00:01
スピーカー 2
こんにちは、のらじおのMuroです。
スピーカー 1
こんにちは、かえです。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
はい。
スピーカー 2
こないだ、かえちゃんからLINEもらって、なんか結構痛ましいなって思った。
スピーカー 1
ね、本当に。
そう、何があったかというと、
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
うちの子どもたち、スイミングに通ってるんですよね。
スピーカー 2
で、バスでスイミング教室が出してる専用のスクールバスみたいなやつで通ってる。
スピーカー 1
で、お迎えに、バスが止まる停留する場所に連れて行って、また迎えに行くっていうんですけど、
こないだ迎えに行ったら、2人ともめっちゃ泣いておいてきて、びっくりするじゃないですか、そんな。
スピーカー 2
泣いてたらね。
スピーカー 1
どうしたって言ったら、その理由を説明聞いたんですけど、
スピーカー 2
なんか他の乗ってる子たちがバスに乗るルールを守ってなかったから、
それのルールっていうのは、立ち歩かない、シートベルトをしめると騒がないっていう、
スピーカー 1
まあ、安全のためのルール。
スピーカー 2
それを守らないから、長男が注意したと。
スピーカー 1
ルールを守らないといけないよって注意したら、
スピーカー 2
聞かないだけでは済まず、みんなして注意する長男を揶揄する雰囲気だったと。
それでも怒ってしまって、お兄ちゃんのほうが。
やめさせようとするけど、結局ずっと最後までからかわれて帰ってきて、泣いてた。
スピーカー 1
まあ、それはつらいですよね。かわいそう。
スピーカー 2
弟は、お兄ちゃんがかわいそうって泣いてたんだけど、2人して泣いてたっていうことがありました。
03:01
スピーカー 1
難しいね。
まあ、よくあるっていうか、想像つく光景っていうか、話の流れはみんな覚える。
スピーカー 2
私の小さい頃にも、そういう光景を見た覚えはあるぞっていう感じですね。
なんか、その話を聞いたときに、高野文子の漫画の、漫画の題名を忘れちゃったんだけど、
どの単行本に入ってたかも忘れちゃった。たぶん、黄色い本か棒が1本に入ってたと思うんだけど、
女の子がすごく家族に愛されていて、家族で幸せに生活しているんだけど、
スピーカー 1
なんか、夜ベッドに入ってからお菓子を隠し食べるみたいなことをしてるみたいな。
スピーカー 2
で、クラスにものすごい手に負えない子がいて、問題児の子がいて、
スピーカー 1
その子は家庭環境に問題があって、すごく大変なんだけど、みんなに結構つらく当たってるみたいな。
スピーカー 2
で、幸せなほうの女の子は、なんていうかな、その子がちょっとうらやましくて、問題児の子のほうが。
で、ある日、学校の登校中にその子のほうを見て、その子がよく他の子にいいってやってるんだよね。
だから、幸せなほうの女の子が問題児のほうの子にいいってやるんだよね。
そしたら、問題児のほうがけんか売られたと思って、相手を引き倒して、周りに引き離されるんだけど、
引き離された後に、幸せな女の子はコートのボタンがね、少し外れかけてるの。
で、その外れかけたボタンを見て、ここにはお母さんの愛が届かないみたいなことを思うんだよね。
お母さんはこれをどうすることもできないって思うっていう、その外れかけたボタンを。
スピーカー 1
問題のある子のほうが?
スピーカー 2
いやいや、幸せな子のほうが。
問題のあるほうの子、問題があるほうの子が、問題児のほうが、幸せな子を引き倒すんだよね、けんかで。
で、その引き倒されたはずみで、幸せなほうの子のコートのボタンが外れかけちゃうの。
スピーカー 1
あー、意味がわかった。
06:00
スピーカー 2
うん。で、その女の子がそのボタンを見て、お母さんでもどうすることができないんだっていう心があって、
その話を聞いて、それを思い出しました。
スピーカー 1
あー、なるほど。そうですね。
スピーカー 2
うん。こう、なんかこう、泣いて帰ってきたのはかわいそうだし、傷ついたと思うけど、
うん。
世界ってそういうことが起きるじゃん。
うん。
で、世界の中でそういうことが起きることをどうしてあげることもできないじゃん、基本的には。
スピーカー 1
そりゃあそう。
スピーカー 2
うん。四六時中家で面倒見るわけにもいかないし、何のトラブルからもこう、守ってあげることなんてできないじゃん。
うん。
っていうのを思い出して、痛ましい気持ちになってた。
スピーカー 1
あー、そう、そのことをきっかけに、私は長男に、自分の正義感を主張するのが無意味だと思ってほしくなかった。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
思いがちじゃないですか。
スピーカー 2
思いがちだね。
スピーカー 1
私は結構ひねくれた子供だったから、結構そう思ってたと思うんですよね。
スピーカー 2
うん、無意味だとね。
スピーカー 1
無意味だと。
スピーカー 2
子供がなんか、そういう、
スピーカー 1
正義、そう、絶対に正しいことを、
スピーカー 2
踏みにじられることをね。
スピーカー 1
そうそう、生やしたてられるっていうことは、私の小さい頃にもよくあったことだし、
だから、もうそういう、正しさを共有しようとすることは、結構無意味だと思ってたひねくれ子供だったので、
長男にはあきらめてほしくないので、自分みたいに、あきらめてほしくない、できればね。
スピーカー 2
まあ、それを、その後どうするかは彼の自由だから、
スピーカー 1
でも、
スピーカー 2
そう思って、
スピーカー 1
いや、ママは、あなたが正しいと思うよっていうのだけ言ったんですけど、っていう話ですね。
09:00
スピーカー 2
ね、なるほどね。
スピーカー 1
弟が、お兄ちゃんがかわいそうって泣くっていうのも、小さい頃からずっとなんですよ。
スピーカー 2
お兄ちゃんよくかわいそうな目にあってんの?
スピーカー 1
かわいそうな目に、
スピーカー 2
よくっていうか、まあ人並みにあってるけど、その度に弟は一緒に泣いてる。
スピーカー 1
かわいそうだって言って、泣いてるから、
だから、弟がいてよかったねって言ったんですけど、
スピーカー 2
お兄ちゃんにも一人味方が、バスの中に一人味方いたからよかったねって。
確かに、それはよかった。
お兄ちゃんなんて言ってたの?
スピーカー 1
うんって言ってた。
スピーカー 2
それ、兄ちゃんが泣くと、だいたい弟は泣くってこと?
スピーカー 1
そう、その2人の問題じゃなくて、2人で喧嘩してとかじゃなくて、
スピーカー 2
たとえば病気とかけがとかで、兄が苦しんでると弟は泣くんですよ。
弟が苦しんでるとき、兄はどうなるの?
泣きはしない。
スピーカー 1
慰めるって感じ。
慰めるほうですね、お兄ちゃんは解決策を考え、前進しようとするんだけど、
スピーカー 2
弟は寄り添うみたいな、同じ気持ちになる。
そうか、弟の面倒を見てやらなきゃいけないみたいになるのかな?
スピーカー 1
そうそう、自分が助けてやったり、解決できる方法を手に入れてやったり、
けがしたら手当てしてやったりとかするんですけど、お兄ちゃんは。
弟は一緒に泣くっていう。
かわいい。
いい子だな。
お兄ちゃんはね、いじわるタイプなんですよ。
私もいじわるタイプだったから、ちょっとよくわかるんですけど。
スピーカー 2
で、結局、ちょっと泣いてたけど、落ち着いたら、
スピーカー 1
彼らにシートベルトを締めろっていう注意をしてたんだけど、お兄ちゃん。
ぶつぶつ、気持ちを納めるかのように、
12:00
スピーカー 1
あいつらにはチャイルドシートが必要だったって言ってて、
気が利いてる。
なんか、自分を見てるようでちょっと嫌だった。
スピーカー 2
いじわる、なんていうか。
似てるの嫌なんだ。
スピーカー 1
あんまりいい部分じゃない。
まあ、強さとして、
それは相手に言うんじゃなくて、自分の気持ちを納めるように使ってるから、
悪いとは思わないですよ。
自分のことを悪いとは思わないけど、
ちょっとダークな部分だから、
なんか、ちょっと似てんなと思って。
面白い。
で、弟は、すごい本当に純粋に不思議そうに、
どうして大人の言うことは聞くのに、
お兄ちゃんの言うことは聞かないんだろう。
同じことを言ってるのにって、すごいめっちゃ不思議そうに言ってて、
スピーカー 2
この子はあんまりいじわるとは遠同そうだなって思いました。
なるほどな。
スピーカー 1
飽きもんだよね。なんでだろう。
スピーカー 2
面白い。
自分の嫌なところに子供が似てると、嫌な気持ちになるもんなんだね。
スピーカー 1
嫌な気持ちっていうか、
スピーカー 2
微妙な気持ちになる?
スピーカー 1
なんかドキッとする。
スピーカー 2
すごい究極に客観的に自分のことを見た気がして。
僕も親によく嫌な気持ちの顔されるもんな。
スピーカー 1
似てんなって時になんか嫌な気持ちになるんだろうね。
嫌じゃないんだけど、これでいいのかなみたいな。
これ似て大丈夫かなみたいな、ちょっと心配みたいな感じかな。
スピーカー 2
なるほどね。
そうね。かわいそうにな。
でもそういうこと起きるもんな。
スピーカー 1
まあ絶対ね、出会うことだから早いうちでよかったと思うんですけどね。
スピーカー 2
そうね。42ぐらいになってからそういう目にあってるんじゃどうしようもないもんな。
15:00
スピーカー 2
立ち直れなさそうだけど、また10歳だから。
折り合いをつけて柔軟に育っていけそうだから。
確かに。
いつも、けど初めてじゃないでしょ。いつもあるのに、その日だけは混乱してたのかな。
スピーカー 1
特にうるさかったんですかね。興奮状態だったのかな。子供たちが。
スピーカー 2
そういうことあるもんな。
子供たちが興奮状態になることあるもんな。
そうそう。
僕もスイミングスクールに妹とかやってた時に、どっちがバスを先に降りるかみたいな。
スピーカー 1
今思えば妹に譲ってやればよかったんだけど。
スピーカー 2
先に降りると妹が泣き始めてそこから動かなくなるんだよね。
かえちゃんとか年上だけどね、僕は妹と3つも離れてるから、今思えば先に降ろすぐらいのことの努力があればよかったなって思ってる。
スピーカー 1
いやー、でもちょっと面白い。面白いって言ったら彼らには悪いけど面白いですね。
スピーカー 2
そうか。面白いよね。
経験しているな、みたいな。
なるほどね。
人生経験しているな、みたいな感じ。
そうだよな。そうだよね。そうだよね。
スピーカー 1
いやー、だってもうね、4年生とか。
スピーカー 2
もう4年生なの?
そう。
その子とオクラは育つのが早いな。
スピーカー 1
オクラなんだ。
スピーカー 2
いやー、自分が4年生の時、結構あれですもんね、自我がありましたね。
そうだね。
スピーカー 1
ルリコちゃんは5年生だし。
スピーカー 2
そうだよね。
もう他の生き物だよね。
もうそうですね。
18:02
スピーカー 2
だいぶ脳が成長してきて。
ねー、大きいですね。
すごいもんな。
人間の形をしているのがすごいなって思うもんな。
はじめ赤ちゃんの形をしていたのに。
うん、そうですね。
もう人ですもんね。
もう人だよね。
スピーカー 1
だいぶ。
スピーカー 2
言うこともね、ちょっともう大人みたいな人いますからね。
何て言うの?
えー、何て言うか。何て言うか。
スピーカー 1
まあ、ちょっと管理はまだできないけど、いろいろなものとか時間とか。
スピーカー 2
管理まではできないんですけど、でもロンリーみたいなものは結構しっかりあるから、ごまかしがきかないですね。
適当なこと言ってもロンリー矛盾ついてくるようになって。
そうそうそう。
言いまかされるから。
ああ、そうでしたね、みたいな。
そっか、そっか、それは大きくなったね。
ロンリーを使えるようになろうか。
行為んやだな、もうビシュって感じ。
時間ってもう嫌ですね、みたいなビシュって感じ。
どういうことですか?
時間の流れが早いねってこと。
時間の流れが早い。
スピーカー 1
あ、分かった分かった。はいはいはい。
スピーカー 2
理解しました。
スピーカー 1
音と意味が全然つながってなくて。
そっか、擬音ばっかりの言葉を言ってる。
スピーカー 2
やのごとしですね。
そうそうそう。
21:00
スピーカー 2
ごとしじゃないよ、まさにやだよっていうことを言おうとしてた。
すごいよな、一人の人間が生まれて小学校4年生になってる。
そうですよ。
一人の人間が生まれて小学校4年生になっている間に、僕は何をしたかって言ったら、何言ってたか。
スピーカー 1
いやいやいやいや、もうそんなのみんなそうですよ、小さくそうですよ。
スピーカー 2
もうなんか、何なんだろうって思いますね、人生って。
スピーカー 1
すごい、10年。
スピーカー 2
10年。
彼の順、喋ることもできなかった。
それ論理を扱ってね。
意地悪を言えるようになってる。
そうです、意地悪を言えるようになってしまって。
でもそうだよね、その通り。
何してんだろうって、ここでこの話題の続きで出すようなことでもないけどさ、
スピーカー 1
コロンビアで女の子とデートしたときにさ、
スピーカー 2
あなたいくつ?って聞かれて、
34だよって言ったら、
あ、ママと同い年って言われたんだ。
あー、ありうる、ありうるか。
なんか、何やってんだろうって気持ちにさすがになったよね。
娘でありうるんだ、この子と思って。
何やってんだろうって思ったよね、やっぱね。
なんかその、きっとその連鎖なのすごいですよね。
そうね、そうね、確かに。
けどお兄ちゃんにはまだまだ、世の中には戦う価値があるということを。
そうそう、まだね、戦いは諦めないでほしい。
偉い偉い。
スピーカー 1
偉い、偉い、偉いと思う。
スピーカー 2
ちゃんと素晴らしいよね。
力のために戦って帰ってきたんだからね、偉いよ。
24:01
スピーカー 1
偉い、勇敢だったと思います。
スピーカー 2
そうだね。
スピーカー 1
隣で泣いてくれる人もおり。
やっぱ一人より心強いですよね。
スピーカー 2
そうだね。
スピーカー 1
たとえ泣いているだけだったとしても。
それはもうね、理解者だから。
スピーカー 2
断然心強いよね。
その通りだ。
いい話だったな。
こんな感じかな。
そうですね。
じゃあ、それではまたお会いしましょう。
ごきげんよう、むろでした。
スピーカー 1
ごきげんよう。