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2025-05-07 15:55

28|【キックボクシング】無敗の格闘家・那須川天心選手に敗れて芽生えた転機

西日本新聞で記者生活の大半をスポーツ取材で過ごしてきた大窪正一記者が、アスリートの素顔や裏話、スポーツの可能性についてお話しする「西日本新聞スポーツ余聞」。

神童と呼ばれ、42勝0敗でキックボクシングからボクシングへと転向した那須川天心選手。そのデビュー戦を戦った元キックボクサーが現役引退後、福岡市内でジムを運営しています。有松朝さん。23歳の時に15歳の那須川選手と戦いKO負け。現実を知り、さらに格闘技に本気で打ち込めたことで、その後の人生観が広がったといいます。好きなことで街を元気にしたいと新たなフィールドで戦っている有松さんの姿を追いました。

◆出演:大窪正一(スポーツ記者/宗像支局長)、中富一史(販売部)、横山智徳(MC/メディア戦略局)、音声編集:中富一史、映像編集:井上知哉(ビジネス開発部)

◆収録日:2025年3月27日

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サマリー

那須川天心選手は、キックボクシングからプロボクシングに転向し、無敗の実績を誇る天才格闘家です。このエピソードでは、彼と対戦した有松智選手が、その試合を通じて得た経験や成長について語ります。有松選手は、那須川選手に敗れた経験を通じて、自らのキックボクシングへの情熱を再確認し、新たな道を歩み始めています。彼は福岡市にジムを設立し、フィットネスやプロ選手の育成に力を入れています。

00:01
西日本新聞ポッドキャスト
西日本新聞スポーツ余聞
この番組では、記者生活の大半をスポーツの現場で過ごしてきた大久保さんが、アスリートの素顔やスポーツの可能性についてお話ししています。
こんにちは。効果のニュースアプリ西日本新聞Bの横山智則です。今日もよろしくお願いします。
西日本新聞社の大久保昌一です。よろしくお願いいたします。
同じく、西日本新聞社の中富一文です。よろしくお願いします。
中富さん。
はい。
那須川天心のプロフィール
那須川天心選手と聞いて、そもそも何のスポーツの選手かわかりますか?
あんま詳しくないんですけど、プロボクサー。で、もともとキックボクシングやってて、結構強い振動みたいな。
さすがやね。そこそこ知ってます。
そこまでです。
そこまでですか。
そこまでか。
そんなに見てもないし。
もうなんか、格闘技かなと一瞬思ったんですよ。大久保さんの最初のメモを。何だったっけと思いながら、何だったっけ?
そうですよね。なかなかこのスポーツ予言でも、格闘技系のスポーツを取り上げる機会もないので。
そうですね。初めてかも。
そうですね。格闘技となると初めてだと思います。
まずおっしゃったように、那須川天心選手。この方がまずどういう方なのかを知らないと今日のお話ができないかなと思いますので、お話しさせていただきます。
中止さんがおっしゃったように、もともとはキックボクサーでいらっしゃって、今はプロボクサーの方に転向なさっていらっしゃいます。
身長が165センチくらいなので、そんなに大きくないですよね。
大きくないですね。
大きくない。ただその左ストレート、パンチ。左ストレートとパンチですね。非常に強いらしい選手で。
そのキックボクサーとしてデビューして、15歳でキックボクシングデビューされるんですかね。
そこからデビューして試合42戦無敗のまま、今はボクシングの方に転向しているという。
すごい。
で、まさに中止さんがおっしゃったように、振動と言われてたらしい。カウントバロワーとか。
強すぎて。
強すぎて。
無敗のまま。だから負けなかったってことですね。
なんかもうキックボクシング、日本のキックボクシング史上最高の天才とか。
すごいもう、ちょっと別格みたいな扱いだった。圧倒的なスピードっていうふうに、そういうのがあって。
要はそういう格闘技センスが溢れ出てるんでしょうね。なのでボクシングの方に転向しても、まだボクシングの方も現時点で無敗。
まだ4戦ぐらい。
何やってもすごいですね。
すごい。とにかく凄まじい選手。そういう選手の、今お伝えした15歳でデビューと言いました。
その15歳でデビューした、その試合、その試合を戦った方が、実は福岡市のご出身の方で、今も福岡市にいらっしゃいます。という方をご紹介して。
今日は那須川天心選手ではないんですね。
有松智選手との出会い
大きな前振りをさせていただきました。そういうすごく天才といわれる那須川天心選手と戦った方が、今言った福岡出身の方なんですけども、有松智さんおっしゃいます。
今34歳で、今年で35歳になられる方なんですけども、もともと小学校1年生から中学校3年生までサッカーやってるらしいですね。お話を聞かせていただきました。
サッカーをやっていて、サッカーで日本代表みたいなことを考えていらっしゃった。
やっぱりスポーツが好きなのは間違いなかった。
だけど15歳、中学3年の夏ぐらいですね。サッカーに燃え尽きたではないけど、ちょっと意欲の方が落ちたらしいんですね。
そこで出会ったのが、キックボクシング行ったらしいです。
西陣のあたりにあった道場に行かれたということをお聞きしましたですね。
その実際にキックボクシングされるとセンス抜くんで、もう15歳でプロデビューなさるというような形で。
ほとんど15歳から始めてるもんですね。
そうですね。中学3年生ですから15歳の年ですね。で、18歳でプロデビューですね。
18歳でプロデビュー。
プロデビューが18歳なので、3年ぐらいでそういうプロで戦えるだけの力をつけたという。
有松さんも非常に素晴らしい選手。それは間違いないですね。素晴らしい選手です。
サッカーで養われた足でキックボクシングをされるということなんですかね。
多分そういうことだと思います。キックの方も強かったそうなのがですね。
とにかくそういう形で。福岡を拠点にはなさってたんですけど、プロボクサーという形になってランキングがそういうふうに上がっていくと東京でも試合をなさることがあったりして、そういう試合をするようになっていったそうなんですね。
で、舞い込んだチャンスみたいな形だったのが、この実はナスカー選手との試合だったんです。
というのはですね、格闘技っていろんな格闘技があると思うんですけど、立ち技の格闘技。要は寝っ転がって柔道のように寝技で、そういうのがない立ち技の格闘技のライズというイベントがあるんですね。
アルファベットでR.I.S.E.四角。こちらの節目の100回大会の出場オファーがありましたところに、まず来たわけです。
で、来て、やっぱりキックボクシングでプロでも素晴らしいことですけども、やはりプロ野球とか、するとやっぱり大観衆の前でプレーするっていうことはまずないわけですよね。
となると、というところで、この100回大会ってことは大観衆でやれるチャンスだって、アニマルさんは思ったそうなんですね。
で、相手のことは実はその時分からなかったそうなんです。それがナスカワ選手だったんですけど、とにかく成り物入りの選手だったことはだったそうなんです。このナスカワさんが。
すごい。 その時でもやっぱすごいって言われてあったんでしょうね。
すごい選手だっていうふうには言われていて、なんか断る選手もいたそうです。要は自分の経歴に傷がつく。
負けたくないから断る。
そういう声もあったそうなんですけど、先ほど言ったようにアニマルさんはまずナスカワさんのことあんまり知らないし、とにかくそういう大観衆の前でやれるチャンスだっていうのをそこが大きくて、試合の方にオファーを応じたそうなんです。
その時点でアニマルさんはキックボクシングで20試合やってたそうで、要は相手はデビュー戦。分からせてやろうと。
そうですね。
試合の結果とその後
そして2014年7月12日の日にデビュー戦ということをナスカワ選手のデビュー戦の相手として戦った。
15歳のナスカワ選手と23歳のアニマル選手。
そうですね。で、実際結果どうなったと思われますか?
まあ、ナスカワ選手は無敗ということなので、そういうことになるわけです。
残念ながら負けてしまいまして、これが逆にナスカワ選手っていうのは42戦無敗。その出発点となる選手になって。
42分の1になったんですね。
そうですね。その1、2、3、4って数えてる中の1番目になってしまったんですけど。
ただですね、この経験っていうのは有松さんにとっては非常に大きな経験だった方なんですね。
この経験があったからここですね、相手の強さって分かったし、この格闘技の世界でさらに本気で打ち込めたとおっしゃってますね。
この貴重な経験が、この経験で自分自身の成長をさらに促してくれたということで、最高位でランキングで3位まで有松さん行かれていて。
すごいですね。
流れてしまったけど、もう一度ナスカワさんと戦えるぐらいのところまで行ったそうです。
へえ、そうなんですね。
結果的には戦えなかったんですけど、そういうふうにその敗戦を糧にすごく力、まずキックボクサーとしての力をつけられました。
なおかつ人間としての勝負で、負けた後に何をするかっていう大事さみたいなのも学んだというふうなことをおっしゃってて、すごく転機になった試合だということをおっしゃってました。
敗戦による転機
今だったらもうありがとう、転身さんみたいな感じ、転身君ですね。
当時はショックだったでしょうしね。
そうですね。当時はもちろん格闘技の世界で生きていて、そこで辞めるわけではないので、ものすごく悔しかったから、だからこそ3位まで出たということだと思うんですね。
本当にリベンジの機会まではちょっと届かなかったけど、すごくそういう思いになった。
力をつけていって、自分なりの納得いくラインまでいって、2019年の7月に現役をこの方引退させたんです。
なぜ今日このお話をしたかったと言いますと、そういう敗戦があって、自分の中でキックボクシングの本気で打ち込んだことによって、
キックボクシングが好きだってこと、自分自身がこのスポーツが好きだっていう格闘技が好きだってことが自分で分かれたんですね。
だからこそその好きなことで街を元気にしたい、そういう思いになられて、今SBHキック&ボディメイクジムという福岡市の役員の方にジムの方を設立なさって、オーナーとして活躍なさっていらっしゃいます。
フィットネスとか、フィットネス目的の方とか、もちろんプロ選手、そういうのを幅広く指導なさっていて、ご本人はナスカー選手みたいな選手、そしてそれを超えるような選手、そういうのを育てたいなというような思いもあるそうです。
やはりそういう配線が自分の中に、自分を強くしたという部分が終わりなんですね。またもちろんそれだけじゃなくて、そういういろんな人にキックボクシングの魅力みたいなものを伝えていきたいというフィールドを変えてもですね。
今、ナスカー選手はそういうキックボクシングからボクシングにフィールドを変えましたけど、アニマスさんはアニマスさんで、キックボクシングというフィールドからこういう今のジムオーナーとしてのフィールドを変えたんですけど、フィールドを変えたという点ではお互い同じですし、そこの中でまた自分自身できることをやっていくと。
別にナスカー選手はどうこうとかではないですけども、そういう経験自体が自分にとってプラスになっているということはすごくおっしゃってて、それを聞いたときに人っていうのは勝ち続ける。もちろんナスカー選手は勝ち続けてるんですけど、あの大谷翔平さん選手でも甲子園に高校3年の夏は出れてないんですよね。
だから誰でもどんなスーパースターでも一回は負けたりする。でも負けたときにどう思って何をするかということで人生の道が変わっていくんだなというふうにちょっとこのアニマスさんのお話を聞いてですね、非常に思ったところで。
このアニマスさんの懐が深いところがですね、ナスカー選手に対しては今はもう現役引退してるから、いわゆる神道、神の藁は神道と言われていたんだから、このまま神の道、神道を行ってほしいというエールも送られましたですね。
自分は自分でもちろんやっていくということをおっしゃってて、非常にアスリートっていうのは格闘技、いろんな世界それぞれ勝ち負け絶対につくんですけど、その中で勝ったからやった終わりではなく負けたからクソ残念で終わるんじゃなくて、そこで何かを学んで何かをする。
たとえばさっき大谷翔平選手の名前を出しましたけど、大谷翔平選手、去年はスライディングで失敗してナスカーを外れたということをして、今度は手をつかないようなスライディング練習になっちゃってますよね。
スーパースターでもやっぱり自分の足りないところをやっていく。だからやっぱり負けても勝っても道をどう考えていくかっていうのが大事なんだなっていうのを今回有松選手の、選手ではもうないですね。有松さんのお話で学びました。それをぜひ伝えたいなと思いました。
中止さん今日はどうでございました?
すごい。横浜さんもやってみてください。
横浜 戦った?
戦ってない。普段シャドウとか。
横浜 シャドウ。それでもきついんですか?
めちゃくちゃきつい。3分動くだけでもきついですよ。
横浜 それをじゃあ相手いて戦うなんて。
そのしでもないです。
横浜 と思いました。
すごいことをやってらっしゃるんですよね。
横浜 何でもできるようになった。ありがとうございました。
エンディングの前に一つお知らせです。
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天神ビジネスセンタービルの飲食店街、稲地下8店舗でお得なサービスが受けられるようになりました。
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ここまで聞いていただきありがとうございます。
大久保さんのスポーツ余分は西日本新聞とスマホアプリ西日本新聞MEで好評連載中です。ぜひご購読をお願いいたします。本日はありがとうございました。
大久保 ありがとうございました。
ありがとうございました。
本日はありがとうございました。
15:55

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