本書の紹介
おはようございます。 朝っぱらから精神分析、第1233回をお送りします。
8月20日水曜日、8時42分です。 タイトルをあっさり変えました。
ということで、なんとなくこれで朝縛りになり、しかも今日は短く本当に切り上げます。
事情がありましてね、本当は1時間以上喋っていたいこともあるんですが、
ここのところをサボりましたし、なんとかしなければとは思っておりまして、
まあまあ、余計なこと喋ってる場合じゃないんで、さっさと本題入りますね。
タイトルは変えました。で、タイトルの話はどうでもよくて、1冊の本がここにありましてですね、
小林涼さんという方の本で、岩崎学術出版社、私こちらの出版社さんには大変お世話になっておりまして、
お世話になってるって、1冊も僕は本出してませんけど、棚には今一番多くあるのはこちらの出版社さんじゃないかと思うんですが、
まるでビジネス書の体なんですよね。岩崎学術出版社さん、もしかしてかなり野心的な状況なのか、もともと野心的な会社さんなのか、
存じ上げませんが、タイトルはですね、悩める社会人のための精神分析からの処方箋、
しかも明らかに作りがですね、2400円しちゃうとはいえ、学術書としては抑えめじゃないですか、相当。
要するに一押しなんですね、現在。私がこのポッドキャスト、インターネットラジオ、3ヶ月チャレンジでやりたいと思っているのは、要するにこれですよ。
悩める社会人のための精神分析からの処方箋です。ただし、この本、小林良さんは精神分析臨床心理士なんですね。
公認心理士、日本精神分析学会認定心理療法士。まあ、要するに私とは全然違うわけですよ。だからこっちの本の方が、
まあそれは言えないね、そこまでは言えないんだけど、読み終わってないしまだ。こっちの本の方がでも、こっちの本あればいいじゃん、それでって思われるかもしれないですけど、まあそれはそれでいいんですけど、
3ヶ月チャレンジはだから辞めますってことはないんですよ、全然。そこはね、辞められると困るという方はご安心してほしいんですけど、
辞めるつもりは別にこの本一冊が出たからって起きてはいないんです。だってこの本飛ぶように売れてるって話も聞かないですし、なかなか難しいと思うんですよね。
私はこの本を押していって、この本が出たということをですね、ちょっと起爆剤にはならないかもしれないけど、僕の心の中の起爆剤として、
これから様々な活動に、この活動のためにこの本が生きるとか思ってるわけじゃなくて、
この本が出たことによって私は自分の活動にかなり自信を持てたと、こういうことですね。だから結局全部気持ちの問題なんです。この本が出たからやりやすくなったぜってことは全然ないです。
この本が10万部とか売れればやりやすくなると思うんですけど、それはね、出版界に長らく生きてきた身としてはかなりケウだろう、すごい難しいだろうと。
世の中の人は10万部10万部って一口に言いますけど、めちゃくちゃ難しいですから。本当に10万部出すんだったら宝くじ当てる方が確実じゃないかと思うぐらい、10万部って本当に難しいですよ。
私も何らかんだ1回しか出したことないですし、しかもその1回は何ら私が頑張った結果とかではないんで、本当にあれはね、難しいですよ。狙ってやるなんて論外だなって思うレベルですね。
出版の難しさ
宝くじよりは可能性は高いと思うんですけど、どっこいどっこいじゃないですかね。100万部とかも完全に宝くじと全く同じだと思いますね。
こういうところに出して、本当申し訳ないですけど、あの勝間和夫さんが総力を尽くしても届かなかったのが100万部って数字なんで。いや、勝間さんをディスってるわけでは全然ないですよ。
これにチャレンジしようと思う人がもう偉人ですよ、はっきり言って。だってあの人なんかクイズタイムショックとかで全問正解してたじゃないですか。
昔ちょっとテレビつけたらやっててびっくりしたんですよ。この人本当努力の人だな。僕なんかもう全然そういう、多分ああいうところに出たら3問正解とかで終わっちゃう人間なんですよ。
で、100万部っていうのはそういう人が全知全能傾けても結構届かないっていうことは、つまり人知を超えてるなって感じがするんですよね。
100万部行くっていうのがね、本で。だからやめといた方がいいって思うんですよね、100万部。私、ものすごい野心的な出版社の編集さんとそういう話を教えていただいたことがあるんですよね。
でね、100万部、まあその勝間さんのそういう話も出ながら、100万部っていうのはどうすればいいんですかね。佐々木さんそれはダメです。100万部っていうのは努力では行かない数字なんです。
私が頑張れば、すごい頑張れば、私だってその編集さん。30万部は行かせてみせます。私はその方と組んで6000部しか行かなかったんですけど。
30万部は行かせてみせるっていうのは、編集者さんからの口では初めて聞いたんですよね。その人が100万部は行かないって言ってたんですよね。特に今の時代は無理だっていうことをおっしゃってて。
これはもう、俺が考えても無駄だって思ったんですよね、その時。話戻しますと、悩める社会人のための精神分析からの処方箋。タイトルのまんまですよね。
でも、ちょっと恐る恐るかったんですよ。結構こういうこと書いてあって、全然本格的じゃない本もいっぱいあるし、やたら本格的な本もあって、それは全然処方箋になってなくて、普通に専門書だったりするわけですね。
どっちであっても、もうこの本に期待するものとは違うんですよ。専門書バリバリで、一般読者は10ページぐらいでやめますみたいなのは、多分ダメだと思うんですよ。
一方で、明らかに何もかもが、それをいくら読んでも処方箋が手に入らないっていうのもダメだと思うんですね。難しいんですよ、この種の本は。
で、私はこの本一押しなのはですね、そういう難しさをクリアしてるからというよりは、冒頭にこの方の小林さんが、多分これ実話だと思うんですけどね、大した話じゃない。
大した話じゃないけど、それほど重大な話ではないんで、失敗だなって。新人研修、会社員されてた時代があったと思うんですね。
で、新人研修時代に、終わったら名誉にくせに挨拶に行くときがあるらしいんですよ。
でも、この小林さんって方は、それをすっぽかして家に帰っちゃって、おやつ食べてから帰って行って、すげー怒られたって話なんですね。
僕でもすごいやりそうだなと。妊娠意志とかだからやるとか、そういうことではないと思うんですけど、これは余計なイメージダウン実はあるんでやめておきます。
もう間もなくこの話終わりますけどね。
大事なのはこの話が冒頭にあったってことなんですよ。
失敗というのはですね、やっぱり冒頭にあるというのは、この種の本としては僕は絶対条件とまでは言いませんけど、かなり、あ、これはいけるかもって感じがするんですね。
やっぱり昨日私グループセッションというものを3ヶ月チャレンジでやってて、結構失敗してるなって感じがしたんですよ、私は。
で、失敗って実にやっぱり大事だなって思うんですよね。で、無様であればあるほどやっぱり結局いいなと。
やってる最中は嫌ですよね。結構これでも周知心がないわけじゃないんで。
やってる最中に失敗するのは、しかも無様に失敗するのは嫌なんだけど、なんかもう、すごいこけて痛いんだけどみんなは笑うのね。
嫌なんだけど、でもやっぱ一番これがいいんですよ。得るものが大きい。
何でなのか分かんないですけど、失敗から得るとかじゃないんですよね。
失敗というのはそもそも成功よりは私は価値が高いものだって思うんですよ。
本人が辛いのを何とか乗り越えれば、他のことから言うとですね、失敗した方が成功するよりいいと思うんですね。
何でかっていうと、成功って結局どっか余力がそこにあるんですよ、多くの場合。
全部が全部じゃないにしても、成功ってのはやっぱり自分ができることをやってるんですよ。
でも失敗っていうのは、自分ができないことをやろうとしてるから失敗するんですよ。
私は、ノーセカンドライフっていうね、以前の橘隆さんっていう方が、以前というか今でもなのかもしれないけど、
橘隆さんっていう方のブログのタイトルでもあり、人生2度目はないんだと。
私はそれには実は異論があるんだけど、人生に2度目がないならば、
余計やっぱりやってもうまくいかなさそうなことでもやりたいことをやった方が良くないかなって思うんですよね。
失敗の価値
だいたいそれをやると失敗するんですよ、当然のことなので。
だってうまくいかなさそうなこと、うまくいきそうなことやったって失敗するのに、
うまくいかなさそうなことやったらだいたい失敗するに決まってるわけですよ。
決まってはいないけど、かなりの確率で失敗しますよね。
でもそれはね、良いことだと思うんですよ。
だってどうせ死ぬわけじゃないじゃないですか。
僕の昨日のブログセッションの失敗なんていうのは、
こいつは失敗してる信用がならんぐらいに思われるのが石の山で、
せいぜい皆さんが考える最悪のパターンで僕が考えつくものとしてはそうだな、
あれを録音しておいて、YouTube、X、インスタグラムは知らんないけど、
TikTokとかで晒されて佐々木がひどい目になると。
このぐらいなら全然いいじゃないですか。
良くないか。
僕はいいと思うんですよね、別にね、そんなことは。
したことだとは思わないんですよ。
それによって私が食いっ探れる可能性なんて皆無だし、今となっては。
そんなことで食いっ探れるはずないんですよ。
だから失敗を恐れるなって言うんですけど、
失敗っていうのは恐れるべきです。
死に直結するとかなら。
私はそれは良くないと思うんですね。
恐れずにやって死んじゃいました。
それは良くない。
恐れずにやって無一文になるのも、やや許容の範囲内だけど、
ちょっと避けた方がいいと思うんですね。
でも失敗することによって面打ちが取らなくなるとか、
面目を失う程度なら、
それがちゃんと、ちゃんとっていうのも変なんですけど、
持ちこたえられるなら全然いいと思うんですよ。
そんなのは、たぶん3日経てばですね、
どうでもいいことになっちゃうと思うんですよ。
3日じゃダメかもしれないけど、
30日経てば確実にどうでもいい。
今度ですね、やんないと思うんですけど、
そのうち、この世で話題になったことリストっていうのをね、
年表みたいにして作りたいなってよく思うんですよね。
多くの人は重大事件で、
こんなことは二度と忘れられないとか言ってることを
バンバン忘れていくんですよ。
かなりの事件じゃない限り、
人の記憶そのものに残ることってないんですよ。
私の佐々木将暉の事件なんてものは、
たぶん、私が死んで1年も経てば全滅すると思うんですよ。
完全に風化しちゃうと思うんですよ。
誰も覚えてない、
誰もって言い過ぎかもしれないけど、
もう身内以外は誰も覚えてないですよ、はっきり言って。
佐々木が生きてたことだって、
10年も経てば誰も意識しなくなると思うんですよ。
なのに、そんなことはどうでもいいんですけど、
そんなことの人間の失敗ごときがですね、
しかもその、僕一部の人間しか知らないわけじゃないから、
どうせ新聞とかに載るはずないし。
新聞に載りたいぐらいです。
私、失敗でもいいから新聞に載せてくれよとか、
時々思いますから。
本が売れるんだ、とかね。
新聞から本っていう流れがかつてあったんだけど、
この本、私も新聞とかには載せられないんで、
悩める社会人のための精神分析からの処方箋。
タイトルが全てを表してますよね。
処方箋が課題なって思うんですよね。
悩めるもん。
難しいな、タイトルってのは本当ね。
これはでも、正しいタイトル付けだと思うんですよね。
つまり、説明型タイトルっていうのは全部説明してるじゃないですか。
エリプスコンプレックスとナルシシズム
基本的にはやっぱり、嫌われる勇気みたいな、
ああいう素晴らしいタイトルでないならば、
そして新しいジャンルへ挑戦するときは、
やっぱり嫌われる勇気では難しいと思うんですよ。
悩める社会人のための精神分析からの処方箋。
第1章、エリプスコンプレックスですからね。
社会人は上司から怒られる、第1章。
エリプスコンプレックスとは。
第2章、自分は本当はすごいはずなんだけど。
ナルシシズムとは。
ナルシシズムってそういう意味なんだろうかって思いながらも、
多分、このタイトルね。
クレームは伝染する、トラウマとは。
こういう状況でいつも上手くいかない、転移とは。
反復っていう感じもしますけど、
転移じゃないとやっぱりあれですよね。
先が見えない時はどうしたらいいの?
ネガティブケイパビリティ、第7章。
第8章、愛することと働くこと。
フロイドの言葉を考える。
画風術的ですよね。酔ってますよね。
画風術に酔ってるっていうのは、ビジネス書を読んできた方には、
一発でそう感じられると思うのですが、
買って読んでみてくださいっていう感じがします。
こういう取り組みがですね、
このまま普通に、
やっぱり野心的でしたねって終わるとですね、
しばらくまたそういうことをするのが難しくなる気がしますね。
競合するじゃんって言われるかもしれないですけど、
競合していいんですよ。
競合っていうのは、タスクシュートとかそうなんですけど、
タスクシュートの本って出せなかったんですよ、長らく。
なぜならば、タスクシュート聞いたことがありません。
以上で終わっちゃうからです。
タスク管理の本もしばらく出せなかったんですよ。
タスク管理、そんなことしてる人いません。
以上で終わってしまうんですよ。
ライフハックならみんな出してるんだよ、喜んで。
ライフハックいいっすね、みたいになるわ。
今はライフハックですよね、みたいに。
かなり競合するものが出てこない限りは、本って出ないんですよ。
つまり、競合するものがないビジネスって無理なんですよね。
競合しまくると、猫も尺しもって状態になってタスク管理って言うと、
安西さんもタスク管理みんな飽きてますよとか平気で言われるんだけど、
飽和するのはダメなんだけど、競合しないのもダメなんですよ。
明らかに今私はこのジャンル、悩める社会人のための精神分析からの処方箋的なジャンルは、
朝っ端から精神分析のこれも同じなんだけど、
基本的に競合してないと思うんですよ、全然全く少しも。
この状態はとても良くないと私は思ってるんですね。
私のためにも良くないし、これを聞いてくださってる方のためにも良くないし、
全然こういうことに興味ない人のためにすら良くないと思うんですよ。
これはやっぱりみんな保持しておく価値のある知識ですね。
私が思うに、社会人に出る直前に真っ先にみんなに絶対必修にするべきなのが精神力動系の知識だって思うんです、今ならば。
これがないまま社会に出ていくからみんな大変な目にあって、
あったって大変な目にあうけど、あればあんなにこう、
繊細さんだから辛いとか、人の気持ちが分かりすぎて辛いとか、
失策行為が多すぎて発達障害に違いないから辛いとか、
そういうことであそこまで今のようにならずに済むと私は思うんですけどね。
専門家の方にまでこれだとチャレンジングになっちゃうんで、
私専門家の人にチャレンジする気は冒頭ないんで別に良いんですけど、
それはそれで良いとしてもこっちはこっちで必要だと思うんですよね、絶対に。
現代の社会に社会人として特に一年生として出ていく方が精神分析を知りませんで出るっていうのは、
車の運転できないけどタクシードライバーになりたいですっていうぐらい無理な話をしていると私は思うんですね。
だからこういうっていうのはどういうのかよく分かんないんだけど、厳しい厳しい状況が、
全てがハラスメントのトラウマというものに修練されてしまっていると思うんですよ。
ハラスメントもあればトラウマもあるんだけど、
全部ハラスメントのトラウマにしても救われないと思うんですよね、私は。
亡くならないし救われもしないと思うんですよ。
偏見かも分かんないんですけど、私はそうは思わないんですよね。
そういうわけで、小林さんの本をお勧めしたいと思いますし、
今後もこれをちょっとしばらくはですね、多分僕一時的な興奮で、
ひたすらこれをしていけばこと足りるとは全く思ってないんですけど、
以前私、精神分析の歩き方、山崎孝明さんの本、あれが出たときも過度に興奮して、
もうこれでいけるぐらいに思ったんだけど、そうはなってないわけですよ。
山崎さんと知り合うことができたし、いろいろと得るものはあったんですけど、
全然私はうまくやれてないんですね。非常に無様に失敗してるんですけど、やっぱりこれもそうじゃないですか。
私、山崎さんとやってることは基本全くうまくやれてないなとは思うんだけど、
やって後悔してるかって言うと全くそれはないんですよ。
あれはほぼほぼ失敗なんだけど、素晴らしい体験だったと思うんですよ。
私の体験中、一番人生で、これは成功したって言えるのは、いわゆる早中に受かったことなんですけど、
あれはなくてよかったことだと思ってるんですよ。
あれは間違いなく成功なんだけど、親類とか親とか喜んでくれて、自分もそのときは右頂点になって、成功なんだけど、
別にあれは川で石をぴょんぴょんぴょんってやるじゃないですか。
あれが7回連続で成功したぐらいの成功って感じしかしないんですよ、今となってはね。
今となっては。なくてもあってもどっちでもいい。川で7回ぴょんぴょんぴょんってなると嬉しいですけど、子供だったときには、男の子としては。
まあでも別にそれがなかったから人生困ったかって言うとそんなことはない気がするんですよね。
だから失敗はそれに比べてですね、全然素晴らしいんで。
私流学とかでもいかにも失敗してますし、すいません失敗してるわけですが、その経験の方が遥かに記憶に残る余地というか価値が高いなと思わざるを得ません。
今日は本当に短くて申し訳ないんですけど、せっかくようやく改めて一つの新しいフェーズだなと勝手にそう思ってるだけなんですけど私が多分。
でもまあそう私が思うということが私にとっては大事なんです。
心的現実が重要なんでですね。
またいろいろ考えておりますんで、いろいろ新しい取り組みをやっていきたいかなと思っております。
とりあえずまず今日は本の紹介だけで、事情がいろいろありましてですね。
また引き続き、これやめるとか終わるとかそういう話では全くありませんから、むしろ続けていくぞという意欲になりましたって話なので、
それが迷惑だって語ってない限りは良かったかなと思います。