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2021-04-05 20:52

【敬和キャンパスレポから】20191101 「満州」を訪ねる

エフエムしばたで金曜夜から放送中、敬和学園大学の学生による番組「敬和キャンパスレポ」から、自分の出演回のアーカイブを転載。2019年9月に訪問した中国東北地方の話題です。

トピックス
- ハルビン:731部隊罪証陳列館
- 長春:偽満皇宮博物院
- 大連:二百三高地とウニ


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けいわキャンパスレポ
この番組は、柴田市富塚にあるけいわ学園大学の大学生が、大学に関わるイベントや人、
柴田のことなどをテーマにお届けします。 皆さん、こんばんは。 こんばんは。この番組は、けいわ学園大学から大学のことや柴田、新潟のことを伝える30分番組です。
今日のメンバーは吉田と長嶋です。よろしくお願いします。 よろしくお願いします。
今日は、いつも番組制作を監督している国際文化学科の一戸信哉先生に出演をお願いしました。よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。 今日で番組が何回目ですか?
5回目ですね。いつも後ろで私、聞いてるんですけど、途中でみんな怪しい日本語になってきちゃいますね。
そういうのをいつも裏でハラハラしながら聞いているんですが、今日は私が喋る番ということで、
ゲストがいないときなどに話しするようないろんな話題を皆さんに提供しようということで、始めてお話しすることにしました。
ありがとうございます。よろしくお願いします。
けいわキャンパスレポ。 吉田先生のプロフィールを紹介します。
一戸信哉は青森県出身。2006年からけいわ学園大学の教員になられて、現在では人文学部国際文化学科教授。
けいわにいらっしゃる以前は、東京都内で財団法人国際通信経済研究所。
何それ。 北海道の若い北西学園大学にお勤めです。
けいわでは情報メディア論情報法などを担当されていて、私のゼミの先生でもあります。
学外でも新潟県下のサイバー犯罪対策アドバイザー。
サイバー脅威対策協議会会長。情報セキュリティワークショップインイチゴイザワ大会運営委員長。
新潟県教育委員会いじめ対策と検討会議委員長など務めていらっしゃいます。
今日は中国のお話をしてくださるということなんですが、どんな内容なんですか?
中国は結構いろんなところに行った経験があるんですが、今回初めて北の方ですね。
9月に国竜公省とか吉林省とか遼寧省とか、いわゆる東北三省と言われる。
東北って日本の東北じゃないですよ。中国東北地方と言われる東北、北の方ですね。
という場所ですね。
昔は満州と言って、日本が満州国という傀儡国家を作った場所と重なる。
吉田さんと私が調べている旧満州と言われている。
そうなりますね。
旧満州と言われるところに向かっては新潟空港からハルビンというですね、
03:05
北の方の国竜公省の町に飛行機が飛んでいるので、まずそこから新潟空港からハルビンに入って、
ハルビンからずっと南へ順番に行くと、今皆さんと地図を見ながらお話してますけど、
南へ長州。ここ長州が昔新疆と言われている。
それからさらに今新洋と言われているところ。これは昔宝天。
さらに下がっていって、最後両島半島の一番先町の大連という町があります。
ここを全部訪ねましたが、基本的に日本が占領していた時代の足跡がいろいろ残っているところを訪ねています。
この両島半島の話は、同じ国際文化学科の藤野先生の日本史みたいな授業で、日本軍が占領していたみたいな話を聞いたことがありますか?
満州国というのを作っていく過程で、厳密には満州国というのは日本のものということではないんですけど、
途中でそうなる前に満鉄というのを作っていく。
鉄道を作っていく時に、鉄道の付属地という形で、先に植民地化していく。そこの開発をしていくので、実は長い歴史をたどっていて、
そこをハルビンから大連、ずっと今回移動しました。1000キロぐらいありました。
ここは今も、いわゆる日本でいうとこの新幹線が整備されているので、今の四つの都市を1時間ちょっとぐらいで、ポツポツポツ、全部で1000キロは1時間。
次の都市に行くのに1時間ちょっとぐらいで移動できるので、気軽に移動できるようになりました。
昔はアジア号というのは日本時代に、アジアで一番速いのかな、そういう高速列車が走っていたというようなところで、
そういう歴史を勉強しながら乗ると、いろんな思いを持ちながら乗れるところですね。
ここがここか、みたいな。
ここがここかみたいな。ここがここか本当にいっぱいあって、日本時代の建物とかがいまいまい各地に残っているので、
日本時代の建物が、あ、そっかそっか。
残っているんですよ。
じゃあ現在もその建物を使っているってことですか?
あります。あります。
今回は全部見てきたのはヤマトホテルっていう、昔日本が建てたホテルがあるんですが、そのホテルを全部訪ねていきました。
それはまだホテルと違う?
はい、違う名前ですけどね。ヤマトホテルという名前ではないけど、旧ヤマトホテル。
06:00
旧ヤマトホテルだったところとか、ここにはこういう人が来て、全部展示してあって。
今日はキャンパスレポ。
今回は北から行ったので、まずハルビンから入って、ハルビンは731部隊っていうね。
731部隊?
731部隊っていう、最新鮮の研究をしていた日本軍の施設があって、そこで捕虜の人体実験をしていた。
これは本当に恐ろしい展示があるんですけど、そこは今展示が非常に整備されていて、非常に良い勉強になります。
なんか驚愕深い。
日本が全部破壊したと言われていて、そういうことはやったのかなかったのかってずっと議論されてたんですが、
今かなり研究が進んでいて、少なくとも展示を見る限りは、日本が何をやっていたのかっていうのをかなり具体的に感じられるような、
怖いですね。怖い展示ですよね。
まずはハルビンはそこを見に行ったりとか、
あとハルビンの近くに開拓村があって、
この間ラジオでお二人が話していたキリスト村ですね。
キリスト村もはっきりキリスト村がここにありましたっていうのはもちろんないんですけど、
まあこの辺かなというところまでは行ってみてみましたね。
ハルビンって元々ワンシュになっていくのは後からなんで、
その前はロシア先に開発しているので、
ロシア聖教の教会とかが、
壊しちゃったのもあるんですけどかなり残っていて、ロシア風の建築が残っているような建築。
なんか面白い。
日本もロシアもある。
だからこういう玉ねぎみたいなのが載っている教会。
そういう造形になっている。
学園の方がメダル王の城みたいな。
玉ねぎみたいなのってインドのイメージがある。
いやそれじゃない。
後で説明します。
似てる似てる。
似てます。
ハルビンはそういうロシア風のところなんですけど、
その後行った長州っていうね、
ここは満州国の首都が置かれたところで、
もともと何もなかったところにさっき言ったような日本風の、
人狼な建物をどんどん建てていったので、
それがいっぱい残っている。
ここはですね、ラストエンペラーって知ってますか?
ああ、知ることがあります。
だからその満州国の皇帝だったフギっていう人が住んでいたところが残っていて、
そこも展示された。
満州国っていうのはどうやって作られて、
フギっていう人はこうやって連れてこられて、
皇帝ということにされるんだけど、
実験がなくてこういう思いをして、
その後先般として中国で複益して、
その後皇帝だった人が一市民となって、
こうやって死んでいったみたいな。
これも非常に日本人に見たら面白い。
そういうのって全部日本語で書いてあったってことですか?
09:01
かなりそうですね。
フギのところ、ラストエンペラーのところは日本語がかなりあったと思いますし、
七歳市も日本語がありましたね。
七歳市。
さっきの春の記念兵器の。
それではここで一曲。
夏川梨美さんのイエーライシャン。
これは石野平先生の選曲だって聞いてるんですけど。
なるべく皆さんが知っている曲を選ぼうと思ったんですけど、
なかなか出てこなくて。
このイエーライシャンっていうのは、
リコーランっていう戦前の映画スターが歌った歌の一つなんですね。
この人は要するに満州に住んでいた日本人で、
日本人なんですけど、そこで育ったので、
中国語も非常に勉強して、
中国語も上手だったんですよね。
多分美人だったというのもあるんですけど、
それで中国人の振りをする女優としてデビューしたんですよね。
でも実はこの人はリコーランという名前でデビューして、
中国人の振りをしてるんだけど、実は日本人なので。
最後どうなるかというと、
カンカンって言うんですけど、
中国人なのに日本人の味方をした裏切り者。
裏切り者だって言って、処刑されそうになるんですよ。
処刑されそうになるんだけど、
でも最後の最後、死刑になるギリギリのところで、
この人は日本人であるっていうこともわかって、
カン一発なお逃れる。
カットを抱えながら映画女優をやってるわけですよ。
中国人の振りをさせられながら、
中国支配というのを正当化するための女優とされて、
そして中国人の振りをされて。
彼女の人生をいろいろ調べていくと、
非常に面白いストーリーが出てくる。
そういういろんな思いを抱えながら、
彼女が歌った歌の一つを探していったら、
家来者が出てきましたが、
彼女の曲でもいいんですけど、
ちょっと現代的なものにしようかなということで、
同じ歌を歌っています。
家来者って夜に来るに香りってなんですけど、
どういう意味?
これは花ですよね。
歌詞の中で出てきますけど、
夜になるといい香りがする花みたいな。
なんか素敵。
それでは、夏川梨美さんの家来者どうぞ。
慶和学園大学から情報発信に関心を持つ大学生が
お送りする番組、
慶和キャンパスレポ。
今週は国際文化学科教授の一之平先生に、
中国東北地方のお話を伺っています。
一之平先生からいろいろなお話を伺いましたけど、
吉田さん印象に残った話がありますか?
そうですね。
ロシアの建築物の上のドーム型みたいなところを
一之平先生が玉ねぎ型って言ったのが
分かりやすくてよかったなみたいな。
さっきの時間にちょっと
写真見せてもらったんですけどどうですか?
12:01
玉ねぎでした。
イメージ通りだった?
イメージ通りでした。
もっとインドみたいなキュッキュッってした。
もっと丸いやつかと思ってたんですけど。
ネギ坊主型。
この上がシュッてなってるやつかと思ったんですけど。
今写真を見ながら話してるんですけど、
ボーズ型のドームの建築物。
ビザンチン様式。
ビザンチン様式って言えばいいんだね。
すみません、玉ねぎ。
分かりやすい。
建築のことも勉強したいと思います。
後半はシンヨウとダイレン。
このシンヨウとダイレンって長島くん知ってますか?
何か印象ありますか?
チリペンでダメだな。
さっき地図見たじゃない?
これはあれですよね。
日本に近いところ。
近い?
近い。
北朝鮮に近い方ですね。
北朝鮮に近い方?
それは両方近いんじゃない?
南の方だね。
日本から見て北朝鮮を越えた辺りにあるところですね。
すごい分かりやすいね。
なるほど。
シンヨウっていうのは、
昔宝天と言われたところなんですけど、
満州事変が始まった場所です。
流浄湖事件といって、
いくつか爆破事件があるんだけど、
そのうちの一つ、流浄湖事件が起こって、
満州事変を日本までやって、
そこでそれを理由として中国に攻め込んでいく。
そういう場所なので、
実は918記念館って、
今回は月曜日に行ったんで中入れなかったんですが、
そこは有名な、
中国が918を忘れるなと。
日本に侵略された歴史を忘れるなという記念館がある場所。
日本人は実は918と言われても、
いまいちピンとこない。
日本人と中国人のギャップを非常に感じるような場所ですね。
さっき言ってた北朝鮮に近い場所でもあるので、
いろいろ朝鮮外みたいなのがあったりして、
イスラム街とかですね。
いろんな街があってここ面白かったですよ。
カナダみたいな。
バンクーバーのようなイメージですか。
それの中国版みたいなイメージはあるかな。
あると思います。
その日本街みたいなところは。
日本街は、たぶん日本街、
もちろん建物とかはここで残ってますけど、
日本街ではないかな。
日本人の街はないかな。
山とホテルとかそういうのはまだもちろん残ってます。
あとはだから張作林っていう、
張作林、張学良っていう人がいて、
これもまた社会科で出てきて覚えるんだけど、
いまいちピンとこない人たちですよね。
15:00
覚えてない。
本当か?
それで。
この人たちの記念館とか、
実際には張作林さんは、
この人も爆破されて亡くなってるんですけど、
この爆破事件の後とか。
東北を支配していた軍閥のトップみたいな。
この人たちがどういう人たちだったのかっていうのも
イメージができてきました。
新洋はそんな感じで。
新洋はもっといろいろ見たかったんですよ。
ムジュンっていう炭鉱があったところとか。
いろいろあるんですけど、
ちょっと今回時間がなかった。
その次の日にまた大連に移動します。
大連は日露戦争ですね。
日露戦争というのは
旅順という場所で戦われているんですが、
日露戦争の跡地が結構残っていて、
日露戦争とか坂の上の雲とか
ああいうのを読む人は、
その頃日本人はどうやって
西洋の諸国と頑張って
越していこうかという
いろいろな歴史を感じられるような
場所になっているんですね。
ところがそこに行くとまた展示があって、
結局中国の人から見れば
どういうことかというと、
自分たちの庭で
日本人とロシア人が勝手に喧嘩して
やっているわけですよ。
だからこう読むと最後のところに
この記念碑は
結果的に
日本の中国への侵略を
示す証拠となっている
みたいなことが書いてあって、
坂の上の雲を読んで
いろいろ感慨に浸っている人に
冷や水をあげながら
中国の人から見ると
そういうのがありますよね。
藤野先生の授業で
受けたんですけど、
茨城か
そこら辺の
村で
日記みたいな
兵隊として
行った人の
日記が残っていて、
それを隠世時代に
藤野先生が読んだらしいんですけど、
結構虐殺があって、
ロシアの人たちとも
戦っているけど、
中国の人たちも
殺したりしているみたいな。
そうね、それ出てきます。
展示を見ていると
その途中で中国の人たちが
どういう迷惑をこむったか
スパイにお痛みをかけられて
殺された人が出てきて、
決して日本とロシアで
美しく
激しい戦いをしたみたいな
中国の人から見れば
そういうことだということが
よく分かりますね。
大連はもともと
日本とロシアが取り合っていたぐらいなので、
非常に良い港町なので、
実はね、ウニとかね、
ウニ食べましたよ、
おそろおそろ、生ウニ。
あんまり食べないと
日本人向けだと思うんですけど、
食べてみました。
ちょっとおそろおそろだったんで、味まで分からない。
フレッシュな感じがしました。
おそろおそろだね。
18:01
ちょっと分かんないじゃないですか。
お刺身とか食べても大丈夫かな。
Kはキャンパスレポ。
今日は吉田永島で
一ノ瀬先生をお迎えして
中国の話題でお送りしました。
いかがでしたか?
永島君。
難しかったですね。
難しかった?
難しかったです。
でも面白かったよね。
行くと日本の犯した
罪をずっと背負わされる
みたいな感じで
行くんだけど、
よくよく考えると
長い期間
日本人がそこで暮らしていて、
結果的に侵略という形になる。
そこで残してきたものが
また日本に残したものとか
いろんなものがある。
中国に残ったものが。
多面的な側面がある。
クラシック音楽とかそうだったよね。
クラシック音楽って
中国人から日本人が習うので
そこから日本のクラシック音楽は
急激に発展していった
みたいな話とか
いろいろ出てくるので
侵略した上に
成り立っているものであることは
間違いないんだけど
いろんなものは結局
日本にも影響をもたらしている
ということは言える。
吉田さんはいかがでした?
そうですね。
これはきっと
きちんと覚えていたら
おーおーおーおー
みたいな感じになるんだな
と思いましたね。
大学で受けた藤野先生の授業
だけでも
聞いた聞いたみたいな感じで
すごく面白かったので
もう一回勉強したいな
というのと
自分は
そういう風に
加害というかしていない
わけですけど
私は日本人としてのアイデンティティがあるので
かつての
日本人がしてきたこととかを
改めて
知って
知ると
やっぱり
中国うるせえって言ってる人たち
とか結構いますけど
そういう人たちの見方も
中国への見方も
日本への見方も全然変わってくるのかな
と思って
勉強したいなという気持ちです。
Kはキャンパスレポ
これにて終了です。また来週!
バイバイ!
20:52

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