1. のらじお
  2. 大蛇の加護から漏れがち
2021-05-31 23:43

大蛇の加護から漏れがち

私たちはこのように生まれついてしまったので、あなたがたのone of themになれないのです…。
00:01
スピーカー 2
こんにちは、のらじおのMuroです。
スピーカー 1
こんにちは、かえです。
スピーカー 2
僕たちは何を隠そう、大学の時に比較宗教学研究室というところで一緒だったんですよね。
スピーカー 1
そうですね。
スピーカー 2
で、しかも僕が大学院生の時に研究していたある日本のお祭りと、かえちゃんが学部生の時に研究していたあるお祭りが同じお祭りなんですよね。
スピーカー 1
そうです。
スピーカー 2
大板の、はい。
スピーカー 1
私のふるさとの大板市の大寺山祭りですね。
スピーカー 2
で、その大寺山祭りというのはどういうお祭りかというと、いわゆる祇園祭の一種だと思うんですけど、
祇園祭というのがどういうお祭りかというと、夏にやるお祭りなんですよね。
夏にやるお祭りというのはどういうお祭りかというと、都市でやるお祭りで、
というのは、例えば農村とかのお祭りだと春の田植えの時とか秋の稲刈りの時とか、農耕とリンクしたお祭りっていうのが多いんですけど、
都市っていうのは夏になると水害があったりとか、疫病が流行ったりとかするので、水害や疫病がないように水神、水の神様とかを祀ったりとかするお祭りが多いっていう。
祇園祭の一種には、京都でも祇園祭りがありますし、有名なのは博多山笠ですよね。
九州は山笠をやるっていうのもあれも祇園祭の一項で、疫病沈下のお祭りになります。
で、大村、福岡県大村市の大寺山祭り、三池の大寺山っていうのもやっぱり祇園祭の一種っていうことになるんですよね。
スピーカー 1
そうですね。
で、毎年7月の第4週っていう決まりで大体お祭りが開催されるんですけど、
他のお祭りもそうであったように去年はコロナで中止になったんですね。
中止になっていうのが決まったのが5月か6月だったと思うんですけど、
大村市では去年7月入ってからだったかな、大水害が起こってしまいまして豪雨によって水が市内全域で割と氾濫して、
一部川のそばとかじゃなくて全域がほぼ水没状態。
で、すごく低い場所では人も亡くなったりして本当に大変だったんですね。
03:01
スピーカー 1
で、まあそれは本当に大変だったんですけども、そのお祭りの話に戻りますと、お祭りっていうのは毎年大蛇の形の出汁を作って、
車の基本の出汁があってそこに和紙と竹で作られた大蛇の大きな頭と尻尾を取り付けて、
お祭りの2日間花火を散らしながら練り巡行した後、それは毎年壊すんですね。
なので毎年作り変えるもので。
で、大体6月ぐらい、もっと早いところもあるかもしれないけど、作り始めてお祭り当日を毎年迎えるわけなんですけども、
この水害があったというニュースがあってしばらくしたときに、
今年はもともとコロナでお祭りは中止だったから、みんな大蛇の頭やそういういろんな神具に使うものを作ったり準備をしてたら流されてたはずだから、
中止でちょうどよかったと思ったんですね。
直前で流されちゃってめちゃめちゃになるぐらいだったら、むしろ今年はもともと中止でよかったのかもしれないっていうふうに思ったんですね。
で、水害の情報とかをツイッターでずっと調べたりしたときに、ふと目に止まったのが、
今年は祭りを中止にしたから水害が起きたっていうツイート。
ハッとして、私は全然その頭はなかった。
で、見てたら結構何でもそういうことを言ってる人がいて、
私はもうすっごいお祭りが好きだし好きだから研究テーマにしたし、
すごくお祭りのことには親身な方だと思ってたんですけど自分で。
結局、祭りの外の人間であることを思い知らされた。
これは、うじこの思想ではなかった。
祭りを中止にしたがために水陣が怒りをあらわにしたっていう発想って、
あまりにも根付いてる信仰というか、
私はもう、あんまり日本の中でそんな祭りやるって言っても、
信仰、みんな行事だからやってるみたいな感覚があったなと思って。
06:07
スピーカー 1
どこかで心の一番深いところでチラッと頭に、
これは祭りはやらなかったからって余儀るっていう信仰の深さに驚いたんですよね。
スピーカー 2
去年、かえちゃんからLINEで教えてもらった時に、
なんて思ったかな、それほどの衝撃を持っては僕は受け止めなかった。
かえちゃんは結構深い衝撃を受けてるから、
衝撃深いじゃんと思って、
それは言うよねって僕は思ったんですよね。
スピーカー 1
だってコロナも疫病だから、
スピーカー 2
疫病侵下、水害侵下のためは祭りやらないかんでしょうと思ってたんだけど、
けどそれは別に僕の信仰が深いからじゃなくて、
スピーカー 1
僕の得意なちょっと意地悪な気持ち。
スピーカー 2
そういう看板立てとんのやからやったらええんちゃうかみたいな話なんだけど、
かえちゃんがそれをすごい素直に驚きを持って受け止めるから、
驚いとは言わないと思って。
スピーカー 1
そうだったですね。
私はもうハッとしました。
私って、もともと私の住んでる大阪市の中でも全部が大寺山をやってるわけじゃなくて、
地区ごとに。
一番本当に神事としてやってるのは6カ所の神社だけなんですね。
あとは派生でいっぱい出てきてる感じなので、
うちは全然何もないんですけど、
出しもないし、お囃子とか踊りをしたりもしないし、
全然関係ないけど、ただ好きっていう気持ちで見に行ったり調べたりしてたけど、
改めてあなたは外側の人間ですよねっていうことを自覚したみたいな。
うらやましいなって思ったんですよ、ちょっと。
本気だったんじゃないけど、
本当にこれほどまでに重要っていうか、
スピーカー 2
やること自体もそうだけど、
スピーカー 1
頼りにする心情っていうか、
目覚まれてる部分があるってうらやましいなって思ったんですよね。
内側にいられるっていうこと。
私にそういうものでないかもって思ったときに、
スピーカー 2
それがあることがちょっとうらやましく思ったんですよ、去年。
09:04
スピーカー 2
それあるよね。
高鳥屋さんとやってる100年の過物のほうでも話したけど、
調査やってると、やっぱり究極的にはワン・オブ・ゼムになれないっていうところに何となくの渦ましさがあるよなって。
最後のギリギリのところでは彼らの仲間じゃないっていう。
スピーカー 1
そうそうそうそう。
仲間としてグーしてもらって、お客さんとしてグーしてもらって、めちゃめちゃよくしてもらってるし、
スピーカー 2
あれだけど、最終的なところでそういう違いが出ちゃうのみたいなのってやっぱり悲しさがあるよね。
ちょっと寂しいですよね。
僕が一番お世話になってた山は、確か去年目玉とか鶴木とかだけ作って、それを奉納したようなことを書いてた記憶がある。
そうかもしれない。
人が集まることが問題だから、個別でやったのかもしれないですね。
スピーカー 1
あれをもう予約入ったりしてますからね、目とかを。
スピーカー 2
あれが大事な、松山の中で非常に大事な機能があるから、宗教的にも社会的にも。
スピーカー 1
大蛇の顔についてる目とか牙とかを、私が言ってた大肉擬音っていう地区では宝玉、玉があって、それを商店とかに納めるんですよね。
その代わりにお花が発生するから買い取るっていう、お金が入ったりがあるんですけど、それはもうみんな欲しいもんだから順番があったりして、予約が入ってるんですよね。
だから祭りが中止になるからといって、それは中止できなかったかもしれないですね。
スピーカー 2
それだけやったのかも。
僕もちょっと風邪の噂で聞いただけだから、本当にやったのかわからないんだけど。
そうなんだよね。
ヤマカさんはやったのかな?
スピーカー 1
ヤマカさんはやってない。
スピーカー 2
ヤマカさんは中止だったんだ。
スピーカー 1
ほとんどが中止。
スピーカー 2
やればよかったのにね。
スピーカー 1
今こそって言ってやればよかったのに。
違うんだよって。
今こそやるんだよって。
スピーカー 2
それでめちゃめちゃ観戦が広がったりとかして。
スピーカー 1
何言ってんだって、これはって。
12:00
スピーカー 1
役払いのためにやるんだから今こそやらなくちゃいけないって誰かやってみたらよかった。
やってみたらよかったのにとか、ダメですけどね。
油断するとこういうの言っちゃうから、ラジオなのにね。
スピーカー 2
でもやってる人には苦渋の決断だよね。やっぱりすごい大事なことだからね。
スピーカー 1
大事なことですよね、本当に。
1年がそれで回ってますからね。
ね。
スピーカー 2
気の毒しい。
薬病鎮火のためにやってるけど、実際に薬病は、薬病じゃない、疫病鎮火のためにやってるのに、
実際に疫病が来るとできないっていうのも皮肉なことだよね。
スピーカー 1
そうですよね、それも思いましたね。
だからやり始めたときっていうか、昔祇園祭りが発足したとき、大山祭りも確か疫病があっていう感じだったと思いますけど、
そのときは祭りによって状況が悪くなったりとかしなかったんですかね。
スピーカー 2
そこまで科学的に分析まだできなかったのか。
いつかなくなるからね、疫病って。
スピーカー 1
何かが起こって、その後だったのかな。
実際にそういうことが目の前に起こったときに不思議、疑問が湧きますね。
あれって、今これでできない状態なのに当時はどうだったんだろうって。
スピーカー 2
不思議ですね。
でもなんかほら、水神であるとか疫病人科であるっていうのがお祭りのどの時代でその考えが流入したかもよくわかんないしね。
スピーカー 1
ほら一般に祇園舎の祭りってそうだっていうところから後付けで説明したかもしれないし。
そうですね。
スピーカー 2
何とも言えないんじゃないかな。
尾向美家の大蛇山は歴史資料があんま残ってないんですよね。
スピーカー 1
だからいつ頃から始まっててどういうふうな変化を遂げたかっていうことがよくわからない。
もうちょっと学生の時にちゃんとやっておけばよかったな。ちょっと小声で。
スピーカー 2
もうちょっとちゃんとやっておけばよかったね。
祭りも面白いよね、ああいうの一回入ると。
お世話になったなあ。
お世話になったのに不義理してるなあ。
15:00
スピーカー 2
お世話になった。
そういうのでもあるよね。そういうのっていうのは何かっていうと、
スピーカー 1
究極のところで自分が何を信じているかみたいなのがバレてしまうみたいなのがあるよね。
ありますか?体験ありますか?
スピーカー 2
キューバにいた時に日本人の女の子と知り合って、その子はキューバ人の男の子と付き合ってたんですよね。
で、そのキューバ人の男の子の元カノ?
僕はちょっと疑ってんだよね、本当に元だったのかどうかって。
確実だったのかと思ってるんだけど、証言によると元カノが日本人の女の子のことを呪い殺すって宣言して。
キューバってサンテリアって呼ばれる西アフリカの宗教とカトリックが混ざった宗教っていうのがあって、
スピーカー 1
一応その、なんていうかな、そのやり方の中に呪いのやり方もあるんですよね。
スピーカー 2
で、その女の子はサンテリアの結構熱心な信者だったらしくて、お前は呪い殺してやるって言って、
スピーカー 1
で、その女の子がすげービビってたんですよね。呪い殺されたらどうしようって言ってて、もう僕爆笑だったんですよ。
スピーカー 2
何が怖いのって。コロンビアだったら呪い殺すんじゃないの?夜道後ろからナイフで刺すって話になるから、そりゃ怖いよ。
呪い殺すぐらいいいじゃんっていう話だったんだけど、
ちょっともしかしたら最近呪い殺されるかもしれない事案が発生して、詳しくはまた別のところで話すんだけど、
僕の個人ラジオの昭和新聞の方で言ってるからマークしていただければいいかなと思うんだけど、呪われたらどうしようって今自分で怖くて。
10年前キューバで聞いた時はすごい一言だと思って笑ってたんだけど、我が言だと思うと呪われるの結構嫌だなって思って。
スピーカー 1
自分に振りかかった時にやっぱり怖いですね。
スピーカー 2
で、しかもほら呪いって検証できないじゃん。
スピーカー 1
そうですよね。
スピーカー 2
だから自分が自分に何か悪いことが起きた時に、これ呪いかもって思っちゃうじゃん。
スピーカー 1
それが嫌。
何でもいいですもんね、起こることは。悪いことだったら。
スピーカー 2
僕、昨日クレジットカードの暗証番号を3回間違えて、クレジットカードがロックされちゃって今使えないんだよね。
18:02
スピーカー 2
で、クレジットカードを結構一切合切盗まれたんで、ちょっと前に。
使えるクレジットカードがこれだけだったんだよ。
なんでこのクレジットカードが使えないと僕結構困るんだけど、新しいクレジットカードが2週間とか、今コロナだからもしかしたら1ヶ月かかるかもしれないって言われちゃって。
スピーカー 1
呪いかもしれん。
クレジットカードの暗証番号を3回間違える呪い。
スピーカー 2
そう。
現実的だ。
スピーカー 1
間違えたわけじゃないんだよ。たぶんね、正しい番号を押したんだけど、その時ちょっと指が震えて何かのボタンを2回押しちゃった可能性があるんだよね。
スピーカー 2
で、ダメですって出たからおかしいなと思ってもう1個心当たりがあるのを押してダメですってなったから、おかしいなと思ってまた元の番号を押そうとしたんだけど、
そこでもやっぱり指がガチャガチャガチャっていっちゃって、あれ、ダメですみたいなメッセージが出て、あっちゃーみたいな、この指がグズグズグズってあったのはもしかして、
スピーカー 1
呪いかもしれない。
スピーカー 2
呪いかもしれない。
呪いだったらどうしよう。
呪いでしょうね。
スピーカー 1
それは呪いかな。
スピーカー 2
それは呪いでしょうね。指が震える呪い。正しい暗証番号を押そうとすると指が震える呪い。やだな。
ほんまかい。そんな悪いことしたかな。
スピーカー 1
なんか作用は極小だけど効果が絶大ですね。
スピーカー 2
僕の生活を脅かしに来てるんだけど。
直ちに問題はないけど、トラブルがあったときに対処できないんではないかなと。
そうですよね。
スピーカー 1
でも私も厄年はあるって思ってるな。厄年はある。厄年には確かに悪いことがある。
スピーカー 2
そうか。けど毎年悪いことってあるんじゃない?
スピーカー 1
いや、集中的にある。
スピーカー 2
集中的にある。
スピーカー 1
僕これから厄年で。
ちゃんとだからお祓いしてください。お祓いを。
スピーカー 2
分かった分かった。お祓いいけます。
スピーカー 1
私お祓いしなかったからすればよかったって思った。
スピーカー 2
すればよかったね。
最初は信じてなかったから厄年とか。
21:00
スピーカー 2
これ難しいよね。厄年をお祓いしてしまって、僕がそれを見て、何も起きなかったら厄年別に何も起きねえじゃんっていうことが学習されるじゃん。
スピーカー 1
お祓いせずに?お祓いをして?
スピーカー 2
いや、お祓いしたとしても。
スピーカー 1
それはお祓いをしたから何も起こらなかった。
スピーカー 2
何も起こらなかったときにさ、お祓いのことを正しく評価できるかどうかってあんま自信がないんだよね。
だから後輩とかには別に厄年何もないよみたいな言うと思うんだよね。多分ね、僕のこの無責任さからだと。
スピーカー 1
そしたらその後輩が厄年。
スピーカー 2
お祓いをせずに厄年する意味にあうかもしれない。
スピーカー 1
その繰り返しなんじゃないですか。
お祓いをせよという人と、お祓いをせよ何もなかった人がまたお祓いは意味ないって言って、その人がまた悪い目にあってお祓いをせよっていう繰り返しなんじゃないですか。
スピーカー 2
っていう繰り返しなのか。
じゃあ来年はお祭りやるといいよね。
スピーカー 1
なんかでも厄年の人ってどうなんだっけ。入ったらダメなやつとか。厄年入ったほうがいいのかな。
スピーカー 2
お祭りに?
スピーカー 1
うん。やったほうが、なんか多分そういうのはありそう。
その決まりはどっけ?
なんか多分そういうのはあるところはあると思う。むしろ入ったほうがいい、やったほうがいいみたいな感じなのか。
スピーカー 2
そこで意見分かれないでほしいな。
スピーカー 1
どっちだろう。
スピーカー 2
多分人が少ないお祭りは入ったほうが良くて、人が多いお祭りは入らないでくれって話だと思う。
スピーカー 1
人為の都合の問題ですね。
スピーカー 2
こういう社会的観点から問題を解決しようとするところがすでにね、お祭りの真珠より信じきれてないよそうなんだよね。
スピーカー 1
そうですね。
スピーカー 2
どうすればいいんだろうこれ。もう永遠にワンノブゼブになれない。
スピーカー 1
うん、もうなれないですよ。どうかな、もうなれないのかな。
今からじゃあ遅いっていうなんか感覚があるな。もっと魂にインプットされないと。
こんな取り落としたアイテムだけで構成された人生。
そんなことないですよ。
そんなことないですか。
そんなことない。
スピーカー 2
そんなことないか。
じゃあ呪われてないなと思いつつやっていきます。
はい。
むろこしやっていきます。
スピーカー 1
はい、やっていってください。
スピーカー 2
むろでした。それではまた皆さんお会いしましょう。ご機嫌よう。
スピーカー 1
ご機嫌よう。
23:43

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