北竹ってあんまり聞かない地域なんですか。
そうですね。勉強の高校なんですけど、あんまり甲子園に行ったことないんじゃないですかね。
甲子園はそうですね、決勝に何度か行ってますよね。福岡県大会、例えば甲子園のところまでは記憶にはあるんですけども。
割と東竹近くの、東竹は結構甲子園行ったりするんですけど、北竹はそうですね、あんまりって感じですね。
じゃあそこの高校級市。
じゃあ当然本人も甲子園には行ってない。
いないと思います。
からの大リーグか。
いいですよね。
武器がまっすぐ直球なんですけど、すごく質のいいと言われている直球で、スピードは150キロ出ないんで、メジャーで言えばもう多分メジャーの当選の中では平均以下ぐらいのスピードなんですね。
150キロ投げて当たり前の世界ってことですね。
そうですね、メジャーはね。なんですけども、弾の質が良くてすごく伸びがある直球を武器にして、去年は15勝3敗、防御率2.91ということで、非常に高成績で。
メジャー1年目。
1年目で、新人王候補にもあって、結局逃してしまったんですけども、十分新人王って言われてもおかしくないぐらいの成績だったんですよね。
ゆえの開幕投手でもあるわけですね、今回。
そうですね、実績を残しての。
そうですね、まさにドジャースの山本義信投手と日本人投手の投げ合いっていうのは非常に楽しみなんですけども、どうしても私の方は取材した経験が今永投手の方がありまして、非常に思い入れがちょっとあって。
実は私、東京の運動部というところにいた時があったんですけど、その時代に今伝えた、小松沢大学で活躍を始めた頃、2年生の時だったんですけども、その時に初めて取材をしたことがあるんです。
寮の方に行って、雨の日だったんですけども、寮でお話を聞いた記憶があるんですけど、その時の印象がとにかく目力がすごい強くて。
話す時に引きつけられるというか、目線を外さないというかですね、その目力がすごい印象に残って、ずっと丁寧に人の目を見て語って、ギラッとした。
そこがすごく印象に残っていて、小松沢でも当然活躍していたので、日本のプロ野球には小松沢大という野球の名門ですし、ここで活躍しているわけですから十分チャンスあるなとは思っていたんですけど、まさかまさかこんな活躍をメジャーでもするとは。
正直言ってません。思ってもいなくてですね。でもその秘密、知りたくてですね、なんでこんな活躍したのかなと思って、そこは知りたくて、メジャーで活躍していた時に、去年活躍、また勝った、また勝ったという時に、ちょっとすごいそこが関心が出だしてですね、
北地区高校の野球部時代の恩師の方に話を聞いてみたいなと思って、去年の5月6月その時期ですね、ちょっと話を聞きに行って、秘密みたいな、そういうのを聞きに行って、なるほどと思ったことがいろいろとありました。
一番そのまっすぐの直球がすごいって言ってたんですけど、これもう高校に入学した時からそうだったらしいんですよ。体がものすごく細くて、入学した時165センチの58キロと。
ほとんど僕と一緒ですよ。
いわゆるプロ野球選手の体ではないとなるような、大谷翔平さんなんか198キロなんですけど、体はすごくまだまだできてなかったけれども、というようなことは注釈がついてたけど、ただキャッチボールすると球が全然落ちてこないんですよ。
伸びるってやつ。
まっすぐどこまで行くんだみたいな。すぐだったっていうのをすごく北地高校野球部時代の。私が聞いたのは田中修司さんという方にお聞きしたんだけど、当時部長先生だったんですね。聞いたんですけど。
その北地区高校に入るまでのきっかけというか、そこがすごく印象的なエピソードがあったので、それをぜひ紹介したいなと思っているんですけどもですね。
今永投手は、いわゆる北地高校の近い中学校ですね、永野丸中学校の南式野球部に所属してたんですけど、その当時は2、3番手の投手だったらしいですね。エースではなかったらしいですね。
なので当然、当然って言ったら失礼ですけど、有名な野球が強い学校から来てくれとかそういうような声はかかってなかった投手だったらしい。
普通の中学の2、3番手のいわゆる投手ですからね。
そうですね。
普通の野球部。中田三坂も変わらないくらい。
そうですね。
そうですよね。
普通の中学の野球部です。
普通の中学の野球部の男の子。
その時に田中さんが高校の近く車で走っていて、たまたま信号待ちで止まったんですって。
だから永野丸中の野球部が練習してる様子がパッと見えて、そこでブルペンで2、3球くらい投げている今永投手の姿を見たんですけど、
その時それが今永投手っていうのは分からなくて、すごく綺麗なフォームで投げているピッチャーだなという印象を持たれたそうなんですけども、
信号が青になってもう高校に戻った。
そういうことがあったところで、しばらくして当時の、田中さんは部長先生だったんですけど、
監督さんが永野丸中からうちの高校に行きたいという左投げのピッチャーがいるんだけどみたいな話を聞いたら、
もしかしてあの投手ですかという話をしたら、それが今永投手だったらしくてですね。
綺麗なフォームだなとは思ったけど、すごい子がおるなとは思わなかったんですよね。
そういう意味ではですね。
どこかに残ってたからパッと出たんですけども、取りたいと思って中学校の方に行ってとかそういうような話ではなくてですね。
そういうきっかけもあって、もちろん受験という形で合格して入ってきたんですけど、先ほど言ったようにすごい体は華奢で、腕立て伏せも10回できないぐらいな感じで。
そんな子が。すごいですね。
ただその先ほど言ったようにフォームが綺麗だなとか思ったとおっしゃったようにやっぱり特徴があったらしくてですね。
すごく僕はその専門的なところ、ここは中富さんが詳しいかもしれないですけど、踏み出した足のかかとが着地寸前までキャッチャの方向を向いていると。
それでそういうのは佐々木老貴党首の体が開かずにボールにすごく力が伝わりやすいんだそうなんです。
そういうのを高校入学する前からそういうフォームを身につけていたということをおっしゃってました。
だからそれが意図的にやったんではないんですけどね。
だからフォームを改造してそうなったのか元々そうなのかっていうのはわからないですけど。
ただ中学時代にはすでに綺麗なフォームの。
そうですね。たまに体の回転とかがかかってスピードになりやすいとか乗る。
なので体力的なところはまだまだこれから体作りをしないといけないけども、
鍛えたら面白い存在になるんじゃないかなというようなお話を田中先生と監督皆さん指導者の方でされて。
先ほど中富さんがおっしゃったように県立の新学校で平日は2時間ぐらいしか練習ができないそうなんですよね。
なのでその2時間の中でもまずは体作りを優先して走り込みとかそういうものを中心にして
体を作るにつれてだんだんスピードも速くなっていって。
あとその綺麗なフォームをきっちり固めたいということで吸収もなんか絞らせたような。
その要はいろんなフォームを投げるとフォームが固まりにくいということで基本的にはまっすぐとスライダーという変化球ですね。
もう2種類だけどね。
2種類でまずフォームを固めさせるそこに力を入れていくと徐々にスピードが上がっていったらしいですね。
でそのなんかよく部活動ではよく毎日提出するようなノートですね。
監督さんとかそういうのされるところ多いと思うんですがこの北地区高校もそれをされていてその野球ノートがまた田中先生はすごく印象に残っていらっしゃる。
多くの部員の人がその日の感想今日は何々をやった疲れたとかそういうものが多い中でですね。
その今永投手の方は課題とか自分はこれをしないといけない。
で自分がこういう投球フォームを今日はやってみたそうするとこういうものだった。
なので次はこういうものをやってみるみたいなその自分の工夫したこととかそういういわゆる自分の頭を使って考えて野球をやっていたというのが分かるようなノートだったそうなんですよね。
なので伸びたんじゃないのかなというようなお話をされていましたし。
その野球の練習の質としてでもやっぱり自分のどうやって上手くなるかっていうところの違いが多分出てくるでしょうね。
そうみたいですね。
だしもちろんシリーズの野球の強い学校とかしたら練習時間が少ないので練習が休みの日とかは同じ高校のチームメイトが中学時代に入っていたそのボーイズリーグとかのチームですね。
そういうところに混ぜてもらって練習したりとかもされていたそうです。
もうちょっとでも上手くなりたいという思いが一つ一つ段階を踏んで。
当時私も取材は高校時代にしたことはないんですが、新聞記事というかいろんなスカウトの方とはお話をすることがあるんですけども。
3年生の時には北地高校のこの今永投手というのはプロ注目まで来ていました。
結果そこでプロには行ってないんですけども、プロ注の存在にはもう3年生の時にはなってましたですね。
プロ注って言うんですね。
すみません。
注目です注目。
プロ注目の選手ということなので、スポーツ記者業界でのプロ注とか。
業界用語ですね。
そこにはやっぱり甲子園には行ってないけど、いい子だっていうこの名前がツラッと並んでるんですね。
ちょっと話がずれるかもしれないけど、各球団、九州、中国地方、関西地方とかスカウトを方面ごとに置いていて、九州だったら九州の各学校を見て回るんですよね。
面白い選手がいたらということでピックアップしていく。
もちろん競合校は大きな大会に出てくる九州大会とかに出てくるから分かりやすいんですけども。
そういう地道にスカウトが回られていて。
よくそれこそスポーツ記者はスカウトから面白そうな素材のいい選手いないとかよく聞かれたりして、よく情報交換とかしたりして。
お互い情報交換ですね。
そうです。
なのでその鹿児島にこういう選手がいる。なんか結構注目されてますよ。
とっても足早い選手がいますよとかそういう情報をお互いに交換する。
そういうことをしてる中の一人では今長とありましたけど。
でもやっぱり結果的に駒澤大学に行ってそこで飛躍されたんですけども。
北地区高校そういう今言ったように新学校でその共謀校ではないので今言ったように自分で考える。
で駒澤に行ったらちょうど監督が変わった時期らしくてですね。
野手出身の監督になられたらしくて。
投手の方にこう投手はどちらかと言ったらのびのびとやらせていただいたそうなんですね。
なのでそういう自分で考えてやるピッチング練習がずっと続けられたっていうのも本人にとっては良かったみたいです。
DNAもどちらかと言ってはそういうのびのびとした指導法人ですね。
ガチッと固める。ラミネスさんだったですかね。
だからそんなにうるさく言う。うるさく言うっていうのは失礼ですね言い方。
なんですかね細かいというか本人の実践を尊重するのを高校大学プロ野球でもやれた。
これが結果的に飛躍していくポイントになったんじゃないのかなということもおっしゃってて。
なるほどなあ。
なるほどなあですね。
それこそ選手にとっては向き不向きもあるやろうけどね。
そうですね。
本当にある種のやかましく言われた方が伸びる選手ももちろんいるでしょうし。
そこは本当おっしゃる通りで。
今永投手はそっちの自分で考えて課題をクリアしていくというタイプの方だったみたいですね。
なるほどですね。
野球にはすごく哲学者みたいなストイックな感じのイメージで言われてるんですけどもすごくお茶目というか天然というかそういうところの一面もあるそうで。
田中さんが非常に笑いながら明かしてくれたエピソードの一つとしてすごくいじられキャラだったらしいんです高校時代ですね。
その一つとして物質かどこかでメロンパンを食べてたらしいんですけど途中で一回やめて食べかけになってた時にそのメロンパンが見つからなくなったらしくて誰が食べたってすごい言い出したらしいんですね。
いや誰もそんな食べかけないよ。
メロンパンなんか食べんよと思ったらカバンの中から出てきてあった。
ほらみたいなそういうなんかちょっとこうなんかちょっと愛らしいのがあってストイックみたいな感じではないすごく結構明るいキャラだったらしいですね。
二つ持ち合わせてますねストイックさと天然さと。
そうですね。
すごいですね。
なんで結構映像を通してですけど結構メジャーでもなんか愛されてますもんね。
会見とかで結構笑いが起きてる会見とか出てますもんね。
そういうこと先生たちもそれは誇らしいですよね。
そうですね。
やはり県立の新学校からプロ野球選手が出たということで話しやすくなったと言いましたね。
こういう状況の中でこういうことをしたらプロに行ってるよ。
おまけにメジャーに行ってるよという選手が出てくるんだと。
だからそのどの全然諦める必要ないんだというような説得力が指導でもましたということをおっしゃってましたですね。
ありがとうございました。
いい時間になりました。
中田さん今日はどうでしたか。
今回の話を聞いてですね。
やっぱり今でこそメジャーリーガーのバリバリの選手が中学校時代そこまでなかったと。
いろんな頭を使って練習してここまで来るっていうのはやっぱり今の子たち自信になるんじゃないかなと。
そうですね。
思いますし。
昨年の数字って実はめちゃくちゃ数字いいんですけど。
やっぱ大谷少年がいるからちょっと影は薄れますけど。
本当はめちゃくちゃすごいメジャーリーガーです。
15勝だから。
2桁上げるってすごい負け数ですよね。
3つしか負けてないってことは貯金を1人で12個作ってるってことですね。
そうか。
そうですよね。
すごいです。
今季もですね。
今季もまたそういうこと。
3月の18日19日楽しみやね。
楽しみですね。
すごいですね。
ドームですから絶対に流れるってことはないですしね。
雨で流れることはないですしね。
わかりました。ありがとうございました。
エンディングの前に2つお知らせをさせてください。
西日本新聞ポッドキャストにまた新しい番組が誕生いたしました。
番組のタイトルは星野松本のしゃべりよ。
番組では記者たちが就活や新人時代プライベートの話などをザックバランに喋っています。
配信は毎週火曜日です。
よかったら聞いてください。
それともう1つスマホアプリの西日本新聞ミーでは4月1日に学校の先生の人事堂に合わせて福岡県内の転任する先生の名簿を公開しています。
先生のお名前や学校名で検索ができる知る人ぞ知る西日本新聞ミーの人気コンテンツです。
よかったらぜひ利用してみてください。
それではここでエンディングです。
ここまで聞いていただきありがとうございます。
大久保さんの記事が読みたい。
この番組を応援したいと思っていただけましたら
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本日はありがとうございました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。