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2025-07-16 14:50

38|守備の要、ベテラン34歳、今宮健太選手の存在感(前編)

西日本新聞で記者生活の大半をスポーツ取材で過ごしてきた大窪正一記者が、アスリートの素顔や裏話、スポーツの可能性についてお話しする「西日本新聞スポーツ余聞」

34歳、ベテラン。今シーズンは、少し怪我が続いていますが、ホークスの守備の要として活躍する今宮健太選手について、2回にわたって配信します。大窪記者が、初めて取材をしたのは、今宮選手が大分の明豊高1年の秋、鹿児島で行われた九州大会だったそう。話はそこからはじまります。

◆出演:大窪正一(スポーツ記者/宗像支局長)、中富一史(販売部)、横山智徳(MC/メディア戦略局)、音声編集:中富一史、映像編集:井上知哉(ビジネス開発部)

◆収録日:2025年6月26日

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#西日本新聞 #西日本新聞me #西日本新聞ポッドキャスト #西ポキャ #西日本新聞スポーツ余聞 #ソフトバンクホークス #今宮健太 #明豊高校

サマリー

今宮健太選手は34歳になり、プロ16年目を迎えています。ソフトバンクホークスにおける彼の影響力が深く掘り下げられています。特に、1532試合の一軍出場記録や、彼の守備の才能と体力に焦点が当てられています。今宮選手のプロ入りからの成長や、彼を支えた人々の思いが語られ、彼の存在がチームにとって大切であることが強調されています。また、プロ野球の厳しさと今宮選手の向上心も紹介されています。

00:01
西日本新聞ポッドキャスト。
西日本新聞スポーツ余聞。
この番組は、記者生活の大半をスポーツの現場で過ごしてきた大久保さんが、
アスリートの素顔やスポーツの可能性についてお話しします。
こんにちは。福岡のニュースアプリ、西日本新聞Bの横山智則です。
今日もよろしくお願いします。
西日本新聞社の大久保翔一です。よろしくお願いします。
同じく、西日本新聞社の中富一文です。よろしくお願いいたします。
今宮選手の怪我とチームの現状
今回からはですね、2回にわたってソフトバンクホークスの今宮選手について、
大久保さんに話を聞こうと思います。
なんですが、今宮ケガが続いているみたいですね。
今宮選手はですね、今シーズンに入って2回ですね、ケガして。
確か4月の後半に、右肘にデッドボールでケガして、また復帰をしたんですけど、
そこから左脇腹を痛めて、今現在ではリハビリ中。
6月26日現在ってことになるんですけど。
でもすごいことに、今言った、もちろん今宮選手、そして柳田選手もずっといないですよね。
なんですけど、交流戦優勝でしたね。
交流戦優勝ですね。すごかったですね。
すごい。
ホークス交流戦強いってイメージ結構あるんですけど。
そうなんです。これで最多の9度目の交流戦優勝。
最高勝率優勝とかせんかった時もあるんで。
これなんですけど、9度やっててほとんどホークスが優勝してるんですよ。
約半分は優勝してますね。
すごい。なんだけどって話なんですけど、全然順位が上がってないんですよね。
パリーグが強すぎたんですよ。
1位から6位まで全部パリーグ。
全部パリーグ。
そうなんよ、よう勝ち寄るなと思ってみよう。
パリーグも動いてないですけど、セリーグも動いてない。
動いてない。
何のための交流戦だったのかという感じですね。
これ配信が7月16日になる予定なんで、またその時点での順位はあれですけど、今ちょっともっかそういう状況ですね。
そうですね。ぜひぜひ日本ハムを追いかけてほしいですね。
プロとしての実績
今回はそれこそ今宮選手に話を戻すと、去年また新しい記録を作ってるんですよね。
そうなんです。まず今宮選手、皆さんご存知ホークスファンとか福岡の方は皆さん好きですけども、プロ16年目。
放送時点では34歳になってというベテランなんですけど、とにかく守備、守る範囲が広くて負担も大きいんですね、ショートってすごいあちこちいかんで。
そこのポジションをずっと守り続けて、昨年大記録打ち立てました。
2024年8月4日、ショートとしての一軍出場が1532試合ってなって、これがパリーグ記録を塗り替えたそうです。
すごいですね。1532。
あれなんですよね、ショートって非常にその体力的にも負担がでかいので、なかなか最後までショートを守り続けるって選手としてはないんですよ。
そういうことなんですね。
だから途中でサードに行ったり、ファーストに行ったり、セカンドに行ったりとかあるんですけど、まだ今宮選手はずっとショートなんですよ。
僕らが小学生の頃の草野球でも一番守備が上手な子はショートだったじゃないですか。
そうですね。
やっぱりプロでも基本そういうこと?
身体能力が高いからですよね。
動きが変わるんですね。
なるほど。1532試合。だいたい年間130とか140試合でしょ。
そうですね。
だから10年以上ある種ずっと守り続けてその記録でしょうかね。
すごいですよね。
高校時代の輝き
身体能力が高い、まさにそれを如実に表してたのが高校時代だと思うんですけど、名宝高校を置いたのですね。
高校2-3、62本塁だ。
投げては最速154キロ、ピッチャーともやられてたんですね。
ピッチャーで高校生で154キロ投げてたんですか。
高支援でですね。
こういうのだからもう抜群の身体能力で高支援を沸かしたりしてですね。
だから私自身、今宮選手の取材をしたという意味でいけば、やっぱ衝撃でした。
高校1年生の時でした。高校1年生の時に。
それもそれでお子様すごいですよね。今宮高校1年生を取材してるんですね。
取材してますね。これ見たらわかる。こういう今宮が投げてる、今宮選手が投げてる。
そういう意味では高校1年生から注目選手だったんですね。
高校1年生から。いや、実はですね。ここもう話したいんですけど。
実はこの時、僕、今宮選手は高校1年生の秋だったんですね。
この時点の注目選手は、実は東浜選手だった。
東浜直さん。
沖縄ですね。
沖縄。こちらの選手が注目で九州大会では優勝候補になっていたんですけども、
そこに決勝戦で勝って、明宝が優勝した。その時のピッチャーが今宮さんです。
そしたら今宮選手はもともとピッチャーだったんですか。
あのですね、ショート、基本的にはショートなんですけど、やはり肩が異常という言い方があって、
めっぽう強くて、やっぱり監督さんの方から投げてみろというような形で、
併用的な感じで当時はありましたですね。その1年生の段階では。
なんですけど、決勝は先発していましたですね。
ちなみに東浜投手は2番手で投げていました。
だからソフトバンクのスター2人が高校時代に投げ合ってるという。
投げ合ってますかね。2番手で投げて、今宮さん最後まで言ってるんで。
それこそ明宝の1年生の時もやっぱりスピードとしてはあったんですか。
これがですね、スピード自体は僕が覚えてる限り球場のガンが出るんですけど、130キロだったんですね。
だからめちゃくちゃ速いわけではないんですけど、多分球の回転数がいい。
やっぱり球の質がいいという投球だったと思うんですけど、すごく速く見えましたね確かに。
ただ身長が当時170センチあるかないかぐらい。
今でもそんなに大きくないですよね。
多分高尚が172ぐらいにしてたのかな。
なんですごいちっちゃかったイメージがあって、で打者としても1番打者だったんですよ。
本当に太谷翔平さんみたいな感じでした。
確かに二刀流の太谷翔平と。
1番打者で、で打戦を牽引していて、なおかつ皆さんの印象もあると思うんですけど、目力というかちょっとやんちゃな感じの雰囲気はもうこの1年生の時から出てましたね。
ただ取材の応対等はすごい丁寧で、別にやんちゃが出てるとかではない、全然普通だったんですけどね。
すごいその印象が非常に強くて、こういう選手がいるんだと。
これ鹿児島の鴨池球場というところで九州大会があったので、すごくすごく覚えていまして、
ここから翌春甲子園で活躍して、いわゆる注目される存在、さっき言ったように甲子園で活躍して、
甲子園には春夏3回出てて、甲子園の準々決勝で花巻東と試合したんです。
この時に先ほど言った自己最速154キロがバーンと出たんですよね。
その時注目されているのはどちらかというと花巻東の菊池投手だったんですね。
はい、そうです。
またようさ、それなりにすぐ思い出すわけ、予習なしで。
すごい見てて、いや予習とかしてません。
やはりサイズがですね、やっぱり菊池投手はやっぱり大きかったですね。
左投げで球が速いということでやっぱり注目されてて、今宮選手はやはり身長がないからですね、
ここの部分で投手としてどうかっていうような評価もやっぱりあった。
自身も正直自分自身がピッチャーでこのままやっていけるというふうな思いはあんまりなかったみたいです。
154キロ投げてても。
投げてても。
そんなもんなんですかね。
それどころかもう自分がやっぱりサイズがないからプロにいけるのか。
身長がね。
そうですね、やっぱりこの当時っていうのはやっぱり大きい選手を求め、今もそうなんでしょうけどやっぱりサイズを求めるピッチャーだけじゃなくてですね、
ところがあってその170あるかないかくらいの身長で体も細かったからですね。
もちろん身体能力は抜群に高かったんですけど、そこの心配の方をどちらかしてましたですね。
で、そこの背中を押してくれたのがその明宝高校の当時の監督さんだったんですけど、大誤謀久史さんという方がいらっしゃって。
今宮健太選手の成長
この方はすごくさっき冒頭に言いましたようにショートだった今宮一年生から抜擢して、なおかつピッチャーにも抜擢して一番ダシャーに起用するのはもうとにかく能力を買ってたわけですね。
なのでもう大誤謀さんの方はもう絶対にプロに行けるんだという思いで、そういう思いで育てにはいかんというようなことをおっしゃってたのを覚えております。
で、今宮選手自体にももうことあることに練習をちょっとサボりじゃないけどちょっと身が入ってないみたいな感じだったらそんなことじゃプロいけんぞと心も体もめちゃくちゃ結構厳しく言っていた。
何度か僕もベップの名法の練習グランドに行きましたけど、やっぱり目をかけるじゃないですけども目を光らせてたのは今宮選手に対して目を光らせたのを覚えてますね。
で、今宮選手がプロの2年目だった時、2011年なんですよ。この時に大誤謀さんというのは64歳で亡くなったんですよね。
ちょっと若いですけどね。
本当は今宮選手が当然フォークスにいましたし、フォークスちょっと余談みたいになるんですけど、今宮選手結局プロにもちろんフォークスに入ってそれもドラフト1位指名された2009年のドラフトですね。
で、この2009年に私自身も実はフォークスの高番記者になりまして、今宮選手には同期のような全然年齢は違うんですけど、プロのそういう世界に彼も初めて入ったということで、僕も初めてそういう取材をするということで、すごいそういう愛着はある選手だったんですけど。
なので、結構気に入りは僕になってて、よく大誤謀さんにお電話もしたりしてたんですよ。今日今宮選手は春季キャンプでこういうことをしましたよとか、そういうのを言ったらすごい喜んでくださって。
でもいや甘やかさんでください。ちょっと油断させないようによろしくお願いしますみたいなこと、とにかく今宮をよろしくお願いしますっておっしゃってたんで。だから僕もこの64歳で亡くなられたって聞いたときはびっくりしましたし悲しかったし。
正直スマホの方に電話番号がまだ残って、消せないですね。なんとなくいろんなこの表示を見るといろいろ思い出してしまってですね。それぐらい僕自身もそういう思いを持つぐらいで、今宮選手はあの方がいなかったら今の僕はありませんって。
その亡くなったとき話を聞いたら言ってましたし、でプロ今宮選手は結局3年目に、初アンダーが3年目、プロ3年目なんですけど、その初アンダー放ったボールは大誤謀さんの御前にしたらしいですね。
もうそういうような思いを持って、自分自身はプロに行きたいという思いは強かったけど、それを不安になる中でも後押しする方がいらっしゃる。やっぱり思ったのは本当は外から見てればあんだけ身体能力が高くて、こんだけ甲子園でも結果残したら不安とかないんじゃないかなと思うんですよね。
しままに俺がプロになるんじゃないんでしょうね。
だけどそうやっぱり逆に言えばそういうぐらい向上心というか、まだ足りないんじゃないかとか思うような人がプロには行くのかなと思ったりもしたのが、その一人が今宮選手でしたですね。
プロの世界での厳しさ
ありがとうございました。続きはまた次回ということにさせてもらいたいんですけど、中本富さん今日はどうでしたか。
前半戦で次も後半戦もありますけど、今宮選手は本当に高校生の時からずっと見てたので、今でも現役っていうのは本当自分としては嬉しいですね。
それにしても前回リーチマイケル選手、36歳。今回今宮選手も34歳。僕ら大井さんチームからすると若いけど、やっぱりプロの世界でその年まで活躍を続けるって大事ですよね本当。
第一戦で活躍してますからね。厳しい世界で。
今日は一つお知らせがございまして、西日本新聞からですね。
西日本新聞社では、結婚50周年を迎えられるご夫婦を祝福し表彰いたします。
表彰状や記念品の贈呈、もしくはご夫婦の写真を撮影させていただきます。
申し込みは無料で締め切りは7月31日までです。
対象は、高華、佐賀、長崎、大分、熊本にお住まいの方になります。
詳しくは概要欄をご確認ください。
ここまで聞いていただきありがとうございます。
大久保さんのスポーツ余分は西日本新聞とスマホアプリ西日本新聞ミーで好評連載中です。
ぜひご購読をお願いいたします。本日はありがとうございました。
ありがとうございました。
どうも西日本新聞ミーです。
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