1. のらじお
  2. <わたし>か<なまえ>か
2021-06-07 28:00

<わたし>か<なまえ>か

我々はいつまでキーボードを使うのだろう。そして、我々はいつまで<わたし>なのだろう。
00:01
スピーカー 1
こんにちは、のらじおのMuroです。
スピーカー 2
こんにちは、かえです。
ちょっと 慣れてきたかな。
スピーカー 1
板についてきた。
スピーカー 2
板についてきたかな。
最近ね、3年生になった子供。
2年生になった子もなのかな。
なんかね、学校でパソコンの授業、ITの授業が入ってきてて。
で、それをするにあたってローマ字を習ってるようなんですね。
入力するために。
で、ぱっと思い出して、そういえば我が家にパソコンが来たとき、
最初、カノ入力やってたなと思って。
スピーカー 1
ああ、なるほど。
スピーカー 2
多分、あのとき世の中的には、カノ入力が一般的になるのか、
ローマ字入力が一般的になるのか、
まだちょっとどっちでも言えない感じだったんじゃないかと思いましたね。
まだちょっと小さかったので、はっきりわかんないけど、
とにかくうちの父親はそこでカノ入力を覚えようとしてたんですよ。
で、カノ入力のタイプをするブラインドタッチゲームみたいな。
なんかセーブ劇みたいなやつだったんですけど、
ブラインドタッチで銃を撃って、敵と戦って、それで覚えるみたいなやつ。
でも全然今誰もやってないなと思って、カノ入力。
スピーカー 1
なんか文章を書く人とか、たくさんの文字を打つ人はカノ入力って聞いたことがある。
あ、そうなんだ。まだ生きてるんですね。
わからないけど、そっちのほうが早い。
スピーカー 1
一回打ったらいいかな。
スピーカー 2
でもなんでローマ人入力のほうが一般的になったのかな。
スピーカー 1
やっぱり覚える数が少なくて済むからかな、指が。
数字とかが打てるからじゃないか。
スピーカー 2
そっか。私も最初はカノ入力をしてたと思うんですけど、
気づいたらローマ人入力になってたなと思って。
あと英語を打たなきゃいけない局面とか多いからじゃないか、パスワードとか。
スピーカー 1
パスワードとかユーザーネームとかを見るときに。
スピーカー 2
そっか。カノ入力を覚えたら結局アルファベットも打たなくちゃいけなくなっちゃうんだ。
03:02
スピーカー 2
でもローマ人だったらアルファベットだけで全部いけちゃうから、効率がいいとか。
スピーカー 1
それを切り替えるのが人類って結構苦手なんじゃないですかね。
スピーカー 2
うーん、そうだね。
スピーカー 1
このキーボード配列が一刻も早く、一刻も早くっていうかその時に変わるべきだったよね。
このほら、キーボードの配列ってさ、打ちにくいようにわざとこの配列になってるらしいじゃん。
スピーカー 2
え、なんで?
スピーカー 1
正確にはよく知らないけど、もともとタイプライターを使ってた時に、タイプライターって早く打ちすぎると打刻するところが絡まるんだよね。
スピーカー 2
あー。それじゃあ早すぎたらダメなんだ。
スピーカー 1
早すぎたらダメ。それをスピード抑制するために打ちにくい文字配列になってる。
へー。
QWER配列って。だからその時にもっと打ちやすい配列に変えておけばよかったのに、もうこの配列で固定化されちゃったから。
この配列じゃないキーボードとかも結構売ってるらしいんだって。
スピーカー 2
へー。
スピーカー 1
もっと早く打てるやつ?
うんうん。
だって50音とかさ、多分ほらあるローマ字で打とうとしたらさ、例えば左手の指が全部ボインとかになってたら早いと思わない?
スピーカー 2
うんうん。早い。早いと思います。
スピーカー 1
とかいう配列になったっていいじゃん。
スピーカー 2
うん。ほんとだ。
スピーカー 1
左手は動かさずに右手だけが少しだけ動けばいいってことですね。
スピーカー 2
うんうんうん。
スピーカー 1
そしたらその組み合わせで全部打てるから。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
もう分かんないけど多分そういうのあるんじゃない?そういう。
うーん。
スピーカー 2
左右で分かれてるキーボードあるもんね。
なるほど。今フリック入力じゃないですか?スマホって。
うんうんうん。
フリック入力とキーボードってどっちが早いんですかね?めっちゃ早い人いるでしょ?フリック入力。
スピーカー 1
あー。分かんない。
スピーカー 2
どっちが早いのかな?私ちょっと早くできないから分からないけど。
スピーカー 1
直感的にはキーボードの方が早そうに思えるけどね。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
フリックの方が指1本でやるからどうしても機能上の制約はそこにかかりそうだけど、キーボードほら10本の指を使うじゃん。
そっか。でも1回ですよ。チュッって。
06:00
スピーカー 1
分かんない。
分かんないですね。
スピーカー 2
なんか一生懸命キーボード多分練習してると思うんですよね、学校で。
はいはい。
スピーカー 1
でもこの子たちが大人になる頃にあるかなと思って。
キーボードが?
うん。
確かにね。みんながアイアンマンみたいなユーザーインターフェイスになってるかもしれないもんね。
うん。
手でこう。
スピーカー 2
そうそうそうそう。とかもうなんかノウハウとかでもう考えたら出るとか。音声もだけど。
うん。
でもみんな今アレクサとか言ってんのに。
確かに。
キーボードあるかなと思って未来。
スピーカー 1
本当だよね。学校でパソコンやってるんだね。
うん。
あれなんか義務じゃないらしくてちゃんとIT教育やってる学校とやってない学校があるって聞いたんだけど。
スピーカー 2
そうなんだ。やってますね。やってるみたい。
私もちょっとどんなものを使ってどのようにやってるかまで見たことがないので分からないけどやってるって言ってた。
今日はなんか写真を撮ったみたいなそれに絵を描いたとか何々っていう言葉を受けて検索をしたとか言ってましたね。
スピーカー 1
デジタルネイティブだね。
スピーカー 2
なんか最初一番最初私高校の時だったと思うけど学校でホームページの作り方を習ったんですよね。
HTMLでホームページを解説するやり方を習った時にすごい意味が分からなくて誰でも作っていってどういうことですかみたいな。
なんかこう土地みたいなイメージがあるからなんかそれって誰でも作ったらなくならないんですか場所みたいな。
スピーカー 1
厳密にはなくなるんじゃない?
スピーカー 2
なくなるのかな。
スピーカー 1
だってほらサーバーの容量が決まってるからお金払ってサーバー借りなきゃいけないじゃん。
スピーカー 2
なんかそれに対してちゃんとした答えをもらえなかった。大丈夫としか言われなかったと思うから。
スピーカー 1
どういうこと?
説明してくれたらいいのに。
スピーカー 2
説明してくれたら分かったけど大丈夫だよとしか言われなかったから。
なんなんだろうな。説明しないで。説明しないで押し切ろうとする人たち。
スピーカー 1
大丈夫かどうかこっちで判断するから教えてくれよっていう話。
そうそう。すごい不思議だった。
あれなんで習うんだろうね。
スピーカー 2
習いましたよね。
スピーカー 1
こんにちは、カエの部屋ですって言ってそれがこう動くのをHTMLで。
09:02
スピーカー 1
あなたは何人目の訪問者ですみたいなね。
あの時にいっぱい作られたホームページだって今どこにあるの?
スピーカー 2
なんか宇宙のゴミみたいに繋がってるのかな。
宇宙のゴミみたいな気持ち恋しい。
スピーカー 1
永遠に工事中の部屋とかね。
あれってなくならないのかな。
サーバーがサービスを停止したらなくなります。
スピーカー 2
例えばヤフーのウェブサイトのサービスジオシティズっていうのがあったんだけど。
スピーカー 1
ジオシティズはなくなっちゃったんで、
ジオシティズに登録されてたウェブサイトは全部なくなった。
スピーカー 2
そうなんだ。
じゃあ私の駅サイトにある墓場みたいなブログもいつか消えるのかな。
時々確認しに行くんです、あるかどうか。
スピーカー 1
消せなくなるの?消せなくなったの?
いや、消せない、消そうとはしてない。
スピーカー 2
3つある。
時々見に行ってあるなって思う。
スピーカー 1
結構マメに全部消してるから。
そうなんですか。
スピーカー 2
なんか消せない。
ミクシンもアカウントあるし、たまに見に行く。あるなって。
スピーカー 1
ミクシンに書いてたこととかも取っとけばよかったな。
ブログに書いてたことは取ってあるんでしょ、エクスポートして。
ツイッターも全部のアカウントは取ってなくて、一部のアカウントしか取ってない。
スピーカー 2
ツイッターに書いてたって全部取ってるんですか?
スピーカー 1
全部は取ってない。
僕ね、アカウントを多分7個か8個作ったことがあって、
そのうちの2個分ぐらいがあるのかな。
多分ね、フォロワーがいた時は1万人ぐらいいたと思うんだけど、
スピーカー 2
そのうちのアカウントで何を喋ってたかはない。
スピーカー 1
もったいない。
もったいないことをした。
あのアカウントを育て続けておけばよかった。
ツイッターで出会ったいろいろな人とかともう出会えないのとかもつらいし。
例えば東京伝達さんっていう人がいて、
多分アカウントが職場とお姉さんかなんかにバレていなくなっちゃった。
東京伝達さん、これを聞いてたら連絡ください。
またお話したい。
スピーカー 2
すごい、連絡来たらすごい。
スピーカー 1
連絡来たらすごい。
なんかあれですね、どこかにある文明の星に向けて走った地球からの電波がメッセージみたい。
12:05
スピーカー 1
悲惨。届かねえだろうなって感じ。
スピーカー 2
なんでウェブ上で撮っておくんですか?自分の。
なんていうか理由がないというか、いつか消えるのかなって。
消えてない紙に。消えたら消えたって思うんだと思いますけど。
スピーカー 1
僕何年か前にね、僕の詩を無許可で全部乗っけてた女の人がいて、
で、その人のブログを結構隅から隅まで読んで、
まあいろいろな推理を駆使してフェイスブックで身元を特定したんですよ。
スピーカー 2
ネットストーカーだ。
スピーカー 1
で、もうお母さんになってて、で、フェイスブックでメッセージを送って、
あなたのブログに僕の詩が全編に載ってるんですけど、恥ずかしいので消してもらえますか?って。
だからめちゃめちゃびっくりして気持ち悪がってた。
スピーカー 2
そうですよね。そうですよ。
スピーカー 1
どうやって特定したんですか?って言われたんだけど、
いや、普通に検索してみたの。
で、結局その人はもうユーザーネームとかパスワードとかわかんなくなっちゃったから、
消せないっていう返事が来て、で、仕方がないから消せないっていう通信記録と、
スピーカー 2
僕の著作物ですっていう証拠等をそのブログの会社に提出して、その記事消してくださいって。
で、どういう意図でその人のせつなんですか?自分のものとしてのせつだってこと?
自分の発表したものとして。
スピーカー 1
こんなに室越龍之介っていう素晴らしい人が素晴らしい詩を書いててって。
いや、それ消してもらわなくてもよかったんじゃないですか。
けどなんかネット上に僕の痕跡が残ってるの嫌で。
スピーカー 2
そういうことか。ネット上に自分の痕跡が残ってるのが嫌だからちゃんと管理してるんだ。
ああ、なんかそれがあんまりないな。
むしろなんかいろんなところに私の欠片が落ちてるみたいでいいみたいな感じです、私。
スピーカー 1
だって特定されるよ、そのうち。
スピーカー 2
いや、特定されない、絶対。
スピーカー 1
ブログを隅から隅まで見て。
15:00
スピーカー 2
いや、絶対わからないと思う。そういうのない。
スピーカー 1
絶対わからないと思う?
うん。
ああ、そうか。
スピーカー 2
いや、わからない。私がわからないと思ってるだけでいろんなやり方があるかもしれないですけど。
スピーカー 1
ユーザーネームとかから辿られるよ。
スピーカー 2
ユーザーネーム?なんだっけ?
スピーカー 1
あ、辿られるかも。かえっていう名前珍しいから。
辿られるかもしれない。
大学の時に好きだった女の子は時々思い出したようにいろいろ検索してみるんだけど、全然情報がヒットしないんだよね。
スピーカー 2
そういう人いますよね。どっこにもいない人いますよね。
スピーカー 1
どっこにもいない人いる。
私も探してる人いるけど、どっこにもいない人いる。
その人はね、2016年かなんかに母校で進路相談みたいな講演会をして、それが学校発行の新聞に記事になって、それを最後に消息がつかめない。
スピーカー 2
すごいですよね。だから私は、私の周りもそうだし、みんな何かしらのSNSとかやってるだろうって思うけど、そうでもないのかもしれないですね。
スピーカー 1
でもやっててわかんないだけかもしれないから。
スピーカー 2
うまく隠れてると。
スピーカー 1
職場を特定して、職場の人のFacebookを全部いちいち見て、写真に写り込んだりとかしてる可能性あるじゃないですか。
すげー頑張ってみたのより全然なくて。
結婚式の写真とかね、集合写真とか。
スピーカー 2
そこから飛べる時もありますもんね、この人みたいな。
スピーカー 1
そういううかつなやつがいるからね、勝手に人を逆に飛ばしてね。
スピーカー 2
だから僕、Facebookで僕の顔がリンクされてると全部消してるもん。
スピーカー 1
全然気を付けてないな。ちゃんとリテラシーを持たないと。
スピーカー 2
かえちゃんは追跡可能ってことですか?
超可能ですよ。
私、旧姓とか検索したら、大学時代やってたバンドのイベントのやつとかバンバン出てくるしね。
スピーカー 1
自分ではコントロールできないのが結構あるからね。
スピーカー 2
そうそう。別にいいけど。
スピーカー 1
私は危機感が薄いので、そういうのを見つけると、私の欠片がここに落ちてたみたいな気持ちになるから。
バカ、バカですもん、バカみたいな。
18:04
スピーカー 1
僕は古典ラジオに出ちゃったから追跡されるな。追跡可能だな。
かなり追跡可能ですね。いろんなバージョンで。
だから名前の方を変えればいいんだよね、たぶんね。
スピーカー 2
自分の本名の方を?
スピーカー 1
自分の本名の方を。
僕じゃない人間として生きていけばいいんだよね。
スピーカー 2
補正カルロス山下とかね。
もう全然別人ですね。
スピーカー 1
全然別人。スティーブ岩谷とかで生きていけばいいなと思うんだけどね。
いいな。
スピーカー 2
そっか、もう過去の自分は切り離すってことですか?
スピーカー 1
そうそう。
スピーカー 2
過去の自分に到達されても、もうそれは切り捨てる。
もう生まれ変わってるから。
スピーカー 1
そうそう、それは僕じゃない。
で、シンガポールの空港の乗り継ぎ待ってる時とかに、
むろこしじゃん!みたいに言われたりとかして、
スピーカー 2
いや、スティーブ岩谷でお過ごしみたいな。
いいな、それ。それめっちゃいいな。
スピーカー 1
その一瞬のためだけにやってもいいぐらいいいな。
スピーカー 2
どちら様ですか?みたいな。
スピーカー 1
いいな。
スピーカー 2
私、日本あんまり行ったことないんですよ、みたいな。
両親はね、日本人なんですけどね、みたいな。
いいな、その。
いやいや、そんなはずないでしょ、みたいな。
スピーカー 1
むろこしじゃん!
で、パスポート見せたりとかして。
スティーブ岩谷です。
やべえ、エイリックみたい。
そういうのばっかり考えてきてます、僕は。
スピーカー 2
いいですね、確かに。
スピーカー 1
それはいいかも。
名前の方を変えてしまえばいい。
面白いよ、だって名前の方を変えたらさ、
変わった方の僕っていうのは、
スピーカー 2
ある日、突然来歴のない男として世界に登場できるんだよ。
スピーカー 1
誰?お前みたいな。
スピーカー 2
誰でもないです、みたいな。
スピーカー 1
昨日まで存在しなかったスティーブ岩谷として、
突然世界の中に登場できるって自由じゃない?
スピーカー 2
自由ですね、いいですね。
何のあれもない、縛りもない。
スピーカー 1
覚えてる?僕たちの先生、関先生っていう先生あったんだけど、
僕のことをずっと高橋君って呼んでたの知ってる?
スピーカー 2
なんでだろうって思ってた。
スピーカー 1
僕のことを高橋玄太郎だと思ってた。
21:01
スピーカー 2
あれ、冗談じゃないんですか?
スピーカー 1
冗談じゃないと思う。
冗談じゃないんだ。冗談だと思ってた。
マスターの2年目くらいになった時にね、
君、高橋君じゃないのは分かってるんだって。
なんで?
スピーカー 2
なんでだろう?イメージと違うのかな?
むろこし顔じゃないってことなのかな?
スピーカー 1
いやいや、たぶん字で覚えてるんだよ、名前を。
だから、むろこし龍之介っていう字面と高橋玄太郎っていう字面が一緒なんだよ。
似てるんだよ。言われてみりゃ分かるんだよ。
書いてみりゃ分かるんだけど、
スピーカー 2
むろこし龍之介と高橋玄太郎って確かに字のニュアンスが似てるんだよ。
スピーカー 1
似てるけど違いますよ。
スピーカー 2
全然違いますよ。
スピーカー 1
上書きされなくて。
だから僕さ、大学の時によく飲み屋で絡まれてたって話するじゃん。
だから一人で飲んでる時に絡まれたら、高橋玄太郎って名乗ってたもん。
スピーカー 2
便利。
スピーカー 1
そのための名刺とかも持ってたし。
高橋玄太郎の名刺。
スピーカー 2
いいな、それ。
スピーカー 1
どこにもたどり着けない名前なんだ、それ。
スピーカー 2
いないんだよ。
それはすごい、その名刺。
探しても到達できないんだ、高橋玄太郎に。
スピーカー 1
高橋玄太郎に。
スピーカー 2
確かに会ったはずなんだって。
居酒屋で確かに話したはずだって。
スピーカー 1
そう、そう。
おごったはずなんだよって。
スピーカー 2
もつ煮込みとビールをおごったはずなんだよ。
すごいですね。
存在しない。
スピーカー 1
高橋君、いない。
あれは誰だったんだろう。
すごい、与えたい、その感じ。人に与えたい。
だって、でも僕たちってさ、僕たちが会ってる人ほとんどそうなんだよね、実はね。
確かに。
個跡調べたりしないじゃん。
しない。
僕の個跡見たことないよね。
ない。
スピーカー 2
ある?
ない。
スピーカー 1
僕は個跡見られたら通知くるようになってて、一回誰かに見られたことがあるんだけど、
スピーカー 2
かえちゃんじゃないよね。
スピーカー 1
うん、私じゃないです。
もう個跡を見たとしてだよ。
個跡の人と僕が同一人物であるかどうかの保証なんてないんだから。
スピーカー 2
そうですよね、ほんとだ。
どうしたらいいんだろう。
もうすごい曖昧なものに頼って生きてるな。
スピーカー 1
でしょ?
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
だからもう名前とか気にせずに、名前を呼ぶときのイントネーションとか気にせずに、
24:06
スピーカー 1
だってグラブハウスで毎日話してるんだけどさ、アイコンが一緒だからさ、アカウントが一緒だと思ってその人だと思って喋ってるけどさ、そんな保証なんにもないわけじゃん。
スピーカー 2
そうですね。そうですよね。
スピーカー 1
一体全体僕どこの誰と話してるんだ。
だからさ、いると思ってたけど、もしいなかったとしたらその存在に呪い殺されてたりとかしてもおかしくないよね、やっぱり。
スピーカー 2
うん、そうですね。
スピーカー 1
不安。
スピーカー 2
勝手に信じてるだけだもんな。実態がないもん。声しかないんだもんね。
スピーカー 1
あの中にAIとか混ぜて見てもわかんないもんね。
チューリングテストのことを勉強して、今度からグラブハウス始めるときはチューリングテストしてからやろうかな。
スピーカー 2
何ですかチューリングテストって。
スピーカー 1
チューリングテストってAIと人間を判別するためのテスト。
ほら、あのブレードランナーでさ、やってるあれみたいなやつ。
スピーカー 2
なるほど。
なんか秘密の質問みたいなのをグラブハウスだったら、それにどういう答えをするかみたいな。
スピーカー 1
こいつAIやろ。
けど問題は人間だったとしてってことだよね。
人間だったとしても、得体の知れない人間であることは。
そうです。
スピーカー 2
AIかも問題ではないしな。
スピーカー 1
AIだったって。
AIだよ。
なんか妖怪とかなのかもしれないしね。
スピーカー 2
AIか人間か分かっても、人間か妖怪かって分からない。
なんかこう電波の中に住むみたいな。
妖怪かもしれないし。
スピーカー 1
なんかすごい相撲迫ってくるみたいだったら妖怪かもしれない。
相撲しましょうよみたいな。
何の話をしても相撲に話になくなってったらこの人妖怪かもしれないと思うけど。
けど僕も思われてるかもな。
なんか何の話しても論破してくるなみたいなの思われてるかもしれない。
スピーカー 2
何の話してもこの人妖怪と思われてるかもしれないですね。
スピーカー 1
妖怪と思われてるかもしれない。
面白いな。
何の話してたっけ。
小学校におけるIT教育の話をしてたら
僕たちが何を持って人間が人間をとして思ってるのか分かんないっていう話になったね。
27:01
スピーカー 2
こんな不思議な。
また僕たちって僕たちなのかそれとも名前なのかみたいなのがあるなって思うんだよね。
なんかIT社会っていうかネット上だとよりそうですよね。
確かに。
スピーカー 1
僕たちであることより、あなたであることより名前であることの方を信用してるよね。
スピーカー 2
本当ですね。危うい。
IT社会危うい。
スピーカー 1
学校でそのことを教えていただけたらいいかなって思います。
スピーカー 2
はい。ゆるいゆるい。
むろでした。
かえでした。
スピーカー 1
またお会いしましょう。
スピーカー 2
さよなら。
28:00

コメント

スクロール