今度オーストラリアであるんですけど、それも十分狙える
36歳のベテランですよね。
それを狙えるってことは、38歳で出場するかもってことなんですか?
そうですね。
怪我がなければ、まず出場すると僕は思います。
僕はあまりラグビー詳しくないんであれですけど、
以前ですね、奥歩さんが言われてたラグビーの年齢、
現役の年齢って、やっぱり若干野球とかサッカーに比べると低いという。
そうですね。
36歳ってどうなんですか?
なかなかポジションがですね、またおっしゃってるように、
基本的にプロ野球とかより早めに引退なんですけど、
ポジションによってやっぱりありまして、
スクラムを組む最前列、ここプロップっていうフッカーとか、
ここのポジションは結構年配までやってる。
職人技というかスクラムを組む技術とか、
あとそのめちゃくちゃ走ったりはしない。
力勝負なんで。
なのでこの方たちは30代後半までやってもおかしくないぐらいですけども、
他のポジションはやはり30代の前半で大体もうピークを迎えて、
もうそのまま引退という方向に向かうんですが、
リーチ選手はまだまだ36歳ですけど。
リーチ前という選手はそれでいうとスクラムを組むんじゃなくて、
走らないかのポジション?
走ったり、ポジションの名前はフランカーとかナンバー8だとか、
あとロックというスクラムを組む一番前のその後ろのポジションですね。
なので走ったりボールを持ったり、タックルをめちゃくちゃしないといけないし、
仕事量、いわゆる運動量がものすごい求められるポジションで、
こう務められるのはなかなかタフな人じゃないかというポジションをまだやっていて、
今シーズンはどっちかと言ったらタックルですね。
ディフェンスの方でもすごい光っていましたですね。
なのでまだまだ伸びているというすごい選手なんですけど、
この選手がやっぱりそれだけハードワークするんで怪我がすごい多いんです。
基本的に今も怪我してちょっと怪我している状態でやってるんですけども、
すごい怪我に苦しんでその現役の引退を考えた時期もあったんですよね。
そのピンチというか窮地を救ったのが実は北九州の名医だったというお話を今日はちょっとしたいなと思います。
YouTubeをご覧の方はあれですけど、リーチマイケルがどっちかわかると思いますけれども、
大久保さん側の男性の方がその方だと、先生だと。
この先生が名医の方なんですけど、とにかくまだ僕は覚えているんですけど、
2年前ですね、2年前だからいわゆる前回のワールドカップ、
2023年のワールドカップの代表にリーチマイケルが入っているんですけど、
その代表発表後の会見が映像で流れたんですけど、そこで正直ここまで復活するとは思わなかった。
本当にラグビー引退しようと思っていたって言ってるんです。
もうその苦悩みたいな吐き出したんですけど、リーチマイケル選手って今ざっくり言いましたけど、
もともとニュージーランドの出身で、ニュージーランドから15歳で日本に来て、
札幌山手高校という北海道の高校にいわゆるラグビー留学して、その後東海大。
東海大時代に日本代表に。
大学生で。
大学生の時代になるんです。
それはそれでまたすごいことでしょ。
今は歳とってやってるからすごいって話になってますけど、大学生で日本代表ってのもこれまたすごい。
すごいですね。
経験歴としては結構長い。
そうです。
日本代表なんですね。
日本代表をずっとやってる感じなんですけど。
2015年、日本でやる前年の大会ですね。
この時キャプテンで優勝候補だった南のアフリカを破る世紀のバンクロファー。
その時の最後のスクラムを組むという指示をしたのがリーチマイケルだった。
そういうキャプテンシーもあって、日本大会もワンチーム。
ボール持てばリーチという声が出るような。
そこで多分世間にも知られたと思うんですけどね。
ただ実は2019年の日本大会の時って実は体調があまり良くなかったんですよ。
肝節の方を痛めてて。
アイルランド戦で先発落ちしたり、なかなかパフォーマンス実は良くなかったんです。
すごい皆さんから注目されてましたけど。
大会が終わったら手術を受けようと思ってたんですけど、当時その頃2019年コロナになって。
ニュージーランドで母国の方で受けようかと思ったんですけど、ちょっと受けられないってなった。
その中でニュージーランドで受けようと思った医師と繋がりがあった方が、今言ったように北九州にいらっしゃるお医者さんで。
この方が産業医科大若松病院北九州市の内田医師なんですけども。
この方がすごい股関節とかの免疫でいらっしゃって。
特にスポーツ選手、アスリートとかにすごい信頼されててですね。
例えばもう引退してますけども、巨人で今コーチやってる杉内俊也さん。
あの方もここで股関節ちょっと痛めた時期ありました。
手術してるんですよ。この内田先生の元で。
それぐらいもう僕その手術、この先生の病院のお部屋の方で取材させていただいたんですけど、
そこにはあらゆる競技のスポーツの選手のサインだったりユニフォームとかが置いてありました。
話をちょっとだけ戻すと、いわゆるコロナだったから本当だったら国に帰って手術したかったのに渡航できなかったってことなんですか?
そうです。コロナで渡航できないという状況の中で、じゃあ次の事前の策はというところで。
ってことですね。
そこもまた縁があったのかな。北九州市に縁があったのかと思うんですけど。
2020年の3月なんですけど、北九州市にリーチ選手が訪れたんですけど、
その時はもう痛みで歩くのもやっとの状態だったんです。
診断が股関節心損傷ということを出して、これって悪化すれば日常生活も支障が出るぐらいの。
ラグビーどころじゃないみたいな。
競技どころじゃない。歩くのも普通にできなくなるぐらいひどかったらしくて。
ただ手術で治る可能性が残っているというような診断を受けたんですね。
そういう牛田先生の意思の方がリスクも含めて説明したら、そういう選手生命も関わりますよね。
なんですけど、リーチ選手は静かに分かりましたと。リハビリ頑張りますと言ったらしいです。
足首とかも痛めてたんですけども、そことも一緒に手術して1ヶ月半入院して、
日本人より日本人らしい武士道精神を持っているみたいなことを牛田先生は思ったそうです。
高校生も嬉しかったなあね。
そりゃすごいですよ。
びっくりしますよね。
余談ですけど、この高校生はその後、実は花園大会に出て、
その翌年ですね。翌年花園大会に出て。
ドラマみたいですね。
そういうふうにすごい愛されてて、
ある意味リーチ選手復活した元は北九州ってことで、
退院後も定期検査があるから、一回北九州のほうに来てたそうなんです。
お忍びみたいな感じですね。
その頃はオープンにはしてなかったので。
牛田先生自体もリーチの所属する、先ほど言った東芝のチーム。
これ東京のほうにありますんでね。
向こうに足運んでもすごい元気に動き回ってて、
代表の体力テストではフォワードの中で2番目の数値が出ましたよ。
先生のおかげですって感謝してくれたという。
すごい。
で、そういうリーチ選手って人技みたいなのもすごい強くて、
その年、ワールドカップの前年だから2022年ですね。
この6月に北九州市で実は日本代表の試合が行われたんです。
その試合にチケットを渡したいって言って、
牛田先生に渡したいっていうことを言って、
私に受け取りに牛田先生が行ったんですね。
それがこの銅像の写真なんです。
ここで写真を撮って。
たまたま北九州であった分だったんですね。
そうなんで。
それで先生はこの名医でいろんなところで、
北九州だけじゃなくていろんなところで手術をなさっているそうなんです。
で、その時は京都かなんかにいらっしゃったらしいけど、
でもリーチ選手のそういうお誘いを断れないみたいな、
急いで戻って受け取ったというような話をされてましたですね。
で、実際にそういう話を僕も聞いて、
上出の2023年のワールドカップだったもので、
すごく親しみがより湧いたというか、
福岡にゆかりのある選手というか、
深谷にも縁がある選手だなというような、
より距離が縮まったようなお話を聞かせていただいて、
これを記事にさせていただいたんです。
スポーツ選手の手術するって、
それは別にスポーツ選手じゃない人の手術をするのと、
それは一緒っちゃ一緒なんでしょうけど、
でも緊張感がやっぱりちょっと違ったりしますよね。
現役をね、ちゃんと続行できるかどうかの。
選手生命とかそういうふうになってくるとですね、
本当に手を入れてよくなればいいですからね。
ただもう年間400件ぐらいこなす股関節の名医らしくて。
年間400件ってことは、
1日1回以上ですね。
その日もですね、余談ですけど、
取材のお願いを内田先生にしても、
やはり手術がいっぱい入ってるから、
当然そちらを優先させてくださいということだったんですけど、
なかなか取材予定が定まらず、
決まった日も予定していた取材時間よりも、
だいぶ何時間か押して、
夜に取材した記憶があります。
そこまで手術して、
でもその後にでもこう丁寧に内田先生も応対してくださって、
やっぱりそういう誠実なところも、
逆にそういう名医になられる要因なのかなとも思いましたですね。
ちなみにそれこそ、
ラグビーは今シーズンが終わったばかりという話なんですけど、
この後のそれこそ。
あーそうですね。
ちなみにですね。
ぜひぜひそれも。
配信は7月の頭なんで、
この後7月、8月。
今収録は6月の26と言っています。
この今の時点では、
宮崎で日本代表の合宿をやってます。
その日本代表の中にリーチ・マイケル選手選ばれています。
入っていて、
7月5日の日に、
それこそ北九州市の方でウェールズというチームと試合をします。
そこに出る可能性はもちろんリーチ選手ありますし、
その後7月12日、
今度は神戸でまたもう1回ウェールズと試合をするんですね。
それは練習試合、親善試合。
これはそうですね。
いわゆる強化試合なんですけど、
ただラグビーでテストマッチと言いまして、
国際試合のうちのテストマッチというと、
もう結構真剣勝負。
ある意味、
もともとの成り立ちが、
すみません、ちょっと専門的な話になっちゃうんですけど、
ラグビーの場合は定期戦というか、
どことどこと試合をするということからスタートした競技なんですね。
大会があって大会に出るというようなスタートで試合があるわけじゃなくて、
例えば日本と韓国で定期戦をやってます。
今度は日本とアメリカと定期戦をします。
そういうふうな試合のやり方をしてきて、
これをテストマッチと言って、
すごく大事にしてきた文化があるので、
このウェールズ戦はいわゆるテストマッチという、
真剣勝負なんで、
結構本気のモードで両方ともやると。
なおかつ、
この放送のときには試合終わってるんですけど、
北九州市で、
その2019年のワールドカップ日本大会のとき、
ウェールズは事前キャンプをしてます。
すごくそこで歓迎されて、
北九州市のことがウェールズは大好きですし、
北九州市もウェールズのことが大好きで、
ウェールズの国歌を練習して、
あと、みんなで歌おうみたいなことを言ったり、
ウェールズのユニフォームが赤なんですね。
赤色のユニフォームをみんな着ようみたいなことを言って、
どっちかフォームかわからんような試合になっているはずです。
それぐらいテストマッチ大事な試合なので、
だからどちらにも出る可能性もあるし、
どっちかかもしれませんし、
リーチマイケル選手はまだまだやるし、
おそらく2年後のワールドカップもきっと出てくれると思います。
リーチマイケル選手といえば、やっぱり2019年の日本大会。
すごい輝かしいプレーをして、
2020年にこういった怪我をして苦悩を得て、
まだ元気っていう、
その輝かしい後がすごい色々物語があるっていうのもやっぱりすごいなと思いました。
怪我はつきもんですけども、そこを乗り越えている。
本当僕もすごい。
ぜひこのリーチ選手を注目してもらいたいなと思っております。
ありがとうございました。