てくると思うんですよね、特に物理はそうかな。
そういう想像力がある意味ではその辺の分野をやると、
いわゆる現実から遠い世界の想像力がつくような気は私はしてるんですよね。
それに縛られちゃうともったいないっていう話もまたある。
何て言えばいいのかな。説明できないですね。
でもなんかね、言わんとしてることはわかる気がするな。
だって本当なんか多分すごい思考も飛躍させないといけないときってすごくいっぱいあると思うんですよね、やっぱ数学の世界も。
突き詰めていったときに、何て言うんだろう、前に佐野さんっていう数学を結構頑張って取り組んでらっしゃる方、
一回社会人になった後に大学院に入り直して博士とった人がいるんですけど、
その方とかも、なんかその、やっぱ数学のその深淵さに見入られてる感じがして、お話ししてるとすごい楽しいんですけど、
やっぱなんかちょっとこう何て言うんだろう、これ本当に悪い意味で言うんじゃないんですけど、
やっぱなんか気が狂ってる感じがするっていうか、その異常な執着心があるっていうか、
すごい執念で紐解こうとしていくあの情熱っていうんですかね、なんかあのエネルギーを感じ、
なんかそういうエネルギー的なものはやっぱ感じるし、
そういうね、普通じゃない人たちがいろんな定理だったり真理だったり見つけていくのかもしれないけど、
やっぱ普通の人ができないことをやるからすごいわけじゃないですか、そういう人たちって。
だからどっか狂ってんだろうなって思っちゃったりもするし。
だいたいそういうのって何て言うんですかね、普通の人がある意味で当たり前だと思うところに答えがあるみたいなケースよくあって、
当たり前だと思うところ、さっき言ったその一とは何かとかそういう話を実際に本当に真面目にやって、
ちゃんと答えを出して帰ってくる人みたいなのができるのかなと自分の中では思います。
いや本当になんか数学とか物理やってる人たちは本当にすごいなって思いますね。
私も数学自体は専攻じゃないですからね。
なるほど。
いやすごいと思います本当。
いやでもなんかそれってでもどう、なんかその興味があったとしてどうやって勉強するんですか、
なんか普通に参考書的なもので勉強するのか、論文的なものを引っ張ってくるのか。
数学自体はでも順序が結構決まってますね。
なんか学ぶ順序みたいなものが。
とりあえず線形代数と微分積分は常識として持っておかなきゃいけなくて、
その上からはじゃあ代数やるの、機械やるの、解析やるのっていう話をなんかみんな言ってる気がしますね。
だからもういわゆる大学のカルキュラムはもうその通りに作られてるし、
多分教科書とかもその通りにできているので、
もう順番に読むと多分なんか届くところには届くのではないかと。
なんかこれ本当に大学とかちゃんと行ってないから全然想像つかないわ。
全然想像つかないけど、でもどうなんだろうな。
なんかやっぱりそれは学校でちゃんと勉強してきたからこそ、
なんかその基礎的なものがやっぱり身についてるっていう感じなんですか。
それともやっぱり興味駆動でどんどん好きだからこう覚えていったみたいなとこなんですか、それって。
なんか授業として数学の何ですか、いわゆる純粋数学の講義を受けた経験はあんまりないですね。
代わりになんか友人たちとなんか数学のゼミみたいなのを目打ちで開いて、
本当に興味ベースで学んでたのは多分多かったと思います。
だからどちらかというとはい興味なのかな。
ただその時にはやっぱり数学の話を理解したいというモチベーションは多分結構強くって、
分かんないじゃないですか。
数学の魅力と挑戦
分かんないですね。
何言ってるか。
Wikipediaすら読めないんですよ、ちりとも。
あれはすごい悔しいですし、なんか読んだら嬉しいことが書いてあるんだろうなって思うから読めるようになりたい、
みたいなモチベーションは強かったかもしれないですね。
めっちゃ分かるね。
やっぱハイさんみたいな数学結構得意寄りの人たちでもやっぱそういう感覚なんですよ。
なんか私本当に、本当に結構カルチャーショックじゃないんですけど、
コータニオンの存在を初めて知った時に、まずはググって見るじゃないですか。
それでWikipediaの資源数のページ見た時のあの絶望感ね。
分かります。
何書いてあるか全く分からないっていう。
Wikipediaって多分初心者が読むには一番適してない可能性ありますよ、そういう意味では。
本当にあの絶望感今でも覚えてるけど、
これ多分俺できねえわってその時に諦めそうになったし、
その経験があるからスクールでコータニオン出す時は分かんない、
もうみんながそのショックにやられないようにすごい気を使って教えるんですけど、
本当に私は数式とかもろくに読めないし、
なんとなく意味は分かるんですけど、ちゃんと数式読めないし、
例えば数式だけを見てそれをパッとどうコードに変換するかとかも結構難しいですよね。
だからといってそこにやっぱりあんまりリソースを避けないまま来てしまっているところもあって、
誰かがトンと軽く背中を押してくれたらすぐできるようなことなのかもしれないんだけど、
自発的にやっぱりそこに情熱を持ってポンって入っていくのはやっぱり難しく感じることもあるんですよね。
だからそういう意味ではさっきのファイさんのVRの世界だったら全然違ったアプローチで取り組めるんじゃないかとか、
なんかすごい夢あるなっていう感じがします、話聞いてて思ったんですけど。
いろいろやってみたいですね。
それこそクオタニオンはもう周りの人がみんな言ってるんですよ、クオタニオンわからんって。
私は結構わかってるつもりでいるんですけどね。
数学の教材とVR
説明が難しい。
説明も難しいですもんね、クオタニオンは。
クオタニオン説明する方法がいっぱいあるんですよね。
それが多分難しい理由の一つで、回転っていう話は結構後の方に出てくるはずなんですよ。
クオタニオンってもっと純粋な数学的な概念で、要はiとjとkがあって、
それの成す多元化?っていいのかな?みたいなものをまず考えて適当なルールで割ったらできるのがクオタニオンっていう説明が一応できて、
大数的な説明としてはこれでも終わりなんですよね。
これでもう終わってるんですよ。
じゃあ何?って話で初めて回転が出てくるので、そういう関係性とかを私は説明したくなっちゃうんです。
これ文字で書いてもなかなか伝わらないわけで、
そうするとVRとかでもっと多元化を触れたら嬉しいじゃないですか。
絶対いいと思うわ。絶対楽しいと思うな。
本当に今でも覚えてるわ。資源数のページ初めて見た時の衝撃。
1ミリもわかんなかったから本当に絶望したの覚えてる。
だから数学は本当多分みんなそういう感じでちょっとネガティブになっちゃうんでしょうね。
いろんな人がね。
本来は順番にちゃんと読んでいくと読めるはずなんですよ。
読んべきものを読んでないからそこに終わってるんですよね。
いや、わかるわかる。
そういうの難しいですよね。
本当にそう。
それこそ本当に多分最初はラジアンぐらいの、
ラジアンだったり角度っていうのは何かみたいなところから、
小学生がやるようなところから順番に本当は埋めていけばいいんだけども、
いろいろすっ飛ばしてQuotaniumのページだけ見ると何が何だかわからないっていう感じになっちゃうんだよな。
いや、わかるよな。
なるべくWebGLスクールとかではQuotaniumの話したくないですもん。
説明しなきゃいけないことが増えちゃうから。
できれば触れたくないんですけど、
でもとはいえ触れなきゃならないじゃないですか、どう考えても。
現代のCGにおいてQuotaniumがない世界線は多分ほとんどないから。
ないですね。
回転には便利すぎるので。
そうですよね。
意味はともかく一旦使い方だけ覚えてもらうようにはしてるんですけどね。
それもすごい大事です。
足突っ込みたかったら全然それで構わないし、聞いてくれればなるべく答えるんですけど、
まずはとりあえず使い方から覚えてくださいって言ってやってますね。
VRワールドの状況
その辺の気持ちすごい思うのが、要はインターフェースとインプリメイテーションで結構分かれてて良いはずで、
インターフェースとしてQuotaniumが使えて回るんだな、すごいな、
ちゃんと自分の思い通りの回転が実現できるなら特に困らないじゃないですか。
困らなかったら私は一応そこで止めていいとは思ってるんですよね。
Quotaniumを純粋に回転を表現するものだという気持ちでやってるんだったらそれでいいと思うんですよ。
ただ私Quotaniumを変な方法で使うときがちょこちょこあって、
わかると思うんですけど、回転の変化みたいな、
時系列上の回転みたいなのを考えたときに途中で補完しなきゃいけないじゃないですか。
Quotaniumって実は要素ごとに線形補完するだけじゃダメで、
スラップって有名に補完する方法あると思うんですけど、あれだけでもダメなケースがあるんですよ。
具体的にプラスマイナスがひっくり返ってるみたいなケースで補完しなきゃいけないみたいなことがあって、
そういうことをしようとすると、だんだんQuotaniumってなんでこれが回転を表現できてるんだろうということを考えなければならなくなる。
つまりインターフェースの外にはみ出してくるんですよね、やりたいことが。
そうしたらQuotaniumの中身について掘りに行くという順序でも全然いいかなと思っていて、
逆にインターフェースで満足していいと思ってるんですよね。
数学って中で何やってるのか分からないから分からないじゃなくて、
分からないけど一応使えてるから自分でも満足だなという気持ちは全然あっていいと思っていて、
そういうのもそれで納得はするというか、もっとみんな納得していいと思っておりますね。
めちゃくちゃその話分かります。
私初めてWebGLやり始めた頃、マジでCGの原理も分かってなかったし数学も、
それこそサインコサインのことを完全に小学校か中学校か忘れたけども、
とにかく記憶になかったんですよ、サインもコサインも。
言葉としてしか覚えてなくて、それぐらいの知識でShaderと出会っちゃったもんだから、
行列がどうしたこうしたみたいな話は当然のごとく全く分かんなかったんですけど、
でもコピペでとりあえず動いてるから続けられたんですよね、とりあえず。
大事です。
分かんないけど、貼ったらとりあえず正しく振る舞ってる風な見た目が出てくる、
だからやめないで続けられたんですよ。
だから、それで続けていくと、どっかで絶対調べなきゃいけなくなるんですよね。
本当にそう。
本当にそうなんだよ、だから最初行列も分かんなかったし、ベクトルも分かんなかったし、
サインもコサインも分かんなかったけど、
気がつけば内積・外積分かるようになってて、
気がつけば線形台数、なんとなくさわりぐらいは分かるようになってて、
気がつけばクオタニオンが回る、
数学的な理解はないけども、クオタニオンの扱い方だけはだんだん分かってくるし、
そうすると、符号が反転したときに右回りなんだか左回りなんだか分かんねえぞみたいなのが出てきて、
これどうすんだみたいになって、また調べてみたいな。
そういうことの繰り返しだけど、それやっぱり続けられるのは、とりあえず使えてるからですもんね、やっぱり。
すごい今の話、分かる気がするわ。
絶対そうだよな、そう思います。
特にグラフィックスAPIとかも結構そういうところあるじゃないですか、
WebGLが何やってるかなんて誰も知らないわけで、それはもちろん。
でも使えてるっていうのはそういうところで、
数学がある意味で分かりづらいのはそういうインターフェースが整備されてないからかもしれないです。
なるほどね、確かにそれはあるかもしれないですね。
中身しかもらえてないから。
でも数学やってる人はインターフェースの気持ちが分かってるはずなんですよね。
それはそうだ、確かにそうだわ。
使えててとりあえず楽しいっていう場面がないっていうか、
恩恵知らず知らずに受けてるんでしょうけど、
意識することないから分かんないんでしょうね、やっぱり。
確かにそうだな、なるほどね。
ぜひなんかちょっと、なんかすごい応援したい気持ちがすごい湧いてきたけど、
なんかその数学理解のためのワールド作成めっちゃいいですね。
頑張りたいですね、いろいろ。
方法もある、いろいろある気もしてるんで。
確かにね、なんか別になんだろうな、
これ別にリアルがいいとかVRがいいとかそういう話は一旦置いとくとして、
やっぱVRだからこそやれる表現っていうのはいっぱいあるもんね、だって。
そうですね。
なんか一つ知り合いが作ってるのが、まずループする空間が作れるんですよ。
前に進みすぎると後ろから出てくるっていうループの空間がまず作れる。
しかもその知り合い、メビウスの輪になっててそのワールドが、
表を歩いてたはずの裏を歩くっていう体験を生でできるっていうところがあって、
リアルじゃ無理じゃないですか。
無理ですよ、それ絶対リアルじゃできない。
そういうところなんだと思います。
ほんとVRのそういうのを上手く、
越えられない物理の壁を越えて何かを表現してるっていうのめっちゃ面白いよな。
アメビエントもある意味ではそういう世界ですもんね。
そうですね。
まずいろいろな前提は抜きたくてひたすら。
こうだろうなっていう固定観念みたいなのは全部抜きたくて、
その中でこうあったらいいなとかこうあったら面白いなみたいなのが作れるところなので、
すごい楽しいし、新しいものが見れるという感覚が強いですね。
間違いない。
そういうの作り手的にはどうなんですか。
私あんまり広くウォッチできてないから全然わかんないんですけど、
ファイさん以外にもたくさんいらっしゃると思うんですけど、
ファイさんから見て作り手が需要に対して足りてるか足りてないかで言うと結構足りてない感じなんですか。
全然足りてないと思いますね。
普通のワールドでさえたぶん足りてないのだと思いますし、
今VRチャットの文化って結構流行りすたりが激しいことになっちゃってて、
それがあんまり良くないという側面はあるんですけど、
だとしても今後に残るような意味が重いワールドみたいなものもありはするんだけど、
なかなかそういう作り方をする人が少ないのは多分ありますけどね。
それは私の趣味によるものでもあると思うんですけど。
レナード君が来たときに、跡地が残ってるんですよ、跡地がって言ってて。
だからやっぱ残ることがめっちゃ大事だと思う。
作ったものがちゃんと残ってて、
なんだかんだプラットフォームが生きてる限りはなんだかんだ見れるっていうのはすごい大事なことだと思うし、
そういう意味ではもっとアンビエントな感じの作り手がもっともっといてくれたらね、
より文化圏ができるっていうか、すごい価値のあるものができそうですよね。
そうですね、あまりにも実際ワールド多くてですね、
なかなかまだ多分私たちが見つけられてない素晴らしいワールドみたいなものが世の中に埋もれてるし、
ぶっちゃけそういうワールドとかを記録するみたいな活動もそんなに多くなくて、
いくつか実際にあるんですけどね、こういういいワールドを残していこうというか記録していこうみたいな振る舞いもあるんですけど、
なかなか両者とも足りてないイメージがあります。
なるほどね、なんか結構この間橋本博さんと喋ったときに、
ウェブは全然アーカイブが残ってなくて、
ドメインが失効したら見れなくなっちゃうし、
ドメイン残っててもサイトが動かなくなっちゃうしみたいなのがずっとあって、
もうこれその時代のハードウェアと一緒にもうアーカイブするしかないじゃんみたいな話したんですけど、
なんかVRチャットもそういう問題をこうなんかはらんでる感じがしてきちゃうな、話聞いてると。
いや本当にそうです。
だってUnity5.6.3の時期なんですよ、2018年頭。
そこからワールドがずっと続いてるんですよね、そのワールドが作られ続けてるんですよ。
ワールドの残す意識
だからUnity5のワールドに今行けるんですよ一応。
なんですけど、なんか動くものもあるはするんですけど結構テクスチャーが剥がれてたり、
何ですか真っ暗になってたり、スタンダードアドレスシェーダーとかが全部死んでるみたいな話が確かあって、
だから年越し、要はUnityのバージョンが上がるたびに年越しだーっつってみんなで大急ぎイベントするんですよ、準備するんですよ。
ベータテスト入ってワールドアップロードして街がなんかおかしくなってないかとかVRチャット運営に聞いて、
これ大丈夫?聞いてというか要望を投げてこれ直してほしいとか言って、
でつい最近Unityが2022年に上がったんで、年越しをまた2年分年越しか3年分年越したんですけど。
みんなでやんなきゃいけないんだ。
そうですね、もうバグってるかもしれないからワールドを確認して直してもらう。
まず直してもらうんですよ。つまりVRチャットは昔のワールドを残そうという明確な意思がずっとあるんです。
だから基本的にできることならば昔のワールドはちゃんと見える形でバグらない形でやってもらう。
例えばシェーダーをめちゃくちゃ使ったワールドがあって、
VRチャットの公式のホームページとかでも出てくるんですけど、
シェーダートイのポートなんですけどね、半分くらいは。
シェーダートイのシェーダーをVRチャットの中でVRで見られるようになっているワールドがあって、
ツリーハウスインザシェードっていうワールド、
でもこれは私からだと見えないか。
でも2021年にアップデートが止まってるんですよね。
そこのワールドの結構古いバージョンのはずなんですよ。
もちろんユニティのバージョンが。
だけど結構このワールドってシェーダーのいろんなことをしてるんですよね。
だからある意味でベンチマーク的になってて、
ここが動かなくなることがないように修正っていう意識がVRチャット側にもあって、
そういう意味では強くシェーダーも含めて残していこう。
少なくともVRチャットが残ってる限りは残していこうという意識は感じられます。
VRチャットがなくなったらどうなるかは分かりませんが。
そうだよね、別に統一されたフォーマット的なものないんですもんね、だって多分。
そうですね、ないし作れないと思います。
そうですよね、そうですよね。
強いて言うならアセットバンドルがあるかもしれないですけど。
でも結局アバター文化とかも結構絡んでたりする話なんで、
本当に文化なんで消えるものは消えちゃうんですよね。
だから本当、この間はたまたまウェブっていう文脈で残せないよねって話をしてたんですけど、
ほとんどのデジタルプラットフォームって残せないですよね、そういう意味では。
はい、間違いないです。
だから後から振り返ろうと思っても、
誰かが撮ったスクショがツイッター上にかろうじて残ってましたとか、
そういうレベルでしか文献としてたぐれないっていう感じになりそうな気がして。
ツイッターもなくなるかもしれないですね。
ツイッターもなくなるかもしれないですね。
本当だよな、なんかGoogleの画像検索でかろうじてキャッシュが残ってて、
ここに最後の1枚が生きてましたみたいな。
そういう世界になりそうだよな。
そのものを残すのは多分不可能なんですけど、
テキストでせめて時代の起こりじゃないや、
VRチャットのワールドアーカイブの意義
勢いみたいなものを文章化して残すってだけでも多分意味あるのかなとは思ったりもしますね。
本当そうっすよね。
絶対だって、残す価値は絶対にあると思うんですよね。
VRチャットというものだけに限ったとしても絶対に残す価値があると思うし。
でもそれで言うと最近結構イベント系で、
一時的にしか見れないワールドみたいなのが結構出てくるようになったというか、
いつからのか分からないんですけど、
要はイベントのためにうちうちで長い時間かけて準備して、
イベントで出しますって言って、もう二度と見れないんですよ。
みたいなワールドも結構あるし、何ならそういうところにものすごいものが入ってるわけじゃないですか。
だけど当然アーカイブなんてできるわけないので、
消えちゃうんですよね、記憶の中に。
でもなんかそう考えると、
現実世界のイベントもアーカイブできないっちゃできないから、
やっぱなんか映像だったり、
映像だったり画像、写真だったりで撮っておくしかないのかな。
やっぱそういう意味では人為的に残そうっていう、まず感覚を持つってことが大事なのかもしれないですよね、そう考えるとね。
本当そういう活動もあるんですよね、実際。
Twitterで漫画描いてる人とかもいるじゃないですか、VRチャット関連で。
あの人たちもそういうところの要素の一つだと思っていて重要ではあるなと思います。
間違いない、確かにそうですわ。
リアルイベントのアーカイブだってそれは残らないもんな。
会場に真っさらに撤収したら真っさらになっちゃうわけだから。
そういう意味では同じだもんな。
だからやっぱ残しておこうって意識をまず持たないとダメなんだろうな、そういうことなんだろうな。
結局のコロナは本みたいな話もありますね。
そうだよね、だから紙の本が結局一番強いみたいな。
それ確かにあるよな、確かにね。
そういう意味では物理の強さってそういうところはあると思うんだけど、
でもその代わり物理には物理の制約があるから。
そこは積み分けというか目的によって使い分けりゃいいってことなのかもしれないけども。
そうですね。
たぶん将来的にはまた新しいプラットフォームが出てきてそっちより賑やかになってるからVRチャット、
っていうか他のところが落ちるんじゃないかなっていうのかな。
要は将来は将来で面白いプラットフォームがあるはずじゃないですか。
だから面白いっていうその体験時代はたぶんそっちにシフトしてて、
昔のものは昔のものとして体験したいっていう人もいるかもしれないけど、
たぶんそれよりも面白いものができてることを信じて、
現代はテキストで納めとくぐらいで落としどころなのかなと。
Houdiniの流行とその活用
確かに。
そうですね。
だってやっぱその時代時代の流行ってるプラットフォームにやっぱ人間みんな行くし、
今だってセカンドライフみたいなところに若い人たちが好き好んで行くかっていうと行かないわけで、
もうあと10年20年経ったら逆に一周回って新しくなるかもしれないけど。
ありますあります。
少なくとも今はそこまだその段階までは行ってないわけで、
だから難しいけどやっぱり、
結構ブログとかに書いて残しとくのって実は結構意味あるのかもしれないな。
なんかわかんないけどね。
思いますね。
物理本作ったりとかはしないですか?
これ本当に今思いついたことパッと聞いちゃうんですけど。
物理本といっても本当に知り合いに三日坊主さんっていう方がいらっしゃるんですけど、
ワールド制作者の。
その人の作ったワールドを納めて結構分厚い横長の確かかっこいい本に仕上げた三日坊主本って名前の本があって、
私は持ってなくて本当に限られた8人ぐらいしか持ってないらしいですけど、
みたいな流れ自体はありますね。
あと普通に同人誌とかはちょこちょこありますけどね。
VRチャット関連の。
でもいわゆる歴史編参的な意味のものをやってるのはまだないかな。
そのレベルになっちゃうとね、時間とお金が絶対にすごくかかっちゃうから。
そうなんですよね。
例えばですけど、アメビエントとかも定期的にワールドの様子をスクショするみたいなことをしといて、
それで一冊本にしたら絶対超面白いものができたと思うし。
確かにアメビエントは結構写真撮ってくれる人がありがたいことにめちゃくちゃいて、
今でもいらっしゃるぐらいで、
そういう意味ではその人の写真を集めて同人誌化したら面白いかもしれないですね。
それはそれでめっちゃ面白いと思うな。
あとはちょっとさっきの話に少し遡っちゃうけど、
動かなくなっちゃったワールドとかもそれはそれで廃墟じゃないけどさ、
その特有の味がありそうな感じがするわ。
ぶっ壊れてしまっているっていうことは悲しいことなんだけど、
ぶっ壊れてしまっているということが面白いっていうか。
そういう話もあると思いますね、実際。
なんかテクスチャー貼られてねえじゃんみたいなのもさ、
それはそれで面白いなっていう感じもしちゃったな。
記憶に残っているのが確か2017年のアップデートのときに、
Unityのある結構写真を飾る文化っていうのがちょこちょこあるんですよ、
VRチャット。
作者本人とその友人たちとのみんなのワイワイした写真みたいなのを飾っているコーナーみたいなのがあったんですけど、
アップデートしたら全部真っ黒になっちゃってですね、
これはきついなあって思って。
いやきついね。
思い出が消えちゃうのはちょっとやだね。
実際にデータとして残っているのはわかっているんだけど、
なかなか来るものがありましたね。
いや本当それは感情揺さぶられそうな感じするわ。
難しいですね。
そういう現象が起きるのも面白いという気持ちはすごいあります。
それはそれでちょっと1回写真撮っておきたい、
そのぶっ壊れた状態を。
ぶっ壊れた状態を治す前にちょっと1回写真撮っておきたいわ、それは。
もしかしたら明後日に出てくるかもしれません。
本当にツイッターの奥底に。
いやマジです。
VRチャットっていろんなツールを作ってワールドを作ったり、
Avatarもそうですけど、いろんないわゆるGCCツール系を使って組み上げていくものなわけじゃないですか。
最近結構世間でのモデリングの流行りってBlenderにあると思っていて、
特にツイッター圏ですね、これは。
プロダクション圏はわからないですけど、
ツイッター圏だと特にBlenderが優勢で、
最近はGeometry Nodeとかもあってめちゃくちゃ盛り上がってるっていうイメージなんですけど、
私の界隈の隣、隣でもないですね。
私のいる界隈のところにHoudini勉強会というのがあって、
Houdiniって名前ぐらいは知られてるソフトウェアだと思うんですよ。
世間ってどうなんでしょう。
知られてると思う。
それも俺の界隈っていうバイアスがかかってるかもしれないけど。
分かります。
でも結構知られてると思うけどな。
でもHoudiniは、ちょっと俺の方から話しちゃうと、
結構ウェブ系でもHoudiniに注目してるぜっていうのが一部にはいるんですよ。
そうなんですね。
そうなんですよ。
結構ウェブの、もしくはウェブもできる人たちの中で、
自分でモデリングだったり、あるいはWebGL的な表現を考えるときに、
Blenderのシングラフを使ってやったりとかっていう人もいて、
そういう人たちの次の一手じゃないんですけど、
これから勉強していきたいものの中にだいたいHoudiniって入ってるんですよね。
Houdiniの便利さと表現への活用
それでじゃあHoudini使って何をするのっていう話とか結構していくと、
やっぱりHoudiniが持ってる機能がより表現につながりやすい機能を持ってるんじゃないかみたいなことを、
だいたいみんなおっしゃる方が多いんですけど、
多分だから物理演算的なことであったりとか、
あとプロセージャルにモデルを生成するであったりとか、
多分そういうところってやっぱりHoudiniならではだと思うんで、
その辺が結構VRチャットでも優位に働くときがあるのかなっていう想像が何となく私の中で働くんですけど、
そういうことですよね多分。
確かにそういうところあって、だからゲーム制作と似たようなことをやらなきゃいけないわけですよ。
オブジェクトの配置とかもあるし、バリエーションいくつか作ってバラ化したりとかもよくあるし、
草生やしたりあるじゃないですか。
それをいわゆるBlenderだけでやるっていうのも多分できる部分はあるけど、
もうちょっと適切な方法もあるんじゃないかっていう可能性は全然あって、
結局その一つとしてHoudiniが今そこそこ流星しているというか、
便利なのではみたいなことでいくつか使われているところがあるなと思ってます。
個人的に思っているのがHoudiniってどうしても構造がある程度は必要になるツールだと思っているので、
構造なしでも使える部分はもちろんあるんですけど、構造に対する距離がすごい近くて、
反面本当にこれがみんな使えるのかなっていうのが大丈夫なのかなと思ったりもするんですけど、
見た感じなんかすごいみんな使っているんで、こんなに流行るんだなーって、
ミュージシャンの中では流行っててすごいなと思ってます。
私もすごい便利でいつも使ってますけど。
なんかその結構やっぱワールドを作るときに便利って感じなんですかそれは?
表現が便利って感じなんですか?
骨組み的なものを作るのに便利っていうことなのか、表現だったり演出だったりで便利なのかというと、
結構その土台作り的な便利さなんですか?
いや、どっちもあるのかもしれませんけど、
私の知り合いだとむしろ表現の方に使っている人が多いかもしれません。
シェーダーを描く人が多いんですよね、必然的に。
そうするとシェーダー用のメッシュみたいなのを作りたくなって、
メッシュのUVとかノーマルとかに変なカラーとかに好きな情報を埋め込んで、
シェーダー上で展開するみたいなことがしたい。
そうするとBlenderとかよりはHoudiniでもコードで直接、
この頂点やこのデータを押し込んでみたいなことを描きたいっていうケースが多くて、
特に私はそういう使い方が多いですけど。
なのでそういう意味では表現用にHoudiniが便利に使われているケースなのかなと。
大きなHoudiniのシミュレーション系の機能というよりは、
シミュレーション機能ももちろん使えるケースはいっぱいあって、
ワールドに布とか置きたいっていうケースはよくありますし、
それはBlenderでもやっている人もいましたし。
その中でもHoudiniが使われる特異性としては、
そういうメッシュの細かいところに手が届くところとか、
あとはもちろんプロセージャルは結構でかいですけどね。
多分これもさっきの話につながってくるっていうか、
できない中でどうやるかみたいな制約のある中でデータをどう持ち込んできて、
プログラマブルにしていくかみたいなところがちょっと似ているのかもしれないですね。
あるかもしれないです。
データを作るツールとして便利というのはいくつかの人が言ってますね。
その勉強会的なものとかはどこら辺で告知されてるんですか?
結構人付けですね。
VRチャットのコミュニティ
私の中ではどこで情報収集すればいいんだって思っちゃったけど。
VRChatのコミュニティ自体が全部人付けなんですよね。
Twitterとかで一応つながったりすることはよくあるんですけど、
大体的にどこかに貼り出せる場所もないですから。
そうですね。
多分コミュニティに近い人たちの誰かをフォローしておかないと見つけられない感じなんでしょうね。
そうだと思いますね。
コミュニティの中の人はそれでリツイートとかしない可能性もあるので、
中すぎると逆に難しいとかもあるかも。
でもなんか面白いな。
ちょっと思ったのは結構私の周りだとやっぱウェブの人が多いから、
ウェブの人たちの中でフーディに使い始めたいとか興味持ってる人多いなっていうのはあるんですけど。
気になります、すごく。
なんか全然違うところでやっぱりフーディに結構日が当たってるっていうのがなんか面白いなってちょっと思っちゃったな。
そうですね。なんかフーディにいわゆる本当に映画とか作る立派な場所で使われているソフトウェアみたいなイメージちょっとあって、
こんな庶民層に振ってくるものなんだ。むしろそこから上から下まで拾えるものなんだなっていうのはすごいツールのパワーを感じますね。
本当にそうですね。だからノーマライズFM出てくれた人たちの中で言うと、
明太子さんっていうまさにVFX的なことやってる人がいたり、あとは堀川さんっていう建築系のプログラマーの方いらっしゃるんですけど、
その人がフーディに使ってたり、なんか本当に全然違うもんね。畑が全然違うのにみんな好きに使ってて、
本当フーディにの汎用性っていうか懐の深さみたいなのがすごいですよね。
フーディの汎用性
いやすごいですよね。びっくりするぐらいすごいと思います。
これはちょっと別の話も入ってくるんですけど、何でもできるツールみたいなの作りたいことってありませんか?
あるある。
画像編集もできて動画編集もできて文字も入れられて描画もできてリアルタイムレンダリングもできたらいいなとか私よく思うんですけど、
フーディにで大体こと足りるなーってなっちゃって。
うんうん、なるほどね。
特にデータ確保とかね。リアルタイムレンダリングだけできないんですけど、他大体こと足りるなって思って。
確かに。
その辺のモチベーションが、じゃあ全部封印を起点に考えればいいのかなと思ったりして、
世の中にこの、世の中っていうか現代にこのソフトウェアがあるってすごい偉大なことだなって一切思えたなって思って。
ブレンダーもそれに近いところあるけど、何ていうか、ブレンダーって何て言うんだろうな、
フーディによりはちょっとカジュアル、イメージですけどね、イメージですけどちょっとカジュアルっぽい感じがあって、
まあとはいえメニュー多すぎてどこをどうしたらいいかわかんないみたいなとこがあるような気がするけど。
そうですね、ブレンダーはまずモデリングツールとして、なんか触り心地はいいんですよね。
なんかやりたいことがあった時にニュニュってこうメッシュいじったりするのはすごい得意で便利だなと思っているんですけど、
だからフーディにはやっぱそれらを全て統括するようなところにあると思っていて、
まず拡張性が高いっていうところありますよね。
UIとかも全部結局ノーゾーに押し込められちゃってるから、見た目的にもシンプルにはなるし、
もしかしたらもっと将来的には常識的に使われるツールになってくれるのかなと期待したりもします。
いやそれあるかもしれないですよね、本当に。
なんかわかんないけど、それこそプログラマーだったら一度はここらへんちょっと触っておきましょうねみたいな、
そういうツールになる可能性もあるような気がするけどな。
すごい分かります、特にフーディって手継ぎ型プログラミングというよりは宣言型の側面がそこそこ強いと思っていて、
要はノードベースでもともと宣言型の側面が強いじゃないですか、
だからまず値があってデータがあってみたいなところから始まるので、
いわゆる次元列順にこの処理しますね、処理しますね、処理しますねって考え方より理解しやすい人がいくつかいるんじゃないかなって思うんですよね、プログラミングというものに対して。
本当にそうだと思う、結構ちょっと前に、ちょっとって言ってもここ1,2年ぐらいだと思うんですけど、
やっぱタッチデザイナーとかがめっちゃ流星を誇ってた、今もそうじゃそうなのかもしれないけど、
結構表現よりの手段としてタッチデザイナー採用する人たちって結構いるのかなって思ってて、
やっぱあれも結局フーディニの兄弟みたいなもんで、
ノードでいろいろつないでいくことによって絵ができていくんですけど、
なんていうかコードで書くのと体験として全然違うじゃないですか、
この考え方っていうんですか、制御フローが全然違うから。
でも私もともと関数型の人間なんですよ。
関数型言語の人間で。
結構その気持ちを思い出すんですよね。
少なくともCシャープ、Cぷらぷらみたいな手続き型とはちょっと違うのは間違いないんだけど、
ちょっと抽象化した宣言的なパラダイムというか、
まずデータとか枠組みとかフローみたいなものを作ってねじ込んでいくっていうところの近さをすごい感じてて、
プログラミングの基礎のめんどくさいところを飛ばしてやるべきところだけを残しているみたいなイメージがあって、
理想的だとすごく思ってます。
本当そうそれは思います。
だからなんか結構やっぱちょっとなんか私はあんまりフーディーにそこまで深く使ってないですけど、
タッチデザイナーとかはUIとか触ってみて、
なんかノイズ一つあるいはサイン波一つやっぱ可視化されてるだけで全然違うっていうか、
そのなんか理解の解像度が変わってくるじゃないですか。
わかります。
だからなんかこう頭の中で物事を組み立てる時も目に見えてるだけで全然認識のされ方が変わってくるし、
本当なんかなんかこうコードを書くの自分は好きだからいいんですけど、
やっぱコードを書くの苦手な人でもできるんじゃないかなと思うし、
すごいなんか可能性ある、いろいろな可能性があるツールだなっていうのは思いますよねやっぱり。
そうですね、可視化って大きいんですよね。
本当にね。
結局プログラマーって頭の中で途中状況って大体想定できてるじゃないですか。
何て言うんですか、
このセーダーをグラフベースで書いてもコードベースで書いても多分途中で何が起きるかとかは頭の中で大体思うものがあるんじゃないかなと思ってるんですけど、
それでちょっとやっぱ進まないと出てこないというか、
学習が進まないと頭の中で書く能力って出てこない気もしていて、
そういうものが最初からこうやって提供されるってすごい良い体験というか、
だいぶ学習速度も上がりそうだし、素晴らしいなと思って。
いやそれ本当にそうだと思う。
だってなんか結構GLSLのスクールとかやってて、
絶対に出る質問があるんですけど、
コンソールにデバッグで数字出したいんですけどっていう質問が絶対に出るんですよ。
わかります。
それでその時私が教えてるプラットフォーム的にはWebGLで教えてるので、
JavaScriptのコンソールログみたいなのないんですかって大体質問が上がってくるんですけど、
いやそれはないんですよ。
だから色でデバッグしたりしてみんな頑張ってるんですよって話をするんですけど、
なんていうかその話をする時に、
これ多分ちょっと人によって差はあるかもしれないんですけど、
私のイメージ的にシェーダー書ける人って色が数字で見えてるっていうか、
RGB見た時にXYZに置き換えられるじゃないですか簡単に。
そうですね。
そういう能力がシェーダー書きには自然と身についてしまうし、
何でも01に正規化できたらあとはもう何でもできるなって思っちゃうとか、
そういう感覚ってあるじゃないですか。
わかります。
なんかそういうのって、
多分シェーダー書いてる人たちの中には結構潜在的にみんな共通した意識があるんですけど、
その外からやってきた人たちに伝えるのが難しいっていうか、
そこがやっぱり可視化されてることによってめっちゃ伝わりやすくなるような気がするんですよね。
サイン波を2次元のグラフで見せられるのとノータンのグラデーションで見せられるのが、
多分シェーダー書きの人たちは結構同じものに見えるんですよ、数波と。
そうですね。
多分一般的な感覚としてグラデーションと2次元のグラフのサイン波は同じには見えないはずなんですよ、本当は多分。
わかります。
でもデータとしては同じっていうのは確かで、中で何が起きてるかわかるからこそ同じっていう断言できちゃうわけですよね。
だから本当なんか結構ビジュアルにノードの形とかノードに表示されるものとかで、
ビジュアルとして視覚的にできるってすごい俺は可能性あるなって思うし、
そういうアプローチで、なんかこれもさっきのVRチャットの数学ワールドを作りたいの話にちょっとまた近い話なのかもしれないですけど、
そういうアプローチで体験しながら互換で感じながら覚えられるってめちゃくちゃいいですよね。
いや本当体験、なんか最近Twitterにも流れてきましたけど、体験が学習に重要だって。
いやなんか結構、今日はなんかいろんな話聞いてきたんですけど、なんか俺ファイさんとうまくしゃべれるかなってめっちゃ不安だったんですけど、
普通にしゃべれてよかったです。
いやいやいやこちらこそちょっとところどころ止まりながらですがしゃべれてよかったです。
いやいやなんか結構俺の中でファイさん、なんかね、ファイさんに限んないですけど毎回誰かをゲストに呼ぶときに、
やっぱその道の専門家みたいな人が多いから、そのど素人みたいなポジションでこう話を聞くことになるんですよね大体。
そのクロート対素人っていうポジションになるから、なんかVRのこととかあんまよくわかんねーし大丈夫かなってすごい心配だったんですけど、
いやすごいなんかファイさんの話結構聞いてて、まあご本人の感覚はわかんないですけど聞いてる方は結構わかりやすい話が多くて。
まあでも本当自分の興味として教育みたいなところがある程度あるところは多分間違いなくて、
そういう意味ではGLSLスクールやられてるっていうので、話はもしかしたらなんかやりたいことみたいなイメージはある程度近いのかもしれないと思いましたね。
うーん確かにね。
いやなんか私もなんかWebGLとかGLSLのスクールやってはいるけど、じゃあそれ何のためなんだって言われると。
まあどのぐらいの解像度で話すかによるんですけど、なんかそのファイさんがもっと数学の楽しさみんなに気づいてほしいなっていうのと、
なんかそういう素朴さに近いものが多分私の中にもあって、
WebGLとかGLSLこんなに楽しくってこんなに可能性あってこんなに面白いのにみんなやらなくていいのっていうその感覚があるんですよねやっぱり多分なんとなく。
あります。WebGL楽しいですよね。
いや本当になんかこんな便利で楽しいおもちゃあるのにみんなやらなくていいのっていう、
多分そこが結構深いところにあって、もうちょっと表層のとこには仕事とかでも使えるよとか、
まあいろんな言いようはあるのかもしれないけど、なんか深いところの根源的なところではこんな楽しいことなのに、
もっとその魅力みんなに伝えたいなあみたいな感覚多分あるような気がしますね私の中にも。
いやいやわかります。
VRChatの魅力と体験
あと特にVRチャットで数学ってか数学がなくて作れないって言ってる人がいるんで、じゃあ数学あれば作れるねみたいな気持ちもあって、
そしたら面白いものがもっと出てきたら嬉しいなとか思ったりしますね。
いや本当だよな、なんかね学生さんとかだったら本当にいっぱい教えてあげたいしさ。
したくなっちゃいます。
私がわかることで。
おかしいなと思っちゃいます。
私が教えられることだったらいくらでも教えてあげたいのになって思っちゃうし。
いやわかります。
なんかプラットフォームやっぱね用意してあげないとさ、いきなりDMで突撃してくるっていうのはなかなかお互いに難しいじゃないですかそこは。
わかります。
だからちゃんとこうさ、教えるプラットフォーム的なものがあったほうがやっぱみんな幸せになれるしね。
この人面白いなって思ったらたまに突っ込んでなんかこう教えますよって言ってやってること私ありますので。
いやそうだよね、わかる気がするわ、わかる気がする。
でも結構ファイさんもなんかちょっとちょっと最近大御所感出てきてるから。
ちょっとみんな話しかけるのはちょっとためらっちゃってる人もいるかもしれないけどね。
でもそれで言うとVRChatの一番いいところはやっぱ人がいてのんびりできるところなんですよ。
まずそこがないと始まらなくってVRChatでただのんびりしながらなんかこう日常があって初めて非日常が際立つというか。
なんか流れとしてはなんですかね、のんびりしながら唐突にこれが出てきてわーすごいってなったらまた日常に戻るっていうそのサイクルがやりたくて。
そういう意味ではもう私は平穏でいたいっていう気持ちはあるんですよ一応。
VRの世界の可能性
いやでも本当になんかVRなんかね、VRはやっぱりちょっと私の場合はなんかこう家の環境とかもあってなかなかVRやるっていうのが難しいんですけど。
やっぱり夢あるなって思うな。
今日ずっとお話聞いてきた数学的なものとか、いろいろもっと体験で見せられるんじゃないかとかっていうのもそうだし。
例えば自分の周りでも、自分の周りでもというわけではないけども、例えば病気とか怪我で動けなくなっちゃった人たちにとってもすごい夢のあるものだと思ってるんですよね。
私のその、じゃあ何かやってるかって言われると別に何もやってないんですけど。
でもそういう話よくあって、病院っていうか入院してる方が普通にVRチャットユーザーが入院してるときに普通にVRセット持ってって、普通にもうフレンドがいっぱいいて寂しくないって。
いや本当それあると思うんだよね。
例えばなんか病気で寝たきりになっちゃってもちょっとした旅行とかできるじゃないですか。
だってちょっとしたどころか壮大な旅行だってできますよね。
わけわかんないところに連れてかれるかもしれませんが。
いや何だってできるじゃんって思っちゃうし。
だからなんかこう自分の中でVRってすごい夢あるなぁと思いつつも、とはいえなかなか触れてない領域だったから。
なんか今日ファイさんの話ずっと聞いてて、やっぱ夢あるなぁって改めてなんか感じちゃいましたね。
いや良かったです。いわゆるVRって範囲がわからなくて、私が触っているのは結局VRチャットの中でしかないのかなとか自分では思ったりもするんですけど、
とはいえいろんな世界があって、それぞれで発展してる感じがあって、今後そういうふうにもっと広く当たり前にあるぐらいのものになったらいいなぁとはすごい思ってますね。
本当そうだよ。だってもう別に声も姿も本人のものじゃなくたっていいわけじゃんそれは。
VRの世界の中で本人の姿に近くなきゃダメなんていうルールは別にないわけじゃないですか。
いや本当にそうで、そういう常識だと思われてたルールを破壊できるみたいなところもすごい好きなところですね。
それでまあ必要なものだけが残るというか。
本当に今ポリコレとかですごく世界的に言われたりしてるけどさ、そういうことで喧嘩しててもしょうがなくないって思うし。
本当にさ、だからVRの世界とかって、必ずしも全てがいいっていう肯定ばかりではないと思うんだけども、
でもすごい可能性のある世界だなっていうふうに思ってるんで、なんかそれが今日本当に確かめられて、すごいなんか嬉しい気持ち、明るい気持ちになりました。
いや良かったです。もうちょっと頑張っていきます。
ファイザーが全てを背負う必要はないんですけどね。
もちろんもちろん。でもそうですね、数学とかで自分が見たいものはどんどん作っていきたいし、
教育っていうほど重いものにしたくない気持ちはありますけど、いいコンテンツ作っていきたいなとすごい思ってます。
はい、ノーモライズFMの今日もいつも通りあっという間に時間が過ぎて、
なんていうんだろう、なんか自分が知らない世界の話をね、いろいろ聞かせてもらって本当に夢があるなっていうふうに感じたんですけど、
多分私があんまりVRチャット界隈にお友達がいないから、今までちょっとあんまりこういうゲスト呼べなかったんだけどね、
なんか今日の話を聞いてすごく興味が持てたっていう人もいたんじゃないかなと思うんで、すごくいい収録になったなと思っております。
はい、ファイさん、今日は本当に長い間の収録ありがとうございました。
ありがとうございました。いろいろ話してて楽しかったです。
はい、もうなんか本当にずっと話せそうですけどね。話せば話そうでずっと話せそうな感じではあるんですけど、
あとはいえずっと話しちゃうとまた大変なことになっちゃいそうなんで、一旦今日はここまでということで、
はい、いろいろ聞かせていただけで本当にね、なんか本当に夢あるなと思いました。
なんかその数学的なワールド、数学的なワールドって言い方よくないですね。
また新しい体験コンテンツがちょっと作れたらまたTwitterとかで教えてもらえると。
はい、ぜひTwitterに多分出すと思うので、よろしくお願いします。
ぜひその時はよろしくお願いします。
ぜひVRチャットにも。
VRチャットやってる人たちにとっては多分今日のお話だいぶ面白かったんじゃないかなと思うので、
はい、また何かいいもの作った時はぜひ私の方でもリツイートとかしていくと思うので、
はい、Twitterで教えてください。
はい、よろしくお願いします。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
はい、じゃああとはいつものお知らせ、ノーマライズFMのね、いつものお知らせになりますけども、
ノーマライズFMではシャープノーマライズFMというそのまんまのハッシュタグで皆様からのご意見ご感想など随時募集しておりますので、
何か感じることがありましたらぜひ気軽につぶやいていただけたらと思います。
はい、じゃあ今日はこれで終わりにしたいと思います。
最後まで聞いてくださってありがとうございました。
01:36:27

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