00:01
スピーカー 2
のらじお。
スピーカー 1
のらじおのMuroです。
スピーカー 2
かえです。
スピーカー 1
こんにちは。
ということで、
のらじおを始めていこうかなと思うんですけれども、
今日はかえちゃんの方から話題の提出があるんですよね。
スピーカー 2
そうですね。
そうですね。ちょっとすごい興味深いことが起こったので、
ちょっと話そうかなと思って。
本当はテーマがあったけど、飛ばしてもらったんですけど。
前半後半の話があって、前半部分はのろこしさんにはちょっとちらっと話したんですけど、
ちょっと進展があったので、最初から説明しますと、
4日ぐらい前に子供、私は子供が2人いて、7歳と8歳の男の子なんですけど、
2人でドラえもんの血神兵団の映画を見て、
その話は宇宙からロボットが地球を侵略しに来るみたいな、ざっくり言うとそういう話。
伸びたたちがそれを阻止するっていう話で、
最終的なやっつけ方が、
過去に戻って鉄人兵団を作った博士に、
ロボットの機能から競争本能みたいな闘争心を抜いてもらって、
鉄人兵団の存在自体をなかったことにするっていう方法でやっつけるんですけど、
そのおかげでそれをやると、鉄人兵団の中から友達になった子も存在が消える、
ってしまう。
でもその子もそれをわかった上で、それに協力して、結局地球が守られるっていう感じなんですね。
伸びたたちはそれを知って悲しむんですけど、
きっと平和な国であの子たちは生まれ変わってるって信じて、
普段の生活でもちょっと落ち込んだままなんだけど、
生まれ変わった友達の姿をチラッと見た気がして元気を出す、取り戻すみたいな結末なんですね。
その話が終わったところで、7歳の次男の方が、
え、なんでなんでなんでって、あれ?みたいに言い出して、
不思議が納得いかないみたいなことを言い出して、
03:04
スピーカー 2
もともとの存在が消えたんだったら、伸びたたちの恐怖感も消えるはずだからおかしいって言い出したんですね。
8歳の方の兄ちゃんは、もうすごくいい感じ物語が終わって自分も良かったって思ってたのに、
そういうことを弟が言い出したから、物語を多分否定されたような気持ちになって、
喧嘩になってしまって、そんなことないって、みんな忘れないみたいな。
スピーカー 1
かわいい、かわいいね。
スピーカー 2
何言ってるんだみたいな、みんな平和に生まれ変わったのに、そんなこと言ってみたいな怒り出して、
弟の方は単純に疑問だから、え、だって、だってってずっと説明しようとするけど、
うるさいとか言われてるんですよね、もう言うなと。
かわいそう。
でもそこでもすれ違ってて、でもやっぱり口はお兄ちゃんの方が達者だし、
強いから結局弟が泣いてしまって、えーみたいな、最終的には頭が悪いとか言われてて、
スピーカー 1
弟がお兄ちゃんに頭が悪いって言ったの?
違う違う、お兄ちゃんが弟にお前は頭が悪いって言われて、
弟の方が鋭そうなこと言ってるのにね。
スピーカー 2
そうそうそう、ねーって泣いてたから、私はそれを様子を見てたんですけど、
さすがに頭が悪いって言うとこはフォローしとこうと思って、弟を呼んで、
お母さんは、お母さんは違う、ママは頭が悪いって思わないよって、
そういう、ママもそうかなって思うし、何を思ってもいいんだよっていうフォローだけ一応しとこうと思って言ったんですけど、
お兄ちゃんの方は、私が弟をフォローしたこともちょっと気に入らない?
肩を持ったみたいな、たぶん捉え方してたけど、これ以上言っても不毛だから、その話はそこで終わったんですね。
っていうところまでは、話したと思う。
このこと自体がめっちゃ面白いこと言うわと思ってたんですけど、
それから2日後のお休みの日に、
弟が泣いてて、ジナの方が、
すごい、こう怯えた様子で子供部屋から来たんですね。
もうちょっと足がガクガクして、
体を自分で抱きしめたようにして、
怖い、怖いって、怖くてトイレにも行けないみたいな感じで降りてきて、
ちょっとその後ろから、
長男が、ごめんって、ごめん、嘘嘘、嘘だから、
ごめんごめん、ママには言わないでよ、みたいな感じで言ってたけど、
もう怯え方がすごかったから、
06:00
スピーカー 2
もう怖い、みたいな、泣いてて、コップも取りに行けないみたいな、
泣いてたから、何事かと思って、
なかなか悪事をしなかったけど、
お兄ちゃんに、何を言ってこんなにこわらがらせたのかと、
言って聞いたら、
この世界の人たちが、
弟のことを全員、考えなかった。
その一瞬に、お前の存在は消滅するって言ったらしいですね。
それで、もうその弟は、それが衝撃的で、
もう誰かの目の前からいなくなってしまったら、
その一瞬が訪れるんじゃないかと思って、
めちゃくちゃ怯えてるんですよ。
でも、体を確かめるように、
両手で体を、自分で抱きしめながら、
怖いって言ってて、
で、もう私は爆笑したかったんですけど、面白くて、
でもちょっとこういう状況だし、
ここから落ち着こうと思って、
今日は1日、
お兄ちゃんが、どこに行くにも弟の手を繋いで付き添いなさい、
っていう命令をして、終わったんですけど、
多分ね、この話はドラえもんの続きなんですよ。
スピーカー 1
多分ずっと、
お兄ちゃんが考えたんだよね、弟の意見について。
スピーカー 2
そうそう、復習してるんですよ。
お前の意見が正しいというのであれば、
その逆ですね、命題として正しくないけど、
その記憶と存在について逆転化した時に、
じゃあ、記憶がなくなったら存在がなくなるっていうことだぞ、
っていうことを言ってる。
うんうん。
賢いよね。
スピーカー 1
それすごい賢いよね。
スピーカー 2
うんうんうん。
で、弟はもう、
目の前、テレビの中で消えた鉄人兵団のように、
自分が消滅する様を想像して泣いてたんですよ。
けど笑い事じゃないよね。
笑い事じゃない。
怖いよね。
めっちゃ面白いと思って。
それ、
そういう存在を復習に使うんだと思って。
スピーカー 1
お兄ちゃんもその時にその反論ができれば良かったのにね。
スピーカー 2
そうそう、多分ずっと考えたんですよ、2日。
スピーカー 1
2日間考えてたのにね。
可愛い。
けど、お兄ちゃんの言ってることは纏えてるよね。
09:03
スピーカー 1
そうそう。
スピーカー 2
実際そうだもんね。
スピーカー 1
その話を初めて聞いた時、
弟の言ってることが正しいって僕すごく思ったんですよね。
弟の言ってることがめちゃめちゃ正しいにも関わらず、
なぜお兄ちゃんはそのような態度になってるのかっていう、
スピーカー 2
上々的だなってその時は思ったんだけど、
スピーカー 1
けど全然上々的じゃなくて、
ちゃんと論理的に考えて、
スピーカー 2
復習じゃんっていう話になったんですよ。
お前の論理で復習してやるっていう感じなんですよ。
スピーカー 1
この論理で言うとお兄ちゃん正しいよね。
うん。
スピーカー 2
消えたりは、消滅はしないけど、
存在するってどういうことなのかっていう問いだと、
すごく纏えてる部分もありますよね。
ありますよ。
スピーカー 1
だって存在してると自分しか思ってないときに、
周りが自分のことを存在していないと扱うんだったら、
それは存在していることになるのかっていうことになるじゃないですか。
スピーカー 2
そうそうですね。
スピーカー 1
それが怖かったのね。
スピーカー 2
でもとても。
怖い。
スピーカー 1
けどそれほんと怖いよね。
スピーカー 2
怖い。
スピーカー 1
自分は自分のことを存在していると思ってるけど、
誰からも存在を認められなかったら、
どうなっちゃうんだろう、自分って話。
スピーカー 2
そうそう。
どうなる?
どうなるかな。
でも自信なくなりますよね。
今本当に存在してるのかなって。
スピーカー 1
僕が前も話しましたけど、
僕が前の職場で働いてたとき、そんなことばっかりだったもん。
絶対に正しいと思っていることを上司に説明しても、
上司が明確な答えをしないまま、
僕の考えとは違う方向に話が行っていくときに、
自分が正しいのがすごい不安になった。
論理的な話をして、それに反省されたら自分が間違ってるんだって。
けど論理的な話をしているのに、
関係のないことを言われて、
君は働いたことがないから分からないとか言われて、
で、業務がそのまま進んでいって、
しかも失敗したりするんだよね。
失敗したときに、なんとなく僕のせいになったりするんだよ。
そういうときに、
え?俺が間違ってたのかな?みたいに思うもんね。
スピーカー 2
論理的に言えば僕の方が正しいはずだけど、
スピーカー 1
その論理性を誰にも認められなかったときに、
12:03
スピーカー 1
え?ってなりますもんね。
なりますよね。
スピーカー 2
それでも地球は回っているってならないもんね。
スピーカー 1
そう。
スピーカー 2
だから、めっちゃ怖いことを、
本当に恐ろしいことを言ってるんですよね。
7歳の弟に対して、
2人で、
この部屋で、
ママに隠れてこっそり、
この世の中の人が、
お前のことを誰一人考えなかったその一瞬に、
お前は消滅するって言われたら怖いですよね。
怖い。
だってそうならない保証は何にもないよね。
スピーカー 1
ないよね。
スピーカー 2
だから、もう1人でトイレに行ったりとかすると、
もう1人でトイレに行ったりとかする瞬間が、
恐ろしくたまらなくなってるんですよ。
スピーカー 1
え?それ未だにそうなの?
スピーカー 2
いや、でももう1日ぐらいで、
多分忘れたと思うんですけど、
半日ぐらいは怯えてたけど、
多分もう忘れたと思う。
スピーカー 1
よかったね。
スピーカー 2
よかった。
スピーカー 1
ドラえもん教育に良くないな。
スピーカー 2
うん。でも、
スピーカー 1
教育に良いとも言えるのか。
スピーカー 2
もうちょっと、
発展させていってほしい。このまま。
ずっと。
どうなるかは知らないけど。
いや、まあ1人でもいいけど。
スピーカー 1
弟のほうが、そのロジックを使って兄ちゃんになるか。
スピーカー 2
いや、性格的にね、そういうタイプじゃないんですね。
スピーカー 1
弟のほうは。
スピーカー 2
兄のほうは、策略を練って、
一月、
一月に、
逃さずって感じだけど、
弟のはもう、
思いつきで、
言ったことが、兄を刺し続けるみたいな感じ。
スピーカー 1
かわいそう。
同じ親から生まれてもこういうことは。
スピーカー 2
面白いですね。
面白いね。
スピーカー 1
でも、
弟の、怯えてる弟にかける言葉がないよね。
スピーカー 2
もうない。
だから私もちょっと、そこについてはもう、
触れないでおいたその内容っていうか、
それが本当であるか嘘であるかについては、
言及せずに、
ただ、
この弟が怯えている間は、
責任として、
あなたが、存在を確かめ続けろっていう。
そうだよね。
スピーカー 1
だって、証明できないもんね。
スピーカー 2
誰があなたのことを認識しなくても、
15:00
スピーカー 1
あなたがいるよって、
スピーカー 2
説明してあげられないもんね。
それはちょっと無責任ですよ。
私もそうかもしれないと思う。
でも、
多分ね、これを、
恐怖を与える目的が、
弟に言ってる兄の方は、
多分、そんなことないって思ってるんですよ。
自分も思ってたよ。
スピーカー 1
自分も怯えてるはずだから。
スピーカー 2
消滅しないでやろうと思いつつ、
そう言って怖がらせてやろうっていう、
感じだから、
でもね、そういえば話して思い出しましたけど、
これ2日前の話ですね。
この、
この、けい2人の、
やりとりは。
昨日ね、公園に行ったんですよ。
3人で。
近くの公園。
全然人気がない公園で、
もう今コロナだし、特に誰もいなくて、
で、3人で遊んで、
もう帰ろっかって言って、
家からちょっと距離がある公園で、
ちょっと木がこう、
生い茂ってて、
ちょっと曲がったら姿が見えなくなるような道、
なんですけど、
で、帰ろっかって言った直前に、
お兄ちゃんの方がちょっと水飲んでくるって言って、
水道のところに行ったけど、
まあ歩いてたらそのうち来るだろうと思って、
あの、弟の方と次男の方とずっとゆっくり歩いたんですよ。
そのうち追いかけてくるだろうなと思って。
で、結構行ったけど全然追いかけてこないから、
あれ?って思って、
あ、これもしかして、
私たちはもう歩いて進んでってことに気がついてないか、
探してるかもって思って、
弟を行かせたんですよ。
ちょっと呼んできてって、
お兄ちゃんなんか来ないから見てきてって。
スピーカー 1
うんうんうん。
スピーカー 2
なんで、わかったってパーって走っていって、
次男の方が。
そしたら、あの、
2人で戻ってきたんですけど、
もうお兄ちゃんめっちゃ泣いてて、
うんうんうん。
で、弟、
弟のことはすごい怒ってるんですよ、もう。
まあ、8つ当たりされてるんですよ、弟が。
で、2人で、
で、弟の方はなんでこんなに怒られてるんだろうみたいな顔をして歩いてきてて、
お兄ちゃんの方はもうめっちゃ泣いてて、
うんうんうん。
で、誰もいない公園に気づいたら1人にされてた。
スピーカー 1
うんうんうん。
スピーカー 2
だから、
もし、ちょっとでもノーリにその存在が消えるような事があったら、
めちゃくちゃ怖かっただろうね。
うんうんうん。
あははははは。
あれはかなりね、あの、
絶望感があったと思いますね、あの状況は。
結構広い公園なのに誰もいなくて。
スピーカー 1
え、それで泣いてたって拍手をしたの?お兄ちゃん。
スピーカー 2
ん?お兄ちゃん。
18:00
スピーカー 1
なんで泣いてたかは説明したの?お兄ちゃん。
その時に。
スピーカー 2
いや、説明してないけど、
あの、いなくなったから、
勝手にいなくなったって言って、
怒ってたから。
あー。
スピーカー 1
でもその子に。
スピーカー 2
じゃあ、それの可能性が高いね。
あははははは。
でも、絶対怖かったと思う。
私でも怖いと思う。
気づいたら広い公園に誰一人いなかったらめっちゃ怖いと思う。
その時、確かに、
これ私って、
今存在してるのかなって、
疑問に思いそうですね。
だって、それは、
スピーカー 1
逆の経験もするわけだもんね。
自分しかいなくて、
今まで僕がいたと思い込んでいた人が、
誰もいなかったらどうだろうって感じだもんね。
そうそう。
スピーカー 2
それは存在しているのか。
自分は。
スピーカー 1
すっごい、同じような世界の中に、
全く一人ぼっちの経験をしたわけだもんね、お兄ちゃん。
そうそう。
スピーカー 2
それは泣くよね。
普通泣くよね。
スピーカー 1
僕らぐらいになっても、
そういう経験は泣くもんね。
怖いもんね。
うん。
うわー。
スピーカー 2
ドラえもん、子供を成長させるな。
スピーカー 1
4日ぐらいの間に、
スピーカー 2
存在をめぐって、
すごい恐怖が入り乱れてたから、
すごいなと思って。
うん。
スピーカー 1
すごいね。
ドラえもんって、
2時間ぐらいの映画で、
人間2人に、
それほど存在論的不安はないことができるんだって。
そうそう。
スピーカー 2
しかも、映画自体は、
スピーカー 1
なんとなく感動のエンドなんだよね。
そうそう。
スピーカー 2
ああ、よかった、みんな平和に生まれ変わったんだ、
みたいな終わり方だった。
いい話風になっているのにね、
スピーカー 1
そのいい話風の映画を見た2人は、
めちゃめちゃ存在論的不安になってたかもしれない。
スピーカー 2
存在論的不安になってたかもしれない。
そうそう。
かわいい。
これちょっと大事にしてほしい。
スピーカー 1
うん、確かにね。
これ多分ね、思い出すんじゃないかな。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
折に触れて。
思い出すでしょうね。
多分、大学に行ったハイデガーとか読んだら思い出す。
スピーカー 2
これって、ってなって。
これって。
スピーカー 1
じゃあ、ちょっと、
第1話この辺にしようかな。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
ちょっとスキリしました、この。
よかった、聞けてほしかった。
ちょっとドラマにならないといいね。
スピーカー 2
またちょっと注視していこうと思います、
その辺に関して。
続編ありそうだもんね、まだまだね。
スピーカー 1
じゃあちょっと、
はい、この辺で、
じゃあみなさんまたお会いしましょう。
スピーカー 2
ありがとうございました。