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2025-09-17 16:32

47|最下位からの首位ホークス 進撃の裏に、抜けた甲斐捕手の穴埋める高谷裕亮1軍バッテリーコーチ

西日本新聞で記者生活の大半をスポーツ取材で過ごしてきた大窪正一記者が、アスリートの素顔や裏話、スポーツの可能性についてお話しする「西日本新聞スポーツ余聞」。

今季のソフトバンクホークスは、甲斐拓也選手が巨人に移籍して「空席」となった正捕手の成長が連覇の課題でした。開幕当初は失点が多くチームも最下位に沈んでいましたが、攻守ともに修正され、番組収録時点の8月29日には首位に立っています。安定してきた投手陣の裏側には、目立たないが、選手に寄り添う高谷裕亮1軍バッテリーコーチ(43)の貢献も大きいと、大窪記者は分析します。

◆出演:大窪正一(スポーツ記者/宗像支局長)、中富一史(販売部)、横山智徳(MC/メディア戦略局)、音声編集:中富一史、映像編集:井上知哉(ビジネス開発部)

◆収録日:2025年8月29日

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サマリー

福岡ソフトバンクホークスが最下位から首位に転落している背景には、高谷裕亮バッテリーコーチの存在があるとされている。特に、巨人に移籍した甲斐選手の穴を埋めるためのキャッチャーの役割と、高谷コーチの重要性が強調されている。高谷コーチは、甲斐捕手の抜けた穴を埋めるために努力しており、彼の人柄やエピソードも紹介されている。特に、キャッチャーとしての細やかな心配りやチームメイトへの寄り添いが際立っている。

00:01
西日本新聞ポッドキャスト。
西日本新聞スポーツ余聞。
この番組は、記者生活の大半をスポーツの現場で過ごしてきた大久保さんが、
アスリートの素顔やスポーツの可能性についてお話しします。
こんにちは。高価なニュースアプリ、西日本新聞民の横山智則です。
西日本新聞社の大久保翔一です。よろしくお願いします。
西日本新聞社の中富和文です。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
配信日は9月17日なんですが、
収録日、本日8月29日の時点で、
ホークスの現状と強さ
ホークスは首位です。
一ゲーム差ですね。ニチハムと。
ニチハムとの一ゲーム差みたいですね。
ということで、ペナントの前半戦はちょっと、
ホークス心配しましたけど、
ここにきて強くなったと。
そうですね。
一回って言い方はどうなのかな。
ちょっと、ちょっと、このとこ調子悪いから。
原稿書くときはね、めちゃくちゃよかった。
よかったね。
ここにきて強くなったホークスについてって一応書いてるんですけど、
ここにきて強くなったかって言われると、
ちょっと今3連敗したりしてるしね。
ニチハムに3連敗してね、
ちょっと雲行き怪しくなってきましたけど、
なんとか今持ちこたえてる感じ。
それでも今1位ですね。
もともと最下位までしてましたね。
そっからのね、会心劇は。
やっぱピッチャーがいいですね。先発のピッチャー。
2桁がもう4人出そうなぐらいですね。
そういうことなんですね。
序盤は撃たれてましたもんね。
そうですね。みんな撃たれてましたよね。
みんな撃たれてました。
おまけに柳田が、近藤が、ケガリンが主力にケガ出て。
そうなんとかね、今は形になってますけど。
そうですね。
で、今日の大久保さんの話なんですけども、
フェナントレースの終盤のホークスの強さの裏にこの人ありということで、
なんかこうスポーツ呼ぶらしい多分会になるんじゃないかと。
味がある感じ。
味がある感じ。
そうですね。
この人ありのこの人の話を今日はしてもらいたいなと。
私もあまり表に脚光を浴びることがないであろうなので、
ちょっとお話しできればなと思ったんですけども。
今年、今チーム状況のほうはお話しあったようなんですけども。
キャッチャーの役割と配球
課題の一つというか注目されてたのが、やっぱり巨人に遺跡したカイホシュ。
これセイホシュでずっとやってきた。
この選手がいなくなった穴をどう埋めるかというところだったと思うのも一つの課題だったと思うんですけども。
やはり先ほど言ったように序盤のほうが最下位になったり失点が多かったりとかですね。
キャッチャーのほうがなかなか定まらないというところも影響してたのかなと思ったんですけども。
配球パターンが異なるキャッチャー。複数使い入りまして。
それによって非常に安定してきたかなというふうに思ってます。
要はカイ選手がいた頃はカイキャッチャーの一人でずっと配球しているけど、やっぱり人が変われば考え方も違うので。
そうですね。だから同じピッチャーでも配球によってまたタイプが変わってくるので、それは逆にバッターは惑わせられるかもしれないですね。
このピッチャーの時は最初に真っ直ぐのストレートがここに来て、その後変化球が来てとか思ってたらいきなり変化球から入ってきたりとか、キャッチャーが変わればそういうことも。
逆にいい効果ですよね、そういう意味では。
海野さんと美音さん、2人がメインですね。
考えてみればそうなんですけど、キャッチャーが配球を決めるんですね。
そうです。
基本的にはキャッチャーです。
キャッチャーがサインを出して、基本的にピッチャーってその通り投げるし、時々首を横に振ったりしますけど、基本的に組み立てるのはキャッチャーなんですね。
それは僕も野球は見ますんで、言われればその通りなんだみたいな。
キャッチャーが今回、今年、今シーズン2人メインでいるっていうのはそういう効果があった。
そうですね。そこで多分、私は安定、それだけではないと思うんですけど、併用してそれぞれが持ち味を出すことが非常に投手陣の安定につながっていると私は思っています。
そうですね。
でもそういう保守の器用ですね。この海選手だけではない器用になるってことは、その分苦労する人が出てくるわけですね。
だってキャッチャーは、私がずっと出たい、私がずっと出たいと思うモチベーションがあるわけですね。
高谷裕亮コーチの重要性
この2人をうまく棚を引いて、2人のモチベーションを切らさないようにやる心を砕く役割をしているコーチがいらっしゃるんです。
それが高谷バッテリーコーチですね。
バッテリーコーチって言っているんですかね。
バッテリーコーチっていうのが一部にいるんですけども、このコーチが要は2人を競わせるんです。それぞれの選手の心にも寄り添いながらモチベーションを高めているから、お互い優勝力が出た時は頑張ろうという形になっているんだと思って。
だから僕はこの高谷バッテリーコーチの役割っていうのはすごく今重要になっているんじゃないかなと思って紹介したいと思ってるんですね。
本来あれですよね。違うキャッチャーが2人いたら相性もあって、このピッチャーはこのキャッチャーみたいな。
そういう形で組んでますよね。だからそれじゃなくて、違うピッチャー、同じピッチャーでもキャッチャーを変えたりとかっていう話です。
この高谷博明バッテリーコーチなんですけど、フォークスでは現役時代は15年やったんですけど、その間にリーグ優勝が6度、日本一が7度なんですが、これを主に控え星として、メインの星ではなくて控え星として支えてきたんで。
なので苦労を知ってるわけですよね。こういう時はこういう思いになるだろうとか、そういう思いを持っているコーチがいるからこそ、この2人がなんで俺だけじゃないのっていうところをうまくそういう気持ちはわかるけど、
心のケアですね。そこができるのはこの高谷コーチが適任じゃないのかなと私は思っています。
なるほど。
なるほど。
そもそも高谷コーチ、その要は15年が基本的にいぶし銀のような働きだったんですけど、もともとが結構苦労人なんですね。
プロに入ったのが25歳なんですね。普通大学卒業とか高校卒業とか、18歳、22歳、社会人っつっても22年とか。25ってのは結構遅いですよね。
栃木の出身なんですけども、もともと高校卒業して社会人野球に入ったんです。ただそこで左膝痛、これが原因不明だったらしいんですけど、2年目でやめざるを得なくなって。
で、1年間浪人して、まだ野球やりたいということで地元の博鳳台で野球を再開して、そこで活躍してプロ入りというソフトバンクをつかんだという選手なんです。
異職ですね。
異職なんです。
社会人の後に大学入り。
そうなんです。珍しいですよね。だから高校して社会人に入って社会人野球でここでプロ行くぞと思ってたらここで怪我しちゃった。
もう野球できないってなってやめて、もうどうしようかってなって迷いはあったけどやっぱり野球やめられんということで大学を受けて。
しかも一般入試でしょ。
そうですね。
すごいですね。
すごいですね。
で、大学に入って大学で活躍してプロをつかんだから25歳という感じ。
すごい。
で、私自身この選手のすごく印象に残っているのは2009年ですね。これ僕が高番になった年なんですけども、この年高谷保守、ここから保守って言いますね、現役の時代。
高谷保守はそのプロ入り3年目で初めて開幕の先発マックスに任された。
和田投手が先発。
で、任されて、実際これ勝利に導いて最先良いスタートに行ったんですよね。
だからここで安定して結果を残していけば、昔のジョージマさんだとか、海保守とかのように精保守。
この立場をつかめたところだったんですけども、なかなかうまくいかなくて、チームもなかなか伸び悩んでたこともあって。
7月には2軍に落とされちゃったんですね。
で、この年にその空いた席にはまったのが田上秀信さん。
この年すごくこの田上保守は大活躍しました。
打撃も。
すごく、だからそういうふうに保守争いって激しいんですよね。
で、高谷保守はそれでも腐らずに続けて、もちろん1軍に戻ってきて。
1番手の保守ではないんですけど、2番手や3番手という形で生活をやっていくんですね。
なかなか1番手になろうと思っても、いわゆるフリーエージェント、遺跡ですね。
あれで、例えば細川保守とか西部から来て、日本ハムから鶴岡保守が来たりと。
補強されてしまってですね。
上が空いたと思ったら、上が空きそうだと思ったら補強されるみたいな。
なかなか。
なかなか試合に出れませんね。
補強が長かった分、じゃあどうしたら自分は出れるんだろうということをすごく意識している選手だったという意識があります。
すごく人の厚くてですね。
僕が記者やってる時も、今日は僕に取材ないんですか?とかいう感じでニコニコしながら来たりして。
すごく人に話しかけて、人の懐に飛び込むのが上手な保守だったんですけども。
そういう中、たぶん自分がこういう厳しい世界の中でどう生き残っていくか。
考えながらやってたんだと思うんです。
なので、自分がどうというよりも、人がこう思ってたらこういうことを自分がすることで自分の立場を確保していく。
高谷裕亮のキャッチャーとしての努力
そういうような人に寄り添うようなタイプのキャッチャーだと思います。
なので、すごく印象に残っているエピソードをいくつか紹介したいんですけど。
一つが、あれは武田投手だったと思うんですけど。
武田投手が先発した時に、初勝利ぐらいの時。
サインを見づらそうにしてた。
そうすると、高谷君が白いマニュキュアを買ってきて、購入してきて、自分の右手に塗ってて。
それでサインする。
見やすくしてね。
見やすくした。
今でこそ結構してますけどね。
はい。
今でこそ結構してるんですね。
結構みんな。
白とは限らず。
白とかね。
へー。
なんですけど、高谷君それをしてて。
買うとき恥ずかしかったんですけどね。
すごく照れ笑いした姿。
あと、高谷君の冬の恒例行事というのが、シャインオフに活躍した、例えば今だとモイネロとかこういう投手いますよね。
外国人の投手が帰国するじゃないですか。
福岡空港に。
ありましたね。
見送りに行って、ありがとうってお疲れさんって言うのを、高谷君は毎年やってました。
1になりましたね。
なんでそういうことをするのって聞いたことあるんですけど、その時にはやっぱり日本というよその国からチャレンジしてるっていうのは、いろんな環境や文化の違いとかにも乗り越えながらやってくれてるっていうのをリスペクトする。
感謝の思いを込めてるんです。
そういう寄り添う姿勢を出してるエピソードかなと思います。
あともう一つあるのが、冬場の自主トレ。
冬場の自主トレって、昔で言えばグアムで松坂選手がやったりとか、温かい地域で選んで温かいとこで自主トレーニング、オフの寒い時期するんですけど、する人も多いんですけど、高谷君はもうあえて当時ですけど、私が当時だったんですけど、福岡市東区に齋藤崎合宿所っていうのがあって、
要は今は筑後の方に移動してるんですけど、寮があったり練習場があったりしてるんですね、そこに。そこに高谷君はあえてそこに行っている。
なんでそこに行くかって言ったら、そこにはちょっと体動かしていこうっていう主力選手が来たりとかですね、あと新人はそこにいるし、若手はそこにいるからそこで練習してるし、新人合同自主トレ、ドラフトで決まった後に選ばれた人はそこで自主トレを始めてた。
なのでそういう人たちがいっぱいいるってことは、イコールキャッチボールをしたいとか、ボールを受けたい、ボールを取ってもらいたいっていう投手がいるから、その投手たちの球を受けるっていうことを目的に。
もちろん自分のトレーニングもあるんですけど、それも大きな目的にするってことで、一人でどっかGUAMとか行くとボールを受けられない。
ですけど、そういうところに行くといろんな人のボールが受けられるし、そこでコミュニケーションもできる。だからその人の性格だとか、こういうやつなんだっていうのを分かることをリードに生かそうと。そういう努力をされてました。
タカヤコーチの人柄
なんで、そういう細やかな心配りだとか、そういうのが多分今生きてるんだと僕は思います。
そうですね。
タカヤ君のときは、タカヤ君のときでも、もちろんそれはそれで大変だったと思うんですけども、今、先ほどから言うように複数の保守ってことですから、
ヘアをそれぞれ、こっちばっかり、極端に言ったらこっちばっかり言ったら、あんだよってなるし、いろんなバランスを取るのは、だから今言ったような人に寄り添う現役生活を歩んできたタカヤコーチには、
適任だと、僕はそういうふうに思ってるんですよね。なんで、本当にタカヤ君を見て僕は思ったのは、本当、誰も一番っていうのはなかなか大谷職兵として一番みたいなのはなかなかなれないけど、
ただ、自分らしいポジションっていうのは、努力で作れる。そこで輝ける。そういうのを感じた人がタカヤ保守だったので、
ぜひ、こういう今活躍してる裏には、タカヤ保守の役割もあるんじゃないかと思いまして、今日紹介させていただきました。
ありがとうございました。中富さん。
中富 いやー、やっぱりタカヤさんみたいに、本当は華やかにスポットライトを当ててプロ野球生活を送りたいと思ってるけども、やっぱ苦労した分だけ、
今この一軍バッテリーコーチのタカヤさんの良さが出てるんじゃないかなっていうところもあるので、遠回りも近道もあんまり実はそんなに関係なくて、意外と遠回りしてもいいことだってあるんじゃないかなとは思いますね。
なんの関係なく15年間現役ですからね。そこもすごいですよね。
そうです。だからこのやり方でも15年現役生活を続けられるってことは、それだけ必要とされたってことじゃないですかね。
いや、そうだなと思いながら、試合に実際出る回数ってのは少ないにもかかわらず現役だってことですからね。
そうですね。
その中、それすごいですよね。
やっぱある程度の役割がちゃんとタカヤさんにあったんですね。
あったでしょうね。ということでありがとうございました。
最後に一つお知らせです。西日本新聞社では、西日本新聞ミーの法人会員様向けのサービスとして、会社や団体の研修会に記者を講師として派遣いたします。
概要欄のメッセージ受付ホームからご連絡をいただければ折り返しをいたします。お気軽にお問い合わせください。
ここまで聞いていただきありがとうございます。大久保さんのスポーツ余分は、西日本新聞とスマホアプリ、西日本新聞ミーで好評連載中です。ぜひご購読をお願いいたします。本日はありがとうございました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
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