1. normalize.fm
  2. 080. 主観と客観 揺れ動くさま..
2025-04-30 1:45:27

080. 主観と客観 揺れ動くさまは A-B-C

@hktchr_ さん(株式会社スタンス 代表取締役)をお迎えして、自社サイトのリニューアルの背景の話、自社で店舗を運営している話、リアルな店舗での体験が生み出す相乗効果、店舗運営を通じて得た反省の話、有言実行会社という方向性へのシフトの話、愛され広報のイベントの話、ありがたがるだけじゃなく行動を起こしたい話、選択肢として技術の幅を広げておく意味、これからのことを踏まえて経営者として判断したこと、自身のキャリアと経営者としての自分、ロジカルと感情の狭間で揺れ動いていることについてなどお話しました。


* 自社サイトをリニューアルした背景

* 特に計画があったわけではなく自由演技で動いている

* 自社で実店舗を運営している3つの背景

* 主観や感覚で考えるようになった

* 制作と実店舗のそれぞれで生まれる相乗効果

* デザイナーではなく「あの男の店員」になるとき

* なぜ自社でイベントを開催したのか

* ありがたがってるだけじゃダメだと思った

* 地方からも盛り上げていきたい

* WebGL などの技術を選択肢として持つ意味

* 3D の実績はなくてもデザインできるその理由

* 作り手であり続けるための経営判断

* じゃあそうしますっていう温度感で

* 立場が変われば考え方も変わる

* ロジカルな視点と主観的・感情的視点

* stans


## show notes


* これまでのキャリア

* 将来に向けての話

* #有言実行会社


サマリー

今回のエピソードでは、株式会社STANCEの地原さんがゲストとして登場し、会社のウェブサイトのリニューアルや広報活動について話します。会社の理念や文化にも触れられ、情熱に基づいた自由な働き方が強調されます。このエピソードでは、シーサイドダイナーとディリーダリーという二つの飲食店舗を経営する経験から得られるリアリティとビジネスへの理解の向上について語られます。また、主観的な体験がクリエイティブにどのように影響を与えるかについても考察されます。このエピソードでは、デザイン会社が飲食店を開く中での反省点や、主観と客観のバランスについて議論され、特に店舗での実際の接客体験がデザイン業における価値観に与える影響について考察します。このエピソードでは、言葉の力や写真を通じた世界の捉え方、そしてイベントを通じたコミュニティの形成について掘り下げられます。特に、言葉が人々の行動に与える影響と、写真が日常生活の見え方を変える過程について探求します。このエピソードでは、WebGLとその実装における難しさや、3D表現がWebデザインに与える影響について議論が交わされます。また、AIの活用や、デザイナーとエンジニア間のコミュニケーションの重要性についても話されます。このエピソードでは、ウェブデザインにおける主観と客観の視点がどのように影響しあっているかについて議論し、特にWebGL技術の進化やノーコードツールを用いたデザイン制作の課題が語られます。このエピソードでは、千原さんがスタンスという会社の代表に就任する経緯や、その後の考え方の変化について語ります。また、主観と客観の揺れ動く様子や、自己分析の重要性についても触れ、経営者としての成長過程が描かれています。このエピソードでは、千原さんとスタンスの最新の取り組みや変化についての話が展開され、クリエイティブな仕事に興味がある人々に向けて求人情報も共有されます。特に、独自の企業文化やその魅力について触れられています。

ゲスト紹介と初対面の緊張
はい、始まりました。normalize.fm。今日は第80回の収録になります。
はい、80回ね。もう80回でだんだん100回が見えてきたなというタイミングなんですけど、今日もいつも通り元気に撮っていきたいと思います。
今日のゲストなんですけれども、今日のゲストはおそらく先日イベントとかも開催されていて、最近SNSとかでもよく名前を聞く会社の関係者の方なんじゃないかなと思うんですけれども、
本日のゲストはSTANCEの代表を務められている地原さんに今日はゲストで来ていただきました。地原さん今日はよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
はい、ちょっと今日初めて対面で喋っている。
初対面からまだ10分ぐらいしか経ってないんで。
normalize.fmはいつもこんな感じなんですけど、本当に初めて喋るという感じなんで、お人柄とかもSNSとかで見聞きできる範囲のことは私も把握しているつもりではあるんですけれども、
地原さんのキャリアであったりとか、どういう考えを持たれている方なのかなとか、あとは仕事の話からプライベートの話までね、いろいろ聞けたらいいかなと思っておりますので、今日も早速始めていきたいと思います。
はい、じゃあ地原さんまずは簡単に自己紹介からお願いできますでしょうか。
はい、改めまして株式会社STANCEの地原と申します。
会社では代表としての役割に加えて、クリエイティブディレクター、デザイナーとしてプロジェクターに関わっています。
ウェブサイトリニューアルの背景
今日はよろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
ちょっと緊張されてると思うんですけど。
ちょっと硬いですか?
そうですね、STANCEラジオの時と全然なんかちょっと印象が、あれちょっと違う人かなみたいな感じになってると思うんですけど。
STANCEラジオはもうゆるゆるで撮ってるので。
もうそのテンションで、もうそのテンションで喋っていただいて全然大丈夫です。
多分話し始めたらほぐれてくると思います。
そうそうですね、そうですね。
ノーマライズFMね、結構緊張しますよね。
はい、ずっと聞いてたんで。
そうですよね、そうですよね、そうですよね。
ノーマライズFMは、私の感覚的には気楽に喋りたいトーンでいっつもやってるんですけど、
どうしてもゲストの方はそれは緊張するよなっていう気持ちもちょっと分かるんで。
でも、ちょっといきなりこの話からするのもどうかなと思うんですけど、
STANCEの皆さんはSTANCEラジオっていうポッドキャスト番組もやられていて、
結構私ちょっと聞いてたりもするんですけど。
ありがとうございます。
STANCEラジオの雰囲気がなんていうか、社風ではないのかな、
会社の雰囲気がすごく空気感が漏れ出てるような感じがあって、
すごいいいなと思って聞いてるんですけど、
やっぱ違いますか、このノーマライズFMと自社のラジオ番組だと。
そうですね、STANCEラジオは結構本当に社内で話していることをマイクに乗せてみるぐらいの感じで始めたので、
基本まだゲストの方をお呼びしたりもしてないので、
完全に社内雑談の延長みたいな感じで。
ノーマライズFMはさっきもちょっとお話したんですけど、
めちゃくちゃ聞いてて、僕もメンバーも聞いてるし、
社内でもプロジェクトやってるときにノーマライズFMで誰々さんがこの会でこう言ってて、
ここは参考にしたくてみたいなことが出てたりとか、そのレベルなんで、
本当にいつも見てたテレビに出るぐらいの、ちょっと結構緊張してる感じです。
なるほど、そういうふうに言っていただけたら私もすごい嬉しいなと思いますけど。
なるほど、結構じゃあどうなんですか、
最近のマスタンスさん、ちょっとどういうお仕事されてるかとかも、
結構いろいろこう変わったこともされてる会社さんっていうイメージが多分聞いてる皆さんもあるんじゃないかなと思うんですけど、
最近いろいろ話題があって、ちょっとどっから聞いていこうかなってとこなんですけど。
そうですね、結構はしゃいでるので最近。
まあなんだろうな、なんかウェブサイトのリニューアルとか、
あの辺が切り口としてはちょうどいいのかなっていう感じもするんですけど、
なんかそのウェブサイトリニューアルをするぞってなったところで、
スタンスラジオとかでもお話しされてることの繰り返しになっちゃうかもしれないんですけど、
一体どういう背景があってウェブサイトリニューアルとかやったとかって、
その辺からお話ちょっと聞いてもいいですかね。
はい、もちろんです。
ウェブサイトリニューアルはたぶん1年半前くらいから、
やろうやろうって話はずっとしてて、
なんか話が出ては消えみたいなプロジェクトに、
まあ社内ではなっていて、
正直ちょっとずっと忘れてたんですよね。
やんないといけないということから目を背けてたりしたんですけど、
この1年くらい結構その制作にすごい力を入れて、
新しいエンジニアが入ってきたりとかできることも増えてきたんで、
なんか出せてない実績がめちゃくちゃあるぞみたいな話になって、
この1年で作った実績を今のウェブサイトに載せると、
なんかちょっと伝わり方が変わっちゃうかもみたいなのが自分たちの中であって、
年明けでもう1回プロジェクトを立ち上げて、
そこで2ヶ月くらいでダダッと作ったみたいな、
STANCEの企業文化
そういう感じです。
あれも結構なんか界隈がざわついたというか、
結構話題になってましたよね。
おかげさまで皆さんシェアしていただいて、
正直ここまで自社サイトのリニューアルを見ていただけると思ってなかったので、
多分その直前にスタンスメンバーが別の件で、
SNS上でちょっとはしゃぎだして、
なんかちょっと顔を見られるようになってたからこそ、
サイトのリニューアルも結構見ていただけたのかなとは思っています。
なるほど、でもそれ確かにあるかもなっていう感じもするんですよね。
なんかちょっとやっぱり千原さんも含めてスタンス関係者の皆さんの露出が増えて、
何かとこうソーシャルメディア上で目にする機会が増えてきて、
その中でこうサイトこんなの作りましたとか、
あるいはリニューアルしましたみたいな話題がちょうどうまく相乗効果的に乗っかってきて、
話題になっているのかなみたいなふうなことはなんか旗から見てても感じる気はします。
ありがとうございます。嬉しいです。
何もこう戦略立ててやってるわけじゃなくて、
全部溜めてて、サイトリニュアルでやっと出せるぞってなったからどんどん出してるみたいな、
なんかそんな感じです。
結構戦略的にやられてるのかなとも思ってましたけど、
割と今のところじゃあ結構ノリと勢いで突っ走ってるみたいな感じなんですかね。
基本全部ノリですね。
なんか面白いな。これ勝手な先入観なんですけど、
なんかスタンスさんは結構戦略的に、そういう露出の部分も含めて戦略的にやられていて、
だからこそこのタイミングで、この後もしかしたら話題出るかもしれないですけど、
広報に関するイベントやってみたりとかっていうのも、
そういう一連の戦略のうちの一つなのかなと思ったんですけど、
あんまそういう感じでもないってことなんですね。
そうですね。ただきっかけは一つあって、
福岡で仲良くさせていただいている会社さんで、ファイブさんっていう会社さんがいらっしゃるんですけど、
福岡代表の下村さんもこのポッドキャスト出られてて、
去年の多分夏ぐらいから、ファイブさんが急に広報を頑張りだしたんですよね。
はいはい。そうですね。
急にファイブの人がめちゃくちゃXにいるとか、
それこそ10月ぐらいにノーマライズFMに出演されて、
それを見たり聞いたりしながら、危機感がすごい出てきて、
やばいぞみたいなのがあって、
自分たちも何かしなきゃっていうのはきっかけとしてはありました。
でも、だからこれを順序立ててやろうみたいなのは本当になくて、
とにかく目の前でサイトリニューアルして、
イベントもやってみたいからやって、
実績もいいものを作って出していこうぐらいの、
今はあんまり広報プロジェクトは、
社内の中ではこうやっていきましょうみたいなのはあんまりなくて、
完全に個人の自由演技みたいな感じになってます。
なるほど、それは結構あれなんですか、
千原さん個人の自由演技っていう感じではあるんですか?
それとも結構それぞれメンバー皆さん、
それぞれが自由にやってるみたいなイメージですか?
そうですね、結構メンバーそれぞれで、
イベントも松尾っていうメンバーがやったんですけど、
オフラインのイベントをやりたいって言って、
この人とこの人を呼びたいっていうのを急に持ってきて、
じゃあやってみてみたいな感じで、
それをウェブサイトのリニューアルに合わせようとかは全く話してない感じでした。
なるほどな、なんかちょっと不思議な感じがしますね。
っていうのは結構スタンスさんの文脈でよく言われるのが、
制作以外にもお店をローカルなところでオフライン、
オフラインじゃないですね、リアルな店舗の運営とかをされてるっていうのはよく話題にされるし、
多分これを聞いてる皆さんの中でもそういう面で存じ上げてる方っていうのは結構多いのかなと思うんですけど、
そういう活動とか見てても、
すごい地域に根差したいろいろな長い目で見た計画みたいなのがあって、
それを一つ一つ丁寧に進めてらっしゃる企業さんなのかなっていう、
なんかイメージが勝手に私の方は持ってて、
なんかさっきの話は結構ノリでやってますって感じだとすると、
別になんか非難する意味ではないんですけど、
なんかちょっとそうなんだっていう風に感じる部分もありますね。
そうですね、なんかこれはスタンスのカルチャー的なところなんですけど、
なんかこう企業理念とかないんですよね。
会社としてこういう世界を実現するみたいなただ一つの理念みたいなのはまだ作ってなくて、
どちらかというと自分たちが今どうありたいとか、
こういうことやってみたいっていうのはたくさんあって、
それを共有してるっていう感じですね。
だから広報にすごく取り組み出したのも、
広報こういう理由で広報をやりましょうっていうことを社内でやったわけではなくて、
自分たちがこういいものを作りたいっていうのはずっと思ってたので、
それでだんだんいいものが作れるようになってきたから、
やっぱり次は知ってもらうことが必要だよねっていう空気感が社内で高まっていって、
それぞれが自由演技始めるみたいな感じだったりとか、
お店も正直あまり言っていいのかわかんないですけど、
そこまで計画立てて始めたわけではなかったりするので、
ただ強烈にやりたいっていう人が誰かがいて、
みんながそれに共感して突っ走るみたいな、
あとから整えていくみたいなのが結構スタンスの取り組み方だったりします。
すごい。なんか情熱駆動というか、やりたいことベースなんですね。
そうですね。そっちのほうが楽しいかなと思って。
なるほど。いいと思います。すごいいいと思います。
なるほど。
そっか。じゃあちょっと先にいろいろ話の流れで聞いてしまったんですけど、
そもそもスタンスってどういう感じの会社だよっていうのを簡単に聞いてもいいですか。
例えばこういう事業やってますよとかっていうのをもしかしたら知らない方もいるかもしれないので、
今ちょっといろいろ話の流れでくれちゃったんですけど、
改めてこんなことやってますよっていうのを聞いてもいいですか。
はい。スタンスは福岡のデザイン会社で、今年で創業10年になります。
一般的なデザイン会社さんがやられているような自宅の製作、
これは映像作ったりとかウェブ作ったりとか、
ブランディングの案件とかに加えて自社で2つの飲食店を経営しています。
店舗運営の動機
バターアップというスイーツショップとディリーダリーという海辺にある、
僕らはシーサイドダイナーって呼んでるんですけど、
施設の2つを経営しています。
この店舗は、やっぱりこれもさっきのお話だと、
こんなのやりたいよねっていう感じで始めてたってことなんですか。
そうですね。半々ぐらい、半分はシンプルにやりたかったっていう感じなんですけど、
これに関して始めた理由は割とちゃんとあります。
もともと当時、店舗始めたのは多分5年前ぐらいなんですけど、
スタンスで自宅の製作でやってたプロジェクトは、
9割ぐらいがウェブサイトの製作、もしくはシステム構築の案件で、
たまにウェブサイトに付随してロゴ作ってくださいとか、
グラフィックの案件があるっていう感じでした。
そういう時に店舗をやろうっていう風になったんですけど、
理由は3つぐらいあって、
1つ目はリアリティを求めていたっていうのがあります。
よく言われる話だと思うんですけど、
ウェブサイトを作っても実際にそれに触れるユーザーさんに出会う場面ってなかなかなくて、
お店を作ってみれば、目の前のお客様がメニューを見たり、
そこで選んで決済したり、商品を食べて美味しそうな顔をしてるか微妙そうな顔をしてるみたいな様子を見ることができるっていうのが僕らが言うリアリティ。
自分たちがウェブを作る時にも、画面の向こうのユーザーっていう風に想像するよりも、
リアルに存在する人が生活の中でスマホを見てパソコンを見てウェブサイトを見てるみたいなことだったりするんで、
そこを人の行動をリアルに感じるみたいなところが店舗を持てばできるんじゃないかっていうのがありました。
2つ目はビジネスへの解像度を高めたいみたいなお話で、
僕らのクライアントさんは飲食店をやられている方とか不動産会社さんとか色んなジャンルの方がいらっしゃるんですけど、
皆さんビジネスをされていて、日々仕入れだったりとか人件費とか稼働率とか食品のロスとか、
そういう現実とすごく向き合っていらっしゃって、デザイン会社として関わる時には、
ロゴをどうしますかとか色をどうしますかとか形をどうしますかみたいなことになってしまうんですけど、
やっぱりビジネス面への解像度が低いと、ビジネスに貢献するクリエイティブは作れないよねっていうのが疑問としてずっとあって、
その高め方って多分色々あると思うんですよね。
そういう方にお話を聞いたりとか、色々本買って勉強したりとか、インプットすること色々あると思うんですけど、
スタンスとしては自分たちでやってみるっていうのが一番全部わかるんじゃないかっていう1から10まで、
自分たちのクライアントさんが抱えている課題みたいなものが全部わかるんじゃないかっていうので始めました。
3つ目はやってみたかったっていうシンプルな理由で、場所を作ることとかお店作りにすごく興味があったので、
純粋にやってみたいからやってみようっていうことがこの3つで店舗を始めました。
解像度の向上
なるほど、なるほど。結構すごいですね。よくそんなスラスラ、それだけしっかり考えてやられてるからなんでしょうけど、
3つの理由ってパッて滑らかに言葉として出てくるのすごいなと思いましたけど。
これめちゃくちゃ聞かれるんで。
そうですよね、そうですよね。それはそうだよな。だって珍しいですもんね。
そればっかりに目を向けるのもどうなんとは思いつつもやっぱり珍しいことをされてはいるっていうのは事実だと思うんで。
やっぱりよく聞かれるっていうのもすごいわかる気がしますけど、実際そのやってみてどうですか?
当初目論みとして思っていた動機の部分と実際やってみた現実とで見てみたときにどういう印象なんですか?
なんか良かった点も悪かった点もあるなっていう感じで、
まずなんか店舗ビジネスに対する解像度、理解度はもう飛躍的に当たり前なんですけど自分たちでやってるんで上がったなと思っていて、
なんか伴いクライアントさんもそれを求めて来られるようになったっていうのがあります。
なので今では普通はロゴを作るだけじゃなくて店舗全体のキャッチコピーを作りましょうとかコンセプトを作りましょうぐらいまでは普通のデザイン会社さんでもあると思うんですけど、
スタンスにご相談いただけるときには店舗のそもそもの何の店作るかとか、中で作る商品とかそこまで全部監修してくれみたいな。
うち社内にパティシエとかシェフとかが普通に社員としているので、
その店舗側のちゃんと店舗での体験を良くする部分、商品開発とかオペレーションの部分とそれをしっかりとお伝えしていくブランディングの部分をどっちもやってくださいみたいな。
むしろもうこの土地が空いてるので何かやってくださいみたいなこととか。
そういうご相談が来るようになって、それはうちとしては結構楽しいプロジェクトなので、一つ良かったところかなと思っています。
あとはデザインの業界でも取り組みが結構ユニークだと言っていただけることが多くて、
特に2店舗目のディリーダリーはさらちに建物をドカンと建てて自分たちでやってたりするので、そこまでやってる会社さんあまりいなくて、
店舗をきっかけにスタンスを知っていただいたりとか、去年はIDIDさんのイベントに登壇の機会をいただいたりとか、
知られてその可能性がすごく広がったなというのが良かったところです。
なるほど。相当うまくいってる。当初からそこを狙ってやってたわけではもちろんないんでしょうけど、相当うまくいってるなっていうふうに感じるし、
スタンス差に限らず、最近のウェブ制作界隈を俯瞰して見渡してみた感じのイメージ、私の勝手なイメージなんですけど、
どの会社さんも、結構小規模な制作会社とかだと、自社の色をどうやって出していくかみたいなところにすごく問題意識を持ってたりもするし、
いろいろやってみたりもするしっていうことを多分みんながやり始めている。それをやり始めている背景にはいろんな理由がもちろんあって、
例えばAIで簡単にウェブサイトが作れちゃう時代に自分たちどうしたらいいんだろうみたいなこととか、いろんな背景があって、自分たちはこういう人間の集まりですよっていうのを多分みなさんそれなりにそれぞれが表現しているっていう時代なのかなって思うんですけど、
なんかすごくその飲食店って、なんていうんですかね、その大体できない、AIが大体できない世界線だし、その絶対に、AI別にご飯食べに来ないし、美味しいとか美味しくないとか言わないわけじゃないですか。
主観とクリエイティブ
だから絶対に人間が関わらなきゃできない仕事っていうのが、自社のブランドイメージにすごくがっちり紐づいてるなっていうのは、そこを狙ってされてたんじゃないにしてもすごい強力な武器だなっていう感じがします。
ありがとうございます。すごく素敵にまとめていただいてありがとうございます。次からそういう言い方をしようかなと思いました。
いやいやいや、なんかすごいなと思っちゃって、別に何が正解ってないし、どんな形で自社のブランディングしてってもいいと思うんですけど、なんかすごくいいな、絶対にその大体不可能、AIに大体不可能だし、
本で勉強して学べるものじゃないっていうか、体験したものにしかわからないものがすごい色々ありそうな感じがするから、いいなって思ってしまいました。
ありがとうございます。なんか感覚が結構、その主観で話すことが結構増えたなってそのテンポをしながら思ってて、もともと割とロジカル好き人間なので、なんかこれノリでやってますみたいなのを絶対言わない人だったんですけど、
テンポをやっていくと、例えば商品開発の時のこれおいしいとかおいしくないとか、この空間は心地がいい心地よくないとか、なんかそういうのってもうすごく主観的なことだったり感覚的なことだったりして、そこがテンポをやる中で研ぎ澄まされていくと、それはもう自分たちが作るウェブサイト上の体験とかでも、
それこそAIが作る時には、じゃあこういうテンポでこういう体験をして気持ちよかったみたいなものはないわけであって、そこを研ぎ澄ませていくことが、なんか自分たちが作るものがユニークなものになっていく、なんか一つのきっかけになるのかなと。
前から考えてたわけじゃなくて、今、独卒さんに言っていただいて思いました。
そうですね。でも、なんかちょっと急に私の話しちゃうんですけど、私、飲食業で働いてたこともあるんですね。
で、やっぱりそういう飲食に限らず、いわゆる接客がすごいウェイトが大きい職業って、
その良くも悪くもやっぱり感情の触れ幅が大きいっていうか、なんだこいつっていうそのネガティブな方のパワーもすごい強いし、
すごい喜んでもらえた時の、うわぁやってよかったなっていう、その反動もやっぱりすごく大きい。
目の前でまさにね、おいしそうに食べてるお子さんたちとかっていうのがいたりすると、やっぱりすごい大きいじゃないですか、その触れ幅が。
で、なんか私はもうそういう世界も知ってた上で、今パソコンの前でデスクワークをするっていう仕事をしてるわけですけど、
やっぱりどっちも、これ良い悪いじゃなくて、どっちもやっぱり良さとか大変さっていうのがあって、その両方を体験できる会社ってすごいなって思いますけどね。
すげーなって思っちゃうなぁ。
いやでも、多分あれなんですよね、働いてる皆さんはどっちかっていうとその専門職の方たちがそれぞれにいてっていう感じなんですよね、きっと。
そうですね。シーサイドダイナーの方にはシェフがいて、スイーツショップの方にはバリスタとパティシェがいるっていう形で、
クリエイティブのメンバーはそのお店作りだったりとかオペレーションの作り込むところにどんどん関わっていくみたいな感じです。
なんかそこは結構交流がある感じなのか、全く別世界として並列で走っているのかというと、どんな感じなんですか?
そうですね。スイーツショップの方は会社から結構近いんですよね。歩いて10分以内ぐらいのところなので、ランチ行った後にお茶しに行ったりとか、
普段から行けるんですけど、シーサイドダイナーの方は車で1時間ぐらいするので、撮影に行ったりとか、何か物を作って納品するときとかに普段は会ってるっていう感じで、
あとは個人で飲みに行ったりとか、年に何回か全員で飲み会やるみたいな結構面白いイベントをやってたりするんで、
ただ常に場所は違うんですけど、一つの会社で一緒にやってるみたいな感覚はあると思います。常に何かしらの連絡がオンラインでも電話とかでも取りながら進めてるので。
なるほどな。いや珍しい。本当になんか面白いですね。すごい珍しいし、たぶん、私は他に同じようなゲストはあんま知らないし、カフェぐらいだったらやられてるってのあるかもしんないですけど、そんな何店舗も飲食店持ってるって、やっぱ珍しいですよね。
それはなんか目立つというか、珍しいからやっぱ目立つし、なんかこうインタビュー受けるとかってなるとそういうところの話が中心になりがちになっちゃうのかなと思うんですけど。
なるほど。なんかお互いに相乗効果でいいことがあったりとかもあるんですか。例えばその店舗運営のノウハウが結果的にウェブの、まあそれさっきそういう話もされてたか。
なんかやっぱり目線が変わるというか、よりリアルを感じられるようになるみたいな感じなんですかね。
そうですね。やっぱり普段の自分たちのインプットはウェブとかそのクリエイティブにめちゃくちゃ寄っているので、ただ一方で作る相手は、さっきもお話ししたようにビジネスを実業をやっていて、
そこのギャップをちゃんと最先端のクリエイティブのことを考えながらビジネスのことも考えるみたいなのが、自然とできるようになったっていうのがクリエイティブ側ではすごく良かったなと思います。
あとは、普通にその店舗に来店されたお客様から、デザイン会社がやってるって聞いたんですけど、自分もお願いしたいんですけどみたいな相談がごくたまに来ることがあります。
はい。
なるほど。いやでもそれも面白いっすね。なるほどな。それ面白いな、なるほど。ま、そうだよな。それは確かにそういうこともありえますよね。
店舗開業の反省
なるほどな。なんかそのショーノートには反省もあったっていうことを書いてくださったと思うんですけど、なんかそれは普通に、その飲食店が例えば主たる事業の人たちも直面するような普通の反省なのかそれともやっぱりならではな何かがあったのかで言うと、
どんな感じだったんですか。
そうですね。店舗立ち上げの反省はもう話しきれないぐらいあるんですけど、
そうですよね。
どちらかというとその、やっぱりこうメインはクリエイティブの会社、デザインの会社なので、なんかそのデザイン会社としての反省みたいなことで、
なんかあんまり深く考えてなかったんですけど、特にディリーダリーの立ち上げの時って、お店の中の提供メニューを作ることと並行して建築も進んでて、
その設計、もっと前から言うと資金調達から始まり、コンセプト作って設計して施工して、設計は建築家の方に入っていただいてるんですけど、
で、メニュー作ってブランディングしてみたいな。で、ディリーダリーって同じ敷地内に3店舗入れるような構成になってたんですよね。
そのメインのダイニングともう2店舗小さい箱があって、なんかその2つはもともとテナント貸しする予定だったんですけど、
なんか募集が直前になりすぎてこれじゃ入れる人いないって言って、急遽2店舗追加で作ったんですよ、自分たちで。
3店舗同時に作ったんですよね。
で、そんな感じなので結構バタバタしていて、店舗自体はいいものになったと思うんですけど、一方でデザイン会社として重要な部分、
なんか制作力をしっかりと高めていくこととか、なんか世の中に出せるいい実績を作っていくことに対してちょっとこう意識がおろそかになってしまったところが正直その時期はちょっとありました。
本当に事務所に誰か1人いたらいいぐらいの感じで、みんなその海辺と行ったり来たりバラバラバラバラしながら、なんかどんどん全員真っ黒になっていくみたいなそんな夏を過ごしてたんで。
で、もちろんクライアントさんにご迷惑おかけするようなことがないようにはもちろんやってたんですけど、じゃあそのプラスアルファでデザイン会社としてもっとどう成長していくかみたいなことは一旦完全に停止してたっていうのがあって、
もともとその自社店舗を始めたのはデザインをもっと良くしていくためだったのに、そこがストップしてしまったっていうのは今では、今振り返ると反省点だなと思ってたりとか、
あとはそっちの会社として見られすぎたっていう、店舗作り会社として見られすぎたっていうのがあったんで、
IDIDさんのイベントもその店舗作りのところで呼んでいただいて、自分たちが作った製作実績の話ではなかったんで、そこがちょっと嬉しくもあり反省でもあったみたいなところでした。
接客業の難しさ
なるほどな、なるほどな。今、話聞いただけの第三者が偉そうに言うつもりは全くないんですけど、やっぱり聞いてると、
よくも悪くもノリと勢いになっちゃってたっていう感じだったのかなっていう想像が働くんですけど、もう少し腰を据えてじゃないけども、急なスケジュール感にならないように、もっと世界観とかコンセプトとかいろいろしっかり、
デザイン会社だからこそできることをもっと突き詰めていったら、また違った成功があったのかもしれなくて、多分そういうことですよね、きっと今おっしゃってくださったことって。
そうなんですよね。だから結構ウェブサイト制作とかだと、わりとスケジュールも、もちろんきっちりしたスケジュールもあると思うんですけど、絶対出さないといけないみたいなことってあんまりないと思うんですよ。
もっといいものを作るために1ヶ月ずらすとかって、クライアントさんとの話の中で、両者がいいと言えばあり得ると思うんですけど、この施設を作るときには夏までにオープンしないといけないっていう絶対的な期限があって、そのシーズンに入るときまで。
なので、どうしても、だからといってもやったことがないので、無限によくわからない問題がたくさん発生していって、もうほんとぐちゃぐちゃな状態でオープンを迎えたみたいな。
オープン当日もいろいろ喜びのお言葉もいただいたんですけど、プレオープンのときお叱りの言葉もいただいて、やっとそこからしっかり作り込んでいて、今はちゃんと店舗として運営できてるんですけど、
それなりにもちろん計画はしていつつも、思った以上に想像してないようなことがたくさん起きるのが、やっぱり店舗を作ることなのかなっていうのはすごく感じました。
深いですね。それは言葉に重みを感じます。やっぱり経験してきたからこその、目の当たりにしてきたからこその重みを感じる気がします。
ちょっと電波に乗せれない問題がたくさん発生しちゃって。
いやそうだよなー、そうだと思いますよ。やっぱなんだろうな、なんか、いやこれほんとさっきと同じこと話しちゃうんですけど、やっぱ接客業、サービス業って、
ほんとになんていうか、すごい直接感情と感情がぶつけられ合うような場面とか、やっぱ出てくるし、やっぱその店舗みたいな物理的なものってそのデジタルデータじゃないから、
パッとリセットしたりとかできないし、いろいろな難しさが、物理という名の難しさがやっぱあるなって思うし。
いやー、そうですよね。結構デザインの仕事ってプロフェッショナルワーク的に捉えられていて、クライアントさんからプロが来たみたいな。
なので結構リスペクトを持って接していただける機会が多いと思うんですけど、店舗って結構もうフラットな状態なので、何かこう、んって思うことがあったら口に出されるお客様が結構多かったりするので、
デザイン会社の代表の千原がじゃなくて、あの男の定員がっていう評価になっちゃうので、ほんとに全てがフラットな世界の中で、でもその中でどういい体験をしていただくかみたいなことが、
すごく勉強にはなりました。
デザインの新たなアプローチ
なんかその、アルバイトさん的な感じでお店に入って、実際にその定員さんとして接客してみたいなことを千原さんもやられたっていうことですか?
そうですね。そのオープンの日に、結局ダイニングのお店とかき氷屋と雑貨屋の3店舗をオープンしたんですけど、
なんかオープンの朝バタバタ準備してたら、雑貨屋の定員誰がやるみたいな、人が足りないみたいな話になって、その日はその雑貨屋に入りました。
そこからダイニングの方が忙しくなってきたら、お皿運んだりとか、もう1日中皿洗ってたりとか、料理は作れないので、入れるところに積極的に入ってみたいな感じでした。
うーん、そっか。まあそういうことも、デザイナーだったりプログラマーだったりする人たちって、そういう経験って多分しない人は一生一度もしないから、
なんかすごい有意義な、いろいろ失敗ももちろんあったんでしょうけど、そのトータルで考えたときにすごいいろんな経験になってるんじゃないかなっていう気はします。
うーん、なるほどな。いや私も結構、それこそなんかパチンコ屋の定員とかやってたことがあるんですよね。
でもパチンコ屋のお客さんたちなんて、基本的にはめっちゃ機嫌いいかめっちゃ機嫌悪いかのどっちかなんで、
そうです、だいたい。
まあめちゃくちゃ飲まれて、お金飲まれて、めちゃくちゃ機嫌悪かったりとかすると、もうすごいわけですよね。
定員に対して当たり散らしてきたりとかする人ももちろんいて、
まあなんかああいうのはやっぱり、何だろうな、なんか時と場合にもちろんよりますけど、
極端なケースだと一回自分の感情を消さなきゃいけないときがあったりとか、
なんかそういう経験ってやっぱり、人対人の直接のやり取りの中にやっぱそういう場面って絶対出てくると思うし、
もちろんプログラマーでもね、仕様とかについて同僚と喧嘩になったりみたいなことはもちろんゼロではないと思いますけど、
でもやっぱ接客業は、なんかもうやりたくないなって思っちゃいますもん、なんか私の、
昔やってたけど、スタンスさんのやられてることを非難するつもりは全くないんですけど、
私個人は両方経験してきたから、なんかそういうのあってないなと思ってこっちに来てるっていう感じなんで、自分は。
できるけど、別に感情を殺して接客できるけど、選べるならそっちじゃないことをやりたいなっていう結果として今の自分があるんで、
背に腹に変えられなくなったら、やれって言われりゃできると思うんですけど。
本当だから接客業も、なんていうか、いい悪いじゃなくて、本当向き不向きっていうか、
なんかそれをやるために生まれてきたような人っているなっていうのは見ててわかるし、
本当そうですね。
なんか体験できる、接点があるっていうのはすごくいい会社だなっていうふうに思いますね。
その話ばっかりになっちゃうっていうのもちょっと小さい悩みかもしれないですけど。
なので、なんか最近はそちらの雰囲気を抑えつつ、作ったものをちょっと出したりとか、
なんか自分たちでそこをコントロールするタイミングかなと思ってます。
いやいや、それ本当に、なんかそういうのちゃんとスタンスラジオとかでもお話しされてると思うんですね、そういう話を。
だからなんかだんだんやっぱり、言葉にしてるからこそ伝わっていき始めてるのかなっていう気はします。
その私自身の感じ方的にも、変わろうとしてるんだな、変化していこうとしてるんだなっていうのは感じます。
実写サイトのリニューアルの件もそうですし、先日公開された案件もWebGLとか使ってて、
その案件についてのラジオのエピソードがあったりとか、
いろんな形で細かく細かく自分たちのやってることを発信されててすごいなと思うんですけど、
やっぱそれはステージの変化というか、これから自分たちはこういうこともやっていきたい。
今はそこになんか軸足があるというか、いう感じなんですか?
そうですね。実はもう1テンポ今作ってたりはするんですけど、
それは一旦置いておいて、やっぱりさっきの話とちょっとかぶるんですけど、
僕は今まで接客1回もしたことなかったんですよ。
飲食店で働いたことないのに飲食店作ったんですけど、
それはどちらかというと僕は向いてないなと思っていて、
こういうデザインとかの道の方が向いてると思って、
やっぱり飲食店とか現地で体験するみたいなことに憧れもあって作ってみて、
作ったことはすごく良かったんですけど、
自分自身は現地で働くことはそこまで向いてる人間じゃない。
作ることは好きですけど。
そうなった時にやっぱりデザインとかウェブを作るのとかがものすごく楽しく感じてきて、
そっちに揺り戻しが社内で起きたというか、自分の個人の中で起きて、
やっぱり今まではコツコツコツコツ作っていきながら、
ちょっとずつ自分たちのレベルが上がっていって、
外にこれは出せるってなったら出そう、みたいなマインドだったんですよね。
だからプロセスは見せない方がいいんじゃないかって思ってたんですけど、
あんまりそれだとたどり着けないなっていう感覚が自分の中では出てきて、
先に言っちゃえみたいな。
ふざけて有限実行会社っていうハッシュタグを作ったりしたんですけど、
まず言ってそれを回収していくみたいなのが、お店を作る時もそうだったし、
お店を作るとかは結構印象的な出来事なんで、
大きな出来事なんですけど、デザインのプロジェクト一つを取っても、
じゃあこのぐらいのクオリティのものを作るんだとか、
こういうショーに掲載されるように作るんだみたいなのを、
水面下でチャレンジしていて、出していて、取れたら言うじゃなくて、
取るって言ってそこに向かっていくみたいな方が、
スタンスとしてはカルチャーに合ってるのかなみたいな感じがあって、
だからいろんなことを言い始めたっていうのはそういうのがあります。
スタンスラジオとかでも結構積極的に、
僕らがこれをやってきたっていうことだけじゃなくて、こういうことをやりたいとかいうことを言うと、
自分の行動もそうだし、周りの人だったりとか環境だったりとか、
普段目に入る情報とかも強制的にそっちの方に吸い寄せられていくみたいな感じで、
社内ではよく話してます。
なるほど。
いや、めっちゃいいと思います。
写真と世界の見え方
なんか有言実行、言葉にしたら、やっぱり言葉はよく言霊って言いますけど、
いや本当にそうだなって思うことやっぱ多いし、
やっぱ言ったらね、言った手前っていうのがもうその瞬間から発生するし、
なんか取り組み方変わってくるなっていうのはすごいわかるし、
なんかすごく聞いてて印象的だなって思ったのはやっぱり、
世界変わってくるんですよね、言葉が一つ生まれただけで、
見え方が変わってくるというか、捉え方が変わってくるというか、
例えばなんかすごい私の個人的な話をしちゃうんですけど、
やっぱ私自分でこう写真撮るようになって世界がすごい変わって見えるようになってきて、
今までは日常生活の中で当たり前のように目にしていた者たちが、
写真というものを趣味として手に入れたときに、
なんか全然違うものに見えてくるんですよね、日常の風景が。
多分それって写真と出会ってなかったら、
そういう見え方の変化って体験しないままずっと生きていってたんだろうなって思うんですけど、
やっぱり写真と出会っていい写真撮りたいなって思ったときに、
やっぱどう世界と向き合っていくかってこう自ら絶対考えなきゃいけなくて、
多分言葉にするっていうのもそれと近いというか、
思い描いた夢だったりビジョンだったりそういうものに近づくためには、
どうすればいいんだっけっていうのを考えざるを得なくなっていくというか、
自然とそっちに引き寄せられていくみたいなところって、
やっぱある言葉にはそういう力ってあるかなっていう感じするんで、
すごくいい方向転換なんじゃないかなっていう気はしますけどね。
写真は確かに、僕もドクサスさんが撮られてる写真、
SNSでよく拝見させていただいてます。
ありがとうございます。
写真は本当そうですね、
なんていうのかな、
僕らが言いたいことはこれを作ったっていうことじゃなくて、
どういうことをやっていきたいっていうことを言いたいんですけど、
世界の見方なんですよね、捉え方とか。
多分写真もそうで、
同じようなものが目の前にあったときに、
それを撮るか撮らないかとか、
どんなふうに撮るかとか、
その人が世界をどう見ているかが分かるみたいな、
その見方を表現したり発表したりしてる媒体だと思ってるので、
そういう感覚に結構近いかもしれないですね。
聞いててすごい近いなと思いました。
例えば、さらに写真という文脈でもう一歩踏み込んだ話をすると、
写真って現代誰でもスマホで簡単に撮れるようになった、
その一昔前はカメラって高級品で、
お金持っている、金持ちしか使えないような、
本当にお金のかかる娯楽だったものが、
今では誰でも持っているスマートフォンで簡単に写真なんて撮れるんだけども、
そこまで手軽なもの、社会に浸透したものなんだけれども、
そういうふうになった世界の中で、
その中で一流の写真家だったり、写真が上手い人っていうのがいて、
そういう人たちに近づきたいなって思ったら、
漠然とたくさん撮ってたら、じゃあ有名になったり、
すごい写真家さんたちと同じ世界に行けるかっていうと、
そう簡単な話ではないというか、撮ってりゃいいっていうものでもなくて、
自分が言い方はちょっとあれなんですけど、
より戦略的に考えていかなきゃいけないというか、
世の中で自分が写真で何を表現したいかとかを、
ちゃんと伝えることまで考えて計画立ててやっていかないと、
多分何も伝わらないですよ、たくさん撮ってても。
私はすごい趣味でたくさん写真撮るけど、
だからといって何かではないですよね、今は少なくとも。
何かになろうって思ったら、それをやっぱりなろうっていう気になるのがまず最初に必要で、
そういう気になったら、じゃあ何すればいいんだって考えるわけですけど、
たぶん千原さんがおっしゃってくれた言葉にすることで、
有言実行の言葉にすることで行動が後からついてくるっていうのはそれと同じだと思うんですよ。
イベントの重要性
写真を人に見せたい、誰かに感動してもらいたいって思ったら、
ただ撮ってるだけじゃなくて考えて動いていかないといけなくて、
そういう意味でもすごいお話聞いてて、なんかかっこいいなって思っちゃいましたね。
たぶんちゃんと結果が伴ってきたらかっこいいなってなるかなって。
結果でも出てると思うけどな、難しいですけどね、
あんまり内輪で盛り上がってるだけになっちゃうと、それはそれでまた悪い部分も出てきちゃうのかなって思いますけど、
でもスタンスさんの場合は、本社の場合は結構周りも巻き込んでやれてるのかなっていう気もするんで、
すごくいいんじゃないかなと思いますけどね。
内心結構ビビりながらやってます。
先日やってた愛され広報のイベントとかもすごい好評だなって、
SNS見てると好評だなって思うし、実際やってみてどうでしたか、イベントやってみて。
そうですね、あれは結構イベント開催はいろんな思いがあって、
下世話の話からすると、下世話の話と素敵な話があるんですけど、
下世話の話からすると、やっぱりスタンスのことをもっと多くの方に知ってもらいたいっていうのが第一にあったんですよね。
そのために、イベントも一つの手段だと思っていて、
じゃあ誰呼ぶってなった時に、たくさん知られてる人を呼ぼうっていうので、
トムさん、トム石川さんとモンブランの安田さんにお声掛けさせていただいて、
お二人にもそのこともお伝えして、僕らはもっと知られたいんですっていうことと、
あとはお二人のお話にもちろん興味があるので、聞いてみたいと思うのでっていう感じのお声掛けでした。
なので、その点に関しては、イベントに来られた方々もそうですし、
その方々がやっぱり広報のイベントだったっていうこともあって、
イベント中とかイベント後にすごく感想の投稿だったりとか、
なんかハッシュタグ使っていただいて、ちょっと関係ない人からしたらうるさいんじゃないかぐらいの、
ちょっとしたこう、何ですかね、ムーブメントみたいなのが起こせたのかなと思っていて、
それは結構狙い通りで良かったかなと思っています。
で、もう一つは、もう一つこう、何でやったのかっていうのがあるんですけど、
IDIDさんのイベントに去年登壇させていただいて、あれ福岡で多分200人ぐらい、
ちょっと正確な数字は分からないんですけど、
今までにないぐらい人が集まって、セッションだったりとか交流会があって、
あれって東京の会社さんが主催されてるイベントだと思うんですよね。
運営の方々もほぼ東京の方々で、ギャズさんがサポートで入られてましたけど、
で、あの場で自分は結構いろんな機会をいただいて、
なんか今まで見たことあるけど会ったことがなかった人、
そのウェブ上では見てるけど会ったことがない方とか、
いろんな方とお話しさせていただいたりとか、
あれを通じて千原さんの話聞きましたみたいな感じで連絡いただいたりとか、
仕事にも繋がったりとか、
で、なんかすごくこうありがたかったんですけど、
なんかすごいありがたがってるだけだなっていう自分が、
自分でやってないみたいなのがずっとあって、
なのでなんか、もしそういうイベントが次あるんだったら是非、
参加するだけじゃなくてサポートさせていただきたいと思いますし、
自分たちでもなんかもっとこういう機会を増やした方が、
ウェブ政策って今後どうなっていくみたいなことって、
よくいろんなところで話題になってますけど、
なんかこう前向きな方向で、
ウェブ政策とかデザインをやってる人たちが集まって、
情報交換したり、励まし合ったり、
なんかもっとこういいものを作るために繋がれるみたいなことが、
なんか福岡初であってもいいんじゃないかっていうのが、
もう一個としてはあって、
地方からの盛り上がり
これが素敵な話の方なんですけど、
そういう思いが一応あって、
やらせていただいたっていう感じです。
うーん、なるほどな、なるほど、なんかいいですね。
どっちの側面ももちろんあっていいと思うし、
どちらの面でもプラスになったなっていう感じですよね、きっと。
そうですね、なんか結構福岡熱い人が多いんですよ。
だからそういうのをイベントがあるとたくさん参加してくださるし、
そこでも交流とかも、
県外から来られた方がなんかびっくりしてたんですよ。
みんな静かにセッションを聞いてたと思ったら、
最後の30分の交流会が盛り上がりすぎてびっくりしたみたいな感じ。
やっぱり酒飲む人が多い町なんで。
なるほど。
だからなんか、僕がウェブ業界に入った当初ぐらいは、
一回り上の世代の方々、
多分今50歳とかぐらいの方々が結構コミュニティ活動やられてたんですけど、
コロナもあって完全に一旦途絶えて、
その後誰もやってないみたいな感じになってたので、
ちょっとこれからいろいろちょこちょこ、
ちょっと今回ほどのやつは、
そう簡単にはできないんですけど、
こういう機会を作れたらなと思ってます。
いいですね。いいと思います。
結構勉強会とか、
業界の人たちが注目するイベントみたいなのって、
パンデミック以前は東京に集中しまくってたし、
地方でやっても人集まんないしみたいな感じの空気ってやっぱあったし、
それが一回パンデミックでリセットされちゃって、
東京でもほとんどイベントなんもされてないみたいなことがあったからこその、
地方からやっていこうよっていうのがやりやすくなった感じはするんですよね。
なんとなく私が見ている個人的な印象になっちゃうんですけど。
いやだからなんかすごくいいなって思うし、
シフトブレインの加藤さんとかIDIDの関係者の方たちも、
東京でやるっていうだけじゃなくて地方から盛り上げていきましょうみたいなことを考えてらっしゃる方も多いし、
すごくなんかいいなって思うし、
実際やってみてよかったですっていうのを聞くと、
正解の道を歩いてる感じがして、すごくいいなって思いますけど、
なんかやっぱちょっとゲスト呼ぶのとかが大変とかっていうのはありますよね、きっと。
そうですね、ただやっぱリアルでやりたいっていうのが第一にあったので、
自分たちがやるならやっぱりその交流会して二次会三次会行って、
そこで多分深まるものが結構自分たちらしいなっていう感じはあって、
ゲスト、今回お二人がすごくほぼ二つ返事ぐらいで行きますみたいな、
よくわからないイベントだったのに言っていただいたんで、
うまくいったんですけど、
なんかさっきうちのエンジニアと話してると、
実は独卒さんにイベントいつか出てくれないですかって、
もし話せたら言っといてくださいみたいなことを言われて、
なんか収録前に言っといてくださいって言われたんですけど、
収録に載せたほうがいい方向に向かいそうなんで、ちょっとここでご相談。
有限実行パターンですね、これ。
そうですね。
いや結構何だろうな、なんか私は、
多分皆さんから見てると、私すごい忙しそうなイメージあると思うんですよ、多分。
だから声かけにくいっていうとこもあるのかなって勝手に想像はしてはいるんですけど、
呼ばれたらできるだけ参加するというか、そっちの方向で調整することをしようとはすると思いますね。
っていうのはやっぱ、何だろうな、私の中で人との接点を増やすのって、
すごい難易度の高い作業というか、
自分から割と踏み出していかないと構築されないものだと思ってるんですよ、その人と人との関係って。
私は何ですかね、ノーマライズFMとかそういうのがあるんで、
WebGLの魅力と課題
すごいみんなから見てると、人との付き合いが広そうというか、
関係が多くありそうなイメージあると思うんですけど、
基本ただの引きこもりだから、一緒に飲みに行くとかしないし、そういう人いない、そういう間柄の方たちってほとんどいないし。
だから例えば、今千原さんが最初にネタバラシしちゃってましたけど、
もしそのネタバラシがなくて、来てくださいって言われたら、
じゃあどうやって調整しましょうかっていう話をすると思いますね、たぶん。
参加表明ありがとうございます。
本当にだって、呼んでもらえるって相当ありがたいことのような、
確かに行かなきゃいけないっていう時間的コスト、金銭的な経済的なコストとかいろいろある、もちろんあるとは思いますけど、
でもなんかそれよりも、やっぱりそういう体験させてもらえることの方が重要なんじゃないかなと思いますけどね。
なんか僕らは普段、ノーマライズFMとかWebGL総報団とかで、
独卒さんが発信されているものを見ているので、勝手に知った気になっているような感じもするんですけど、
実際、スクール以外の実務的なお仕事でどんなことをされているかとか、
あんまりオンライン上でお聞きできないお話とかもきっとたくさんあるんだろうなとか、
あとはWebGLっていうものを使う使わないはそれぞれの思想があっていいと思うんですけど、
選択肢として持っておくのはすごく大事だなと、今回初めて案件でやって思っていて、
結構その地方はそういう、何ですかね、実績とかが出てきづらい環境にあると思うので、
やっぱりこう製作会社側が選択肢として持ってないと、クラウドさんに提案できるわけがないので、
そういう意味で興味がある人はたぶんたくさんいらっしゃるんですよね。
あえて福岡でWebGLの勉強会をやるっていうのが、なんか面白いんじゃないかなと思っているので、ぜひ。
いいですよ、全然いいですよ。
うちの鼻息が荒いエンジニアに伝えておきます。
山村さんですね、それは。
そうです。
山村さんはもうWebGLスクールの参加者でもあるのはちゃんと把握してますからね。
ありがとうございます。
大丈夫です。
全然いいと思うけど、まさに千原さんがおっしゃってくださった通りで、
何でもかんでもWebGLにすりゃいいってわけではないけど、やれるのかやれないのかっていうのは違いは大きいんで、やっぱり。
選択肢として持っているだけで変わってくるなっていうのは本当その通りだなって思いますね。
だから、何ですかね、呼ばれたら本当に全然いきますけどね。
それこそなんかせっかく行くんだったら、それこそ1日なり半日ぐらいなり使って長めのワークショップやるとか、
なんかそういうほうがいいですよねきっと、せっかく行くから。
なんか東京だったらそれこそパッと行って2、3時間しゃべってパッと帰ってっていうことができちゃうけど、
逆に福岡まで行って2、3時間だけなんかして帰ってくるってめっちゃもったいないし、
それだったらもう1日がかりのワークショップとかやって、みんなで最後にドファンと発表会やってとか、
なんかそんなんでもいいかもしれないなと思うから。
めちゃくちゃ面白いですね。
そういうのはご相談いただければ、いくらでも対応できると思います。
ちょっと山村から連絡が行くかもしれないです。
そうそうですね。
そうですね、確かにな。
でも大事だと思いますよ、なんかその、やっぱWebGLなんですかね、なんか、
いやこれちょっと、私はなんかその、今東京にいて、
その、なんていうか、例えば福岡みたいな東京から離れた場所で製作会社に所属していたことってないから、
なんか、その、想像でしかないまま喋っちゃうんですけど、
なんかやっぱり、なんか使っていいのかなみたいな、ちょっと遠慮があるんじゃないかなっていう感じはするんですよね、なんとなくその、
なんか自分たちがそんなんやっていいんかなっていう遠慮みたいな感覚って多分持たれてる方結構いらっしゃるんじゃないかなって思うけど、
でも全然今はもうできるようになってきてるし、
まあそれこそAIに助けてもらいながらとかだったら、
なんか数年前のそれなりのWebGL実装が今はAIに頼んだら10分でできちゃうとかっていうのは全然あるし、
まあそれをゴールとしていいのかっていうことはまた別の話としてあるんですけどね、
なんかそういうクオリティのものを作っててあなたは満足なんですかっていうのはまた別の話としてはあるにはあると思うんですけど、
ただ、取っ掛かりとして、なんかそういうより手軽なものになっていくんだろうなっていうふうにも思うんで、
だからこそ今その、何ですかね、AIで何でも作れる時代だからこそちゃんとWebGLの中身を知っていることの強みみたいなのって多分あって、
だからなんかWebGLスクールとかも続けた方がいいのかなって悩みながらも思ってたりはするんですけどね。
絶対に続けてください。
そうですね。
そうですね。
そうですね。
それこそ今やっている案件でもWebGLを使って、
なんかオブジェクト自体をWebGLで作るっていうかちょっと演出にかませるみたいな感じで使ってるんですけど、
なんかやっぱり今山村が実装してて、なんかベースの実装とかはAIに相談しながら自分で書いたりしながら作ってるんですけど、
最終のチューニングの部分はどうしてもやっぱり自分でやるしかないですし、
なんかやっぱり感覚の部分ですよね。
これがいいのか悪いのかみたいな感覚の部分はやっぱり人間がやらないといけないので、
それをずっとAIとやりとりしてたら出力してくれるのかというとそういうもんじゃないなっていうのはすごく今まさに直面してるので、
なんかWebGLスクールはスタンスとしても今後定期的に人材を送り込んでいきたいので、
ぜひ続けていただきたいです。
なるほど、なるほどな。そうやっていただけるのは嬉しいなと思うんですけど、
そうですね。でも直近のWebGL使ってた案件で、
ちょっとあの案件の話を少し聞きたいなと思うんですけど、
あの案件のデザインは千原さんがデザイナーとして入ってっていう感じだったんですよね。
はい、そうです。
WebGLを入れてみようっていうのは最初からもうあったんですか、ビジョンとして。
ご相談の段階、案件のご相談の段階では全くなくて、
どういうものを作ろうかなって考え始めたときに割と初期でこういうものを作りたい、
こういうコンセプトでこういうものを作りたいっていうのが出てきて、
これを表現するんだったらWebGLですよっていうのを山村から言われたっていう流れでした。
なるほど、結構これ私ゲストの方がデザイナーさんだったりとかすると割とよく聞いてる話題なんですけど、
Webデザインする上で立体的な構造をWebのデザインの中に落とし込むって、
多分簡単じゃないなっていう想像があるんですね。
私はデザイナーじゃないからあくまでも想像なんですけど、
平面的なWebという最終的な閲覧体験って平面になっちゃうから、
その平面というプラットフォームの中でどうやってWebGLという三次元的な動きとか、
立体的なものとかをデザインに落とし込んでいくのかなってすごいいつも不思議というか、
どういう出発点があってどういう難しいところがあって、
どういう感じで綺麗にまとめてるのかなっていうところがすごい気になるんですよ。
で、なんか結構あのサイトを拝見した感じはすごく、
デザインの段階でもこれは3Dにすることを明らか最初から検討した上で作ってるなっていう感じがしたから、
なんかその千原さんの中で3DをWebに落とし込むこと自体はそんなになんかすんなりいったのかなっていうのがちょっと不思議というか聞いてみたいなっていう部分ではあったんですけど。
そうですね。3Dを使った実績はないんですけど、めちゃめちゃ見てるんで。
すごい人たちがそれをどう料理してるのかみたいなことは今までたくさん見てきたので、なんかその感覚は自分の中にはあると思います。
結構難しいと思ったのはディレクション、ディレクターも自分なんですけど、の提案の段階でそのものができてるわけじゃないんで、
それをどうそのクライアントさんに説明してこれがいいと思ってもらうかはめちゃくちゃ難しいだろうなっていうのは今回は割とシンプルな3Dのオブジェクトだったんで、
これがもっと複雑なものになったりとか、本当これ作り進めないとなんかどんな感じになるかわかんないみたいなことって絶対あると思うんですよね。
それはちょっと自分たちにはそれこそ社内で3Dが作れる、その3Dのグラフィックが作れるような人がいないとまだちょっと踏み入れない領域なのかなっていうのは正直思いました。
なるほど、そこの難しさもありますよね。作る以前のプレゼンの段階でどう意味のある3D表現としてなぜやらなきゃいけないかの理由をちゃんとつけて落とし込んでいくっていうそういう確かに難しさも確かにありますよね。
そうですね。あとはカンプ作るときは正直結構拙いキューブみたいなものを作って、それでクライアントさんと合意を取って、あとはちょっと作って山村さんがサンプルを作ってくれて、それで始めてなんか動いたりとかでクライアントさんもいいねっていうのがだんだん決まってきたみたいな感じでした。
なるほどな。その辺多分各製作会社さんごとに全然違いそうですよね、その辺って。
なんか多分会社によってはそれこそもう動画みたいなものでこう動きますよっていうとこまで作ってみせちゃうとこもあるのかもしれないし、逆にその動きの部分はデザインの段階では曖昧にしておいて、こういう感じで動かそうと思ってますぐらいの感じでお客さんに納得していただいて作るっていう体制の人たちも多分いて、そこら辺どう見せていくか多分難しいと思うんですけど。
そうですね。だからそういう実績をたくさん持っていらっしゃる会社さんは多分そういう依頼が来ると思うんですよね。こういうもの欲しいとか。で、多分そこに予算がついていって時間もついてくると思うんですけど、今回完全にこちらの勝手にこういうのどうですかって言ってたみたいな感じだったんで。
普通の平面のデザインと実装する期間とかコストの中で自分たちが提案したいからやるみたいなそのシーアンみたいな感じで出したので、多分もっとこう実績がある会社さんはきちんと進められる手段があるんだろうなと思いつつ。
今のスタンスはもう提案の中に紛れ込ませといて、僕はこれがいいと思いますみたいな感じで、クラウドさんもいいと思ってもらったら採用するみたいな感じかなと思ってます。
いやーでもすごい良かったと思うんですけどね。なんかその外野からすごいお気楽な感想を言っちゃうんですけど、すごい良かったんじゃないかなって。なんかあれ多分そのWebGLとか3Dあんまり分かってない、そのなんだろうな、分かってないっていうのは悪い意味じゃなくて、
あんまちゃんと勉強したことがないとかっていう意味での分かってない人たち。で、あれ見ると多分ただキューブ回ってるだけやろうみたいなふうに一見見えると思うんですけど、多分そのウェブサイトの演出の中で、例えば今まで動いてたものがピタッと止まって立体に見えてたものが平面的な1枚の絵になって動いていくみたいな動き方とかって見た目以上にすごいなんかやるの大変だし、
そのWebGL実装の部分とDOMとかを制御しているフロントの実装の部分がちゃんと連携して動かないとああいうのって作れないから、なんか見た目はただの箱が動いてるだけなんですけど、実際作るってなると多分すごいいろいろ大変なことがあったんじゃないかなってなんか私は想像ができるんですね。
そのWebGL使いの人間だからなんか想像ができて、なんかすごい頑張って作ったっていう話をなんかそのスタンスラジオでされてたのとかも聞きながら、なんかすごい感慨深い気持ちになったんですけど。
AIとの連携
そうですね、なんかその今回はこう完全な飾りとして作ってもよかったんですけど、なんかやっぱりあれってその所属しているイラストレーターさんのそれぞれが作られている世界観への入り口的なものだったりするので、やっぱりそこにリンクを貼って繋げたいとか、押したときの挙動みたいなのは割と細かくリクエストを出したので、
正直案件が始まってそのデザインはこれで通りましたって言ったときに山村からこれできるかなみたいな。もしできなかったらちょっと頭下げるしかないみたいな感じで。
クライアントさんにもそこは割とこうディレクションで期待値の調整みたいなのはやっていたので、ちょっと自分たちとしても今回チャレンジさせてもらうんで、っていうのはクライアントさんとの信頼関係の下でやったっていう感じではあったんですけど、結構頭を悩ませて作ってくれてたなと思います。
あれすごいと思いました。ちょっと細かくソースコードみたいとかそういうことまではもちろんしないわけですけど、でも触り心地みたいなこととかも含めて。
これも私素人なのにこんなことあんまり偉そうに言うつもりはないですけど、ウェブサイトって違和感を感じずに操作できてるだけで、もうそれで相当レベル高いと思うんですよ。
特にWebGLとか使ってると、今一瞬負荷高くて書くってなったなみたいな、そういう違和感って実は言葉にわざわざしなくても感じちゃってて、そういうのが一切なくスルーっていったウェブサイトってやっぱりそれなりに、もうその時点でかなりレベルが高いなって思うんですけど。
なんかあの案件は本当にシームレスに全部の動線がつながってる感じがするし、ページ遷移とかもすごいスムーズなめらかにできてるし、いやすごいなと思いましたね、見てて。なんかあんまり褒めすぎてもちょっとあれかもしれないんですけど。
ありがとうございます。自分たちが目指しているところに対する自分たちの立ち位置みたいなものとか、WebGLも今回初案件だったんで、どのぐらいのレベル感なのかとかは自分たちが一番わかっているつもりではいて、もちろん今の段階でのベストは出したんですけど、まだまだだなっていう、まだできることとかチャレンジできることはきっとあるだろうなっていう感覚はあったプロジェクトだったんで。
なんかやってみてよかったなっていうのが一番大きかったですね。
そうですね、いや本当そうだと思います。なんかその、これも本当に別にダメ出ししたいわけじゃないんですけど、最近そのノーコードツール的なものとかがすごく流行してるというか、よく使われるようになってきていて、昔と比べるとですね、そういうツールも進化して、だんだんそのレベルの高いものが作れるようになってきてると思うんですけど。
なんかWebGLにもやっぱりそういう流れってあって、それこそそのノーコードツールを使ってWebGL付きのウェブサイトをポンって出すみたいなことってもう割とできるようになってきてるし、さっきも言ったようにそのAIが今度どんどん進化してきて、
AIの手を借りることで昔と比較にならないぐらい簡単にWebGLのサイトって作れるわけですけど、なんかああいうコンテンツと一体になってる系ってやっぱ難しいと思うんですよね。
ただ背景に3Dモデル置いてあって、スクロールに連動してただ動き回すぐらいの感じのものは多分いくらでもノーコードで作れるんですけど、ちゃんとコンテンツと紐づいてるWebGLの実装って、
なんかね、そんな簡単に多分作れるようにならない。結局人が手でやんなきゃいけないと思うんですよ。なんかそういうものをこのタイミングで作ることができて、しかもそれが資金石的な感じで、まずこれができたんだからじゃあ次はもっとこれをやってみようみたいな感じで繋げていけるって考えるとすごく意味のあった案件だったんじゃないかなーって思うし、
なんかいきなりそれができるっていうのもやっぱり何ですかね、なんかやっぱたくさん見てるからって千原さんさっきおっしゃってましたけど、みんなそうなんですか?なんかその社内の感じ。
経営者の視点とキャリア
みんな結構今そうですね。なんかすごい。社内のメンバーのことあんまり持ち上げてもって感じですけど、めちゃくちゃ勉強してますね。特にそのエンジニアのメンバーはもう毎週絶対みんなで集まって、こういうアワード系のサイトをみんなでそうなんやかんや言いながら見るとか、時間を取ったりとか、技術開発みたいなことはずっとやってるので、
なんかやっとこう、何ですかね、もともと山村が去年まで一人でエンジニアをやっていて、彼の中でもすごいモンモンとした気持ちが、自分が好きな作ってみたいサイトと今やらないといけないことの狭間でずっと揺れ動いていたのが、なんかこの1月2月で2人エンジニアが入って、
なんか突然こう開放したみたいな、その欲求を開放したみたいな感じで、スタンスラジオにもそのなんかにんまり感はすごい出てると思うんですけど、なんか本当にこう、実際の案件に使うものをベースにめちゃくちゃ学んでる、学ぶようになったっていう感じですね。
この今のお話のアマネーションさんの件もそうなんですけど、違う件でも、なんかちゃんとこうブランドの世界観とか、その表現したいものを保ったまま表現的にチャレンジする、できるものは自分たちにないのかみたいなのは、なんか常に社内で話してるので、そのためにたくさん見て作ってるっていうのが、今社内的には空気としてありますね。
なるほどな。
なんかその辺は、やっぱりその千原さんとか、いわゆる経営層の人たちが意識的にそういう空気を作ろうとしているっていうよりは、なんか自然とそうなっちゃうって感じなんですか?
結構作る方で方向転換はしました。
なので、去年の頭ぐらいに初めて、こういうものが作りたいんだみたいなことを自分がみんなの前で言って、そのためにこういう方向にしていくからって言って、それに賛同した人もいればそうじゃなかった人ももちろんいるんですよね。
だからそこから離れていったメンバーももちろんいますし、ただもううちとしてはこっちで行くからっていう感じで、まあ方向性をつけないともう無理かもっていうのがちょっと、まあそれこそAIだったりとか、スタジオみたいなノーコードツールだったりとかが出てきて、本当もう二極化するしか未来はないのかなって自分としては思っているので、
やっぱり今誰でも作れるものを作っている人は作る機会をどんどん失っていくし、作る過程でちゃんと文脈を生み出したりとか価値を生み出している人、クラフトをやっている人は残っていくのかなと勝手に個人としては思っているので、
作ることをやめる未来なのか作り続けるのかっていうのを考えたときに、どっちかというと作るの結構好きなので、作り続けたいとしたらそっち側に行くしかないから会社としてはもうこっちですみたいなことを去年の頭ぐらいに社内で言ったっていう感じですね。
なるほどな、なるほど。そこって本当にこれもまたそれぞれ会社さんごとに全然違うと思うんですけど、やっぱりいる人たちが自然とそういう空気を作っていく会社もあれば、割とちゃんとしっかり経営側が方向を指し示してあげてみんなで進んでいくパターンといろいろあると思うんですけど。
なるほど、御社の場合は結構じゃあ経営層の舵取りというか、こういう方向性でやっていきたいよっていうのをちゃんと伝えて、それに賛同してくれた皆さんが今一緒に頑張ってるっていう感じなんですね。
そうですね、そこから先を育ててくれたのは結構メンバーだったりはするんで、大きな方向は示すっていう感じでした。
話聞いててちょっと素朴に思っちゃったんですけど、千原さんご自身はどういうキャリアというか、もともと経営者思想すごい強い方なのか、その辺、自己紹介の時に先に聞けよって話なんですけど、キャリアってどんな感じなのかなって急に。
今の話聞いてて、すごく経営者としてちゃんとしてる、言い方ちょっと安っぽくなっちゃって申し訳ないですけど、その経営者としてちゃんとしてるな、結構みんなに対してこういうふうにやってくからねって伝えるのって、やっぱ勇気もいると思うし、
それだけ自分が誰よりも先のことまで考えて、思いを巡らして伝えていかないと多分伝わらないから、きっと。だから経営者ってやっぱり経営者なりのスキルセットというか思いの強さみたいなものって備えてる必要があるのかなって思うんですけど、
なんかその、どうなんですか?千原さんって結構、俺の勝手なイメージですけど、まだやっぱ若いのにそんなふうに会社経営しててすげえなって思っちゃったんですけど。
そうですね、キャリアはめちゃくちゃ変な流れなので、これよく飲んでるときに話すんですけど、大学は法律を学んでいて、高校3年生のときに自分文系だったんですけど、進路選択でやりたいことが本当になくて、文系で最高峰といったら弁護士でしょみたいなすごい浅い考えで法学部を選んで、
その後いろいろ調べて、弁護士っていう仕事は目指したいって思ったので、大学に入って1年生からダブルスクールで司法試験の勉強ずっとやってたんですよね。そこそこ勉強しながら大学院を目指してたんですけど、
大学3年のときにとある刑事訴訟法っていう授業があって、そこでドキュメンタリー映像を見たんですよね。脅迫事件の弁護団、つまり事件の犯人とされる人を弁護する人たちがどんな思いでやってるかみたいなドキュメンタリーがあって、そこでめちゃくちゃ幼稚なんですけど、これは許しようがないなって思っちゃったんですよ。
なるほど。
なので、何かがあったときにそれを公正に裁くために裁判があって、その公平性を高めるために両サイドに専門家がいて、法治国家として必要な仕組みを整えてるみたいなことで、その弁護団もプロとしてすごいことをやってるんですけど、
自分自身の正義みたいなのは、とても主観的で感情的だったりするんで、その授業を90分間聞きながら、自分はさすがに弁護士に向いてなさすぎるって、もっと早く気づけよって感じなんですけど、って思ったんですよ。
で、なんか授業が終わって帰ってるときに友達に、俺、弁護士になるのやめたわって言って歩いてたっていうのを、本当に今でも覚えてるぐらいなんですけど、その後、大学卒業して銀行に就職をしました。なので、元銀行員です。
で、弁護士目指すのやめた後も、そんなにやりたいことがなくて、就職活動の中で、ちょっと難しいとされているところを狙ってみたいぐらいの感じで、いくつか企業を当たりながら、それをやりながら、自分がつきたい仕事が見つかればぐらいの感じでやってたんですけど、
結局、とある銀行の海外支店を強化している時期で、海外駐在を何年以内に絶対できますみたいな枠があって、それは面白そうと思ってそこに入ったんですよね。入ったはいいんですけど、詳しくはお話できないんですけど、いろいろあって速攻で辞めて、不幸が返ってきて、突然ニートみたいな感じでした。
なんかそれなりに勉強を頑張って、ガリ弁タイプなんで勉強頑張ってきて、銀行員を選ぶぐらいなんで、割と普通のキャリア思考でレールに乗った人生みたいなのが、一気に先のレール全部外されたみたいな、自分が悪いんですけど、な感じだったんですよね。
で、大学の友達はすごい企業でみんな活躍してて、後ろめたさから人に会いたくないとか、人にばったり街で会った時に何も聞かれたくないから、金髪にして、22歳にして人生をさまよってるみたいな。
期間があったっていうのは、自分の社会人人生の始まりはそんな感じでした。そこからどうデザイナーにたどり着くのかみたいな。
そこ、すごい難しい話なんですか?あんまりスッと繋がらない感じなんですか?
結構繋がるんですけど、その後、福岡帰ってきてすぐ、実はその年の公務員試験に間に合って、公務員になろうと思って試験受けたんですけど、最終面接で今年の新卒じゃんっていうことがバレて、
なんで君ここにいるの?みたいな。今年の4月に就職したはずだよね、みたいになって。落ちたんですよね。会社も辞めて公務員試験も落ちて、普通の人生を歩むことはもう無理だって。絶望してる時にネットでポチポチ20代から手に職みたいなのを調べたら、ウェブデザイナーになろうっていうバナーが出てきたっていう。
そんな感じの流れでした。
でも、その話聞いたら、そっから今のところに繋がるのすごいですね。そんな感じのテンションでデザインの世界に入ってきて、大変でしたか?あんまり話せないことまでねほりはほり聞こうとは思わないですけど。
スタンスの代表就任
そうですね。デザイナーになりたかったんですけど、やっぱデザインできなかったんで、独学でコーディングを学んで、コーダーとして最初は就職したんですよね。そこからまた次の会社はデザイナーとしてアシスタントで入れて、フリーランスになって、スタンスみたいな感じなんですけど。
スタンスは実は僕、創業者じゃなくて、もともとやってる会社に参加したような形だったりするんで、実はあんまり起業家マインドとかはないんですよね。もともと自分で会社をやろうみたいなのは全く思ったことがなかったんですけど。
スタンスっていう会社に入って、最初は代表と僕の2人で少しずつメンバーが増えてきたときに、やっぱりスタンスの一番フロントに立つ人間は、まだ代表残ってるんですけど、もう一人の代表はどちらかというと営業的な立ち回りなので、
それよりもクリエイティブの人材が代表に立ってる方がいいんじゃないかみたいなのを言われて、じゃあそうしますって言って代表になったっていう。何の意思もないみたいなのが最初でした。
聞けば聞くほど不思議な気持ちが高まっていくんですけど、そうすると、じゃあ分かりました、やりますよみたいな感じで代表になったとすると、そこから現在に至るまでにいろんな考え方の変化というかあったってことなんですか?
長瀬 代表みたいなのは結構これまでの人生で、よくやってきたって言ったら変ですけど、小学校の頃から例えばクラブの部長とか委員会の委員長とか体育会の応援団長みたいなのをのきなみやってきた人生だったんですよね。
先生が誰かやりたい人って手を挙げて誰も挙げなかったら、じゃあ千原くんやってみたいになるみたいな、割と文句言わない人だったんで。
なんか結構、高校のときの部活もバスケ部でキャプテンやってて、自分がこういうふうにしたいみたいな、こういう練習組んだとかこういうところを目指したいって言って、それに40人とかのメンバーがみんなでついてきてくれて結果を残していくみたいなものは、自分の中では結構すごい楽しいという現体験みたいなものがあって、
なんか別にスタンスで言われなかったら代表になりたいとか一瞬も思ったことなかったんですけど、なんかやれと言われたらいけるとこまでいきたいみたいなのが、なんかそのときに結構自分の中で育ってきたというか、この立場に育てられたところも結構ありましたね。
うーん、なるほど、なるほどな。なんか、そっか、いやちょっと不思議な感じもするけど、反面、まぁわからないではないなっていうところもあるな。なんか私も結構部長タイプというか、あの、やってよってなる、その誰も手あげねえしみたいな、じゃあいいよもう俺やるわっていうのを結構やってきたから。
だからなんかわかる気もするし、なんだろうな、なんか、そうですね、ちょっとわかる気はする。なんかその無欲というか、別に自分がリーダーにしてほしいわけじゃないんですよね、たぶん。
はい。
なんですけど、リーダーに担ぎ上げられても別にそんな強烈に嫌だって言うほど嫌でもないっていうか、まぁまぁわかったよ、やるよっていうふうになるっていうとこまでは、なんとなく想像ができる、似たようなタイプなのかなってちょっと話聞いてて思ったんですけど。
でもやっぱりあれなんですね、その立場が変われば考え方も変わるじゃないけども、それが結構千原さんの場合はあったっていう感じなんですね、きっと。
そうですね、自分が経営をするなんてことはもう本当に身陣も考えたことがなかったので、スタンスって当時最初は2人だけの会社で、その時も普通に給料を毎月毎月もらってたんですけど、そんなに仕事してるっけみたいな、その給料どっから出てるんだろうみたいなことも特に考えたことなかったんですよ。
たぶん誰かが未然に起きてくれてたっていうのはあるんでしょうけど、でも代表というポジションになった瞬間に、それがもうすごい視界が開ける感じはあって、今まで誰かが自分にしてきてくれたこととか、もちろん自社の数字と向き合う中で何かを他社さんに依頼する、発注するとか、
その時のどれだけ怖いとか、どれだけ信頼が必要かみたいなこととか、今まで一デザイナーとしてやっていた時には見えなかったものがたくさん見えてきて、それに対しての自分の考え方みたいなのがそれぞれ少しずつ育ってきながら、自分の代表としての在り方はできてきたのかなと思ってて、
今も結構プレイヤーなんですよね。
主観と客観の揺れ
基本、制作の案件は自分がディレクションとデザインまではやるのが9割5分くらい、うちの会社ではそうなんで、ほっとくとプレイヤーのマインドにまた戻ってきてしまったりするんですけど、そこの結構バランスを自分の中で取りながら、プレイヤーマインドが高すぎるなとか経営者マインドが高すぎて、ちょっとクリエイティブが面白くなくなっちゃってるなみたいなのは、
自分の中でずっと振り子みたいに動いていて、ずっと揺れ動いているから、お店みたいなやったことないことやってみようみたいなことに即ちに手を出して確かめるみたいなものとかもちょっと自分の中ではあるかもしれないです。
なるほど。なんか面白いですね。何だろう、なんか面白いな。すごいですね。なんかあんまり聞いたことないっていうか、あんまり他に類似するケースが思い浮かばないっていうか。
そっか、なるほど。だから多分そこは千原さんの人間性というか性格的な部分なんでしょうけど。すごいな、なるほど。確かにそうっすね。
多分客観視できてるっていうのがまず前提として必要なのかなって思うんですよ。その実行分析というか、自分を遠まきに俯瞰してみて、今こうなってるなっていうことを自覚できるかどうかっていう才能って多分あるなって思ってて。
多分それが可能なんでしょうね、千原さんの場合は。自分が今こうなっちゃってるなとか、この部分が今多分隙間空いちゃってて何も入ってないなって思ったら、じゃあそれが飲食だったら飲食やってみようかなとかっていうふうに。
多分その俯瞰する能力が強いっていうかちゃんと育ってるからこその、自己分析ができてるからこその、なんかこうゆらゆら感というか、あっち行ったりこっち行ったりしちゃうっていうのはあるのかもしれないっすね、もしかしたら。
そうですね、なんか自己分析としては割と冷静な人間なんですよ、もともと。結構ほっとくとつまんないことばっか言っちゃうみたいなのがあって、なんかただ何て言うんですかね、やっぱりクライアントワークとかちゃんとしないといけないところではちゃんとした自分みたいな、ちゃんとロジカルに提案するとかちゃんと話すみたいのがありつつ、
なんかその自社事業とかすごく自分の主観を働かせていいような場面ももう一つ持っとくことで、なんか本当は客観とかロジカルな人間なんですけど、それを一旦捨てて客観的な自分が見たら本当ばっかみたいなことを言ってるんですけど、これやってみようぜみたいなのを
ちゃんと考えてネジを外して横に置いて言うみたいなことが、なんかちょっとずつできるようになってきたみたいな感じですかね、もともと全然そういうタイプじゃなかったんで、なんかそれがこの数年で自社事業とかをやり始めてできるようになって、結局それが結構今は、例えばクライアントワークで何かデザインとか演出とかを提案するときに、もともとはロジカルに提案してたのが
そっちに主観が入ってくるみたいなことに、結構そのクロスオーバーしだしているような感覚は自分の中であって、これはなんか自分としてはめっちゃいいと思ってるんですよね。
今までそんな熱を持って提案みたいなのってあんまりなくて、これよりもこっちのがいいと思いますみたいな感じだったのが、これめちゃくちゃ良くないですかみたいなことが、なんか自分のキャラクターとして自然に言えるようになってきて、なんかこう人からの共感であったりとか賛同を得られる機会が増えたのかなっていう感覚は結構あります。
いや、なんか面白いっすね。なんか、いや、俺、千原さんについてうまく言語化できないっす。
多分ね、千原ABCみたいな、多分3人ぐらいいる感じがあるかも。
いや、なんかわかんないけど、なんか私ってその、なんですかね、なんか言葉は変にうまいっていうか、言語化することって得意か不得意かで言ったら得意側の人間だと思うんですけど、なんかうまく千原さんを説明できないですか?すいません。
今日色々話聞いてきたけど、なんかすごい良い意味で複雑回帰な感じがするし、なんかそれが良い意味でプラスに作用している側面がたくさんあるし、あとはもう一つ思うのはやっぱりなんか今も変化の途中なんだろうなっていう、
スタンスという会社もそうなのかもしれないし、千原さんご自身もそうなのかもしれないけども、なんかこう変化していく途中というか、良くなっていくその確定を今見せられてるんだなっていう感じがします。
いや多分そうだと思います。なんか多分今までのゲストの皆さんはある程度こう、なんでしょう、自分の信念みたいなものとかこういうものを作ってきたとかがあって、ある程度そこにこう筋が通っている上でご自身のことをお話しされてると思うんですけど、多分今日も意見が変わってるみたいな人間なので僕が。
自己分析と変化
本当に常に考えながら変化しながらみたいな感じで、多分今日お話ししたことの中でもちゃんと調べたら矛盾するところがあったりとかするかもしれないんですけど、なんか全部本心で思ってるというか、その時に思ったことを言いながら、なんか自分でも何ですかね、スタンスのビジョンをまだ決めてないっていうのも結構そういうところがあったりして、まだこう揺れ動いているし、自分自身もそうだしメンバーも
なんかどこに行くかまだわかってないみたいなのがあるので、なんかそういう本当に過程をドクサスさんにお見せして困らせてるっていう。
いやすごい面白いですけどね。話聞いてる方は面白いですけど、なるほどな。いやすごくいいと思います。なんか、これからが楽しみというか、なんですかね、千原さん個人もそうですし、スタンスという会社が何をやっていくかもそうですし、なんか目が離せない感じがあって。
うん、すごい面白いなあ、面白いっすね。いやでもなんか多分やっぱ、私なんかも結構頭ロジカル人間で、本当に私がよく感じるのは、自分の嫁と自分の対比をした時に向こうは感情人間で、こっちは理屈人間だなってよく思うんですよ。
私から見ると、その家内はすごい感情で動いてるように見えるんですね。何やるにしても感情で動いてるし、言葉も感情で喋ってるなっていう感じがする一方で、なんか自分は結構、やっぱプログラマーだったりもするから、なんかすごいいろいろロジカルに考えて、理屈で考えてる感じがあって。
でもなんか時々思うのは、その理屈で考えるのって結局自分の感情を補強したいから理屈で考えてると思うんです。自分の主張とか自分が感じてることとかを強く主張したいからこそ理屈に走ってるんだと思うんですね、多分。
そう考えると、今千原さんが、もともとロジカルに考える人間だったけど、感情とか体験みたいな、人と人とのやりとりみたいな部分とかに今フォーカスを向けているっていうのは、すごく自然なことというか、
その中で得られるものがまた千原さんとかスタンスさんを変えていくんだろうなっていうのが、なんかそこがすごく不思議だなっていうのはもちろんあったんですけど、なんかすごい、そういう意味では納得できる話が多かったかなっていう気がします。
けっこうなんか人に嫌われたくないバリアーみたいなのが自分の中であって、あんまり思ったことを人に言えない感じだったんですよね。
なんかそれが割とこう向き出して感情を伝えても、なんか受け入れてくれる人が周りにいるようになったとか、なんかちょっと自分が心を開けるようになったのかなっていうのもあって、
独産さんの今の奥様との話は、僕もすごいほぼ同じだなって思いながら。
そうなんですよね。だから、なんだろうな、どっちが良い悪いじゃなくて、けっこうこれってなんかその生まれつきの性質の部分もあるし、なんかどっちが正しいっていうんじゃないんですけど、
なんかこう、やっぱ自分が変化してることを楽しめるタイプなんでしょうね、きっとね。なんかそれは思います。なんか千原さんのお話いろいろ聞いてて。
今現時点の自分はこうですっていうことだと思うんですよ。今後また全然違うこと言い始めるかもしれなくて。
なんかそういうふうに柔軟に変化していける感じの人なんだろうなっていう感じがしましたね。
私もそういうふうにしなきゃなって思ってるんですけど、なんかそのコンフォートゾーンにこもらないようにしなきゃって、けっこう意識的に思うようにしてるんですけど。
スタンスの変化とクリエイティブな仕事
なんか楽しみだなって思いました。いろいろ話聞いて。また今後またなんかとんでもないことやり始めるんだろうなって。
ちょっと今年度はスタンスは変化の年。スタンスの中でもずっと変わってるんですけど、大きな変化の年にしたいと思ってるので。
いろいろまたSNSではしゃいでるなと思いながら見ていただけたら嬉しいです。
めっちゃいいと思いますよ。めっちゃいいと思います。
ノーマライズFM、今日も楽しくお話ししてたらもう2時間近く喋ってる感じではあるんですけども、
私が当初思っていた千原さんのビジョンとけっこう全然違う感じの人間性が見え隠れして、
面白いなと思いながらいろいろ聞いてましたけど、最後の方に喋ってたことにそのまま繰り返すようになっちゃいますけど、
本当にいい意味で今、変換というか転換期というか、千原さんもスタンスさんもより良いものにどんどん生まれ変わっていってる過渡期でもあるのかなっていうのが、
すごいこのタイミングでお話できて、すごい良かったなって個人的には感じられた回になったかなと思います。
ありがとうございます。千原さんの方からお知らせなどございましたらお願いします。
スタンスでは今、ディレクター、デザイナー、エンジニアの積極採用を行っています。
今日のお話を聞いて心配になった方もいるかもしれないんですけど、
クリエイティブだったりとか店舗を作ることだったりとか、興味がある方はぜひご応募いただければと思いますので、よろしくお願いします。
ありがとうございます。多分他の会社さんじゃ経験できないもの確実にありますよね、スタンスさんの場合は。
イベントへの期待とリスナーとのつながり
そうですね。みんなで夏祭りやったりとか、店舗で結構面白い奇妙な経験がしたい方にはあってるかなと思います。
本当に唯一無二と言ったら言い過ぎかもしれませんけど、あまり類似する企業ないタイプの会社さん、
特に製作会社と飲食がこれほど密にくっついてるケースってあんまりないと思うんで、興味のある方はぜひ。
どういう感じでご連絡すればいいんですかね。公式サイトのキャリアのページとかからですかね。
はい。ウェブサイトのキャリアのページからご応募いただければ嬉しいです。
あとでリンクも貼っておきますので、気になる方はぜひそちらから登録じゃなくてご連絡差し上げてみていただければと思います。
お願いします。
はい。じゃあ千田さんちょっと今日は何ですかね、本当にいろいろ聞けてよかったなっていう感じ。
読者さんを終始困らせてしまったっていう。
いやいやいや、困ったとかじゃなくて、なんかこううまく言語化できない感じでしたね。
いや面白い、なんかこのタイミングで聞けてよかったと思います。なんか変にこう仕上がった後じゃなくて、逆に今が面白かったかもしれないなって思うんで。
あとはちょっと福岡のイベントでお会いできたらまた深い話ができればと思います。
そうですね。ちょっと心配だなって思ったのは結構私は夜すぐ寝ちゃう感じのライフサイクルだから、みんなのノリに深夜のほうついていけないなっていう、それがちょっと心配だなって思ったんですけど。
締めのラーメンはなしで。
そうですね。でも本当そういうところも含めて今回お話できて接点が作れてよかったなって思いましたね。はい、いろいろ聞かせていただいてありがとうございました。
はい、こちらこそありがとうございました。
はい、ではノーマライズFMの後はいつものお知らせを言って終わろうと思いますけども、ノーマライズFMではシャープノーマライズFMというハッシュタグで皆様からのご意見ご感想などを随時募集しております。
ちょっとした感想でもすごく嬉しく拝見してますので、ぜひ気軽にポストなどシェアしていただけたら嬉しいなと思います。
では今日はこれで終わりにしたいと思います。最後まで聞いてくださってありがとうございました。
01:45:27

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